JP7029884B2 - 湿度検出素子及び湿度計 - Google Patents
湿度検出素子及び湿度計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7029884B2 JP7029884B2 JP2017079747A JP2017079747A JP7029884B2 JP 7029884 B2 JP7029884 B2 JP 7029884B2 JP 2017079747 A JP2017079747 A JP 2017079747A JP 2017079747 A JP2017079747 A JP 2017079747A JP 7029884 B2 JP7029884 B2 JP 7029884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection element
- electrode
- humidity detection
- humidity
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/02—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
- G01N27/22—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance
- G01N27/223—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance for determining moisture content, e.g. humidity
- G01N27/225—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance for determining moisture content, e.g. humidity by using hygroscopic materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
特許文献1には、「被毒防止層60は、保護層50及び電気絶縁基板10の下側部を被覆するように、被毒防止層用金属酸化物により層状に形成されている。ここで、被毒防止層60の気孔率は、20(%)~35(%)の範囲以内の値となっている」湿度センサ及びその製造方法が開示されている(要約参照)。
特許文献2,3に記載の技術は、簡単な構造で結露の有無を判定することができる。しかしながら、湿度を計測したり、高い感度を実現したりするためには、さらなる改良が必要である。
その他の解決手段は、実施形態中に適宜記載する。
(湿度検出素子1の構造)
図1は、第1実施形態に係る湿度検出素子1の上面模式図である。そして、図2は、湿度検出素子1のA-A断面箇所を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、湿度検出素子(湿度検出部)1は交流電源5に接続され、印加電極(印加部)2と、出力電極(出力部)3と、絶縁部4とを有している。
印加電極2は、交流電源5によって入力電圧Viが印加される電極である。
出力電極3は、水分の検出時に出力電圧Voを検出する電極である。
絶縁部4は、親水性の絶縁物の基板で構成されており、具体的には、絶縁性金属酸化物等、少なくとも表面41が酸化物で構成されている。つまり、絶縁部4の少なくとも表面41には酸素原子が配置されている。このような構成とすることで、より多くの水分子11(図4参照)を付着させることができる。このため、出力電圧Voを増加させることができ、高感度化を図ることができる。
なお、絶縁部4の形状は基板状でなくてもよい。
また、印加電極2の櫛歯21と、出力電極3の櫛歯31とが対向している長さ(オーバラップしている長さ)をLとし、電極総長L1=L×櫛歯21,31の数とする。このとき、電極総長L1<90mmである。この条件を条件A2とする。条件A2については後記する。
湿度検出素子1は、条件A1及び/または条件A2を満たしている。
図3は、水分付着後における湿度検出素子1の原理を示す模式図である。そして、図4は、第1実施形態に係る湿度検出素子1の等価回路を示す図である。また、図5は、水分付着後における湿度検出素子1を上面からみた模式図である。
なお、図3で示される各構成は、図2に示されている各構成と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。また、図5において、図1における構成と同じ構成に対して、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、まったく水分子11が湿度検出素子1に付着していない状態では、レジスタンスRb=∞であり、キャパシタンスC2=0である。つまり、レジスタンスRb及びキャパシタンスC2は開放状態となっている。
水分子11が付着すればするほど、キャパシタンスC1は大きくなる。
ここで、入力電圧Viは一定である。また、レジスタンスRa及びキャパシタンスCaで構成されている回路は、湿度検出素子1の内部抵抗を示している。
Z=1/((1/Rb)+jω(C1+C2))・・・(1)
図6において、縦軸は合成キャパシタンスCを示し、横軸は湿度を示す。ここで、合成キャパシタンスCは、図4のキャパシタンスC1,C2の合成キャパシタンスである。
