JP7001939B2 - 輸送用冷凍装置、及び輸送用コンテナ - Google Patents

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Description

本開示は、輸送用冷凍装置、及び輸送用コンテナに関する。
特許文献1には、輸送用冷凍装置を備えた冷蔵コンテナが開示されている。この冷蔵コンテナでは、ケーシングがコンテナの一端を閉塞するように配置されている。ケーシングには、庫内側を臨む上部空間と庫外側を臨む下部空間とが形成される。冷媒回路に接続される圧縮機及び熱交換器のうち、上部空間に配置される熱交換器が蒸発器として機能することにより、コンテナ内の空気が冷却される。
米国特許出願公開第2016/0200505号
輸送用冷凍装置において、ケーシングの下部空間には、圧縮機、熱交換器、ファン、および電気部品を収容する電装品箱が配置される。電装品箱と熱交換器とは並んで配置され、電装品箱の下方に圧縮機が配置されている。
圧縮機が運転されると、下部空間の空気は比較的高温となる。しかし、電装品箱は、圧縮機の上方に配置されているため、圧縮機からの高温の空気は電装品箱の周囲を通過する。そのため、電装品箱内の温度が上昇する恐れがある。
本開示の目的は、圧縮機から発生する熱が電装品箱に伝わることを抑制することである。
第1の態様は、
圧縮機(31)と、
上記圧縮機(31)の上方に配置され、電気部品(37)を収容する電装品箱(36)と、
上記圧縮機(31)および上記電装品箱(36)が収容される収容空間(S2)を形成するケーシング(11)とを備え、
上記電装品箱(36)は、上記ケーシング(11)と対向する対向面(51,52)を有し、上記対向面(51,52)と上記ケーシング(11)との間の隙間における空気流れを遮断する遮断部材(78,79)をさらに備える輸送用冷凍装置である。
第1の態様では、圧縮機(31)の運転により、該圧縮機(31)周囲の空気は比較的高温となり上昇する。この高温の空気は、圧縮機(31)の上方に配置される電装品箱(36)に向かって流れるが、遮断部材(78,79)によって電装品箱(36)の対向面(51,52)に触れることが抑制される。このことにより、圧縮機(31)から発生する熱が電装品箱(36)に伝わることを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、
上記遮断部材(78,79)は、上記隙間の下部を塞ぐ板状部材(78)を含む。
第2の態様では、板状部材(78)が隙間の下部を塞ぐため、電装品箱(36)の下方から流れてくる高温の空気が対向面(51,52)に接することを抑制できる。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、
上記遮断部材(78,79)は、上記隙間をシールする第1シール部材(89)を含む。
第3の態様では、第1シール部材(89)により、高温の空気が隙間内を流通することを抑制できる。
第4の態様は、第3の態様において、上記第1シール部材(89)は、上記隙間のうち下寄りに配置される。
第4の態様では、第1シール部材(89)により、電装品箱(36)の下方から上昇してくる高温の空気が隙間内に流入することを抑制できる。
第5の態様は、第1~4のいずれか1つの態様において、
上記電気部品(37)は、上記対向面(51,52)の裏面に取り付けられるプリント基板(38a)である。
第5の態様では、比較的高温の空気が対向面(51,52)に触れないため、該対向面(51,52)の裏側のプリント基板(38a)の温度上昇を抑制できる。
第6の態様は、第1~第5のいずれか1つの態様において、
上記電装品箱(36)は上記ケーシング(11)の前板(13c)と対向する第1面(51)を有し、
上記対向面(51,52)は、上記第1面(51)を含む。
第6の態様では、ケーシング(11)の前板(13c)と第1面(51)との間に隙間が形成され、該隙間を電装品箱(36)の下方から上昇してくる高温の空気が流通することを抑制できる。
第7の態様は、第6の態様において、
上記遮断部材は、上記電装品箱(36)の第1面(51)の全幅にわたって設けられている。
第7の態様では、電装品箱(36)の下方から上昇してくる高温の空気が、ケーシング(11)の前板(13c)と第1面(51)との間の隙間に流入することを抑制できる。
第8の態様は、第1~第7のいずれか1つの態様において、
上記電装品箱(36)は、上記ケーシング(11)の側板(13f)と対向する第2面(52)を有し、
上記対向面(51,52)は、上記第2面(52)を含む。
第9の態様は、第8の態様において、
上記ケーシング(11)の側板(13f)と上記電装品箱(36)の第2面(52)との間の隙間に配置され、上記電装品箱(36)に繋がるハーネス(90)をさらに備える。
第10の態様は、第9の態様において、
上記遮断部材(78,79)は、上記ハーネス(90)が通される開口(81a)を有し、
