JP7033484B2 - 農薬汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術は、湿式フルイ装置とハイドロサイクロンによって汚染土壌を粗粒子分と砂分と細粒子分とに分級し、分級された砂分に対してスクラビング処理及びフローテーション処理を施す。
特許文献1の洗浄処理方法を農薬に適用した場合、農薬汚染土壌から汚染物質を除去する除去率は充分ではなかった。加えて、洗浄処理の過程で利用する水を再利用する場合、この水には、農薬汚染土壌から溶出した汚染物質が溶存している懸念がある。汚染物質が溶存する水を用いて農薬汚染土壌の洗浄処理を行うと、洗浄処理が施された浄化土壌(洗浄砂)に汚染物質が再度付着して、洗浄砂の汚染物質濃度が土壌環境基準を満たさなくなるおそれがある。
[1]汚染物質を含み、任意の粒子径範囲の砂分と、前記粒子径範囲よりも粒子径が大きい粗粒子分と、前記粒子径範囲よりも粒子径が小さい細粒子分とから構成される農薬汚染土壌から前記砂分と前記細粒子分とを得る分級装置と、前記砂分から前記汚染物質を剥離する剥離洗浄装置と、フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離した汚染物質を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスと前記砂分とを分離して、浄化土壌を得る除去装置と、前記細粒子分と前記フロスとを含む懸濁水に溶存する前記汚染物質を吸着剤に吸着させて浄化処理水を得る水処理装置とを有し、前記水処理装置が、前記懸濁水から懸濁粒子を沈殿させ分離して、凝集沈殿処理水を得る第一水処理部と、前記凝集沈殿処理水に前記吸着剤を接触させ、前記凝集沈殿処理水に溶存する前記汚染物質を前記吸着剤に吸着させて前記浄化処理水を得る第二水処理部とを有する、農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
[2]前記第二水処理部が、前記凝集沈殿処理水と粉末状の吸着剤とを混合して混合液を得る混合吸着槽と、前記混合液に凝集剤を添加して、前記粉末状の吸着剤を凝集物として分離し、前記浄化処理水を得る吸着剤凝集沈殿槽とを有する、[1]に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
[3]前記水処理装置が、前記凝集物を前記第一水処理部と前記混合吸着槽の双方又はいずれか一方に移送する凝集物移送部をさらに有する、[2]に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
[4]前記浄化処理水を前記分級装置と前記除去装置の双方又はいずれか一方に移送する浄化処理水移送装置をさらに有する、[1]~[3]のいずれかに記載の農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
[6]前記第二水処理操作が、前記凝集沈殿処理水と粉末状の吸着剤とを混合して混合液を得る混合吸着処理と、前記混合液に凝集剤を添加して、前記粉末状の吸着剤を凝集物として分離し、前記浄化処理水を得る吸着剤凝集沈殿処理とを有する、[5]に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理方法。
[7]前記水処理工程が、前記凝集物を前記第一水処理操作と前記混合吸着処理の双方又はいずれか一方に移送する凝集物移送操作をさらに有する、[6]に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理方法。
[8]前記浄化処理水を前記分級工程と前記除去工程の双方又はいずれか一方に移送する浄化処理水移送工程をさらに有する、[5]~[7]のいずれかに記載の農薬汚染土壌の洗浄処理方法。
本発明の農薬汚染土壌の洗浄処理システム(以下、単に洗浄処理システムともいう。)は、汚染物質を含む農薬汚染土壌から汚染物質を分級し、剥離洗浄し、浮遊分離し、除去することにより、農薬汚染土壌を洗浄するものである。加えて、本発明の洗浄処理システムは、吸着剤を用いて、農薬汚染土壌の洗浄処理に用いた水に溶出した溶存態の汚染物質を除去して、汚染物質の濃度が大幅に低減した浄化処理水を得るものである。
本発明の洗浄処理システムは、分級装置と、剥離洗浄装置と、除去装置と、水処理装置とを有する。
