JP7032155B2 - 管搬送台車 - Google Patents

管搬送台車 Download PDF

Info

Publication number
JP7032155B2
JP7032155B2 JP2018015249A JP2018015249A JP7032155B2 JP 7032155 B2 JP7032155 B2 JP 7032155B2 JP 2018015249 A JP2018015249 A JP 2018015249A JP 2018015249 A JP2018015249 A JP 2018015249A JP 7032155 B2 JP7032155 B2 JP 7032155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
transport carriage
pipe transport
wheels
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018015249A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019131051A (ja
Inventor
正蔵 岸
崇哲 香川
正隆 下村
勇喜 稗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2018015249A priority Critical patent/JP7032155B2/ja
Publication of JP2019131051A publication Critical patent/JP2019131051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7032155B2 publication Critical patent/JP7032155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、鉄管などの管材を搬送する管搬送台車に関する。
特許文献1および2には、管材などを搬送するための管搬送台車(長尺剛性材運搬装置、配管用管揚げ降し運搬車)が開示されている。
特開2004-284543号公報(2004年10月14日公開) 実開昭62-58258号公報(1987年4月10日公開)
管搬送台車によって搬送された管は、例えば掘削溝などに吊り降ろされる。このとき、管搬送台車を、掘削溝を跨いだ状態にする必要がある。特許文献1および2に記載されている管搬送台車においては、掘削溝を跨いだ状態にするためには、掘削溝の切れ目で跨いだ状態にするか、または掘削溝に蓋をして当該蓋の上で掘削溝を跨いだ状態とする必要がある。
しかしながら、掘削溝の切れ目で管搬送台車が掘削溝を跨いだ状態にする場合には、当該状態で管を吊り降ろす位置まで掘削溝に沿って管搬送台車を走行させる必要がある。この場合、管搬送台車を用いて管を搬送する作業者も掘削溝を跨いだ状態で作業をする必要があるため、安全上の問題がある。
また、掘削溝に蓋をして当該蓋の上で掘削溝を跨いだ状態とする場合には、当該蓋を別途運搬する必要があり、さらに管を吊り降ろす時には蓋を除去する必要があるため、作業者に余分な手間がかかる。
本発明の一態様は、容易な手順で掘削溝を跨いだ状態として管の吊り降ろし作業を行うことが可能な管搬送台車を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管搬送台車は、管を吊下げ搬送するための管搬送台車であって、上記管搬送台車に係る複数の走行輪のそれぞれに係る接地点により囲まれる範囲である第1接地範囲を超えて、上記管の延伸方向と交差する方向に、上記管搬送台車の補助接地部位を移動させる移動機構を備えている。
上記の構成によれば、管搬送台車は、複数の走行輪のそれぞれに係る接地点により囲まれる範囲である第1接地範囲により走行することができる。さらに、管搬送台車は移動機構を備え、当該移動機構により、第1接地範囲を超えた位置に補助接地部位を移動させることができる。したがって管搬送台車を用いて作業を行う作業者は、補助接地部位を、第1接地範囲を超えて掘削溝を跨ぐ位置に設置させるだけで、管搬送台車を、容易に掘削溝を跨いだ状態にすることができる。この状態において、管の吊り降ろし作業を行うことも可能となる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車は、上記補助接地部位が移動された状態において、上記複数の走行輪のうち接地しているものに係る接地点と、上記補助接地部位に係る接地点とにより規定される範囲である第2接地範囲により、上記管の延伸方向と交差する方向への走行が可能となる。
上記の構成によれば、接地している走行輪および補助接地部位のそれぞれに係る接地点により、第2接地範囲が規定される。ここで、第2接地範囲の少なくとも一部は、第1接地範囲を超えている。したがって、例えば第1接地範囲を規定する走行輪によっては管の延伸方向と交差する方向へ走行できない場合であっても、第2接地範囲を規定する走行輪および補助接地部位により当該方向へ走行することができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車においては、上記補助接地部位が移動された状態において、上記複数の走行輪のうち接地しているものに係る接地点と、上記補助接地部位に係る接地点とにより上記管搬送台車の姿勢が走行可能に維持されることにより、上記管の延伸方向と交差する方向への走行が可能となる。
