JP4219205B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳製品を小出しに取り出すことができる再封可能な蓋付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1が開示する蓋付き容器は、内容物を充填した容器本体と、容器本体の開口部を閉じる蓋とを備え、蓋が、容器本体の開口部を繰り返し密封可能な被せ蓋部と、容器本体の開口部の半周に巻き付けられる外れ防止用巻付け部と、容器本体の開口部の残りの半周に巻き付けられるピルファープルーフ用のバンド部と、被せ蓋部を外れ防止用巻付け部側とバンド部側とに区画するように被せ蓋部上を横断するヒンジ部とを具備する。
【0003】
容器を開封するに際して、まずピルファープルーフ用のバンド部を引きちぎり、このバンド部に対応した被せ蓋部の箇所を容器本体から解放する。次に、この被せ蓋部の箇所を容器本体上に押し上げるようにすると、被せ蓋部がヒンジ部の箇所で上方に屈曲し、容器本体の開口部が開放される。被せ蓋部の外れ防止用巻付け部に対応した箇所は容器本体側に残留するので、被せ蓋部は容器本体上に留まったままで開閉動作することになる。内容物を取り出した後、被せ蓋部を下方に押し下げるようにすると、容器本体の開口部を再度密封することができる。
【0004】
【特許文献1】
実公平7−39803号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された蓋付き容器はピルファープルーフ用のバンド部を切断した後も繰り返し再封可能であるが、ヒンジ部のバネ作用で被せ蓋部が閉じる方向に戻ろうとするので、内容物を取り出し難いという問題がある。また、ヒンジ部の両端と容器本体の開口部との境界部に隙間が生じるので、再封後に容器本体の密封性を維持し難いという問題がある。
【0006】
本発明は、上記諸問題点を解決することができる蓋付き容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、胴部(3)の一端に上下の環状突起(6,7)を有し、乳製品を充填した容器本体(2,52)と、上記胴部(3)の一端の開口部(8)を覆う蓋(1,51)とを具備し、この蓋(1,51)が、上記開口部(8)を繰り返し密封可能な上記上環状突起(6)と係合する環状係合突起(15)を内周面に有した被せ蓋部(10,60)と、上記胴部(3)の回りに巻き付けられ、上記下環状突起(7)と係合する係止凸部(16)を内面に有した外れ防止用巻付け部(11,61)と、被せ蓋部(10,60)と外れ防止用巻付け部(11,61)とを連結するピルファープルーフ部(12,62)と、被せ蓋部(10,60)と外れ防止用巻付け部(11,61)との間にピルファープルーフ部(12,62)の一部を除くように形成される空隙部(13,63)とを備え、空隙部(13,63)内に被せ蓋部(10,60)と外れ防止用巻付け部(11,61)とを連結するヒンジ部(18a,18b,68a,68b)が複数箇所にわたって設けられ、ピルファープルーフ部(12,62)を除去後ヒンジ部(18a,18b,68a,68b)で被せ蓋部(10,60)を開放した時に上記環状係合突起(15)が引っ掛かって被せ蓋部(10,60)を開放状態に係止する係止突起(20,70)が上記被せ蓋部(10,60)と反対の外れ防止用巻付け部(11,61)に設けられた蓋付き容器において、上記外れ防止用巻付け部(11,61)から上記被せ蓋部(10,60)に向かって突出する台座片(21,71)が上記空隙部(13,63)内に設けられ、上記係止突起(20,70)が上記外れ防止用巻付け部(11,61)又は上記台座片(21,71)に設けられ、上記ピルファープルーフ部(12,62)を除去後上記ヒンジ部(18a,18b,68a,68b)で上記被せ蓋部(10,60)を開放する際にこの被せ蓋部(10,60)の上記環状係合突起(15)を上記係止突起(20,70)へと案内する傾斜縁(22a)を有した案内片(22,72)が上記係止突起(20,70)と上記外れ防止用巻付け部(11,61)又は台座片(21,71)との境に設けられた蓋付き容器を採用する。
【0008】
