JP7027816B2 - オーバーキャップ、及び缶体 - Google Patents

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本発明は、不正開封防止手段を備えるオーバーキャップ、及びかかるオーバーキャップを備える缶体に関する。
従来、粉ミルクなどの湿気を嫌う粉粒体を収容する容器として、アルミニウムシートなどからなる不通気性の内蓋によって内部が密封されるとともに、かかる内蓋を剥離して開封した後に、収容された内容物を保護するためのオーバーキャップを備える金属製の缶体が知られている。
また、このような缶体が備えるオーバーキャップとしては、流通段階における不正な開封を防止するために、不正開封防止手段として、オーバーキャップ本体の下端に薄肉部を介してピルファープルーフバンドが連設されたオーバーキャップが知られている(例えば、特許文献1参照)。同様の不正開封防止手段を備えつつ、内容物を取り出す際の開閉操作を容易に行うことができるようにした、ヒンジ式の開閉蓋を備えるオーバーキャップも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載されたオーバーキャップは、引き剥がし開始部を起点に円周方向にピルファープルーフバンドが引き剥がされて切除された後に、缶体から取り外すことができるようにされている。特許文献2に記載されたオーバーキャップは、固定上蓋部にヒンジを介して連設された開閉上蓋部を備えており、固定上蓋部と開閉上蓋部の外周縁に連設された環状の外周壁の下端周縁に、スコアを介してピルファープルーフバンドが切除可能に連接されている。
特開2009-241939号公報 特開2013-199297号公報
しかしながら、これらのオーバーキャップは、いずれも全周にわたってピルファープルーフバンドを引き裂きながら切除するようになっており、正当に開封する際に、不正開封防止手段としてのピルファープルーフバンドを切除するのに煩雑な手間を要していた。さらに、ピルファープルーフバンドが切除されたオーバーキャップの下端縁は剥き出しの状態になっており、開封後の缶体を持ち運んだりする際に、剥き出しにされた下端縁に手指が掛かるなどして、オーバーキャップが不用意に外れてしまうと、内容物がこぼれ出てしまうという問題もあった。
本発明は、上記したような事情に鑑みてなされたものであり、開封作業を容易に行うことができ、開封後も不用意に缶体から外れてしまわないようにすることができる不正開封防止手段を備えたオーバーキャップ、及びそのようなオーバーキャップを備える缶体の提供を目的とする。
本発明に係るオーバーキャップは、内蓋が設けられた缶体に備えられ、前記内蓋を取り外して前記缶体を開封した後に、前記缶体内に収容された内容物を保護するためのオーバーキャップであって、前記缶体に嵌着されたときに、前記缶体の頂部側の外周面を覆うように垂下して、前記缶体の頂部側の外周面に周方向に沿って設けられた段部に、下端縁が当接又は近接するように形成された外周側筒状部を有する枠状基部と、前記枠状基部に着脱される上蓋部とを有し、前記上蓋部がヒンジを介して前記枠状基部に接続され、前記上蓋部の周縁における前記ヒンジと対向する位置に、摘み片が形成されるとともに、閉蓋状態で前記摘み片の下方に位置する前記枠状基部の前記外周側筒状部の下端縁に、切り欠き部が形成され、前記切り欠き部を前記摘み片とともに覆い隠すカバー部が、前記外周側筒状部に切り離し可能に設けられている
構成としてある。
本発明に係る缶体は、上記したようなオーバーキャップを備える缶体であって、当該缶体の頂部側の外周面に、前記枠状基部の下端縁に当接又は近接する段部が、周方向に沿って設けられている構成としてある。
本発明に係るオーバーキャップによれば、オーバーキャップの全周の一部に設けられたカバー部を切り離すだけで、不正開封防止手段を解除できるので、開封作業を容易に行うことができる。しかも、カバー部を切り離さなければ、オーバーキャップの上蓋部を開くことも、オーバーキャップを缶体から取り外すこともできないようにすることができる。
