JP2012043275A - 静電容量式の入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 環境変化に基づく補正検知信号を得る補正電極が設けられ、駆動電極と補正電極が共通の駆動部で駆動される静電容量式の入力装置を提供する。
【解決手段】 指で操作される操作面2に、X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y8が設けられている。操作面2を操作する指の影響を受けない場所に補正電極3と補正検出電極4が対向して設けられている。X駆動部11によってX駆動電極X1〜X5に順番に駆動電圧が印加されるとともに、補正電極3にも電圧が印加される。指の接触位置を検知する入力検知信号と、環境変化に基づいて変動する補正検出電極4から得られる補正検知信号が、同じ検出部13で検出され、データ処理部14において、補正検知信号で入力検知信号が補正される。
【選択図】図1

Description

本発明は、人の指で操作されたときに、指と駆動電極との間に形成される静電容量に応じた入力検知信号が得られる静電容量式の入力装置に係り、特に、指の影響が無い位置に補正電極が設けられて、環境の変化に応じた静電容量の変動を補正できるようにした静電容量式の入力装置に関する。
静電容量式の入力装置は、複数の駆動電極を備えている。接地電位に近い導電体である人の指が駆動電極に接近し、指と駆動電極との間に静電容量が形成されると、駆動電極に駆動電圧が印加されたときに流れる電流が変化したり、電圧の立ち上がりに遅延が生じ、これらの変化を検知することで指で操作されたことを認識できる。
指と駆動電極との間に形成される静電容量はわずかな値であるため、静電容量式の入力装置は、外部ノイズや、温度や湿度の上昇などによる環境変化により誤動作が生じやすい問題点を有している。
以下の特許文献1に記載された静電容量式近接センサは、検知電極を供えたセンサ部と、検知電極と指との間の静電容量に基づく検知信号を出力する検知回路が設けられているとともに、減算電圧発生回路から得られる減算電圧を前記検知信号から減算して校正後検知信号を出力する減算回路が設けられている。この減算処理で、温度や湿度変化による検知信号の変動を相殺するというものである。
特許文献2に記載された入力装置は、操作部に複数の入力用電極を備えた入力用静電センサが設けられている。入力用電極に指が接近すると、入力用電極と指との間に形成される静電容量の影響で、パルス状に与えられる駆動電圧の立ち上がりに遅延が発生する。この立ち上がりの遅延を検知することで、どの入力用電極に指が接近したかを識別できるようにしている。また、指の影響を受けない領域にノイズ検出用静電センサが設けられており、ノイズ検出用静電センサで検知した外部ノイズで、入力用静電センサの検知出力を補正できるようにしている。
特開2006−177838号公報 特開2007−13432号公報
特許文献1に記載された静電容量式近接センサは、センサ部から得られた検知信号を校正するための減算電圧が減算電圧発生回路で生成される。減算電圧発生回路はボリュームやDAコンバータで構成されている。あるいは、温度・湿度センサの検出値を利用して減算電圧発生回路で減算電圧が生成される。
減算電圧発生回路で生成される減算電圧は、センサ部からの検知信号に重畳するノイズと直接に関連していないため、センサ部の使用環境の変動に対して減算電圧を正確に追従させるのが困難であり、高い精度の校正を期待することができない。
特許文献2に記載された入力装置は、入力用電極と並んで設けられたノイズ検出用電極でノイズを検知して、入力用静電センサの検知出力を補正しようというものであるが、入力用静電センサと、ノイズ検出用静電センサとが別々の回路で駆動されているため、回路構成が複雑になる。
また、入力用電極に電圧を与えるためのクロック信号と、ノイズ検出用電極に電圧を与えるためのクロック信号との周期が相違しているため、入力用静電センサの検知出力に重畳するノイズ成分と、ノイズ検出用静電センサに重畳するノイズ成分を、同じ条件の下で検知することができない。そのため、検知信号のノイズの除去のためにさらなる補正が必要となることがある。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、少ない回路負担で、環境変化などに基づく入力検知信号の変動を補正できるようにした静電容量式の入力装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、駆動電極に駆動電圧を印加して得られる入力検知信号と、補正電極に駆動電圧を印加して得られる補正検知信号とを、同等の条件の下で得られるようにして、入力検知信号を補正する精度を高めることが可能な静電容量式の入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、人の指で操作される操作面と、前記操作面に触れた指との間で静電容量が形成される複数の駆動電極とが設けられ、それぞれの駆動電極に駆動電圧が印加され、駆動電圧が印加された駆動電極に指が接近したときの電圧変化または電流変化が入力検知信号として検出される静電容量式の入力装置において、