この請求項1に係る発明によれば、開蓋に際しピルファープルーフ部(12,62)を切断後ヒンジ部(18a,18b,68a,68b)で被せ蓋部(10,60)を開放すると、被せ蓋部(10,60)が係止突起(20,70)に係止し開放状態に保持され、容器本体(2,52)の開口部(8)全体が開放される。被せ蓋部(10,60)をヒンジ部(18a,18b,68a,68b)を支点として大きな開き角度で全開させた時、係止突起(20,70)が被せ蓋部(10)と係合し、被せ蓋部(10,60)を開放状態に係止するので、被せ蓋部(10,60)を全開状態に保持することができ、内蓋の取り外し操作や、容器本体(2,52)に充填された乳製品の計量、取り出し操作を容易に行うことができる。乳製品を小出しに取り出した後も、被せ蓋部(10,60)の係止突起(20,70)による係止を外すことでヒンジ部(18a,18b,68a,68b)を利用して密封性よく再封することができる。
【0009】
なお、乳製品には、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令):昭和26年12月27日厚生省令第52号」における「乳」、「乳製品」及び「乳又は乳製品を主原料とする食品」が含まれ、具体的には、乳、加工乳、乳飲料、はっ酵乳、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、チーズ、調製粉乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、練乳等が挙げられ、この蓋付き容器はいずれの乳製品も包装可能である。ただし、本発明は、容器が開封された後に長期にわたり喫食される乳製品に好適であり、かかる乳製品としては粉末形状の乳製品、即ち粉乳が好ましく、本発明の効果を最大限に享受することができる。なお、粉乳とは、調製粉乳、全脂粉乳、脱脂粉乳等の他、粉末クリーム、インスタントクリーミーパウダー、ホエイパウダー、バターミルクパウダー、加糖粉乳等も含まれる。
【0010】
また、請求項1に係る発明は、外れ防止用巻付け部(11,61)から被せ蓋部(10,60)に向かって突出する台座片(21,71)が空隙部(13,63)内に設けられた蓋付き容器を採用する。
【0011】
これにより、蓋(1,51)を容器本体(2,52)の開口部(8)に被せて押圧すると、ピルファープルーフ部(12,62)と外れ防止用巻付け部(11,61)とが容器本体(2,52)に嵌り込み、その際台座片(21,71)が空隙部(13,63)内において被せ蓋部(10,60)に当接し、外れ防止用巻付け部(11,61)の撓み変形を防止する。このため、外れ防止用巻付け部(11,61)が容器本体(2,52)に円滑に嵌り込む。
【0012】
また、請求項1係る発明においては、係止突起(20,70)を台座片(21,71)に設けることができる。
【0013】
係止突起(20,70)が台座片(21,71)に設けられる場合は、台座片(21,71)が補強され、この蓋(1,51)を容器本体(2,52)の開口部(8)に被せ押圧する際に台座片(21,71)の変形がより適正に防止され、外れ防止用巻付け部(11,61)が容器本体(2,52)に円滑に嵌り込む。
【0014】
また、請求項1に係る発明では、ピルファープルーフ部(12,62)を除去後ヒンジ部(18a,18b,68a,68b)で被せ蓋部(10,60)を開放した時に被せ蓋部(10,60)を開放状態へと案内する案内片(22,72)が外れ防止用巻付け部(11,61)又は台座片(21,71)に設けられる。
【0015】
これにより、開蓋に際しピルファープルーフ部(12,62)を切断後ヒンジ部(18a,18b,68a,68b)で被せ蓋部(10,60)を開放すると、被せ蓋部(10,60)が案内片(22,72)に案内されつつ係止突起(20,70)に係止する。従って、被せ蓋部(10,60)の開蓋操作が円滑化され、開放状態の保持が正確に行われる。
【0016】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の蓋付き容器において、案内片(22,72)が係止突起(20,70)と一体で設けられた蓋付き容器を採用する。
【0017】
