JP7033290B2 - 間仕切壁及びその施工方法 - Google Patents
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Description
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する隙間調整部材、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を実質的に喪失する隙間調整部材が、前記スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長するように該スタッドの上端部及び/又は下端部に取付けられ、該隙間調整部材を含む前記スタッドの端部は、前記ランナの溝内に挿入されていることを特徴とする間仕切壁を提供する。
なお、本明細書においては、溶融、熔融、融解、溶解及び熔解の各用語を実質的に同義であると解し、熔融、融解、溶解及び熔解を含む概念として「溶融」の用語を用いるものとする。
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する隙間調整部材、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を実質的に喪失する隙間調整部材を前記スタッドの上端部及び/又は下端部に取付けて、該スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長し、前記隙間調整部材を含む前記スタッドの端部を前記ランナの溝内に挿入して前記スタッドを建込むことを特徴とする間仕切壁の施工方法を提供する。
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する素材で作られ、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を喪失する素材で作られており、前記スタッドの幅寸法と同じ幅寸法を有することを特徴とする間仕切壁の隙間調整部材を提供する。
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する素材で作られ、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を喪失する素材で作られ、前記スタッドの幅寸法と同じ幅寸法を有する隙間調整部材を前記スタッドの上端部及び/又は下端部に一体的に取付けて、該スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長し、
前記隙間調整部材を含む前記スタッドの端部を前記ランナの溝内に挿入し、該隙間調整部材を含む前記スタッドの端部と前記ランナとの係合又は嵌合により前記スタッドの端部を支持することを特徴とするスタッド支持方法を提供する。
・下部ランナ2:WR-65mm×40mm×0.8mm
・上部ランナ3:WR-65mm×40mm×0.8mm
・スタッド4 :WS-65mm×45mm×0.8mm
・内装ボード材5:強化石膏ボード・厚さ12.5mm(吉野石膏株式会社製品「タイガーボード・タイプZ」)
・内装ボード材6:普通硬質石膏ボード・厚さ9.5mm(吉野石膏株式会社製品「タイガーハイパーハードC」)
・断熱・吸音材7:グラスウール24k・厚さ50mm
(1)スタッド4は、上下のランナ2、3を上下の構造体F1、F2に固定した後に建込まれるので、建込み作業を可能にするためにスタッド4の全長を上下のウェブ部2a、3aの離間距離Hよりも小さい寸法に設定する必要がある。
(2)積載荷重(物品荷重、積雪荷重等)の変化や、短期荷重(地震力等)の作用に起因した建物の挙動により距離(高さ)Hが過渡的に短縮したときに直ちに圧縮応力がスタッド4に作用するのを防止する。
(3)温度変化に起因してスタッド4が熱膨張したときに直ちに熱応力等の応力(圧縮応力)がスタッド4に作用するのを防止する。
2 鋼製ランナ(上部ランナ)
3 鋼製ランナ(下部ランナ)
4 鋼製スタッド
4a スタッド上端
4b スタッド下端
5 下張り面材
6 上張り面材
9 隙間(クリアランス)
10 隙間調整部材
15 溝
Claims (9)
- 上部構造体及び下部構造体に夫々固定された上部ランナ及び下部ランナと、上下のランナの間に建込まれた鋼製又は金属製スタッドとを有し、該スタッドの上端部及び下端部を前記ランナの溝内に挿入して立設し、建築内装用の面材を前記スタッドに固定して壁面を形成した構造を有する乾式工法且つ耐火構造の間仕切壁において、