前記操作面から離れた位置に設けられた補正電極と、前記駆動電極と前記補正電極の双方に駆動電圧を印加する共通の駆動部と、前記補正電極に駆動電圧が印加されたときの電圧変化または電流変化である補正検知信号と前記入力検知信号の双方を検知する共通の検出部とが設けられ、前記補正検知信号に基づいて前記入力検知信号が補正されることを特徴とするものである。
本発明の入力装置は、駆動電極と補正電極に対して共通の駆動部から駆動電圧が与えられ、入力検知信号と補正検知信号が共通の検出部で検知される。駆動部と検出部とを共通にすることで、回路構成を簡単にすることができる。
本発明は、前記駆動部から、それぞれの駆動電極と前記補正電極に対して、同じ時間長の駆動電圧が与えられることが好ましい。さらに好ましくは、前記駆動部から、それぞれの駆動電極と前記補正電極に対して、同じ時間長の駆動電圧が同じ周期で順番に与えられる。
駆動電極と補正電極に同じ時間長の駆動電圧が与えられると、駆動電極による検知動作と補正電極による検知動作を近似した条件の下で行うことができ、補正電極を駆動して得られた補正検知信号で、入力検知信号を高い精度で補正できるようになる。
本発明は、前記操作面に、複数の駆動電極と、それぞれの駆動電極と間隔を空けた複数の検出電極とが設けられるとともに、前記補正電極と対向する補正検出電極が設けられ、前記検出電極と前記補正検出電極とが互いに接続されており、複数の駆動電極に駆動電圧が与えられたときに、前記検出電極から前記入力検知信号が得られ、前記補正電極に駆動電圧が与えられたときに、前記補正検出電極から前記補正検知信号が得られるものとして構成できる。
この場合に、ひとつの検出電極とこれに隣接する駆動電極との間で形成される静電容量と、前記補正電極と前記補正検出電極との間の静電容量とが、ほぼ一致していることが好ましい。
上記のように静電容量を一致させておくと、入力検知信号と近似した条件の下で補正検知信号を得ることができ、補正検知信号で、入力検知信号を高い精度で補正できるようになる。
または、本発明は、互いに平行に延びる複数のX電極と、前記X電極と直交する向きで互いに平行に延びる複数のY電極を有し、X電極とY電極の一方が前記駆動電極となって駆動電圧が印加されるときに他方が前記検出電極として機能するものであり、X電極とY電極のいずれか一方とともに前記補正電極に駆動電圧が与えられるものである。
さらに本発明は、前記操作面に、同じ面積の複数の駆動電極が並んで配置され、前記補正電極が前記駆動電極と同じ面積で形成されており、前記駆動部から、それぞれの駆動電極および前記補正電極に駆動電圧が印加され、それぞれの駆動電極から入力検知信号が得られ、前記補正電極から補正検知信号が得られるものとして構成できる。
上記構成において、補正電極と駆動電極を同じ面積で形成することで、入力検知信号と近似した条件の下で補正検知信号を得ることができ、補正検知信号で、入力検知信号を高い精度で補正できるようになる。
本発明は、駆動電極と補正電極を駆動する駆動部が共通で、入力検知信号と補正検知信号も共通の検出部で検知されるため、回路構成を簡単にでき、入力検知用と補正検知用とを共通のICで制御できるようになる。
また、入力検知信号と補正検知信号を近似した条件の下で検知できるようになり、入力検知信号を補正する精度を高くできる。
本発明の第1の実施の形態の静電容量式の入力装置を示す説明図、 図1に示す入力装置の検知出力を電流変化で示す説明図、 本発明の第2の実施の形態の静電容量式の入力装置を示す説明図、 本発明の第3の実施の形態の静電容量式の入力装置を示す説明図、 図4に示す入力装置の駆動・検出部の回路構成図、 図4,5に示す入力装置の検知出力を電圧変化で示す説明図、 入力検知信号と補正検知信号の一例を示す説明図、 入力検知信号と補正検知信号の一例を示す説明図、 入力装置が筐体に組み込まれた構造を示す説明図、 入力装置が筐体に組み込まれた構造を示す説明図、
図1に示す第1の実施の形態の静電容量式の入力装置1は、一定の面積を有する操作面2を有している。操作面2は比較的薄い合成樹脂の表面層で覆われており、その下に電極が設けられている。前記表面層の厚さは、操作面2の表面に触れた人の指と電極との間に検知可能な静電容量が形成できるように設定されている。