また、本発明に係る缶体によれば、外周側筒状部の下端縁に形成された切り欠き部に手指を掛けなければ、オーバーキャップを取り外すことができないため、開封後も不用意にオーバーキャップが外れてしまわないようにすることができる。
本発明の実施形態に係るオーバーキャップの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るオーバーキャップの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るオーバーキャップの一例を示す説明図である。 図1のA-A断面図である。 本発明の実施形態に係るオーバーキャップを備える缶体の開封操作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るオーバーキャップの上蓋部を開いた状態を示す説明図である。 計量スプーンの一例を示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、図1~図3は、本実施形態に係るオーバーキャップの一例を示す説明図であり、図4は、図1のA-A断面図である。
オーバーキャップ1は、内蓋102が設けられた缶体100に備えられ、内蓋102を取り外して缶体100を開封した後に、缶体100内に収容された内容物を保護するためのものである。
本実施形態において、缶体100は、円筒状の缶胴を有しており、例えば、アルミニウムシートなどからなる不通気性の内蓋102が、缶体100の頂部に巻き締められた環状のフランジ部103に取り付けられるなどして、内部が密封された状態になっている。内蓋102を取り外して開封した後は、開封された缶体100の開口部をオーバーキャップ1で封止して、缶体100内を再密封することによって、収容された内容物を保護することができる。
オーバーキャップ1は、缶体100に嵌着される枠状基部2と、枠状基部2に着脱される上蓋部3とを有しており、上蓋部3がヒンジ4を介して枠状基部2に接続されている。これにより、缶体100に嵌着された枠状基部2に対して、ヒンジ4を軸に上蓋部3が回動することによって開閉されるヒンジ式の開閉蓋として、缶体100に取り付けられる。
このようなオーバーキャップ1は、例えば、ポリプロピレン,ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を用いて射出成形することによって所定形状に成形され、その弾性変形を利用して缶体100に取り付けることができる。
枠状基部2は、開封された缶体100の開口部よりも大きく又はほぼ等しく開口する環状の枠板部20と、枠板部20の外周縁に沿って垂下する外周側筒状部21と、外周側筒状部21と同心状に枠板部20から垂下する内周側筒状部22とを有している。外周側筒状部21は、缶体100の頂部側の外周面を覆うように垂下する。内周側筒状部22は、缶体100の頂部に形成された巻き締め部101の内周面に密着するように垂下する。そして、外周側筒状部21の内周面には、外周側筒状部21と内周側筒状部22との間に挟持された巻き締め部101と嵌合する突条21aが周方向に沿って形成されており、これによって、枠状基部2を缶体100に嵌着できるようになっている。
一方、缶体100の頂部側の外周面には、オーバーキャップ1を缶体100に取り付けたときに、当該外周面を覆うように垂下する外周側筒状部21の下端縁に当接又は近接する段部104が、周方向に沿って設けられている。このようにすることで、外周側筒状部21の下端縁に手指を掛け難くなり、オーバーキャップ1が缶体100から不用意に外れてしまうのを防ぐことができる。
図示する例では、外周側筒状部21の厚みに応じて、外周側筒状部21で覆われる部分の外径を小さくすることで、缶体100の頂部側の外周面に段部104を形成しているが、これに限定されない。外周側筒状部21の下端縁に手指を掛け難くすることができれば、例えば、環状に膨出する環状突出部を周方向に沿って形成することによって、段部104が形成されるようにしてもよい。