上記開口(81a)と上記ハーネス(90)との間をシールする第2シール部材(84)をさらに備える。
第10の態様では、ケーシング(11)の側板(13f)と第2面(52)との間の隙間にハーネス(90)を配置させても、該隙間を電装品箱(36)の下方から上昇してくる高温の空気が流通することを抑制できる。
第11の態様は、第1~第10のいずれか1つの態様の輸送用冷凍装置(10)と、
コンテナ本体(2)とを備えている輸送用コンテナである。
図1は、実施形態に係る輸送用コンテナを前側から視た斜視図である。 図2は、実施形態に係る輸送用コンテナの内部構造を模式的に示す縦断面図であって、右側面から視た図である。 図3は、実施形態に係る輸送用冷凍装置の内部構造の一部を模式的に示す縦断面図であって、正面から視た図である。 図4は、実施形態に係る輸送用冷凍装置の内部構造の一部を模式的に示す縦断面図であって、右側面から視た図である。 図5は、実施形態に係る輸送用冷凍装置の内部構造の一部を模式的に示す横断面図であって、底面から視た図である。 図6は、実施形態に係る輸送用冷凍装置の第2遮断部及び係合部を前側から視た斜視図である。 図7は、実施形態に係る輸送用冷凍装置の第2遮断部及び係合部の縦断面図である。 図8は、実施形態に係るコンテナ用冷凍装置の冷媒回路の配管系統図である。 図9は、実施形態に係る電装品箱のケーシングへの取り付け方法を示した図である。 図10は、変形例に係る第1遮断部が電装品箱の第1面に取付られた状態を示す斜視図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。庫外熱交換器(32)の構造の説明における「上」「下」「右」「左」「前」「後」は、それぞれ輸送用コンテナ(1)の外部に露出した輸送用冷凍装置(10)の面を正面から見たときの方向を意味する。
《実施形態》
本開示は、輸送用コンテナ(1)である。図1に示すように、輸送用コンテナ(1)は、コンテナ本体(2)と、コンテナ本体(2)に設けられる輸送用冷凍装置(10)とを備える。輸送用コンテナ(1)は、海上輸送に用いられる。輸送用コンテナ(1)は、船舶などの海上輸送体によって搬送される。
〈コンテナ本体〉
コンテナ本体(2)は、中空の箱状に形成される。コンテナ本体(2)は、横長に形成される。コンテナ本体(2)の長手方向の一端には、開口が形成される。コンテナ本体(2)の開口は、輸送用冷凍装置(10)によって塞がれる。コンテナ本体(2)の庫内には、輸送対象物品を収納するための収納空間(5)が形成される。収納空間(5)には、輸送対象物品が収納される。収納空間(5)の空気(庫内空気ともいう)の温度は、輸送用冷凍装置(10)によって調節される。
〈輸送用冷凍装置〉
輸送用冷凍装置(10)は、コンテナ本体(2)の開口に取り付けられる。輸送用冷凍装置(10)は、ケーシング(11)と冷媒回路(C)とを備える。
〈ケーシング〉
図2に模式的に示すように、ケーシング(11)は、隔壁(12)と仕切板(15)とを備える。
隔壁(12)の内側には、庫内流路(20)が形成される。庫内流路(20)には、収容空間(5)の輸送対象物品を冷却するための空気が流れる。隔壁(12)の外側には、庫外室(S)が形成される。庫外室(S)は収容空間に対応する。庫内流路(20)と庫外室(S)とは、隔壁(12)によって仕切られる。
隔壁(12)は、庫外壁(13)と庫内壁(14)とを備える。庫外壁(13)は、コンテナ本体(2)の外側に位置する。庫内壁(14)は、コンテナ本体(2)の内側に位置する。庫外壁(13)及び庫内壁(14)は、例えば、アルミニウム合金によって構成される。
庫外壁(13)は、コンテナ本体(2)の開口を塞いでいる。庫外壁(13)は、コンテナ本体(2)の開口の周縁部に取り付けられる。庫外壁(13)の下部は、コンテナ本体(2)の内側に向かって膨出する。庫外室(S)は、この膨出した庫外壁(13)の内側に形成される。
厳密に、庫外壁(13)は、第1壁部(13a)、第2壁部(13b)、第3壁部(13c)及び第4壁部(13d)を備える。第1壁部(13a)は、コンテナ本体(2)の上端から下方に向かってコンテナ本体(2)の中間付近まで延びる。第2壁部(13b)は、第1壁部(13a)の下端から後方(コンテナ本体(2)の内側)に向かって延びる。第3壁部(13c)は、第2壁部(13b)の後端からコンテナ本体(2)の下端に向かって延びる。第3壁部(13c)は、ケーシング(11)の前板に対応する。第4壁部(13d)は、第3壁部(13c)の下端から前方(コンテナ本体(2)の外側)に向かって延びる。
庫外壁(13)は、さらに第1側板(13e)と第2側板(13f)とを備える。第1側板(13e)は略矩形に形成され、第1側板(13e)の縁は、第2壁部(13b)、第3壁部(13c)及び第4壁部(13d)のそれぞれの左端に接続される。第2側板(13f)は略矩形に形成され、第2側板(13f)の縁は、第2壁部(13b)、第3壁部(13c)及び第4壁部(13d)のそれぞれの右端に接続される。このように、庫外室(S)は、第2壁部(13b)、第3壁部(13c)、第4壁部(13d)、第1側板(13e)、および第2側板(13f)により囲まれた空間である。第2側板(13f)は、側板に対応する。
