JP6974770B2 - 輸送用冷凍装置、及び輸送用コンテナ - Google Patents

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Description

本開示は、輸送用冷凍装置、及び輸送用コンテナに関するものである。
特許文献1には、輸送用冷凍装置の熱交換器が開示されている。輸送用冷凍装置は、コンテナ本体に設けられる。熱交換器は、輸送用冷凍装置の冷媒回路に接続される。熱交換器は、コンテナ本体の内部の空気を冷却する。熱交換器の下側には、ヒータが配置される。
米国特許出願公開第2009/0211289号
コンテナ本体の内部には、輸送対象物品が収容される。輸送用冷凍装置は、コンテナ本体の内部と外部とを仕切る隔壁と、該隔壁と対向して配置される仕切板とを有する。熱交換器及びヒータは、隔壁と仕切板との間に配置される。輸送対象物品は、コンテナ本体の内部において、仕切板の近傍まで収容される場合がある。
ところで、ヒータが発熱した際、ヒータの熱が仕切板に伝わると、ヒータの熱が仕切板を介して輸送対象物品に伝わる。仕切板に近接した輸送対象物品に熱が伝わると、輸送対象物品の温度が上昇して、品質が低下するおそれがあった。
本開示の目的は、ヒータの熱が仕切板に伝わることを抑制することにある。
本開示の第1の態様は、輸送対象物品を収容するための収容空間(5)を形成するコンテナ本体(2)に取り付けられる輸送用冷凍装置(10)である。輸送用冷凍装置(10)は、上記コンテナ本体(2)の内部と外部とを仕切る隔壁(12)と、第1面(15a)が上記収容空間(5)に面し、該第1面(15a)の反対側の第2面(15b)が上記隔壁(12)と向かい合う位置に設けられた仕切板(15)と、上記隔壁(12)と上記仕切板(15)との間に設けられ、上記コンテナ本体(2)の内部空気を冷却する熱交換器(60)と、上記熱交換器(60)に付着した霜を加熱するヒータ(H)を備える。輸送用冷凍装置(10)は、上記隔壁(12)と上記ヒータ(H)との最短距離である第1距離S1と、上記仕切板(15)と上記ヒータ(H)との最短距離である第2距離S2とが、S1<S2の関係を満たすことを特徴とする。
第1の態様では、S1<S2の関係を満たすので、ヒータ(H)が発熱した際に、仕切板(15)に熱が伝わることを抑制できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、上記仕切板(15)は、金属で構成され、上記仕切板(15)の第2面(15b)には、上記隔壁(12)側から見たときに上記ヒータ(H)と重なる部分に断熱部(I)が設けられることを特徴とする。
第2の態様では、仕切板(15)は金属で構成されるので、熱を伝えやすい。しかし、仕切板(15)の第2面(15b)には、隔壁(12)側から見たときにヒータ(H)と重なる部分に断熱部(I)が設けられるので、ヒータ(H)が発熱した際に、ヒータ(H)の熱が断熱部(I)に遮られて、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。
本開示の第3の態様は、第2の態様において、上記断熱部(I)は、上記隔壁(12)側から見たときに上記ヒータ(H)と重なる部分に設けられた第1断熱部(I1)と、上記仕切板(15)の第2面(15b)と上記熱交換器(60)との間に設けられるとともに、上記熱交換器(60)と接触している第2断熱部(I2)とを備えることを特徴とする。
第3の態様では、仕切板(15)と熱交換器(60)との間に設けられた第2断熱部(I2)が熱交換器(60)と接触しているので、ヒータ(H)が発熱した際にヒータ(H)の熱が仕切板(15)に伝わることを抑制できる。
本開示の第4の態様は、第2又は第3の態様において、上記仕切板(15)に設けられる第1部材(90)と、該第1部材(90)と上記仕切板(15)との間に形成される空気層(91)とが上記断熱部(I)を構成することを特徴とする。
第4の態様では、断熱部(I)が第1部材(90)と空気層(91)とによって構成されるので、ヒータ(H)の発熱に伴って生じた熱が、第1部材(90)及び空気層(91)に遮られて、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。
本開示の第5の態様は、第2又は第3の態様において、上記断熱部(I)は、表面が金属箔で覆われた断熱材であることを特徴とする。
第5の態様では、断熱部(I)が金属箔で覆われた断熱材なので、ヒータ(H)から放射された放射熱が金属箔に当たって反射し、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。
本開示の第6の態様は、第1〜第5の態様のいずれか1つに記載の輸送用冷凍装置(10)と、コンテナ本体(2)とを備える輸送用コンテナである。
図1は、実施形態1に係る輸送用コンテナを前側から見た斜視図である。 図2は、実施形態1に係る輸送用コンテナの内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、実施形態1に係る輸送用冷凍装置の冷媒回路の構成を示す配管系統図である。 図4は、実施形態1に係る庫内熱交換器、ヒータ管、及びそれらの支持構造を示す斜視図である。 図5は、実施形態1に係る庫内熱交換器、ヒータ管、及びそれらの支持構造を第2方向下側から見た図である。 図6は、実施形態1に係る第1支持板の近傍を拡大した斜視図である。 図7は、実施形態1に係る第2支持板の近傍を拡大した斜視図である。 図8は、実施形態1に係る中間支持板の近傍を拡大した斜視図である。 図9は、実施形態1に係る輸送用冷凍装置の内部構造を第1方向左側から見たときの縦断面におけるヒータ管周辺の拡大図である。 図10は、実施形態2に係る輸送用冷凍装置における図9相当図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
本開示は、輸送用コンテナ(1)である。図1及び図2に示すように、輸送用コンテナ(1)は、コンテナ本体(2)と、コンテナ本体(2)に設けられる輸送用冷凍装置(10)とを備える。輸送用コンテナ(1)は、海上輸送に用いられる。輸送用コンテナ(1)は、船舶などの海上輸送体によって搬送される。
〈コンテナ本体〉
コンテナ本体(2)は、中空の箱状に形成される。コンテナ本体(2)は、横長に形成される。コンテナ本体(2)の長手方向の一端には、開口が形成される。コンテナ本体(2)の開口は、輸送用冷凍装置(10)によって塞がれる。コンテナ本体(2)の庫内には、輸送対象物品を収容するための収容空間(5)が形成される。収容空間(5)には、輸送対象物品が収容される。収容空間(5)の内部空気(庫内空気ともいう)の温度は、輸送用冷凍装置(10)によって調節される。
〈輸送用冷凍装置〉