また、枠状基部2の枠板部20の周縁部には、環状に立ち上る環状突部2aが立設されている。上蓋部3の周縁部には、枠状基部2に立設された環状突部2aと嵌合する環状溝3aが形成されている。これにより、ヒンジ4を軸に回動することによって開閉する上蓋部3が、環状突部2aと環状溝3aとが嵌合することで閉じた状態に保たれて、開封後の缶体100内の密封性を確保することができる。
なお、環状突部2aと環状溝3aの具体的な形状は、上蓋部3を閉じた状態に保つことができれば特に限定されない。また、上蓋部3を閉じた状態に保つことができれば、環状突部2aと環状溝3aに代えて、他の嵌合構造を採用してもよい。
上蓋部3を開いて缶体100に収容された内容物を取り出す際には、上蓋部3を持ち上げながら環状突部2aと環状溝3aとの嵌合を解除しつつ、ヒンジ4を軸に回動させる。このときの開蓋操作が容易に行えるように、上蓋部3の周縁のヒンジ4と対向する位置(ヒンジ4から最も離れた位置)には、周縁から突出する摘み片31が形成されており、摘み片31に手指を掛けて上蓋部3を持ち上げられるようにしている。そして、上蓋部3が閉じた状態にあるときに、枠状基部2の外周面と、上蓋部3の外周面との間に、手指が掛かるような段差が生じないように、これらの形状を適宜設計することで、摘み片31に手指を掛けなければ、上蓋部3を開けられないようにすることができる。
また、上蓋部3を閉じた状態で、上蓋部3に形成された摘み片31の下方に位置する枠状基部2の外周側筒状部21の下端縁には、切り欠き部23が形成されている。切り欠き部23は、缶体100の頂部側の外周面に設けた段部104との間に隙間が形成され、かかる隙間に手指を入れることができるようになっていれば、その形状や大きさは限定されない。図示する例では、周方向に沿った長さが摘み片31とほぼ等しい矩形状に切り欠き部23を形成することで、手指を入れ易くしている。このような切り欠き部23を形成することで、切り欠き部23に手指を掛けて、オーバーキャップ1を缶体100から取り外すことができるようにしている。
本実施形態では、このような切り欠き部23とともに、上蓋部3に形成された摘み片31を覆い隠すカバー部5が、枠状基部2の外周側筒状部21に切り離し可能に設けられている。これにより、摘み片31に手指を掛けられないようにして、上蓋部3が開かないようにすることができる。さらに、缶体100の頂部側の外周面に、前述したような段部104を設けることで、外周側筒状部21の下端縁に手指を掛け難くしたことと相俟って、カバー部5を切り離して切り欠き部23に手指を掛けなければ、オーバーキャップ1を缶体100から取り外すことができないようにすることができる。その結果、本実施形態にあっては、これらが協働的に作用して不正開封防止手段として機能し、カバー部5を切り離すことで不正開封防止手段が解除される。さらに、カバー部5を切り離し可能に設けることにより、カバー部5が切り離されていることで開封されたことを明示する開封明示手段としても機能する。
カバー部5は、切り欠き部23と摘み片31とを覆い隠すことができれば、その具体的な形状や大きさは限定されないが、切り欠き部23と摘み片31とを覆い隠すことができる最小限の大きさとするのが好ましい。図示する例では、枠状基部2の外周側筒状部21の上下幅とほぼ等しい幅の短冊状に形成されており、その周方向両端部が薄肉部50を介して外周側筒状部21に接続されている。これにより、オーバーキャップ1の全周の一部に設けられたカバー部5を、その薄肉部50を切除して枠状基部2から切り離すだけで、不正開封防止手段を解除することができる。
ここで、図1は、カバー部5を切り離す前の状態を示し、図2は、カバー部5を切り離して不正開封防止手段を解除した状態を示しており、図2中、薄肉部50を切除した跡を鎖線50aで示している。
また、図3では、カバー部5で覆い隠された切り欠き部23と摘み片31とを透視して示している。