庫内壁(14)は、庫外壁(13)と対向する。庫内壁(14)は、庫外壁(13)に沿った形状を有する。庫内壁(14)は、庫外壁(13)と間隔を置いて配置される。庫内壁(14)と庫外壁(13)との間には、断熱材(16)が設けられる。
仕切板(15)は、庫内壁(14)よりもコンテナ本体(2)の内側に配置される。隔壁(12)と仕切板(15)との間には、庫内流路(20)が形成される。仕切板(15)の上端とコンテナ本体(2)の天板との間には、流入口(21)が形成される。仕切板(15)の下端と隔壁(12)の下端との間には、流出口(22)が形成される。庫内流路(20)は、流入口(21)から流出口(22)に亘って形成される。
庫内流路(20)は、上部流路(23)と下部流路(24)とを含む。上部流路(23)は、庫内流路(20)の上部に位置する。下部流路(24)は、庫内流路(20)の下部に位置する。下部流路(24)は、隔壁(12)の膨出した部分に対応する位置にある。
〈冷媒回路の要素部品〉
冷媒回路(C)は、それに充填される冷媒を有する。冷媒回路(C)は、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。冷媒回路(C)は、圧縮機(31)、庫外熱交換器(32)、膨張弁(33)、庫内熱交換器(60)、及びこれらを接続する冷媒配管を含む。
圧縮機(31)は、庫外室(S)の下部に対応する第1空間(S1)の右寄りに配置される。圧縮機(31)は、低圧の冷媒を吸い込んで圧縮する。圧縮機(31)は、圧縮した冷媒を高圧の冷媒として吐出する。
庫外熱交換器(32)は、庫外室(S)の上部に対応する第2空間(S2)の左寄りに配置される。庫外熱交換器(32)は、フィンアンドチューブ式である。庫外熱交換器(32)は、いわゆる4面式の熱交換器である。庫外熱交換器(32)の外形は、正面視において、略四角形状である。言い換えると、庫外熱交換器(32)は、正面視において、上側、下側、右側、及び左側にそれぞれ熱交換部を有する。庫外熱交換器(32)は、凝縮器、あるいは放熱器として機能する。
庫内熱交換器(60)は、庫内流路(20)に配置される。庫内熱交換器(60)は、隔壁(12)と仕切板(15)との間に支持される。庫内熱交換器(60)は、庫内壁(12b)の膨出した部分よりも上方に配置される。庫内熱交換器(60)は、フィンアンドチューブ式である。庫内熱交換器(60)は、蒸発器として機能する。
〈庫外ファン〉
輸送用冷凍装置(10)は、1つの庫外ファン(34)を備える。庫外ファン(34)は、庫外室(S)の第2空間(S2)に配置される。庫外ファン(34)は、庫外熱交換器(32)の4つの熱交換部の内側に配置される。庫外ファン(34)は、プロペラファンである。
庫外ファン(34)が運転すると、庫外空気は庫外熱交換器(32)の外部から内部へ流れる。庫外熱交換器(32)の内部の空気は、ケーシング(11)の外部へ吹き出される。
〈庫内ファン〉
輸送用冷凍装置(10)は、2つの庫内ファン(35)を備える。庫内ファン(35)は、庫内流路(20)の上部流路(23)に配置される。庫内ファン(35)は、庫内熱交換器(60)の上側に配置される。庫内ファン(35)は、庫内熱交換器(60)よりも空気流れの上流側に配置される。庫内ファン(35)は、プロペラファンである。庫内ファン(35)の数量は1つ又は3つ以上であってもよい。
庫内ファン(35)が運転すると、収納空間(5)の庫内空気は流入口(21)から庫内流路(20)の上部流路(23)に流入する。庫内流路(20)の上部流路(23)の空気は、庫内熱交換器(60)、ヒータ(H)を通過し、下部流路(24)を流れる。下部流路(24)の空気は、流出口(22)から収納空間(5)へ流出する。
〈ヒータ〉
輸送用冷凍装置(10)は、ヒータ(H)を備える。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の下側に配置される。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の下部に取り付けられる。ヒータ(H)が動作すると、庫内熱交換器(60)が加熱される。ヒータ(H)の熱により、庫内熱交換器(60)に付着した霜が融ける。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の除霜のために用いられる。
〈電装品箱〉
図3~図5に模式的に示すように、輸送用冷凍装置(10)は、電装品箱(36)を有する。電装品箱(36)は、基板、リアクトル、パワーモジュールなどの電気部品(37)を収容する。基板は、例えば電源回路基板、制御基板、インバータ回路基板などである。
電装品箱(36)は、庫外室(S)の第2空間(S2)の右寄りに配置される。厳密に、電装品箱(36)は、圧縮機(31)の上方に配置され、かつ庫外熱交換器(32)の右隣りに配置される。
