JP7028621B2 - 不織布およびバグフィルター用濾材 - Google Patents

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本発明は、捕集性能だけでなくプリーツ加工性にも優れた不織布およびバグフィルター用濾材に関する。
バグフィルターは、集塵機の集塵室内に例えば吊設しておいて集塵を行うために使用されるものである。ダストの払い落としと集塵を繰り返すことにより、長期間の集塵が行えるようになっている。
従来、このようなバグフィルターとしては、織布またはニードルパンチ等により交絡処理された不織布(フェルト)が用いられてきた。そして、近年、装置の小形化の観点から、プリーツ型のろ布をパルスジェットタイプの集塵機に使用する方法が広まっている。さらにはPM2.5等の大気汚染問題から、より微細なダストを捕集するため、ナノファイバーを用いたタイプのフィルターが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ナノファイバーが含まれる不織布を濾材として用いた場合、繊維の単繊維繊度が小さいため、曲げ剛性が小さくなり、プリーツ加工する際、しわが発生しやすいという問題があった。一方、汎用タイプの通常繊度の繊維を用いた不織布ではプリーツ加工性が良いものの、捕集性が低いという問題があった。
特開2015-140495号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、捕集性能だけでなくプリーツ加工性にも優れた不織布およびバグフィルター用濾材を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、不織布の構成繊維や構造を巧みに工夫することにより、捕集性能だけでなくプリーツ加工性にも優れた不織布およびバグフィルター用濾材が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「繊維径Dが100~1000nmの極細繊維Aと、該極細繊維Aよりも繊維径が大きい繊維Bとを含み、ガーレ式剛軟度が2000mgf以上であることを特徴とする不織布。」が提供される。
その際、不織布にさらにバインダー繊維Cが含まれることが好ましい。また、不織布が湿式不織布であることが好ましい。また、不織布にエンボス加工が施されていることが好ましい。また、不織布の空隙率が75~89%の範囲内であることが好ましい。また、不織布の厚さが0.5~2.5mmの範囲内であることが好ましい。また、不織布の目付けが100~400g/mの範囲内であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の不織布を用いてなる、バグフィルター用濾材が提供される。その際、1μm大気じん捕集率が60%以上であることが好ましい。また、プリーツ加工が施されていることが好ましい。
本発明によれば、捕集性能だけでなくプリーツ加工性にも優れた不織布およびバグフィルター用濾材が得られる。
本発明において、採用することができるエンボス柄(柄1、経点線)の図面代用写真である。2.5mm間隔の縦ライン模様を示す。 本発明において、採用することができるエンボス柄(柄2、格子状深さ1mm)の図面代用写真である。1.5mm格子模様を示す。 本発明において、採用することができるエンボス柄(柄3、四角柄)の図面代用写真である。巾4mm長さ3mmの四角模様が隣り合う模様を示す。 本発明において、採用することができるエンボス柄(柄4、格子状深さ1.5mm)の図面代用写真である。1.5mm格子模様を示す。 本発明において、採用することができるエンボス柄(柄5、経斜線)の図面代用写真である。1mm間隔で縦と斜めのライン模様を示す。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明において極細繊維Aは100~1000nm(好ましくは200~800nm)の繊維径Dを有する。該繊維径Dは極細繊維の単繊維径である。該繊維径が1000nmよりも大きいと捕集性能が低下するおそれがある。逆に、該繊維径が100nmよりも小さいと極細繊維の分散性が低下し捕集性能が低下するおそれがある。