輸送用冷凍装置(10)は、コンテナ本体(2)の開口に取り付けられる。輸送用冷凍装置(10)は、ケーシング(11)と冷媒回路(C)とを備える。
〈ケーシング〉
図2に模式的に示すように、ケーシング(11)は隔壁(12)と仕切板(15)とを備える。
隔壁(12)の内側には、庫内流路(20)が形成される。庫内流路(20)には、収容空間(5)の輸送対象物品を冷却するための空気が流れる。隔壁(12)の外側には、庫外室(S)が形成される。庫内流路(20)と庫外室(S)とは、隔壁(12)によって仕切られる。言い換えると、隔壁(12)は、コンテナ本体(2)の内部と外部とを仕切る。
隔壁(12)は、庫外壁(12a)と庫内壁(12b)とを備える。庫外壁(12a)は、コンテナ本体(2)の外側に位置する。庫内壁(12b)は、コンテナ本体(2)の内側に位置する。庫外壁(12a)及び庫内壁(12b)は、例えば、アルミニウム合金によって構成される。
庫外壁(12a)は、コンテナ本体(2)の開口を塞いでいる。庫外壁(12a)は、コンテナ本体(2)の開口の周縁部に取り付けられる。庫外壁(12a)の下部は、コンテナ本体(2)の内側に向かって膨出する。庫外壁(12a)のコンテナ本体(2)の内側に向かって膨出した部分には、庫外室(S)が形成される。
庫内壁(12b)は、庫外壁(12a)と対向する。庫内壁(12b)は、庫外壁(12a)に沿った形状を有する。庫内壁(12b)は、庫外壁(12a)と間隔を置いて配置される。庫内壁(12b)の下部は、コンテナ本体(2)の内側に向かって膨出する。庫内壁(12b)と庫外壁(12a)との間には、断熱材(13)が設けられる。
仕切板(15)は、庫内壁(12b)よりもコンテナ本体(2)の内側に配置される。仕切板(15)は、鉛直方向に延びる板状の部材である。仕切板(15)は、第1面(15a)と第2面(15b)を有する。第1面(15a)は、コンテナ本体(2)の収容空間(5)に面している。第2面(15b)は、第1面(15a)の反対側(庫内壁(12b)側)の面である。第2面(15b)は、隔壁(12)と向かい合う位置に設けられる。仕切板(15)は、隔壁(12)と間隔を置いて配置される。仕切板(15)は、金属(例えば、アルミニウム合金)によって構成される。
隔壁(12)と仕切板(15)との間には、庫内流路(20)が形成される。仕切板(15)の上端とコンテナ本体(2)の天板との間には、流入口(21)が形成される。仕切板(15)の下端と隔壁(12)の下端との間には、流出口(22)が形成される。庫内流路(20)は、流入口(21)から流出口(22)に亘って形成される。
庫内流路(20)は、上部流路(23)と下部流路(24)とを含む。上部流路(23)は、庫内流路(20)の上部に位置する。下部流路(24)は、庫内流路(20)の下部に位置する。下部流路(24)は、隔壁(12)の膨出した部分に対応する位置にある。
〈冷媒回路の要素部品〉
冷媒回路(C)は、それに充填される冷媒を有する。冷媒回路(C)は、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。冷媒回路(C)は、圧縮機(31)、庫外熱交換器(32)、膨張弁(33)、庫内熱交換器(60)、及びこれらを接続する冷媒配管を含む。
圧縮機(31)は、庫外室(S)の下部に対応する第1空間(S1)に配置される。圧縮機(31)は、低圧の冷媒を吸い込んで圧縮する。圧縮機(31)は、圧縮した冷媒を高圧の冷媒として吐出する。
庫外熱交換器(32)は、庫外室(S)の上部に対応する第2空間(S2)に配置される。庫外熱交換器(32)は、フィンアンドチューブ式である。庫外熱交換器(32)は、いわゆる4面式の熱交換器である。庫外熱交換器(32)の外形は、正面視において、略四角形状である。言い換えると、庫外熱交換器(32)は、正面視において、上側、下側、右側、及び左側にそれぞれ熱交換部を有する。庫外熱交換器(32)は、凝縮器、あるいは放熱器として機能する。
庫内熱交換器(60)は、庫内流路(20)に配置される。庫内熱交換器(60)は、隔壁(12)と仕切板(15)との間に支持される。庫内熱交換器(60)は、庫内壁(12b)の膨出した部分よりも上方に配置される。庫内熱交換器(60)は、フィンアンドチューブ式である。庫内熱交換器(60)は、本開示の熱交換器に対応する。庫内熱交換器(60)は、蒸発器として機能する。庫内熱交換器(60)は、コンテナ本体(2)の内部空気(庫内空気)を冷却する。
〈庫外ファン〉
輸送用冷凍装置(10)は、1つの庫外ファン(34)を備える。庫外ファン(34)は、庫外室(S)の第2空間(S2)に配置される。庫外ファン(34)は、庫外熱交換器(32)の4つの熱交換部の内側に配置される。庫外ファン(34)は、プロペラファンである。
庫外ファン(34)が運転すると、庫外空気は庫外熱交換器(32)の外側から内側へ流れる。庫外熱交換器(32)の内部の空気は、ケーシング(11)の外部へ吹き出される。
〈庫内ファン〉
輸送用冷凍装置(10)は、2つの庫内ファン(35)を備える。庫内ファン(35)は、庫内流路(20)の上部流路(23)に配置される。庫内ファン(35)は、庫内熱交換器(60)の上側に配置される。庫内ファン(35)は、庫内熱交換器(60)よりも空気流れの上流側に配置される。庫内ファン(35)は、プロペラファンである。庫内ファン(35)の数量は1つ又は3つ以上であってもよい。
庫内ファン(35)が運転すると、収容空間(5)の庫内空気は流入口(21)から庫内流路(20)の上部流路(23)に流入する。庫内流路(20)の上部流路(23)の空気は、庫内熱交換器(60)、ヒータ管(70)を通過し、下部流路(24)を流れる。下部流路(24)の空気は、流出口(22)から収容空間(5)へ流出する。
〈ヒータ〉
輸送用冷凍装置(10)は、ヒータ(H)を備える。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の下側に配置される。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の下部に取り付けられる。ヒータ(H)が動作すると、庫内熱交換器(60)が加熱される。ヒータ(H)の熱により、庫内熱交換器(60)に付着した霜が融ける。ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の除霜のために用いられる。言い換えると、ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)に付着した霜を加熱するために用いられる。
〈電装品箱〉
図1に示すように、輸送用冷凍装置(10)は、電装品箱(36)を有する。電装品箱(36)は、庫外室(S)の第2空間(S2)に配置される。電装品箱(36)の内部には、リアクトル、電源回路基板、制御基板などが収容される。
