JP7029086B2 - 輸送用冷凍装置、及びコンテナ - Google Patents

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Description

本開示は、輸送用冷凍装置、及びコンテナに関するものである。
特許文献1には、輸送用コンテナが開示されている。輸送用コンテナは、コンテナ本体と、輸送用冷凍装置とを含む。輸送用冷凍装置は、コンテナ本体内部の空気を調和して循環させている。輸送用冷凍装置は、換気量を調節するための回転部材を備える。回転部材は、回転移動することによって、換気用の通路の開口面積を変化させる。
特表2007-509309号公報
上記特許文献1の輸送用冷凍装置では、回転部材は、輸送用冷凍装置のカバーに固定されている。回転部材は、その回転中心に形成された孔にシャフトが挿し通される。回転部材は、シャフトに取り付けたナットを締め込むことによって、カバーに固定される。
この従来の輸送用冷凍装置では、回転部材が、換気用の開口から離れた中心においてカバーに固定されている。このため、回転部材とカバーとの隙間のシールが不十分となり、上記換気用通路を閉じたときに気密性を確保できない場合があった。
本開示の目的は、輸送用コンテナに設けられた庫内を換気するための構造における気密性を向上させることにある。
本開示の第1の態様は、コンテナ本体(2)に取り付けられ、該コンテナ本体(2)の庫内と庫外を連通させる換気通路(50)と、該換気通路(50)に繋がる第1開口(A1)とが形成されたケーシング(11)と、
第2開口(A2)が形成され、該第2開口(A2)と上記第1開口(A1)とが重なる領域の面積が変化するように回転軸(75)回りに回転可能な回転蓋(70)と、
上記ケーシング(11)に上記回転蓋(70)を固定する固定部(80)とを備え、
上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)の一端と上記回転軸(75)とを通る第1仮想線(Z1)と、上記第1開口(A1)の他端と上記回転軸(75)とを通る第2仮想線(Z2)との間における、上記第1開口(A1)が形成された領域に配置されている輸送用冷凍装置である。
第1の態様では、固定部(80)が第1仮想線(Z1)と第2仮想線(Z2)との間における第1開口(A1)が形成された領域に配置されるので、固定部(80)は第1開口(A1)の近傍に配置される。よって、回転蓋(70)とケーシング(11)との隙間を通過する空気の流量を低減でき、庫内を換気するための構造の気密性を向上できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、
上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)と上記回転軸(75)との間に配置されている。
第2の態様では、固定部(80)は、回転軸(75)寄りに配置されるので、回転蓋(70)の大型化を回避できる。
本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様において、
上記第2開口(A2)は、第3開口(71a)と、第4開口(71b)とから構成される。
第3の態様では、回転蓋(70)には、第3開口(71a)と第4開口(71b)とが形成されているので、換気通路(50)を開放する際に、回転蓋(70)の移動を少なくできる。
本開示の第4の態様は、第3の態様において、
上記換気通路(50)は、第1換気通路(51)と、第2換気通路(52)とから構成され、
上記第1開口(A1)は、上記第1換気通路(51)と繋がる第5開口(66d)と、上記第2換気通路(52)と繋がる第6開口(66e)とから構成され、
上記第3開口(71a)が上記第5開口(66d)と重なる場合に、上記第4開口(71b)が上記第6開口(66e)と重なり、
上記固定部(80)は、第1固定部(81)と、第2固定部(82)とから構成され、
上記第1固定部(81)は、上記第5開口(66d)と上記回転軸(75)との間に配置され、
上記第2固定部(82)は、上記第6開口(66e)と上記回転軸(75)との間に配置されている。
第4の態様では、第5開口(66d)及び第6開口(66e)のそれぞれの近傍に固定部(80)が配置されるので、より気密性を向上できる。
本開示の第5の態様は、第1~第4の態様のいずれか1つにおいて、
上記回転蓋(70)は、上記ケーシング(11)側に凹んだ凹部(71d)を有し、
上記固定部(80)は、上記凹部(71d)内に配置されている。
固定部(80)によって回転蓋(70)をケーシング(11)に固定する場合、回転蓋(70)に力が加わって変形する場合がある。回転蓋(70)に凹部(71d)が形成されるので、全体が平坦な場合に比べて、回転蓋(70)の剛性が高くなる。第5の態様では、固定部(80)を固定する際の回転蓋(70)の変形を抑制できる。
本開示の第6の態様は、第5の態様において、
上記凹部(71d)は、上記回転軸(75)を囲むように形成されている。
第6の態様では、凹部(71d)は、回転軸(75)を囲むように形成されているので、固定部(80)を固定する際の回転蓋(70)の変形をより抑制できる。
本開示の第7の態様は、第1~第6の態様のいずれか1つにおいて、
上記固定部(80)は、上記回転蓋(70)の回転動作を許容する状態と、上記回転蓋(70)を固定する状態とを手動で切り替えるためのつまみ(83)を有する。
第7の態様では、つまみ(83)は、手動で操作できるので、作業者が固定部(80)を操作する作業を簡素化できる。
本開示の第8の態様は、第1~第7の態様のいずれか1つにおいて、
上記回転蓋(70)は、上記ケーシング(11)に接触するシール部材(72)を有する。
第8の態様では、回転蓋(70)は、シール部材(72)を有するので、庫内を換気するための構造の気密性をより向上できる。
本開示の第9の態様は、第1~第8の態様のいずれか1つにおいて、
上記第2開口(A2)が上記第1開口(A1)から外れる第1位置から、上記第2開口(A2)が上記第1開口(A1)と重なる第2位置へ回転蓋(70)が移動するときの回転蓋(70)の回転方向が第1方向であり、
上記第1開口(A1)は、上記第1方向の後側に位置する端部に向かって先細り形状になっている。
第9の態様では、第1開口(A1)は、第1方向の後側に位置する端部に向かって先細り形状になっているので、回転蓋(70)を第1方向に回転させたときに、換気量をきめ細かく調整できる。
本開示の第10の態様は、第1~第9の態様のいずれか1つにおいて、
上記回転軸(75)は、上記回転蓋(70)の回転角度位置を検出する位置センサ(75a)によって構成されている。
第10の態様では、位置センサ(75a)によって回転蓋(70)の回転角度位置を検知できる。
本開示の第11の態様は、第10の態様において、上記位置センサ(75a)は、接触式の位置センサである。
本開示の第12の態様は、第1~第11の態様のいずれか1つにおいて、
上記ケーシング(11)は、上記換気通路(50)を含む内部空間(67)が形成された換気扉(60)を有し、
上記換気扉(60)の内部空間(67)は、上記換気通路(50)を除く領域に発泡樹脂が充填されており、
上記換気扉(60)は、上記内部空間(67)に連通しかつ上記発泡樹脂を注入するための注入孔(61c)を有する。