電装品箱(36)は、箱状に形成されており、前壁(36a)、後壁(36b)、上壁(36c)、底壁(36d)、左側壁(36e)、及び右側壁(36f)により構成される。
前壁(36a)には、操作パネル(61)が配置される。操作パネル(61)は、輸送用冷凍装置(10)の運転のON/OFFの切り換えなどを行う操作ボタン(図示省略)と、輸送用冷凍装置(10)の運転状態などを視認できる表示画面(図示省略)とを備える。
後壁(36b)の外面は、電装品箱(36)の第1面(51)に対応する。第1面(51)は、ケーシング(11)の前板である第3壁部(13c)に対向する。第1面(51)は、ケーシング(11)に対向する対向面(51)に対応する。第1面(51)と第3壁部(13c)との間には隙間Mが形成される。後壁(36b)の内面には、第1基板(38a)が配置される。言い換えると、第1基板(38a)は、第1面(51)の裏面に取り付けられる。第1基板(38a)は、プリント基板に対応する。
底壁(36d)には、複数の連通孔(図示省略)が形成される。連通孔には、電装品箱(36)内の電気部品(37)と、第1空間(S1)の圧縮機(31)などの機器とを接続する配線が挿通される。
左側壁(36e)は、庫外熱交換器(32)の右側部分の熱交換部に対向する。左側壁(36e)の中央寄りには、矩形の開口部(53)が形成される。開口部(53)にはヒートシンク(55)が取り付けられる。
ヒートシンク(55)は、ベース板(55a)と、ベース板(55a)の表面から直立するように等間隔に並んで設けられる複数のフィン(55b)とを有する。ベース板(55a)及びフィン(55b)は金属製である。ヒートシンク(55)は、電装品箱(36)の内側から開口部(53)に取り付けられる。厳密に、フィン(55b)は、開口部(53)を挿通して電装品箱(36)の外側を臨むように配置され、ベース板(55a)は、開口部(53)を塞ぐように左側壁(36e)の内面(内側)に固定される。フィン(55b)の板面は垂直である。
電装品箱(36)は、さらに縦長のダクト(55c)を有する。ダクト(55c)は、フィン(55b)を覆うように左側壁(36e)の外面に設けられる。ダクト(55c)の下端には、下向きに開口する吸込口(55d)が形成される。ダクト(55c)の上端には、庫外熱交換器(32)に向かって横向きに開口する吹出口(55e)が形成される。ヒートシンク(55)は、ダクト(55c)の吸込口(55d)から吹出口(55e)まで流れる空気に対して、電装品箱(36)内の熱を放熱するように構成される。
電装品箱(36)内には、ヒートシンク(55)のベース板(55a)と対向して第2基板(38b)が設けられる。第2基板(38b)は、例えばインバータ回路基板である。
右側壁(36f)は、第2側板(13f)に対向する。右側壁(36f)の内面には、第3基板(38c)が配置される。右側壁(36f)の外面は、電装品箱(36)の第2面(52)に対応する。第2面(52)は、ケーシング(11)の側板である第2側板(13f)に対向する。第2面(52)は、ケーシング(11)に対向する対向面に含まれる。第2面(52)と第2側板(13f)との間には隙間Nが形成される。
第2面(52)には、係合部材(57)が設けられる。係合部材(57)については図6及び図7を参照して説明する。
係合部材(57)は、後述するガイド部(82)と係合する部材である。係合部材(57)は、矩形の金属板をL形に折り曲げることによって形成された部材である。厳密に、係合部材(57)は第1面部(57a)と第2面部(57b)とを備える。第1面部(57a)は右側壁(36f)の外面に固定される。第2面部(57b)は、第1面部(57a)の下端から第2側板(13f)に向かって直立している。第2面部(57b)は、前方から後方にかけて下方に傾斜するように、水平面に対して角度αだけ傾いている。
電装品箱(36)内には、上壁(36c)から底壁(36d)にかけて板材(40)が配置される。板材(40)は、第2基板(38b)側の左空間と第3基板(38c)側の右空間とに、電装品箱(36)の内部空間を仕切る。板材(40)には通風孔(40a)が複数形成される。
〈遮断部材〉
図4~図7に示すように、電装品箱(36)とケーシング(11)との間には、遮断部材(78,79)が配置される。遮断部材(78,79)は、電装品箱(36)とケーシング(11)との間の隙間における空気流れを遮断する部材である。遮断部材(78,79)は、第1遮断部(78)と第2遮断部(79)とを備える。
第1遮断部(78)は、板状部材に対応する。厳密に、第1遮断部(78)は、ゴムなどの弾性素材で構成される細長の板部材である。第1遮断部(78)は、隙間Mの下部を塞ぐように設けられる。厳密に、第1遮断部(78)は、第1面(51)の下端において第1面(51)の全幅にわたって設けられる。
第2遮断部(79)は、第2面(52)と第2側板(13f)との間の隙間Nに配置される。第2遮断部(79)は、第1板部(81)と、ガイド部(82)と、固定部材(83)とシール部材(84)とを備える。
