JP7410245B2 - ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法 - Google Patents

ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法に関する。
ダイオキシン類は、非揮発性の安定した有機塩素化合物であり、人体への影響が懸念される。このため、ダイオキシン類に汚染された汚染土壌を無害化する処理が求められている。無害化する処理としては、高熱処理等の分解処理が可能な焼却施設での処理や特別管理型の廃棄物処分場に汚染土壌を搬出する処理が知られている。このほか、特許文献1には、洗浄剤を含む水溶液に汚染土壌を浸漬して洗浄し、振動フルイ分級装置にて粗粒土と細粒土に分級し、前記細粒土を懸濁水として光触媒装置で無害化するダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システムが提案されている。
特許文献1の洗浄処理システムでは、分級された粗粒土のダイオキシン類の濃度と細粒土のダイオキシン類の濃度とを環境基準値以下に低減し、洗浄に用いた洗浄水を浄化して、粗粒土と洗浄水を再利用することを可能にしている。
特開2008-246273号公報
しかしながら、特許文献1の洗浄処理システムでは、ダイオキシン類の除去率が充分ではなかった。
そこで、本発明は、ダイオキシン類汚染土壌からのダイオキシン類の除去率をより高められるダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を有する。
[1]ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級装置と、
前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄装置と、
フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去装置とを有し、
前記フローテーション薬剤が、少なくとも1級アミン塩を含む捕収剤と、アルコール、軽油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上の剥離分散剤とを含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム。
[2]ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級装置と、
剥離分散剤によって表面処理して前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄装置と、
フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去装置とを有し、
前記剥離分散剤が、アルコール、軽油、灯油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上を含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム
]前記剥離洗浄装置が、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバーである、[1]または記載のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム。
]ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級工程と、
前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄工程と、
フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去工程とを有し、
前記フローテーション薬剤が、少なくとも1級アミン塩を含む捕収剤と、アルコール、軽油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上の剥離分散剤とを含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法。
]ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級工程と、
剥離分散剤によって表面処理して前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄工程と、
フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去工程とを有し、
前記剥離分散剤が、アルコール、軽油、灯油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上を含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法