〈冷媒回路の詳細〉
図3を参照しながら冷媒回路(C)の詳細を説明する。図3において、破線で囲んだ部分は庫内側を示し、それ以外の部分は庫外側を示す。
冷媒回路(C)は、主要部品として、圧縮機(31)と、庫外熱交換器(32)と、膨張弁(33)と、庫内熱交換器(60)とを有する。膨張弁(33)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
冷媒回路(C)は、吐出管(41)と吸入管(42)とを有する。吐出管(41)の一端は圧縮機(31)の吐出部に接続する。吐出管(41)の他端は、庫外熱交換器(32)のガス端に接続する。吸入管(42)の一端は、圧縮機(31)の吸入部に接続する。吸入管(42)の他端は、庫内熱交換器(60)のガス端に接続する。
冷媒回路(C)は、液管(43)、レシーバ(44)、冷却熱交換器(45)、第1開閉弁(46)、連通管(47)、第2開閉弁(48)、インジェクション管(49)、及びインジェクション弁(50)を有する。
液管(43)の一端は、庫外熱交換器(32)の液端に接続する。液管(43)の他端は、庫内熱交換器(60)の液端に接続する。レシーバ(44)は、液管(43)に設けられる。レシーバ(44)は、冷媒を貯留する容器である。
冷却熱交換器(45)は、第1流路(45a)と第2流路(45b)とを有する。冷却熱交換器(45)は、第1流路(45a)の冷媒と、第2流路(45b)の冷媒とを熱交換させる。冷却熱交換器(45)は、例えばプレート式の熱交換器である。第1流路(45a)は、液管(43)の一部である。第2流路(45b)は、インジェクション管(49)の一部である。冷却熱交換器(45)は、液管(43)を流れる冷媒を冷却する。
第1開閉弁(46)は、液管(43)におけるレシーバ(44)と第1流路(45a)との間の部分に設けられる。第1開閉弁(46)は、開閉可能な電磁弁である。
連通管(47)は、冷媒回路(C)の高圧ライン及び低圧ラインを連通させる。連通管(47)の一端は、吐出管(41)に接続する。連通管(47)の他端は、液管(43)における膨張弁(33)と庫内熱交換器(60)との間の部分に接続する。
第2開閉弁(48)は、連通管(47)に設けられる。第2開閉弁(48)は、開閉可能な電磁弁である。
インジェクション管(49)は、圧縮機(31)の中圧部に冷媒を導入する。インジェクション管(49)の一端は、液管(43)におけるレシーバ(44)と第1流路(45a)との間の部分に接続する。インジェクション管(49)の他端は、圧縮機(31)の中圧部に接続する。中圧部の圧力である中間圧力は、圧縮機(31)の吸入圧力と吐出圧力との間の圧力である。
インジェクション弁(50)は、インジェクション管(49)における第2流路(45b)の上流側の部分に設けられる。インジェクション弁(50)は、その開度が調節可能な電子膨張弁である。
〈輸送用冷凍装置の運転動作〉
輸送用冷凍装置(10)の基本的な運転動作について説明する。輸送用冷凍装置(10)の運転時には、圧縮機(31)、庫外ファン(34)、庫内ファン(35)が運転する。第1開閉弁(46)が開く。第2開閉弁(48)が閉じる。膨張弁(33)の開度が調節される。インジェクション弁(50)の開度が調節される。
圧縮機(31)で圧縮された冷媒は、庫外熱交換器(32)を流れる。庫外熱交換器(32)では、冷媒が庫外空気へ放熱し、凝縮する。凝縮した冷媒は、レシーバ(44)を通過する。レシーバ(44)を通過した冷媒の一部は、冷却熱交換器(45)の第1流路(45a)を流れる。レシーバ(44)を通過した冷媒の残部は、インジェクション管(49)を流れ、インジェクション弁(50)において中間圧力まで減圧される。減圧された冷媒は、圧縮機(31)の中圧部に導入される。
冷却熱交換器(45)では、第2流路(45b)の冷媒が第1流路(45a)の冷媒から吸熱し、蒸発する。これにより、第1流路(45a)の冷媒が冷却される。言い換えると、第1流路(45a)を流れる冷媒の過冷却度が大きくなる。
冷却熱交換器(45)で冷却された冷媒は、膨張弁(33)で低圧まで減圧される。減圧された冷媒は、庫内熱交換器(60)を流れる。庫内熱交換器(60)では、冷媒が庫内空気から吸熱し、蒸発する。この結果、庫内熱交換器(60)は、庫内空気を冷却する。蒸発した冷媒は、圧縮機(31)に吸入され、再び圧縮される。
コンテナ本体(2)の庫内空気は、収容空間(5)と庫内流路(20)とを循環する。庫内流路(20)では、庫内空気が庫内熱交換器(60)によって冷却される。これにより、収容空間(5)の庫内空気を冷却でき、庫内空気を所定温度に調節できる。
〈庫内熱交換器〉
図2、図4〜図8を参照しながら庫内熱交換器(60)の詳細を説明する。図2に示すように、庫内熱交換器(60)は、仕切板(15)から隔壁(12)に向かって水平よりもやや下方に傾いた状態でケーシング(11)に支持される。庫内熱交換器(60)は、多数のフィン(F)と、伝熱管(64)と、3つの管板(61,62,63)とを有する。
以下に述べる方向は、輸送用冷凍装置(10)を収容空間(5)側から視た場合を基準とする。図2及び図4における第1方向は、左右方向である。第1方向は、多数のフィン(F)の配列方向に対応する。図2及び図4における第2方向は、概ね上下方向に対応する。厳密には、第2方向は、フィン(F)の長手方向に直交する幅方向に対応する。図4における第3方向は、概ね前後方向に対応する。厳密には、第3方向は、フィン(F)の長手方向に対応する。
〈フィン〉
フィン(F)は、前後に延びる平行四辺形板状に形成される。フィン(F)は、空気と冷媒との伝熱面積を増大させる。多数のフィン(F)は、互いに平行となるように左右に配列される。
〈伝熱管〉
伝熱管(64)の内部には、庫内空気と熱交換する冷媒が流れる。伝熱管(64)は、直管と、図4に示すU字管(64a)とを含む。直管は、多数のフィン(F)の配列方向に延びている。
〈管板〉
3つの管板(61,62,63)は、第1管板(61)、第2管板(62)、及び中間管板(63)で構成される。第1管板(61)は、庫内熱交換器(60)の左側端部に配置される。第2管板(62)は、庫内熱交換器(60)の右側端部に配置される。中間管板(63)は、庫内熱交換器(60)の第1方向の中間部に配置される。
第1管板(61)と第2管板(62)との間には、多数のフィン(F)が配列される。第1管板(61)と第2管板(62)との間には、庫内空気が流れる熱交換領域(A)が形成される。熱交換領域(A)は、図5及び図9における一点鎖線で囲んだ領域である。
各管板(61,62,63)は、フィン(F)と平行に配置される略板状の部材である。各管板(61,62,63)には、伝熱管(64)が貫通する複数の貫通穴が形成される。各管板(61,62,63)は、伝熱管(64)を支持する部材である。
