JP2014234955A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Yukimasa Saruwatari
幸将 猿渡
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Abstract

【課題】省エネ性に優れ、信頼性、サービス性が高い冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷蔵庫は、開口部を備えた断熱箱体と、圧縮機24、冷媒の熱を放熱し開口部へ冷媒が流す第1の放熱経路、第1の放熱経路をバイパスする第2の放熱経路、第1と第2の放熱経路とを切り替える第1切り替え弁45、各減圧機構43a、43bから送られる冷媒が蒸発する冷却器7および第1・第2の減圧機構への冷媒経路とを切り替える第2切り替え弁46が連結される冷凍サイクル1Sと、開口部の温度を検知する開口部温度センサ47と、第1・第2の各減圧機構43a、43bの温度を検知する第1・第2温度センサ48、49と、開口部温度センサ47の温度によって第1の放熱経路に冷媒が正常な流れかを検出し、第1・第2温度センサ48、49の温度により減圧機構43a、43bに冷媒が正常な流れかを検出する制御部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
従来、本発明の背景技術として、下記の特許文献1〜3がある。
特許文献1(特開2002−364937号公報)には、圧縮機,凝縮器,キャピラリチューブ(減圧装置),蒸発器を備え、凝縮器の出口と蒸発器の入口の間に開閉弁を備えて、圧縮機の停止と同時に開閉弁を閉じて、圧縮機停止中は開閉弁を閉じた状態を維持するように制御される冷蔵庫が記載されている。
特許文献2(特開2012−57885号公報)には、圧縮機,凝縮器,冷媒流量調整手段(弁),キャピラリチューブ(減圧装置),蒸発器を備えて、圧縮機停止時の放熱手段内の液冷媒の分布を制御して、凝縮器の一部の放熱パイプを断熱箱体開口部に配設することで、結露防止手段周辺部の温度低下を抑制する冷蔵庫が記載されている。
特許文献3(特開2005−140412号公報)には、圧縮機,凝縮器,減圧装置,蒸発器を順次冷媒管で接続した回路を備え、通常負荷時とデフロスト時用のキャピラリチューブ(減圧装置)を備え、三方弁によるキャピラリチューブ切り替え制御を実施し、省エネルギ化を図る冷蔵庫が記載されている。
特開2002−364937号公報(段落0021,第1図等) 特開2012−57885号公報(第8図等) 特開2005−140412号公報(第3図等)
ところで、特許文献1に記載の冷蔵庫では、扉体によって開閉される開口部を有する断熱箱体によって形成される構成において、庫内から冷却されるため、外気に触れる機会が多い開口部近傍に特に結露が生じやすいという特有の問題に対する配慮がなされていない。そのため、開口部近傍に外気中の水分により著しい結露が生じることがある。
特許文献2に記載の冷蔵庫では、凝縮器の一部の放熱パイプを、断熱箱体の開口部に配設しているので、圧縮機稼働中は、放熱パイプ内を流れる高温冷媒の放熱作用によって開口部近傍が加熱されて結露を防止できる。しかしながら、開口部の放熱パイプ温度を直接検知していないため、必要以上に開口部で放熱させてしまう場合がある。
特許文献3に記載の冷蔵庫では、通常時と除霜時とでキャピラリチューブの切り替え制御を実施しているが、冷媒の流れを精確に把握しているわけではない。そのため、冷媒の流れに異常をきたしている場合には、切り替え制御が行われていないこととなる。
特許文献1,2,3に記載の冷蔵庫では、冷媒経路,キャピラリチューブの詰まりやステッピングモータで構成された冷媒経路切り替え弁の動作不良などによる冷蔵庫の故障や冷却不良などに対し、冷媒経路の冷媒の流れや切り替え弁の位置を目視で確認することができない。
そのため、何処の冷媒経路や切り替え弁に不具合があるのか正確に判断できない。また、冷蔵庫内の温度センサや外気温度センサの温度により、間接的に冷媒経路や切り替え弁の位置を推定して制御していたため、庫内への熱流入による消費電力量の増加が懸念される。
本発明は上記実状に鑑み、省エネ性に優れ、信頼性、サービス性が高い冷蔵庫の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の冷蔵庫は、扉体により開閉される開口部を備えた断熱箱体と、冷媒を圧縮する圧縮機、該圧縮機から送られた冷媒の熱を放熱するとともに、前記開口部の結露を抑制するために前記開口部へ冷媒が流される第1の放熱経路、前記第1の放熱経路をバイパスして前記圧縮機と冷媒を減圧する減圧手段の第1の減圧機構および該第1の減圧機構よりも細管の第2の減圧機構が連結される第2の放熱経路、冷媒の流れを前記第1の放熱経路と第2の放熱経路との何れかに切り替える第1切り替え弁、前記各減圧機構から送られる冷媒が蒸発して空気を冷却する冷却器、および、前記第1の減圧機構への冷媒経路と前記第2の減圧機構への冷媒経路とを切り替える第2切り替え弁が連結され冷媒が循環する冷凍サイクルと、前記第1の放熱経路の前記開口部の温度を検知する開口部温度センサと、前記第1と前記第2の各減圧機構の各温度をそれぞれ検知する第1温度センサおよび第2温度センサとを備える。そして、制御部が、前記開口部温度センサが検出する温度によって前記第1の放熱経路に冷媒が正常に流れているか否かを検出するとともに、前記第1温度センサが検出する温度と前記第2温度センサが検出する温度とによって前記各減圧機構の各々に冷媒が正常に流れているか否かを検出する構成とした。
本発明によれば、省エネ性に優れ、信頼性、サービス性が高い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面外観図。 冷蔵庫の庫内の構成を表す図1のA−A断面図。 冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図。 冷蔵庫の冷凍サイクルの構成を表す模式図。 冷蔵庫における放熱パイプの配設位置を表す斜視図。 冷蔵庫の放熱経路の切り替え制御を示すフローチャート。 冷蔵庫の第1の放熱経路と切り替え弁の異常検出制御を示すフローチャート。 冷蔵庫の減圧機構のキャピラリチューブの切り替え制御を示すフローチャート。
本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の冷蔵庫の正面外観図である。図2は、冷蔵庫の庫内の構成を表す図1のA−A断面図である。
