JP7035575B2 - シリンダブロック - Google Patents

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本発明は、ブローバイガスを処理するための、新気導入路とブローバイガス通路とを備えるシリンダブロックに関する。
内燃機関のブローバイガス処理装置は、吸気通路のスロットルバルブよりも上流側からクランクケースに設けられた新気導入路を介して、新気を導入するとともに、シリンダブロックに設けられたブローバイガス通路を介して、吸気通路のスロットルバルブよりも下流側にブローバイガスを排出する(例えば、特許文献1参照)。新気導入路とブローバイガス通路とは、それぞれシリンダブロックの下端面に開口して、クランクケース内に連通している。
特開2010-90802号公報
ところで、新気導入路の出口とブローバイガス通路の入口とは、シリンダブロックの下端面におけるジャーナル部に開口している。内燃機関の気筒数が少なくなるほど、ジャーナル部の数も少なくなり、シリンダブロックの下端面の面積も小さくなる。このため、気筒数の少ない内燃機関においては、新気導入路の出口とブローバイガス通路の入口とを近接して配置することが避けられない。新気導入路の出口とブローバイガス通路の入口とが近接していると、新気導入路からクランクケース内に導入された新気が、ブローバイガス通路に流入されやすくなるため、クランクケース内全体に行き渡りにくい。また、新気導入路とブローバイガス通路とが近接していることで、ブローバイガス通路の断面積を大きくすることが難しくなる。このため、クランクケース内のブローバイガスが十分に換気されないといった問題が生じる。
本発明の目的は、ブローバイガスの換気性能を向上できるシリンダブロックを提供することにある。
上記目的を達成するためのシリンダブロックは、シリンダ部と、クランクシャフトが収容されるクランクルームの一部を構成するクランクケース部とを備えるシリンダブロックであって、前記クランクケース部の下端面から上方に向かって延びるブローバイガス通路と、前記シリンダ部の上端面から下方に向かって延びる新気導入路と、前記シリンダブロックの側部に設けられた凹部と、を備え、前記凹部の内壁には、前記クランクケース部の内壁に開口する連通孔が設けられており、前記新気導入路は前記凹部に連通している。
同構成によれば、新気導入路と凹部とが連通されており、凹部の内壁には、クランクケース部の内壁に開口する連通孔が設けられている。このため、クランクケース内の換気を目的として導入される新気は、新気導入路から凹部の連通孔を介して、クランクケース内に流入する。連通孔はクランクケース部の内壁、すなわち、クランクシャフトに対向する面に開口している。このため、新気は、回転するクランクシャフトに衝突することでクランクケース内に撹拌される。
また、クランクケース部の下端面において、ブローバイガス通路の入口に加えて、新気導入路の出口が設けられている構成と比較して、ブローバイガス通路の断面積を大きくすることができる。したがって、クランクケース内の換気性能を向上させることができる。
シリンダブロックの断面図。 図1の2-2線に沿った断面図。 シリンダブロックの底面図。 従来のシリンダブロックの底面図。
以下、図1~図4を参照して、シリンダブロックの一実施形態について説明する。
図1に示すように、シリンダブロック10は、気筒21を有するシリンダ部20と、クランクルーム70の一部を構成するクランクケース部30とを備えている。シリンダ部20の上端面20aには、シリンダヘッド(図示略)を固定するための複数のボルト穴22が設けられている。シリンダ部20のうち、ボルト穴22よりも幅方向(図1の左右方向)の内側の部分には、冷却水を流入させることで気筒21を冷却するウォータジャケット23が設けられている。なお、図3に示すように、シリンダブロック10は、直列3気筒の内燃機関に適用されるものであり、3つの気筒21を有する。
図1及び図3に示すように、シリンダ部20の上端面20aのうち、幅方向における一方側のボルト穴22よりも外側の部分には、シリンダヘッドを介して吸気通路(図示略)からクランクルーム70内に新気を導入する新気導入路40が開口している。新気導入路40は、上端面20aから下方に向かって延びている。
図1~図3に示すように、クランクケース部30の側部には、鋳造の際にシリンダブロック10に鋳巣が発生することを抑制するための肉盗み部50が設けられている。肉盗み部50は、シリンダブロックの側部に設けられる凹部の一例である。肉盗み部50は、断面略円形状をなしており、クランクケース部30の側面30bから幅方向の内側に向かって延びている。肉盗み部50は、蓋51によって閉塞されている。肉盗み部50の内壁には、クランクケース部30の内壁30cに連通する2つの連通孔41,42が設けられている。また、新気導入路40の下端部は、肉盗み部50と連通している。したがって、新気は、新気導入路40、肉盗み部50、及び連通孔41,42を通じてクランクルーム70内に導入される。