前記の繊維径は、透過型電子顕微鏡TEMで、倍率30000倍で単繊維断面写真を撮影し測定することができる。その際、測長機能を有するTEMでは、測長機能を活用して測定することができる。また、測長機能の無いTEMでは、撮った写真を拡大コピーして、縮尺を考慮した上で定規にて測定すればよい。
その際、単繊維の横断面形状が丸断面以外の異型断面である場合には、繊維径は、単繊維の横断面の外接円の直径を用いるものとする。
前記極細繊維Aは長繊維でもよいが、分散性を高めて優れた捕集性能を得る上で短繊維が好ましい。その際、繊維長(カット長)としては0.3~1.5mm(より好ましくは0.4~0.7mm)の範囲内であることが好ましい。また、繊維径Dに対する繊維長Lの比L/Dとしては1000以下(より好ましくは200~800)の範囲内であることが好ましい。比L/Dが1000よりも大きいと分散性不良により凝集繊維塊となり捕集性能や強度が低下するおそれがある。
前記極細繊維Aの繊維種類としては、ポリエステル繊維またはポリフェニレンスルフィド(PPS)繊維またはポリオレフィン繊維またはナイロン(Ny)繊維またはアラミド繊維またはガラス繊維が好ましい。
ポリエステル繊維を形成するポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、これらを主たる繰返し単位とする、イソフタル酸や5-スルホイソフタル酸金属塩等の芳香族ジカルボン酸やアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸やε-カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸縮合物、ジエチレングリコールやトリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等のグリコール成分等との共重合体が好ましい。マテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルされたポリエステルや、特開2009-091694号公報に記載された、バイオマスすなわち生物由来の物質を原材料として得られたモノマー成分を使用してなるポリエチレンテレフタレートであってもよい。さらには、特開2004-270097号公報や特開2004-211268号公報に記載されているような、特定のリン化合物およびチタン化合物を含む触媒を用いて得られたポリエステルでもよい。
ポリフェニレンスルフィド(PPS)繊維を形成するポリアリーレンスルフィド樹脂としては、ポリアリーレンスルフィド樹脂と称される範疇に属するものであれば如何なるものを用いてもよい。ポリアリーレンスルフィド樹脂としては、その構成単位として、例えばp-フェニレンスルフィド単位、m-フェニレンスルフィド単位、o-フェニレンスルフィド単位、フェニレンスルフィドスルホン単位、フェニレンスルフィドケトン単位、フェニレンスルフィドエーテル単位、ジフェニレンスルフィド単位、置換基含有フェニレンスルフィド単位、分岐構造含有フェニレンスルフィド単位、等よりなるものを挙げることができる。その中でも、p-フェニレンスルフィド単位を70モル%以上、特に90モル%以上含有しているものが好ましく、さらにポリ(p-フェニレンスルフィド)がより好ましい。
また、ポリオレフィン繊維には、ポリプロピレン繊維とポリエチレン繊維が含まれる。また、ナイロン繊維にはナイロン6繊維とナイロン66繊維が含まれる。また、アラミド繊維にはメタ型アラミド繊維とパラ型アラミド繊維が含まれる。
前記極細繊維Aの製造方法としては、特に限定されないが、国際公開第2005/095686号パンフレットに開示された方法が好ましい。すなわち、繊維径およびその均一性の点で、繊維形成性熱可塑性ポリマーからなる島成分と、前記の繊維形成性熱可塑性ポリマーよりもアルカリ水溶液に対して溶解し易いポリマー(以下、「易溶解性ポリマー」ということもある。)からなる海成分とを有する複合繊維にアルカリ減量加工を施し、前記海成分を溶解除去したものであることが好ましい。
ここで、海成分を形成するアルカリ水溶液易溶解性ポリマーの、島成分を形成する繊維