実施形態の冷蔵庫1は、冷媒が流れる複数の冷媒経路にそれぞれ温度センサを配設し、冷媒経路の温度に基づき、冷媒経路の切り替えを行うとともに故障の診断方法を提供する。
冷蔵庫1は、その本体の冷蔵庫本体1H(図2参照)に上方から、冷蔵室2,製氷室3および上段冷凍室4,下段冷凍室5,および野菜室6を備えている。なお、製氷室3と上段冷凍室4は,冷蔵室2と下段冷凍室5との間に左右に並設されている。
冷蔵室2および野菜室6は、冷蔵温度帯の貯蔵室であり、例えばおよそ3〜5℃に制御されている。一方、製氷室3,上段冷凍室4および下段冷凍室5は、冷凍温度帯の貯蔵室であり、例えばおよそ−18℃に制御されている。
冷蔵室2は、前方側に左右に分割された観音開き(いわゆるフレンチ型)の冷蔵室扉2a,2bを有している。製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5,野菜室6は、それぞれ引き出し式の扉の製氷室扉3a,上段冷凍室扉4a,下段冷凍室扉5a,および野菜室扉6aを有している。
また、図2に示すように、各扉(2a,2b,3a,4a,5a,6a)の貯蔵室側の面には、各扉の外縁に沿ってゴム製等のシール部材(図示せず)が設けられている。各扉の閉鎖時、シール部材が弾性変形して扉と本体1Hとの間を密封することで、貯蔵室(2,3,4,5,6)内への外気の侵入、および貯蔵室からの冷気漏れを抑制している。
冷蔵庫本体1Hは、各貯蔵室(2,3,4,5,6)に設けた扉(2a,2b,3a,4a,5a,6a)の開閉状態をそれぞれ検知する扉センサ(図示せず)と、各扉が開放していると判定された状態が所定時間、例えば、1分間以上継続された場合に使用者に報知するアラーム(図示せず)とを有している。
また、冷蔵庫本体1Hは、冷蔵室2の温度設定や、上段冷凍室4や下段冷凍室5の温度設定を行う温度設定器等(図示せず)を備えている。
冷蔵庫本体1Hの庫外と庫内は、樹脂製の内箱1bと表面塗装された鋼板製の外箱1aとの間に発泡断熱材(発泡ポリウレタン)を充填される断熱箱体10により断熱して隔てられている。なお、冷蔵庫本体1Hにおいて、外箱1aと、内箱1bと、外箱1a、内箱1b間の発泡断熱材とで構成される箱体を断熱箱体10と称する。
また、冷蔵庫本体1Hの断熱箱体10の外箱1a内面には、発泡断熱材より熱伝達率が低く断熱性が高い複数の真空断熱材25が実装されている。
冷蔵庫本体1Hは、冷蔵室2と、上段冷凍室4および製氷室3(図1参照、図2中で製氷室3は図示されていない)とが、間に配置される上側断熱仕切壁51(図2参照)により断熱的に隔てられている。同様に、下段冷凍室5と野菜室6とが、間に配置される下側断熱仕切壁52(図2参照)により断熱的に隔てられている。
図3は、冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図であり、冷気ダクトや吹き出し口の配置などを示す。図3中、冷気ダクトは破線で示し、吹き出し口は破線で示している。
下段冷凍室5の上部には、図2、図3に示すように、横仕切部53が設けられており、横仕切部53は、製氷室3および上段冷凍室4と、下段冷凍室5とを上下方向に仕切っている。また、横仕切部53の上部には、製氷室3と上段冷凍室4との間を左右方向に仕切る縦仕切部54(図3参照)が設けられている。
なお、製氷室3,上段冷凍室4および下段冷凍室5は、いずれも冷凍温度帯なので、横仕切部53および縦仕切部54は、各扉のシール部材を受けるために、少なくとも冷蔵庫本体1Hの前側にあればよい。すなわち、冷凍温度帯の各貯蔵室(3,4,5)間で気体の移動があってもよく、断熱区画しなくもよい。つまり、縦仕切部54は、冷蔵庫本体1Hの前部に有って、左右の製氷室3と上段冷凍室4とは、同空間とされてもよい。横仕切部53は、冷蔵庫本体1Hの前部に有って、製氷室3および上段冷凍室4と下段冷凍室5とは、同空間とされてもよい。
一方、上段冷凍室4を、冷凍温度帯と冷蔵温度帯との温度切替室とする場合は、断熱区画する必要があることから、横仕切部53および縦仕切部54は、冷蔵庫本体1Hの前側から背面壁1H2(図2参照)まで延在させる。
横仕切部53(図2参照)は、下側断熱仕切壁52の前面および左右側面壁1H1の前面とともに、下段冷凍室扉5aの貯蔵室側の面に設けられるシール部材(図示せず)を受けて、下段冷凍室5と下段冷凍室扉5aとの間での気体の移動を抑制する。同様に、冷蔵室扉2a,2b、製氷室扉3a、上段冷凍室扉4a、および野菜室扉6aの貯蔵室側の面に設けたシール部材(図示せず)は、横仕切部53,縦仕切部54,上側断熱仕切壁51、下側断熱仕切壁52、および冷蔵庫本体1Hの左右側面壁1H1の前面と接することで、各貯蔵室(2,3,4,6)とそれぞれの扉(2a,2b,3a,4a,5a,6a)との間での気体の移動を抑制する。
冷蔵室扉2a,2bの貯蔵室内側には内方に突出して、鉛直方向に複数の扉ポケット32が備えられている。
また、冷蔵室2には、ユーザが食品などを載置する複数の棚36が鉛直方向に設けられている。棚36により、冷蔵室2は鉛直方向に複数の貯蔵スペースに区画されている。
図2に示すように、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5および野菜室6は、それぞれ前方に備えられた扉(3a,4a,5a,6a)と一体に前後方向に移動する収納容器3b,4b,5b,6bがそれぞれ設けられている。そして、製氷室扉3a,上段冷凍室扉4a,下段冷凍室扉5aおよび野菜室扉6aは、それぞれ不図示の取手部に手を掛けて手前側に引き出すことにより、収納容器3b,4b,5b,6bとともに引き出せるようになっている。
<冷蔵庫1の冷却>
図2、図3に示すように、冷蔵庫1は、冷却手段として、冷媒の蒸発熱で庫内の空気を冷却する蒸発器7を備えている。蒸発器7、例えばフィンチューブ型熱交換器は、下段冷凍室5の略背部に備えられた蒸発器収納室8内に配置されている。また、蒸発器収納室8内の蒸発器7の上方には、送風手段として庫内送風機9、例えばプロペラファンが設けられている。
冷蔵室2の後方には、冷蔵室2に冷気を送る冷蔵室送風ダクト11が配設されている。一方,製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5の後方には、それぞれに冷気を送る冷凍室送風ダクト12が配設されている。
蒸発器7内を流れる冷媒と熱交換して冷却された空気は、庫内送風機9によって、冷蔵室送風ダクト11を介して、冷蔵室2,野菜室6の各貯蔵室へそれぞれ送られる。
蒸発器7内を流れる冷媒と熱交換して冷却された空気は、庫内送風機9によって、冷凍室送風ダクト12を介して、上段冷凍室4,下段冷凍室5,製氷室3の各貯蔵室へそれぞれ送られる。以下、蒸発器7で熱交換された低温の空気を「冷気」と称する。