操作面2の表面層の下に、X駆動電極X1,X2,X3,X4,X5が設けられている。X駆動電極X1〜X5は、Y方向に向けて直線的に延び、X方向に一定の間隔を空けて平行に設けられている。同じく操作面2の表面層の下に、複数のY駆動電極Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8が設けられている。Y駆動電極Y1〜Y8は、X方向に向けて直線的に延び、Y方向に一定の間隔を空けて平行に設けられている。X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y8は、互いに直交している。X駆動電極とY駆動電極は、薄い絶縁層を介して重ねられており、X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y8は互いに絶縁されている。
X駆動電極X1〜X5が形成されている面に、複数の検出電極S1が設けられている。複数の検出電極S1は、隣り合うX駆動電極の間においてY方向に向けて直線的に延びている。それぞれの検出電極S1はX方向に一定の間隔を空けて平行に設けられている。それぞれの検出電極S1は、X駆動電極X1〜X5と平行であり、X駆動電極X1〜X5と均一な距離を保って配置されている。なお、検出電極S1が、Y駆動電極Y1〜Y8が形成されている面において、隣り合うY駆動電極の間に設けられていてもよい。
X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y8ならびに検出電極S1は、金、銀、銅などの低抵抗の導電性材料で形成されている。操作面2の奥側にカラー液晶パネルなどが配置されている機器では、操作面2を形成している各層が透明であり、X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y8ならびに検出電極S1が、ITOなどの透明電極材料で形成されている。
図1に示す入力装置1は、操作面2から離れた位置に、すなわち操作面2に接する人の指との間で実質的に静電容量を形成できない箇所に、補正電極3と補正検出電極4とが対向して設けられている。
入力装置1はX駆動部11を有している。X駆動部11は、6個の駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)を順番に駆動する。5個の駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)は、X駆動電極X1,X2,X3,X4,X5に個別に接続されており、1個の駆動ライン(f)が、補正電極3に接続されている。よって、X駆動部11から、X駆動電極X1,X2,X3,X4,X5、ならびに補正電極3の順で順番に駆動電圧が与えられる。
駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)には、図2(A)に示す矩形波で変化する駆動電圧Vpが順番に与えられる。それぞれの駆動ラインに印加される駆動電圧Vpの時間長は同じであり、駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)に与えられる駆動電圧Vpの周期も同じである。駆動電圧の時間長は1msあるいはそれ未満であり、周期は2msあるいはそれ未満である。
入力装置1はY駆動部12を有している。Y駆動部12は、8個の駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)を順番に駆動する。駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)は、Y駆動電極Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8に個別に接続されている。
Y駆動部12から駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)に、矩形波で変化する駆動電圧Vpが順番に与えられる。Y駆動部12から与えられる駆動電圧の時間長は1msあるいはそれ未満であり、周期は2msあるいはそれ未満である。
駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)と駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)では、いずれかの駆動ラインに駆動電圧Vpが印加されているときに他の駆動ラインに駆動電圧Vpが印加されない。例えば、駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)の順番で駆動電圧Vpが印加され、これに続いて、駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)の順番で駆動電圧Vpが印加され、これが繰り返される。なお、駆動電圧Vpが印加されてない駆動ラインは接地電位に切り換えられることが好ましい。
図1に示すように、複数の検出電極S1は互いに接続されて、共通の検出ラインSaに集約され、さらに補正検出電極4も検出ラインSaに接続されている。検出ラインSaは検出部13に接続されている。検出部13で検出された検知信号はデータ処理部14に与えられる。X駆動部11とY駆動部12の駆動タイミングはデータ処理部14によって制御される。X駆動部11とY駆動部12および検出部13とデータ処理部14さらにはA/D変換部や駆動電力を切換える切換え回路などは、同じICパッケージ内に納められている。
図1に示す入力装置1の動作について説明する。
X駆動部11とY駆動部12から各駆動ライン(a)(b)・・・(m)(n)に順番に、図2(A)に示す矩形波で変化する駆動電圧Vpが印加される。駆動電圧Vpは、X駆動電極X1,X2,X3,X4,X5および補正電極3の順番で与えられ、その後、Y駆動電極Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8の順番で与えられる。
図2(A)では、(1)がX駆動電極X1に印加される駆動電圧、(2)がX駆動電極X2に印加される駆動電圧、(3)がX駆動電極X3に印加される駆動電圧である。さらに、(4)がX駆動電極X4に、(5)がX駆動電極X5に、(6)が補正電極3に印加される電圧である。その後は、駆動電圧Vpが、Y駆動電極Y1,Y2,Y3,・・・に順番に印加される。
図2(A)に示すように、X駆動電極X1〜X5と補正電極3およびY駆動電極Y1〜Y8に与えられる駆動電圧Vpの大きさと時間長ならびに周期は全て同じである。
X駆動電極X1〜X5と補正電極3およびY駆動電極Y1〜Y8に順番に駆動電圧Vpが印加されると、図2(B)に示すように、検出部13において、検出ラインSaの電流の変化が検知信号として検知される。
X駆動電極X1〜X5のそれぞれと検出電極S1との間に静電容量が形成され、Y駆動電極Y1〜Y8のそれぞれと検出電極S1との間に静電容量が形成されている。
したがって、図2(B)に示すように(1)において、X駆動電極X1に矩形波の駆動電圧Vpが印加されると、その立ち上がりのタイミングで検出電極S1にプラスの電流+Siが流れ、X駆動電極X1に印加される駆動電圧Vpの立下りのタイミングで検出電極S1にマイナスの電流−Siが流れる。操作面2に指が触れておらず且つ環境変化やノイズが無いときは、電流+Siと−Siは一定である。
図2(A)に示す(5)のタイミングで、X駆動電極X5に駆動電圧Vpが印加されたときに、X駆動電極X5の付近で操作面2に指が触れていると、接地電位の指が広い面積でX駆動電極X5に対向しているため、X駆動電極X5に印加される駆動電圧Vpの立ち上がり時と立ち下がり時に多くの電流が指に流れることになり、検出ラインSaに流れる電流+Siと−Siが減少する。
検出部13では、検出ラインSaのプラス側の電流+Siまたはマイナスの電流−Siを加算しさらに平滑化するなどして入力検知信号が得られ、この入力検知信号がデータ処理部14に与えられる。データ処理部14では、どの駆動電極に駆動電圧Vpが与えられているかの情報と、検出部13から得られる入力検知信号とから、操作面2のどの位置に指が触れているかを判別できる。
図1に示す入力装置1は、操作面2に接触する指の影響を受けない位置に補正電極3と補正検出電極4が設けられている。X駆動部11から駆動ライン(a)〜(f)に順番に駆動電圧Vpが印加されるため、X駆動電極X5の次に補正電極3に駆動電圧Vpが与えられる。
補正電極3に駆動電圧Vpが与えられると、補正検出電極4に電流+Siと−Siが流れ、この電流が検出ラインSaを経て検出部13で検知される。検出部13では、この電流の絶対値を加算し平滑化することで補正検知信号が得られ、補正検知信号がデータ処理部14に与えられる。
入力装置1が搭載されている電子機器の使用環境が変化し、湿度や温度が変化すると、補正電極3と補正検出電極4との間の静電容量が変動し、前記補正検知信号が変動する。
