JP7034580B2 - 型枠装置及びコンクリート構造体の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート構造体を成形する際に使用される型枠装置、及びそれを使用したコンクリート構造体の構築方法に関するものである。
鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートによって梁を構築する際には、その底面及び両側面の3面を成形するために例えばU字形断面の型枠が使用される(特許文献1,2など参照)。
特許文献1,2に開示された打込型枠は、鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリート製の梁の外殻となる構造部材で、コンクリートが硬化した後も撤去されずにそのまま残置される。
これらの打込型枠は、平板状の鋼製折板(キーストンプレート)を折り上げてU字形又はL字形に形成された本体部を有している。鋼製折板は、複数の平行なリブが設けられた剛性の高い部材であるため、折り曲げ加工はプレス機などを使用して工場で行われる。
特開2001-73452号公報 特開2000-352192号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示されたような打込型枠は、脱型の手間は省けるが、コンクリートの仕上げ面の品質を確認することができない。また、脱型して再利用することができないうえに、永久構造物としての防錆処理などの特殊加工が必要となり、材料費が高くなる。
さらに、工場においてU字形又はL字形に折り曲げ加工がされると、嵩張るため輸送費が増加することになる。一方、現地では、剛性の高い鋼製折板を容易に折り曲げ加工することができない。
本発明は、脱型して再利用が可能となるうえに、簡単に折り曲げ加工することが可能な型枠装置、及びそれを使用したコンクリート構造体の構築方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の型枠装置は、コンクリート構造体の交差する少なくとも2平面を成形するための型枠装置であって、前記2平面に対して連続して形成された内面板部と、前記内面板部の外側にそれぞれの平面毎に配置される複数の相互に略平行なリブが設けられている補強リブ板部とを備え、隣接する前記補強リブ板部間は分離していることを特徴とする。
ここで、前記補強リブ板部のリブは、隣接する前記平面間の境界線に略直交する方向に向けて延伸されている構成とすることができる。また、コンクリート構造体の交差する少なくとも3平面を成形するための請求項1又は2に記載の型枠装置であって、前記平面毎に配置される補強リブ板部は、前記3平面の中間となる平面に配置される中間リブ板部と、その両側の平面に配置される側方リブ板部とである構成とすることができる。
さらに、前記側方リブ板部の縁部に沿って固定用金物が取り付けられている構成とすることができる。そして、前記固定用金物には、固定用の穴が予め穿孔されているのが好ましい。
また、前記リブ間に補強材が配置された構成とすることができる。さらに、前記内面板部と前記補強リブ板部とは、前記境界線に隣接する位置に複数の接合箇所が設けられている構成とすることができる。また、前記内面板部と前記補強リブ板部とは、前記リブの隅角部に隣接する位置に接合箇所が設けられている構成とすることができる。
一方、コンクリート構造体の構築方法の発明は、上記いずれかに記載の型枠装置を使用したコンクリート構造体の構築方法であって、工場において前記内面板部が平面状態の前記型枠装置を製作する工程と、構築現場に搬送された前記型枠装置に対して、前記境界線の位置で前記内面板部を折り曲げ加工する工程と、折り曲げ加工された前記型枠装置を所定の位置に配置する工程と、前記内面板部に囲まれた空間にコンクリートを充填して硬化させる工程と、前記コンクリートの硬化後に前記型枠装置を撤去する工程とを備えたことを特徴とする。
また、側方リブ板部の縁部に沿って固定用金物が取り付けられている型枠装置を使用する場合は、前記固定用金物に桟木を沿わせて釘を打ち込んで固定する工程と、前記釘又は前記桟木を除去することで前記型枠装置を撤去する工程とを備えた構成とすることができる。