グラフ111は、電極総長L1が長く、電極間幅Wが狭い場合における湿度-合成キャパシタンスCの特性を示している。すなわち、グラフ111は、前記した条件A1及び条件A2を満たしていない湿度検出素子の湿度-合成キャパシタンスCの特性を示している。
そして、グラフ112は、電極総長L1が短く、電極間幅Wが広い場合における湿度-合成キャパシタンスCの特性を示している。すなわち、グラフ112は、前記した条件A1及び条件A2を満たしている湿度検出素子1の湿度-合成キャパシタンスCの特性を示している。
図7及び図8において、縦軸は出力電圧Vo(V)を示し、横軸は時間(秒)を示す。
そして、図7及び図8において、破線は電極総長L1が90mmである結果を示し、実線は電極総長が9mmである結果を示す。印加電極2に印加される交流電圧の周波数は10Hzである。なお、図7及び図8において、実線及び破線共に電極間幅Wは20μmである。すなわち、破線は前記した条件A2を満たしていない湿度検出素子を用いた結果である。
なお、図7及び図8では、電極総長L1の違いを示しているが、電極間幅Wを変えても同様の結果を得ることができる。すなわち、電極間幅Wを広くすれば、図7及び図8における実線と同様の結果を得ることができ、電極間幅Wを狭くすれば、図7及び図8における破線と同様の結果を得ることができる。
次に、図9~図15を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態では、第1実施形態の構成を有する湿度検出素子1に対して、矩形波の入力電圧Viを印加することを特徴とする。
第1実施形態における湿度検出素子1は、電極間幅Wが大きく(例えば、20μm以上)、電極総長L1が短い(例えば、90mm未満)ため、図4に示すキャパシタンスC1,C2、及び、これらの合成キャパシタンスCが小さくなる。前記した式(1)から入力電圧Viの角周波数ω、すなわち、周波数fが小さいと、合成インピーダンスZが大きくなってしまい、湿度検出素子1の検出感度が低下する。この課題を解決するため、高周波を含む入力電圧Viが、湿度検出素子1に印加されるようにする。
図9において、湿度検出素子1の構成は図1に示す湿度検出素子1と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
図9に示す湿度検出素子1が図1に示す湿度検出素子1と異なる点は、矩形波を有する電圧が印加電極2に印加されている点である。
入力電圧Viは、パルス振幅が5V、周波数が10Hz、デューティー(Duty)比が50%の矩形波である。
図11については後記する。
図13に示すように、出力電圧Voの波形は、急峻な立ち上がり部201、その後に現れる下りのスロープ部202a、下りのスロープ部202aの後の急峻な立ち下り部203、その後に現れる上りのスロープ部202bを有している。
そして、立ち上がり部201の振幅211は矩形波に含まれる成分のうち、最も高周波の成分に由来するものである。また、下りのスロープ部202a直後の振幅212は、矩形波に含まれる成分のうち、最も高周波の成分に由来するものである。
図12と、図14を比較すると明らかなように、高湿度下(図12)の方が低湿度下(図14)よりも高い出力電圧Voを出力している。
なお、ここでは、振幅211の値と、振幅212の値との平均をとっているが、重み付けを行ってもよい。重み付けは、例えば、振幅211の値を0.8倍したものと、振幅212の値を0.2倍したものを加算する等である。また、振幅211の値と、振幅212の値と、下りのスロープ部202aにおける任意の値とを平均したり、重み付けを行ったものが用いられたりしてもよい。また、上りのスロープ部202bにおける値が用いられてもよい。
図11の縦軸は出力電圧Voを示し、横軸は時間を示す。
図11のスロープ202aA~202aCは、図13及び図15における下りのスロープ部202aを示す。そして、振幅211A~211C(出力電圧)は、図13及び図15における振幅211に相当する。また、振幅212A~212C(出力電圧)は、図13及び図15における振幅212に相当する。なお、わかりやすくするため、スロープ部202aA~202aCは、図13及び図15におけるスロープ部202aの形状を正確に反映しているわけではない。
そして、湿度が高くなるほど、スロープ202aは、スロープ202aC→スロープ202aB→スロープ202aAへと移行する。すなわち、図11に示すように、湿度が高ければ高いほど、立ち上がりの振幅211の値が大きくなり、同様に振幅212の値も大きくなる。
ちなみに、上りのスロープ部202bの湿度変化は、図11の時間軸で反転させたものとなる。
次に、図16、図17を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態では、第1実施形態の構成を有する湿度検出素子1に対して、高周波の交流電圧を印加することを特徴とする。
図16は、第3実施形態に係る湿度検出素子1の上面模式図である。
図16において、湿度検出素子1の構成は図1に示す湿度検出素子1と同様の構成を有しているため、説明を省略する。
図16に示す湿度検出素子1が図1に示す湿度検出素子1と異なる点は、高周波の交流電圧が印加電極2に印加されている点である。
前記した条件A1及び条件A2のため、キャパシタンスC1,C2は大きな値とはならない。そのため、式(1)から、入力電圧Viの角周波数ω、すなわち、周波数fが小さいと、合成インピーダンスZが大きくなってしまい、湿度検出素子1の検出感度が低下する。そのため、入力電圧Viの周波数fが大きくなるようにする。