上記の構成によれば、接地している走行輪および補助接地部位のそれぞれに係る接地点により、管搬送台車の姿勢が走行可能に維持されること。したがって、管搬送台車は、複数の走行輪のうち接地していないものが存在する場合でも、管の延伸方向と交差する方向への走行が可能となる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車において、上記移動機構は、上記補助接地部位をスライド移動させるスライドバーである。
上記の構成によれば、移動機構は、地面に対する姿勢を一定に保った状態で補助接地部位を移動させる。したがって、補助接地部位は、移動機構による移動の過程においても、補助接地部位として機能する。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車において、上記スライドバーは、折り畳み可能である。
上記の構成によれば、管搬送台車の走行時にスライドバーが周囲の物体に接触する虞が低減される。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車は、上記複数の走行輪の内、少なくとも1つが進行方向を変更可能であるとともに、変更された位置において固定可能である。
上記の構成によれば、走行輪の進行方向を変更して固定することで、管を搬送する状態と、掘削溝を跨ぐ場合とを適切に切り替えることができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車において、上記補助接地部位は、走行方向を変更可能な車輪である。
上記の構成によれば、補助接地部位が接地している場合に、補助接地部位の走行方向を変更することで、管搬送台車が搬送している管の延伸方向を変更することができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車は、上記補助接地部位の位置を、上下に調整可能である。
上記の構成によれば、補助接地部位の位置を、路面の凹凸の度合いに応じて、当該凹凸に接触せず、かつ過度に高くない位置とすることができる。
本発明の一態様によれば、容易な手順で掘削溝を跨いだ状態として管の吊り降ろし作業を行うことが可能な管搬送台車を実現できる。
実施形態1の管搬送台車の斜視図である。 (a)~(f)は、実施形態1の管搬送台車に掘削溝を跨がせる方法について順に説明するための図である。 (a)は、実施形態1の管搬送台車における第1接地範囲を示す図であり、(b)は、実施形態1の管搬送台車における第2接地範囲を示す図である。 実施形態1の管搬送台車に掘削溝を跨がせる別の方法について説明するための図である。 実施形態1の管搬送台車による、管の吊り降ろし位置の調整方法を説明する図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(管搬送台車1の構成)
図1は、本実施形態に係る管搬送台車1の構成を示す図である。図1に示すように、管搬送台車1は、車体10と、複数の走行輪21~24と、横断輪31および32(補助接地部位)と、スライドバー33(移動機構)と、を備える。補助接地部位とは、管搬送台車1が作業時に安定的に姿勢を維持するために、地面に接触させる部位であって、主たる接地部位である走行輪21~24の補助をする部位である。管搬送台車1は、補助接地部位として横断輪31および32を備えているが、補助接地部位は、管搬送台車1の本体に接続された支柱など他の部材によって実現されていてもよい。
車体10は、管搬送台車1の本体部分である。車体10は、管100(図2参照)をクランプするクランプ装置11と、クランプ装置11を吊下げるワイヤ12と、ワイヤ12を巻き上げる巻き上げ機構13とを備える。また、車体10は、作業者が管搬送台車1を押して走行させるためのハンドル14を有する。
後述するように、走行輪21~24は、それぞれ接地点21a~24a(図3の(a)参照)において接地し、当該接地点21a~24aにより囲まれる範囲である第1接地範囲R1(図3の(a)参照)を規定する。管搬送台車1の走行時には走行輪21~24が回転する。管100は、走行輪21および22の間、並びに走行輪23および24の間に配された状態で搬送される。
走行輪21および22は、管搬送台車1により管100を搬送する過程において前輪として機能する。本実施形態では、走行輪21および22は、進行方向を、搬送する管100に平行な方向または垂直な方向のいずれかに変更可能であるとともに、変更された状態において固定可能である。本実施形態では、管100を搬送する場合には、走行輪21および22は、管100の延伸方向に対して平行な方向に、走行輪21および22の方向が変更された状態で固定される。一方、管100が据え付けられる掘削溝200(図2参照)を跨ぐ場合には、走行輪21および22は、管100の延伸方向に垂直な方向に固定される。このように、管搬送台車1においては、走行輪21および22の進行方向を変更して固定することで、管100を搬送する状態と、掘削溝200を跨ぐ場合とを適切に切り替えることができる。なお、管搬送台車1においては、走行輪21および22以外の走行輪が車体10に対する方向を固定可能であってもよい。また、走行輪が固定される方向は、必ずしも車体10に平行な方向または垂直な方向のいずれかに限らない。