以下に、本発明の洗浄処理システムの一実施形態について、図1を参照して説明する。
第二分級装置12の二次側には、剥離洗浄装置20と、第一水処理部51とが設けられている。
剥離洗浄装置20の二次側には、除去装置30が設けられている。
除去装置30の二次側には、第一脱水装置60と、第一水処理部51とが設けられている。
第一水処理部51の二次側には、第二脱水装置62と、混合吸着槽53とが設けられている。
混合吸着槽53の二次側には、吸着剤凝集沈殿槽54が設けられている。
吸着剤凝集沈殿槽54と混合吸着槽53とは、配管56と、配管56から分岐する配管57とで接続されている。
凝集物移送部55は、配管56と配管57とから構成されている。
吸着剤凝集沈殿槽54と第一分級装置11とは、配管101と、配管101から分岐する配管102とで接続されている。
浄化処理水移送装置70は、配管101と、配管102とから構成されている。
吸着剤凝集沈殿槽54と第二分級装置12とは、配管101と、配管102と、配管102から分岐する配管103とで接続されている。
浄化処理水移送装置72は、配管101と、配管102と、配管103とから構成されている。
吸着剤凝集沈殿槽54と除去装置30とは、配管101と、配管102と、配管102から分岐する配管104とで接続されている。
浄化処理水移送装置74は、配管101と配管102と配管104とから構成されている。
本実施形態の分級装置10は、第一分級装置11と、第二分級装置12とから構成されている。
第一分級装置11は、公知の分級装置を用いることができる。第一分級装置11としては、例えば、所定の目開きの金網フルイを備える円形振動フルイ機、2段湿式フルイを備える湿式振動フルイ機等が挙げられる。2段湿式フルイは、所定の目開きの金網フルイを上段と下段の2段で備えるフルイである。上段のフルイの所定の目開きとしては、例えば、20~50mmが挙げられる。下段のフルイの所定の目開きとしては、例えば、1~4mmが挙げられる。
下段のフルイの所定の目開きは、除去する粗粒子分S2の粒子径に応じて適宜設定される。
本明細書において、「粒子径」とは、土壌を構成する土壌粒子の代表粒子径をいうものとする。代表粒子径DMは、フルイの目開きがDLとDUのフルイによって分けられた土壌粒子の粒子径で、下記式(I)によって求められる。例えば、フルイの目開き38μmのフルイを通過する土壌粒子の代表粒子径DMは、DL=0μm、DU=38μmより、DM=26.9μmとなる。
第二分級装置12は、公知の分級装置を用いることができる。第二分級装置12としては、例えば、所定の目開きの金網フルイを備える円形振動フルイ機、2段湿式フルイを備える湿式振動フルイ機、土壌粒子の沈降速度差を利用した分級装置、遠心力を利用した分級装置等が挙げられる。土壌粒子の沈降速度差を利用した分級装置としては、エーキンス、ハイメッシュセパレーター等が挙げられる。遠心力を利用した分級装置としては、ハイドロサイクロン等が挙げられる。
遠心力を利用した分級装置は、遠心力を利用して、土壌S1と水Wとを混合したスラリーの分級を行う装置である。遠心力を利用した分級装置としては、例えば、円塔底部が円錐形状の容器からなり、スラリーを導入する上部流入口と、アンダーフロー(以下、UFともいう。)を取り出す下部流出口と、オーバーフロー(以下、OFともいう。)を取り出す上部流出口と、を備える装置が挙げられる。
なお、本明細書において「分級径」は、OFとUFとの分級の境界となる土壌粒子の粒子径をいう。
任意の粒子径としては、例えば、30~250μmが挙げられる。
剥離洗浄装置20としては、洗浄槽を備える洗浄装置、撹拌子を備える攪拌装置、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバー等が挙げられる。本明細書において、「スクラバー」とは、攪拌槽と攪拌翼とを備え、水の存在下で、攪拌翼を用いて機械的に混合、攪拌して、土壌粒子を相互に擦り合わせることができる装置をいうものとする。スクラバーによれば、土壌粒子(砂分S4)同士を衝突させることによって土壌粒子の表面を擦り洗いする(スクラブする)ことで表面に付着している汚染物質を剥離させることができる。このため、剥離洗浄装置20としては、スクラバーを用いることが好ましい。
