JP7035601B2 - 定着装置の制御方法 - Google Patents
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よって回転駆動される第1のローラと、従動回転する第2のローラと、前記第1のローラ
に圧接されてニップ部を形成する第3のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラ
との間に架け渡された定着ベルトと、前記定着ベルトを加熱するための加熱手段と、
前記第2のローラの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、前記回転速度検出手
段によって検出された前記第2のローラの回転速度が一定となるように前記駆動源の回転
速度を制御する制御手段と、前記第1のローラの熱膨張量が閾値以上となった場合に前記
第3のローラの位置を調整してニップ幅を調整制御するニップ幅調整制御手段と、
前記第1のローラの回転速度を調整制御する回転速度調整制御手段
を備えた定着装置の制御方法であって、
前記回転速度調整制御手段は、前記ニップ幅調整制御手段によるニップ幅の調整制御実施
から次の記録媒体がニップ部に到達するまでの間に前記第1のローラの回転速度を調整制
御し、次の記録媒体がニップ部に到達するまでに前記回転速度調整制御手段による前記第
1のローラの回転速度調整制御を実施することができないと判定した場合には、次の記録
媒体のニップ部への到達を一時的に遅らせることを特徴とする
図1は本発明に係る画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタの概略構成図であり、図示のカラーレーザプリンタ100においては、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色分の画像形成ユニット1a,1b,1c,1dが転写ベルト10の走行方向(図示矢印B方向)に沿って順次タンデムに配置されている。
(定着装置の構成)
図2は定着装置の詳細を示す構成図であり、図示の定着装置11は、定着部材として定着ベルト13を用いたベルト定着方式を採用するものであって、定着ベルト13の他、加熱ローラ14、定着ローラ15、加圧ローラ17、加圧ローラ移動機構18、定着ベルト温度センサ19、加圧ローラ温度センサ20、定着ローラ温度センサ21、制御手段である制御部22等を備えている。
(定着装置の制御)
用紙P上のトナー像Tを加熱溶融させて用紙P上に安定的に定着させるには、定着ローラ15と加圧ローラ17との間で用紙Pを挟み込む部分であるニップ部Nの幅(ニップ幅)を、使用する用紙Pの種類に応じて適切に設定し、トナー像Tに最適な熱量を与えるようにする必要がある。このため、本実施の形態では、加圧ローラ移動機構18とこれを制御する制御部22によって構成されるニップ幅調整制御手段によってニップ幅を最適に調整制御するようにしている。
ニップ幅は、加圧ローラ移動機構18を利用して加圧ローラ17を定着ローラ15に対して接離する方向に移動させ、定着ローラ15に対する加圧ローラ17の位置を制御することによって調整することができる。
(1)加熱開始から一定時間(t)が経過した場合、又は
(2)芯金温度が一定温度(T)だけ上昇した場合
の条件が満たされた場合に検出された芯金温度を言う。
本実施の形態に係る定着装置11においては、前述のように、前記ニップ幅調整制御手段によるニップ幅の調整制御実施から次の用紙Pがニップ部Nに到達するまでの間に定着ローラ15の回転速度を調整制御する回転速度調整制御が実施される。この場合、定着ニップ幅調整制御を実施してから次の用紙Pがニップ部Nに到達するまでの時間が短いため、定着ローラ15の回転速度調整制御に必要な回転速度のサンプリングが間に合わないという事態が発生する。
(1)次の用紙Pのニップ部Nへの到達を一時的に遅らせる方法
(2)制御部22によって定着ローラ15の回転速度を一時的に上げて回転速度検出手段による加熱ローラ14の速度検出間隔を短縮して回転速度調整制御に必要な速度検出回数(サンプリング数)を確保する方法
(3)定着ローラ15の回転速度調整制御に必要な加熱ローラ14の速度検出回数(サンプリング数)を減らす方法
以下、上記方法のそれぞれについて説明する。
(1)次の用紙Pのニップ部Nへの到達を一時的に遅らせる方法:
この方法においては、図7のタイミングチャートに示すように、フォトセンサ25(図2参照)によるn回(図示例では5回)のサンプリング(速度検出)によって得られる加熱ローラ14の回転速度を平均化する。尚、ニップ幅の調整制御の前後でニップ幅は非連続的に変動するため、同様に検出を続けると回転速度も変動してしまう。このため、ニップ幅の調整制御開始時点でフォトセンサ25の周期検出は中断し、それまでの検出結果をリセットし、ニップ幅の調整制御終了時から回転速度の周期検出を再開して次の用紙Pがニップ部Nに到達する前に回転速度の調整制御を実施する。