冷蔵室2への送風は、冷蔵温度帯室への送風量を制御する冷蔵室ダンパ20により制御されている。製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5への送風は、冷凍温度帯室61への送風量を制御する冷凍室ダンパ50により制御されている。
ちなみに、冷蔵室2,製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5および野菜室6へ冷気を送る各送風ダクトは、図3に破線で示すように、冷蔵庫本体1Hの各貯蔵室の背面側に設けられている。
具体的には、冷蔵室ダンパ20が“開”状態、冷凍室ダンパ50が“閉”状態のときには、冷気は、図2示すように、冷蔵室2の後方に配置される冷蔵室送風ダクト11を経て多段に設けられた吹き出し口2cから、前方の冷蔵室2に送られる。
冷蔵室2を冷却した冷気は、図3示すように、冷蔵室2の下部に設けられた冷蔵室戻り口2dから冷蔵室戻りダクト16を経て、下段断熱仕切壁52の下部右奥側に設けられる野菜室吹き出し口6cから、野菜室6へ送られる。
野菜室6を冷却した後の野菜室6からの戻り冷気は、図2に示す下側断熱仕切壁52の下部前方に設けられた野菜室戻りダクト入口18bから野菜室戻りダクト18を経て、野菜室戻りダクト出口18aから蒸発器収納室8内の下部に戻る。
なお、上述の構成とは別の構成として、冷蔵室戻りダクト16を野菜室6へ連通せずに、蒸発器収納室8の正面から見て、右側下部に戻す構成とし、野菜室6へ直接冷気を送る構成としてもよい。この場合、一例として、冷蔵室戻りダクト16の前方投影位置に野菜室送風ダクト(図示せず)を配置して、蒸発器7で熱交換した冷気を、直接野菜室吹き出し口6cから野菜室6へ送る。
図2に示すように、蒸発器収納室8前方には、冷凍温度帯の各貯蔵室(3,4,5)と蒸発器収納室8との間を仕切る仕切部材13が設けられている。そして、仕切部材13には、冷気を吹き出すための開口である吹き出し口3c,4c,5cが形成されている。
冷凍室ダンパ50が開状態のとき、蒸発器7で熱交換された冷気が、庫内送風機9により不図示の製氷室送風ダクトや冷凍室送風ダクト12を経て、吹き出し口3c,4cからそれぞれ製氷室3,上段冷凍室4へ送風される。また、蒸発器7で熱交換された冷気は、庫内送風機9により冷凍室送風ダクト12を経て、吹き出し口5cから下段冷凍室5へ送風される。
一般に、周囲温度に対して低温の冷気は比較的分子運動が少なく、気体分子の密度差から上方から下方に向かう下降流を形成する。よって、貯蔵室の上方により多くの冷気を供給することで、下降流の作用で貯蔵室内を良好に冷却できる。本実施形態では、冷凍室ダンパ50を庫内送風機9の上方に設置している。これにより、庫内送風機9からの送風を、スムーズに製氷室3や上段冷凍室4、下段冷凍室5に上方から下方に送風できるようにしている。そして、製氷室3,上段冷凍室4および下段冷凍室5が連通する構成とすることで、冷気の下降流による冷却効果を高めることができる。
図2に示す仕切部材13には、下段冷凍室5の奥下部の位置に冷凍室戻り口17が設けられており、上段冷凍室4,下段冷凍室5,製氷室3を冷却した冷気は、冷凍室戻り口17を通過して蒸発器収納室8内に流入する。なお、冷凍室戻り口17(図3参照)は蒸発器7の幅とほぼ等しい幅寸法である。
<温・湿度センサ>
図3に示すように、蒸発器7の正面から見て左上部には、蒸発器7に取り付けられた蒸発器温度センサ35、冷蔵室2には冷蔵室温度センサ33、下段冷凍室5には冷凍室温度センサ34がそれぞれ備えられている。蒸発器温度センサ35、冷蔵室温度センサ33、冷凍室温度センサ34は、それぞれ蒸発器7の温度、冷蔵室2の温度、下段冷凍室5の温度を検知する。
野菜室6にも野菜室温度センサ33aが配置されている。なお、図2に示すように、冷蔵室温度センサ33,野菜室温度センサ33a,冷凍室温度センサ34は、各貯蔵室への吹き出し冷気が直接当たらない場所に設置することで、検知精度を高めている。
更に、冷蔵庫本体1Hは、冷蔵庫1に設置した周囲の外気の温湿度環境(外気温度,外気湿度)を検知する不図示の外気温度センサと外気湿度センサを備えている。外気温度センサと外気湿度センサとは、冷蔵庫本体1Hの天井面壁1H3(図2参照)の上面奥側に配設される制御基板31上に実装されている。例えば、外気温度センサは、温度による検知材の抵抗値の変化などを検出し、外気温度を検知する。外気湿度センサは、固体電解質、高分子膜などを使用した水分吸着型のセンサなどが用いられる。
<制御基板31>
図2に示す冷蔵庫本体1Hの天井面壁1H3の上面側にはCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ,インターフェース回路などを搭載した制御装置である制御基板31が配置されている。インターフェース回路は、A/D・D/A変換器、アクチュエータ駆動回路、センサ回路などを有している。
制御基板31は、前記した外気温度センサ,外気湿度センサ,蒸発器温度センサ35,冷蔵室温度センサ33,野菜室温度センサ33a,各貯蔵室扉の開閉状態をそれぞれ検知する扉センサ、冷蔵室2内壁に設けられた不図示の温度設定器、下段冷凍室5内壁に設けられた不図示の温度設定器等と接続されている。
冷蔵庫1は、ROMに予め格納されたC言語等で記述された制御プログラムをCPUが実行することにより、圧縮機24のON/OFFや、切り替え弁45,切り替え弁46,冷蔵室ダンパ20および冷凍室ダンパ50等のアクチュエータの制御、庫内送風機9のON/OFF制御や回転速度制御、扉開放状態を報知するアラームのON/OFF等の制御が遂行される。
<冷凍サイクル1S>
次に、本実施形態における冷凍サイクル1Sについて、図4,図5、および、適宜図2を参照しながら説明する。
図4は、冷蔵庫の冷凍サイクルの構成を表す模式図であり、図5は、冷蔵庫における放熱パイプの配設位置を表す斜視図である。
冷凍サイクル1Sは、冷媒を圧縮する圧縮機24と、圧縮機24から送られた冷媒を放熱する放熱手段40(40a、40b、40c)と、放熱手段40から送られた冷媒を減圧する減圧手段であるキャピラリチューブ43(第1の減圧機構43a、第2の減圧機構43b)と、キャピラリチューブ43から送られた冷媒が蒸発して空気を冷却する冷却手段の蒸発器7とが順次、冷媒が流れる管で接続されている。
圧縮機24は、図2に示すように、冷蔵庫本体1Hの下部後方に設けた機械室19に設置されている。また、機械室19内には庫外送風機26(図4参照)が配設されており、庫外送風機26を稼働させることで凝縮器40aの放熱を促進している。