各管板(61,62,63)の前側端部は、隔壁(12)に固定される。各管板(61,62,63)の後側端部は、仕切板(15)に固定される。各管板(61,62,63)は、隔壁(12)及び仕切板(15)に固定されることで、ケーシング(11)に支持される。言い換えると、各管板(61,62,63)は、庫内熱交換器(60)をケーシング(11)に固定する部材を兼用する。
〈第1管板〉
図6に示すように、第1管板(61)は、第1支持板(65)を有する。第1支持板(65)は、第1管板(61)の下端部に形成される。第1支持板(65)は、第1管板(61)の本体から下方に突出した部分を折り返して成形される。第1支持板(65)は、第3方向に延びる横長に形成される。第1支持板(65)は、第2方向において、熱交換領域(A)と重ならない位置にある。
第1支持板(65)は、第1板部(65a)と第2板部(65b)とを含む。第1板部(65a)は、第1管板(61)を左側方に切り起こした部分である。第2板部(65b)は、第1板部(65a)の左縁部から下側へ突出する。第2板部(65b)は、フィン(F)と略平行な板状に形成される。
〈第2管板〉
図7に示すように、第2管板(62)は、第2支持板(66)を有する。第2支持板(66)は、第2管板(62)の下端部に形成される。第2支持板(66)は、第2管板(62)を右側方に切り起こした部分である。第2支持板(66)は、第3方向に延びている。第2支持板(66)の下面には、クリップ部材(80)を介してヒータ管(70)の発熱管部(70A)が保持される。
〈中間管板〉
図8に示すように、中間管板(63)は、中間支持板(67)を有する。中間支持板(67)は、中間管板(63)の下端に形成される。中間支持板(67)は、第3方向に延びている。中間支持板(67)には、複数の切り欠き(68)が形成される。複数の切り欠き(68)は、第3方向に配列される。複数の切り欠き(68)の各々は、第1切り欠き部(68a)と第2切り欠き部(68b)とをそれぞれ含む。
第1切り欠き部(68a)は、中間支持板(67)の下縁から上側に延びる。第2切り欠き部(68b)は、第1切り欠き部(68a)と連続する。第2切り欠き部(68b)は、第1切り欠き部(68a)の上端から第3方向前側に延びる。言い換えると、第2切り欠き部(68b)は、第1切り欠き部(68a)の上端から斜め下方に延びる。各第2切り欠き部(68b)には、ヒータ管(70)のストレート部(71)がそれぞれ引っ掛けられる。ヒータ管(70)が庫内熱交換器(60)に取り付けられるとき、第2切り欠き部(68b)は、ヒータ管(70)を仮置きする仮置き部として機能する。第2切り欠き部(68b)は、ヒータ管(70)を引っ掛ける引っ掛け部である。
〈ヒータの詳細〉
図4〜図8に示すように、ヒータ(H)は、3つのヒータ管(70)を有する。ヒータ管(70)の数量は、1つ、2つ、又は4つ以上であってもよい。各ヒータ管(70)は、略U字形状である。各ヒータ管(70)は、厳密にいうと、熱を発する発熱管部(70A)と、熱を発しない非発熱管部(70B)とをそれぞれ有する。3つのヒータ管(70)は、庫内熱交換器(60)の下面に沿って配置される。3つのヒータ管(70)は、第3方向に所定の間隔を置いて配列される。
〈発熱管部〉
各発熱管部(70A)は、一対のストレート部(71)と1つの曲げ部(72)とをそれぞれ有する。発熱管部(70A)の内部には、熱源であるニクロム線が通っている。
一対のストレート部(71)は、第3方向に所定の間隔を置いて隣り合う。一対のストレート部(71)は、互いに等間隔を置くように第1方向に延びている。ストレート部(71)の一端は、第2管板(62)より内側(左側)に位置する。ストレート部(71)の他端は、第1管板(61)よりやや外側(左側)に位置する。
曲げ部(72)は、一対のストレート部(71)の一端を互いに連結する。曲げ部(72)は、円弧状、あるいは半円形状に形成される。
〈非発熱管部〉
図6に示すように、非発熱管部(70B)は、ストレート部(71)の他端側に配置される。非発熱管部(70B)は、ストレート部(71)から下側に延びる。非発熱管部(70B)は、第1支持板(65)に沿うように下側に延びる。非発熱管部(70B)は、可撓性のチューブを含んでもよい。可撓性のチューブは、例えばシリコン材料で構成される。非発熱管部(70B)は、第2方向において、熱交換領域(A)と重ならない位置にある。
〈ヒータ管の支持構造〉
庫内熱交換器(60)にヒータ管(70)を支持するための支持構造を説明する。支持構造は、固定板(75)、固定部材(76)、及びクリップ部材(80)を含む。
〈固定板〉
図8に示すように、固定板(75)は、ヒータ管(70)が仮置き状態であるときに、中間支持板(67)に取り付けられる。固定板(75)は、中間支持板(67)に沿って第3方向に延びている。固定板(75)の上縁には、複数の固定側切り欠き(75a)が形成される。各ストレート部(71)は、複数の固定側切り欠き(75a)をそれぞれ通る。固定板(75)は、中間支持板(67)と板厚方向に重なるように、ボルトなどの締結具によって中間支持板(67)に固定される。固定板(75)が中間支持板(67)に固定されると、第2切り欠き部(68b)の内縁と、固定側切り欠き(75a)の内縁との間にヒータ管(70)が保持される。
〈固定部材〉
図6に示すように、輸送用冷凍装置(10)は、非発熱管部(70B)を固定する固定部材(76)を有する。本実施形態の輸送用冷凍装置(10)は、ヒータ管(70)の数に対応して3つの固定部材(76)を有する。
各固定部材(76)は、固定部本体(76a)と、2つの押さえ板(76b)とをそれぞれ有する。固定部本体(76a)は、第3方向に延びる板状に形成される。固定部本体(76a)は、ボルトなどの締結具により、第1管板(61)に固定される。具体的には、固定部本体(76a)は、第1支持板(65)の第2板部(65b)の右側面に固定される。
一対の押さえ板(76b)は、固定部本体(76a)の第3方向の両端にそれぞれ1つずつ設けられる。一対の押さえ板(76b)は、1つのヒータ管(70)における一対の非発熱管部(70B)にそれぞれに対応する。押さえ板(76b)は、管状の非発熱管部(70B)の外周面に沿うように湾曲する。押さえ板(76b)は、非発熱管部(70B)と接触する円弧面を有する。固定部材(76)が第1管板(61)に固定されると、非発熱管部(70B)が第2板部(65b)に押し付けられる。非発熱管部(70B)は、熱交換領域(A)と第2方向に重ならない位置において、固定部材(76)によって庫内熱交換器(60)における第1管板(61)の第2板部(65b)に固定される。
〈クリップ部材の概要〉
図7に示すように、クリップ部材(80)は、第2管板(62)に固定される。クリップ部材(80)は、取付板(81)と、板ばね部(82)と、取付板(81)及び板ばね部(82)を連結する連結部(83)とを有する。クリップ部材(80)は、取付板(81)と板ばね部(82)との間にヒータ管(70)の曲げ部(72)を挟み込んで保持する。クリップ部材(80)は、ヒータ管(70)の第2方向の移動を規制する。