形成性熱可塑性ポリマーに対する溶解速度比が100以上(好ましくは300~3000)であると、島分離性が良好となり好ましい。溶解速度が200倍未満の場合には、繊維断面中央部の海成分を溶解する間に、分離した繊維断面表層部の島成分が、繊径が小さいために溶解されるため、海相当分が減量されているにもかかわらず、繊維断面中央部の海成分を完全に溶解除去できず、島成分の太さ斑や島成分自体の溶剤侵食につながり、均一な繊維径の繊維が得られないおそれがある。
海成分を形成する易溶解性ポリマーとしては、特に繊維形成性の良いポリエステル類、脂肪族ポリアミド類、ポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィン類を好ましい例としてあげることができる。さらに具体例を挙げれば、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、ポリアルキレングリコール系化合物と5-ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエステルが、アルカリ水溶液に対して溶解しやすく好ましい。ここでアルカリ水溶液とは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム水溶液などを言う。これ以外にも、海成分と、該海成分を溶解する溶液の組合せとしては、ナイロン6やナイロン66等の脂肪族ポリアミドに対するギ酸、ポリスチレンに対するトリクロロエチレン等やポリエチレン(特に高圧法低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレン)に対する熱トルエンやキシレン等の炭化水素系溶削、ポリビニルアルコールやエチレン変性ビニルアルコール系ポリマーに対する熱水を例として挙げることができる。
ポリエステル系ポリマーの中でも、5-ナトリウムスルホイソフタル酸6~12モル%と分子量4000~12000のポリエチレングリコールを3~10重量%共重合させた固有粘度が0.4~0.6のポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルが好ましい。ここで、5-ナトリウムスルホイソフタル酸は親水性と溶融粘度向上に寄与し、ポリエチレングリコール(PEG)は親水性を向上させる。また、PEGは分子量が大きいほど、その高次構造に起因すると考えられる親水性増加作用があるが、反応性が悪くなってブレンド系になるため、耐熱性や紡糸安定性の面で問題が生じる可能性がある。また、共重合量が10重量%以上になると、溶融粘度が低下するおそれがある。
一方、島成分を形成する難溶解性ポリマーとしては、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリフェニレンスルフィド類、ポリオレフィン類などが好適な例として挙げられる。具体的には、機械的強度や耐熱性を要求される用途では、ポリエステル類では、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、これらを主たる繰返し単位とする、イソフタル酸や5-スルホイソフタル酸金属塩等の芳香族ジカルボン酸やアジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸やε-カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸縮合物、ジエチレングリコールやトリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等のグリコール成分等との共重合体が好ましい。また、ポリアミド類では、ナイロン6(Ny-6)、ナイロン66(Ny-66)等の脂肪族ポリアミド類が好ましい。また、ポリオレフィン類は酸やアルカリ等に侵され難いことや、比較的低い融点のために極細繊維として取り出した後のバインダー成分として使える等の特徴があり、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、アイソタクティックポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合体、無水マレイン酸などのビニルモノマーのエチレン共重合体等を好ましい例としてあげることができる。特にポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、イソフタル酸共重合率が20モル%以下のポリエチレンテレフタレートイソフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル類、あるいは、ナイロン6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミド類が高い融点による耐熱性や力学的特性を備えているので、ポリビニルアルコール/ポリアクリロニトリル混合紡糸繊維からなる極細フィブリル化繊維に比べ、耐熱性や強度を要求される用途へ適用でき、好ましい。なお、島成分は丸断面に限らず、三角断面や扁平断面などの異型断面であってもよい。
前記の海成分を形成するポリマーおよび島成分を形成するポリマーについて、製糸性および抽出後の主体繊維の物性に影響を及ぼさない範囲で、必要に応じて、艶消し剤、有機充填剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面平滑剤、表面光沢改良剤、フッ素樹脂等の離型改良剤、等の各種添加剤を含んでいても差しつかえない。
前記の海島型複合繊維において、溶融紡糸時における海成分の溶融粘度が島成分ポリマーの溶融粘度よりも大きいことが好ましい。かかる関係にある場合には、海成分の複合重量比率が40%未満と少なくなっても、島同士が接合したり、島成分の大部分が接合して海島型複合繊維とは異なるものになり難い。
好ましい溶融粘度比(海/島)は、1.1~2.0、特に1.3~1.5の範囲であるこの比が1.1倍未満の場合には溶融紡糸時に島成分が接合しやすくなり、一方2.0倍を越える場合には、粘度差が大きすぎるために紡糸調子が低下しやすい。
次に島数は、100以上(より好ましくは300~1000)であることが好ましい。また、その海島複合重量比率(海:島)は、20:80~80:20の範囲が好ましい。かかる範囲であれば、島間の海成分の厚みを薄くすることができ、海成分の溶解除去が容易となり、島成分の極細繊維への転換が容易になるので好ましい。ここで海成分の割合が80%を越える場合には海成分の厚みが厚くなりすぎ、一方、20%未満の場合には海成分の量が少なくなりすぎて、島間に接合が発生しやすくなる。
溶融紡糸に用いられる口金としては、島成分を形成するための中空ピン群や微細孔群を有するものなど任意のものを用いることができる。例えば、中空ピンや微細孔より押し出された島成分とその間を埋める形で流路を設計されている海成分流とを合流し、これを圧縮することにより海島断面が形成されるといった紡糸口金でもよい。吐出された海島型複合繊維は冷却風により固化され、所定の引き取り速度に設定した回転ローラーあるいはエジェクターにより引き取られ、未延伸糸を得る。この引き取り速度は特に限定されないが、200~5000m/分であることが望ましい。200m/分以下では生産性が悪くなるおそれがある。また、5000m/分以上では紡糸安定性が悪くなるおそれがある。
得られた繊維は、そのままカット工程あるいはその後の抽出工程に供してもよいし、目的とする強度・伸度・熱収縮特性に合わせるために、延伸工程や熱処理工程を経由して、カット工程あるいはその後の抽出工程に供することができる。延伸工程は紡糸と延伸を別ステップで行う別延方式でもよいし、一工程内で紡糸後直ちに延伸を行う直延方式を用いてもよい。
次に、かかる複合繊維をカットする。かかるカットは、数十本~数百万本単位に束ねたトウにしてギロチンカッターやロータリーカッターなどでカットすることが好ましい。
前記の繊維径Dを有する極細繊維Cは、前記複合繊維にアルカリ減量加工を施すことにより得られる。その際、アルカリ減量加工において、繊維とアルカリ液の比率(浴比)は0.1~5%であることが好ましく、さらには0.4~3%であることが好ましい。0.1%未満では繊維とアルカリ液の接触は多いものの、排水等の工程性が困難となるおそれがある。一方、5%以上では繊維量が多過ぎるため、アルカリ減量加工時に繊維同士の絡み合いが発生するおそれがある。なお、浴比は下記式にて定義する。
浴比(%)=(繊維質量(gr)/アルカリ水溶液質量(gr)×100)
また、アルカリ減量加工の処理時間は5~60分であることが好ましく、さらには10~30分であることが好ましい。5分未満ではアルカリ減量が不十分となるおそれがある。一方、60分以上では島成分までも減量されるおそれがある。