第12の態様では、換気扉(60)の内部空間(67)は、発泡樹脂で充填されているので、ケーシング(11)の断熱性を維持できる。
本開示の第13の態様は、第1~第12の態様のいずれか1つに記載の輸送用冷凍装置(10)と、上記コンテナ本体(2)とを備えるコンテナである。
図1は、実施形態に係る輸送用コンテナを前側から見た斜視図である。 図2は、実施形態に係る輸送用コンテナの内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、実施形態に係る輸送用冷凍装置の冷媒回路の構成を示す配管系統図である。 図4は、実施形態に係る換気ユニットを示す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係る換気ユニットを示す正面図である。 図6は、実施形態に係る換気ユニットを示す側面図である。 図7は、図5におけるVII-VII線矢視断面図である。 図8は、実施形態に係る換気扉の正面図である。 図9は、実施形態に係る回転蓋の正面図である。 図10は、実施形態に係る位置センサと制御部との関係を示すブロック図である。 図11は、図5に示した換気ユニットの換気量調整状態を示した説明図である。 図12は、図5に示した換気ユニットの換気量調整状態を示した説明図である。 図13は、図5に示した換気ユニットの換気量調整状態を示した説明図である。 図14は、図5に示した換気ユニットの換気量調整状態を示した説明図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《実施形態》
本開示は、輸送用コンテナ(1)である。図1及び図2に示すように、輸送用コンテナ(1)は、コンテナ本体(2)と、コンテナ本体(2)に設けられる輸送用冷凍装置(10)とを備える。輸送用コンテナ(1)は、海上輸送に用いられる。輸送用コンテナ(1)は、船舶などの海上輸送体によって搬送される。
〈コンテナ本体〉
コンテナ本体(2)は、中空の箱状に形成される。コンテナ本体(2)は、横長に形成される。コンテナ本体(2)の長手方向の一端には、開口が形成される。コンテナ本体(2)の開口は、輸送用冷凍装置(10)によって塞がれる。コンテナ本体(2)の庫内には、輸送対象物品を収容するための収容空間(5)が形成される。収容空間(5)には、輸送対象物品が収容される。収容空間(5)の空気(庫内空気ともいう)の温度は、輸送用冷凍装置(10)によって調節される。
〈輸送用冷凍装置〉
輸送用冷凍装置(10)は、コンテナ本体(2)の開口に取り付けられる。輸送用冷凍装置(10)は、ケーシング(11)と冷媒回路(C)とを備える。
〈ケーシング〉
図2に模式的に示すように、ケーシング(11)は隔壁(12)と仕切板(15)とを備える。
隔壁(12)の内側には、庫内流路(20)が形成される。庫内流路(20)には、収容空間(5)の輸送対象物品を冷却するための空気が流れる。隔壁(12)の外側には、庫外室(S)が形成される。庫内流路(20)と庫外室(S)とは、隔壁(12)によって仕切られる。
隔壁(12)は、庫外壁(12a)と庫内壁(12b)とを備える。庫外壁(12a)は、コンテナ本体(2)の外側に位置する。庫内壁(12b)は、コンテナ本体(2)の内側に位置する。庫外壁(12a)及び庫内壁(12b)は、例えば、アルミニウム合金によって構成される。
庫外壁(12a)は、コンテナ本体(2)の開口を塞いでいる。庫外壁(12a)は、コンテナ本体(2)の開口の周縁部に取り付けられる。庫外壁(12a)の下部は、コンテナ本体(2)の内側に向かって膨出する。庫外壁(12a)のコンテナ本体(2)の内側に向かって膨出した部分には、庫外室(S)が形成される。
庫内壁(12b)は、庫外壁(12a)と対向する。庫内壁(12b)は、庫外壁(12a)に沿った形状を有する。庫内壁(12b)は、庫外壁(12a)と間隔を置いて配置される。庫内壁(12b)の下部は、コンテナ本体(2)の内側に向かって膨出する。庫内壁(12b)と庫外壁(12a)との間には、断熱材(13)が設けられる。
仕切板(15)は、庫内壁(12b)よりもコンテナ本体(2)の内側に配置される。隔壁(12)と仕切板(15)との間には、庫内流路(20)が形成される。仕切板(15)の上端とコンテナ本体(2)の天板との間には、流入口(21)が形成される。仕切板(15)の下端と隔壁(12)の下端との間には、流出口(22)が形成される。庫内流路(20)は、流入口(21)から流出口(22)に亘って形成される。
庫内流路(20)は、上部流路(23)と下部流路(24)とを含む。上部流路(23)は、庫内流路(20)の上部に位置する。下部流路(24)は、庫内流路(20)の下部に位置する。下部流路(24)は、隔壁(12)の膨出した部分に対応する位置にある。
〈冷媒回路の要素部品〉
冷媒回路(C)は、それに充填される冷媒を有する。冷媒回路(C)は、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。冷媒回路(C)は、圧縮機(31)、庫外熱交換器(32)、膨張弁(33)、庫内熱交換器(37)、及びこれらを接続する冷媒配管を含む。
圧縮機(31)は、庫外室(S)の下部に対応する第1空間(S1)に配置される。圧縮機(31)は、低圧の冷媒を吸い込んで圧縮する。圧縮機(31)は、圧縮した冷媒を高圧の冷媒として吐出する。
庫外熱交換器(32)は、庫外室(S)の上部に対応する第2空間(S2)に配置される。庫外熱交換器(32)は、フィンアンドチューブ式である。庫外熱交換器(32)は、いわゆる4面式の熱交換器である。庫外熱交換器(32)の外形は、正面視において、略四角形状である。言い換えると、庫外熱交換器(32)は、正面視において、上側、下側、右側、及び左側にそれぞれ熱交換部を有する。庫外熱交換器(32)は、凝縮器、あるいは放熱器として機能する。
庫内熱交換器(37)は、庫内流路(20)に配置される。庫内熱交換器(37)は、隔壁(12)と仕切板(15)との間に支持される。庫内熱交換器(37)は、庫内壁(12b)の膨出した部分よりも上方に配置される。庫内熱交換器(37)は、フィンアンドチューブ式である。庫内熱交換器(37)は、蒸発器として機能する。
〈庫外ファン〉
輸送用冷凍装置(10)は、1つの庫外ファン(34)を備える。庫外ファン(34)は、庫外室(S)の第2空間(S2)に配置される。庫外ファン(34)は、庫外熱交換器(32)の4つの熱交換部の内側に配置される。庫外ファン(34)は、プロペラファンである。
庫外ファン(34)が運転すると、庫外空気は庫外熱交換器(32)の外側から内側へ流れる。庫外熱交換器(32)の内部の空気は、ケーシング(11)の外部へ吹き出される。
〈庫内ファン〉
輸送用冷凍装置(10)は、2つの庫内ファン(35)を備える。庫内ファン(35)は、庫内流路(20)の上部流路(23)に配置される。庫内ファン(35)は、庫内熱交換器(37)の上側に配置される。庫内ファン(35)は、庫内熱交換器(37)よりも空気流れの上流側に配置される。庫内ファン(35)は、プロペラファンである。庫内ファン(35)の数量は1つ又は3つ以上であってもよい。
庫内ファン(35)が運転すると、収容空間(5)の庫内空気は流入口(21)から庫内流路(20)の上部流路(23)に流入する。庫内流路(20)の上部流路(23)の空気は、庫内熱交換器(37)、ヒータ(H)を通過し、下部流路(24)を流れる。下部流路(24)の空気は、流出口(22)から収容空間(5)へ流出する。