一方、走行輪23および24は、管搬送台車1により管100を搬送する過程において後輪として機能する。本実施形態では、走行輪23および24は、車体10に対する方向を自在に変えることが可能な自在輪である。このため、管搬送台車1を管100の延伸方向と交差する方向に走行させる場合に、走行輪21および22の方向を変更して固定するだけで、当該方向に走行させることができる。
また、本実施形態では、走行輪23および24は、走行輪21および22よりも小さい。ただし、走行輪21および22と、走行輪23および24と、の大小関係はこれに限らない。
走行輪23および24には、回転可能な状態と回転不可能な状態とを切り換えるストッパが設けられていることが好ましい。走行輪23および24にストッパが設けられていれば、作業者は、ハンドル14により管搬送台車1を所望の位置まで走行させた後、すぐにストッパを操作して管搬送台車1を固定することができる。
横断輪31および32は、管搬送台車1が走行輪21~24により接地している場合において、第1接地範囲R1を含む平面よりも上方に位置する車輪である。このため、走行輪21~24が全て平坦な面に接地している場合には、横断輪31および32は接地しない。この構成により、横断輪31および32が管搬送台車1の移動に悪影響を及ぼすことを防止できる。なお、走行輪21~24の全てが接地している場合に、横断輪31および32についても接地させる構成も本実施形態の技術的範囲にも含まれる。
本実施形態では、横断輪31および32は、走行方向を変更可能な車輪である。このため、横断輪31および32が接地している場合において、管搬送台車1が搬送する管100の延伸方向を適宜調整可能である。ただし、横断輪31および32は、車体10に対する方向が固定されている固定輪であってもよい。
スライドバー33は、横断輪31および32を、第1接地範囲R1を超えて、管100の延伸方向と交差する方向に移動させるための移動機構である。横断輪31および32は、スライドバー33に取り付けられている。スライドバー33は、ガイド34に案内されて、車体10に対して管100の延伸方向と交差する方向にスライドすることで、当該方向に横断輪31および32をスライド移動させる。図1に示す例では、スライドバー33は、走行輪22および24から走行輪21および23に向かう方向に横断輪31および32を移動させる。
横断輪31および32はそれぞれ、その位置を地面に対して上下に調整可能である。具体的には、例えば横断輪31および32のそれぞれを支持する支柱31bおよび32bにネジ溝が形成され、当該ネジ溝が、スライドバー33に形成されたネジ穴と螺合するように構成されていればよい。横断輪31および32の位置は、第1接地範囲R1を含む平面に対して、例えば5cm高くなるように調整されることが好ましい。この場合、走行輪21~24により管搬送台車1を走行させる場合に、地面の凹凸などへの横断輪31および32の接触に起因して走行に支障が生じる虞が低減される。なお、横断輪31および32の位置はこれに限らない。
また、管搬送台車1において、スライドバー33は折り畳み可能である。このため、管搬送台車1の走行時にスライドバー33を折り畳んだ状態とすることで、スライドバー33が周囲の物体に接触する虞が低減される。ただし、例えば管搬送台車1が周囲の物体への接触を考慮する必要がないような、十分広い場所で使用されることを想定する場合などには、スライドバー33が折り畳み可能でなくとも構わない。
なお、走行輪21および23が接地しない状態になった場合に限らず、横断輪31および32が接地している場合には、走行輪21~24のうち接地しているものと、横断輪31および32とにより、第1接地範囲R1とは異なる接地範囲が規定される。そして、管搬送台車1は、当該接地範囲を規定する走行輪および横断輪により、管100の延伸方向と交差する方向への走行が可能となる。
(管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる方法)
図2の(a)~(f)は、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる方法について順に説明するための図である。掘削溝200は、管搬送台車1により搬送した管100を吊り降ろして配する溝である。図2の(a)~(f)において、走行輪23および24、並びに横断輪32は、それぞれ、走行輪21および22、並びに横断輪31の陰に隠れているため図示されていない。図2の(a)~(f)を参照して、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる方法について説明する。なお、管搬送台車1により管100を吊り上げる方法および吊り降ろす方法については公知の方法でよいため、本明細書では説明を省略する。
まず、図2の(a)に示すように、管100を吊り上げた状態の管搬送台車1を、掘削溝200の横まで走行させる。このとき、走行輪21は走行輪23よりも掘削溝200に近く、また走行輪22は走行輪24よりも掘削溝200に近い。また、走行輪21および22の方向は、掘削溝200に平行な方向に固定されている。また、スライドバー33は折り畳まれた状態である。
次に、図2の(b)に示すように、走行輪21および22の方向を、掘削溝200に垂直な方向に変更して固定する。続いて、図2の(c)に示すように、スライドバー33を伸ばす。さらに、図2の(d)に示すように、スライドバー33を車体10に対してスライドさせることで、掘削溝200に対して車体10の逆側へ横断輪31および32を移動させる。