データ処理部14では、駆動ライン(f)に駆動電圧Vpが印加されているときに検出部13から得られる補正検知信号を監視する。補正検知信号が予め設定されたしきい値の範囲を超えて変動したら、入力装置1の使用環境が大幅に変化したと判断し、入力検知信号を補正する。このときの補正動作は、X駆動電極またはY駆動電極に駆動電圧Vpが与えられているときに検出部13から得られる入力検知信号から補正検知信号の変動分を相殺することなどで行われる。
補正電極3と補正検出電極4との間の静電容量は、ひとつのX駆動電極とその両側に位置する検出電極S1との間の静電容量とほぼ一致し、且つひとつのY駆動電極とこれに対向する複数の検出電極S1との間の静電容量とほぼ一致するように調整されていることが好ましい。本明細書において、静電容量がほぼ一致するとは、その単位の桁が同じであることを意味しており、すなわち静電容量の違いが10倍以下であることを意味している。ただし、静電容量の違いが5倍以下であることがさらに好ましい。
静電容量をほぼ一致させておくと、使用環境の変化があったときに、補正検出電極4から得られる補正検知信号と、検出電極S1から得られる入力検知信号とが近似した条件の下で得られることになる。すなわち、環境の変化が、駆動電極と検出電極S1との対向部と、補正電極3と補正検出電極4との対向部とに対して同じ桁で影響を与えるようになる。そのため、補正検知信号を使用して、入力検知信号の環境変化に起因する変動を高い精度で補正できるようになる。
図3は本発明の第2の実施の形態の入力装置101を示している。
入力装置101の操作面2には、合成樹脂の表面層の下側に複数のX駆動電極X1,X2,X3,X4,X5と複数のY駆動電極Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7とが設けられている。X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y7は、互いに絶縁されて直交している。図1に示す入力装置1とは相違し、図3に示す入力装置101には、検出電極S1が設けられていない。
X駆動・検出部111から延びる駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)は、X駆動電極X1,X2,X3,X4,X5に個別に接続され、X駆動・検出部111から延びる駆動ライン(f)が補正電極3に接続されている。Y駆動・検出部112から延びる駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)は、Y駆動電極Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7に個別に接続され、Y駆動・検出部112から延びる駆動ライン(n)が補正検出電極4に接続されている。
そして、X駆動・検出部111とY駆動・検出部112は、データ処理部114に接続されている。
図3に示す入力装置101は、X駆動・検出部111から、駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)に対して、図2(A)に示したのと同じ時間長の駆動電圧Vpが一定の周期で与えられ、その次に、Y駆動・検出部112から、駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)に駆動電圧Vpが順番に与えられる。ただし、駆動ライン(n)には、駆動電圧Vpが印加されない。
すなわち、駆動電圧Vpは、X駆動電極X1、X駆動電極X2、X駆動電極X3、X駆動電極X4、X駆動電極X5、そして補正電極3の順に印加され、その次に、Y駆動電極Y1、Y駆動電極Y2、Y駆動電極Y3、Y駆動電極Y4、Y駆動電極Y5、Y駆動電極Y6、Y駆動電極Y7の順に駆動電圧Vpが印加され、これが繰り返される。
図3に示す入力装置101は、X駆動・検出部111から駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)(f)に順番に駆動電圧Vpが印加されているとき、駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)が、図1に示した検出ラインSaと同等に機能し、Y駆動・検出部112で、全ての駆動ライン(g)〜(n)の電流変化が検出される。一方、Y駆動・検出部112から、駆動ライン(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)に順番に駆動電圧Vpが印加されているとき、駆動ライン(a)(b)(c)(d)(e)が、図1に示した検出ラインSaと同等に機能し、X駆動・検出部111で、全ての駆動ライン(a)〜(e)の電流変化が検出される。
