JP7035615B2 - 配管の継手カバー - Google Patents

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Description

この発明は、配管の継手カバーに関するものである。
空気調和装置の室内ユニットのケーシングの内部に収容され、可燃性の冷媒が流通する熱交換器を有する室内配管と、室内配管の周囲に設けられた断熱部材(断熱材)と、室内配管の端部と室外から配設される連絡配管とを接続する継手部材と、継手部材が収容される収容空間を形成するカバー部材(配管の継手カバー)と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-011772号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような配管の継手カバーにおいては、室内配管と当該室内配管の周囲に設けられる断熱材との間に隙間が形成される可能性がある。このため、継手カバーの内側の継手部分で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩した冷媒が室内配管と断熱材との間の狭い隙間を通って、室内側の断熱材端部まで到達し、室内に高速で噴出するおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、継手部分で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩した冷媒が室内配管と断熱材との間を通って室内側へと噴出することを抑制できる配管の継手カバーを得ることにある。
この発明に係る配管の継手カバーは、室外に設置される室外熱交換器と室内に設置される室内熱交換器とを接続する冷媒配管の継手部分を覆う継手カバーであって、カバー本体と、前記カバー本体に設けられ、前記継手部分よりも前記室内熱交換器側の前記冷媒配管を、前記冷媒配管の外周を被覆する断熱材の外側から締め付ける締結部と、を備え、前記締結部は、内径が前記断熱材の外径より大きい第1の状態と、内径が前記断熱材の外径より小さい第2の状態とをとり得、前記第2の状態の前記締結部により前記断熱材の外側から締め付けることで、前記断熱材を変形させて、前記断熱材と前記冷媒配管との間が気密に塞がれる。
この発明に係る配管の継手カバーによれば、継手部分で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩した冷媒が室内配管と断熱材との間を通って室内側へと噴出することを抑制できるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーが適用される空気調和機が備える冷媒回路の構成概略を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーが適用される空気調和機の全体構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーの構成を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーの構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーの上面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーが備える締結部の内部構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーが備える締結部の内部構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーが備える締結部による締結を拡大した断面図である。 この発明の実施の形態2に係る配管の継手カバーの上面図である。 この発明の実施の形態2に係る配管の継手カバーの上面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図8は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は配管の継手カバーが適用される空気調和機が備える冷媒回路の構成概略を示す図、図2は配管の継手カバーが適用される空気調和機の全体構成を模式的に示す断面図、図3は配管の継手カバーの構成を模式的に示す斜視図、図4は配管の継手カバーの構成を模式的に示す断面図、図5は配管の継手カバーの上面図、図6及び図7は配管の継手カバーが備える締結部の内部構成を説明する図、図8は配管の継手カバーが備える締結部による締結を拡大した断面図である。
この発明の実施の形態1に係る配管の継手カバーは、空気調和機の冷媒配管の継手部分を覆うものである。この実施の形態に係る配管の継手カバーが適用される空気調和機は、図1に示すように、室内機1及び室外機2を備えている。室内機1は、空気調和の対象となる室の内部に設置される。室外機2は、当該室の外部に設置される。室内機1は、室内熱交換器3及び室内ファン5を備えている。室外機2は、室外熱交換器4及び室外ファン6を備えている。室内機1と室外機2とは冷媒配管10で接続されている。冷媒配管10は、室内熱交換器3と室外熱交換器4との間で循環して設けられている。冷媒配管10内には冷媒が封入されている。
冷媒配管10内に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒配管10内に封入される冷媒は可燃性である。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きい。すなわち、冷媒は、空気よりも密度が大きく、大気圧下で空気より重い。したがって、冷媒は、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、テトラフルオロプロペン(CF3CF=CH2:HFO-1234yf)、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2-テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3-テトラフルオロ-1-プロペン(CF3-CH=CHF:HFO-1234ze)、二酸化炭素(CO2:R744)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
室内熱交換器3と室外熱交換器4との間における冷媒の循環経路の一側の冷媒配管10には、四方弁9を介して圧縮機7が設けられている。圧縮機7は、供給された冷媒を圧縮して当該冷媒の圧力及び温度を高める機器である。圧縮機7は、例えば、ロータリ圧縮機、あるいは、スクロール圧縮機等を用いることができる。また、同循環経路の他側の冷媒配管10には、LEV8が設けられている。LEV8は、リニア電子膨張弁(Linear Electric expansion Valve)である。LEV8は、流入した冷媒を膨張させ、当該冷媒の圧力及び温度を低下させる。四方弁9、圧縮機7及びLEV8は、室外機2に設けられる。
室内機1側の冷媒配管10と室外機2側の冷媒配管10とは、金属等からなる継手具を介して接続されている。具体的には、室内機1の冷媒配管10には室内側配管継手部11が設けられている。また、室外機2の冷媒配管10には室外側配管継手部12が設けられている。室内側配管継手部11と室外側配管継手部12との間には、接続用の冷媒配管10が接続される。
室内側配管継手部11と室外側配管継手部12との間の冷媒配管10を介して、室内機1側の冷媒配管10と室外機2側の冷媒配管10とが接続されて冷媒の循環経路が形成される。そして、冷媒配管10により形成された冷媒の循環経路と、当該循環経路上に冷媒配管10により接続された、室内熱交換器3、室外熱交換器4、四方弁9、圧縮機7及びLEV8とにより、冷凍サイクル(冷媒回路)が構成される。
このようにして構成された冷凍サイクルは、室内熱交換器3及び室外熱交換器4のそれぞれにおいて冷媒と空気の間で熱交換を行うことにより、室内機1と室外機2との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。この際、四方弁9を切り換えることにより、冷凍サイクルにおける冷媒の循環方向を反転させて冷房運転と暖房運転とを切り換えることができる。
図2に示すように、室内機1は、建屋の壁部20の室内側に設置される。また、室外機2は、建屋の壁部20の室外側に設置される。壁部20には、貫通孔21が形成されている。冷媒配管10は、この貫通孔21内を通されて、壁部20を挟んで設置された室内機1と室外機2とを接続している。また、冷媒配管10内の冷媒と外気との間での熱交換を抑制するため、冷媒配管10の外周は断熱材13で被覆されている。なお、同図に示す構成例では、貫通孔21内に室内側配管継手部11が配置されている。
図3に示すように、室内側配管継手部11は、室内側冷媒配管10aと室外側冷媒配管10bとを接続している。室内側冷媒配管10aは、室内機1へと繋がる冷媒配管10である。室外側冷媒配管10bは、室外機2へと繋がる冷媒配管10である。なお、より正確には、室外側冷媒配管10bは室外側配管継手部12を介して室外機2に繋がっている。
室内側配管継手部11は、室内機側配管継手11aと室外機側配管継手11bとを備えている。室内機側配管継手11aは、室内側冷媒配管10aの端部に取り付けられている。室外機側配管継手11bは、室外側冷媒配管10bの端部に取り付けられている。