横断輪31および32を移動させた状態で、管搬送台車1を掘削溝200の方へ走行させると、図2の(e)に示すように、走行輪21が掘削溝200の位置で接地されない状態となる。また、走行輪23についても同様に接地されない状態となっている。このとき、走行輪22および24、並びに横断輪31および32により第2接地範囲R2が規定される。管搬送台車1は、第2接地範囲R2により掘削溝200に垂直な方向に走行する。
図2の(e)に示した状態から、さらに管搬送台車1を走行させると、走行輪21および23が掘削溝200の縁に当接する。しかし、作業者が管搬送台車1を掘削溝200に垂直な方向に押すことで、図2の(f)に示すように、走行輪21および23は掘削溝200の縁に乗り上げる。これにより、管搬送台車1は、掘削溝200を跨いだ状態となる。この状態で管100を吊り降ろすことで、掘削溝200に管100が配される。
管100を吊り降ろした後は、作業者は上述した方法を逆順に行う。すなわち、作業者は、図2の(f)に示すような、管搬送台車1が掘削溝200を跨いだ状態から、図2の(e)に示すように管搬送台車1を引き、図2の(d)に示すように、走行輪21および23を掘削溝200に対して走行輪22および24と同じ側に戻す。続いて、図2の(c)に示すように、スライドバー33を元の位置へスライドさせ、横断輪31および32を車体10に近い位置まで引き戻す。その後、図2の(b)に示すようにスライドバー33を折り畳み、図2の(a)に示すように走行輪21および22の方向を元に戻す。
図3の(a)は、管搬送台車1における第1接地範囲R1を示す図である。図3の(b)は、管搬送台車1における第2接地範囲R2を示す図である。図3の(a)および(b)は、管搬送台車1を下方から見た場合の概略を示す図である。図3の(a)および(b)においては、走行輪21~24および横断輪31、32のうち、接地しているものを実線で示し、接地していないものを破線で示している。
例えば図2の(a)などに示したような、走行輪21~24が接地している状態では、接地点21a~24aにより、図3の(a)に示すような第1接地範囲R1が規定される。スライドバー33は、第1接地範囲R1を超えて、管100の延伸方向と交差する方向に、横断輪31および32を移動させる。
また、例えば図2の(e)に示したような、スライドバー33が延びて、横断輪31および32が空中で保持された状態において走行輪21および23が掘削溝200の上方に位置し、接地しない状態になった場合、管搬送台車1は、掘削溝200を跨いだ状態で、走行輪22および24、および横断輪31および32によって接地する。このとき、図3の(b)に示すように、接地点22aおよび24aと、横断輪31および32の接地点31aおよび32aとにより、第2接地範囲R2が規定される。このとき、接地点22a、24a、31aおよび32aにより、管搬送台車1の姿勢が走行可能に維持される。
この状態において、走行輪21および22の方向は、掘削溝200に垂直な方向に固定されており、横断輪31および32の方向は、自由に変化するため、管搬送台車1は、掘削溝200の延伸方向(換言すれば、管100の延伸方向)と交差する方向への走行が可能となる。すなわち、管搬送台車1は、第2接地範囲R2が規定されることにより、管100の延伸方向と交差する方向への走行が可能となる。
以上のとおり、管搬送台車1を用いて作業を行う作業者は、横断輪31および32を、第1接地範囲R1を超えて掘削溝200を跨ぐ位置に設置させるだけで、管搬送台車1を、容易に掘削溝200を跨いだ状態にすることができる。この状態において、管搬送台車1を管100の延伸方向と交差する方向に走行させ、掘削溝200内に管100の吊り降ろし作業を行うことも可能となる。
(管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる別の方法)
図2を用いて説明した方法では、管搬送台車1は、横断輪31および32を移動させた状態のまま掘削溝200を跨いだ。しかし、例えば掘削溝200のすぐ隣に障害物が存在する場合、管搬送台車1が横断輪31および32を移動させた状態のまま掘削溝200を跨ごうとすると、障害物に横断輪31および32が接触し、障害物および/または管搬送台車1を損傷させる虞がある。
図4は、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる別の方法について説明するための図である。図4に示す例では、障害物としての建造物Bが、掘削溝200のすぐ隣に存在している。このような場合に管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる場合には、作業者は、図2の(e)に示すように横断輪31および32並びに走行輪22および24が接地した状態から、図4に示すようにスライドバー33に対して車体10をスライドさせればよい。
管搬送台車1においては、横断輪31および32は、スライドバー33により、地面に対する姿勢を一定に保った状態で移動する。このため、横断輪31および32は、スライドバー33による移動の過程においても、補助接地部位として機能する。すなわち、スライドバー33に対して車体10をスライドさせる場合においても、管搬送台車1は、横断輪31および32、並びに走行輪21および23により接地することができる。
以上の方法によれば、図4に示すように、掘削溝200のすぐ隣に建造物Bが存在する場合であっても、作業者は、横断輪31および32を建造物Bに接触させることなく、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせることができる。
(管100の吊り降ろし位置の調整方法)
図5は、管搬送台車1による、管100の吊り降ろし位置の調整方法を説明する図である。背景技術の欄に記載したとおり、作業者が掘削溝200を跨いだ状態で作業をすることには、安全上の問題がある。このため、図2の(a)を参照して上述したとおり、管搬送台車1は、予め管100を吊り降ろす位置の真横まで管100を搬送してから掘削溝200を跨ぐことが好ましい。しかし、管搬送台車1が掘削溝200を跨いだ後に、管100を吊り降ろす位置について調整が必要になる場合も考えられる。
この場合、管搬送台車1が掘削溝200を跨いだ後、図5に示すように、走行輪21および22の方向を、掘削溝200に平行な方向に変更して固定すればよい。これにより、管搬送台車1は、掘削溝200を跨いだ状態で掘削溝200に沿って走行して、管100を吊り降ろす位置を調整することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
管搬送台車1が備える走行輪の数は3つであってもよく、5つ以上であってもよい。また、管搬送台車1が備える横断輪の数は1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
さらに、管搬送台車1は、横断輪31および32を移動させるために、スライドバー33とは別の移動機構を備えていてもよい。当該移動機構は、例えば管100に略平行な回転軸、または鉛直方向に略平行な回転軸の周りで回転可能なバーであってよい。この場合、当該バーに横断輪31および32を取り付け、バーを上記の回転軸の周りで回転させることで、横断輪31および32を移動させることができる。
また、補助接地部位は、横断輪31および32に限られず、例えば支柱などであってもよい。特に、補助接地部位がスライドバーにより移動される場合において、図4を参照して説明した方法で管搬送台車に掘削溝を跨がせる場合には、補助接地部位による接地位置を、最初に接地した位置から移動させる必要はない。すなわち、補助接地部位は、走行輪21~24のうち、少なくともいずれかとともに接地点を形成する部位であればよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 管搬送台車
21、22、23、24 走行輪
31、32 横断輪(補助接地部位)
21a、22a、23a、24a、31a、32a 接地点
33 スライドバー(移動機構)
100 管
R1 第1接地範囲
R2 第2接地範囲

Claims (6)

  1. 管を吊下げ搬送するための管搬送台車であって、
    上記管搬送台車に係る複数の走行輪のそれぞれに係る接地点により囲まれる範囲である第1接地範囲を超えて、上記管の延伸方向と交差する方向に、上記管搬送台車の補助接地部位を移動させる移動機構を備え
    上記移動機構は、上記補助接地部位をスライド移動させるスライドバーであり、
    上記スライドバーは、折り畳み可能であることを特徴とする管搬送台車。
  2. 上記補助接地部位が移動された状態において、上記複数の走行輪のうち接地しているものに係る接地点と、上記補助接地部位に係る接地点とにより第2接地範囲が規定されることで、上記管の延伸方向と交差する方向への走行が可能となることを特徴とする請求項1に記載の管搬送台車。
  3. 上記補助接地部位が移動された状態において、上記複数の走行輪のうち接地しているものに係る接地点と、上記補助接地部位に係る接地点とにより上記管搬送台車の姿勢が走行可能に維持されることにより、上記管の延伸方向と交差する方向への走行が可能となることを特徴とする請求項1に記載の管搬送台車。
  4. 上記複数の走行輪の内、少なくとも1つが進行方向を変更可能であるとともに、変更された位置において固定可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の管搬送台車。
  5. 上記補助接地部位は、走行方向を変更可能な車輪であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の管搬送台車。
  6. 上記補助接地部位の位置を、上下に調整可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の管搬送台車。
JP2018015249A 2018-01-31 2018-01-31 管搬送台車 Active JP7032155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015249A JP7032155B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 管搬送台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015249A JP7032155B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 管搬送台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019131051A JP2019131051A (ja) 2019-08-08
JP7032155B2 true JP7032155B2 (ja) 2022-03-08

Family

ID=67544739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018015249A Active JP7032155B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 管搬送台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7032155B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7106420B2 (ja) * 2018-10-11 2022-07-26 株式会社クボタ 管搬送台車
CN110901719A (zh) * 2019-12-02 2020-03-24 盐城市朱庄城市开发建设有限公司 一种地下管道施工用夹式管道搬运装置
CN112249132A (zh) * 2020-10-14 2021-01-22 路志芹 一种水利工程管道运输对接装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235024A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Gop Kk 運搬台車及び運搬方法
JP2017056902A (ja) 2015-09-18 2017-03-23 清水建設株式会社 台車

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143541U (ja) * 1984-08-24 1986-03-22 日立プラント建設株式会社 運搬車
JPS62103770U (ja) * 1985-12-20 1987-07-02
JPH02135366U (ja) * 1989-04-17 1990-11-09
JP2758104B2 (ja) * 1992-03-30 1998-05-28 信越半導体株式会社 運搬台車
JPH08310404A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Mitsubishi Electric Corp エレベーター据付工事用運搬台車
KR20120139171A (ko) * 2011-06-17 2012-12-27 대우조선해양 주식회사 방화벽 취부용 이송 장치

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235024A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Gop Kk 運搬台車及び運搬方法
JP2017056902A (ja) 2015-09-18 2017-03-23 清水建設株式会社 台車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019131051A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7032155B2 (ja) 管搬送台車
US10919585B2 (en) System for traveling on a cylindrical or frustoconical surface
TWI564987B (zh) 物品搬送設備
JP5630661B2 (ja) 天井設置型の物品搬送設備
CN102837943B (zh) 摩擦驱动的台车式搬运装置
KR101752450B1 (ko) 갠트리 크레인
KR101091708B1 (ko) 케이블 3드럼 선출장치
JP5180655B2 (ja) 移動体の方向転換装置
KR101530974B1 (ko) 케이블트레이 상부에서 주행하는 전선포설로봇
JP7129348B2 (ja) テールピース台車および延伸ベルトコンベヤ
CN106185747B (zh) 一种底盘和高空作业平台
WO2019244618A1 (ja) 作業車両
JP2000135594A (ja) 鉄骨柱の自動溶接装置
KR20190023368A (ko) 다기능 케이블 포설용 차량
JP2017125334A (ja) 覆工組立装置
JP2007146443A (ja) 橋桁の架設および撤去方法と橋桁工事用装置
JP2007259646A (ja) ケーブル敷設装置
CN210297079U (zh) 敷设电缆用转角装置
JP7106420B2 (ja) 管搬送台車
KR200479273Y1 (ko) 용접캐리지용 바람막이 및 이를 이용한 용접장치
JP4236761B2 (ja) 管運搬用門型台車
CN105358401A (zh) 搬送系统
JPH06247208A (ja) 管運搬台車
KR102608363B1 (ko) 절곡 작업을 위한 자동 회전 시스템
CN211733385U (zh) 一种线缆放线装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7032155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150