この請求項2に係る発明によれば、案内片(22,72)が係止突起(20,70)に設けられるので、係止突起(20,70)が補強されて剛性が高められ、被せ蓋部(10,60)と案内片(22,72)との係合力が高められる。
【0018】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の蓋付き容器において、被せ蓋部(10,60)が係止突起(20,70)に係止する時の開度以上に被せ蓋部(10,60)が開くのを阻止するストッパ(73,74)が設けられた蓋付き容器を採用する。
【0019】
この請求項3に係る発明によれば、被せ蓋部(10,60)を開けた際、被せ蓋部(10,60)が係止突起(20,70)に係止するとストッパ(73,74)によりそれ以上の開きを阻止される。これにより、被せ蓋部(10,60)の過度の開きによる外れ防止用巻付け部(11,61)ひいては被せ蓋部(10,60)の容器本体(2,52)からの脱落やヒンジ部(18a,18b,68a,68b)の変形、破断が防止される。また、被せ蓋部(10,60)の内面に使用方法等が表示されている場合は使用者が視認しやすくなる。
【0020】
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の蓋付き容器において、外れ防止用巻付け部(11,61)が容器本体(2,52)の壁面下に没するように容器本体(2,52)に巻き付けられた蓋付き容器を採用する。
【0021】
この請求項4に係る発明によれば、容器本体(2,52)を把持する使用者の指等が外れ防止用巻付け部(11,61)に引っ掛からないようにすることができるので、外れ防止用巻付け部(11,61)ひいては被せ蓋部(10,60)の容器本体(2,52)からの脱落が防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
<実施の形態1>
この蓋付き容器は、図1乃至図5に示す構造の蓋1と、図6に示す構造の容器本体2とで構成される。
【0024】
容器本体2は、図6に示すように、この実施の形態では金属製の缶として形成され、円筒状の胴部3が上下の端板4,5で閉じられている。胴部3と上端板4との間には胴部3の外周へと突出する上環状突起6が形成される。この上環状突起6は缶成形の際の巻き締めにより生じたリムとして形成される。上環状突起6よりやや下方の胴部3上には蓋1を容器本体2側に固定する手段である下環状突起7が形成される。上環状突起6から下環状突起7に至る箇所は胴部3の最大径部分より括れており、この部分に装着される蓋1の外周が容器本体2の胴部3の表面から外へ大きく突出しないようになっている。
【0025】
容器本体2の上端板4には、摺り切り縁8aを有する開口部8が形成される。この開口部8は内蓋9により密封される。内蓋9は例えばアルミニウム箔等のガスバリヤー性基材にヒートシール性樹脂を積層したシート片で形成され、上端板4に開口部8を塞ぐようにヒートシールされる。この内蓋9はイージーオープン性を付与され、上端板4から容易に引き剥がして開口部8を開けることが可能である。この内蓋9は容器本体2内に図示しない調製粉乳を充填した後シールされる。
【0026】
容器本体2は金属のほかプラスチック、プラスチックを主体とする複合材等で成形することも可能である。容器本体2の形態は円筒状容器が適する。
【0027】
蓋1は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、これらの共重合体等の材料を射出成形等で一体成形することにより得ることができる。
【0028】
蓋1は、図1乃至図5に示すように、容器本体2の開口部8を密封する被せ蓋部10と、容器本体2の回りに巻き付けられる外れ防止用巻付け部11と、被せ蓋部10と外れ防止用巻付け部11とを連結するピルファープルーフ部12と、被せ蓋部10と外れ防止用巻付け部11との間にピルファープルーフ部12の一部を除くように形成される空隙部13とを備える。この蓋1は図7に示すように、上記容器本体2に上端板4の上から被せるようにして装着される。
【0029】