室内機側配管継手11aと室外機側配管継手11bとは、相互に嵌合する雄型部材と雌型部材により構成されている。すなわち、室内機側配管継手11a及び室外機側配管継手11bの一方は雄型部材で、他方は雌型部材である。室内側配管継手部11は、具体的に例えば、配管の端部を円錐状の凸部と凹部とにそれぞれ加工して圧縮密着させるフレア継手である。なお、室内側配管継手部11はフレア継手に限られない。他に例えば、室内側配管継手部11として、ねじ込み構造又はフランジ構造等による継手を用いてもよい。
図3及び図4に示すように、室内側配管継手部11は、継手カバー100で覆われている。すなわち、継手カバー100は、室外に設置される室外熱交換器4と室内に設置される室内熱交換器3とを接続する冷媒配管10の継手部分の1つである室内側配管継手部11を覆っている。
継手カバー100は、カバー本体101を備えている。カバー本体101は、例えば中空な円柱状を呈する。ただし、カバー本体101の形状は円柱状に限られない。カバー本体101の形状は、他に例えば、三角柱、四角柱等の角柱状、又は、球状等でもよい。カバー本体101の内部空間には、室内側配管継手部11が収容される。
カバー本体101には、締結部110が設けられている。締結部110は、室内側冷媒配管10aを締め付ける部分である。すなわち、締結部110は、室内側配管継手部11よりも室内熱交換器3側の冷媒配管10を締め付けている。この際、締結部110は、室内側冷媒配管10aの外周を被覆する断熱材13の外側から室内側冷媒配管10aを締め付ける。
また、図4に示すように、カバー本体101には、接続部120が設けられている。接続部120は、室外側冷媒配管10bの外周を被覆する断熱材13に接続される。室外側冷媒配管10bと断熱材13との間には、隙間が形成されている。室外側冷媒配管10bと断熱材13との隙間と、カバー本体101の内部空間とは、接続部120を介して通じている。なお、この接続部120においては、カバー本体101と断熱材13とは気密性を保って接続される。
次に、図5から図7も参照しながら、継手カバー100の締結部110の構成についてさらに説明する。締結部110は、第1の状態と第2の状態とをとり得る。第1の状態は、締結部110の内径が断熱材13の外径より大きい状態である。第2の状態は、締結部110の内径が断熱材13の外径より小さい状態である。さらに言えば、第2の状態は、締結部110の内径が、断熱材13の外径より小さく、かつ、室内側冷媒配管10aの外径より大きい状態である。
この実施の形態で説明する構成例では、このような第1の状態と第2の状態とをとり得る締結部110を実現するため、締結部110は絞り機構を備えている。絞り機構は円環状である。そして、絞り機構はその内径が可変である。締結部110が備える絞り機構の構成例について、次に説明する。
締結部110は、複数の金属羽根111、手動ねじ112及び歯車113を備えている。カバー本体101の締結部110側の面には、円形の開口が形成されている。金属羽根111のそれぞれは、先細りな羽根形状を呈する。
各金属羽根111は、環状に並べられ、カバー本体101の前述した開口の中心側に先細った側を向けた状態でカバー本体101に取り付けられている。各金属羽根111は、冷媒配管10及び隣り合う金属羽根111に沿うように滑らかな流線型をしている。それぞれの金属羽根111は、取付軸118を介してカバー本体101に取り付けられている。それぞれの金属羽根111は、取付軸118を中心にしてカバー本体101に対して両方向に回転可能である。隣合う金属羽根111同士は、常に隙間無く接した状態で回転する。
複数の金属羽根111のうちの1つは主動金属羽根111aである。主動金属羽根111a以外の金属羽根111は、従動金属羽根111bである。主動金属羽根111aには、直線歯形のラックが設けられている。カバー本体101には、主動金属羽根111aのラックと噛み合う歯車113が取り付けられている。歯車113の回転軸には手動ねじ112が固定されている。手動ねじ112の一部はカバー本体101の外に露出しており、作業者が手で回すことができる。
手動ねじ112を回すと歯車113が回転し、主動金属羽根111aが回転する。主動金属羽根111aが回転すると、主動金属羽根111aに押されて従動金属羽根111bも主動金属羽根111aと同方向に回転する。
例えば、図6及び図7に示すように、手動ねじ112を時計回りに回転させた場合、まず主動金属羽根111aが取付軸118を中心に反時計回りに回転する。主動金属羽根111aが回転すると、主動金属羽根111aに隣接する従動金属羽根111bが隣の金属羽根111側面の流線型に沿って滑るように反時計回りに回転する。これにより、複数の金属羽根111が組み合わさって形成される円形開口の内径が小さくなる方向へ移動する。また、手動ねじ112を逆に反時計回りに回転させれば、内径が大きくなる方向へ移動する。このようにして、締結部110の内径を連続的に変化させることができる。