X駆動・検出部111からX駆動電極X1〜X5に駆動電圧Vpが印加されているときに、Y駆動・検出部112で、図2(B)に示す電流変化が検知されて入力検知信号が生成される。同様に、Y駆動・検出部112からY駆動電極Y1〜Y7に駆動電圧Vpが印加されているときに、X駆動・検出部111で、図2(B)に示す電流変化が検知されて入力検知信号が生成される。X駆動・検出部111とY駆動・検出部112で検知された入力検知信号がデータ処理部114に与えられる。
データ処理部114では、X駆動電極X1〜X5とY駆動電極Y1〜Y7のどの駆動電極に駆動電圧Vpが与えられているかの情報と、前記入力検知信号とから、操作面2のどの位置に指が触れているかを検出することができる。
図3に示す入力装置101では、X駆動電極X1,X2,X3,X4,X5の次に補正電極3に駆動電圧Vpが印加され、このときの電流変化が補正検出電極4で検出され、Y駆動・検出部112において補正検知信号として出力される。
データ処理部114は、X駆動・検出部111から駆動ライン(f)に駆動電圧Vpが印加されたときに、Y駆動・検出部112で検出される駆動ライン(n)の電流変化に基づく補正検知信号を監視する。この補正検知信号の変動量が予め決められたしきい値を越えたら、入力装置101の使用環境の変化が大きいと判断し、補正検知信号で、入力検知信号の変動を補正する。
図3では、X駆動電極X1〜X5に順番に駆動電圧Vpが印加された後に、補正電極3に駆動電圧Vpが印加されるが、Y駆動電極Y1〜Y7に順番に駆動電圧Vpが印加された後は、駆動ライン(n)に駆動電圧が印加されず、再びX駆動電極X1〜X5に駆動電圧Vpが順番に印加される。すなわち、補正電極3に対しては駆動ライン(f)のみから駆動電圧Vpが与えられ、駆動ライン(n)は検出ラインとしてのみ使用される。
ただし、Y駆動電極Y1〜Y7に駆動電圧Vpが印加された後に補正検出電極4に駆動電圧Vpが印加され、このときに駆動ライン(f)を検出ラインとして使用し、X駆動・検出部111において、電流変化を検知して補正検知信号を生成してもよい。
図3に示す入力装置101においても、補正電極3と補正検出電極4との静電容量が、1つのX駆動電極(例えばX1)と全てのY駆動電極(Y1〜Y7)との間の静電容量にほぼ一致し、また1つのY駆動電極(例えばY1)と全てのX駆動電極(X1〜X5)との間の静電容量とほぼ一致していることが好ましい。静電容量がほぼ一致していると、補正電極3と補正検出電極4との対向部で検知される補正検知信号の変動状態と、X駆動電極とY駆動電極との対向部から検出される入力検知信号の変動状態とを、近似した条件の下で検出でき、補正検知信号で入力検知信号を補正するときの精度を高めることができる。
図4は、第3の実施の形態の入力装置201を示している。
この入力装置201は、操作面202において、合成樹脂の表面層の下に複数の駆動電極203a,203b,203c,203dが配置されている。駆動電極203a,203b,203c,203dは互いに同じ面積で形成されている。また、操作面202に触れた指の影響を実質的に受けない領域に、補正電極204が設けられている。補正電極204は、駆動電極203a,203b,203c,203dと同じ厚さの導電性材料で同じ面積に形成されている。
そして、複数の駆動電極203a,203b,203c,203dと補正電極204に対し、共通の駆動・検出部210から駆動電圧Vpが印加されるとともに、検知信号が検出される。
図5に、駆動・検出部210の詳細な回路構成が示され、図6に、駆動電圧Vpと検知信号の波形が示されている。
図5に示すように、駆動・検出部210には、駆動部211が設けられており、駆動部211からそれぞれの駆動電極203a,203b,203c,203dおよび補正電極204に、図6(A)に示す駆動電圧Vpが与えられる。図2(A)と同様に、駆動電圧Vpは、それぞれの駆動電極203a,203b,203c,203dおよび補正電極204に対して、同じ時間長の矩形波で一定の周期で順番に与えられる。
図5に示すように、それぞれの駆動電極203a,203b,203c,203dおよび補正電極204と抵抗R1とによって遅延回路が構成されている。
駆動電極203a,203b,203c,203dのいずれにも指が接近していないときは、遅延回路による検出電圧の立ち上がりの変化が、図6(A)においてSv1で示す波形となる。AND回路213で、立ち上がり波形Sv1が所定のしきい値Vsを越えたときの電圧と駆動電圧Vpとが演算されて、図6(A)に示す加算信号Sp1が得られる。加算信号Sp1は、抵抗R2とコンデンサC1とから成る平滑化回路で直流電圧に変換され、A/D変換部214でディジタル値に変換されて入力検知信号として検出部212に与えられる。