庫内流路(20)の上部流路(23)には、ベルマウス(35a)が設けられる。ベルマウス(35a)は、庫内ファン(35)の周囲を囲むように配置される。ベルマウス(35a)は、上部流路(23)を一次側流路(23a)と二次側流路(23b)に区画する。一次側流路(23a)は、庫内ファン(35)の吸入側(上流側)に形成される。二次側流路(23b)は、庫内ファン(35)の吹出側(下流側)に形成される。
〈ヒータ〉
輸送用冷凍装置(10)は、ヒータ(H)を備える。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(37)の下側に配置される。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(37)の下部に取り付けられる。ヒータ(H)が動作すると、庫内熱交換器(37)が加熱される。ヒータ(H)の熱により、庫内熱交換器(37)に付着した霜が融ける。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(37)の除霜のために用いられる。
〈電装品箱〉
図1に示すように、輸送用冷凍装置(10)は、電装品箱(36)を有する。電装品箱(36)は、庫外室(S)の第2空間(S2)に配置される。電装品箱(36)の内部には、リアクトル、電源回路基板、制御基板などが収容される。
〈冷媒回路の詳細〉
図3を参照しながら冷媒回路(C)の詳細を説明する。図3において、破線で囲んだ部分は庫内側を示し、それ以外の部分は庫外側を示す。
冷媒回路(C)は、主要部品として、圧縮機(31)と、庫外熱交換器(32)と、膨張弁(33)と、庫内熱交換器(37)とを有する。膨張弁(33)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
冷媒回路(C)は、吐出管(41)と吸入管(42)とを有する。吐出管(41)の一端は圧縮機(31)の吐出部に接続する。吐出管(41)の他端は、庫外熱交換器(32)のガス端に接続する。吸入管(42)の一端は、圧縮機(31)の吸入部に接続する。吸入管(42)の他端は、庫内熱交換器(37)のガス端に接続する。
冷媒回路(C)は、液管(43)、レシーバ(44)、冷却熱交換器(45)、第1開閉弁(46)、連通管(47)、第2開閉弁(48)、インジェクション管(49)、及びインジェクション弁(49a)を有する。
液管(43)の一端は、庫外熱交換器(32)の液端に接続する。液管(43)の他端は、庫内熱交換器(37)の液端に接続する。レシーバ(44)は、液管(43)に設けられる。レシーバ(44)は、冷媒を貯留する容器である。
冷却熱交換器(45)は、第1流路(45a)と第2流路(45b)とを有する。冷却熱交換器(45)は、第1流路(45a)の冷媒と、第2流路(45b)の冷媒とを熱交換させる。冷却熱交換器(45)は、例えばプレート式の熱交換器である。第1流路(45a)は、液管(43)の一部である。第2流路(45b)は、インジェクション管(49)の一部である。冷却熱交換器(45)は、液管(43)を流れる冷媒を冷却する。
第1開閉弁(46)は、液管(43)におけるレシーバ(44)と第1流路(45a)との間の部分に設けられる。第1開閉弁(46)は、開閉可能な電磁弁である。
連通管(47)は、冷媒回路(C)の高圧ライン及び低圧ラインを連通させる。連通管(47)の一端は、吐出管(41)に接続する。連通管(47)の他端は、液管(43)における膨張弁(33)と庫内熱交換器(37)との間の部分に接続する。
第2開閉弁(48)は、連通管(47)に設けられる。第2開閉弁(48)は、開閉可能な電磁弁である。
インジェクション管(49)は、圧縮機(31)の中圧部に冷媒を導入する。インジェクション管(49)の一端は、液管(43)におけるレシーバ(44)と第1流路(45a)との間の部分に接続する。インジェクション管(49)の他端は、圧縮機(31)の中圧部に接続する。中圧部の圧力である中間圧力は、圧縮機(31)の吸入圧力と吐出圧力との間の圧力である。
インジェクション弁(49a)は、インジェクション管(49)における第2流路(45b)の上流側の部分に設けられる。インジェクション弁(49a)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
〈輸送用冷凍装置の運転動作〉
輸送用冷凍装置(10)の基本的な運転動作について説明する。輸送用冷凍装置(10)の運転時には、圧縮機(31)、庫外ファン(34)、庫内ファン(35)が運転する。第1開閉弁(46)が開く。第2開閉弁(48)が閉じる。膨張弁(33)の開度が調節される。インジェクション弁(49a)の開度が調節される。
圧縮機(31)で圧縮された冷媒は、庫外熱交換器(32)を流れる。庫外熱交換器(32)では、冷媒が庫外空気へ放熱し、凝縮する。凝縮した冷媒は、レシーバ(44)を通過する。レシーバ(44)を通過した冷媒の一部は、冷却熱交換器(45)の第1流路(45a)を流れる。レシーバ(44)を通過した冷媒の残部は、インジェクション管(49)を流れ、インジェクション弁(49a)において中間圧力まで減圧される。減圧された冷媒は、圧縮機(31)の中圧部に導入される。
冷却熱交換器(45)では、第2流路(45b)の冷媒が第1流路(45a)の冷媒から吸熱し、蒸発する。これにより、第1流路(45a)の冷媒が冷却される。言い換えると、第1流路(45a)を流れる冷媒の過冷却度が大きくなる。
冷却熱交換器(45)で冷却された冷媒は、膨張弁(33)で低圧まで減圧される。減圧された冷媒は、庫内熱交換器(37)を流れる。庫内熱交換器(37)では、冷媒が庫内空気から吸熱し、蒸発する。この結果、庫内熱交換器(37)は、庫内空気を冷却する。蒸発した冷媒は、圧縮機(31)に吸入され、再び圧縮される。
コンテナ本体(2)の庫内空気は、収容空間(5)と庫内流路(20)とを循環する。庫内流路(20)では、庫内空気が庫内熱交換器(37)によって冷却される。これにより、収容空間(5)の庫内空気を冷却でき、庫内空気を所定温度に調節できる。
〈換気ユニット〉
換気ユニット(100)の構造について説明する。換気ユニット(100)の構造の説明における「上」「下」「右」「左」「前」「後」は、それぞれ輸送用コンテナ(1)の外部に露出した輸送用冷凍装置(10)の面を正面から見たときの方向を意味する。
図1及び図2に示すように、ケーシング(11)には、換気ユニット(100)が取り付けられている。ケーシング(11)の上部には、庫外と庫内流路(20)とを連通させる孔(11a)が形成されている。換気ユニット(100)は、ケーシング(11)の孔(11a)に取り付けられている。
換気ユニット(100)は、庫内ファン(35)の側方に配置されている。換気ユニット(100)は、コンテナ本体(2)の庫内空間と庫外空間を、連通状態と遮断状態とに切り替える。本実施形態では、換気ユニット(100)は、庫内ファン(35)を点検する際に用いる点検扉を兼ねている。
換気ユニット(100)には、2つの換気通路(50)が形成されている。換気通路(50)は、コンテナ本体(2)の庫内と庫外とを連通させている。換気通路(50)は、第1換気通路(51)と、第2換気通路(52)とから構成される。第1換気通路(51)は、一次側流路(23a)に連通する。第2換気通路(52)は、二次側流路(23b)に連通する。