〈ヒータの配置の詳細〉
図9に示すように、ヒータ(H)は、庫内熱交換器(60)の下側に、庫内熱交換器(60)の下面に沿って配置される。ヒータ(H)は、庫内流路(20)における隔壁(12)寄りに配置されている。
ここで、隔壁(12)とヒータ(H)との最短距離を第1距離S1とし、仕切板(15)とヒータ(H)との最短距離を第2距離S2とする。具体的には、第1距離S1は、水平方向における、隔壁(12)の庫内壁(12b)と、隔壁(12)に最も近いヒータ管(70)の発熱管部(70A)との最短距離である。第2距離S2は、水平方向における、仕切板(15)の第2面(15b)と、仕切板(15)に最も近いヒータ管(70)の発熱管部(70A)との最短距離である。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、第1距離S1は、33mmであり、第2距離S2は、78mmである。輸送用冷凍装置(10)は、S1<S2の関係を満たす。
言い換えると、ヒータ(H)の中央部(X)は、庫内流路(20)の中央線(Z)よりも隔壁(12)側に位置する。ヒータ(H)の中央部(X)は、隔壁(12)に最も近いヒータ管(70)の発熱管部(70A)の中心(C1)と、仕切板(15)に最も近いヒータ管(70)の発熱管部(70A)の中心(C2)とを結ぶ線分の中点である。庫内流路(20)の中央線(Z)は、水平方向における、隔壁(12)の庫内壁(12b)及び仕切板(15)の第2面(15b)から等距離にある点を通る仮想線である。
以上のように、ヒータ(H)は、庫内流路(20)における隔壁(12)寄りに配置されている。このため、ヒータ(H)が発熱した際に、ヒータ(H)の熱が仕切板(15)を介して収容空間(5)に収容された輸送対象物品に伝わることを抑制できる。
〈断熱部〉
図9に示すように、仕切板(15)の第2面(15b)には、断熱部(I)が設けられている。断熱部(I)は、庫内熱交換器(60)の後側から下方に向かって、仕切板(15)に沿って配置される。断熱部(I)は、カバー部材(90)と空気層(91)とで構成される。カバー部材(90)は、第1部材に対応する。
カバー部材(90)は、仕切板(15)の第2面(15b)の一部を覆う板状の部材である。カバー部材(90)は、第1方向に延びる横長に形成される。カバー部材(90)の第1方向の長さは、庫内熱交換器(60)の第1方向の長さと概ね同じである。カバー部材(90)は、仕切板(15)に固定される。カバー部材(90)は、仕切板(15)の第2面(15b)から隔壁(12)側に向かって凹んでいる。
カバー部材(90)は、第1正面部(90a)と、第2正面部(90b)と、連続部(90c)と、上面部(90d)と、下面部(90e)とを有する。下から上へ向かって順に、下面部(90e)と、第1正面部(90a)と、連続部(90c)と、第2正面部(90b)と上面部(90d)とが連続して形成されている。カバー部材(90)の右側面及び左側面は、その一部が板状の部材によって覆われている。
第1正面部(90a)は、ヒータ(H)の後側方に位置する。第1正面部(90a)は、庫内熱交換器(60)の下側に位置する。第2正面部(90b)は、庫内熱交換器(60)の後側方に位置する。第2正面部(90b)は、庫内熱交換器(60)における各フィン(F)の後側端部と接触している。
第1正面部(90a)及び第2正面部(90b)は、鉛直方向に延びる矩形状に形成されている。第1正面部(90a)及び第2正面部(90b)は、その長手方向が第1方向となり、その短手方向が鉛直方向となるように形成されている。第1正面部(90a)及び第2正面部(90b)は、仕切板(15)の第2面(15b)と間隔を置いて配置されている。第1正面部(90a)と仕切板(15)の第2面(15b)との距離は、第2正面部(90b)と仕切板(15)の第2面(15b)との距離よりも大きい。
連続部(90c)は、第1正面部(90a)の上端と、第2正面部(90b)の下端とを繋いでいる。連続部(90c)は、第1正面部(90a)及び第2正面部と同様に、長手方向が第1方向となるように形成されている。連続部(90c)は、庫内熱交換器(60)の下面の後側に沿っている。連続部(90c)の上面は、庫内熱交換器(60)における各フィン(F)の下面の一部と接触している。
上面部(90d)は、第2正面部(90b)の上端と、仕切板(15)の第2面(15b)とを繋いでいる。上面部(90d)は、第2正面部(90b)の上端から第3方向後側(仕切板(15)側)に延びる矩形状に形成されている。上面部(90d)は、その長手方向が第1方向となり、その短手方向が第3方向となるように形成されている。上面部(90d)は、仕切板(15)に向かって水平よりもやや上方傾いた状態で配置される。
下面部(90e)は、第1正面部(90a)の下端と、仕切板(15)の第2面(15b)とを繋いでいる。下面部(90e)は、第1正面部(90a)の下端から水平方向仕切板(15)側に延びる矩形状に形成されている。下面部(90e)は、概ね水平に配置されている。下面部(90e)は、水平方向に対して傾いて配置されてもよい。
空気層(91)は、カバー部材(90)と仕切板(15)の第2面(15b)との間に形成される。具体的には、空気層(91)は、カバー部材(90)における第1正面部(90a)、第2正面部(90b)、連続部(90c)、上面部(90d)、及び下面部(90e)と、仕切板(15)の第2面(15b)とによって囲まれた空間に存在する空気によって形成される。
断熱部(I)は、第1断熱部(I1)と第2断熱部(I2)とを備える。第1断熱部(I1)は、カバー部材(90)の第1正面部(90a)、連続部(90c)及び下面部(90e)と、空気層(91)のうち第1正面部(90a)に面する部分とで構成される。言い換えると、第1断熱部(I1)は、ヒータ(H)と仕切板(15)との間に配置されている。
第1断熱部(I1)の最上部は、ヒータ(H)の最上部よりも上に位置する。第1断熱部(I1)の最下部は、ヒータ(H)の最下部よりも下に位置する。隔壁(12)側から見て、カバー部材(90)の第1正面部(90a)と、全てのヒータ管(70)とが重なっている。言い換えると、第1断熱部(I1)は、隔壁(12)側から見て、ヒータ(H)と重なっている。第1断熱部(I1)は、ヒータ(H)と向かい合っている。ヒータ(H)は、隔壁(12)側から見て、カバー部材(90)の連続部(90c)又は下面部(90e)と重なっていてもよい。第1断熱部(I1)は、隔壁(12)側から見て、ヒータ(H)の一部と重なっていればよい。