このように構成された本発明の型枠装置は、コンクリート構造体の2平面に対して連続して形成された内面板部と、内面板部の外側にそれぞれの平面毎に配置される補強リブ板部とを備えている。そして、隣接する補強リブ板部間は分離している。
このように内面板部を備えた構成であれば、コンクリートがリブ間に入り込まずにコンクリート構造体の各面が平面に成形されるため、脱型して再利用することできる。また、補強リブ板部間が分離している位置で、簡単に内面板部を折り曲げ加工することができる。
さらに、補強リブ板部が、コンクリート構造体の交差する3平面の中間となる平面に配置される中間リブ板部と、その両側の平面に配置される側方リブ板部とであれば、スラブの下面側に設けられる梁などの型枠として使用することができる。
また、側方リブ板部の縁部に沿って固定用金物が取り付けられる構成であれば、変形や損傷が起きやすい固定部分だけ容易に補強することができる。さらに、固定用金物に固定用の穴が予め穿孔されていれば、必要箇所を確実に固定することができる。
一方、リブ間に補強材を配置することで、局所的に大きな荷重が作用する箇所や弱部となりやすいジョイント部などを、効率的に補強することができる。さらに、リブ間に補強材を配置することによって型枠の設置精度を向上させ、型枠の設置作業の効率を上げることができる。
また、内面板部と補強リブ板部とを接合するに際して、境界線に隣接する位置に複数の接合箇所が設けられていれば、隅角部のはらみ出しなどを抑えることができる。さらに、リブの隅角部に隣接する位置に接合箇所を設けることで、内面板部と補強リブ板部との高い一体性を確保することができる。
そして、コンクリート構造体の構築方法の発明では、工場において平面状態に製作された型枠装置を、搬送後の構築現場において折り曲げ加工する。このため、型枠装置の輸送費を抑えることができる。
また、側方リブ板部の縁部に沿って取り付けられた固定用金物を介して釘で型枠装置を固定する方法であれば、型枠装置を変形や損傷させることなく、繰り返し利用することが容易にできる。
本発明の実施の形態の型枠装置を、それを使用して構築される梁との関係で説明する断面図である。 (a)は型枠装置の構成を説明する斜視図、(b)は内面板部及びリブの構成を説明する部分拡大断面図である。 (a)は型枠装置の構成を説明する断面図、(b)は型枠装置の構成を説明する見下げ図である。 型枠装置の折り曲げ加工の工程を示した説明図である。 (a)は折り曲げ加工前の状態を示した部分拡大図、(b)は折り曲げ加工後の状態を示した部分拡大図である。 (a)は内側から固定される桟木受け金物の構成を示した説明図、(b)は外側から固定される桟木受け金物の構成を示した説明図である。 型枠装置の延伸方向のジョイント部の構成を説明する断面図である。 型枠装置及び型枠支保工の構成を説明する側面図である。 内側から固定される桟木受け金物の場合の脱型工程を説明する図であって、(a)は桟木を外す工程を示した図、(b)は桟木が除去された状態を示した図、(c)は型枠装置を撤去する工程を示した図である。 外側から固定される桟木受け金物の場合の脱型工程を説明する図であって、(a)は脱型前の状態を示した図、(b)は釘が抜かれる工程を示した図、(c)は型枠装置を撤去する工程を示した図、(d)は桟木を除去した状態を示した図である。 型枠装置の全体構成を説明する側面図である。 内面板部とリブとの接合箇所の影響を解析した図であって、リブの中央を接合箇所とした解析結果を示した図である。 内面板部とリブとの接合箇所の影響を解析した図であって、リブの隅角部付近を接合箇所とした解析結果を示した図である。 実施例の型枠装置を、それを使用して構築される梁との関係で説明する断面図である。 実施例の型枠装置の別の使用方法を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の型枠装置2、及びそれを使用して構築されるコンクリート構造体としての梁1の構成を示した説明図である。