除去装置30としては、水槽とスクレーパーとを備えるフローテーション装置が挙げられる。スクレーパーは、水槽中に砂分S4と水Wとを含む液体の液面に浮遊したフロスFを掻きとって除去するものである。フローテーション装置は、水Wや後述する浄化処理水PWを供給して、フロスFをオーバーフローさせて除去するものでもよい。フローテーション装置によれば、剥離洗浄装置20で剥離した汚染物質を効率よく除去できる。このため、除去装置30としては、フローテーション装置が好ましい。
第一脱水装置60としては、脱水フルイ機、脱水サイクロン等が挙げられる。
本実施形態の水処理装置50は、第一水処理部51と、第二水処理部52とから構成されている。
第一水処理部51としては、懸濁水と凝集剤とを反応させる薬品反応部を有する上向流式フロック分離槽、傾斜板沈殿槽(シックナー)、及びこれらを組み合わせた装置等が挙げられる。薬品反応部は、上向流式フロック分離槽やシックナーの入り口部分に設けられるものである。
薬品反応部は、1つでもよく、2つ以上を組み合わせて用いてもよい。薬品反応部を2つ以上組み合わせて用いると、懸濁水に含まれる汚染物質の濃度をより低減しやすい。洗浄処理システム1をコンパクトにする観点から、薬品反応部は、1つ又は2つが好ましい。
本実施形態の第二水処理部52は、混合吸着槽53と、吸着剤凝集沈殿槽54と、凝集物移送部55とから構成されている。
混合吸着槽53としては、水槽と攪拌翼とを備える攪拌槽が挙げられる。攪拌槽は1つでもよく、2つ以上を組み合わせて用いてもよい。攪拌槽を2つ以上組み合わせて用いると、凝集沈殿処理水L1に溶存する汚染物質をより確実に吸着剤Aに吸着させやすい。洗浄処理システム1をコンパクトにする観点から、攪拌槽は1つ又は2つが好ましく、混合吸着槽53としては、1つ又は2つの攪拌槽を備える装置が好ましい。
吸着剤凝集沈殿槽54としては、混合液L2と凝集剤Bとを反応させる薬品反応部を有する上向流式フロック分離槽、シックナー等が挙げられる。
第二水処理部52は、吸着剤凝集沈殿槽54を有することで、混合液L2から汚染物質を吸着した吸着剤を分離できる。その結果、混合液L2よりも汚染物質の濃度が大幅に低減した浄化処理水PWが得られる。このため、第二水処理部52は、吸着剤凝集沈殿槽54を有することが好ましい。
加えて、第二水処理部52は、混合吸着槽53と、吸着剤凝集沈殿槽54とを有することで、汚染物質の除去率をより一層高められる。このため、第二水処理部52は、混合吸着槽53と、吸着剤凝集沈殿槽54とを有することがより好ましい。
凝集物移送部55は、配管56と配管57とから構成されている。配管56としては、引き抜きポンプを備える配管、循環ポンプを備える配管等が挙げられる。配管57は、配管56と同様である。
凝集物を第一水処理部51に移送する凝集物移送部としては、凝集物移送部55と同様の配管等が挙げられる。
濃縮残渣Tは、高濃度の汚染物質を含む。濃縮残渣Tとしては、例えば、脱水ケーキが挙げられる。
第二脱水装置62としては、濾布等からなるフィルターとプレス機とを備える加圧式濾過装置(フィルタープレス機)等が挙げられる。
洗浄処理システム1が、浄化処理水移送装置を有することで、分級装置10と除去装置30の双方又はいずれか一方で浄化処理水PWを再利用できる。浄化処理水PWを再利用することで、汚染土壌S0を洗浄処理する際に要するコストを大幅に低減できる。
本発明の農薬汚染土壌の洗浄処理方法(以下、単に洗浄処理方法ともいう。)は、汚染物質を含む農薬汚染土壌から汚染物質を分級し、剥離洗浄し、浮遊分離し、除去することにより、農薬汚染土壌を洗浄処理する方法である。加えて、本発明の洗浄処理方法は、吸着剤を用いて、農薬汚染土壌の洗浄処理に用いた水に溶出した溶存態の汚染物質を除去して、汚染物質の濃度が大幅に低減した浄化処理水を得る方法である。
本発明の洗浄処理方法は、分級工程と、剥離洗浄工程と、除去工程と、凝集沈殿工程と、水処理工程とを有する。
農薬に含まれる化学物質、すなわち汚染物質としては、例えば、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)、2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5-T)、3,6-ジクロロ-2-メトキシ安息香酸(ジカンバ)、1,2,3,4,5,6-ヘキサクロロシクロヘキサン(ベンゼンヘキサクロリド、BHC、HCH)、アルドリン、ディルドリン、エンドリン、クロルデン、ヘプタクロル、ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)等が挙げられる。