被せ蓋部10は、図2乃至図5に示すように、容器本体2の開口部8の存する上端板4に合致する形状の天板10aと、天板10aの外周から垂下し容器本体2の胴部3の上部を取り巻く垂下壁10bとを具備する。
【0030】
天板10aには、例えばこの蓋1をインサートインジェクションにより製造することによりラベル紙等が貼り付けられ、種々の絵柄が表示される。また、天板10aの肩には段丘部14a,14bが上下二段にわたって環状に形成される。上段の段丘部14aは図7に示すような蓋1を被せた容器本体2を積み重ねておくために利用される。この段丘部14a上に上段の容器本体2における下縁のリム6aが載せられることにより容器本体2同士が積み重ねられる。下段の段丘部14bは蓋1を容器本体2に装着する前に多数積み重ねておくために利用される。この段丘部14b上に上段の蓋1の下縁が乗せられることにより蓋1同士が高く積み重ねられる。
【0031】
図4及び図5に示すように、垂下壁10bの内周面には係合突起15が環状に形成され、被せ蓋部10が上端板4上に被せられた状態でこの係合突起15が容器本体2の上環状突起6と係合する。これにより、被せ蓋部10は容器本体2の上端板4の開口部8を気密的に塞ぎ、また、後述するように係合突起15を上環状突起6に対し係脱させることにより開口部8を繰り返し気密的に再封することが可能となる。
【0032】
図2乃至図5に示すように、外れ防止用巻付け部11は、上記垂下壁10bと略同径の環状バンドであり、容器本体2からの蓋1の脱落を防止する手段として容器本体2の下環状突起7と係合する係止凸部16を内面に備える。この係止凸部16が下環状突起7と係合することにより、蓋1が容器本体2から容易に外れないように固定される。この外れ防止用巻付け部11は、後述するようにピルファープルーフ部12を切り取った後も容器本体2から抜け落ちないように容器本体2の胴部3に巻き付く。
【0033】
図2乃至図5に示すように、ピルファープルーフ部12は、被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁と外れ防止用巻付け部11の上縁との間にバンド状に介在し、これら三者間の境界線上にはV字形の環状溝17a,17bが形成される。
【0034】
図2乃至図5に示すように、被せ蓋部10と外れ防止用巻付け部11との間には、ピルファープルーフ部12の一部を除くように空隙部13が形成され、この空隙部13内にピルファープルーフ部12の両端が摘み片12a,12bとして突出する。摘み片12a又は12bを摘んでピルファープルーフ部12を蓋1の半径方向に引っ張りつつ環状溝17a,17b上で引き裂くと、図8に示すように、空隙部13内の後述するヒンジ部18a,18bの箇所を除いて被せ蓋部10が外れ防止用巻付け部11から分離される。これにより、図9及び図10に示すように、被せ蓋部10を開くことができる。
【0035】
このピルファープルーフ部12はこの実施の形態ではバンド状に形成されるが、被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁と外れ防止用巻付け部11の上縁との境界線上に環状に配置される複数個の細いつなぎ部として設けることも可能である。
【0036】
図2乃至図4に示すように、空隙部13は、被せ蓋部10と外れ防止用巻付け部11との境界に沿うように湾曲して伸びる。この空隙部13内に、被せ蓋部10と外れ防止用巻付け部11とを連結するヒンジ部18a,18bが二箇所にわたって設けられる。各ヒンジ部18a,18bは蓋1と一体的に形成され、それらの中央部には屈曲しやすくするため薄肉部19が形成される。
【0037】
図1乃至図4に示すように、両ヒンジ部18a,18b間において、係止突起20が空隙部13に臨むように外れ防止用巻付け部11に設けられる。係止突起20は外れ防止用巻付け部11の外面から半径方向に突出する板片であり、ピルファープルーフ部12を除去後ヒンジ部18a,18bで被せ蓋部10を開放した時に、図10に示すように、被せ蓋部10を開放状態に係止する。被せ蓋部10はヒンジ部18a,18bを支点にして上端板4から90°ないし120°の開き角度で拡開し、被せ蓋部10の垂下壁10bの内面の係合突起15が係止突起20に引っ掛かったところで停止する。被せ蓋部10は屈曲したヒンジ部18a,18bのバネ作用により係止突起20に食い込もうとするので、開口部8を全開した状態を保持する。このように被せ蓋部10を全開状態に保持するには、図1に示すように二つのヒンジ部18a,18bを蓋1の天板10aの中心に関しある程度の大きさの角度θで配置する必要がある。この角度θは望ましくは90°以下、より望ましくは60°以下である。