この梁1は、スラブ11の下面に断面視略長方形に形成され、図1の紙面直交方向に延伸される。梁1には、延伸方向(軸方向)に向けて主鉄筋12,・・・が配筋され、それらの周囲はスターラップ13によって囲まれる。
この直方体状の梁1には、交差する少なくとも3平面が成形される。すなわち、最下面となる底面1aと、底面1aの両側に略直交する側面1b,1bの3平面が形成される。
この型枠装置2は、コンクリートが硬化して所定の強度が発現されるまでは型枠支保工14によって支持され、梁1の構築後は撤去される。型枠支保工14は、図1及び図8に示すように、間隔を置いて配置される支柱141,・・・と、梁1の幅方向の支柱141,141間に架け渡される桁部142と、梁1の延伸方向の桁部142,142間に架け渡される支保梁部143,143とによって主に構成される。
断面視略U字形に形成される型枠装置2は、下面の両側縁が支保梁部143,143にそれぞれ載せられる。また、その型枠装置2の下面の両側縁に隣接して、桟木144,144が設置される。
この型枠装置2は、図2(a)に示すように、交差する3平面が連続して形成された内面板部3と、内面板部3の外側にそれぞれの平面毎に配置される補強リブ板部(41,42,42)とによって主に構成される。
内面板部3は、梁1の底面1aに接触させる底面部31と、梁1の両側の側面1b,1bに接触させる側面部32,32とによって、略直交する3平面が形成される。
この内面板部3は、折り曲げ加工前は、厚さが0.4mm~1.2mm程度の鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板などによって形成される平板状の金属板である。一方、補強リブ板部(41,42,42)も、同様に厚さが0.4mm~1.2mm程度の鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板などによって形成されるが、複数の相互に略平行なリブ4,・・・が設けられる。
図2(b)にリブ4の部分拡大図を示した。リブ4は、内面板部3側に突出する内凸部4aと、反対側に突出する外凸部4bとが交互に形成される構成となる。例えば、内凸部4aと外凸部4bの1組の幅は、50mm~250mm程度に形成される。また、リブ4の高さ(図2(b)の上下方向)は、15mm~100mm程度に形成される。
このリブ4は、隣接する平面(31,32)間の境界線33に略直交する方向に向けて延伸される。また、隣接する補強リブ板部(41,42,42)間は、連続しておらず分離している。図3に、型枠装置2の折り曲げ加工前の状態を説明する図を示した。
図3(b)は、折り曲げ加工前の型枠装置2を補強リブ板部(41,42,42)側から見た見下げ図である。ここで、補強リブ板部には、底面部31の外側に配置される中間リブ板部としての底リブ部41と、その両側の側面部32,32の外側に配置される側方リブ板部としての側リブ部42,42とがある。
そして、隣接する底リブ部41と側リブ部42とは分離しており、僅かな離隔(0mm~10mm程度(図5参照))が存在する。また、図3(b)に示すように、底リブ部41と側リブ部42との間が、2平面が交差する境界線33となる。
平板状の内面板部3と補強リブ板部(41,42,42)とは、接合によって一体化される。すなわち、図3(a)に示すように、補強リブ板部(41,42,42)の上に内面板部3を重ねると、リブ4の内凸部4aと内面板部3とが接触することになる。その積層された部分において接合が行われる。
接合は、スポット溶接若しくは線溶接による溶接、又は接着剤による接着によって行われる。図3には、接合箇所5,・・・を例示した。接合箇所5は、境界線33に隣接する位置に集中して設けられる。例えば、境界線33から0mm~20mm程度の範囲に複数の接合箇所5,・・・が設けられる。
また、平面視長方形状の内凸部4aの隅角部にも、接合箇所5が設けられる。例えば、外凸部4bに移行する傾斜の始点から0mm~20mm程度内側に、接合箇所5が設けられる。
さらには、平面視長方形状の内凸部4aの中央にも、接合箇所5が間隔を置いて設けられる。例えば、リブ4,4の間隔(内凸部4aの幅)aのa/2の位置に、50mm~900mm程度の間隔で接合箇所5,・・・が設けられる。また、型枠装置2の縁部においては、内凸部4aの外凸部4bに移行する傾斜の始点付近に間隔おいて接合箇所5,・・・が設けられる。