第1板部(81)は、矩形の金属板で構成される。第1板部(81)は、電装品箱(36)の下端の高さ位置において、板面が水平となるように配置される。第1板部(81)の右端には下方へ延びるフランジ(91)が設けられており、フランジ(91)と第2側板(13f)とを挿通するボルト(図示省略)によって第2遮断部(79)と第2側板(13f)とが固定される。第1板部(81)には、挿通孔(81a)が形成される。挿通孔(81a)は、電装品箱(36)に繋がるハーネス(90)が通される開口に対応する。
ガイド部(82)は、逆U字形状に形成された金属板で構成される。ガイド部(82)は、電装品箱(36)を第2空間(S2)に収容するときに、該電装品箱(36)を所定の位置に案内する。電装品箱(36)の取り付けについては後述する。ガイド部(82)は、第2板部(82a)、第3板部(82b)、および第4板部(82c)により構成される。
第2板部(82a)は、第1板部(81)の左端から上方へ延びる。第2板部(82a)の上端の縁は、前方から後方にかけて水平面に対して角度αだけ下方に傾斜するように形成される。第2板部(82a)は、係合部材(57)の第2面部(57b)の右端より右方に位置する。
第3板部(82b)は、第2板部(82a)の上端から第2面(52)に向かって延びる。第3板部(82b)の板面は、前方から後方にかけて水平面に対して角度αだけ下方に傾斜している。
第4板部(82c)は、第3板部(82b)の左端から下方に向かって延びる。第4板部(82c)の下端の縁は、前方から後方にかけて水平面に対して角度αだけ下方に傾斜するように形成される。第4板部(82c)の下端は、係合部材(57)の第2面部(57b)の上方に位置する。
固定部材(83)は、係合部材(57)の第2面部(57b)とガイド部(82)の第2板部(82a)とを固定する。固定部材は、第2面部(57b)及び第2板部(82a)のそれぞれの前端から後端までを含むように延びる略直方体の弾性部材である。固定部材(83)は、第2面部(57b)及び第2板部の板面を内部に挟み込む。
シール部材(84)は、円環状に形成される弾性部材である。シール部材(84)は、第2シール部材に対応する。シール部材(84)の内周面は、ハーネス(90)の外周面に密着する。シール部材(84)の外周面は、挿通孔(81a)の内周面に密着する。このようにシール部材(84)は、ハーネス(90)と挿通孔(81a)との間の隙間を塞ぐように設けられる。シール部材(84)は、例えばゴムやシリコンなどの素材を含む。
〈冷媒回路の詳細〉
図8を参照しながら冷媒回路(C)の詳細を説明する。図8において、破線で囲んだ部分は庫内側を示し、それ以外の部分は庫外側を示す。
冷媒回路(C)は、主要部品として、圧縮機(31)と、庫外熱交換器(32)と、膨張弁(33)と、庫内熱交換器(60)とを有する。膨張弁(33)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
冷媒回路(C)は、吐出管(41)と吸入管(42)とを有する。吐出管(41)の一端は圧縮機(31)の吐出部に接続する。吐出管(41)の他端は、庫外熱交換器(32)のガス端に接続する。吸入管(42)の一端は、圧縮機(31)の吸入部に接続する。吸入管(42)の他端は、庫内熱交換器(60)のガス端に接続する。
冷媒回路(C)は、液管(43)、レシーバ(44)、冷却熱交換器(45)、第1開閉弁(46)、連通管(47)、第2開閉弁(48)、インジェクション管(49)、及びインジェクション弁(50)を有する。
液管(43)の一端は、庫外熱交換器(32)の液端に接続する。液管(43)の他端は、庫内熱交換器(60)の液端に接続する。レシーバ(44)は、液管(43)に設けられる。レシーバ(44)は、冷媒を貯留する容器である。
冷却熱交換器(45)は、第1流路(45a)と第2流路(45b)とを有する。冷却熱交換器(45)は、第1流路(45a)の冷媒と、第2流路(45b)の冷媒とを熱交換させる。冷却熱交換器(45)は、例えばプレート式の熱交換器である。第1流路(45a)は、液管(43)の一部である。第2流路(45b)は、インジェクション管(49)の一部である。冷却熱交換器(45)は、液管(43)を流れる冷媒を冷却する。
第1開閉弁(46)は、液管(43)におけるレシーバ(44)と第1流路(45a)との間の部分に設けられる。第1開閉弁(46)は、開閉可能な電磁弁である。
連通管(47)は、冷媒回路(C)の高圧ライン及び低圧ラインを連通させる。連通管(47)の一端は、吐出管(41)に接続する。連通管(47)の他端は、液管(43)における膨張弁(33)と庫内熱交換器(60)との間の部分に接続する。
第2開閉弁(48)は、連通管(47)に設けられる。第2開閉弁(48)は、開閉可能な電磁弁である。