図17において、縦軸は出力電圧Vo(V)を示し、横軸は入力電圧Viの周波数(Hz)を示している。そして、使用される湿度検出素子1の条件は、電極総長L1=48mm、電極間幅W=160μmである。すなわち、前記した条件A1及び条件A2を満たしている湿度検出素子1が用いられている。
図17では、出力電圧Voの値が低ければ低いほど検出感度が低いことが示され、好ましくない。
図17に示されるように、プロット点は100Hzから出力電圧Voがほぼ横ばいとなっている。従って、入力電圧Viの周波数は100Hz以上とする。つまり、周波数に対する湿度検出素子1の出力電圧Voの変化量が所定の値以下となる領域内の値となるよう、入力電圧Viの周波数が設定される。
次に、図18を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
図18は、第4実施形態に係る湿度検出素子1aの上面模式図である。
図18において、図1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図18における湿度検出素子1aが、図1と異なる点は、第1実施形態における条件A1及び条件A2が満たされていない点である。
つまり、湿度検出素子1aは、電極間幅W<20μm、かつ、電極総長L1≧90mmである。
そして、湿度検出素子1aには、入力電圧Viとして、矩形波が印加電極2に印加されている。なお、第2実施形態で説明したように、矩形波は、2種類以上の周波数成分を有する合成波である。なお、本実施形態では、矩形波が入力電圧Viとして印加されているが、2種類以上の周波数成分を有する合成波であれば、矩形波の形状を有していなくてもよい。
次に、図19、図20を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。
図19は、第5実施形態に係る湿度検出素子1bの上面模式図である。
図19において、図1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図19における湿度検出素子1bが、図1と異なる点は、第1実施形態における条件A1及び条件A2が満たされていない点である。
つまり、湿度検出素子1bは、電極間幅W<20μm、かつ、電極総長L1≧90mmである。要するに、湿度検出素子1bは、図18に示す湿度検出素子1aと同様の構成を有している。
そして、入力電圧Viとして、高周波(100Hz以上)のサイン波の交流電圧が印加電極2に印加されている。この点が、図19に示す湿度検出素子1aと異なっている。
図20において、縦軸は出力電圧Vo(V)を示し、横軸は入力電圧Viの周波数(Hz)を示している。
図20において、プロット点301(四角のプロット点)は電極総長L1=48mm、電極間距離160μmの条件の湿度検出素子1が使用されたときの実験値である。つまり、プロット点301は、図17に示すグラフのプロット点と同じであり、条件A1及び条件A2を満たしている湿度検出素子1を用いて得られる結果である。
図21は、第6実施形態における湿度検出素子1zを示す図である。
図21に示す湿度検出素子1zでは、複数の湿度検出素子1A,1B,1C,・・・が並列に接続されている。
湿度検出素子1A,1B,1C,・・・は、第1実施形態の湿度検出素子1が用いられる。ただし、湿度検出素子1A,1B,1C,・・・のそれぞれは電極総長L1及び/または電極間幅Wが異なっている。例えば、湿度検出素子1Aの電極間幅WをWAとする。そして、湿度検出素子1Bの電極間幅WをWBとする。さらに、湿度検出素子1Cの電極間幅WをWCとする。そして、20μm<WA<WB<WCの関係があるとする。湿度検出素子1A,1B,1C,・・・のそれぞれには、入力電圧Viが印加されている。
なお、図21では、3つ以上の湿度検出素子1A,1B,1C,・・・が接続されているが、2つの湿度検出素子1A,1Bが接続されている構成でもよい。
例えば、湿度検出素子1A,1B,1C,・・・に、第2実施形態の湿度検出素子1が用いられる場合、デューティー(Duty)比等が少しずつ変化するようにする。
そして、湿度検出素子1A,1B,1C,・・・に、第3実施形態の湿度検出素子1が用いられる場合、印加される周波数が少しずつ変化するようにする。
さらに、湿度検出素子1A,1B,1C,・・・に、第5実施形態の湿度検出素子1bが用いられる場合、印加される周波数が少しずつ変化するようにする。
湿度検出素子1wは、低温タイプの湿度検出素子1Dと、高温タイプの湿度検出素子1Eとが並列に接続されている。
また、湿度検出素子1wを構成する湿度検出素子1D,1Eは、前記したように絶縁部4が凹凸部6を有している。
すなわち、図22(b)に示すように低温タイプの湿度検出素子1Dは、高温タイプの湿度検出素子1Eより凹凸部6a(6)の凹凸を小さくする。逆に高温タイプの湿度検出素子1Eでは図22(c)に示すように低温タイプより凹凸部6b(6)の凹凸を大きくしている。
高温では飽和水蒸気量が大きくなるため、湿度(相対湿度)が低くなる。このため、高温タイプでは、凹凸部6bの凹凸を大きくすることで、水分(水分子11(図3参照))が付着しやすいようにしている。このようにすることで、湿度が低い高温環境下でも適切に動作する湿度検出素子1Eを提供することができる。
次に、本発明の第7実施形態として、湿度検出素子1(1a,1b,1z)が備えられた湿度計400について説明する。