(2)制御部22によって定着ローラ15の回転速度を一時的に上げて回転速度検出手段による加熱ローラ14の速度検出間隔を短縮して回転速度調整制御に必要な速度検出回数(サンプリング数)を確保する方法:
この方法においては、図8のタイミングチャートに示すように、ニップ幅の調整制御が終了すると同時に定着ローラ15の回転速度(調整前回転速度Vcur)を図示の回転速度Vmaxまで一次的に高める。尚、この場合、調整前回転速度VcurからVmaxへの切り替えには時間遅れ(タイムラグ)が存在する。
CLKnext=CLKcur×Vtar/Vcur
によって算出される調整後のクロック数CLKnextに基づいてなされる。
(3)定着ローラ15の回転速度調整制御に必要な加熱ローラ14の速度検出回数(サンプリング数)を減らす方法:
この方法は、図9のタイミングチャートに示すように、定着ローラ15の回転速度調整制御に必要な加熱ローラ14の速度検出回数(サンプリング数n)を減らす方法であって、図示例では、サンプリング数nを5回から3回に減らしている。この方法によれば、フォトセンサ25による加熱ローラ14の回転速度の検出精度が若干落ちるが、次の用紙Pがニップ部Nに到達するまでに定着ローラ15の回転速度の調整制御を実施することができる。
13 定着ベルト
14 加熱ローラ(第2のローラ)
15 定着ローラ(第1のローラ)
17 加圧ローラ(第3のローラ)
18 加圧ローラ移動機構(ニップ幅調整制御手段)
19 定着ベルト温度センサ
20 加圧ローラ温度センサ
21 定着ローラ温度センサ
22 制御部(制御手段)
24 ヒータ(加熱手段)
25 フォトセンサ(回転速度検出手段)
26 モータ(駆動源)
100 カラーレーザプリンタ(画像形成装置)
N ニップ部
P 用紙(記録媒体)
Claims (4)
- 駆動源と、
前記駆動源によって回転駆動される第1のローラと、
従動回転する第2のローラと、
前記第1のローラに圧接されてニップ部を形成する第3のローラと、
前記第1のローラと前記第2のローラとの間に架け渡された定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱するための加熱手段と、
前記第2のローラの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、
前記回転速度検出手段によって検出された前記第2のローラの回転速度が一定となるよう
に前記駆動源の回転速度を制御する制御手段と、
前記第1のローラの熱膨張量が閾値以上となった場合に前記第3のローラの位置を調整し
てニップ幅を調整制御するニップ幅調整制御手段と、
前記第1のローラの回転速度を調整制御する回転速度調整制御手段
を備えた定着装置の制御方法であって、
前記回転速度調整制御手段は、前記ニップ幅調整制御手段によるニップ幅の調整制御実施
から次の記録媒体がニップ部に到達するまでの間に前記第1のローラの回転速度を調整制
御し、次の記録媒体がニップ部に到達するまでに前記回転速度調整制御手段による前記第
1のローラの回転速度調整制御を実施することができないと判定した場合には、次の記録
媒体のニップ部への到達を一時的に遅らせることを特徴とする定着装置の制御方法。 - 駆動源と、
前記駆動源によって回転駆動される第1のローラと、
従動回転する第2のローラと、
前記第1のローラに圧接されてニップ部を形成する第3のローラと、
前記第1のローラと前記第2のローラとの間に架け渡された定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱するための加熱手段と、
前記第2のローラの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、
前記回転速度検出手段によって検出された前記第2のローラの回転速度が一定となるよう
に前記駆動源の回転速度を制御する制御手段と、
前記第1のローラの熱膨張量が閾値以上となった場合に前記第3のローラの位置を調整し
てニップ幅を調整制御するニップ幅調整制御手段と、
前記第1のローラの回転速度を調整制御する回転速度調整制御手段
を備えた定着装置の制御方法であって、
前記回転速度調整制御手段は、前記ニップ幅調整制御手段によるニップ幅の調整制御実施
から次の記録媒体がニップ部に到達するまでの間に前記第1のローラの回転速度を調整制
御し、
次の記録媒体がニップ部に到達するまでに前記回転速度調整制御手段による前記第1のロ
ーラの回転速度調整制御を実施することができないと判定した場合には、前記制御手段に
よって前記第1のローラの回転速度を一時的に上げて前記回転速度検出手段による前記第
2のローラの速度検出間隔を短縮して回転速度調整制御に必要な速度検出回数を確保する
ことを特徴とする定着装置の制御方法。 - 前記回転速度調整制御手段による前記第1のローラの回転速度調整制御は、前記回転速度