(四方弁)
図4に示すように、放熱手段40は、機械室19内に配設された凝縮器40a、例えばフィンチューブ型熱交換器と,第1の放熱経路である放熱パイプ40cと,第2の放熱経路である放熱パイプ40bとを有している。
第1の放熱経路である放熱パイプ40cは、放熱パイプ40bの下流側に接続されており、冷蔵庫本体1Hの冷凍温度帯室61の前面の開口周縁部1H4に配置されている。放熱パイプ40cは、開口周縁部1H4付近に外気中の水分が結露しそうな場合に、高温の冷媒を流して開口周縁部1H4付近を加熱し露点温度を上昇させ、結露を抑制する。
第1の放熱経路である放熱パイプ40cと第2の放熱経路である放熱パイプ40bとの間には、冷媒経路を切り替えるための切り替え弁45(本実施形態では四方弁)を有している。
冷媒経路を切り替える切り替え弁45は、ステッピングモータを用いて構成されており、放熱パイプ40bの下流側に接続される位置と、放熱パイプ40cの上流側に接続される位置と、放熱パイプ40cの下流側に接続される位置と、ドライヤ41の上流側に接続される位置とを有している。
切り替え弁45は、放熱パイプ40bと放熱パイプ40cとに冷媒を流し、開口周縁部1H4付近の結露を抑制する結露防止モードと、結露のおそれがない場合に放熱パイプ40cをバイパスして放熱パイプ40bに冷媒を流すバイパスモードと、圧縮機24を停止した際に冷媒の流れを停止させる全閉モードとを有している。
なお、後記する位置基準の初期位置とは、全閉モードの切替位置を示す。
(キャピラリチューブ(第1、第2の減圧機構)43a、43b、三方弁配設)
図4に示すように、ドライヤ41の下流側には、太管のキャピラリチューブ(第1の減圧機構)43aと細管のキャピラリチューブ(第2の減圧機構)43bが接続された冷媒経路を有し、三方弁である切り替え弁46により冷媒経路を切り替えている。
キャピラリチューブ43bは、その内径がキャピラリチューブ43aの内径より細くなっており、圧縮機24が低い回転速度に運転している場合、太管のキャピラリチューブ43aから細管のキャピラリチューブ43bに切り替えられる。なお、冷蔵庫1の通常の回転速度に運転時には、太管のキャピラリチューブ43aに切り替えられている。
細管のキャピラリチューブ(第2の減圧機構)43bに切り替えられた場合、太管のキャピラリチューブ(第1の減圧機構)43aに切り替えられているときよりも減圧効果が大きく気化し易く、圧縮機24の運転時間が短縮される。そのため、省エネルギ化を図ることができる。以下、太管のキャピラリチューブ43aを第1の減圧機構と称し、細管のキャピラリチューブ43bを第2の減圧機構と称する。
図4に示すように、第2の放熱経路である放熱パイプ40bは、機械室19内の凝縮器40aの下流側に接続されている。
図5に破線で示す放熱パイプ40bは、冷蔵庫本体1Hにおける断熱箱体10の両側面壁1H1内,天井面壁1H3内,および背面壁1H2内に配設されている。
放熱パイプ40bは、冷蔵庫本体1Hの外箱1aと内箱1bとの間であって、外箱1aの内面に接するように配置している。外箱1aは、一般的に鋼板製であるため熱伝導性が良好であり、放熱パイプ40bから放出される熱は、内方の発泡断熱材からではなく主として外方の外箱1aを伝わって庫外に放熱される。このように、放熱パイプ40bの熱を庫外に放熱することで、貯蔵室(2,3,4,5,6)の温度上昇を抑制することができる。
図5中に実線で示す放熱パイプ40cは、断熱箱体10の上側断熱仕切壁51,下側断熱仕切壁52,横仕切部53および縦仕切部54のそれぞれの内部前方に配置されている。これらの仕切壁や仕切部(51,52,53,54)は、貯蔵室(2,3,4,5,6)に接しているため低温であるが、前方部の開口周縁部1H4は各貯蔵室の開口縁となるので、外気に触れ易い。
そのため、前方の開口周縁部1H4の温度が上昇し、開口周縁部1H4の表面において、飽和水蒸気量に達して結露が生じるおそれがある。そこで、冷蔵庫本体1Hの断熱箱体10の前方の開口周縁部1H4(特に、上側断熱仕切壁51,下側断熱仕切壁52,横仕切部53および縦仕切部54の前方部)への結露防止のために、放熱パイプ40cが配置されている。
放熱パイプ40cは、図5において、野菜室6を形成する断熱箱体10内の開口部右下(a)から上方に向かい、上段冷凍室4を形成する断熱箱体10内の開口部右上(b)から、上側断熱仕切壁51内に入り、製氷室3を形成する断熱箱体10内の開口部左上(c)で折り返して、上段冷凍室4を形成する断熱箱体10内の開口部右上(d)で再び折り返す。そして、放熱パイプ40cは、製氷室3を形成する断熱箱体10内の開口部左上(e)に達したら、製氷室3を形成する断熱箱体10内の開口部左側を下方に向かい、製氷室3を形成する断熱箱体10内の開口部左下(f)から、横仕切部53内に入る。
横仕切部53内の放熱パイプ40cは、製氷室3を形成する断熱箱体10内の開口部右下(g)から縦仕切部54内に入り、縦仕切部54の上部で折り返して、上段冷凍室4を形成する断熱箱体10内の開口部左下(製氷室3開口部右下)(h)から再び横仕切部53内に入る。そして、横仕切部53内の放熱パイプ40cは、上段冷凍室4を形成する断熱箱体10内の開口部右下(i)で折り返して、製氷室3を形成する断熱箱体10内の開口部左下(j)に達したら、下段冷凍室5を形成する断熱箱体10内の開口部の左側を下方に向かい、下段冷凍室5を形成する断熱箱体10内の開口部左下(k)から、下側断熱仕切壁52に入る。
そして、下側断熱仕切壁52内の放熱パイプ40cは、下段冷凍室5を形成する断熱箱体10内の開口部右下(l)で折り返して、下段冷凍室5を形成する断熱箱体10内の開口部左下(m)に達したら、野菜室6を形成する断熱箱体10内の開口部左側,下側を通り、野菜室6開口部右下(n)から断熱箱体10の右側面の側面壁1H1内に入る。
(開口部温度センサ47)
開口周縁部1H4の結露を防止しるため、放熱パイプ40cに冷媒を流す時間を最小限に抑えるよう制御するため、断熱箱体10の上側断熱仕切壁51に、放熱パイプ40cの温度を直接検知する開口部温度センサ47を配設している。
<冷凍サイクル1Sの放熱経路の切り替え制御>
次に、冷蔵庫1の上述の冷凍サイクル1Sの放熱経路の切り替えの制御について説明する。
図6は、冷蔵庫の放熱経路の切り替え制御を示すフローチャートである。
まず、開口部温度センサ47で検出した開口周縁部1H4の温度が予め設定した設定温度以下であるか否か判定される(図6のS61)。開口部温度センサ47で検出した温度が設定温度より大きい場合(S61でNo)、図6のS61の判定を継続する。