【0038】
図2乃至図4に示すように、空隙部13内には、外れ防止用巻付け部11から被せ蓋部10に向かって突出する台座片21が設けられる。台座片21は外れ防止用巻付け部11の延長部として形成される。台座片21はその上縁が被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁にできるだけ接近するように形成される。この蓋1を容器本体2の開口部8のある上端板4から被せて押圧すると、図7に示すように、被せ蓋部10とピルファープルーフ部12と外れ防止用巻付け部11とが容器本体2に嵌り込む。その際、台座片21が空隙部13内において被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁に当接し、外れ防止用巻付け部11の押圧方向での撓み変形を防止する。このため、外れ防止用巻付け部11が容器本体2の下環状突起7に円滑に嵌り込む。
【0039】
この外れ防止用巻付け部11が容器本体2の下環状突起7に嵌り込んだ後は、図7及び図8に示すように、容器本体2の壁面下に没するように容器本体2に巻き付くので、容器本体2を把持する使用者の指等が外れ防止用巻付け部11に引っ掛からない。従って、ピルファープルーフ部12を引き裂く前又は引き裂いた後において、外れ防止用巻付け部11ひいては被せ蓋部10の容器本体2からの脱落が防止される。
【0040】
上記係止突起20は、望ましくは台座片21の外面に一体的に設けられる。このように係止突起20を台座片21に設けると、台座片21が補強され、この蓋1を容器本体2の開口部8に被せて押圧する際に台座片21の変形がより適正に防止され、外れ防止用巻付け部11が容器本体2に円滑に嵌り込む。
【0041】
上述したように、ピルファープルーフ部12を除去後、被せ蓋部10をヒンジ部18a,18bを支点にして開放すると被せ蓋部10が係止突起20によって開放状態に保持されるが、図2、図3、図4及び図9に示すように、この被せ蓋部10を開放状態へと案内するための案内片22が外れ防止用巻付け部11に設けられる。
【0042】
案内片22は係止突起20の上面と外れ防止用巻付け部11の外面との境の隅部にリブ状に設けられる。この案内片22は外れ防止用巻付け部11の上縁から係止突起20の先端に向かって傾斜する傾斜縁22aを有する。
【0043】
開蓋に際し、ピルファープルーフ部12を切断後、ヒンジ部18a,18bで被せ蓋部10を開放すると、被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁が案内片22の傾斜縁22a上を滑って案内されつつ係止突起20を下方に乗り越えて係止突起20に係止する。これにより、被せ蓋部10の開蓋操作が円滑化され、開放状態の保持が正確に行われる。
【0044】
案内片22は、係止突起20と別体として形成することもできるが、望ましくは上述したように係止突起20と一体で設けられる。このように案内片22を係止突起20と一体化すると、係止突起20が補強されてその剛性が高まり、被せ蓋部10と係止突起20との係合力が向上する。
【0045】
次に、上記蓋付き容器の作用について説明する。
【0046】
まず、容器本体2に調製粉乳が開口部8から充填され、開口部8上から蓋1が次のようにして装着される。
【0047】
蓋1を容器本体2に開口部8の上から被せて押圧すると、図7に示すように、被せ蓋部10とピルファープルーフ部12と外れ防止用巻付け部11とが容器本体2に嵌り込む。
【0048】
その際、台座片21が空隙部13内において被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁に当接し、外れ防止用巻付け部11の押圧方向での撓み変形を防止する。このため、図4及び図5に示すように、外れ防止用巻付け部11の係止凸部16が容器本体2の下環状突起7と適正に係合する。