検出手段によって前記第2のローラの回転速度を所定回数検出した結果の平均値Vcurと狙いの回転速度Vtar及び前記駆動源の現在のクロック数CLKcurから次式:
CLKnext=CLKcur×Vtar/Vcur
によって算出される調整後のクロック数CLKnextに基づいてなされることを特徴とする
請求項2記載の定着装置の制御方法。 - 駆動源と、
前記駆動源によって回転駆動される第1のローラと、
従動回転する第2のローラと、
前記第1のローラに圧接されてニップ部を形成する第3のローラと、
前記第1のローラと前記第2のローラとの間に架け渡された定着ベルトと、
前記定着ベルトを加熱するための加熱手段と、
前記第2のローラの回転速度を検出するための回転速度検出手段と、
前記回転速度検出手段によって検出された前記第2のローラの回転速度が一定となるよう
に前記駆動源の回転速度を制御する制御手段と、
前記第1のローラの熱膨張量が閾値以上となった場合に前記第3のローラの位置を調整し
てニップ幅を調整制御するニップ幅調整制御手段と、
前記第1のローラの回転速度を調整制御する回転速度調整制御手段
を備えた定着装置の制御方法であって、
前記回転速度調整制御手段は、前記ニップ幅調整制御手段によるニップ幅の調整制御実施
から次の記録媒体がニップ部に到達するまでの間に前記第1のローラの回転速度を調整制
御し、
次の記録媒体がニップ部に到達するまでに前記回転速度調整制御手段による前記第1のロ
ーラの回転速度調整制御を実施することができないと判定した場合には、前記第1のロー
ラの回転速度調整制御に必要な前記第2のローラの速度検出回数を減らすことを特徴とす
る定着装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018026090A JP7035601B2 (ja) | 2018-02-16 | 2018-02-16 | 定着装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018026090A JP7035601B2 (ja) | 2018-02-16 | 2018-02-16 | 定着装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019144309A JP2019144309A (ja) | 2019-08-29 |
JP7035601B2 true JP7035601B2 (ja) | 2022-03-15 |
Family
ID=67773237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018026090A Active JP7035601B2 (ja) | 2018-02-16 | 2018-02-16 | 定着装置の制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP7035601B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4314732B2 (ja) | 2000-08-24 | 2009-08-19 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 定着装置 |
JP2017097183A (ja) | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 株式会社リコー | 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法 |
JP2017167252A (ja) | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2017223731A (ja) | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 株式会社リコー | 定着装置、及び画像形成装置 |
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2018
- 2018-02-16 JP JP2018026090A patent/JP7035601B2/ja active Active
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JP2017167252A (ja) | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2017223731A (ja) | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 株式会社リコー | 定着装置、及び画像形成装置 |
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