庫内ファン(35)を運転させると、第1換気通路(51)には、庫外空気が庫外から庫内流路(20)へ流れる。第2換気通路(52)には、庫内空気が庫内流路(20)から庫外へ流れる。
図4~図7に示すように、換気ユニット(100)は、換気扉(60)と、回転蓋(70)と、固定部(80)とを有する。回転蓋(70)は、回転軸(75)回りに回転可能である。
〈換気扉〉
換気扉(60)は、1つのケース(61)と、2つの第1フィルタ(62,62)と、2つの換気ダクト(63,63)と、1つのカバー(66)と、2つの第2フィルタ(64,64)と、2つの第1シール材(65,65)とを有する。
ケース(61)は、金属で構成される。図7に示すように、ケース(61)は、ケース本体(61a)と、フランジ部(61b)とを有する。ケース本体(61a)は、前側の一面が開放された箱状に形成されている。図6に示すように、ケース本体(61a)の右側面の中央部には、第1貫通孔(61c)が形成されている。フランジ部(61b)は、ケース本体(61a)の全周に亘って形成された板状の部分である。ケース(61)のフランジ部(61b)は、ケーシング(11)の外側に固定される。
ケース本体(61a)の上部及び下部には、矩形状の第2貫通孔(61d)及び第3貫通孔(61e)がそれぞれ形成されている。第2貫通孔(61d)は、ベルマウス(35a)よりも上方に位置する。第2貫通孔(61d)は、一次側流路(23a)に開口する。第2貫通孔(61d)は、第1換気通路(51)の流出端である。第3貫通孔(61e)は、ベルマウス(35a)よりも下方に位置する。第3貫通孔(61e)は、二次側流路(23b)に開口する。第3貫通孔(61e)は、第2換気通路(52)の流入端である。第2貫通孔(61d)及び第3貫通孔(61e)の前面には、それぞれ第1フィルタ(62)が取り付けられている。第1フィルタ(62)は、金網で構成されている。第1フィルタ(62)は、第2貫通孔(61d)及び第3貫通孔(61e)の全面を覆っている。
換気ダクト(63)は、樹脂で構成される。2つの換気ダクト(63,63)は、ケース本体(61a)に取り付けられる。各換気ダクト(63,63)は、ケース本体(61a)の第2貫通孔(61d)及び第3貫通孔(61e)にそれぞれ対応して、上側及び下側に配置される。上側の換気ダクト(63)は、第1換気通路(51)を形成する。下側の換気ダクト(63)は、第2換気通路(52)を形成する。換気ダクト(63)は、ケース側開口(63a)とカバー側開口(63b)とを有する。
ケース側開口(63a)は、概ね矩形状に形成されている。カバー側開口(63b)は、概ね8角形状に形成されている。ケース側開口(63a)の面積は、カバー側開口(63b)の面積よりも大きい。換気ダクト(63)の断面積は、ケース側開口(63a)からカバー側開口(63b)に向かって、徐々に小さくなっている。
上側の換気ダクト(63)のケース側開口(63a)は、ケース本体(61a)の第2貫通孔(61d)と重なる。下側の換気ダクト(63)のケース側開口(63a)は、ケース本体(61a)の第3貫通孔(61e)と重なる。
上側及び下側の換気ダクト(63,63)のカバー側開口(63b,63b)の前面には、それぞれ第2フィルタ(64)が取り付けられている。第2フィルタ(64)は、金網で構成されている。各第2フィルタ(64)は、上側及び下側のカバー側開口(63b,63b)の全面を覆っている。
第1シール材(65)は、上側の第2フィルタ(64)とカバー(66)との間、及び下側の第2フィルタ(64)とカバー(66)との間に配置される。第1シール材(65)は、発泡ポリエチレンで構成されている。各第1シール材(65)は、上側及び下側の第2フィルタ(64)の外縁に沿うように形成されている。
カバー(66)は、ケース本体(61a)の前側の一面を塞ぐように配置される。カバー(66)は、板状に形成される。図8に示すように、カバー(66)は、カバー本体(66a)と、収容部(66b)と、目盛部(66c)とを有する。
カバー本体(66a)は、矩形状に形成される。カバー本体(66a)の外形及び大きさは、ケース(61)の外形及び大きさと概ね同じである。カバー本体(66a)の周縁部は、ケース(61)のフランジ部(61b)と重なり合う。
収容部(66b)は、カバー(66)の中央に形成されている。収容部(66b)は、円形状に形成されている。収容部(66b)は、カバー本体(66a)よりもケース(61)側に窪んだ部分である。収容部(66b)には、回転蓋(70)が収容される。収容部(66b)には、第1開口(A1)が形成される。
第1開口(A1)は、第5開口(66d)と第6開口(66e)とから構成される。収容部(66b)の上部には、第5開口(66d)が形成される。収容部(66b)の下部には、第6開口(66e)が形成される。第5開口(66d)及び第6開口(66e)は、収容部(66b)の周方向に長い。
第5開口(66d)の径方向の長さL5は、カバー(66)を正面から見たときの時計回りの方向において、第5開口(66d)の後端(一端)から所定の位置まで徐々に大きくなり、所定の位置から第5開口(66d)の前端(他端)まで一定である。第6開口(66e)の径方向の長さL6は、カバー(66)を正面から見たときの時計回りの方向において、第6開口(66e)の後端(一端)から所定の位置まで徐々に大きくなり、所定の位置から第6開口(66e)の前端(他端)まで一定である。
ここで、第5開口(66d)及び第6開口(66e)における径方向の長さL5及びL6が一定になっている領域を主領域(M)という。第5開口(66d)及び第6開口(66e)における径方向の長さL5及びL6が徐々に大きくなっている領域を先細り領域(N)という。
第5開口(66d)の外形及び大きさは、第6開口(66e)の外形及び大きさと実質的に同じである。第5開口(66d)と第6開口(66e)とは、回転軸(75)を挟んで対向している。言い換えると、第5開口(66d)と第6開口(66e)は、回転軸(75)に対して軸対称である。第5開口(66d)は、上側の換気ダクト(63)のカバー側開口(63b)と重なる。第5開口(66d)は、第1換気通路(51)に繋がる。第5開口(66d)は、第1換気通路(51)の流入端である。第6開口(66e)は、下側の換気ダクト(63)のカバー側開口(63b)と重なる。第6開口(66e)は、第2換気通路(52)に繋がる。第6開口(66e)は、第2換気通路(52)の流出端である。
収容部(66b)の中心には、貫通孔(66f)が形成されている。収容部(66b)の貫通孔(66f)は、回転軸(75)が挿通される。第5開口(66d)及び第6開口(66e)は、収容部(66b)の中心から外れた位置に形成されている。
目盛部(66c)は、カバー本体(66a)の表面に配置されている。目盛部(66c)は、収容部(66b)の左側に配置されている。目盛部(66c)は、換気量を表示するものである。
図7に示すように、ケース(61)とカバー(66)との間には、換気通路(50)を含む内部空間(67)が形成されている。内部空間(67)は、換気通路(50)を除く領域に発泡樹脂が充填されている。具体的には、内部空間(67)における上下の換気ダクト(63,63)の外側に発泡樹脂が充填されている。
発泡樹脂は、ケース(61)の側面に形成された第1貫通孔(61c)から注入される。第1貫通孔(61c)は、換気扉(60)の内部空間(67)に連通している。第1貫通孔(61c)は、注入孔に対応する。