このようなカバー部5には、その上辺側に部分的に突出する突片51を延設するのが好ましい。これにより、突片51を摘まんで引っ張りながら、カバー部5を切り離すことができる。そして、このような突片51を延設する場合には、その内面に、上蓋部3に形成された摘み片31に係止される突部52を形成するのが好ましい。これにより、不正開封防止手段を解除する前に上蓋部3が開いてしまうのを、より確実に防止することができる。
また、カバー部5は、外周側筒状部21との間に空隙が形成された状態で、薄肉部50を介して外周側筒状部21に接続されている。このため、外力が作用してカバー部5が押し潰されるように変形してしまうと、それに伴って生じる応力によって、薄肉部50が意図せずに切除されてしまう虞がある。このような不具合を防ぐために、カバー部5の内面には、枠状基部2の外周側筒状部21に当接又は近接する一又は複数のリブ53を設けておくのが好ましい。
本実施形態に係るオーバーキャップ1を備える缶体100を開封するには、まず、枠状基部2の外周側筒状部21からカバー部5を切り離して、外周側筒状部21の下端縁に形成された切り欠き部23を露出させる(図5(a),(b)参照)。次いで、露出した切り欠き部23に手指を掛けて、オーバーキャップ1を缶体100から取り外す(図5(c)参照)。そして、缶体100に設けられた内蓋102を取り外して開封し(図5(d)参照)、オーバーキャップ1を缶体100に付け直して開封された開口部を封止する(図5(e)参照)。これによって、開封作業が完了し、開封後は、上蓋部3を開閉することで、缶体100内に収容された内容物を取り出すことができる(図5(f)参照)。
このような本実施形態によれば、オーバーキャップ1の全周の一部に設けられたカバー部5を切り離すだけで、不正開封防止手段を解除できるので、開封作業を容易に行うことができる。さらに、外周側筒状部21の下端縁に形成された切り欠き部23に手指を掛けなければ、オーバーキャップ1を取り外すことができないため、開封後も不用意にオーバーキャップ1が外れてしまわないようにすることができる。
また、本実施形態に係るオーバーキャップ1は、缶体100内に収容された内容物を定量ずつ計り取るための計量スプーン6を備えている。
図示する例において、枠状基部2には、その枠板部20の内周側に大梁部24が架設されている(図6参照)。これにより、大梁部24と枠板部20との間に架け渡すようにして、計量スプーン6を保持することができ、計量スプーン6で内容物を計り取る際には、架設された大梁部24を利用して余剰分を擦り切ることができる。
なお、図6は、カバー部5を切り離して不正開封防止手段を解除した後に、上蓋部3を開いた状態を示している。
このようにして、オーバーキャップ1が計量スプーン6を備えるようにすることで、缶体100内に収容された内容物と非接触の状態で、専用の計量スプーン6を付属させることができる。また、内容物を取り出した後は、枠状基部2に計量スプーン6を保持させて、上蓋部3を閉じれば、計量スプーン6を衛生的に保管することもできる。
また、計量スプーン6は、計量部61の付け根部が大梁部24に支持されて、大梁部24と直交する方向に架け渡されている。そして、大梁部24と枠板部20との間に架け渡すように保持された計量スプーン6が脱落したりしないように、枠板部20には、計量スプーン6の柄部62を挟む一対の係止部25aが先端に形成された支持部25を立設するのが好ましい。
また、大梁部24は、枠板部20の開口中心から外れるように架設するのが好ましい。大梁部24を架設したことによって、枠板部20の内周側は二つの領域に仕切られるが、大梁部24と枠板部20との間隔が広く開いている方の領域から内容物を取り出すようにすれば、計量スプーン6で内容物を取り出す際に、大梁部24が邪魔になり難くすることができる。
そして、枠板部20の開口中心から外れるように大梁部24を架設した場合には、大梁部24と大梁部24が近接する側の枠板部20との間に、補強部材としての小梁部26を架設することができる。図示する例では、計量スプーン6の計量部61の幅よりも若干大きい間隔で、大梁部24と直交する二つの小梁部26が平行に架設されている。