一方、開口部温度センサ47で検出した開口周縁部1H4の温度が予め設定した設定温度以下の場合(S61でYes)、第1の放熱経路である放熱パイプ40cへ冷媒が流れるよう切り替え弁45を制御する(S62)。放熱パイプ40cに高温の冷媒が流れることにより、開口周縁部1H4を加熱し、開口周縁部1H4の温度を上昇させて、開口周縁部1H4への結露を防止する。
続いて、開口部温度センサ47で検出した開口周縁部1H4の温度が予め設定した設定温度より高いか否か判定される(図6のS63)。開口部温度センサ47で検出した温度が予め設定した設定温度より以下の場合(S63でNo)、S63の判定を継続する。
開口部温度センサ47で検出した開口周縁部1H4の温度が予め設定した設定温度より高い場合(図6のS63でYes)、第1の放熱経路である第1放熱パイプ40cを迂回して第2の放熱経路である40bへ冷媒が流れるよう切り替え弁45を制御する(S64)。その後、S61にリターンする。
<冷蔵庫1の第1の放熱経路と切り替え弁45の異常検出>(第1の異常検出制御)
次に、冷蔵庫1において、第1の放熱経路と切り替え弁45の異常を検出するための第1の異常検出制御について説明する。第1の異常検出制御は、前記した制御基板31により行われる。
図7は、冷蔵庫の第1の放熱経路と切り替え弁45の異常検出制御を示すフローチャートである。
まず、開口部温度センサ47で検出した開口周縁部1H4の温度が予め設定した設定温度以下か否か判定される(図7のS71)。
開口部温度センサ47で検出した開口周縁部1H4の温度が予め設定した設定温度より高い場合(図7のS71でNo)、図7のS71の判定を継続する。
開口部温度センサ47で検出した温度が設定温度以下となった場合(S71でYes)、第1の放熱経路である放熱パイプ40cへ冷媒が流れるよう切り替え弁45を制御する(S72)。
続いて、第1の放熱経路である放熱パイプ40cへ冷媒が流れるように制御を開始してから、時間t1経過したか否か判定される(S73)。時間t1経過しない場合(S73でNo)、S73が継続される。
第1の放熱経路である放熱パイプ40cへ冷媒が流れるように制御を開始してから時間t1経過後(S73でYes)、開口部温度センサ47で検出した温度の変化量が予め定めた温度の変化設定値より小さいか否か判定される(S74)。開口部温度センサ47で検出した温度の変化量が予め定めた温度の変化設定値以上の場合(S74でNo)、故障なしと判断し(S701)、通常の運転を継続する(S702)。
一方、開口部温度センサ47で検出した温度の変化量が予め定めた温度の変化設定値よりも小さい場合(S74でYes)、切り替え弁45の異常により放熱パイプ40cに冷媒が流れていないか、放熱パイプ40cがどこかで詰まっている可能性があるため、切り替え弁45の初期化を行う(S75)。なお、切り替え弁45の初期化とは、前記したように、切り替え弁45を全閉状態にすることである。
続いて、切り替え弁45が既定の設定回数、初期化が繰り返されたか否か判定される(S76)。切り替え弁45の初期化が設定回数行われていない場合(S76でNo)、S72に移行し、再度、第1の放熱経路である放熱パイプ40cへ冷媒が流れるよう切り替え弁45を制御する。
一方、初期化が予め設定された回数を繰り返しても(S76でYes)、開口部温度センサの変化量が小さい場合は、切り替え弁45を、第2の放熱経路である第2放熱パイプ40bへ冷媒が流れるように制御し(S77)、冷蔵庫1前面の表示部2c(図1参照)に第1の放熱経路の放熱パイプ40cまたは切り替え弁45に異常が発生していることを表示させるなどしてユーザに報知する(S78)。
以上が、第1の放熱経路と切り替え弁45の異常を検出する制御のフローである。
このように、開口周縁部1H4の温度を開口部温度センサ47で検出することで、第1の放熱経路の第1放熱パイプ40cまたは切り替え弁45に異常があるか否か検出することができる。また、第1の放熱経路の放熱パイプ40cまたは切り替え弁45の異常を、ユーザに報知できる。
また、第1の放熱経路である放熱パイプ40cに異常が発生した場合、切り替え弁45の初期化を行うことで切り替え弁45の動作異常を除去し、切り替え弁45の動作信頼性が高まる。
<冷蔵庫1の第2の放熱経路または切り替え弁45の異常検出>(第2の異常検出制御)
次に、冷蔵庫1の第2の放熱経路または切り替え弁45の異常を検出する制御である第2の異常検出制御について説明する。
第2の異常検出制御は、前記した制御基板31により行われる。
第2の放熱経路である放熱パイプ40bの異常発生有無の検出には、蒸発器温度センサ35によって蒸発器7の温度変化を検知する。そして、第1の放熱経路の異常検出と同様、切り替え弁45の初期化を繰り返して第2の放熱経路である放熱パイプ40bに冷媒を流し、蒸発器温度センサ35が検出する温度変化量が小さく異常が発生している場合には第2の放熱経路の放熱パイプ40bまたは切り替え弁45の異常を表示部2cに表示させる制御を制御基板31で行っている。
このように、蒸発器温度センサ35によって蒸発器7の温度変化を検知することで、第2の放熱経路である放熱パイプ40または切り替え弁45に異常があるか否か検出することができる。また、第2の放熱経路である放熱パイプ40bまたは切り替え弁45の異常をユーザに報知できる。
また、第2の放熱経路である放熱パイプ40bに異常が発生した場合、切り替え弁45の初期化を行うことで切り替え弁45の動作異常を除去し、切り替え弁45の動作信頼性が高まる。
なお、第1の異常検出制御と第2の異常検出制御との両者を遂行し、両者で異常検出された場合には、切り替え弁45の異常発生の可能性が高いと推定することもできる。
なお、本実施形態では、図4に示すように、切り替え手段として1つの入口冷媒経路と3つの出口冷媒経路を有してステッピングモータで切り替える切り替え弁45(四方弁)を使用する場合を例として挙げたが、放熱経路は2経路(放熱パイプ40c、放熱パイプ40b)でなくてもよく、3経路以上としてもよい。
例えば、3経路の場合、切り替え弁45に六方弁を用いて、2経路(放熱パイプ40c、40b)以外の第3の放熱経路への冷媒の流れを開閉するように構成する。或いは、放熱パイプ40bに並列に、第2の放熱経路の放熱パイプ40cと新たな第3の放熱経路とを切り替える切り替え弁とを配置して実現できる。
しかし、実施形態で説明した2系統の放熱経路として四方切り替え弁を使用すれば、構造が簡単でありながら冷媒経路の切り替え制御が行い易く、低コストでありながら、信頼性が高い。そのため、低コストで信頼性が高い冷蔵庫1が得られるという効果がある。
(圧縮機24の回転速度(回転数)で第1・第2の減圧機構43a、43bを切り替え)
次に、圧縮機24の回転速度(回転数)の高低によって、第1・第2の減圧機構43a、43bを切り替える制御について説明する。この制御は、前記した制御基板31により行われる。
図8は、冷蔵庫の減圧機構のキャピラリチューブの切り替え制御を示すフローチャートである。
圧縮機24は、予め設定した回転速度(回転数)未満では、第2の減圧機構43bへ冷媒が流れるように制御されている(図8のS81)。
続いて、制御基板31は、圧縮機24が予め設定した回転速度(回転数)以上で運転されているか否か判定する(図8のS82)。
圧縮機24の回転速度が予め設定した回転速度未満の場合(図8のS82でNo)、S82の判定を継続する。
一方、圧縮機24の回転速度が予め設定した回転速度以上の場合(図8のS82でYes)、第1の減圧機構43aへ冷媒が流れるよう切り替え弁46が制御される(S83)。
続いて、圧縮機24が予め設定した回転速度(回転数)未満で運転されているか否か判定する(図8のS84)。圧縮機24の回転速度が予め設定した回転速度(回転数)以上の場合(S84でNo)、S84の判定を継続する。
圧縮機24の回転速度が予め設定した回転速度(回転数)未満の場合(S84でYes)、S81に移行し、第2の減圧機構43bへ冷媒が流れるよう切り替え弁46が制御される。
図8のS83で、圧縮機24が予め設定した回転速度以上で運転されている場合においては、圧縮機24で圧縮された冷媒は、凝縮器40に流入し凝縮液化され、切り替え弁46により第1の減圧機構43a側へと冷媒経路を切り替え、冷媒は第1の減圧機構43aで減圧され蒸発器7に流入するとともに、冷凍サイクル内の余剰冷媒は凝縮器40内に液冷媒として溜まり、冷蔵庫の負荷変動調整用として機能する。その後、蒸発器7により庫内の空気を冷却して蒸発してガス化された冷媒は、再び圧縮機24に流入する。
一方、図8のS81で、圧縮機24が予め設定した回転速度(回転数)未満で運転されている場合においては、切り替え弁46により第2の減圧機構43b側へと冷媒通路を切り替えられる。そして、凝縮器40で凝縮液化された冷媒は、第1の減圧機構43aよりも細管の第2の減圧機構43bで減圧され、第1の減圧機構43aよりも冷却器7での熱交換量が増加し、冷却器7の温度降下を早めることができる。そのため、圧縮機24の運転時間を低減して電力を削減し、省エネ性能を向上させることができる。
<第1の減圧機構43aの温度センサ48、第2の減圧機構43bの温度センサ49>
図4に示すように、第1の減圧機構43aと第2の減圧機構43bのどちらの減圧機構に冷媒が流れているかを制御基板31で判断し切り替え弁46を制御するため、第1の減圧機構43a用の温度センサ48、第2の減圧機構43b用の温度センサ49が配設されている。
つまり、温度センサ48は、第1の減圧機構43aの温度を検出し、第1の減圧機構43aの温度検出信号を制御基板31に送信する。また、温度センサ49は、第2の減圧機構43bの温度を検出し、第2の減圧機構43bの温度検出信号を制御基板31に送信する。
<第1の減圧機構43aの異常検出>(第3の異常検出制御)
次に、第1の減圧機構43aの異常を検出する第3の異常検出制御について説明する。
第3の異常検出制御は、前記した制御基板31により行われる。
第1の減圧機構43aの異常検出は、図7で前記した第1の放熱経路の異常検出の制御と同様に遂行される。
第1の減圧機構43aの減圧機構温度センサ48で検出した温度の変化量が予め設定された既定の変化量よりも小さい場合、切り替え弁46の異常により第1の減圧機構43aに冷媒が流れていないか、第1の減圧機構43aのどこかで詰まりが発生している可能性があるため、切り替え弁45を初期化し、再度、第1の減圧機構43aへ冷媒が流れるよう切り替え弁46を制御する。なお、切り替え弁45の初期化とは、切り替え弁45を第1の減圧機構43aおよび第2の減圧機構43bの何れにも冷媒を流さない全閉状態とする。
切り替え弁45の初期化を予め設定された回数、繰り返しても減圧機構温度センサ48で検出した第1の減圧機構43aの温度の変化量が小さい場合、制御基板31により、冷蔵庫前面の表示部2cに第1の減圧機構43aまたは切り替え弁46に異常が発生していることを表示させる。同時に、切り替え弁46により、第2の減圧機構43bに冷媒が流れるように切り替える制御を行い、冷却不足とならないようにしている。
このように、第1の減圧機構に43aの温度を減圧機構温度センサ48で検出することで、第1の減圧機構43aまたは切り替え弁46に異常があるか否か検出することができる。また、第1の減圧機構43aまたは切り替え弁46の異常を、ユーザに報知できる。
また、第1の減圧機構43aに異常が発生した場合、切り替え弁46の初期化を行うことで切り替え弁45の動作異常を除去し、切り替え弁46の動作信頼性が高めることができる。
<第2の減圧機構43bの異常検出>(第4の異常検出制御)
次に、第2の減圧機構43bの異常を検出する第4の異常検出制御について説明する。
第4の異常検出制御は、前記した制御基板31により行われる。
第2の減圧機構43bの異常検出は、図7で前記した第1の放熱経路の異常検出の制御と同様に遂行される。
第2の減圧機構43bの減圧機構温度センサ49で検出した温度の変化量が予め設定された既定の変化量よりも小さい場合、切り替え弁46の異常により第2の減圧機構43bに冷媒が流れていないか、第2の減圧機構43bのどこかで詰まりが発生している可能性がある。
そのため、第1の減圧機構43aと同様、切り替え弁46の初期化を繰り返すとともに再度、第2の減圧機構43bへ冷媒が流れるよう切り替え弁46を制御する。なお、切り替え弁45の初期化とは、前記と同様、切り替え弁45を第1の減圧機構43aおよび第2の減圧機構43bの何れにも冷媒を流さない全閉状態とする。
切り替え弁45の初期化を予め設定された回数を繰り返しても減圧機構温度センサ49で検出した第2の減圧機構43bの変化量が小さい場合、異常が発生していると判断し、制御基板31により、冷蔵庫1前面の表示部2cに第2の減圧機構43bまたは切り替え弁46に異常が発生していることを表示させる。同時に、切り替え弁46により、第1の減圧機構43aに冷媒が流れるように切り替える制御を行い、冷却不足とならないようにしている。
このように、第2の減圧機構43bの温度を減圧機構温度センサ49で検出することで、第2の減圧機構43bまたは切り替え弁46に異常があるか否か検出することができる。また、第2の減圧機構43bまたは切り替え弁46の異常を、ユーザに報知できる。
また、第2の減圧機構43bに異常が発生した場合、切り替え弁46の初期化を行うことで切り替え弁45の動作異常を除去し、、切り替え弁46の動作信頼性が高めることができる。
なお、本実施形態では、切り替え手段として1つの入口冷媒経路と2つの出口冷媒経路を有してステッピングモータで切り替える三方弁の切り替え弁46を使用した場合を例として挙げ説明したが、キャピラリチュー(減圧機構)は、2本(43a、43b)でなくてもよく3本以上でもよい。なお、実施形態で説明したように、三方弁の切り替え弁を使用すれば、構造が簡単でありながら、冷媒経路の切り替え制御が行い易く、低コストである。そのため、信頼性が高く、低コストな冷蔵庫1が得られる。
(一定期間経過したらイニシャライズ)
切り替え弁45と切り替え弁46はステッピングモータにより構成され、予め決めたある所定期間、例えば、数ヶ月毎に、定期的に切り替え弁45と切り替え弁46とをそれぞれ初期位置に戻している。つまり、切り替え弁45と切り替え弁46は、予め決めたある所定期間でイニシャライズしている。これにより、切り替え弁45と切り替え弁46の動作を確実にし、動作信頼性を向上することができる。
以上、実施形態の冷蔵庫1の構成を説明したが、次に、実施形態の冷蔵庫1が奏する効果について説明する。
1.実施形態の冷蔵庫1は、圧縮機24の運転時に、開口部温度センサ47で開口周縁部1H4(図2、図3参照)の温度を検知し、開口周縁部1H4の温度が低下した場合には、放熱パイプ40cに高温の冷媒が流れるように切り替え弁45を制御している。これにより、冷凍サイクル稼働中に結露防止用の放熱パイプ40cが保温され開口周縁部1H4が加熱されることから、開口周縁部1H4の結露が生じにくくなる。
2.冷蔵庫1は、圧縮機24の運転時に、開口周縁部1H4(結露防止用の放熱パイプ40c)の温度を開口部温度センサ47で直接検知して切り替え弁45を制御し、開口周縁部1H4が結露する温度になったときに、放熱パイプ40cに高温の冷媒を流し、結露しない温度に到達させる。開口周縁部1H4(結露防止用の放熱パイプ40c)の温度が既定の温度に達したら、結露防止用の放熱パイプ40cを迂回して、放熱パイプ40bに冷媒経路を切り替えるため、開口周縁部1H4から冷蔵庫1内への熱流入による消費電力量の悪化を最小限に抑制できる。
3.冷蔵庫1は、図2に示す冷凍温度帯室61の仕切、すなわち、上側断熱仕切壁51,下側断熱仕切壁52,横仕切部53,縦仕切部54の各前面に配設する結露防止用の放熱パイプ40c内の圧縮機24稼働時の冷媒流れが、これら仕切のうち最上部に位置する上側断熱仕切壁51から流入して、最下部に位置する下側断熱仕切壁52から流出する。特に、低温となって結露が生じやすい冷凍温度帯室61の仕切部に冷媒を流すことができるため、冷凍温度帯室61の仕切部の開口周縁部1H4での結露の発生を抑制できる。
4.冷蔵庫1は、圧縮機24が低回転速度(低回転数)の場合、切り替え弁46の制御により第2の減圧機構43bに切り替える。第2の減圧機構43bを用いることで減圧が効果的に行え、第1の減圧機構43aよりも冷却器7での熱交換量が増加し、冷却器7の温度降下を早めることができる。そのため、圧縮機24の運転時間を低減して電力消費を抑制し、省エネ性能を向上させることができる。
5.冷蔵庫1は、切り替え弁45と切り替え弁46は、ステッピングモータにより構成されており、冷凍サイクル1S内のどの経路に冷媒が流れているかを目視で確認できず、冷凍サイクル1S内の詰まりがどの冷媒経路に発生しているのか判断することができない。
そのため、サービス、メンテナンスを行う場合、切り替え弁45と切り替え弁46が異常(故障)かどうかを判断するために、各冷媒経路に配設された開口部温度センサ47と減圧機構温度センサ48、49の温度変化を制御基板31で検出する。そして、異常がある場合、冷蔵庫1の前面の表示部2cに表示させる。そのため、サービス性、メンテナンス性が向上する。
6.冷蔵庫1は、切り替え弁45に異常が発生した場合、制御基板31の指令により切り替え弁45を初期位置に戻す復帰手段を有し、開口部温度センサ47と蒸発器温度センサ35の温度変化を検知し、放熱パイプ40cか放熱パイプ40bのどちらの経路が異常なのかを確実に検出し、詰まりが発生していない方の冷媒経路に切り替えることができる。そのため、冷却不足による食品の損傷、劣化を最小限に抑制できる。
7.冷蔵庫1は、切り替え弁46に異常が発生した場合、制御基板31の指令により切り替え弁46を初期位置に戻す復帰手段を有し、減圧機構温度センサ48と減圧機構温度センサ49の各温度変化を検知し、第1の減圧機構43aまたは第2の減圧機構43bのどちらの経路が異常なのかを確実に検出し、詰まりが発生していない方の冷媒経路に切り替えることができる。そのため、冷却不足による食品の損傷、劣化を最小限に抑制できる。
8.冷蔵庫1は、切り替え弁45と切り替え弁46はステッピングモータにより構成されているため、停止時の慣性力によりその回転に振動を帯びており共振による衝撃で脱調を生じることがある。冷蔵庫1においては圧縮機24の運転による強制振動が配管に伝わり、切り替え弁42と切り替え弁45もその振動が伝わる。また、冷凍サイクル1S内の冷媒の流れやその圧力により切り替え弁42と切り替え弁45に衝撃が伝わる。さらに制御基板31による制御においても、ステップ角に対する角度バラツキが生じる。
そのため、予め設定された期間に到達した場合、切り替え弁42と切り替え弁45をそれぞれ初期位置に戻し、ステッピングモータの位置ずれを修正する復帰手段をもたせ、信頼性を向上させている。
9.以上のことから、冷媒が流れる複数の冷媒経路(放熱パイプ40c、第1の減圧機構43a、第2の減圧機構43b)にそれぞれ温度センサ47、48、49を配設し、冷媒経路の温度変化をチェックすることでどの冷媒経路に冷媒が流れているかを確実に判断でき、冷蔵庫1の最適な制御により省エネ性に優れ、信頼性が高い冷蔵庫およびその運転方法を提供できる。また、サービス性、メンテナンス性の優れた冷蔵庫1を提供できる。
さらに、冷蔵庫1の故障診断を容易にしてサービス性や信頼性を向上させることができる。
<<その他の実施形態>>
1.なお、前記実施形態では、切り替え弁45、切り替え弁46の初期化として全閉状態を例示したが、全閉状態以外の動作モードを初期化として設定してもよい。
2.なお、前記実施形態では、冷蔵庫1前面の表示部2cに異常発生を表示する場合を説明したが、ブザーを鳴らしユーザに報知してもよい。なお、この場合のブザー音の終了は、ユーザが扉を開けたことや、ブザー音を鳴らす時間をタイマで検知し、所定時間経たら停止する。また、ユーザへの異常発生の報知は、冷蔵庫1前面の表示部2cへの表示、ブザー音での報知以外の方法を採用してもよい。
3.前記実施形態の第1〜第4の異常検出制御で説明した予め設定された既定の変化量は、制御プログラムのプログラムソースに記述してもよいし、テーブルに設定してもよいし、限定されない。なお、テーブルに設定した方が設定の変更が容易であるので、より好ましい。
4.前記実施形態では、第1〜第4の異常検出制御を説明したが、第1〜第4の異常検出制御のうちの少なくとも何れかの制御を行うように構成してもよい。
5.前記実施形態では、異常が検出された場合、切り替え弁45と切り替え弁46の何れも初期化を行う構成を説明したが、切り替え弁45と切り替え弁46の何れかで初期化を行う構成としてもよい。
6.前記実施形態では、様々な構成を説明したが、これらの構成を適宜選択して構成してもよいし、これらの構成を適宜選択して組み合わせて構成してもよい。
以上、本発明の様々な実施形態を述べたが、本発明の範囲内で様々な修正と変更が可能である。すなわち、本発明の具体的形態は、発明の趣旨を変更しない範囲において適宜、任意に変更可能である。
1 冷蔵庫
1H4 開口周縁部(開口部)
1S 冷凍サイクル
2a,2b 冷蔵室扉(扉体)
3a 製氷室扉(扉体)
4a 上段冷凍室扉(扉体)
5a 段冷凍室扉(扉体)
6a 野菜室扉(扉体)
7 蒸発器(冷却器)
10 断熱箱体
24 圧縮機
31 制御基板(制御部、第1異常検出手段、第2異常検出手段、第3異常検出手段、第4異常検出手段、第1復帰手段、第2復帰手段)
35 冷却器温度センサ
40b 放熱パイプ(第2の放熱経路)
40c 放熱パイプ(第1の放熱経路)
43a キャピラリチューブ(第1の減圧機構、減圧手段)
43b キャピラリチューブ(第2の減圧機構、減圧手段)
45 切り替え弁(第1切り替え弁)
46 切り替え弁(第2切り替え弁)
47 開口部温度センサ
48 温度センサ(第1温度センサ)
49 温度センサ(第2温度センサ)

Claims (5)

  1. 扉体により開閉される開口部を備えた断熱箱体と、
    冷媒を圧縮する圧縮機、
    該圧縮機から送られた冷媒の熱を放熱するとともに、前記開口部の結露を抑制するために前記開口部へ冷媒が流される第1の放熱経路、
    前記第1の放熱経路をバイパスして前記圧縮機と冷媒を減圧する減圧手段の第1の減圧機構および該第1の減圧機構よりも細管の第2の減圧機構が連結される第2の放熱経路、
    冷媒の流れを前記第1の放熱経路と前記第2の放熱経路との何れかに切り替える第1切り替え弁、
    前記各減圧機構から送られる冷媒が蒸発して空気を冷却する冷却器、
    および、前記第1の減圧機構への冷媒経路と前記第2の減圧機構への冷媒経路とを切り替える第2切り替え弁が連結され冷媒が循環する冷凍サイクルと、
    前記第1の放熱経路の前記開口部の温度を検知する開口部温度センサと、
    前記第1と前記第2の各減圧機構の各温度をそれぞれ検知する第1温度センサおよび第2温度センサと、
    前記開口部温度センサが検出する温度によって前記第1の放熱経路に冷媒が正常に流れているか否かを検出するとともに、前記第1温度センサが検出する温度と前記第2温度センサが検出する温度とによって前記各減圧機構の各々に冷媒が正常に流れているか否かを検出する制御部とを
    備えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、
    前記開口部温度センサで検出した温度が所定値以下の場合に前記第1の放熱経路へ冷媒が流れるように前記第1切り替え弁を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、
    前記圧縮機の通常負荷時には前記第2切り替え弁を前記第1の減圧機構に切り替える一方、前記圧縮機が低速で回転している場合に前記第2切り替え弁を前記第2の減圧機構に切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第1切り替え弁を前記第1の放熱経路へ冷媒が流れるように制御し、前記開口部温度センサで検出した温度がある一定時間内に所定の温度変化が無い場合に前記第1切り替え弁によって前記第2の放熱経路に冷媒が流れるように切り替える制御を行い、前記第1の放熱経路に異常があることを報知する第1異常検出手段と、
    前記第1切り替え弁を前記第2の放熱経路へ冷媒が流れるように制御し、冷却器温度センサで検出した前記冷却器の温度がある一定時間内に所定の温度変化が無い場合に前記第1切り替え弁によって前記第1の放熱経路へ冷媒が流れるように切り替える制御を行い、前記第2の放熱経路に異常があることを報知する第2異常検出手段と、
    前記第2切り替え弁を前記第1の減圧機構へ冷媒が流れるように制御し、前記第1温度センサで検出した前記第1の減圧機構の温度がある一定時間内に所定の温度変化が無い場合に前記第2切り替え弁によって前記第2の減圧機構へ冷媒が流れるように切り替える制御を行い、前記第1の減圧機構に異常があることを報知する第3異常検出手段と、
    前記第2切り替え弁を前記第2の減圧機構へ冷媒が流れるように制御し、前記第2温度センサで検出した前記第2の減圧機構の温度がある一定時間内に所定の温度変化が無い場合に前記第2切り替え弁によって前記第1の減圧機構へ冷媒が流れるように切り替える制御を行い、前記第2の減圧機構に異常があることを報知する第4異常検出手段とのうちの少なくとも何れかの異常検出手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第1切り替え弁は、位置基準となる初期位置と、前記第1の放熱経路と前記第2の放熱経路に冷媒を供給する位置と、前記第1の放熱経路に冷媒を供給することなく前記第2の放熱経路に冷媒を供給する位置とに切り替え、前記圧縮機の稼働時に前記開口部温度センサの検出する前記開口部の温度がある一定時間内に所定の温度変化が無い場合に、前記第1切り替え弁を前記初期位置に戻す第1復帰手段、または、
    前記第2切り替え弁は、位置基準となる初期位置と、前記第1の減圧機構へ冷媒を供給する位置と、前記第2の減圧機構に冷媒を供給する位置とを切り替え、前記圧縮機の稼働時に前記第1温度センサまたは前記第2温度センサで検出した前記各減圧機構のそれぞれの温度がある一定時間内に所定の温度変化が無い場合に、前記第2切り替え弁を前記初期位置に戻す第2復帰手段のうちの少なくとも何れかを
    備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の冷蔵庫。
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