第1断熱部(I1)は、ヒータ(H)と仕切板(15)との間に配置され、隔壁(12)側から見てヒータ(H)と重なっているので、ヒータ(H)の熱が仕切板(15)に直接伝わることを抑制できる。言い換えると、ヒータ(H)からの熱放射による仕切板(15)への伝熱を抑制できる。
第2断熱部(I2)は、カバー部材(90)の第2正面部(90b)及び上面部(90d)と、空気層(91)のうち第2正面部(90b)に面する部分とで構成される。言い換えると、第2断熱部(I2)は、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間に配置されている。第2断熱部(I2)の最上部は、庫内熱交換器(60)の最上部よりも上に位置する。第2断熱部(I2)の最下部は、庫内熱交換器(60)の後側面の最下部と実質的に同じ位置である。
隔壁(12)側から見て、カバー部材(90)の第2正面部(90b)と、庫内熱交換器(60)の後側面の全面とが重なっている。第2断熱部(I2)は、庫内熱交換器(60)の各フィン(F)の後側面と接触している。第2断熱部(I2)は、庫内熱交換器(60)の後側面の全面と接触していればよい。カバー部材(90)の連続部(90c)は、庫内熱交換器(60)における各フィン(F)の下面と接触していなくてもよい。
第2断熱部(I2)は、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間を埋めている。カバー部材(90)の連続部(90c)及び第2正面部(90b)は、庫内熱交換器(60)の各フィン(F)と接触している。このため、ヒータ(H)によって温められた空気が、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間に侵入することを抑制できる。これにより、ヒータ(H)によって温められた空気で、仕切板(15)における庫内熱交換器(60)の後側の部分が温められるのを抑制できる。
カバー部材(90)の第2正面部(90b)及び連続部(90c)が、庫内熱交換器(60)の各フィン(F)と接触しているので、仕切板(15)の熱容量が断熱部(I)及びフィン(F)の分だけ増加する。これにより、ヒータ(H)によって温められた空気の熱が断熱部(I)及びフィン(F)にも伝わり、仕切板(15)における断熱部(I)の後側の部分が温められるのを抑制できる。
カバー部材(90)の右側面及び左側面における板状部材で覆われていない部分には、開口が形成されている。右側面及び左側面の開口によって、庫内流路(20)の上部流路(23)と断熱部(I)の空気層(91)とは連通している。カバー部材(90)の右側面及び左側面に開口が形成されているので、空気の自然対流によって、上部流路(23)を流れる空気は、カバー部材(90)の内部に流入できるとともに、空気層(91)の空気は、上部流路(23)に流出できる。これにより、ヒータ(H)によって温められた空気の熱が断熱部(I)の空気層(91)に伝わっても、空気層(91)の温度が上昇することを抑制できる。
−実施形態1の特徴(1)−
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)は、隔壁(12)とヒータ(H)との最短距離である第1距離S1と、仕切板(15)とヒータ(H)との最短距離である第2距離S2とが、S1<S2の関係を満たす。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、ヒータ(H)の端部と仕切板(15)とが離れているので、ヒータ(H)が発熱した際に生じる放射熱が、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。これにより、仕切板(15)を介して輸送対象物品に伝わる熱を低減できる。その結果、輸送対象物品の温度上昇を抑制でき、輸送対象物品の品質が維持できる。
−実施形態1の特徴(2)−
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)の仕切板(15)は、金属で構成される。仕切板(15)の第2面(15b)には、隔壁(12)側から見たときにヒータ(H)と重なる部分に断熱部(I)が設けられる。
本実施形態の仕切板(15)は金属で構成されるので、熱を伝えやすい。断熱部(I)は、仕切板(15)におけるヒータ(H)に最も近い部分に設けられているので、ヒータ(H)が発熱した際に、ヒータ(H)の熱が断熱部(I)に遮られて、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。よって、輸送対象物品の温度上昇をより抑制できる。
−実施形態1の特徴(3)−
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、断熱部(I)は、第1断熱部(I1)と第2断熱部(I2)とを備える。第2断熱部(I2)は、仕切板(15)の第2面(15b)と熱交換器(60)との間に設けられるとともに、熱交換器(60)と接触している。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、仕切板(15)と熱交換器(60)との間に設けられた第2断熱部(I2)が熱交換器(60)と接触しているので、ヒータ(H)が発熱した際にヒータ(H)の熱が仕切板(15)に伝わることを抑制できる。
具体的には、ヒータ(H)によって温められた空気が、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間に侵入することを抑制できる。これにより、ヒータ(H)によって温められた空気で、仕切板(15)における庫内熱交換器(60)の後側の部分が温められるのを抑制できる。
また、カバー部材(90)の第2正面部(90b)及び連続部(90c)が、庫内熱交換器(60)の各フィン(F)と接触しているので、仕切板(15)の熱容量が断熱部(I)及びフィン(F)の分だけ増加する。これにより、ヒータ(H)によって温められた空気の熱が断熱部(I)及びフィン(F)にも伝わり、仕切板(15)における断熱部(I)の後側の部分が温められるのを抑制できる。その結果、輸送対象物品の温度上昇をより抑制できる。
−実施形態1の特徴(4)−
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、仕切板(15)に設けられるカバー部材(90)と、該カバー部材(90)と仕切板(15)との間に形成される空気層(91)とが断熱部(I)を構成する。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、断熱部(I)がカバー部材(90)と空気層(91)とによって構成されるので、ヒータ(H)の発熱に伴って生じた熱が、カバー部材(90)及び空気層(91)に遮られて、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。よって、輸送対象物品の温度上昇をより抑制できる。