ここで、接合箇所5の影響を解析した結果を、図12及び図13に示した。図12は、内凸部4aの中央のみを接合箇所5A,5Aとしたモデルの解析結果を、a-a’断面の位置で示している。
この結果を見ると、型枠装置2の側壁の底部付近で、内面板部3の側面部32のみが変形量が大きくなるはらみ出しが起きていることがわかる。このはらみ出し量が大きくなれば、梁1の側面1bの形状に影響を及ぼすことになる。
一方、図13は、内凸部4aの外凸部4bに移行する傾斜の始点付近(リブ4の隅角部付近)のみを接合箇所5B,5Bとしたモデルの解析結果を、b-b’断面の位置で示している。
ここで、図12と図13とでは、変形形状を分かり易くするために変形量を図示する倍率を変えている。実際には、図12の最大変形量は図13の最大変形量の20倍以上であり、図13の変形量は無視できるレベルといえる。
要するに図13は、変形量を示すためではなく、変形形状を示すために変形量を拡大して図示した。この結果を見ると、型枠装置2の側壁は、内面板部3の側面部32とリブ(外凸部4b)とが一体になって変形しており、局所的なはらみ出しは起きていないことがわかる。
このように型枠装置2には、内面板部3の外側に補強リブ板部(41,42,42)が接合によって一体化されており、補強リブ板部(41,42,42)のある部分を折り曲げ加工するには、プレス機などで大きな力を作用させなければならない。
これに対して、上述したように底リブ部41と側リブ部42との間は分離しているため、図4に示すように、内面板部3の境界線33,33の位置では、手作業などで簡単に折り曲げ加工を施すことができる。
図5は、型枠装置2の境界線33周辺を拡大して説明する図である。図5(a)に示すように、底リブ部41と側リブ部42との間には、0mm~10mm程度の隙間が空いている。
すなわち底リブ部41と側リブ部42は、連続していない。このため、底面部31と側面部32とが内角面となる方向の折り曲げ加工は、容易に行うことができる。ここで、図5(b)には、底面部31と側面部32とが略直交する角度(直角)の折り曲げ加工を図示したが、これに限定されるものではなく、底面部31と側面部32とがなす角は鈍角、鋭角など任意の角度に容易に調整することができる。
続いて、図6を参照しながら、型枠装置2の固定部の構成について説明する。この型枠装置2は、充填されるコンクリートの内圧(側圧)に耐えられるように、縁部に固定部が設けられる。
本実施の形態の型枠装置2では、側リブ部42の縁部に沿って固定用金物(43,44)が固定部として取り付けられる。図6(a)に示した固定用金物としての桟木受け金物43は、側面視略Z字状に成形され、側リブ部42の縁部となる上縁421の全長にわたって設けられる。
この桟木受け金物43は、釘432を打ち込むための固定片431が梁1側(側面部32側)に設けられる。桟木受け金物43は、釘432を打ち込んだり、型枠装置2の撤去時に他の部分より大きな力が作用したりするので、内面板部3よりも厚い鋼板などで形成されるのが好ましい。
桟木受け金物43は、梁1とスラブ11との隅角部に配置される桟木433を介して、スラブ11の下面を成形するスラブ型枠111の縁部に固定される。また、梁1の両側に配置される桟木433,433間は、頭つなぎ材22によって連結される(図1参照)。
すなわち、梁1とスラブ11との隅角部に配置された桟木433に対して、梁1側から固定片431に向けて打ち込まれた釘432によって上縁421が桟木433に接合される。さらに、頭つなぎ材22及びスラブ型枠111の上方から桟木433に向けて釘434が打ち込まれることで、頭つなぎ材22及びスラブ型枠111に対して型枠装置2が固定されたことになる。
一方、図6(b)に示した固定用金物としての桟木受け金物44は、側面視略Z字状に成形され、側リブ部42の上縁421の全長にわたって設けられる。この桟木受け金物44は、釘442を打ち込むための固定片441が外側(側面部32の反対側)に設けられる。