〈回転蓋〉
回転蓋(70)は、円状に形成されている。回転蓋(70)は、カバー(66)の収容部(66b)と同心に配置されている。図7に示すように、回転蓋(70)は、回転蓋本体(71)と、第2シール材(72)とを有する。第2シール材(72)は、シール部材に対応する。
図9に示すように、回転蓋本体(71)は、円板状に形成されている。回転蓋本体(71)の径方向外方には、第2開口(A2)が形成される。第2開口(A2)は、第3開口(71a)と第4開口(71b)とから構成される。第3開口(71a)及び第4開口(71b)は、回転蓋本体(71)の周方向に長い。
第3開口(71a)の径方向の長さL3は、回転蓋本体(71)を正面から見たときの時計回りの方向における、第3開口(71a)の後端(一端)から所定の位置まで徐々に大きくなり、所定の位置から第3開口(71a)の前端(他端)まで一定である。第4開口(71b)の径方向の長さL4は、回転蓋本体(71)を正面から見たときの時計回りの方向における、第3開口(71a)の後端(一端)から所定の位置まで徐々に大きくなり、所定の位置から第4開口(71b)の前端(他端)まで一定である。
第3開口(71a)と第4開口(71b)とは、回転軸(75)を挟んで対向している。言い換えると、第3開口(71a)と第4開口(71b)は、回転蓋(70)の中心軸(CA)に対して軸対称である。第3開口(71a)の外形及び大きさは、カバー(66)の第5開口(66d)と実質的に同じである。第4開口(71b)の外形及び大きさは、カバー(66)の第6開口(66e)と実質的に同じである。
第3開口(71a)は、カバー(66)の第5開口(66d)と対応する位置に形成されている。第4開口(71b)は、カバー(66)の第6開口(66e)と対応する位置に形成されている。第3開口(71a)の全体が第5開口(66d)の全体と重なると、第4開口(71b)の全体が第6開口(66e)の全体と重なる。
回転蓋(70)が回転すると、第3開口(71a)及び第4開口(71b)と第5開口(66d)及び第6開口(66e)との相対的な位置が変化する。その結果、第5開口(66d)は、全体が第3開口(71a)と重ならない状態と、少なくとも一部が第3開口(71a)と重なる状態とに切り替わる。第6開口(66e)は、全体が第4開口(71b)と重ならない状態と、少なくとも一部が第4開口(71b)と重なる状態とに切り替わる。
図5に示すように、第5開口(66d)は、第3開口(71a)と重なった部分が、外部に露出した第1換気口(V1)になる。第1換気通路(51)は、第1換気口(V1)を介して庫外空間と連通する。第6開口(66e)は、第4開口(71b)と重なった部分が、外部に露出した第2換気口(V2)になる。第2換気通路(52)は、第2換気口(V2)を介して庫外空間と連通する。
回転蓋(70)が移動して、第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)の面積が変化すると、第1換気通路(51)を通って庫内へ流入する庫外空気の流量と、第2換気通路(52)を通って庫外へ流出する庫内空気の流量とが変化する。
回転蓋本体(71)の中心には、貫通孔(71c)が形成されている。回転蓋本体(71)の貫通孔(71c)には、回転軸(75)が挿通される。
回転蓋本体(71)は、環状の凹部(71d)を有する。凹部(71d)は、回転軸(75)を囲むように全周に亘って形成されている。凹部(71d)は、回転蓋本体(71)と同心に形成される。凹部(71d)は、回転蓋本体(71)における第3開口(71a)及び第4開口(71b)が形成された面よりもケース(61)側(ケーシング(11)側)に凹んでいる。
凹部(71d)には、周方向に細長く形成された長孔(71e)が2つ形成されている。各長孔(71e)は、回転軸(75)を挟んで対向している。言い換えると、2つの長孔(71e)は、回転蓋(70)の中心軸(CA)に対して軸対称である。長孔(71e)は、固定部(80)を挿通させるための孔である。
回転蓋本体(71)の外縁には、径方向に突出した指針部(71f)が設けられている。指針部(71f)は、カバー(66)の目盛部(66c)の目盛を指す。
第2シール材(72)は、回転蓋本体(71)の背面に取り付けられている。第2シール材(72)は、発泡ポリエチレンで構成される。第2シール材(72)は、円板状に形成されている。第2シール材(72)の大きさは、回転蓋本体(71)の大きさと概ね同じである。第2シール材(72)における径方向外方には、開口(72a)が2つ形成されている。第2シール材(72)の各開口(72a,72a)は、回転蓋本体(71)の第3開口(71a)及び第4開口(71b)に対応する位置に形成されている。第2シール材(72)の各開口(72a)の形状は、第3開口(71a)及び第4開口(71b)の形状と実質的に同じである。一方の開口(72a)の全体が第3開口(71a)の全体と重なり、他方の開口(72a)の全体が第4開口(71b)の全体と重なる。
第2シール材(72)は、中央に貫通孔が形成されている。第2シール材(72)の貫通孔の大きさは、回転蓋本体(71)の凹部の外周と略同じである。第2シール材(72)は、回転蓋(70)が換気扉(60)に取り付けられた場合に、カバー(66)の収容部(66b)に接触する。第2シール材(72)を配置することによって、回転蓋(70)と換気扉(60)との気密性が向上する。
〈回転軸〉
回転蓋(70)の中心には、回転軸(75)が配置される。本実施形態では、回転軸(75)は、接触式の位置センサ(75a)である。位置センサ(75a)は、回転蓋(70)の回転角度位置を検出する。位置センサ(75a)は、回転蓋(70)の回転角度を電圧値として出力する。回転軸(75)は、ボルトでもよい。
〈固定部〉
固定部(80)は、回転蓋(70)を回転させた場合に、回転蓋(70)を換気扉(60)に対して任意の位置に固定するためのものである。固定部(80)は、カバー本体(66a)に取り付けられた固定ナットと、固定ナットに挿し通される蝶ボルトとを備える。
固定部(80)は、第1固定部(81)と第2固定部(82)とから構成される。第1固定部(81)及び第2固定部(82)は、回転蓋本体(71)の凹部(71d)内に配置されている。
第1固定部(81)は、カバー(66)の第5開口(66d)と回転軸(75)との間に配置されている。第2固定部(82)は、カバー(66)の第6開口(66e)と回転軸(75)との間に配置されている。第1固定部(81)及び第2固定部(82)は、第1仮想線(Z1)と第2仮想線(Z2)との間における、第5開口(66d)及び第6開口(66e)が形成された領域に配置される。
ここで、図8に示すように、第1仮想線(Z1)は、第5開口(66d)の周方向一端と回転軸(75)とを通る仮想線である。本実施形態では、第6開口(66e)の周方向一端も第1仮想線(Z1)上にある。第2仮想線(Z2)は、第5開口(66d)の周方向他端と回転軸(75)とを通る仮想線である。本実施形態では、第6開口(66e)の周方向他端も第2仮想線(Z2)上にある。
第1固定部(81)の固定ナット(81a)は、第5開口(66d)と回転軸(75)との間に配置されている。第1固定部(81)の固定ナット(81a)は、回転軸(75)よりも第5開口(66d)に近い部分に配置されている。