−実施形態1の変形例−
〈変形例1〉
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、ヒータ(H)は、さらに隔壁(12)側に寄ってもよい。具体的には、2つのヒータ管(70)が、庫内流路(20)の中央線(Z)よりも隔壁(12)側に配置されてもよい。この場合、庫内流路(20)の中央線(Z)よりも隔壁(12)側にヒータ管(70)のストレート部(71)が4本配置される。庫内流路(20)の中央線(Z)よりも仕切板(15)側にヒータ管(70)のストレート部(71)が2本配置される。
〈変形例2〉
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、断熱部(I)は、複数のカバー部材(90)によって形成されてもよい。例えば、第1断熱部(I1)を形成する第1カバー部材と、第2断熱部(I2)を形成する第2カバー部材とが仕切板(15)に設けられてもよい。第1カバー部材は、第1正面部(90a)に相当する部分を含む。第2カバー部材は、第2正面部(90b)に相当する部分を含む。
〈変形例3〉
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、断熱部(I)は、断熱材で構成されてもよい。具体的には、断熱材は、仕切板(15)に沿って第1方向に延びる矩形板状に形成される。断熱材は、仕切板(15)に固定される。断熱材は、その表面が金属箔で覆われている。具体的には、断熱材の下面部、第1正面部、第2正面部、連続部及び上面部が金属箔で覆われている。
断熱部(I)が断熱材なので、ヒータ(H)の発熱に伴って生じた熱が、断熱材に遮られて、仕切板(15)に伝わりにくくなる。断熱材を金属箔で覆うことによって、ヒータ(H)から放射された放射熱が金属箔に当たって反射し、仕切板(15)に伝わることを抑制できる。よって、輸送対象物品の温度上昇を抑制できる。
《実施形態2》
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)は、実施形態1の輸送用冷凍装置(10)において、断熱部(I)の構成を変更して、シール部材(96)を追加したものである。ここでは、本実施形態の輸送用冷凍装置(10)について、実施形態1の輸送用冷凍装置(10)と異なる点を説明する。
〈断熱部〉
図10に示すように、断熱部(I)は、庫内熱交換器(60)の下側に、仕切板(15)に沿って配置される。
カバー部材(90)は、第1正面部(90a)と、上面部(90d)と、下面部(90e)とを有する。下から上へ向かって順に、下面部(90e)と、第1正面部(90a)と、上面部(90d)とが連続して形成されている。
第1正面部(90a)は、鉛直方向に延びる矩形状に形成されている。第1正面部(90a)は、その長手方向が第1方向となり、その短手方向が鉛直方向となるように形成されている。第1正面部(90a)は、仕切板(15)の第2面(15b)と間隔を置いて配置されている。
上面部(90d)は、第1正面部(90a)の上端と、仕切板(15)の第2面(15b)とを繋いでいる。上面部(90d)は、第1正面部(90a)の上端から第3方向後側(仕切板(15)側)に延びる矩形状に形成されている。上面部(90d)は、その長手方向が第1方向となり、その短手方向が第3方向となるように形成されている。言い換えると、上面部(90d)は、仕切板(15)に向かって水平よりもやや上方傾いた状態で配置される。
下面部(90e)は、第1正面部(90a)の下端と、仕切板(15)の第2面(15b)とを繋いでいる。下面部(90e)は、第1正面部(90a)の下端から水平方向仕切板(15)側に延びる矩形状に形成されている。下面部(90e)は、概ね水平に配置されている。下面部(90e)は、水平方向に対して傾いて配置されてもよい。
空気層(91)は、カバー部材(90)と仕切板(15)の第2面(15b)との間に形成される。具体的には、空気層(91)は、カバー部材(90)における第1正面部(90a)、上面部(90d)、及び下面部(90e)と、仕切板(15)の第2面(15b)とによって囲まれた空間に存在する空気によって形成される。
断熱部(I)は、ヒータ(H)と仕切板(15)との間に配置されている。断熱部(I)の最上部は、ヒータ(H)の最上部よりも上に位置する。断熱部(I)の最下部は、ヒータ(H)の最下部よりも下に位置する。隔壁(12)側から見て、カバー部材(90)の第1正面部(90a)と、全てのヒータ管(70)とが重なっている。言い換えると、断熱部(I)は、隔壁(12)側から見て、ヒータ(H)と重なっている。断熱部(I)は、ヒータ(H)と向かい合っている。ヒータ(H)は、隔壁(12)側から見て、カバー部材(90)の上面部(90d)又は下面部(90e)と重なっていてもよい。断熱部(I)は、隔壁(12)側から見て、ヒータ(H)の一部と重なっていればよい。
断熱部(I)は、ヒータ(H)と仕切板(15)との間に配置され、隔壁(12)側から見てヒータ(H)と重なっているので、ヒータ(H)の熱が仕切板(15)に直接伝わることを抑制できる。言い換えると、ヒータ(H)からの熱放射による仕切板(15)への伝熱を抑制できる。
〈シール部材〉
仕切板(15)と庫内熱交換器(60)との間に、シール部材(96)が配置されている。シール部材(96)は、樹脂によって構成される。シール部材(96)は、第1シール部(96a)と、第2シール部(96b)と、第3シール部(96c)とを有する。第1シール部(96a)と、第2シール部(96b)と、第3シール部(96c)とは、上から下へこの順で連続して形成される。
第1シール部(96a)は、仕切板(15)の第2面(15b)を覆うシート状に部分である。第1シール部(96a)は、仕切板(15)の第2面(15b)と庫内熱交換器(60)の後側面との間に形成される。第1シール部(96a)は、鉛直方向に延びる矩形状に形成されている。第1シール部(96a)の上端は、庫内熱交換器(60)の後側面の上端と同じ高さに位置する。第1シール部(96a)の下端は、庫内熱交換器(60)の後側面の下端と同じ高さに位置する。第1シール部(96a)は、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間を埋めている。
第2シール部(96b)は、庫内熱交換器(60)の下面とカバー部材(90)の上面部(90d)との間に形成される。第2シール部(96b)は、第1シール部(96a)の下端から下方に延びる。第2シール部(96b)は、庫内熱交換器(60)の全幅に亘って形成される。第2シール部(96b)の厚さは、第1シール部(96a)の厚さよりも大きい。第2シール部(96b)の上端面は、庫内熱交換器(60)の下面と接する。第2シール部(96b)の下端面の一部は、カバー部材(90)の上面部(90d)の全面と接する。第2シール部(96b)は、庫内熱交換器(60)とカバー部材(90)との間を埋めている。