図6に示す状態では、締結部110の内径が断熱材13の外径より大きい。すなわち、同図に示すのは、締結部110が前述した第1の状態である。図7に示す状態では、締結部110の内径が断熱材13の外径と等しい。そして、図4及び図5に示す状態では、締結部110の内径が断熱材13の外径より小さい。すなわち、図4及び図5に示すのは、締結部110が前述した第2の状態である。
以上のように構成された継手カバー100を、室内側配管継手部11に取り付ける際、まず、締結部110を前述した第1の状態にする。この状態では、締結部110の内径は、室内側冷媒配管10aを被覆する断熱材13の外径より大きい。したがって、断熱材13で被覆された室内側冷媒配管10aを締結部110の内側に容易に通すことができる。
次に、手動ねじ112を回して締結部110の内径を次第に小さくしていく。そして、締結部110を前述した第2の状態にする。この状態では、締結部110の内径は、室内側冷媒配管10aを被覆する断熱材13の外径より小さい。したがって、室内側冷媒配管10aを、締結部110で断熱材13の外側から均等に締め付けることができる。
ここで、室内側配管継手部11よりも室外機2側と同じく、室内側冷媒配管10aと断熱材13との間にも隙間が生じ得る。前述した第2の状態の締結部110により断熱材13の外側から均等に締め付けることで、図4に示すように、断熱材13を変形させて、断熱材13を室内側冷媒配管10aに隙間なく密着させることができる。
室内側配管継手部11で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩した冷媒はカバー本体101の内側に溜まる。締結部110と断熱材13との間、及び、断熱材13と室内側冷媒配管10aとの間は、それぞれ気密に塞がれている。したがって、室内側配管継手部11で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩した冷媒が室内側冷媒配管10aと断熱材13との間を通って室内側へと噴出することを抑制できる。
また、室外側冷媒配管10bと断熱材13との隙間と、カバー本体101の内部空間とは、接続部120を介して通じている。このため、カバー本体101の内部空間に充満した漏洩冷媒は、室外側冷媒配管10bと断熱材13との隙間を通り、室外の大気中に排出することができる。したがって、冷媒漏洩時における継手カバー100内の圧力上昇を抑制可能である。
さらに、この実施の形態では、締結部110は、円環状で内径が可変な絞り機構を備えている。このため、様々な異なる外径の断熱材13に対して継手カバー100を適用可能である。また、前述した第2の状態における締結部110の内径を調整できるため、断熱材13と室内側冷媒配管10aとの気密性を向上し、経年劣化、冷媒配管10の振動の影響による締結部110の緩みを防ぐことが可能である。
カバー本体101及び締結部110には、例えば、金属材料が用いられる。この際の、金属材料としては、例えば、鉄、スズ、アルミ、ニッケル、クロム、銅、亜鉛、銀等の単元素金属、又は、これらのうちの2種類以上による合金とすることが考えられる。また、カバー本体101及び締結部110の表面を、前述した単元素金属又は合金によりめっき加工を施してもよい。
なお、図8に示すようなシール材30をさらに備えてもよい。シール材30は、断熱材13と室内側冷媒配管10aとの間に設けられる。そして、シール材30は、締結部110が断熱材13を締め付ける部分に配置される。シール材30は、環状の弾性体からなる。その素材は、高分子材料、具体的に例えば、ゴム、シリコン樹脂等である。
締結部110を前述の第2の状態にして断熱材13を外側から締め付けると、この締め付ける位置に合わせて配置したシール材30は、断熱材13と室内側冷媒配管10aとの間に挟まれて圧縮される。すると、シール材30が弾性変形し、シール材30と断熱材13との接触面積、及び、シール材30と室内側冷媒配管10aとの接触面積が増大する。このため、シール材30と断熱材13との間の気密性、及び、シール材30と室内側冷媒配管10aとの間の気密性が増大し、室内側冷媒配管10aと断熱材13との間の気密性をさらに向上できる。
なお、継手カバー100に冷媒漏洩を検知するセンサを設けてもよい。この場合のセンサとしては、冷媒濃度を検知可能なセンサ又は継手カバー100内の圧力を検知可能なセンサ等を用いることが考えられる。また、継手カバー100又は空気調和機に係る他の箇所にセンサが冷媒漏洩を検知したことを報知する報知装置を設けてもよい。この場合、報知装置は、音を報知するスピーカ、光で報知するLED等を備えるとよい。
実施の形態2.