第2固定部(82)の固定ナット(82a)は、第6開口(66e)と回転軸(75)との間に配置されている。第2固定部(82)の固定ナット(82a)は、回転軸(75)よりも第6開口(66e)に近い部分に配置されている。
第1固定部(81)及び第2固定部(82)の蝶ボルト(81b,82b)は、それぞれつまみ(83)を有する。つまみ(83)は、回転蓋(70)の固定状態と回転状態とを手動で切り替えるためのものである。ここで、回転蓋(70)の固定状態とは、回転蓋(70)を換気扉(60)に固定している状態である。具体的には、回転蓋(70)の固定状態とは、蝶ボルト(81b,82b)が固定ナット(81a,82a)に締め付けられ、回転蓋(70)がカバー(66)に対して相対的に移動できない状態である。回転蓋(70)の回転状態とは、回転蓋(70)の回転動作を許容している状態である。具体的には、回転蓋(70)の回転状態とは、蝶ボルト(81b,82b)が緩んでいて、回転蓋(70)がカバー(66)に対して移動可能な状態である。
〈制御部〉
輸送用冷凍装置(10)は、制御部(90)をさらに備える。図10に示すように、制御部(90)は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)(91)と、該マイコン(91)を動作させるためのソフトウェアを格納するメモリディバイス(以下、メモリという)(92)とを有する。制御部(90)は、位置センサ(75a)と配線を介して接続されている。制御部(90)と位置センサ(75a)との間で信号の授受が行われる。
制御部(90)のマイコン(91)は、まず位置センサ(75a)から出力される電圧値を取得する。マイコン(91)は、取得した電圧値から第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)の開度を計算する。マイコン(91)は、計算した第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)の開度から換気量を換算する。マイコン(91)は、換算した換気量をメモリ(92)に送信する。メモリ(92)は、換気量のデータを記録する。
〈換気量の調整〉
換気ユニット(100)の換気量の調整について説明する。換気ユニット(100)を正面から見たときの時計回りの方向を第1方向とし、反時計回りの方向を第2方向とする。
図11に示すように、回転蓋(70)の指針部(71f)が換気扉(60)の目盛部(66c)の最下部を指すとき、第1換気通路(51)及び第2換気通路(52)は、閉塞されている。具体的には、回転蓋(70)の第3開口(71a)とカバー(66)の第5開口(66d)と、及び回転蓋(70)第4開口(71b)とカバー(66)の第6開口(66e)とが互いに重なっておらず、互いに外れている。
このとき、第1換気通路(51)及び第2換気通路(52)は、回転蓋(70)によって閉塞されている。このときの回転蓋(70)の位置が、第1位置である。
作業者は、第1固定部(81)及び第2固定部(82)の各つまみ(83)を手で回転させて、回転蓋(70)を固定状態から回転状態に切り替える。回転蓋(70)の状態を切り替えた後、作業者は、回転蓋(70)を第1方向に回転させる。
図12に示すように、回転蓋(70)が回転すると、第5開口(66d)における第1方向後端部(一端部)と第3開口(71a)における第1方向前端部(他端部)とが重なり始め、第1換気口(V1)が形成される。第5開口(66d)と第3開口(71a)とが重なり始めると同時に、第6開口(66e)における第1方向後端部(一端部)と第4開口(71b)における第1方向前端部(他端部)とが重なり始め、第2換気口(V2)が形成される。
第1換気口(V1)が形成されることによって、第1換気通路(51)が開通し、室外空気がコンテナ本体(2)の庫内へ吸入される。第2換気口(V2)が形成されることによって、第2換気通路(52)が開通し、コンテナ本体(2)の庫内空気が庫外に排出される。
ここで、第5開口(66d)及び第6開口(66e)は、第1方向の後端に向かって先細り形状になっている。これにより、第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)が形成され始めるときに、徐々に第1換気通路(51)及び第2換気通路(52)が開通し始めるので、換気量を微調整しやすい。
図13に示すように、回転蓋(70)を第1方向にさらに回転させると、第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)の面積が大きくなり、換気量が増加する。第5開口(66d)及び第6開口(66e)の径方向の長さは、第1方向における所定の位置から前端まで一定になっている。これにより、第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)の換気量の増減率が一定になる。
図14に示すように、回転蓋(70)の指針部(71f)が換気扉(60)の目盛部(66c)の最上部を指すとき、第1換気通路(51)及び第2換気通路(52)は、全開となり、換気量が最大となる。このとき、回転蓋(70)の第3開口(71a)と第5開口(66d)と、及び第4開口(71b)と第6開口(66e)とが互いに完全に重なっている。このときの回転蓋(70)の位置が、第2位置である。第1方向は、回転蓋(70)が第1位置から第2位置へ移動するときの回転蓋(70)の回転方向である。
作業者は、所望の換気量となる回転蓋(70)の位置で、回転蓋(70)の回転を止めた後、固定部(80)のつまみ(83)を回転させて、回転蓋(70)を回転状態から固定状態に切り替える。このようにして、第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)の大きさを固定する。
第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)を閉じる場合は、回転蓋(70)を第2方向に回転させる。このように、換気ユニット(100)は、回転蓋(70)を第1位置と第2位置との間で回転移動させることで、換気を行う。
回転蓋(70)が単位角度(例えば、1°)移動したときの第1換気口(V1)の面積の変化量(変化割合)は、第3開口(71a)が第5開口(66d)の主領域(M)と先細り領域(N)の両方と重なる場合(図13を参照)に比べて、第3開口(71a)が第5開口(66d)の先細り領域(N)だけと重なる場合(図12を参照)の方が小さい。
また、第3開口(71a)が第5開口(66d)の主領域(M)と先細り領域(N)の両方と重なるときは、第1換気口(V1)の面積の変化割合が一定となる。一方、第3開口(71a)が第5開口(66d)の先細り領域(N)だけと重なるときは、回転蓋(70)が第1位置に近づくにつれて(言い換えると、図12における第2方向へ移動するにつれて)、第1換気口(V1)の変化割合が次第に小さくなる。
第2換気口(V2)の変化割合は、第1換気口(V1)の変化割合と同様に、第4開口(71b)が第6開口(66e)の主領域(M)と先細り領域(N)の両方と重なる場合(図13を参照)に比べて、第4開口(71b)が第6開口(66e)の先細り領域(N)だけと重なる場合(図12を参照)の方が小さい。