インジェクション管(49)は、圧縮機(31)の中圧部に冷媒を導入する。インジェクション管(49)の一端は、液管(43)におけるレシーバ(44)と第1流路(45a)との間の部分に接続する。インジェクション管(49)の他端は、圧縮機(31)の中圧部に接続する。中圧部の圧力である中間圧力は、圧縮機(31)の吸入圧力と吐出圧力との間の圧力である。
インジェクション弁(50)は、インジェクション管(49)における第2流路(45b)の上流側の部分に設けられる。インジェクション弁(50)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
〈輸送用冷凍装置の運転動作〉
輸送用冷凍装置(10)の基本的な運転動作について説明する。輸送用冷凍装置(10)の運転時には、圧縮機(31)、庫外ファン(34)、庫内ファン(35)が運転する。第1開閉弁(46)が開く。第2開閉弁(48)が閉じる。膨張弁(33)の開度が調節される。インジェクション弁(50)の開度が調節される。
圧縮機(31)で圧縮された冷媒は、庫外熱交換器(32)を流れる。庫外熱交換器(32)では、冷媒が庫外空気へ放熱し、凝縮する。凝縮した冷媒は、レシーバ(44)を通過する。レシーバ(44)を通過した冷媒の一部は、冷却熱交換器(45)の第1流路(45a)を流れる。レシーバ(44)を通過した冷媒の残部は、インジェクション管(49)を流れ、インジェクション弁(50)において中間圧力まで減圧される。減圧された冷媒は、圧縮機(31)の中圧部に導入される。
冷却熱交換器(45)では、第2流路(45b)の冷媒が第1流路(45a)の冷媒から吸熱し、蒸発する。これにより、第1流路(45a)の冷媒が冷却される。言い換えると、第1流路(45a)を流れる冷媒の過冷却度が大きくなる。
冷却熱交換器(45)で冷却された冷媒は、膨張弁(33)で低圧まで減圧される。減圧された冷媒は、庫内熱交換器(60)を流れる。庫内熱交換器(60)では、冷媒が庫内空気から吸熱し、蒸発する。この結果、庫内熱交換器(60)は、庫内空気を冷却する。蒸発した冷媒は、圧縮機(31)に吸入され、再び圧縮される。
コンテナ本体(2)の庫内空気は、収納空間(5)と庫内流路(20)とを循環する。庫内流路(20)では、庫内空気が庫内熱交換器(60)によって冷却される。これにより、収納空間(5)の庫内空気を冷却でき、庫内空気を所定温度に調節できる。
〈電装品箱の取り付け〉
電装品箱(36)のケーシング(11)への取り付けについて図9を参照しながら説明する。
電装品箱(36)の上壁(36c)をケーシング(11)の所定の支持部材に係合させる。電装品箱(36)を、該支持部材を軸として図9の矢印が示すように第2空間(S2)内へ移動させる。電装品箱(36)は、ガイド部(82)に係合部材(57)が案内されることよって、第2空間(S2)内に配置される。その後、係合部材(57)とガイド部(82)とに固定部材(83)が取り付けられる。この状態において、第1遮断部(78)は第3壁部(13c)と密着するため、隙間Mの下端は塞がれる。また、シール部材(84)により、挿通孔(81a)とハーネス(90)との間の隙間がシールされる。固定部材(83)により、係合部材(57)の第2面(52)とガイド部(82)の第3板部(82b)とのつなぎ目が塞がれる。このように、隙間Nの下端は、第2遮断部(79)によって塞がれる。
〈庫外室内の空気流れ〉
次に、輸送用冷凍装置(10)を運転させたときの庫外室(S)内の空気流れについて、図3を参照しながら説明する。
圧縮機(31)が運転されると、圧縮機(31)の周りの空気が昇温する。昇温した空気は、庫外ファン(34)の回転により、庫外空間(S)の空気は、庫外ファン(34)へ流れる。ヒートシンク(55)の吸込口(55d)へ移動する。このとき、電装品箱(36)とケーシング(11)の隙間Mと隙間Nとの下端はそれぞれ第1遮断部(78)と第2遮断部(79)とにより塞がれているため、電装品箱(36)の第1面(51)とケーシング(11)の間、及び第2面(52)とケーシング(11)の間への空気の流入が抑制される。庫外空間(S)の一部の空気は、ヒートシンク(55)内を流通する。電装品箱(36)内の電気部品(37)の発熱により昇温した空気はフィン(55b)からヒートシンク(55)内を流通する空気に放熱される。
-実施形態の効果-
輸送用冷凍装置を備えた輸送用コンテナにおいて、輸送用冷凍装置のケーシングの下部空間には、圧縮機、蒸発器として機能する熱交換器、ファン、および電源回路基板等の電気部品を備える電装品箱が配置される。電装品箱と熱交換器とは並んで配置され、圧縮機は電装品箱の下方に配置される。
このような輸送用コンテナにおいて、輸送用冷凍装置が運転されると、圧縮機の回転によりケーシングの下部空間の空気が昇温する。比較的高温となった空気は、庫外ファンの回転により外部に放出されるが、ケーシングの下部空間に配置される電装品箱とケーシングとの間には隙間が形成されるため、圧縮機周辺で高温となった空気が庫外ファンに移動する間に、電装品箱とケーシングとの間の隙間に流入する場合がある。このような場合、高温の空気から電装品箱に伝熱されると、電装品箱内の電気部品の温度が上昇する。電気部品が高温になると、電気部品が正常に動作しない恐れがある。