桟木受け金物44も、桟木受け金物43と同様に内面板部3よりも厚い鋼板などで形成されるのが好ましい。桟木受け金物44は、梁1とスラブ11との隅角部に配置される桟木443を介してスラブ型枠111の縁部に固定される。また、梁1の両側に配置される桟木443,443間は、頭つなぎ材22によって連結される(図1参照)。
すなわち、梁1とスラブ11との隅角部に配置された桟木443に対して、外側から固定片441に向けて打ち込まれた釘442によって上縁421が桟木443に接合される。さらに、頭つなぎ材22及びスラブ型枠111の上方から桟木443に向けて釘444が打ち込まれることで、頭つなぎ材22及びスラブ型枠111に対して型枠装置2が固定されたことになる。
以上に説明した2種類の桟木受け金物43,44は、例示であっていずれを型枠装置2の固定部として使用してよい。また、これらに限定されるものでもない。
型枠装置2は、例えば図11に示すように、柱15,15間に架け渡される梁1を構築するために配置されるので、軸方向(延伸方向)の長さが長くなる。このため、内面板部3及び補強リブ板部(41,42)には、梁1の延伸方向にジョイント部(接続部)が発生する。
そこで、図7を参照しながら、梁1の側面1b側を例にジョイント部の説明を行う。ここで説明のために、延伸方向に並べられた内面板部3A,3Bの接続部をジョイント部30とし、同じく延伸方向に並べられた側リブ部42A,42Bの接続部をジョイント部420とする。
内面板部3A,3Bのジョイント部30は5mm以下の離隔とし、側リブ部42A,42Bの外凸部4b,4b間に設けられる。そして、側リブ部42A,42Bのジョイント部420も、ジョイント部30と同じ外凸部4b,4b間に設けられる。但し、ジョイント部30とジョイント部420との位置は重ならないようにし、その離隔は10mm以内とする。
このジョイント部30,420が配置される凹部には、補強材としての縦桟木61が配置される。ジョイント部30,420の外側に押え部材となる縦桟木61が配置されることによって、ジョイント部30,420のはらみ出しを抑えることができる。
また、軸方向の長さが長くなる型枠装置2は、延伸方向に間隔を置いて配置される支柱141,・・・によって断続的に支持される。このため、支柱141と接触する箇所においては、局所的に大きな力が作用することになる。
そこで、図8に示すように、支柱141周辺においては、外凸部4b,4b間の空隙(凹部)を補強材としての間詰材62によって埋める。間詰材62には、木材、合成樹脂材、金属などの圧縮率の小さい材料が使用できる。
間詰材62を木製や合成樹脂製にした場合は、予め釘などで支保梁部143に固定しておくことができる。また、間詰材62を支保梁部143の正確な位置に予め固定しておくことで、型枠装置2の据え付けを効率よく行うことができる。
次に、本実施の形態の型枠装置2を使用した梁1の構築方法、及びそれらの作用について説明する。
まず工場においては、例えば厚さ0.6mmのロール鋼板から内面板部3となる大きさに切り出しを行う。切り出された内面板部3は、底面部31と両側の側面部32,32とが連続した長方形に成形される。
ここで、構築する梁1の高さ(梁せい)によって設定される側面部32の高さは、850mm程度までであればセパレータなどを使用することなく型枠として組み上げることができる。また、延伸方向の長さについては、上述したようにジョイント部30によって接続していけばよいため、任意に設定することができる。
さらに、例えば厚さ0.4mmのロール鋼板を切り出して、複数の相互に略平行なリブ4,・・・が設けられたリブ板を加工する。例えば、内凸部4aと外凸部4bの1組の幅が100mm、高さが35mmのリブ4に加工する。そして、このリブ板を、底リブ部41及び側リブ部42,42の大きさにそれぞれ成形する。
続いて、内面板部3の外面側に側リブ部42、底リブ部41及び側リブ部42を並べて重ね、図3に例示したような接合箇所5,・・・において、スポット溶接又は接着剤による接合を行う。
上述したように、内面板部3と補強リブ板部(41,42,42)とを接合するに際して、境界線33に隣接する位置に複数の接合箇所5,・・・が設けられていれば、隅角部のはらみ出しなどを抑えることができる。