第3シール部(96c)は、カバー部材(90)の前側側方に形成される。第3シール部(96c)は、第2シール部(96b)の下端から下方に延びる。第3シール部(96c)は、庫内熱交換器(60)の全幅に亘って形成される。第3シール部(96c)の厚さは、第1シール部(96a)の厚さより大きく、第2シール部(96b)の厚さより小さい。第3シール部(96c)は、カバー部材(90)の第1正面部(90a)の上部と接する。第2シール部(96b)及び第3シール部(96c)は、カバー部材(90)の上部を覆っている。言い換えると、シール部材(96)の下部は、断熱部(I)の上部と接している。
以上のように、シール部材(96)は、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間、及び庫内熱交換器(60)とカバー部材(90)との間を埋めている。このため、ヒータ(H)によって温められた空気が、庫内熱交換器(60)と仕切板(15)との間、及び庫内熱交換器(60)とカバー部材(90)との間に侵入することを抑制できる。これにより、ヒータ(H)によって温められた空気で、仕切板(15)における庫内熱交換器(60)の後側の部分が温められるのを抑制できる。
−実施形態2の特徴(1)−
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)は、シール部材(96)を備える。シール部材(96)は、仕切板(15)と上記熱交換器(60)との間に配置される。シール部材(96)は、断熱部(I)と接している。
本実施形態の輸送用冷凍装置(10)では、ヒータ(H)の発熱に伴って温められた空気が、熱交換器(60)と断熱部(I)との間、及び熱交換器(60)と仕切板(15)との間へ侵入することを抑えられる。その結果、温められた空気が仕切板(15)を介して収容空間(5)へ伝わりにくくなり、輸送対象物品の温度上昇をより抑制できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
輸送用コンテナ(1)は、陸上輸送に用いられてもよい。この場合、輸送用コンテナ(1)は、車両などの陸上輸送体によって搬送される。具体的には、輸送用コンテナ(1)は、トレーラに搭載される。
ヒータ管(70)は、庫内空気の加熱又は除湿に用いられてもよい。庫内空気の除湿では、庫内熱交換器(60)が庫内空気を露点温度以下まで冷却し、庫内空気を除湿する。ヒータ管(70)は、除湿した空気を目標温度まで加熱する。
庫内熱交換器(60)は、熱交換領域(A)が完全に水平な状態で配置されてもよい。庫内熱交換器(60)は、熱交換領域(A)が側方を向く状態で配置されてもよい。この場合にも、ヒータ管(70)は、熱交換領域(A)に沿うようにクリップ部材(80)に保持される。
ヒータ管(70)の曲げ部(72)の形状は、円弧状、あるいは半円形状に限られない。曲げ部(72)は、略U状に形成されてもよく、略V字状に形成されてもよい。このように、曲げ部(72)は、滑らかな円弧状でなくてもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、輸送用冷凍装置、及び輸送用コンテナについて有用である。
1 輸送用コンテナ
2 コンテナ本体
5 収容空間
10 輸送用冷凍装置
12 隔壁
15 仕切板
15a 第1面
15b 第2面
60 庫内熱交換器(熱交換器)
90 カバー部材(第1部材)
91 空気層
96 シール部材
H ヒータ
I 断熱部
X 中央部
Z 中央線

Claims (5)

  1. 輸送対象物品を収容するための収容空間(5)を形成するコンテナ本体(2)に取り付けられる輸送用冷凍装置(10)であって、
    上記コンテナ本体(2)の内部と外部とを仕切る隔壁(12)と、
    第1面(15a)が上記収容空間(5)に面し、該第1面(15a)の反対側の第2面(15b)が上記隔壁(12)と向かい合う位置に設けられた仕切板(15)と、
    上記隔壁(12)と上記仕切板(15)との間に設けられ、上記コンテナ本体(2)の内部空気を冷却する熱交換器(60)と、
    上記熱交換器(60)の下側に設けられ、上記熱交換器(60)に付着した霜を加熱するヒータ(H)と、
    上記仕切板(15)の第2面(15b)に設けられた断熱部(I)とを備え、
    上記隔壁(12)と上記ヒータ(H)との最短距離である第1距離S1と、上記仕切板(15)と上記ヒータ(H)との最短距離である第2距離S2とが、S1<S2の関係を満たし、
    上記断熱部(I)は、上記仕切板(15)の第2面(15b)の一部を覆う第1部材(90)と、該第1部材(90)と上記仕切板(15)との間に形成される空気層(91)とで構成され、
    上記第1部材(90)は、
    上記仕切板(15)に沿った板状に形成されて上記ヒータ(H)の側方に位置する第1正面部(90a)と、
    上記仕切板(15)に沿った板状に形成されて上記熱交換器(60)の側端部と接触するとともに、上記仕切板(15)との距離が上記第1正面部(90a)と上記仕切板(15)との距離よりも短い第2正面部(90b)と、
    上記第1正面部(90a)の上端と上記第2正面部(90b)の下端を繋ぐ板状に形成されて上記熱交換器(60)の下面の一部と接触する連続部(90c)とを含むことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記仕切板(15)は、金属で構成され、
    上記断熱部(I)は、上記仕切板(15)の第2面(15b)における、上記隔壁(12)側から見たときに上記ヒータ(H)と重なる部分に設けられることを特徴とする輸送用冷凍装置。
  3. 請求項2において、
    上記断熱部(I)は、
    上記隔壁(12)側から見たときに上記ヒータ(H)と重なる部分に設けられた第1断熱部(I1)と、
    上記仕切板(15)の第2面(15b)と上記熱交換器(60)との間に設けられるとともに、上記熱交換器(60)と接触している第2断熱部(I2)とを備える
    ことを特徴とする輸送用冷凍装置。
  4. 請求項2又は3において、
    上記断熱部(I)は、表面が金属箔で覆われた断熱材であることを特徴とする輸送用冷凍装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の輸送用冷凍装置(10)と、
    コンテナ本体(2)とを備えることを特徴とする輸送用コンテナ。
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