これに対し、本実施形態の輸送用冷凍装置(10)は、ケーシング(11)と対向する対向面(51,52)を電装品箱(36)が有し、対向面(51,52)とケーシング(11)との間の隙間における空気流れを遮断する遮断部材(78,79)を備える。
このため、圧縮機(31)の運転により高温となった第2空間(S2)の空気は、遮断部材(78,79)により、電装品箱(36)の対向面(51,52)に触れることが抑制される。このことにより、電装品箱(36)に伝熱するが抑制されるため、該電装品箱(36)内の電気部品(37)の温度上昇を抑制できる。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、遮断部材(78,79)は、隙間の下部を塞ぐ板状部材(78)を含む。板状部材(78)はケーシングが隙間の下部(下端)を塞ぐため、電装品箱(36)の下方から流れる高温の空気が電装品箱(36)とケーシング(11)との間の隙間に流入することを抑制できる。このことにより、高温の空気が対向面(51,52)に接することを抑制できる。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、電気部品(37)は、対向面(51,52)の裏面に取り付けられるプリント基板(38a)である。このため、比較的高温の空気が対向面(51,52)に触れないため、対向面(51,52)の裏側のプリント基板(38a)の温度上昇を抑制できる。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、電装品箱(36)はケーシング(11)の前板(13c)と対向する第1面(51)を有し、対向面(51,52)は、第1面(51)を含む。このため、ケーシング(11)の前板である第3壁部(13c)と第1面(51)との間に隙間Mが形成されるが、板状部材(78)は、第3壁部(13c)と密着するため、高温の空気が隙間Mを流通することを抑制できる。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、遮断部材(78,79)は、電装品箱(36)の第1面(51)の全幅にわたって設けられている。このため、高温の空気が、ケーシング(11)の第3壁部(13c)と第1面(51)との間の隙間Mに流入することを確実に抑制できる。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、電装品箱(36)は、ケーシング(11)の側板(13f)と対向する第2面(52)を有し、対向面(51,52)は、第2面(52)を含む。ケーシング(11)の側板(13f)と電装品箱(36)の第2面(52)との間の隙間Mに配置され、電装品箱(36)に繋がるハーネス(90)を備える。遮断部材(78,79)は、ハーネス(90)が通される開口(81a)を有し、開口(81a)とハーネス(90)との間をシールする第2シール部材(84)をさらに備える。
このため、右側壁(36f)と第2側板(13f)との間には隙間Nが形成されるが、第2遮断部(79)の第1板部(81)及び固定部材(83)により、隙間Nの下端が塞がれる。さらに、第1板部(81)の挿通孔(81a)にはハーネス(90)が挿通されるが、シール部材(84)によりハーネス(90)と挿通孔(81a)との間はシールされる。このことにより、電装品箱(36)の下方から上昇してくる高温の空気が隙間Nに流入することを抑制できる。
《実施形態の変形例》
上述した実施形態の遮断部材(78,79)の変形例について図10を参照しながら説明する。
第1遮断部(78)は、電装品箱(36)の第1面(51)とケーシング(11)の第3壁部(13c)との間の隙間Mをシールするパッキン(89)であってもよい。パッキン(89)は、第1シール部材に対応する。パッキン(89)は、隙間Mの下寄りに配置される。厳密に、パッキン(89)は、第1面(51)の下端を第1面の全幅にわたって設けられる。このことにより、高温の空気が隙間Mに流入することを確実に抑制できる。
《その他の実施形態》
上述した実施形態、及び変形例においては、以下のような構成としもよい。
輸送用コンテナ(1)は、陸上輸送に用いられてもよい。この場合、輸送用コンテナ(1)は、車両などの陸上輸送体によって搬送される。具体的には、輸送用コンテナ(1)は、トレーラに搭載される。
実施形態において、遮断部材(78,79)は、隙間M及び隙間Nの下端に設けられることに限定されない。遮断部材(78,79)は、隙間M及び隙間Nの下部に設けられていればよい。
実施形態において、第2遮断部(79)は、隙間Nの下部を塞ぐことができればよく、固定部材(83)を有していなくてもよい。
実施形態において、第1遮断部(78)は、電装品箱(36)の第1面全面に設けられる板状部材であってもよい。