また、アルカリ減量加工において、アルカリ濃度は2~10%であることが好ましい。2%未満では、アルカリ不足となり、減量速度が極めて遅くなるおそれがある。一方、10%を越えるとアルカリ減量が進みすぎ、島部分まで減量されるおそれがある。
かくして得られた極細繊維Aにおいて、極細繊維Aが延伸されたポリエステル繊維である場合、複屈折率(Δn)が0.05よりも大となる。
本発明の不織布には、前記極細繊維Aだけでなく、前記極細繊維Aよりも繊維径が大きい繊維Bも含まれる。その際、前記極細繊維Aの重量比率は不織布重量対比3~50重量%の範囲内であることが好ましい。前記極細繊維Cの含有量が3重量%よりも小さいと、捕集性能が低下するおそれがある。逆に、前記極細繊維の含有量が50重量%よりも大きいと、圧力損失が大きくなるおそれがある。
前記繊維Bとしては、単繊維繊度が0.05dtex以上(より好ましくは0.1~2.2dtex)の繊維が好ましい。繊維Bの単繊維繊度が0.05dtexよりも小さいと、剛軟度が低くなりプリーツ加工性が低下するおそれがある。前記繊維Bの長さとしては3~8mmが好ましい。
前記繊維Bにおいて、繊維種類としては、ポリエステル繊維またはポリフェニレンスルフィド(PPS)繊維またはポリオレフィン繊維またはナイロン(Ny)繊維が好ましい。さらには、アラミド繊維、ガラス繊維でもよい。
本発明の不織布において、剛軟度を高めて優れたプリーツ加工性を得る上で、不織布にさらにバインダー繊維Cが含まれることが好ましい。
かかるバインダー繊維Cにおいて、単繊維繊度が0.05dtex以上(より好ましくは0.1~2.2dtex)の繊維が好ましい。バインダー繊維Cの単繊維繊度が0.05dtexよりも小さいと、剛軟度が低くなりプリーツ加工性が低下するおそれがある。前記バインダー繊維Cの長さとしては3~8mmが好ましい。
かかるバインダー繊維Cとしては、複合繊維または未延伸繊維であることが好ましい。未延伸繊維の場合、複屈折率Δnは通常、0.05以下となる。また、未延伸繊維の伸度は通常、100%以上(好ましくは100~800%)となる。
ここで、複合繊維としては、抄紙後に施す80~170℃の熱処理によって融着し接着効果を発現するポリマー成分(例えば、非晶性共重合ポリエステル)が鞘部に配され、これらのポリマーより融点が20℃以上高い他のポリマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの通常のポリエステル)が芯部に配された芯鞘型複合繊維が好ましい。
なお、バインダー繊維Cは、バインダー成分(低融点成分)が単繊維の表面の全部または一部を形成している公知のバインダー繊維でもよい。例えば、芯鞘型複合繊維、偏心芯鞘型複合繊維、サイドバイサイド型複合繊維などが例示される。
ここで、上記非晶性共重合ポリエステルは、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、5-ナトリウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸などの酸成分と、エチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールなどのジオール成分とのランダムまたはブロック共重合体として得られる。中でも、従来から広く用いられているテレフタル酸、イソフタル酸、エチレングリコールおよびジエチレングリコールを主成分として用いることがコストの面で好ましい。このような共重合ポリエステルは、ガラス転移点が50~100℃の範囲となり、明確な結晶融点を示さない。
また、未延伸繊維としては、紡糸速度が好ましくは800~1500m/分(さらに好ましくは900~1150m/分)で紡糸された未延伸繊維が挙げられる。ここで、未延伸繊維は、前記海島型複合繊維の島成分または海成分に用いられるポリエステルを少なくとも一成分として用いた未延伸繊維であることが好ましい。特に、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルを少なくとも一成分として用いた未延伸ポリエステル繊維や、ポリフェニレンスルフィド(PPS)を少なくとも一成分として用いた未延伸ポリフェニレンスルフィド(PPS)バインダー繊維、ナイロン6やナイロン66などのナイロンを少なくとも一成分として用いた未延伸ナイロン繊維や、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンを少なくとも一成分として用いた未延伸ポリオレフィン繊維が好ましい。海島型複合繊維の未延伸糸を用いることもできる。
未延伸ポリフェニレンスルフィド(PPS)バインダー繊維を形成するポリアリーレンスルフィド樹脂としては、ポリアリーレンスルフィド樹脂と称される範疇に属するものであれば如何なるものを用いてもよい。ポリアリーレンスルフィド樹脂としては、その構成単位として、例えばp-フェニレンスルフィド単位、m-フェニレンスルフィド単位、o-フェニレンスルフィド単位、フェニレンスルフィドスルホン単位、フェニレンスルフィドケトン単位、フェニレンスルフィドエーテル単位、ジフェニレンスルフィド単位、置換基含有フェニレンスルフィド単位、分岐構造含有フェニレンスルフィド単位、等よりなるものを挙げる事ができ、その中でも、p-フェニレンスルフィド単位を70モル%以上、特に90モル%以上含有しているものが好ましく、さらにポリ(p-フェニレンスルフィド)がより好ましい。
本発明の不織布において、構造および製法は特に限定されず、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、湿式不織布などいずれでもよいが、湿式不織布であることが好ましい。
湿式不織布を製造する方法としては、通常の長網抄紙機、短網抄紙機、丸網抄紙機、あるいはこれらを複数台組み合わせて多層抄きなどとして抄紙した後、熱処理する製造方法が好ましい。その際、熱処理工程としては、抄紙工程後、ヤンキードライヤー、エアースルードライヤーのどちらでも可能である。また、熱処理の後、金属/金属ローラー、金属/ペーパーローラー、金属/弾性ローラーなどのカレンダー加工またはエンボス加工を施してもよい。特に、不織布にエンボス加工を施すと、不織布の空隙率を調整することができ好ましい。なお、エンボス加工は、一対のエンボスロール、またはエンボスロールとフラットロールによる熱圧着によって柄模様を形成する方法である。フラットロール同士で熱圧着した場合は厚さが小さくなりすぎて剛軟度が低くなりすぎ、プリーツ加工性が低下するおそれがある。
かくして得られた不織布において、ガーレ式剛軟度がMD方向およびCD方向の少なくともどちらかが2000mgf以上(好ましくはMD方向およびCD方向の少なくともどちらかが2000~20000mgf)であることが肝要である。かかるガーレ式剛軟度がMD方向およびCD方向ともに2000mgf未満では、プリーツ加工時にしわが発生しやすくなり好ましくない。なお、ガーレ式剛軟度は JIS L1913 一般不織布試験方法により測定するものとする。
また、かかる不織布の空隙率が75~89%(より好ましくは80~88%)の範囲内であることが好ましい。不織布の空隙率が該範囲よりも小さいと、不織布をバグフィルター用濾材として用いた際、圧力損失が大きくなりすぎるおそれがある。逆に不織布の空隙率が該範囲よりも大きいと、不織布をバグフィルター用濾材として用いた際、プリーツ加工性や捕集性能が低下するおそれがある。
また、不織布の厚さが0.5~2.5mm(より好ましくは0.5~1.2mm)の範囲内であることが好ましい。不織布の厚さが該範囲よりも小さいと、剛軟度が小さくなりプリーツ加工性が低下するおそれがある。逆に、不織布の厚さが該範囲よりも大きいと、プリーツ同士が密着して十分な濾過面積が得られないおそれがある。
また、不織布の目付けが100~400g/m(より好ましくは120~200g/m)の範囲内であることが好ましい。不織布の目付けが該範囲よりも小さいと、剛軟度が小さくなりプリーツ加工性が低下するおそれがある。逆に、不織布の目付けが該範囲よりも大きいと、圧力損失が大きくなりすぎるおそれがある。
次に、本発明のバグフィルター用濾材は前記の不織布を用いてなるバグフィルター用濾材である。かかるバグフィルター用濾材は前記の不織布を用いているので、捕集性能だけでなくプリーツ加工性にも優れる。
その際、捕集性能としては、1μm大気じん捕集率が60%以上であることが好ましい。
なお、バグフィルター用濾材は通常、基布に積層して使用される。その際、基布としてはスクリムを含むニードルパンチ不織布が好ましい。スクリムによりダスト流および逆洗パルスの風圧に対しても、寸法変化を小さくすることが可能となる。
かかるスクリムの目付けとしては40~120g/mの範囲内であることが好ましい。該目付けが40g/mよりも小さいと、風圧に対して塑性変形して吹き漏れの原因となるおそれがある。逆に該目付けが120g/mよりも大きいとニードルパンチ工程においてニードルに対する抵抗となったり、スクリム自身が圧力損失増大の原因になるおそれがある。
かかるスクリムとしては、例えば、単繊維繊度1.0~3.0dtexの長繊維または短繊維(好ましくは繊維長20~80mmの5~20番手双糸)からなる平組織織物が好ましい。繊維種類としては、ポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維、メタ型またはパラ型芳香族ポリアミド繊維などが好ましい。
また、前記ニードルパンチ不織布においてスクリム以外を構成する繊維としてはポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、メタ型全芳香族ポリアミド繊維、パラ型全芳香族ポリアミド繊維などが好ましい。
前記基布としてはスパンボンド不織布も好ましい。かかるスパンボンド不織布の目付けとしては100~400g/mの範囲内であることが好ましい。該目付けが100g/mよりも小さいとプリーツを形成した際の剛性が不足して風圧による形状変形が生じるおそれがある。逆に該目付けが400g/mよりも大きいと圧力損失が大きくなるおそれがある。かかるスパンボンド不織布を構成する繊維としてはポリエステル繊維またはポリフェニレンスルフィド繊維が好ましい。
不織布を基材に積層する方法としては、公知の方法でよい。例えば、熱接着方法、接着剤を用いた化学的接着方法、縫着などいずれでもよい。
かかるバグフィルターにおいて、縫製(例えば袋状に縫製)またはプリーツ加工を施して袋状のバグフィルターまたはカートリッジタイプのバグフィルターとして集塵機などに好適に使用することができる。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
(1)繊維径D
透過型電子顕微鏡TEM(測長機能付)を使用し、倍率30000倍で繊維断面写真を撮影し繊維径D(nm)を測定した。ただし、繊維径Dは、単繊維横断面におけるその外接円の直径を用いた(n数5の平均値)。
(2)繊維長L
走査型電子顕微鏡(SEM)により、海成分溶解除去前の極細短繊維(短繊維A)を基盤上に寝かせた状態とし、20~500倍で繊維長L(mm)を測定した(n数5の平均値)。その際、SEMの測長機能を活用して繊維長Lを測定した。
(3)目付け
JIS P8124(紙のメートル坪量測定方法)に基づいて目付け(g/m)を測定した。
(4)厚さ
JIS P8118(紙及び板紙の厚さと密度の測定方法)に基づいて厚さ(mm)を測定した。測定荷重は75g/cmにて、n=5で測定し、平均値を求めた。
(5)空隙率
上記目付けと厚さ、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維の密度を1.36g/cmとして、下記式から計算した。
空隙率(%)=100-(((目付け)/(厚さ)/1.36)×100)
(6)大気塵捕集率
風速5.1cm/secとなるように調整し、試料前後の大気塵をパーティクルカウンターでカウントし、その比によって捕集効率を算出した。
大気塵捕集効率(%)=(1-(試料通過後大気塵数/試料通過前大気塵数))×100
(7)圧力損失
大気塵捕集効率測定時に試験片通過前後の圧力(Pa)を測定しその圧力差を圧力損失として求めた。
(8)細孔径
ASTM-F-316にて最小細孔径(μm)、平均細孔径(μm)、最大細孔径(μm)を求めた。
(9)剛軟度
JIS L1913 一般不織布試験方法の剛軟度・ガーレ法に基づいて、測定し、剛軟度mgfを算出した。1mgfは0.98×10-3cNである。
(10)ダスト保持量:DHC・DHC分配率
JIS8種ダストを濃度1g/m、流入速度10cm/secにてフィルターに導入し、圧損が2kPaに達するまでの時間とその際にフィルターに保持されているダスト重量を測定し、1m2あたりのダスト保持量に換算した結果、40を超えると×(不合格)、40以下を○(合格)とした。
(11)溶融粘度
乾燥処理後のポリマーを紡糸時のルーダー温度に設定したオリフィスにセットして5分間溶融保持したのち、数水準の荷重をかけて押し出し、そのときのせん断速度と溶融粘度をプロットする。そのデータをもとに、せん断速度-溶融粘度曲線を作成し、せん断速度が1000sec-1の時の溶融粘度を読み取った。
(12)アルカリ減量速度比
海成分および島成分のポリマーを、それぞれ、径0.3mm、長さ0.6mmの円孔を24孔持つ口金から吐出し、1000~2000m/分の紡糸速度で引き取って得た未延伸糸を残留伸度が30~60%の範囲となるように延伸して83dtex/24フィラメントのマルチフィラメントを作成した。これを1.5wt%NAOH水溶液80℃を用い、浴比100として、溶解時間と溶解量から減量速度を算出した。
[実施例1~4、比較例1~14]
島成分に285℃での溶融粘度が120Pa・secのポリエチレンテレフタレート、海成分に285℃での溶融粘度が135Pa・secである平均分子量4000のポリエチレングリコールを4重量%、5-ナトリウムスルホイソフタル酸を9mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを使用し、海:島=10:90の重量比率で島数400の口金を用いて紡糸し、紡糸速度1500m/分で引き取った。アルカリ減量速度差は1000倍であった。これを3.9倍に延伸した後、ギロチンカッターで1000μmにカットして、極細繊維A用海島型複合繊維を得た。これを4%NaOH水溶液で75℃にて10%減量し、本繊維を極細繊維Aとした(繊維径700nm、繊維長1mm、アスペクト比1400、丸断面)。
次いで、極細繊維Aと、繊度1.7dtex×長さ5mmのポリエチレンテレフタレート繊維Bと、熱接着繊維Cとして芯鞘複合型熱接着性繊維で、繊度1.7dtex×長さ5mm、芯ポリマーと鞘ポリマーは、それぞれ融点256℃のポリエチレンテレフタレート、テレフタル酸、イソフタル酸、エチレングリコールおよびジエチレングリコールを主成分とする非晶性共重合ポリエステルを50/50wt%の割合で断面形成したものである。これらをA:B:C=30:40:30の割合で配合し、分散剤・消泡剤を適量添加して、分散させたスラリーを円網で湿式抄紙し、ニップローラーでの脱水後、巻き取った。引き続いて、ベルト式乾燥機に巻出しながら導入し、加熱収縮によりバインダー間のネットワークを形成して構造固定したのち、一定の張力にて巻き取った。
次いで、上下の片方または両方にエンボス柄のあるローラーを用い、上下ともに温度約100℃~200℃で、狙いの厚さとなるように上下ローラーの間隔を適宜調整して実施した。表1に評価結果を示す。
Figure 0007028621000001
Figure 0007028621000002
本発明によれば、捕集性能だけでなくプリーツ加工性にも優れた不織布およびバグフィルター用濾材が提供され、その工業的価値は極めて大である。

Claims (7)

  1. 繊維径Dが100~1000nmの極細繊維Aと、該極細繊維Aよりも繊維径が大きい繊維Bとを含み、ガーレ式剛軟度が2000mgf以上であり、不織布の空隙率が75~85%の範囲内であり、不織布の厚さが0.5~2.5mmの範囲内であり、かつ不織布の目付けが100~400g/m の範囲内であることを特徴とする不織布。
  2. 不織布にさらにバインダー繊維Cが含まれる、請求項1に記載の不織布。
  3. 不織布が湿式不織布である、請求項1または請求項2に記載の不織布。
  4. 不織布にエンボス加工が施されている、請求項1~3のいずれかに記載の不織布。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の不織布を用いてなる、バグフィルター用濾材。
  6. 1μm大気じん捕集率が60%以上である、請求項5に記載のバグフィルター用濾材。
  7. プリーツ加工が施されている、請求項5または請求項6に記載のバグフィルター用濾材

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