第4開口(71b)が第6開口(66e)の主領域(M)と先細り領域(N)の両方と重なるときは、第2換気口(V2)の面積の変化割合が一定となる。一方、第4開口(71b)が第6開口(66e)の先細り領域(N)だけと重なるときは、回転蓋(70)が第1位置に近づくにつれて(言い換えると、図12における第2方向へ移動するにつれて)、第2換気口(V2)の変化割合が次第に小さくなる。
-実施形態の特徴(1)-
本実施形態の固定部(80)は、第1開口(A1)の一端と回転軸(75)とを通る第1仮想線(Z1)と、第1開口(A1)の他端と回転軸(75)とを通る第2仮想線(Z2)との間における、第1開口(A1)が形成された領域に配置されている。
固定部(80)が第1仮想線(Z1)と第2仮想線(Z2)との間における第1開口(A1)が形成された領域に配置されるので、固定部(80)は第1開口(A1)の近傍に配置される。よって、回転蓋(70)とカバー(66)との隙間を通過する空気の流量を低減でき、庫内を換気するための構造の気密性を向上できる。
-実施形態の特徴(2)-
本実施形態の固定部(80)は、第1開口(A1)と回転軸(75)との間に配置されている。
固定部(80)は、回転軸(75)寄りに配置されるので、回転蓋(70)の大型化を回避できる。
-実施形態の特徴(3)-
本実施形態の第2開口(A2)は、第3開口(71a)と、第4開口(71b)とから構成される。
回転蓋(70)には、第3開口(71a)と第4開口(71b)とが形成されているので、換気通路(50)を開放する際に、回転蓋(70)の移動を少なくできる。
-実施形態の特徴(4)-
本実施形態の第1固定部(81)は、第5開口(66d)と回転軸(75)との間に配置され、第2固定部(82)は、第6開口(66e)と回転軸(75)との間に配置されている。
第5開口(66d)及び第6開口(66e)のそれぞれの近傍に固定部(80)が配置されるので、より気密性を向上できる。
-実施形態の特徴(5)-
本実施形態の回転蓋(70)は、カバー(66)側に凹んだ凹部(71d)を有する。固定部(80)は、凹部(71d)内に配置されている。
固定部(80)によって回転蓋(70)をケーシング(11)に固定する場合、回転蓋(70)に力が加わって変形する場合がある。回転蓋(70)にカバー(66)側に凹んだ凹部(71d)が形成されるので、全体が平坦な場合に比べて、回転蓋(70)の剛性が高くなる。その結果、固定部(80)を固定する際の回転蓋(70)の変形を抑制できる。
-実施形態の特徴(6)-
本実施形態の凹部(71d)は、回転軸(75)を囲むように形成されている。
凹部(71d)は、回転軸(75)を囲むように形成されているので、固定部(80)を固定する際の回転蓋(70)の変形をより抑制できる。
-実施形態の特徴(7)-
本実施形態の固定部(80)は、回転蓋(70)の回転動作を許容する状態と、回転蓋(70)を固定する状態とを手動で切り替えるためのつまみ(83)を有する。
つまみ(83)は、手動で操作できるので、作業者が固定部(80)を操作する作業を簡素化できる。
-実施形態の特徴(8)-
本実施形態の回転蓋(70)は、ケーシング(11)に接触するシール部材(72)を有する。
回転蓋(70)は、シール部材(72)を有するので、庫内を換気するための構造の気密性をより向上できる。
-実施形態の特徴(9)-
本実施形態の第1開口(A1)は、第1方向の後側に位置する端部に向かって先細り形状になっている。
第1開口(A1)は、第1方向の後側に位置する端部に向かって先細り形状になっているので、回転蓋(70)を第1方向に回転させたときに、換気量をきめ細かく調整できる。
-実施形態の特徴(10)-
本実施形態の回転軸(75)は、回転蓋(70)の回転角度位置を検出する位置センサ(75a)によって構成されている。位置センサ(75a)は、接触式の位置センサである。
回転軸(75)が位置センサ(75a)によって構成されているので、位置センサ(75a)によって回転蓋(70)の回転角度位置を検知できる。これにより、回転角度位置から換気量を検知できる。
-実施形態の特徴(11)-
本実施形態のケーシング(11)は、換気通路(50)を含む内部空間(67)が形成された換気扉(60)を有する。換気扉(60)の内部空間(67)は、上記換気通路(50)を除く領域に発泡樹脂が充填されており、換気扉(60)は、内部空間(67)に連通しかつ発泡樹脂を注入するための注入孔(61c)を有する。
換気扉(60)の内部空間(67)は、発泡樹脂で充填されているので、ケーシング(11)の断熱性を維持できる。
-実施形態の変形例-
〈変形例1〉
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、回転蓋(70)の第2開口(A2)は、第1方向の前側に位置する端部に向かって先細り形状であってもよい。このとき、カバー(66)の第1開口(A1)は、第1方向の後側に位置する端部に向かって先細り形状でなくてもよい。
具体的には、回転蓋(70)の第3開口(71a)及び第4開口(71b)の径方向の長さL3及びL4は、第3開口(71a)及び第4開口(71b)の後端(一端)から所定の位置まで一定であり、所定の位置から第3開口(71a)及び第4開口(71b)の前端(他端)まで徐々に大きくなっている。
カバー(66)の第5開口(66d)及び第6開口(66e)の径方向の長さL5及びL6は、第5開口(66d)及び第6開口(66e)の後端(一端)から所定の位置まで一定であり、所定の位置から第5開口(66d)及び第6開口(66e)の前端(他端)まで徐々に大きくなっている。
回転蓋(70)を回転させて、第1換気口(V1)及び第2換気口(V2)が形成される始めるときに、上記実施形態と同様に、徐々に第1換気通路(51)及び第2換気通路(52)が開通し始めるので、換気量を微調整しやすい。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
輸送用コンテナ(1)は、陸上輸送に用いられてもよい。この場合、輸送用コンテナ(1)は、車両などの陸上輸送体によって搬送される。具体的には、輸送用コンテナ(1)は、トレーラに搭載される。
換気ユニット(100)は、点検扉を兼ねていなくてもよい。
カバー(66)に形成された第1開口(A1)は、ケーシング(11)に直接形成されてもよい。具体的には、ケーシング(11)における隔壁(12)の庫外壁(12a)に形成される。第1換気通路(51)及び第2換気通路(52)は、隔壁(12)を貫通するように形成される。
回転蓋(70)の凹部は、環状でなくてもよい。具体的には、凹部(71d)の底面に回転軸(75)を挿通する貫通孔(71c)が形成されてもよい。
固定部(80)は、第1仮想線(Z1)と第2仮想線(Z2)との間における、第1開口(A1)よりも外側に配置されてもよい。
固定部(80)は、つまみ(83)を有すればよく、蝶ボルト以外のものでもよい。例えば、ローレットボルトでもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、輸送用冷凍装置、及びコンテナについて有用である。
1 輸送用コンテナ
2 コンテナ本体
10 輸送用冷凍装置
11 ケーシング
50 換気通路
51 第1換気通路
52 第2換気通路
60 換気扉
61c 貫通孔(注入孔)
66d 第5開口
66e 第6開口
67 内部空間
70 回転蓋
71a 第3開口
71b 第4開口
72 第2シール材(シール部材)
71d 凹部
75 回転軸
75a 位置センサ
80 固定部
81 第1固定部
82 第2固定部