図23は、第7実施形態に係る湿度計400の構成例を示す図である。
湿度計400では、回路基板411に湿度検出素子1、温度検出素子412、制御回路(本体部)413及び結果表示器414が備えられている。
湿度検出素子1には、第1~第3実施形態の湿度検出素子1、第4実施形態の湿度検出素子1a、第5実施形態の湿度検出素子1b及び第6実施形態の湿度検出素子1zを使用することができる。
結果表示器414は、湿度検出素子1で検出された湿度等を表示する。
制御回路413は、湿度検出素子1の出力電圧Voを湿度に変換する。このような変換は、制御回路413において予め格納されている出力電圧-湿度変換マップ等を基に行われる。
そして、制御回路413は、必要に応じて、温度検出素子412で測定された環境温度で湿度を補正する。続いて、制御回路413は、湿度等を結果表示部に表示する。
図24において、図23と同様の構成については図24と同一の符号を付して説明を省略する。
図24に示す湿度計400aが、図23に示す湿度計400と異なる点は、湿度検出素子1がケーブル415によって制御回路413に接続されている点である。湿度検出素子1は、ケーブル415によって筺体410の外部に配置されている。
このようにすることで、湿度計400aは、狭い空間等に湿度検出素子1を差し込んで、そこの湿度を計測することができる。
制御回路413は、メモリ401、CPU(Central Processing Unit)402、入力端子403、AC/ACインバータ回路404、交流端子405、AC/DCコンバータ回路406及び直流端子407を有する。
メモリ401には、プログラムがCPU402によって実行されることで、制御部430が具現化している。
制御部430は、図示しない入力装置を介して入力された情報に基づいてAC/ACインバータ回路404や、AC/DCコンバータ回路406に指示を送る。
また、AC/DCコンバータ回路406は、制御部430から送られた指示に基づいて、交流電源5から入力された交流電圧の電圧を変換し、さらに交流電流を直流電流に変換して直流端子407へ出力する。直流端子407には、温度検出素子412が接続される。
入力端子403には、湿度検出素子1や、温度検出素子412が接続され、湿度検出素子1の検出信号や、温度検出素子412からの検出信号が入力される。
なお、温度検出素子412は省略可能である。
なお、図26において、図25に示す構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図26に示す制御回路413aが図25に示す制御回路413と異なる点は、以下の通りである。
(1)AC/ACインバータ回路404の代わりに、矩形波生成回路421が配置されている。
(2)矩形波生成回路421が矩形波端子422に接続されている。
制御部430は、図25及び図26における制御部430である。
制御部430は、計測制御部431、解析部432、温度データ記憶部433及び湿度データ記憶部434を有している。
計測制御部431は、図示しない入力装置を介して入力された周波数を基に、AC/ACインバータ回路404を制御する。その結果、AC/ACインバータ回路404から入力装置を介して入力された周波数の交流電圧が出力される。また、計測制御部431は、AC/DCコンバータ回路406を制御して、温度検出素子412に最適な直流電圧を出力する。
そして、計測制御部431は、図示しない入力装置を介して入力されたデューティー(Duty)比等を基に、矩形波生成回路421を制御する。なお、計測制御部431が矩形波生成回路421を制御するのは、図26に示す制御回路413aに制御部430が搭載されている場合である。その結果、矩形波端子422から入力装置を介して入力されたデューティー比の矩形波電圧が出力される。
あるいは、計測制御部431のみが、制御回路413で実行されてもよい。この場合、解析部432がPCで実行され、温度データ記憶部433及び湿度データ記憶部434がPCに搭載されてもよい。
図28は、本実施形態に係る湿度検出素子1yの別の例を示す図である。なお、図28において、図1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図28に示す湿度検出素子1y(1)では、印加電極2a(2)及び出力電極3a(3)が渦巻き状となっている。このように、出力電極3及び印加電極2は、図1に示すような櫛歯となっていなくてもよい。
また、図28における湿度検出素子1yの印加電極2aに矩形波の電圧が印加されれば、第2,4実施形態の湿度検出素子1,1aとなる。
そして、図28における湿度検出素子1yの印加電極2aに100Hz以上の高周波交流電圧が印加されれば、第3,5実施形態の湿度検出素子1,1bとなる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
2,2a 印加電極(印加部)
3,3a 出力電極(出力部)
4,4a,4b 絶縁部
5 交流電源
6,6a,6b 凹凸部
11 水分子
400,400a 湿度計
403 入力端子
404 AC/ACインバータ回路
405 交流端子
410 筺体
411 回路基板
412 温度検出素子
413 制御回路(本体部)
414 結果表示器
421 矩形波生成回路
422 矩形波端子
430 制御部
431 計測制御部
432 解析部
H,H1 水分
Claims (13)
- 絶縁性の材料で構成される絶縁部と、
電圧が印加される印加部と、