図3に示すように、クランクケース部30には、各気筒21の数に対応してクランクケース部30の内部を区画するジャーナル部33が設けられている。ジャーナル部33は、クランクケース部30の下端まで延びている。したがって、下端面30aのうち各気筒21間の部分は、ジャーナル部33の下端面となる。
ジャーナル部33には、クランクシャフト71を軸支するベアリングキャップ(図示略)を固定するためのボルト穴31が設けられている。クランクシャフト71は、ジャーナル部33に設けられた円弧状をなす軸受部32と上記ベアリングキャップとにより回転可能に支持される。
クランクケース部30の下端面30aのうち、側面30b側(図1の右方)には、クランクルーム70内のブローバイガスが流入するブローバイガス通路60が開口している。ブローバイガス通路60は、下端面30aから上方に向かって延びる第1ガス通路61と、第1ガス通路61の上端部から幅方向の外側に向かって延びて、側面30bに開口する第2ガス通路62とを有しており、断面略L字状をなしている。なお、ブローバイガス通路60に流入したブローバイガスは、吸気通路に排出される。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
クランクルーム70内に導入される新気は、新気導入路40から肉盗み部50及び連通孔41,42を通じて、クランクルーム70内に流入する。ここで、連通孔41,42は、クランクケース部30の内壁30cに開口しているため、連通孔41,42を通過した後の新気は、クランクシャフト71付近を通過する。このとき、クランクシャフト71の回転により、流入した新気がクランクルーム70内で撹拌されることでクランクルーム70内全体が換気されることとなる。なお、新気導入路40及び連通孔41,42は、それらの内径よりも大きい内径の肉盗み部50の内壁に連通している。したがって、新気導入路40と連通孔41,42の形成を機械加工で行う場合、新気導入路40と連通孔41,42とを直接連通させる構成と比較して、高い位置精度を必要としない。
また、クランクケース部30の下端面30aには、ブローバイガス通路60が開口している。図4に示すように、従来の3気筒のシリンダブロック110では、スペースの制約上、新気導入路140の出口と、ブローバイガス通路160の入口とをクランクケース部130の下端面130aにおいて近接して配置しなければならない場合がある。この点、本実施形態によれば、図1~図3に示すように、肉盗み部50の内壁とクランクケース部30の内壁30cとを連通する連通孔41,42を設けることで、新気導入路40から流入した新気をクランクルーム70内に流入させるようにした。これにより、下端面30aに開口するブローバイガス通路60の通路断面積を大きくすることができ、クランクルーム70内から排出されるブローバイガスの流量を増加させることができる。
したがって、クランクルーム70内の換気性能を向上させることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・連通孔の数や形状は適宜変更できる。
・新気導入路40、肉盗み部50及び連通孔41,42とからなる通路を、シリンダブロック10内に複数設けるようにしてもよい。
・肉盗み部50は、機械加工によって形成された凹部であってもよい。
10…シリンダブロック、20…シリンダ部、20a…上端面、21…気筒、22…ボルト穴、23…ウォータジャケット、30…クランクケース部、30a…下端面、30b…側面、30c…内壁、31…ボルト穴、32…軸受部、33…ジャーナル部、40…新気導入路、41…連通孔、42…連通孔、50…肉盗み部、51…蓋、60…ブローバイガス通路、61…第1ガス通路、62…第2ガス通路、70…クランクルーム、71…クランクシャフト、110…シリンダブロック、130…クランクケース部、130a…下端面、140…新気導入路、160…ブローバイガス通路。

Claims (1)

  1. シリンダ部と、クランクシャフトが収容されるクランクルームの一部を構成するクランクケース部とを備えるシリンダブロックであって、
    前記クランクケース部の下端面から上方に向かって延びるブローバイガス通路と、
    前記シリンダ部の上端面から下方に向かって延びる新気導入路と、
    前記シリンダブロックの側部に設けられた凹部と、を備え、
    前記凹部の内壁には、前記クランクケース部の内壁に開口する連通孔が設けられており、前記新気導入路の下端部は前記凹部に連通しており、
    前記ブローバイガス通路の上端部は、前記凹部から視て下方に位置する
    シリンダブロック。
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