]前記剥離洗浄工程が、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバーを用いて、前記砂分を攪拌して相互に擦り合わせる操作を有する、[または記載のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法。
本発明のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法によれば、ダイオキシン類汚染土壌からのダイオキシン類の除去率をより高められる。
本発明のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システムの一例を示す模式図である。
<ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム>
本発明のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム(以下、単に洗浄処理システムともいう。)は、ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌からダイオキシン類を剥離し、除去することにより、ダイオキシン類汚染土壌を洗浄するものである。
本発明の洗浄処理システムは、分級装置と、剥離洗浄装置と、除去装置とを有する。
以下に、本発明の洗浄処理システムの一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の洗浄処理システム1は、分級装置10と、剥離洗浄装置20と、除去装置30と、凝集沈殿装置40と、第一脱水装置50と、第二脱水装置52とを有する。分級装置10は、第一分級装置11と、第二分級装置12とから構成されている。
第一分級装置11の二次側には、第二分級装置12が設けられている。
第二分級装置12の二次側には、剥離洗浄装置20と、凝集沈殿装置40とが設けられている。
剥離洗浄装置20の二次側には、除去装置30が設けられている。
除去装置30の二次側には、第一脱水装置50が設けられている。
凝集沈殿装置40の二次側には、第二脱水装置52が設けられている。
第一分級装置11は、ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌(以下、単に汚染土壌ともいう。)S0を、任意の粒子径超の粗粒子分S2と、粗粒子分S2を含まない土壌S1(以下、単に土壌S1ともいう。)とに分級する装置である。土壌S1の粒子径は、粗粒子分S2の粒子径以下である。
第一分級装置11は、公知の分級装置を用いることができる。第一分級装置11としては、例えば、所定の目開きの金網フルイを備える円形振動フルイ機、2段湿式フルイを備える湿式振動フルイ機等が挙げられる。2段湿式フルイは、所定の目開きの金網フルイを上段と下段の2段で備えるフルイである。上段のフルイの所定の目開きとしては、例えば、20~50mmが挙げられる。下段のフルイの所定の目開きとしては、例えば、1~4mmが挙げられる。
下段のフルイの所定の目開きは、除去する粗粒子分S2の粒子径に応じて適宜設定される。
本明細書において、「粒子径」とは、土壌を構成する土壌粒子の代表粒子径をいうものとする。代表粒子径Dは、フルイの目開きがDとDのフルイによって分けられた土壌粒子の粒子径で、下記式(I)によって求められる。例えば、フルイの目開き38μmのフルイを通過する土壌粒子の代表粒子径Dは、D=0μm、D=38μmより、D=26.9μmとなる。
Figure 0007410245000001
ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル(DL-PCBs)の総称をいう。DL-PCBsは、ダイオキシン類特有の毒性を有するポリ塩化ビフェニル(PCB)をいう。ダイオキシン類の毒性は、2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(TCDD)の毒性を基準とする毒性の等量(TEQ)を用いて表される。
第一分級装置11によれば、汚染土壌S0から任意の粒子径の粗粒子分S2を分離できる。
第二分級装置12は、土壌S1を、任意の粒子径未満の細粒子分S3と、任意の粒子径以上の砂分S4とに分級する装置である。
第二分級装置12は、公知の分級装置を用いることができる。第二分級装置12としては、例えば、所定の目開きの金網フルイを備える円形振動フルイ機、2段湿式フルイを備える湿式振動フルイ機、土壌粒子の沈降速度差を利用した分級装置、遠心力を利用した分級装置等が挙げられる。土壌粒子の沈降速度差を利用した分級装置としては、エーキンス、ハイメッシュセパレーター等が挙げられる。遠心力を利用した分級装置としては、ハイドロサイクロン等が挙げられる。
遠心力を利用した分級装置は、遠心力を利用して、土壌S1と水Wとを混合したスラリーの分級を行う装置である。遠心力を利用した分級装置としては、例えば、円塔底部が円錐形状の容器からなり、スラリーを導入する上部流入口と、アンダーフロー(以下、UFともいう。)を取り出す下部流出口と、オーバーフロー(以下、OFともいう。)を取り出す上部流出口と、を備える装置が挙げられる。