前記印加部に前記印加された電圧によって、前記絶縁性の材料の表面に付着した水分子を介した電気経路に流れる電流に応じた電圧信号を出力する出力部と、
を有し、
前記印加部を構成する電極である印加電極と、前記出力部を構成する電極である出力電極との間の幅は、20~160μmであるとともに、前記印加電極と、前記出力電極との間に生じるキャパシタンスの湿度に対する変化量が所定の値以上となる値であり、
前記印加部と、前記出力部とは、櫛歯の形状を有しており、
前記印加電極の前記櫛歯における所定の歯と、前記出力電極の前記櫛歯における所定の歯と、が対向している部分の長さに前記印加電極及び前記出力電極における前記櫛歯の数が乗算された電極総長を90mm未満とすることで、前記出力部から出力される前記電圧信号のダイナミックレンジが所定の値以上となるよう設定される
ことを特徴とする湿度検出素子。 - 前記印加電極と、前記出力電極との間の幅がそれぞれ異なる複数の前記湿度検出素子が並列に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の湿度検出素子。 - 前記電極総長がそれぞれ異なる複数の前記湿度検出素子が並列に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の湿度検出素子。 - 前記電圧は、2種類以上の周波数成分を有する合成波を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の湿度検出素子。 - 前記電圧は、交流電圧であり、
前記交流電圧の周波数は、前記周波数に対する前記湿度検出素子の出力電圧の変化量が所定の値以下となる領域内の値である
ことを特徴とする請求項1に記載の湿度検出素子。 - 前記絶縁部は、
少なくとも表面に酸素原子が配置した構造で構成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の湿度検出素子。 - 前記絶縁部は、
絶縁性金属酸化物である
ことを特徴とする請求項6に記載の湿度検出素子。 - 前記絶縁部は、
前記水分子が付着する面に凹凸を有する凹凸部が設けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の湿度検出素子。 - 前記櫛歯が互いに噛み合うように設置される
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の湿度検出素子。 - 湿度検出素子を備える湿度計において、
前記湿度検出素子は、
絶縁性の材料で構成される絶縁部と、
電圧が印加される印加部と、
前記印加部に前記印加された電圧によって、前記絶縁性の材料の表面に付着した水分子を介した電気経路に流れる電流に応じた電圧信号を出力する出力部と、
を有し、
前記印加部を構成する電極である印加電極と、前記出力部を構成する電極である出力電極との間の幅は、20~160μmであるとともに、前記印加電極と、前記出力電極との間に生じるキャパシタンスの湿度に対する変化量が所定の値以上となる値であり、
前記印加部と、前記出力部とは、櫛歯の形状を有しており、
前記印加電極の前記櫛歯における所定の歯と、前記出力電極の前記櫛歯における所定の歯と、が対向している部分の長さに前記印加電極及び前記出力電極における前記櫛歯の数が乗算された電極総長を90mm未満とすることで、前記出力部から出力される前記電圧信号のダイナミックレンジが所定の値以上となるよう設定される
ことを特徴とする湿度計。 - 前記印加部には、2種類以上の周波数成分を有する合成波の電圧が印加される
ことを特徴とする請求項10に記載の湿度計。 - 前記電圧は、交流電圧であり、
前記交流電圧の周波数は、前記周波数に対する前記湿度検出素子の出力電圧の変化量が所定の値以下となる領域内の値である
ことを特徴とする請求項10に記載の湿度計。 - 温度検出素子を備える
ことを特徴とする請求項10または請求項12に記載の湿度計。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017079747A JP7029884B2 (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | 湿度検出素子及び湿度計 |
US15/949,800 US10859524B2 (en) | 2017-04-13 | 2018-04-10 | Humidity sensing element and hygrometer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017079747A JP7029884B2 (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | 湿度検出素子及び湿度計 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018179757A JP2018179757A (ja) | 2018-11-15 |
JP2018179757A5 JP2018179757A5 (ja) | 2020-04-30 |
JP7029884B2 true JP7029884B2 (ja) | 2022-03-04 |
Family