図9及び図10は、この発明の実施の形態2に係るもので、配管の継手カバーの上面図である。
この実施の形態2に係る配管の継手カバーは、前述した実施の形態1の構成における絞り機構に代えて、複数の円弧状部材を備えた締結部としてもよい。以下、この実施の形態2に係る配管の継手カバーについて、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態2に係る配管の継手カバー100においては、図9及び図10に示すように、締結部110は複数の円弧状部材114を備えている。それぞれの円弧状部材114は、円環形が2以上に分割された円弧状(扇形)を呈する板状の部材である。ここで説明する構成例では、個々の円弧状部材114は、円環形を3等分して形成されている。
複数の円弧状部材114は、円環状に連結されている。すなわち、隣り合う円弧状部材114同士は、連結部115を介して連結されている。ただし、隣り合う円弧状部材114同士が連結されていない箇所が1箇所だけ存在する。当該箇所には、連結部115でなくフランジ部119が設けられている。フランジ部119は、隣り合う円弧状部材114の端部にそれぞれ設けられている。各フランジ部119には、貫通孔が形成されている。各フランジ部119同士は、フランジ部119の貫通孔に通された締結ねじ117、例えばボルトとナットにより締結される。それぞれの円弧状部材114は、隣接する円弧状部材114に対し連結部115を軸にして円環を開閉するように両方向に回転できる。
図9は、以上のように構成された締結部110が第1の状態のときを示している。すなわち、この状態においては、円弧状部材114同士の間に隙間があるものの、全体として締結部110の内径は、断熱材13の外径より大きい。
図9の状態から締結ねじ117を締めると、図10の状態になる。図10は、締結部110が第2の状態のときを示している。すなわち、この状態においては、締結部110の内径は断熱材13の外径より小さい。さらに言えば、この第2の状態では、締結部110の内径は、断熱材13の外径より小さく、かつ、冷媒配管10(室内側冷媒配管10a)の外径より大きい。
他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された配管の継手カバー100も、実施の形態1と同様に締結部110は、内径が断熱材13の外径より大きい第1の状態と、内径が断熱材13の外径より小さい第2の状態とをとり得る。したがって、室内側配管継手部11で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩した冷媒が室内側冷媒配管10aと断熱材13との間を通って室内側へと噴出することを抑制できる。
なお、円弧状部材114同士の間には、シール部116が設けられている。このシール部116により、円弧状部材114同士の隙間を塞ぎ、締結部110における気密性を向上できる。
1 室内機
2 室外機
3 室内熱交換器
4 室外熱交換器
5 室内ファン
6 室外ファン
7 圧縮機
8 LEV
9 四方弁
10 冷媒配管
10a 室内側冷媒配管
10b 室外側冷媒配管
11 室内側配管継手部
11a 室内機側配管継手
11b 室外機側配管継手
12 室外側配管継手部
13 断熱材
20 壁部
21 貫通孔
30 シール材
100 継手カバー
101 カバー本体
110 締結部
111 金属羽根
111a 主動金属羽根
111b 従動金属羽根
112 手動ねじ
113 歯車
114 円弧状部材
115 連結部
116 シール部
117 締結ねじ
118 取付軸
119 フランジ部
120 接続部

Claims (5)

  1. 室外に設置される室外熱交換器と室内に設置される室内熱交換器とを接続する冷媒配管の継手部分を覆う継手カバーであって、
    カバー本体と、
    前記カバー本体に設けられ、前記継手部分よりも前記室内熱交換器側の前記冷媒配管を、前記冷媒配管の外周を被覆する断熱材の外側から締め付ける締結部と、を備え、
    前記締結部は、内径が前記断熱材の外径より大きい第1の状態と、内径が前記断熱材の外径より小さい第2の状態とをとり得
    前記第2の状態の前記締結部により前記断熱材の外側から締め付けることで、前記断熱材を変形させて、前記断熱材と前記冷媒配管との間が気密に塞がれる配管の継手カバー。
  2. 前記締結部は、円環状で内径が可変な絞り機構を備えた請求項1に記載の配管の継手カバー。
  3. 前記締結部は、複数の円弧状部材が円環状に連結されてなる請求項1に記載の配管の継手カバー。
  4. 前記断熱材と前記冷媒配管との間に設けられ、前記締結部が前記断熱材を締め付ける部分に配置されたシール材をさらに備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配管の継手カバー。
  5. 前記冷媒配管に封入される冷媒は、大気圧下で空気より重く、可燃性を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配管の継手カバー。
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