駆動電極203a,203b,203c,203dのいずれかに指が接近すると、指が接近した駆動電極と接地電位である指との間に大きな静電容量が形成されるために、この静電容量と抵抗R1とから成る遅延回路を経た検知電圧の立ち上がりが大きく遅延し、検知電圧の変化が図6(B)においてSv2で示す波形となる。このときの立ち上がり波形Sv2がしきい値Vsを越えたときの電圧と駆動電圧VpとがAND回路213で演算されると、加算信号Sp2が得られる。図6(B)に示す加算信号Sp2の時間長W2は、図6(A)の加算信号Sp1の時間長W1よりも短くなる。加算信号Sp2は抵抗R2とコンデンサC1とから成る平滑化回路で直流電圧に変換され、A/D変換部214でディジタル値に変換され入力検知信号として検出部212に与えられる。
このように、駆動電極203a,203b,203c,203dのいずれかに指が接近していると、指が接近している駆動電極に駆動電圧Vpを与えたときに得られる入力検知信号が大きく変動して低下する。
駆動部211において、駆動電極203a,203b,203c,203dに順番に駆動電圧Vpを与え、検出部212で入力検知信号の変動を監視することにより、どの駆動電極に指が接近したかを検出できる。あるいは、駆動電極203a,203b,203c,203dに連続するパルス状の駆動電圧Vpを同時に与え、検出部212で、それぞれの駆動電極からの入力検知信号を順番に切り換えて監視することによっても、どの駆動電極に指が接近したかを検出できる。
また、補正電極204に対しても、駆動部211から駆動電圧Vpが与えられる。この駆動電圧Vpの時間長および周期は、駆動電極203a,203b,203c,203dに与えられる駆動電圧Vpの時間長および周期と同じである。入力装置201の使用環境の変化が大きく、例えば湿度や温度が大きく上昇すると、補正電極204から得られる補正検知信号が変動する。この変動値が所定のしきい値を越えたら、この補正検知信号を使用して入力検知信号が補正される。
図4に示す入力装置201は、補正電極204が駆動電極203a〜203dと同じ材料で同じ厚さで同じ面積に形成されているため、補正電極204の補正検知信号の環境変化による変動を、駆動電極203a〜203dからの入力検知信号の変動と同じ条件の下で検出することができ、補正検知信号によって入力検知信号を高い精度で補正することが可能になる。
図7と図8に、入力検知信号の変動と補正検知信号の変動との関係が模式的に示されている。
図7(A)と図8(A)に示されている駆動電極203aは、図4と図5に示す第3の実施の形態の入力装置201の操作面202に設けられているものと同じである。
図7(A)と図8(A)は、駆動電極203aと指との距離の変化を経時的に示している。図7(B)と図8(B)は、駆動電極203aに駆動電圧Vpを与えたときの入力検知信号の変化を示しており、図7(C)と図8(C)は、補正電極204に駆動電圧Vpを与えたときの補正検知信号の変化を示している。
図7は、使用環境の大きな変化がない状態を示しており、図7(C)に示す補正検知信号の変動幅はしきい値を越えていない。このとき、図7(B)に示すように、駆動電極203aに指が接近したことを検知する入力検知信号に異常な変動がなく、入力検知信号により、指が接近したことが正確に検知される。
図8は、時刻T3からT4の間に、湿度上昇や温度上昇など使用環境に大きな変動が生じた状態を示している。このとき、図8(B)に示すように、入力検知信号の変動が大きくなって、時刻T3とT4では、指が駆動電極203aから離れているのにもかかわらず、指で駆動電極203aが操作されているときと同じレベルの誤った検知状態となっている。ただし、図8(C)に示すように、時刻T3以後は使用環境の変化に応じて、補正電極204から検知される補正検知信号がしきい値を超えて変動している。そこで、データ処理部では、このときの補正検知信号を図8(B)に示す入力検知信号から減算するなどして、入力検知信号を補正することで、誤った検知状態が生じるのを防止できるようになる。
上記のような補正検知信号を使用した補正動作は、図1ないし図3に示した入力装置1および入力装置101においても同じである。
図9と図10は、第3の実施の形態の入力装置201が、電子機器の筐体に収納された状態を示している。
図9に示す筐体51は、その表面が操作面202である。駆動電極203a,203b,203c,203dは、フレキシブルな絶縁基板52に実装されて操作面202に接近した位置に配置されており、操作面202に触れた指を駆動電極203a,203b,203c,203dで検知できるようになっている。絶縁基板52はほぼ180度の角度で曲げられ、曲げられた部分に補正電極204と駆動・検出部210を内蔵するIC210aが実装されている。したがって、操作面202に触れた指と補正電極204との間に形成される静電容量を無視できるようになる。