ID=63789928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017079747A Active JP7029884B2 (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | 湿度検出素子及び湿度計 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10859524B2 (ja) |
JP (1) | JP7029884B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7096635B2 (ja) * | 2019-03-22 | 2022-07-06 | 株式会社日立製作所 | 水分検出素子、呼気ガス検出装置、呼気検査システム及び水分検出素子の製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071613A (ja) | 2000-06-14 | 2002-03-12 | Shinei Kk | 抵抗検出型感湿素子及びその製造方法 |
JP2007248065A (ja) | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Denso Corp | 容量式湿度センサ |
JP2013195118A (ja) | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Life Co Ltd | 静電容量式水分センサ、水分測定器 |
US9027400B2 (en) | 2011-12-02 | 2015-05-12 | Stmicroelectronics Pte Ltd. | Tunable humidity sensor with integrated heater |
JP2015097546A (ja) | 2012-03-09 | 2015-05-28 | テルモ株式会社 | 体内水分計及びセンサ |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5818635B2 (ja) * | 1977-01-12 | 1983-04-14 | セイコーエプソン株式会社 | 湿度計付電子腕時計 |
JPS54139097A (en) * | 1978-04-19 | 1979-10-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Preparation of humidity sensor |
JPS585641A (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-13 | Murata Mfg Co Ltd | 結露・着霜検知装置 |
JPS59116535A (ja) | 1982-12-24 | 1984-07-05 | Hitachi Ltd | 結露センサ |
JPS6093338A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-25 | Hitachi Ltd | 電気抵抗式湿度センサの測定回路 |
JPS60211346A (ja) | 1984-04-06 | 1985-10-23 | Hitachi Ltd | 結露センサ |
FR2569847B1 (fr) * | 1984-08-31 | 1988-02-05 | Thomson Csf | Dispositif de detection et de localisation d'entree d'eau pour flute marine |
JPH0464048A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-02-28 | Sharp Corp | 湿度検出装置 |
US5801307A (en) * | 1995-07-12 | 1998-09-01 | Netzer; Yishay | Differential windshield capacitive moisture sensors |
US6114862A (en) * | 1996-02-14 | 2000-09-05 | Stmicroelectronics, Inc. | Capacitive distance sensor |
JP4040550B2 (ja) | 2003-08-27 | 2008-01-30 | 日本特殊陶業株式会社 | 湿度センサ及びその製造方法 |
-
2017
- 2017-04-13 JP JP2017079747A patent/JP7029884B2/ja active Active
-
2018
- 2018-04-10 US US15/949,800 patent/US10859524B2/en active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071613A (ja) | 2000-06-14 | 2002-03-12 | Shinei Kk | 抵抗検出型感湿素子及びその製造方法 |
JP2007248065A (ja) | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Denso Corp | 容量式湿度センサ |
US9027400B2 (en) | 2011-12-02 | 2015-05-12 | Stmicroelectronics Pte Ltd. | Tunable humidity sensor with integrated heater |