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する隙間調整部材、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を実質的に喪失する隙間調整部材が、前記スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長するように該スタッドの上端部及び/又は下端部に取付けられ、該隙間調整部材を含む前記スタッドの端部は、前記ランナの溝内に挿入されていることを特徴とする間仕切壁。 - 上部ランナ及び下部ランナを上部構造体及び下部構造体に夫々固定し、鋼製又は金属製スタッドの上端部及び下端部を前記ランナの溝内に挿入して該スタッドを建込み、上下のランナの間に立設した前記スタッドに対して建築内装用の面材を固定して壁面を形成する耐火構造の間仕切壁の施工方法において、
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する隙間調整部材、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を実質的に喪失する隙間調整部材を前記スタッドの上端部及び/又は下端部に取付けて、該スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長し、前記隙間調整部材を含む前記スタッドの端部を前記ランナの溝内に挿入して前記スタッドを建込むことを特徴とする間仕切壁の施工方法。 - 上部構造体及び下部構造体に夫々固定された上部ランナ及び下部ランナと、上下のランナの間に建込まれた鋼製又は金属製スタッドとを有し、該スタッドの上端部及び下端部を前記ランナの溝内に挿入して立設し、建築内装用の面材を前記スタッドに固定して壁面を形成する構造を有する乾式工法且つ耐火構造の間仕切壁において使用され、前記スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長するように該スタッドの上端部及び/又は下端部に取付けられ且つ前記スタッドの端部とともに前記ランナの溝内に挿入される隙間調整部材であって、
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する素材で作られ、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を喪失する素材で作られており、前記スタッドの幅寸法と同じ幅寸法を有することを特徴とする間仕切壁の隙間調整部材。 - 上部構造体及び下部構造体に夫々固定された上部ランナ及び下部ランナと、上下のランナの間に建込まれた鋼製又は金属製スタッドとを有し、該スタッドの上端部及び下端部を前記ランナの溝内に挿入して立設し、建築内装用の面材を前記スタッドに固定して壁面を形成する構造を有する乾式工法且つ耐火構造の間仕切壁において使用されるスタッド支持方法において、
前記スタッドの上端と前記上部ランナのウェブ部との間の隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により溶融して軟化する素材で作られ、或いは、前記隙間の寸法を調整するとともに、火災時の温度上昇により破壊又は崩壊して強度及び剛性を喪失する素材で作られ、前記スタッドの幅寸法と同じ幅寸法を有する隙間調整部材を前記スタッドの上端部及び/又は下端部に一体的に取付けて、該スタッドの全長を前記ランナの溝内において実質的に延長し、
前記隙間調整部材を含む前記スタッドの端部を前記ランナの溝内に挿入し、該隙間調整部材を含む前記スタッドの端部と前記ランナとの係合又は嵌合により前記スタッドの端部を支持することを特徴とするスタッド支持方法。 - 前記間仕切壁は、前記スタッドの片側にのみ前記面材を取付けた片面張り仕様の片面壁構造を有することを特徴とする請求項1に記載の間仕切壁。
- 前記隙間調整部材は、前記スタッドの上端部に取付けられ、該隙間調整部材と前記上部ランナのウェブ部との間に形成される隙間の寸法は、10mm以下の寸法に設定され、前記スタッドの上端と前記ウェブ部との鉛直離間距離は、10mmを超える寸法に設定されることを特徴とする請求項1又は5に記載の間仕切壁。
- 前記隙間調整部材は、前記ランナの溝内における該隙間調整部材の鉛直中心軸線廻りの回転を可能にするように、その角部に湾曲面、テーパ面又は断面欠損部を有し、或いは、その端面を全体的に湾曲させた輪郭を有することを特徴とする請求項1、5又は6に記載の間仕切壁。
- 前記スタッドの片側にのみ前記面材を固定した片面壁構造の間仕切壁を施工することを特徴とする請求項2に記載の施工方法。
- 前記隙間調整部材を前記スタッドの上端部に取付け、該隙間調整部材と前記上部ランナのウェブ部との間に10mm以下の寸法の隙間を形成するとともに、前記スタッドの上端と前記ウェブ部との鉛直離間距離を10mmを超える寸法に設定することを特徴とする請求項2又は8に記載の施工方法。
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