実施形態において、対向面は、ケーシング(11)と対向する電装品箱(36)の面であればよく、第1面(51)及び第2面(52)以外の面を含んでもよい。
実施形態において、シール部材(84)は、熱可塑性の樹脂またはシリコンなどのシール材であってもよい。この場合、挿通孔(81a)とハーネス(90)との間をシール材で塗り固めることによって、隙間Nの下端を防ぐことができる。
変形例において、パッキン(89)は、電装品箱(36)の第1面の下端のみならず左右端に設けられてもよい。このことにより、電装品箱(36)の左右から流入する高温の空気を遮断することができる。
変形例において、第2シール部材(84)は、熱可塑性のシリコンまたは樹脂などのシール材であってもよい。この場合、第1面(51)の下端と第3壁部(13c)との間をシール材で塗り固めることによって、隙間Mの下端を塞ぐことができる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
本開示は、輸送用冷凍装置、及び輸送用コンテナについて有用である。
S2 第2空間(収容空間)
1 輸送用コンテナ
2 コンテナ本体
10 輸送用冷凍装置
11 ケーシング
13c 第3壁部(前板)
13f 第2側板(側板)
31 圧縮機
36 電装品箱
37 電気部品
38a 第1基板(プリント基板)
51 第1面(対向面)
52 第2面(対向面)
80 遮断部材
81 板状部材
84 シール部材(第2シール部材)
89 パッキン(第1シール部材)
90 ハーネス

Claims (11)

  1. 圧縮機(31)と、
    上記圧縮機(31)の上方に配置され、電気部品(37)を収容する電装品箱(36)と、
    上記圧縮機(31)および上記電装品箱(36)が収容される収容空間(S2)を形成するケーシング(11)とを備え、
    上記電装品箱(36)は、上記ケーシング(11)と対向する対向面(51,52)を有し、
    上記対向面(51,52)と上記ケーシング(11)との間の隙間における空気流れを遮断する遮断部材(78,79)をさらに備える
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記遮断部材(78,79)は、上記隙間の下部を塞ぐ板状部材(78)を含む
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  3. 請求項1または2において、
    上記遮断部材(78,79)は、上記隙間をシールする第1シール部材(89)を含む
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  4. 請求項3において、
    上記第1シール部材(89)は、上記隙間のうち下寄りに配置される
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項において、
    上記電気部品(37)は、上記対向面(51,52)の裏面に取り付けられるプリント基板(38a)である
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項において、
    上記電装品箱(36)は上記ケーシング(11)の前板(13c)と対向する第1面(51)を有し、
    上記対向面(51,52)は、上記第1面(51)を含む
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  7. 請求項6において、
    上記遮断部材(78,79)は、上記電装品箱(36)の第1面(51)の全幅にわたって設けられている
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項において、
    上記電装品箱(36)は上記ケーシング(11)の側板(13f)と対向する第2面(52)を有し、
    上記対向面(51,52)は、上記第2面(52)を含む
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  9. 請求項8において、
    上記ケーシング(11)の側板(13f)と上記電装品箱(36)の第2面(52)との間の隙間に配置され、上記電装品箱(36)に繋がるハーネス(90)をさらに備える
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  10. 請求項9において、
    上記遮断部材(78,79)は、上記ハーネス(90)が通される開口(81a)を有し、
    上記開口(81a)と上記ハーネス(90)との間をシールする第2シール部材(84)をさらに備える
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の輸送用冷凍装置と、
    コンテナ本体(2)とを備える
    ことを特徴とする輸送用コンテナ。
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