さらに、内面板部3に積層される内凸部4aの隅角部に隣接する位置に接合箇所5,・・・を設けることで、内面板部3と補強リブ板部(41,42,42)との高い一体性を確保することができる。
また、側リブ部42の上縁421には、図6(a)(又は図6(b))に示した桟木受け金物43(又は桟木受け金物44)が、溶接又は接着剤による接合によって取り付けられる。この桟木受け金物43(44)は、例えば厚さ1.2mmの鋼板によって形成される。
そして、このようにして製作された型枠装置2を、平らな状態(平面状態)のまま構築現場に搬送する。平面状態の型枠装置2であれば、積層させることが容易で一度に大量に搬送できるため、輸送費を抑えることができる。
平面状態で構築現場まで搬送された型枠装置2は、図4に示すように構築現場において折り曲げ加工される。ここで、底リブ部41と側リブ部42との間が分離している位置となる境界線33の位置であれば、作業員による手作業によって簡単に内面板部3を折り曲げ加工することができる。
このようにして断面視略U字形に成形された型枠装置2は、例えば図11に示すような柱15,15間に構築されるスラブ11の下面に一体に設けられる梁1の型枠として使用することができる。
ここで図11では、図1,8のような型枠支保工14の図示は省略されている。型枠装置2の端部2a,2aは、柱15の側面を成形する柱型枠151,151の上縁に載せることができる。
これに対して、型枠装置2の長さが柱15,15間の間隔より短くなる場合は、木製型枠などを調整型枠21として端部2aに取り付けることで、柱型枠151の上縁に載せることができるようになる。
柱15,15間に配置された型枠装置2は、図6に示すように、桟木433(443)を介してスラブ型枠111の縁部に上縁421が固定される。さらに、型枠装置2の上縁間となった桟木433,433(443,443)間は、図1に示すように、頭つなぎ材22によって連結される。
この頭つなぎ材22には、例えば厚さ0.4mm以上、幅10mm以上の帯状の鋼板が使用できる。また、頭つなぎ材22の梁1の延伸方向の設置間隔は、梁せいによって決めることができる。
さらに、桟木433(443)への固定は、釘432(442)によって行われるが、設計通りの数の釘432(442)を打ち込む必要がある。ここで、桟木受け金物43(44)の固定片431(441)に、釘432(442)を打ち込む位置に合わせて固定用の穴が予め穿孔されていれば、必要箇所を確実に固定していくことができる。
また、図8に示すように、型枠支保工14の支柱141の接触箇所に近接する底リブ部41に大きな荷重が作用する箇所には、外凸部4b,4b間となる空隙(凹部)に間詰材62を介在させて、荷重が分散されるようにする。
この間詰材62は、支保梁部143に対して正確な位置に釘などで接合しておくことで、位置決め機能を発揮させることができる。すなわち、底リブ部41のリブ4の凹部が間詰材62に嵌るように型枠装置2を降ろすことで、迅速かつ正確な位置に型枠装置2を設置することができるようになる。
さらに、延伸方向に接続部が発生することになる長尺な型枠装置2においては、図7に示すように、ジョイント部30,420を集中させた外凸部4b,4b間に縦桟木61を配置することで、弱部となりやすいジョイント部30,420を効率的に補強することができる。
そして、型枠装置2、頭つなぎ材22及びスラブ型枠111の設置完了後、配筋がされた型枠内にコンクリートを打設して梁1及びスラブ11を構築する。型枠装置2は平滑面が成形面となる内面板部3を備えた構成であり、コンクリートがリブ4,4間に入り込まずに梁1の各面(1a,1b)が平面に成形されるため、簡単に脱型して繰り返し再利用することできる。
脱型の方法は、使用される桟木受け金物43,44によって異なる。そこで、桟木受け金物43を使用した場合の脱型の方法について、図9を参照しながら説明する。
梁1及びスラブ11のコンクリートが所定の強度に達した後に、型枠装置2及びスラブ型枠111の脱型が行われる。まず図9(a)に示すように、バールを挿入して桟木433を梁1とスラブ11との隅角部から除去する。
桟木433は木製であるため、強い力でバールをねじ込めば釘432,434の拘束から解除させることができる。図9(b)は、桟木433が完全に除去された状態を示している。
桟木433が除去されると、型枠装置2の上縁421の固定が解除されることになるため、図9(c)に示すように、側面部32を梁1の側面1bから簡単に切り離すことができる。
また、桟木433を除去する際に桟木受け金物43に強い力が作用しても、桟木受け金物43は側面部32や側リブ部42より厚い鋼板で製作されているので、型枠装置2を変形や損傷させることなく、繰り返し利用することができる。
そして、型枠装置2の脱型後に、釘434を切断するとともに、スラブ型枠111の脱型を行う。なお、頭つなぎ材22は、梁1の頭部にそのまま残置される。
同様にして、桟木受け金物44を使用した場合の脱型の方法について、図10を参照しながら説明する。まず図10(a),(b)に示すように、桟木受け金物44の固定片441から釘442を引き抜く。
桟木443に打ち込まれていた釘442が除去されると、型枠装置2の上縁421の固定が解除されることになるため、図10(c)に示すように、側面部32を梁1の側面1bから簡単に切り離すことができる。
この状態になれば、バールを挿し込むことで、図10(d)に示すように簡単に桟木443を除去することができる。このように型枠装置2の固定に使用した釘442の頭部が外側に露出していれば、釘442を引き抜くことで簡単に型枠装置2を撤去することができる。そして、型枠装置2の脱型後に、釘444を切断するとともに、スラブ型枠111の脱型を行う。
このように、側リブ部42の上縁421に沿って桟木受け金物43,44が取り付けられる構成であれば、変形や損傷が起きやすい固定部分だけ容易に補強することができる。
以下、前記実施の形態で説明した型枠装置2とは別の形態の実施例について、図14及び図15を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
前記実施の形態では、スラブ11下に設けられる梁1の3平面を成形する場合について説明したが、本実施例では、2平面を成形するための型枠装置7について説明する。
例えば、図14に示すように、型枠装置7は、スラブ11と壁16の隅角部において、2平面だけ露出するように構築されるコンクリート構造体としての梁1Aの型枠として使用される。
この型枠装置7は、交差する2平面が連続して形成された内面板部71と、内面板部71の外側にそれぞれの平面毎に配置される補強リブ板部(721,722)とによって主に構成される。
内面板部71は、梁1Aの底面1aに接触させる底面部711と、梁1Aの露出する側の側面に接触させる側面部712とによって、略直交する2平面が形成される。
一方リブ72は、隣接する平面(711,712)間の境界線713に略直交する方向に向けて延伸される。また、隣接する補強リブ板部(721,722)間は、連続しておらず分離している。
補強リブ板部には、底面部711の外側に配置される底リブ部721と、側面部712の外側に配置される側リブ部722とがある。そして、外側に張り出された型枠装置7は、型枠支保工14Aによって支持される。
また、壁型枠161の壁16のみの部分には、セパレータ162が配置される。そして、壁型枠161の上端163と型枠装置7の上縁7aとが、斜めに配置される頭つなぎ材73によって連結される。
一方、図15には、壁16の頭部とスラブ11との間に、壁16の厚さより幅の広いコンクリート構造体としての梁1Bが構築される場合を示している。すなわち梁1Bの両側部が、壁16の両側に張り出された構造となる。
そこで、この梁1Bの張り出された部分の型枠として、型枠装置7,7を配置する。要するに、壁型枠161の両側の上端163A,163Aに、それぞれ型枠装置7,7の下縁部が接続された構成となる。
そして型枠装置7,7は、それぞれ型枠支保工14B,14Bによって支持される。また、型枠装置7,7の上縁7a,7a間は、頭つなぎ材74によって連結される。