本明細書において処理対象とする汚染物質としては、水に対する溶解度が農薬としては高く、凝集沈殿処理では対応できない、2,4-D、2,4,5-Tが挙げられる。
汚染物質の水に対する溶解度は、2,4-Dが238mg/L(30℃)、2,4,5-Tが900mg/L(25℃)である。これらの汚染物質の一部で水に溶解したものは、水中で溶存態として存在している。
分級工程は、汚染物質を含む農薬汚染土壌S0から任意の粒子径範囲の砂分S4と任意の粒子径未満の細粒子分S3とを得る工程である。本実施形態の分級工程は、第一分級工程と、第二分級工程とを有する。
任意の粒子径は、汚染土壌S0の汚染の程度や、第二分級装置12の許容サイズ等に応じて適宜設定される。任意の粒子径としては、例えば、1~4mmが挙げられ、2mmが特に好ましい。
農薬に含まれる汚染物質は、所定の粒子径超の粗粒子分S2には吸着しにくい。このため、あらかじめ汚染土壌S0から粗粒子分S2を除去しておくと、汚染土壌S0の洗浄効率を向上しやすい。ここで、所定の粒子径としては、例えば、1~4mmが挙げられ、2mmが特に好ましい。加えて、あらかじめ汚染土壌S0から粗粒子分S2を除去しておくと、第二分級装置12の負荷を軽減しやすい。
よって、分級工程は、第一分級工程と、第二分級工程とを有することが好ましい。
第一分級装置11によれば、汚染土壌S0から任意の粒子径の粗粒子分S2を分離できる。
また、一般に、粒子径の小さい土壌ほど汚染物質濃度が高い。このため、土壌S1は、粗粒子分S2より汚染物質濃度が高い。
土壌S1は、第二分級装置12へと送られる。
一般に、細粒子分S3の汚染物質濃度は高く、砂分S4の汚染物質濃度は低い。細粒子分S3を分離することで、回収された砂分S4の汚染物質濃度は大幅に低減される。
任意の粒子径としては、例えば、30~250μmが挙げられる。
第二分級工程では、第二分級装置12によって、細粒子分S3を含むOFと、砂分S4を含むUFとに分級される。第二分級工程では、外部から第二分級装置12へと水Wが供給されてもよく、水処理装置50から配管101、配管102、配管103を経由して浄化処理水PWが供給されてもよい。
任意の粒子径範囲は、ハイドロサイクロンを回転させるときのスラリー状の土壌S1の流量、供給圧力、ハイドロサイクロンの出口サイズ等により調整できる。任意の粒子径範囲としては、例えば、30~4000μmが挙げられる。
第二分級装置12によれば、土壌S1から、任意の粒子径未満の細粒子分S3と、任意の粒子径以上の砂分S4とを得ることができる。
剥離洗浄工程は、砂分S4から汚染物質を剥離する工程である。剥離洗浄工程では、砂分S4の粒子中に含まれる汚染物質を剥離して除去してもよく、砂分S4の粒子表面から汚染物質を剥離して除去してもよい。回収砂S6の回収率を向上する観点から、剥離洗浄工程では、砂分S4の粒子表面から汚染物質を剥離することが好ましい。
UF中の砂分S4は、剥離洗浄装置20において、剥離分散剤によって表面処理される。この表面処理により、砂分S4の表面から汚染物質が化学的に剥離しやすい状態となる。
剥離分散剤としては、後述するフローテーション薬剤が用いられる。剥離分散剤としては、例えば、アルコール、アニオン系の界面活性剤(ただし、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩を除く)、カチオン系の界面活性剤(ただし、1級アミン塩を除く)、塩化カルシウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム及びリグニンスルホン酸塩等が挙げられる。剥離分散剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
剥離洗浄工程は、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバーを用いて、砂分S4を攪拌して相互に擦り合わせる操作を有することが好ましい。剥離洗浄工程が、前記操作を有することで、砂分S4の表面から汚染物質をより効果的に剥離できる。