JP2015097546A (ja) | 2012-03-09 | 2015-05-28 | テルモ株式会社 | 体内水分計及びセンサ |
JP2013195118A (ja) | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Life Co Ltd | 静電容量式水分センサ、水分測定器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018179757A (ja) | 2018-11-15 |
US10859524B2 (en) | 2020-12-08 |
US20180299397A1 (en) | 2018-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6758226B2 (ja) | 電磁流量計 | |
US8148652B2 (en) | Position detecting device and position detecting method | |
WO2017064784A1 (ja) | 水分検出素子、ガス検出装置及び呼気検査システム | |
TWI550496B (zh) | 在電阻式觸碰螢幕中用於雙觸碰手勢分類之系統及方法 | |
US20150048851A1 (en) | Capacitive touch sense architecture having a correlator for demodulating a measured capacitance from an excitation signal | |
JP4416033B2 (ja) | 濃度センサ装置 | |
WO2010010683A1 (ja) | 液位センサ | |
TW201019194A (en) | Multi-sensing method of capacitive touch panel | |
JP2007248065A (ja) | 容量式湿度センサ | |
TW201108081A (en) | High speed multi-touch touch device and controller therefor | |
WO2016013544A1 (ja) | 高速応答・高感度乾湿応答センサー | |
JP2012043275A (ja) | 静電容量式の入力装置 | |
US9696272B2 (en) | Systems and methods for humidity measurement using dielectric material-based relative humidity sensors | |
JP7029884B2 (ja) | 湿度検出素子及び湿度計 | |
US20140026652A1 (en) | Sensor for measuring high humidity conditions and/or condensation | |
US8976122B2 (en) | Control unit, sensing device for a capacitive touch panel and method therefor | |
JP3196370U (ja) | センサモジュール | |
JP2002323526A (ja) | 絶縁抵抗劣化検出方法及びその装置 | |
JP4807252B2 (ja) | 湿度センサ装置 | |
JP4782506B2 (ja) | 静電容量式センサ | |
JP5074283B2 (ja) | 静電容量式センサの異常検出装置 | |
US9857326B2 (en) | Gas stream analysis using voltage-current time differential operation of electrochemical sensors | |
JP5009870B2 (ja) | 静電容量式センサの異常検出装置 | |
JP6294600B2 (ja) | 静電容量式レベルセンサ | |
JP2010210307A (ja) | 液位センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200319 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210323 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210513 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211005 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211130 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211130 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20211209 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20211214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7029884 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |