JP7106420B2 - 管搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明は、管材を搬送する管搬送台車に関する。
特許文献1および2には、管材などを搬送するための管搬送台車(長尺剛性材運搬装置、配管用管揚げ降し運搬車)が開示されている。
特開2004-284543号公報(2004年10月14日公開) 実開昭62-58258号公報(1987年4月10日公開)
管搬送台車によって搬送された管は、例えば掘削溝などに吊り降ろされる。このとき、管搬送台車を、掘削溝を跨いだ状態にする必要がある。特許文献1および2に記載されている管搬送台車においては、掘削溝を跨いだ状態にするためには、掘削溝の切れ目で跨いだ状態にするか、または掘削溝に蓋をして当該蓋の上で掘削溝を跨いだ状態とする必要がある。
しかしながら、掘削溝の切れ目で管搬送台車が掘削溝を跨いだ状態にする場合には、当該状態で管を吊り降ろす位置まで掘削溝に沿って管搬送台車を走行させる必要がある。この場合、管搬送台車を用いて管を搬送する作業者も掘削溝を跨いだ状態で作業をする必要があるため、安全上の問題がある。
また、掘削溝に蓋をして当該蓋の上で掘削溝を跨いだ状態とする場合には、当該蓋を別途運搬する必要があり、さらに管を吊り降ろす時には蓋を除去する必要があるため、作業者に余分な手間がかかる。
本発明の一態様は、容易な手順で掘削溝を跨いだ状態として管の吊り降ろし作業を行うことが可能な管搬送台車を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管搬送台車は、管を吊下げ搬送するための管搬送台車であって、複数の走行輪と、上記複数の走行輪のそれぞれに係る複数の接地点により囲まれる範囲である接地範囲の外部において接地する補助接地部位と、上記複数の接地点を含む面である接地面に垂直な軸の周りで、上記補助接地部位を上記走行輪に対して回転させる回転機構と、を備える。
上記の構成によれば、管搬送台車は、複数の走行輪により走行することができる。さらに、管搬送台車は回転機構を備え、当該回転機構により補助接地部位を走行輪に対して回転させることで、補助接地部位を、複数の走行輪のそれぞれに係る複数の接地点により囲まれる範囲である接地範囲の外部において移動させることができる。したがって、管搬送台車が掘削溝等の近傍に位置する場合に、補助接地部位を当該掘削溝等の反対側に接地させることができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車は、上記複数の走行輪に対する上記補助接地部位の高さを変更するための高さ変更機構をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、補助接地部位の接地圧を調整し、または複数の走行輪の一部と補助接地部位とに係る接地点により管搬送台車を支持することができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車は、上記高さ変更機構を操作するための操作部材と、上記操作部材による操作を上記高さ変更機構へ伝達する伝達部材とをさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、操作部材に対する作業者の操作を、伝達部材により高さ変更機構へ伝達できるため、高さ変更機構から離隔した位置から補助接地部位の高さを変更できる。したがって、作業者の手間を低減できる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車において、上記高さ変更機構は、ジャッキであることが好ましい。
上記の構成によれば、ジャッキにより補助接地部位の高さを変更することができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車は、上記複数の接地点を含む面である接地面に平行な方向における、上記複数の走行輪に対する上記補助接地部位の位置を変更する位置変更機構をさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、複数の走行輪に対する補助接地部位の位置を、必要に応じて適切に変更できる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車において、上記補助接地部位は、車輪であることが好ましい。
上記の構成によれば、補助接地部位が接地した状態で管搬送台車を走行させることができる。
また、本発明の一態様に係る管搬送台車において、上記車輪は、動力源を備える駆動輪であることが好ましい。
上記の構成によれば、補助接地部位が接地している場合に、駆動輪が備える動力源により管搬送台車を走行させることができるため、作業者の労力が低減される。
本発明の一態様によれば、容易な手順で掘削溝を跨いだ状態として管の吊り降ろし作業を行うことが可能な管搬送台車を実現できる。
実施形態1に係る管搬送台車の構成を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。 実施形態1に係る管搬送台車が備える高さ変更機構の具体例を示す図である。 図1の(b)に示した状態から回転機構により補助輪が回転した状態の一例を示す図である。 (a)は、図1の(b)に示した状態の管搬送台車における、走行輪と補助輪との位置関係を示す図であり、(b)は、図3に示した状態の管搬送台車における、走行輪と補助輪との位置関係を示す図である。 (a)~(c)は、管搬送台車に掘削溝を跨がせる方法について順に説明するための図である。 (a)および(b)は、掘削溝の反対側の近傍に障害物が存在する場合における、管搬送台車に掘削溝を跨がせる方法について説明するための図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
図1の(a)は、本実施形態に係る管搬送台車1の構成を示す正面図である。図1の(b)は、管搬送台車1の構成を示す平面図である。管搬送台車1は、管100を吊り上げて搬送し、掘削溝などに吊り降ろすための管搬送台車である。図1の(a)および(b)に示すように、管搬送台車1は、車体10、走行輪11、補助輪12(補助接地部位)、高さ変更機構13、回転機構14、位置変更機構15、ハンドル16、操作部材17、伝達部材18およびクランプ装置19を備える。
各図面においては、管100の延伸方向をx方向、鉛直方向をz方向とし、x方向およびz方向の両方に垂直な方向をy方向としている。
車体10は、管搬送台車1の本体部分である。本実施形態においては、車体10は、角パイプを寸法に合わせて切断し、溶接することで形成される。
走行輪11は、管搬送台車1を走行させるための車輪である。本実施形態では、管搬送台車1は、4つの走行輪11を備える。ただし、管搬送台車1は、4つとは異なる複数の走行輪11を備えていてもよい。それぞれの走行輪11は、車体10に対する方向を自由に変更可能な自由輪である。また、それぞれの走行輪11は、管搬送台車の走行を防止するためのストッパ(不図示)を備える。
補助輪12は、走行輪11のそれぞれに係る接地点により囲まれる範囲である接地範囲の外部において接地する。補助輪12は、高さ変更機構13を介してバー12aにより支持されている。
補助輪12は車輪であるので、管搬送台車1は、補助輪12が接地した状態で走行することができる。なお、管搬送台車1は、補助接地部位として、補助輪12の代わりに、例えばアウトリガーなどを備えていてもよい。
高さ変更機構13は、走行輪11に対する補助輪12の高さを変更する機構である。高さ変更機構13により補助輪12の高さを変更することで、補助輪12の接地圧を調整することができる。また、補助輪12の高さを走行輪11の高さよりも十分に低くすることで、一部の走行輪11をリフトアップし、他の走行輪11と補助輪12とに係る接地点により、管搬送台車1を支持することができる。
図2は、高さ変更機構13の具体例を示す図である。図2に示すように、本実施形態では、高さ変更機構13はジャッキである。このため、管搬送台車1においては、ジャッキにより補助輪12の高さを変更することができる。高さ変更機構13は、高さを調整するための調整部13aを有する。水平な軸の周りで調整部13aを回転させることで、高さ変更機構13が鉛直方向に伸縮し、補助輪12の高さが変更される。なお、高さ変更機構13はジャッキに限定されず、例えば電動アクチュエータなどであってもよい。
回転機構14は、補助輪12を、走行輪11のそれぞれにかかる接地点を含む面である接地面に垂直な軸の周りで走行輪11に対して回転させる機構である。本実施形態では回転機構14は、バー12aを接地面に垂直な軸の周りで回転可能に支持する。このため、管搬送台車1が後述する掘削溝200等の近傍に位置する場合に、補助輪12を掘削溝200等の反対側に接地させることができる。また、回転機構14には、バー12aを所定の方向で固定するためのストッパ(不図示)が設けられている。
図3は、図1の(b)に示した状態から回転機構14により補助輪12が回転した状態の一例を示す図である。図1の(b)には、補助輪12が管100に対して平行な状態が示されている。図3には、図1の(b)に示した状態から補助輪12が90°回転した状態、すなわち補助輪12が管100に対して垂直な状態が示されている。
本実施形態では、図1の(b)に示すように、補助輪12は、管100に対して平行な状態において管100の片側にのみ位置するように設けられている。このため、図3に示すように、管100から補助輪12へ向かう方向に補助輪12を回転させる場合に、補助輪12と管100とが干渉しない。
図4の(a)は、図1の(b)に示した状態の管搬送台車1における、走行輪11と補助輪12との位置関係を示す図である。図4の(b)は、図3に示した状態の管搬送台車1における、走行輪11と補助輪12との位置関係を示す図である。図4の(a)および(b)においては、管搬送台車1の構成部材については、走行輪11および補助輪12のみ示されている。管搬送台車1においては、図4の(a)および(b)に示すように、補助輪12は、走行輪11のそれぞれに係る接地点により囲まれる範囲である接地範囲Rの外部において接地する。
位置変更機構15は、接地面に平行な方向における、走行輪11に対する補助輪12の位置を変更する機構である。本実施形態においては、位置変更機構15は、補助輪12を支持するバー12aを滑動可能に支持する部材である。また、位置変更機構15には、バー12aを所定の位置で固定するためのストッパ(不図示)が設けられている。位置変更機構15により、接地面に平行な方向における、走行輪11に対する補助輪12の位置を、必要に応じて適切に変更できる。
ハンドル16は、作業者が(i)走行輪11による管搬送台車1の走行、(ii)回転機構14による補助輪12の回転、および(iii)位置変更機構15による補助輪12の位置の変更、といった操作を行うために把持する部位である。ハンドル16は、バー12aに接続されている。上述したとおり、走行輪11、回転機構14、および位置変更機構15はそれぞれストッパを有する。作業者は、所望する動作に対応する部材のストッパのみ解除し、他の部材についてはストッパを作動させることで、上述した操作のいずれを行うかを選択することができる。
本実施形態では、管搬送台車1は、図1の(b)に示すように、右手で把持されるハンドル16と左手で把持されるハンドル16とを別個に有する。ただし、ハンドル16は、両手で把持される単一の部材であってもよい。
操作部材17は、作業者が高さ変更機構13を操作するための部材である。伝達部材18は、操作部材17による操作を高さ変更機構13へ伝達するための部材である。操作部材17は、一方のハンドル16の下側に設けられている回転式のハンドルである。伝達部材18は、操作部材17と、高さ変更機構13の調整部13aとを接続している。伝達部材18は、例えば丸鋼であってよいが、これに限定されない。
作業者が操作部材17を回転させると、伝達部材18により調整部13aへ回転が伝達され、高さ変更機構13が伸縮する。このため、作業者は、ハンドル16を把持した状態から、移動することなく操作部材17を操作し、補助輪12の高さを変更することができる。
なお、操作部材17は、高さ変更機構13よりもハンドル16に近い、別の位置に設けられていてもよい。このような位置に設けられた操作部材17による操作を伝達部材18が高さ変更機構13へ伝達することで、補助輪12の高さを変更する場合における作業者の手間を低減できる。
クランプ装置19は、管100をクランプする部材である。クランプ装置19は、ワイヤ(不図示)に吊下げられている。ワイヤを巻き上げる巻き上げ機構(不図示)を操作することにより、クランプ装置19を上下させ、管100の吊り上げおよび吊り下ろしを行う。なお、管搬送台車1は、クランプ装置19の代わりに、管100の吊り上げおよび吊り下ろしを行うことが可能な、他の公知の構成を備えていてもよい。
図5の(a)~(c)は、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる方法について順に説明するための図である。説明に先駆けて、管搬送台車1を掘削溝200の近傍まで走行させ、管100が掘削溝200に平行になる状態で停止しているものとする。管搬送台車1を走行させる場合には、図1の(b)に示すように、補助輪12を管100に対して平行な状態にすることが好ましい。補助輪12を管100に対して平行な状態にすることで、管搬送台車1の走行時に補助輪12が周囲の物体に衝突するおそれが低減される。
管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる場合には、まず、作業者は、図5の(a)に示すように、補助輪12を回転機構14により回転させ、管100に垂直な状態にする。次に、作業者は、図5の(b)に示すように、補助輪12の位置を位置変更機構15により変更し、掘削溝200に対して走行輪11とは逆側に位置する状態にする。さらに、作業者が、走行輪11に対する補助輪12の高さを、高さ変更機構13により下降させることで、補助輪12の接地圧を大きくする。
補助輪12の接地圧を大きくした状態で、作業者が管搬送台車1を掘削溝200へ向かって移動させると、走行輪11が掘削溝200に嵌ることなく、図5の(c)に示すように、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせることができる。この状態で、上述した巻き上げ機構を操作することで、クランプ装置19に吊り上げられた管100を、図5の(c)に破線で示したように、掘削溝200内に吊り降ろすことができる。
なお、図5の(b)および(c)においては、走行輪11はいずれも接地した状態である。しかし、作業者は、補助輪12の接地圧を大きくすることで、補助輪12に近い側の走行輪11をリフトアップした状態としてもよい。
図6の(a)および(b)は、掘削溝200の反対側の近傍に障害物301または302が存在する場合における、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせる方法について説明するための図である。
障害物301は、補助輪12の高さを上限まで上昇させた場合であっても、補助輪12が上側を通過できない高さを有する障害物である。このような障害物301が掘削溝200の反対側に存在する場合には、作業者は、補助輪12を障害物301よりも掘削溝200側に接地させる。この状態で、補助輪12の位置を固定し、走行輪11に対する補助輪12の位置を位置変更機構15により変更すると、走行輪11が掘削溝200および補助輪12へ向かって移動する。
その結果、図6の(a)に示すように、管搬送台車1は、補助輪12に走行輪11が接近し、かつ掘削溝200を跨いだ状態となる。このように、管搬送台車1においては、位置変更機構15により、走行輪11に対する補助輪12の位置を、必要に応じて適切に変更できる。
一方、障害物302は、少なくとも補助輪12の高さを上限まで上昇させた場合に、補助輪12が上側を通過できる高さを有する障害物である。このような障害物302が掘削溝200の反対側に存在する場合には、作業者は、予め補助輪12の高さを上昇させておくことで、補助輪12の位置を、障害物302を超えて掘削溝200から離隔した位置へ変更することができる。作業者は、当該位置において補助輪12を接地させた後に、管搬送台車1を掘削溝200へ向かって移動させることで、図6の(b)に示すように、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせることができる。
以上のとおり、作業者は、掘削溝200の近くに、家の壁または縁石といった障害物が存在する場合であっても、補助輪12を掘削溝200の反対側に接地した後、車体10のみを走行させることで、管搬送台車1に掘削溝200を跨がせることができる。
なお、図6の(b)に示す例では、図6の(a)に示した例と同様、補助輪12の位置を固定し、補助輪12に走行輪11が接近することで管搬送台車が掘削溝200を跨いだ状態が示されている。しかし、障害物302が掘削溝200の反対側に存在する場合には、障害物302を超えた位置に補助輪12を接地させた後、補助輪12を固定せずに管搬送台車1を掘削溝200へ向かって移動させてもよい。この場合には、図5の(c)に示した例と同様、走行輪11に対する補助輪12の位置が一定に維持されたまま、管搬送台車1が掘削溝200を跨いだ状態となる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1において説明した管搬送台車1は、補助輪12が接地した状態において、作業者がハンドル16を把持して力を加えることで移動するものであった。しかし、本発明に係る管搬送台車においては、補助輪12は、動力源を備える駆動輪であってもよい。動力源は、例えば電動式のモーターであってよい。この場合、補助輪12が接地している場合に、当該補助輪12が備える動力源により管搬送台車を走行させることができるため、作業者の労力が低減される。
また、本発明に係る管搬送台車は、必ずしも位置変更機構15を備える必要はない。例えば補助輪12が回転機構14の回転軸から十分に離隔していれば、回転機構14による回転のみで、補助輪12を掘削溝200の逆側へ接地させることができる。
ただし、位置変更機構15を有しない管搬送台車では、作業者は、図6の(a)を参照して説明した、掘削溝200の近傍に障害物301が存在する場合に掘削溝200を跨がせる方法を実行できない。このため、掘削溝200の近傍に障害物301が存在する場合を考慮すれば、管搬送台車は位置変更機構15を有することが好ましい。
また、本発明に係る管搬送台車は、必ずしも操作部材17および伝達部材18を備える必要はない。管搬送台車が操作部材17および伝達部材18を備えない場合には、作業者は、例えば図5の(b)に示す状態で高さ変更機構13の近傍へ移動し、補助輪12の高さを変更すればよい。その後で元の場所に戻って管搬送台車を掘削溝200へ向かって走行させることで、作業者は、管搬送台車に掘削溝200を跨がせることができる。ただし、作業者の手間を低減するという観点からは、管搬送台車が操作部材17および伝達部材18を備えることが好ましい。
また、上述したとおり、補助輪12は、管100に対して平行な状態において管100の片側にのみ位置するように設けられる。ここで、補助輪12は、管100のいずれの側に位置するかを変更可能に構成されていてもよい。作業者が回転機構14により補助輪12を回転させたい方向に応じて、管100に対する補助輪12の位置を変更することで、補助輪12と管100との干渉を回避できる。
また、管搬送台車1において、補助輪12は、管100に対して平行な状態において管100の両側に設けられていてもよい。この場合において、回転機構14により補助輪12を回転させる場合には、予め高さ変更機構13により、補助輪12を管100と干渉しない高さまで上昇させることで、補助輪12と管100との干渉を回避できる。
また、上述したとおり、管搬送台車1の車体10は、角パイプを切断および溶接することで構成されていた。しかし、本発明に係る管搬送台車の車体は、例えば丸パイプを曲げ加工および溶接することで構成されていてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 管搬送台車
11 走行輪
12 補助輪(補助接地部位)
13 高さ変更機構
14 回転機構
15 位置変更機構
17 操作部材
18 伝達部材
100 管

Claims (7)

  1. 管を吊下げ搬送するための管搬送台車であって、
    管を保持するクランプ装置と、
    複数の走行輪と、
    上記複数の走行輪のそれぞれに係る複数の接地点により囲まれる範囲である接地範囲の外部において接地する補助接地部位と、
    上記複数の接地点を含む面である接地面に垂直な軸の周りで、上記走行輪に対して上記補助接地部位を回転させる回転機構と、を備え
    前記回転機構は前記クランプ装置の上部に配置されており、
    上記クランプ装置は、上記接地面に垂直な方向から見た平面視において、上記管が上記複数の走行輪により囲まれる領域を通るように、上記管を保持することを特徴とする管搬送台車。
  2. 上記複数の走行輪に対する上記補助接地部位の高さを変更するための高さ変更機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の管搬送台車。
  3. 上記高さ変更機構を操作するための操作部材と、
    上記操作部材による操作を上記高さ変更機構へ伝達する伝達部材とをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の管搬送台車。
  4. 上記高さ変更機構は、ジャッキであることを特徴とする請求項2または3に記載の管搬送台車。
  5. 上記複数の接地点を含む面である接地面に平行な方向における、上記複数の走行輪に対する上記補助接地部位の位置を変更する位置変更機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の管搬送台車。
  6. 上記補助接地部位は、車輪であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の管搬送台車。
  7. 管を吊下げ搬送するための管搬送台車であって、
    複数の走行輪と、
    上記複数の走行輪のそれぞれに係る複数の接地点により囲まれる範囲である接地範囲の外部において接地する補助接地部位と、
    上記複数の接地点を含む面である接地面に垂直な軸の周りで、上記走行輪に対して上記補助接地部位を回転させる回転機構と、を備え、
    上記補助接地部位は、車輪であり、
    上記車輪は、動力源を備える駆動輪であることを特徴とする管搬送台車。
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