剥離洗浄工程に要する時間は、2~10分が好ましく、4~6分がより好ましい。剥離洗浄工程に要する時間が上記下限値以上であると、砂分S4の表面から汚染物質を充分に剥離しやすい。剥離洗浄工程に要する時間が上記上限値以下であると、作業効率を向上しやすい。
剥離洗浄工程で用いられる剥離分散剤の種類、添加量、pH条件等は、砂分S4に吸着している汚染物質の種類、濃度、存在形態等に応じて、適宜調整できる。
剥離洗浄装置20によれば、砂分S4から汚染物質を剥離できる。
除去工程は、フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、剥離した汚染物質を気泡に付着させてフロスFとし、フロスFと砂分S4とを分離し、浄化土壌S5を得る工程である。
除去工程では、砂分S4を含むスラリーは、除去装置30の水槽(フローテーションセル)に供給される。除去工程では、フローテーション薬剤として起泡剤が添加されフローテーションが行われる。フローテーションは、フローテーションセル内に任意の量の空気を導入する。導入された空気は、除去装置30の攪拌翼で急速に攪拌され、その過程で任意の大きさの気泡が発生する。捕収剤の作用により、剥離洗浄工程で剥離された汚染物質を発生した気泡に付着させる。
良好なフロスFが形成される条件は、汚染物質の種類、フローテーション薬剤の種類、攪拌翼の回転速度、導入される空気量等によって異なる。攪拌翼の回転速度は、砂分S4がフローテーションセルの底部に沈殿せず、かつ、液面まで上昇しない範囲で流動するように調整することが好ましい。供給する空気の流量は、良好な大きさのフロスFが形成されるように調整することが好ましい。
捕収剤は、対象の汚染粒子の表面に付着して粒子表面を疎水化する薬剤である。捕収剤としては、例えば、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルジチオリン酸塩、ザンセート、1級アミン塩、軽油、灯油、コールタール等が挙げられる。捕収剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なお、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩(いわゆるアニオン系の界面活性剤)、1級アミン塩(いわゆるカチオン系の界面活性剤)、軽油、灯油は、剥離洗浄工程では、剥離分散剤としても機能する。また、本明細書において、「界面活性剤」は、親水基と疎水基とを有する化合物をいい、農薬を水に可溶化させる目的で使用していない。
起泡剤は、界面活性が高く、特定の吸着特性を持たない界面活性剤である。起泡剤は、水中に安定な気泡を多数発生させる。起泡剤としては、例えば、4-メチル-2-ペンタノール(MIBC)、松油(pine oil)、2-エチル-1-ヘキサノール等が挙げられる。起泡剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
活性剤(Activators)は、対象とする汚染粒子の浮遊性を高める薬剤である。汚染粒子の表面と捕収剤との親和性が低い場合、汚染粒子の浮遊性は低い。活性剤は、汚染粒子の表面に作用して、捕収剤との親和性を高め、汚染粒子の浮遊性を高める役割を果たす。活性剤としては、硫酸銅、塩化カルシウム、硫化ナトリウム等が挙げられる。活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
抑制剤(Depressants)は、鉱物の浮遊性を抑制する薬剤である。抑制剤としては、硫化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、タンニン、リグニン等が挙げられる。抑制剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
pH調整剤は、砂分S4を含むスラリーのpHを調整する薬剤である。pH調整剤としては、例えば、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸カルシウム、炭酸ガス等が挙げられる。pH調整剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
除去工程に要する時間は、5~20分が好ましく、10~15分がより好ましい。除去工程に要する時間が上記下限値以上であると、フロスFを充分に除去しやすい。除去工程に要する時間が上記上限値以下であると、作業効率を向上しやすい。
除去工程で用いられるフローテーション薬剤の種類、添加量、pH条件等は、砂分S4を含むスラリー中の汚染物質の濃度、スラリー濃度、スラリー流量、スラリーの滞留時間等に応じて、適宜調整できる。
汚染物質が除去され、洗浄された砂分S4は、洗浄砂S5として第一脱水装置60へと送られる。
剥離洗浄工程、フローテーション工程を経て浄化された洗浄砂S5の汚染物質濃度は、分級工程後の砂分S4の汚染物質濃度に比べて、さらに一段と低減している。
第一脱水工程は、洗浄砂S5を脱水して、回収砂S6を得る工程である。第一脱水工程では、洗浄砂S5は、第一脱水装置60によって脱水され、回収砂S6として回収される。回収砂S6は、剥離洗浄工程、除去工程を経て得られるため、汚染物質の濃度が充分に低減されている。回収砂S6は、汚染物質の濃度が土壌環境基準値以下であれば、再利用でき、土壌環境基準値超であれば、高熱処理等の分解処理が可能な焼却施設や特別管理型の廃棄物処分場等に搬出されて処理される。
脱水によって分離された水分は、脱水処理水E1として、細粒子分S3を含むOF、フロスFに付着した細かい汚染粒子とともに第一水処理部51へと送られる。
第一脱水装置60によれば、汚染物質が除去された洗浄砂S5から脱水処理水E1を分離した回収砂S6が得られる。
水処理工程は、細粒子分S3とフロスFとを含む懸濁水に溶存する汚染物質を吸着剤Aに吸着させて浄化処理水PWを得る工程である。本実施形態の水処理工程は、第一水処理操作と、第二水処理操作とを有する。
第一水処理操作では、細粒子分S3とフロスFとを含む懸濁水に凝集剤、pH調整剤を添加し、攪拌し、細粒子分S3とフロスFに付着した細かい汚染粒子とを大きな粒子の懸濁粒子として沈殿させ、凝集沈殿処理水L1を得る。懸濁粒子は、沈殿汚泥S7として除去される。
本実施形態の洗浄処理方法は、第一水処理操作を有することで、懸濁水から沈殿汚泥S7を除去し、凝集沈殿処理水L1が得られる。凝集沈殿処理水L1は懸濁粒子等の固形分が除去されているため、後述する第二水処理操作において、凝集沈殿処理水L1に溶存する汚染物質を吸着剤Aに吸着させる吸着効率を向上でき、汚染物質をより効率的に除去できる。
pH調整剤は、上述したフローテーション薬剤で用いられるpH調整剤と同じでもよく、異なっていてもよい。
凝集沈殿処理水L1は、混合吸着槽53へと送られる。沈殿汚泥S7は、第二脱水装置62へと送られる。
吸着剤Aとしては、竹炭、ヤシ殻炭、粉末活性炭、粒状活性炭等の活性炭、ゼオライト、活性アルミナ、合成吸着剤等の他の吸着剤が挙げられる。吸着剤Aとしては、汚染物質の吸着能に優れる観点から、活性炭が好ましく、細孔径が大きい点から、ヤシ殻炭がより好ましい。また、洗浄処理システム1の運転管理が容易な点から、粒状活性炭がより好ましい。
吸着剤Aは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本明細書において、吸着剤Aは吸着能が消費されていない吸着剤を指す。吸着能が消費されていない吸着剤としては、例えば、新品の吸着剤や未使用の吸着剤が挙げられる。後述する再利用吸着剤S9は、吸着能の一部が消費された吸着剤を指す。
混合吸着処理では、汚染物質の除去率をより高められる観点から、吸着剤Aを用いることが好ましい。
吸着剤Aと再利用吸着剤S9との混合比率は、凝集沈殿処理水L1に溶存する汚染物質の種類、濃度、存在形態等に応じて、適宜調整できる。
凝集物を分離する方法は、特に限定されず、吸着剤凝集沈殿槽54の底に沈殿させてから、引き抜きポンプ等で凝集物を除去する方法が挙げられる。
吸着剤凝集沈殿処理で凝集させる吸着剤は、吸着剤Aの他、再利用吸着剤S9を含んでいてもよい。
吸着剤を凝集し、捕集しやすい観点から、凝集剤Bとしては、上述した有機高分子凝集剤が好ましい。
吸着剤凝集沈殿槽54で分離された凝集物は、余剰吸着剤凝集物S8と、再利用吸着剤S9とに分けられる。凝集剤Bとして、有機高分子凝集剤を用いた場合、凝集物の一部は、凝集物移送部55のポンプ(不図示)と配管57の内部で高分子凝集剤の架橋作用が剥離され、元の吸着剤Aの粒子の状態に戻り、再利用吸着剤S9として混合吸着槽53へと移送される。
凝集物の残部は、余剰吸着剤凝集物S8として吸着剤凝集沈殿槽54の外部に排出される。余剰吸着剤凝集物S8は、第二脱水装置62へと移送され、沈殿汚泥S7とともに脱水されてもよい。
凝集物として除去される吸着剤は、吸着剤Aの他、再利用吸着剤S9を含んでいてもよい。
浄化処理水PWは、廃棄してもよく、再利用してもよい。汚染土壌S0を洗浄処理する際に要するコストを低減する観点から、浄化処理水PWは、再利用することが好ましい。
浄化処理水PWは、配管101、配管102を経由して第一分級装置11に供給し、再利用できる。
浄化処理水PWは、配管101、配管102、配管103を経由して第二分級装置12に供給し、再利用できる。
浄化処理水PWは、配管101、配管102、配管104を経由して除去装置30に供給し、再利用できる。
浄化処理水移送工程としては、浄化処理水PWを分級装置10に移送する工程、浄化処理水PWを除去装置30に移送する工程が挙げられる。浄化処理水PWを分級装置10に移送する工程としては、浄化処理水PWを第一分級装置11に移送する工程、浄化処理水PWを第二分級装置12に移送する工程が挙げられる。
第二脱水工程は、沈殿汚泥S7を脱水する工程である。第二脱水工程では、沈殿汚泥S7は、第二脱水装置62によって脱水され、濃縮残渣Tとなる。濃縮残渣Tは、高熱処理等の分解処理が可能な焼却施設や特別管理型の廃棄物処分場等に搬出されて処理される。
第二脱水工程では、水処理工程で得られる余剰吸着剤凝集物S8を沈殿汚泥S7とともに脱水してもよい。
脱水によって分離された水分は、脱水処理水E2として、細粒子分S3を含むOF、フロスFに付着した細かい汚染粒子とともに第一水処理部51へと送られる。
例えば、洗浄処理システムでは、分級装置10は、一つの分級装置から構成されたものであってもよい。
剥離洗浄装置20と除去装置30とは、一つの装置が兼用する形態であってもよい。
上述の実施形態では、細粒子分S3を含むOFと、フロスFと、脱水処理水E1と、脱水処理水E2とを混合してから第一水処理部51に供給している。細粒子分S3を含むOFと、フロスFと、脱水処理水E1と、脱水処理水E2とは、第一水処理部51に供給する前に混合してもよく、細粒子分S3を含むOF、フロスF、脱水処理水E1、脱水処理水E2を別々に第一水処理部51に供給し、第一水処理部51の内部で混合してもよい。
細粒子分S3を含むOFの供給のしやすさ、作業効率を高める観点から、細粒子分S3を含むOFと、フロスFと、脱水処理水E1と、脱水処理水E2とは、第一水処理部51に供給する前に混合することが好ましい。
懸濁水に溶出した溶存態の汚染物質濃度が低い場合、第一水処理部51に吸着剤Aを投入してもよい。この場合、第二水処理部52を省略できる。
吸着剤Aの吸着能が高い場合、第一水処理部51に吸着剤Aを投入してもよい。この場合、第二水処理部52を省略できる。
吸着剤Aに対する汚染物質の吸着効率を高め、より確実に汚染物質を吸着剤Aに吸着させる観点から、洗浄処理システムは、第一水処理部51と、第二水処理部52とを有することが好ましい。
分級装置10により、土壌S1から、任意の粒子径未満の細粒子分S3と、任意の粒子径以上の砂分S4とを得ることができる。
剥離洗浄装置20により、砂分S4から汚染物質を剥離できる。
除去装置30により、フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、剥離した汚染物質を気泡に付着させてフロスFとし、フロスFと砂分S4とを分離し、浄化土壌S5を得ることができる。
剥離洗浄装置20と除去装置30とにより、汚染物質が除去された浄化土壌S5が得られる。
水処理装置50により、細粒子分S3とフロスFとを含む懸濁水に溶存する汚染物質を吸着剤Aに吸着させて浄化処理水PWを得ることができる。
汚染物質を吸着した吸着剤Aは、凝集物として分離されるため、浄化処理水PWは、凝集沈殿処理水L1よりも汚染物質の濃度が大幅に低減している。
加えて、本発明の洗浄処理システムによれば、従来の分級洗浄(フルイ+サイクロン)や、分級洗浄に表面研磨を行った汚染土壌では不可能だった、汚染物質の高い除去率と洗浄砂の高い回収率の両立を実現できる。
さらに、本発明の洗浄処理システムによれば、汚染物質を洗剤等によって水に可溶化させて、農薬汚染土壌を洗浄する従来の技術に比べて、汚染物質を含む水の処理がはるかに容易になる。
加えて、本発明の洗浄処理システムによれば、農薬汚染土壌の洗浄処理に用いた水に溶出した溶存態の汚染物質を除去できる。
さらに、本発明の洗浄処理システムによれば、浄化処理水PWには汚染物質がほとんど含まれていないため、浄化処理水PWを農薬汚染土壌の洗浄処理に再利用できる。
Claims (8)
- 汚染物質を含み、任意の粒子径範囲の砂分と、前記粒子径範囲よりも粒子径が大きい粗粒子分と、前記粒子径範囲よりも粒子径が小さい細粒子分とから構成される農薬汚染土壌から前記砂分と前記細粒子分とを得る分級装置と、
前記砂分から前記汚染物質を剥離する剥離洗浄装置と、
フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離した汚染物質を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスと前記砂分とを分離して、浄化土壌を得る除去装置と、
前記細粒子分と前記フロスとを含む懸濁水に溶存する前記汚染物質を吸着剤に吸着させて浄化処理水を得る水処理装置とを有し、
前記水処理装置が、前記懸濁水から懸濁粒子を沈殿させ分離して、凝集沈殿処理水を得る第一水処理部と、前記凝集沈殿処理水に前記吸着剤を接触させ、前記凝集沈殿処理水に溶存する前記汚染物質を前記吸着剤に吸着させて前記浄化処理水を得る第二水処理部とを有する、農薬汚染土壌の洗浄処理システム。 - 前記第二水処理部が、前記凝集沈殿処理水と粉末状の吸着剤とを混合して混合液を得る混合吸着槽と、前記混合液に凝集剤を添加して、前記粉末状の吸着剤を凝集物として分離し、前記浄化処理水を得る吸着剤凝集沈殿槽とを有する、請求項1に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
- 前記水処理装置が、前記凝集物を前記第一水処理部と前記混合吸着槽の双方又はいずれか一方に移送する凝集物移送部をさらに有する、請求項2に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
- 前記浄化処理水を前記分級装置と前記除去装置の双方又はいずれか一方に移送する浄化処理水移送装置をさらに有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理システム。
- 汚染物質を含み、任意の粒子径範囲の砂分と、前記粒子径範囲よりも粒子径が大きい粗粒子分と、前記粒子径範囲よりも粒子径が小さい細粒子分とから構成される農薬汚染土壌から前記砂分と前記細粒子分とを得る分級工程と、
前記砂分から前記汚染物質を剥離する剥離洗浄工程と、
フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離した汚染物質を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスと前記砂分とを分離して、浄化土壌を得る除去工程と、
前記細粒子分と前記フロスとを含む懸濁水に溶存する前記汚染物質を吸着剤に吸着させて浄化処理水を得る水処理工程とを有し、
前記水処理工程が、前記懸濁水から懸濁粒子を沈殿させ分離して、凝集沈殿処理水を得る第一水処理操作と、前記凝集沈殿処理水に前記吸着剤を接触させ、前記凝集沈殿処理水に溶存する前記汚染物質を前記吸着剤に吸着させて前記浄化処理水を得る第二水処理操作とを有する、農薬汚染土壌の洗浄処理方法。 - 前記第二水処理操作が、前記凝集沈殿処理水と粉末状の吸着剤とを混合して混合液を得る混合吸着処理と、前記混合液に凝集剤を添加して、前記粉末状の吸着剤を凝集物として分離し、前記浄化処理水を得る吸着剤凝集沈殿処理とを有する、請求項5に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理方法。
- 前記水処理工程が、前記凝集物を前記第一水処理操作と前記混合吸着処理の双方又はいずれか一方に移送する凝集物移送操作をさらに有する、請求項6に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理方法。
- 前記浄化処理水を前記分級工程と前記除去工程の双方又はいずれか一方に移送する浄化処理水移送工程をさらに有する、請求項5~7のいずれか一項に記載の農薬汚染土壌の洗浄処理方法。
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