また、上蓋部3を開く際には、上蓋部3を弾性変形させながら環状突部2aと環状溝3aとの嵌合を解除しつつ、ヒンジ4を軸に回動させることになるが、このとき計量スプーン6が上蓋部3と干渉してしまうと、上蓋部3の開蓋操作に支障を来たしてしまうことが懸念される。開蓋操作時の上蓋部3と計量スプーン6との干渉を避けるためには、大梁部24をヒンジ4の回動軸に直交する方向に架設するするとともに、枠板部20の開口中心からより大きく外れるように枠板部20に近接させて架設し、そのように架設した大梁部24に、計量部61の付け根部が支持されて、大梁部24と直交する方向(ヒンジ4の回動軸と平行な方向)に計量スプーン6が架け渡されるようにするのが好ましい。
また、本実施形態にあっては、計量スプーン6を枠状基部2に保持させる都合上、計量スプーン6の長さが制限され、例えば、内容物が少なくなってきたときに、缶体100の底部に残る内容物を取り出し難くなってしまうことが懸念される。このような不具合を解消するために、計量スプーン6の柄部62は、その本体部62aに延長部材63をスライド可能に取り付けて、必要に応じて、長さを調整できるようにするのが好ましい。
例えば、図7に示すように、延長部材63は、その両側縁部に設けられたガイド溝63aに、柄部62の本体部62aの両側縁が挿入されて、柄部62の長さが伸縮するようにスライド可能に取り付けることができる。このとき、本体部62aの幅が計量部61の付け根部から末端部側に向かって僅かに広がり、かつ、ガイド溝63aの深さが終端側に向かって僅かに浅くなるようにして、延長部材63をスライドさせると、本体部62aの末端部側がスライド溝63aにしだいに圧着されていき、柄部62の長さが伸長した状態で固定されるようにするのが好ましい。このようにすることで、スライドさせた延長部材63が、本体部62aから脱落してしまうのを防ぐこともできる。
なお、図7(a)は、枠状基部2に保持させる際の状態を示し、図7(b)は、延長部材63をスライドさせて柄部62を伸長させた状態を示している。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
1 オーバーキャップ
2 枠状基部
23 切り欠き部
3 上蓋部
31 摘み片
4 ヒンジ
5 カバー部
51 突片
52 突部
53 リブ
100 缶体
102 内蓋

Claims (5)

  1. 内蓋が設けられた缶体に備えられ、前記内蓋を取り外して前記缶体を開封した後に、前記缶体内に収容された内容物を保護するためのオーバーキャップであって、
    前記缶体に嵌着されたときに、前記缶体の頂部側の外周面を覆うように垂下して、前記缶体の頂部側の外周面に周方向に沿って設けられた段部に、下端縁が当接又は近接するように形成された外周側筒状部を有する枠状基部と、
    前記枠状基部に着脱される上蓋部と
    を有し、
    前記上蓋部がヒンジを介して前記枠状基部に接続され、
    前記上蓋部の周縁における前記ヒンジと対向する位置に、摘み片が形成されるとともに、
    閉蓋状態で前記摘み片の下方に位置する前記枠状基部の前記外周側筒状部の下端縁に、切り欠き部が形成され、
    前記切り欠き部を前記摘み片とともに覆い隠すカバー部が、前記外周側筒状部に切り離し可能に設けられていることを特徴とするオーバーキャップ。
  2. 前記カバー部の上辺側に部分的に突出する突片が延設されている請求項1に記載のオーバーキャップ。
  3. 前記突片の内面に、前記摘み片に係止される突部が形成されている請求項2に記載のオーバーキャップ。
  4. 前記カバー部の内面に、前記外周側筒状部に当接又は近接する一又は複数のリブが設けられている請求項1~3のいずれか一項に記載のオーバーキャップ。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載のオーバーキャップを備える缶体であって、
    当該缶体の頂部側の外周面に、前記枠状基部の下端縁に当接又は近接する段部が、周方向に沿って設けられていることを特徴とする缶体。
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