83 つまみ
A1 第1開口
A2 第2開口
V1 第1換気口
V2 第2換気口
Z1 第1仮想線
Z2 第2仮想線

Claims (9)

  1. コンテナ本体(2)に取り付けられ、該コンテナ本体(2)の庫内と庫外を連通させる換気通路(50)と、該換気通路(50)に繋がる第1開口(A1)とが形成されたケーシング(11)と、
    第2開口(A2)が形成され、該第2開口(A2)と上記第1開口(A1)とが重なる領域の面積が変化するように回転軸(75)回りに回転可能な回転蓋(70)と、
    上記ケーシング(11)に上記回転蓋(70)を固定する固定部(80)とを備え、
    上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)の一端と上記回転軸(75)とを通る第1仮想線(Z1)と、上記第1開口(A1)の他端と上記回転軸(75)とを通る第2仮想線(Z2)との間における、上記第1開口(A1)が形成された領域に配置され
    上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)と上記回転軸(75)との間に配置されている
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  2. コンテナ本体(2)に取り付けられ、該コンテナ本体(2)の庫内と庫外を連通させる換気通路(50)と、該換気通路(50)に繋がる第1開口(A1)とが形成されたケーシング(11)と、
    第2開口(A2)が形成され、該第2開口(A2)と上記第1開口(A1)とが重なる領域の面積が変化するように回転軸(75)回りに回転可能な回転蓋(70)と、
    上記ケーシング(11)に上記回転蓋(70)を固定する固定部(80)とを備え、
    上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)の一端と上記回転軸(75)とを通る第1仮想線(Z1)と、上記第1開口(A1)の他端と上記回転軸(75)とを通る第2仮想線(Z2)との間における、上記第1開口(A1)が形成された領域に配置され、
    上記第2開口(A2)は、第3開口(71a)と、第4開口(71b)とから構成され、
    上記換気通路(50)は、第1換気通路(51)と、第2換気通路(52)とから構成され、
    上記第1開口(A1)は、上記第1換気通路(51)と繋がる第5開口(66d)と、上記第2換気通路(52)と繋がる第6開口(66e)とから構成され、
    上記第3開口(71a)が上記第5開口(66d)と重なる場合に、上記第4開口(71b)が上記第6開口(66e)と重なり、
    上記固定部(80)は、第1固定部(81)と、第2固定部(82)とから構成され、
    上記第1固定部(81)は、上記第5開口(66d)と上記回転軸(75)との間に配置され、
    上記第2固定部(82)は、上記第6開口(66e)と上記回転軸(75)との間に配置されている
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  3. コンテナ本体(2)に取り付けられ、該コンテナ本体(2)の庫内と庫外を連通させる換気通路(50)と、該換気通路(50)に繋がる第1開口(A1)とが形成されたケーシング(11)と、
    第2開口(A2)が形成され、該第2開口(A2)と上記第1開口(A1)とが重なる領域の面積が変化するように回転軸(75)回りに回転可能な回転蓋(70)と、
    上記ケーシング(11)に上記回転蓋(70)を固定する固定部(80)とを備え、
    上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)の一端と上記回転軸(75)とを通る第1仮想線(Z1)と、上記第1開口(A1)の他端と上記回転軸(75)とを通る第2仮想線(Z2)との間における、上記第1開口(A1)が形成された領域に配置され、
    上記回転蓋(70)は、上記ケーシング(11)側に凹んだ凹部(71d)を有し、
    上記固定部(80)は、上記凹部(71d)内に配置されている
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  4. コンテナ本体(2)に取り付けられ、該コンテナ本体(2)の庫内と庫外を連通させる換気通路(50)と、該換気通路(50)に繋がる第1開口(A1)とが形成されたケーシング(11)と、
    第2開口(A2)が形成され、該第2開口(A2)と上記第1開口(A1)とが重なる領域の面積が変化するように回転軸(75)回りに回転可能な回転蓋(70)と、
    上記ケーシング(11)に上記回転蓋(70)を固定する固定部(80)とを備え、
    上記固定部(80)は、上記第1開口(A1)の一端と上記回転軸(75)とを通る第1仮想線(Z1)と、上記第1開口(A1)の他端と上記回転軸(75)とを通る第2仮想線(Z2)との間における、上記第1開口(A1)が形成された領域に配置され、
    上記回転蓋(70)は、上記ケーシング(11)側に凹んだ凹部(71d)を有し、
    上記固定部(80)は、上記凹部(71d)内に配置され、
    上記凹部(71d)は、上記回転軸(75)を囲むように形成されている
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  5. 請求項1~のいずれか1項において、
    上記固定部(80)は、上記回転蓋(70)の回転動作を許容する状態と、上記回転蓋(70)を固定する状態とを手動で切り替えるためのつまみ(83)を有する
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  6. 請求項1~のいずれか1項において、
    上記回転蓋(70)は、上記ケーシング(11)に接触するシール部材(72)を有する
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  7. 請求項1~のいずれか1項において、
    上記第2開口(A2)が上記第1開口(A1)から外れる第1位置から、上記第2開口(A2)が上記第1開口(A1)と重なる第2位置へ回転蓋(70)が移動するときの回転蓋(70)の回転方向が第1方向であり、
    上記第1開口(A1)は、上記第1方向の後側に位置する端部に向かって先細り形状になっている
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  8. 請求項1~のいずれか1項において、
    上記ケーシング(11)は、上記換気通路(50)を含む内部空間(67)が形成された換気扉(60)を有し、
    上記換気扉(60)の内部空間(67)は、上記換気通路(50)を除く領域に発泡樹脂が充填されており、
    上記換気扉(60)は、上記内部空間(67)に連通しかつ上記発泡樹脂を注入するための注入孔(61c)を有する
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載の輸送用冷凍装置(10)と、
    上記コンテナ本体(2)とを備える
    ことを特徴とするコンテナ。
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