図10に示す筐体55は、その表面55aの一部が窪んでおり、窪みの底面が操作面202となっている。駆動電極203a,203b,203c,203dが実装された絶縁基板56が、操作面202に接近した位置に配置され、操作面202に触れた指を、駆動電極203a,203b,203c,203dのいずれかで検知できるようになっている。補正電極204は、絶縁基板56の表面に設けられているが、操作面202から外れた位置に有って、補正電極204と筐体55の表面55aとの距離が長くなっている。そのため、操作面202に触れた指または表面55aに触れた指と補正電極204との間に形成される静電容量を無視できるようになっている。
なお、IC210aは絶縁基板56の裏側に実装されている。
図1ないし図3に示した入力装置1および入力装置101も、図9または図10に示すようにして筐体51,55に収納される。
1 入力装置
2 操作面
3 補正電極
4 補正検出電極
11 X駆動部
12 Y駆動部
13 検出部
14 データ処理部
51 筐体
52,56 絶縁基板
53 フレキシブル基板
55 筐体
101 入力装置
111 X駆動・検出部
112 Y駆動・検出部
114 データ処理部
201 入力装置
202 操作面
203a,203b,203c,203d 駆動電極
204 補正電極
210 駆動・検出部
211 駆動部
212 検出部
S1 検出電極
Sa 検出ライン
Vp 駆動電圧
X1,X2,X3,X4,X4 X駆動電極
Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8 Y駆動電極
(a)〜(n) 駆動ライン

Claims (7)

  1. 人の指で操作される操作面と、前記操作面に触れた指との間で静電容量が形成される複数の駆動電極とが設けられ、それぞれの駆動電極に駆動電圧が印加され、駆動電圧が印加された駆動電極に指が接近したときの電圧変化または電流変化が入力検知信号として検出される静電容量式の入力装置において、
    前記操作面から離れた位置に設けられた補正電極と、前記駆動電極と前記補正電極の双方に駆動電圧を印加する共通の駆動部と、前記補正電極に駆動電圧が印加されたときの電圧変化または電流変化である補正検知信号と前記入力検知信号の双方を検知する共通の検出部とが設けられ、前記補正検知信号に基づいて前記入力検知信号が補正されることを特徴とする静電容量式の入力装置。
  2. 前記駆動部から、それぞれの駆動電極と前記補正電極に対して、同じ時間長の駆動電圧が与えられる請求項1記載の静電容量式の入力装置。
  3. 前記駆動部から、それぞれの駆動電極と前記補正電極に対して、同じ時間長の駆動電圧が同じ周期で順番に与えられる請求項2記載の静電容量式の入力装置。
  4. 前記操作面に、複数の駆動電極と、それぞれの駆動電極と間隔を空けた複数の検出電極とが設けられるとともに、前記補正電極と対向する補正検出電極が設けられ、前記検出電極と前記補正検出電極とが互いに接続されており、
    複数の駆動電極に駆動電圧が与えられたときに、前記検出電極から前記入力検知信号が得られ、前記補正電極に駆動電圧が与えられたときに、前記補正検出電極から前記補正検知信号が得られる請求項1ないし3のいずれかに記載の静電容量式の入力装置。
  5. ひとつの検出電極とこれに隣接する駆動電極との間で形成される静電容量と、前記補正電極と前記補正検出電極との間の静電容量とが、ほぼ一致している請求項4記載の静電容量式の入力装置。
  6. 互いに平行に延びる複数のX電極と、前記X電極と直交する向きで互いに平行に延びる複数のY電極を有し、X電極とY電極の一方が前記駆動電極となって駆動電圧が印加されるときに他方が前記検出電極として機能するものであり、
    X電極とY電極のいずれか一方とともに前記補正電極に駆動電圧が与えられる請求項4または5記載の静電容量式の入力装置。
  7. 前記操作面に、同じ面積の複数の駆動電極が並んで配置され、前記補正電極が前記駆動電極と同じ面積で形成されており、
    前記駆動部から、それぞれの駆動電極および前記補正電極に駆動電圧が印加され、それぞれの駆動電極から入力検知信号が得られ、前記補正電極から補正検知信号が得られる請求項1ないし3のいずれかに記載の静電容量式の入力装置。
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