なお、本明細書において「分級径」は、OFとUFとの分級の境界となる土壌粒子の粒子径をいう。
任意の粒子径としては、例えば、30~250μmが挙げられる。
第二分級装置12によれば、汚染土壌S0から任意の粒子径範囲の砂分S4を得ることができる。任意の粒子径範囲としては、例えば、30~4000μmが挙げられる。
剥離洗浄装置20は、砂分S4の粒子表面からダイオキシン類を剥離する装置である。
剥離洗浄装置20としては、洗浄槽を備える洗浄装置、撹拌子を備える攪拌装置、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバー等が挙げられる。本明細書において、「スクラバー」とは、攪拌槽と攪拌翼とを備え、水の存在下で、攪拌翼を用いて機械的に混合、攪拌して、土壌粒子を相互に擦り合わせることができる装置をいうものとする。スクラバーによれば、土壌粒子(砂分S4)同士を衝突させることによって土壌粒子の表面を擦り洗いする(スクラブする)ことで表面に付着しているダイオキシン類を剥離させることができる。このため、剥離洗浄装置20としては、スクラバーを用いることが好ましい。
剥離洗浄装置20によれば、砂分S4の粒子表面からダイオキシン類を剥離できる。
除去装置30は、フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、剥離したダイオキシン類を気泡に付着させてフロス(泡沫)Fとし、フロスFを除去する除去装置である。
除去装置30としては、水槽とスクレーパーとを備えるフローテーション装置が挙げられる。スクレーパーは、水槽中に砂分S4と水Wとを含む液体の液面に浮遊したフロス(泡沫)Fを掻きとって除去するものである。フローテーション装置は、水Wを供給して、フロスFをオーバーフローさせて除去するものでもよい。フローテーション装置によれば、剥離洗浄装置20で剥離したダイオキシン類を効率よく除去できる。このため、除去装置30としては、フローテーション装置が好ましい。
フローテーション薬剤は、捕収剤を含む。
捕収剤は、対象の汚染粒子の表面に吸着して粒子表面を疎水化する薬剤である。捕収剤としては、例えば、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルジチオリン酸塩、ザンセート、1級アミン塩、軽油、灯油、コールタール等が挙げられる。捕収剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なお、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩(いわゆるアニオン系の界面活性剤)、1級アミン塩(いわゆるカチオン系の界面活性剤)、軽油、灯油は、後述する剥離洗浄工程では、剥離分散剤としても機能する。また、本明細書において、「界面活性剤」は、親水基と疎水基とを有する化合物をいい、ダイオキシン類を水に可溶化させる目的で使用していない。
フローテーション薬剤は、起泡剤、剥離分散剤、活性剤、抑制剤、pH調整剤を含んでもよい。
起泡剤は、界面活性が高く、特定の吸着特性を持たない界面活性剤である。起泡剤は、水中に安定な気泡を多数発生させる。起泡剤としては、例えば、4-メチル-2-ペンタノール(MIBC)、松油(pine oil)、2-エチル-1-ヘキサノール等が挙げられる。起泡剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
フローテーション薬剤に用いられる剥離分散剤は、汚染粒子の表面からダイオキシン類を剥離し、分散させる薬剤である。フローテーション薬剤に用いられる剥離分散剤としては、例えば、アルコール、アニオン系の界面活性剤(ただし、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩を除く)、カチオン系の界面活性剤(ただし、1級アミン塩を除く)、塩化カルシウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リグニンスルホン酸塩等が挙げられる。アルコールとしては、エタノール等のモノアルコールが挙げられる。フローテーション薬剤に用いられる剥離分散剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
活性剤(Activators)は、対象とする汚染粒子の浮遊性を高める薬剤である。汚染粒子の表面と捕収剤との親和性が低い場合、汚染粒子の浮遊性は低い。活性剤は、汚染粒子の表面に作用して、捕収剤との親和性を高め、汚染粒子の浮遊性を高める役割を果たす。活性剤としては、硫酸銅、塩化カルシウム、硫化ナトリウム等が挙げられる。活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
抑制剤(Depressants)は、鉱物の浮遊性を抑制する薬剤である。抑制剤としては、硫化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、タンニン、リグニン等が挙げられる。抑制剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
pH調整剤は、砂分S4と水Wとを含む液体のpHを調整する薬剤である。pH調整剤としては、例えば、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸カルシウム、炭酸ガス等が挙げられる。pH調整剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
除去装置30によれば、剥離したダイオキシン類をフロスFとして除去できる。
凝集沈殿装置40は、懸濁水に凝集剤を添加し、攪拌し、懸濁水中の細粒子分S3とフロスFに付着した細かい汚染粒子を大きな沈殿汚泥S7として沈殿させ、清澄な処理水TWを分離する装置である。懸濁水は、第二分級装置12で分離された細粒子分S3と、除去装置30で除去されたフロスFに付着した細かい汚染粒子と、第一脱水装置50で除去された濾液Eとを含む。
凝集沈殿装置40としては、水槽を備える容器、反応塔等が挙げられる。
凝集沈殿装置40によれば、処理水TWと沈殿汚泥S7とを分離できる。
第一脱水装置50は、除去装置30でダイオキシン類が除去された洗浄砂S5を脱水して、回収砂S6を得る装置である。
第一脱水装置50としては、脱水フルイ機、脱水サイクロン等が挙げられる。
第一脱水装置50によれば、ダイオキシン類が除去された洗浄砂S5から水分を除去した回収砂S6が得られる。
第二脱水装置52は、凝集沈殿装置40で得られた沈殿汚泥S7を脱水して、濃縮残渣Tを得る装置である。
濃縮残渣Tは、高濃度のダイオキシン類を含む。濃縮残渣Tとしては、例えば、脱水ケーキが挙げられる。
第二脱水装置52としては、濾布等からなるフィルターとプレス機とを備える加圧式濾過装置(フィルタープレス機)等が挙げられる。
<ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法>
本発明のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法(以下、単に洗浄処理方法ともいう。)は、ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌からダイオキシン類を剥離し、除去することにより、ダイオキシン類汚染土壌を洗浄処理する方法である。
本発明の洗浄処理方法は、分級工程と、剥離洗浄工程と、除去工程とを有する。
以下に、本発明の洗浄処理方法の一実施形態について、図1を参照して説明する。
(分級工程)
分級工程は、ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌S0から任意の粒子径範囲の砂分S4を得る工程である。本実施形態では、分級工程は、第一分級工程と、第二分級工程とを有する。
第一分級工程は、任意の粒子径以下の土壌S1と、任意の粒子径超の粗粒子分S2とに分離する工程である。
任意の粒子径は、汚染土壌S0の汚染の程度や、第二分級装置12の許容サイズ等に応じて適宜設定される。任意の粒子径としては、例えば、1~4mmが挙げられ、2mmが特に好ましい。
ダイオキシン類は、所定の粒子径超の粗粒子分S2には吸着しにくい。このため、あらかじめ汚染土壌S0から粗粒子分S2を除去しておくと、汚染土壌S0の洗浄効率を向上しやすい。ここで、所定の粒子径としては、例えば、1~4mmが挙げられ、2mmが特に好ましい。加えて、あらかじめ汚染土壌S0から粗粒子分S2を除去しておくと、第二分級装置12の負荷を軽減しやすい。
よって、分級工程は、第一分級工程と、第二分級工程とを有することが好ましい。
第一分級工程では、まず、第一分級装置11に入れた汚染土壌S0に水Wを添加し、スラリー状にする。次に、汚染土壌S0を、任意の粒子径以下の土壌S1と、任意の粒子径超の粗粒子分S2とに篩い分ける。
一般に、粗粒子分S2のダイオキシン類濃度は低く、土壌環境基準値(1000pg-TEQ/g)以下である。土壌環境基準値超の粗粒子分S2は、ログウォッシャー等の砂利洗浄装置で洗浄して処理される。このように、粗粒子分S2は、再利用可能である。
一般に、粒子径の小さい土壌ほどダイオキシン類濃度が高い。このため、土壌S1は、粗粒子分S2よりダイオキシン類濃度が高い。土壌S1は、第二分級装置12へと送られる。
第二分級工程は、土壌S1を、任意の粒子径未満の細粒子分S3と、任意の粒子径以上の砂分S4とに分離する工程である。
一般に、細粒子分S3のダイオキシン類濃度は高く、砂分S4のダイオキシン類濃度は低い。細粒子分S3を分離することで、回収された砂分S4のダイオキシン類濃度は大幅に低減される。
任意の粒子径としては、例えば、30~250μmが挙げられる。
第二分級工程では、第二分級装置12によって、細粒子分S3を含むOFと、砂分S4を含むUFとに分級される。第二分級工程では、外部から第二分級装置12へと水Wが供給されてもよい。
第二分級装置12として、ハイドロサイクロンを用いた場合、上部流入口から入ったスラリー状の土壌S1は、円筒容器の円周方向に高速で供給されることにより、旋回運動による遠心作用によって分級される。この時、スラリー中の粒子径の大きな粒子や比重の重い粒子は、遠心力により周壁に集まり、次第にUF出口(下部流出口)に向かい、排出される。粒子径の小さな粒子や比重の軽い粒子は、円筒容器の中央部を渦流となって上昇し、OF出口(上部流出口)から排出される。
任意の粒子径範囲は、ハイドロサイクロンを回転させるときのスラリー状の土壌S1の流量、供給圧力、ハイドロサイクロンの出口サイズ等により調整できる。
砂分S4を含むUFは、剥離洗浄装置20へと送られる。細粒子分S3を含むOFは、凝集沈殿装置40へと送られる。
(剥離洗浄工程)
剥離洗浄工程は、砂分S4の粒子表面からダイオキシン類を剥離する工程である。
UF中の砂分S4は、剥離洗浄装置20において、剥離分散剤によって表面処理される。この表面処理により、砂分S4の表面からダイオキシン類が化学的に剥離しやすい状態となる。
剥離分散剤としては、例えば、アルコール、アニオン系の界面活性剤、カチオン系の界面活性剤、軽油、灯油、塩化カルシウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リグニンスルホン酸塩等が挙げられる。剥離分散剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
次に、スクラビング(攪拌することによる擦り洗い)によって、砂分S4の表面からダイオキシン類が物理的及び化学的に剥離される。
剥離洗浄工程は、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバーを用いて、砂分S4を攪拌して相互に擦り合わせる操作を有することが好ましい。剥離洗浄工程が、前記操作を有することで、砂分S4の表面からダイオキシン類をより効果的に剥離できる。
剥離洗浄工程に要する時間は、2~10分が好ましく、4~6分がより好ましい。剥離洗浄工程に要する時間が上記下限値以上であると、砂分S4の表面からダイオキシン類を充分に剥離しやすい。剥離洗浄工程に要する時間が上記上限値以下であると、作業効率を向上しやすい。
剥離洗浄工程で用いられる剥離分散剤の種類、添加量、pH条件等は、砂分S4に吸着しているダイオキシン類の濃度、存在形態等に応じて、適宜調整できる。
ダイオキシン類が剥離された砂分S4を含むスラリーは、除去装置30へと送られる。
(除去工程)
除去工程は、フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、剥離したダイオキシン類を気泡に付着させてフロスとし、フロスを除去する工程である。
除去工程では、砂分S4を含むスラリーは、除去装置30の水槽(フローテーションセル)に供給される。除去工程では、フローテーション薬剤として起泡剤が添加されフローテーションが行われる。フローテーションは、除去装置30の水槽内に任意の量の空気を導入する。導入された空気は、除去装置30の攪拌翼で急速に攪拌され、その過程で任意の大きさの気泡が発生する。フローテーション薬剤(捕収剤)の作用により、剥離洗浄工程で剥離されたダイオキシン類をその気泡に付着させる。
良好なフロスFが形成される条件は、汚染物質の種類、フローテーション薬剤の種類、攪拌翼の回転速度、導入される空気量等によって異なる。攪拌翼の回転速度は、砂分S4が除去装置30の底部に沈殿せず、かつ、液面まで上昇しない範囲で流動するように調整することが好ましい。供給する空気の流量は、良好な大きさのフロスFが形成されるように調整することが好ましい。
ダイオキシン類を付着した気泡は、フロスFとして液面へと上昇し、除去装置30のスクレーパーにより回収され、除去装置30の系外へと除去される。除去工程では、外部から除去装置30へと水Wが供給されてもよい。水Wを供給して、フロスFをオーバーフローさせて除去してもよい。
除去工程に要する時間は、5~20分が好ましく、10~15分がより好ましい。除去工程に要する時間が上記下限値以上であると、フロスFを充分に除去しやすい。除去工程に要する時間が上記上限値以下であると、作業効率を向上しやすい。
除去工程で用いられるフローテーション薬剤の種類、添加量、pH条件等は、砂分S4を含むスラリー中のダイオキシン類の濃度、スラリー濃度、スラリー流量、スラリーの滞留時間等に応じて、適宜調整できる。
除去工程では、ダイオキシン類を吸着した汚染粒子は、ダイオキシン類を吸着していない土壌粒子との界面化学的性質の差を利用して選択的に分離され、気泡とともに液面まで上昇し、フロスFとして除去される。
フロスFに付着した細かい汚染粒子は、細粒子分S3を含むOFとともに凝集沈殿装置40へと送られる。
ダイオキシン類が除去され、洗浄された砂分S4は、洗浄砂S5として第一脱水装置50へと送られる。
剥離洗浄工程、除去工程を経て浄化された洗浄砂S5のダイオキシン類濃度は、分級工程後の砂分S4のダイオキシン類濃度に比べて、さらに一段と低減している。
(その他の工程)
本発明の洗浄処理方法は、分級工程、剥離洗浄工程、除去工程以外のその他の工程を有していてもよい。その他の工程としては、第一脱水工程、第二脱水工程、凝集沈殿工程等が挙げられる。
第一脱水工程は、洗浄砂S5を脱水する工程である。第一脱水工程では、洗浄砂S5は、第一脱水装置50によって脱水され、回収砂S6として回収される。回収砂S6は、ダイオキシン類の濃度が土壌環境基準値以下であれば、再利用でき、土壌環境基準値超であれば、高熱処理等の分解処理が可能な焼却施設や特別管理型の廃棄物処分場等に搬出されて処理される。
脱水によって除去された水分は、濾液Eとして、細粒子分S3、フロスFに付着した細かい汚染粒子とともに凝集沈殿装置40へと送られる。
凝集沈殿工程は、懸濁水に凝集剤を添加し、攪拌し、懸濁水中の細粒子分S3とフロスFに付着した細かい汚染粒子を大きな沈殿汚泥S7として沈殿させ、清澄な処理水TWを分離する工程である。
凝集沈殿装置40には、細粒子分S3、フロスFに付着していた細かい汚染粒子、濾液Eを含む懸濁水が供給される。凝集沈殿工程では、懸濁水に凝集剤を添加して攪拌する。凝集剤を添加して攪拌することにより、懸濁水中の細粒子分S3と細かい汚染粒子とを大きな沈殿汚泥S7として沈殿させることができる。懸濁水は、沈殿汚泥S7を沈殿させることにより、清澄な処理水TWとして再利用できる。
凝集剤は特に限定されず、無機凝集剤、有機高分子凝集剤、pH調整剤、凝集助剤等が挙げられる。
沈殿汚泥S7は、第二脱水装置52へと送られる。
第二脱水工程は、沈殿汚泥S7を脱水する工程である。第二脱水工程では、沈殿汚泥S7は、第二脱水装置52によって脱水され、濃縮残渣Tとなる。濃縮残渣Tは、高熱処理等の分解処理が可能な焼却施設や特別管理型の廃棄物処分場等に搬出されて処理される。
以上、本発明のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム及び洗浄処理方法について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、洗浄処理システムでは、分級装置10は、一つの分級装置から構成されたものであってもよい。
剥離洗浄装置20と除去装置30とは、一つの装置が兼用する形態であってもよい。
処理水TWを分級装置10や、除去装置30に水Wとして供給してもよい。
本発明のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム1によれば、分級装置10により、汚染土壌S0から、ダイオキシン類濃度が低い粗粒子分S2を分離できる。
分級装置10により、汚染土壌S0から任意の粒子径範囲の砂分S4を得ることができる。
剥離洗浄装置20により、砂分S4の粒子表面からダイオキシン類を剥離できる。
除去装置30により、剥離したダイオキシン類をフロスFとして除去できる。
剥離洗浄装置20と除去装置30とにより、ダイオキシン類が除去された洗浄砂S5が得られる。
本発明の洗浄処理システム1は、上述の構成を有することにより、効率よくダイオキシン類を除去でき、ダイオキシン類汚染土壌からのダイオキシン類の除去率をより高められる。
加えて、本発明の洗浄処理システム1によれば、従来の分級洗浄(フルイ+サイクロン)や、分級洗浄に表面研磨を行った汚染土壌では不可能だった、ダイオキシン類の高い除去率と洗浄砂の高い回収率の両立を実現できる。
さらに、本発明の洗浄処理システム1によれば、ダイオキシン類を洗剤等によって水に可溶化させて、汚染土壌S0を洗浄する従来の技術に比べて、ダイオキシン類を含む水の処理がはるかに容易になる。
以下、実施例を示して本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。
[実施例1~5]
本実施例においては、表1に示す粒度構成、ダイオキシン類濃度の汚染土壌S0を用いて洗浄処理試験を行なった。第一分級装置としては、円形振動フルイ機(KGCR-500-2D、(株)興和工業所)を用いた。汚染土壌S0をフルイの目開きが2mmの湿式2段フルイで粒子径2mm超の粗粒子分S2と、粒子径2mm以下の土壌S1とに分級した。粒子径2mm以下の土壌S1を第二分級装置に供給した。第二分級装置としては、Mozley社のサイクロン(分級径:63μm、供給圧力:0.1MPa)を用いた。土壌S1を含むスラリーは、サイクロン内部で分級され、上部よりOF(粒子径63μm未満の細粒子分S3)が、底部よりUF(粒子径63μm以上2mm以下の砂分S4)が流出した。このUF試料を剥離洗浄装置に供給した。剥離洗浄装置及び除去装置としては、Denver社のフローテーション試験機を用いた。この試験機はスクラバーとフローテーションの両方の機能を有している。フローテーション薬剤は適宜調整して使用した。フローテーション試験機によりUF試料を剥離、洗浄して洗浄砂S5を得た。洗浄砂S5を脱水し、回収砂S6として、この回収砂S6のダイオキシン類濃度を測定した。ダイオキシン類除去率は、次式より算出した。
ダイオキシン類除去率(%)=(汚染土壌S0のダイオキシン類濃度(pg-TEQ/g)-回収砂S6のダイオキシン類濃度(pg-TEQ/g))/汚染土壌S0のダイオキシン類濃度(pg-TEQ/g)×100
結果を表1に示す。
Figure 0007410245000002
表1に示すように、本発明を適用した実施例1~5において、93.6~97.6%という非常に高いダイオキシン類除去率が得られた。本発明を適用することにより、ダイオキシン類汚染土壌からのダイオキシン類の除去率をより高められることが分かった。
本発明の洗浄処理システム及び洗浄処理方法は、ダイオキシン類等の有害物質が含まれる汚染土壌を洗浄処理する用途に広く適用できる。
1…ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム、10…分級装置、11…第一分級装置、12…第二分級装置、20…剥離洗浄装置、30…除去装置、40…凝集沈殿装置、50…第一脱水装置、52…第二脱水装置、S0…汚染土壌、S1…土壌、S2…粗粒子分、S3…細粒子分、S4…砂分、S5…洗浄砂、S6…回収砂、S7…沈殿汚泥、W…水、E…濾液、F…フロス(泡沫)、T…濃縮残渣、TW…処理水

Claims (6)

  1. ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級装置と、
    前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄装置と、
    フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去装置とを有し、
    前記フローテーション薬剤が、少なくとも1級アミン塩を含む捕収剤と、アルコール、軽油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上の剥離分散剤とを含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム。
  2. ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級装置と、
    剥離分散剤によって表面処理して前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄装置と、
    フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去装置とを有し、
    前記剥離分散剤が、アルコール、軽油、灯油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上を含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム。
  3. 前記剥離洗浄装置が、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバーである、請求項1または2に記載のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理システム。
  4. ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級工程と、
    前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄工程と、
    フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去工程とを有し、
    前記フローテーション薬剤が、少なくとも1級アミン塩を含む捕収剤と、アルコール、軽油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上の剥離分散剤とを含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法。
  5. ダイオキシン類を含むダイオキシン類汚染土壌から任意の粒子径範囲の砂分を得る分級工程と、
    剥離分散剤によって表面処理して前記砂分の粒子表面から前記ダイオキシン類を剥離する剥離洗浄工程と、
    フローテーション薬剤を含む水の存在下で気泡を発生させ、前記の剥離したダイオキシン類を前記気泡に付着させてフロスとし、前記フロスを除去する除去工程とを有し、
    前記剥離分散剤が、アルコール、軽油、灯油及び塩化カルシウムからなる群から選ばれる1種以上を含む、ダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法。
  6. 前記剥離洗浄工程が、攪拌槽と攪拌翼とを備えるスクラバーを用いて、前記砂分を攪拌して相互に擦り合わせる操作を有する、請求項4または5に記載のダイオキシン類汚染土壌の洗浄処理方法。
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