このようにコンクリート構造体の交差する2平面を成形するために、実施例の型枠装置7を適用することができる。なお、実施例のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、内面板部3,71にコンクリートを接触させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内面板部3,71の内側に合板などを取り付けることによって、梁1,1A,1Bよりも断面の小さなコンクリート構造体の構築を、型枠装置2,7を使って行うことができる。
また、前記実施の形態及び実施例では、底リブ部41,721のリブ4,72の延伸方向が境界線33,713に略直交する方向となっているが、これに限定されるものではなく、リブの延伸方向が境界線33,713と略平行となる補強リブ板部とすることもできる。
さらに、前記実施の形態及び実施例では、梁1,1A,1Bの3平面又は2平面を成形する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、コンクリート構造体が直方体の柱である場合に、その4平面を成形するための型枠装置とすることもできる。また、柱と壁の隅角部においては、柱は2平面しか露出させないことになるので、柱の2平面を成形するための型枠装置とすることもできる。
1,1A,1B 梁(コンクリート構造体)
1a 底面(面)
1b 側面(面)
2 型枠装置
3 内面板部
31 底面部
32 側面部
33 境界線
4 リブ
41 底リブ部(中間リブ板部、補強リブ板部)
42 側リブ部(側方リブ板部、補強リブ板部)
421 上縁(縁部)
43,44 桟木受け金物(固定用金物)
432,434,442,444 釘
433,443 桟木
5 接合箇所
61 縦桟木(補強材)
62 間詰材(補強材)
7 型枠装置
71 内面板部
711 底面部
712 側面部
713 境界線
72 リブ
721 底リブ部(補強リブ板部)
722 側リブ部(補強リブ板部)

Claims (4)

  1. コンクリート構造体の交差する少なくとも3平面を成形するための型枠装置であって、
    前記3平面に対して連続して形成された内面板部と、
    前記内面板部の外側にそれぞれの平面毎に配置される複数の相互に略平行なリブが設けられている補強リブ板部とを備え、
    隣接する前記補強リブ板部間は分離しているとともに、
    前記補強リブ板部のリブは、隣接する前記平面間の境界線に略直交する方向に向けて延伸されていて、
    前記平面毎に配置される補強リブ板部は、前記3平面の中間となる平面に配置される中間リブ板部と、その両側の平面に配置される側方リブ板部とであって、
    前記側方リブ板部の縁部に沿って側面視略Z字状の桟木受け金物となる固定用金物が取り付けられるとともに、前記固定用金物に固定される桟木に対して頭つなぎ材の両端を固定することで、前記側方リブ板部の縁部間が連結されることを特徴とする型枠装置。
  2. 前記固定用金物には、固定用の穴が予め穿孔されていることを特徴とする請求項1に記載の型枠装置。
  3. 前記リブ間に補強材が配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の型枠装置を使用したコンクリート構造体の構築方法であって、
    工場において前記内面板部が平面状態の前記型枠装置を製作する工程と、
    構築現場に搬送された前記型枠装置に対して、前記境界線の位置で前記内面板部を折り曲げ加工する工程と、
    折り曲げ加工された前記型枠装置を所定の位置に配置して、前記固定用金物に桟木を沿わせて釘を打ち込んで固定するとともに、前記桟木に対して頭つなぎ材の両端を釘で固定することで、前記側方リブ板部の縁部間を連結する工程と、
    前記内面板部に囲まれた空間にコンクリートを充填して硬化させる工程と、
    前記コンクリートの硬化後に、前記頭つなぎ材を残置しつつ、前記釘又は前記桟木を除去することで前記型枠装置を撤去する工程とを備えたことを特徴とするコンクリート構造体の構築方法。
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