【0049】
また、被せ蓋部10の垂下壁10bの係合突起15が容器本体2の上環状突起6と係合し、被せ蓋部10が容器本体2の上端板4の開口部8を気密的に塞ぐ。
【0050】
さらに、外れ防止用巻付け部11の係止凸部16が容器本体2の下環状突起7と係合し、これにより蓋1が容器本体2から容易に外れないように固定される。
【0051】
図7に示す状態において、蓋付き容器にはピルファープルーフ部12の存在が認められるので、未開封であることが容易に判別される。
【0052】
この蓋付き容器を開封するには、ピルファープルーフ部12をその端部の摘み片12a又は12bを摘んで引き剥がし、図8に示すように被せ蓋部10を開封可能な状態にする。
【0053】
次いで、被せ蓋部10のヒンジ部18a,18bが設けられた側の反対側を引き上げることにより、ヒンジ部18a,18bを支点として図9に示すように被せ蓋部10を開く。
【0054】
開蓋の際、被せ蓋部10の垂下壁10bの下縁が案内片22の傾斜縁22a上を滑って案内されつつ係止突起20を下方に乗り越え、図10に示すように係止突起20に係止する。このように、被せ蓋部10が案内片22により案内されるので、被せ蓋部10の開蓋操作が円滑化され、開放状態の保持が的確に行われる。
【0055】
被せ蓋部10はヒンジ部18a,18bを支点にして上端板4から90°ないし120°の開き角度で全開し、被せ蓋部10の垂下壁10bの内面が係止突起20に引っ掛かったところで停止する。被せ蓋部10は屈曲したヒンジ部18a,18bのバネ作用により係止突起20に食い込もうとするので、上端板4及び開口部8を全開した状態を保持する。
【0056】
被せ蓋部10が開くと、内蓋9を上端板4から引き剥がし、開口部8を露出させる。そこで、計量スプーン等で調製粉乳をすくい上げ、摺り切り縁8aで余分な調製粉乳をかき落とし計量する。この調製粉乳の取り出し操作中、被せ蓋部10は容器本体2上に起立し全開状態を保持するので、簡易に調製粉乳を計量し取り出すことができる。
【0057】
調製粉乳を取り出した後、被せ蓋部10を上端板4上へと押すと、被せ蓋部10がヒンジ部18a,18bのバネ力に抗して係止突起20から離脱し、ヒンジ部18a,18bを支点にして上端板4上へと回動する。
【0058】
そこで、被せ蓋部10を上端板4上へ強く押し付けると、係合突起15が上環状突起6を乗り越えて係合し、開口部8が気密的に再封される。従って、次回の使用まで調製粉乳が安全に保存される。
【0059】
<実施の形態2>
この実施の形態2では、実施の形態1の場合と異なり、図11乃至図13に示すように、被せ蓋部60には開蓋時に利用されるストッパ73が設けられる。より具体的には、被せ蓋部60における垂下壁60bの外面に空隙部63に臨むように、ストッパ73が突起として形成される。図15に示すように、被せ蓋部60を開けた際、被せ蓋部60が係止突起70に係止すると、ストッパ73によりそれ以上の開きを阻止される。これにより、被せ蓋部60の過度の開きによる外れ防止用巻付け部61ひいては被せ蓋部60の容器本体52からの脱落やヒンジ部68a,68bの変形、破断が防止される。また、被せ蓋部60の内面に使用方法等が表示されている場合は、この表示を使用者が視認しやすくなる。
【0060】
その他、この実施の形態2では、図12及び図13に示すように、ピルファープルーフ部62における両端の摘み片62a,62bが空隙部63内で幅広に形成され、また、図11に示すように、その先端片75が被せ蓋部60の垂下壁60bの外面から外側に突出している。操作者はこの先端片75に指を掛けることにより、ピルファープルーフ部62の摘み片62a,62bを摘みやすくなる。また、操作者がピルファープルーフ部62を除去した後に被せ蓋部60を開けやすくするため、図11及び図14に示すように、被せ蓋部60のヒンジ部68a,68bと反対側には、指等を掛けるための摘み片76が設けられている。また、台座片71が空隙部63内においてその上縁が被せ蓋部60の垂下壁60bの下縁にできるだけ接近するように形成されるほか、台座片71の左右縁もヒンジ部部68a,68bにできるだけ接近するように形成される。これにより、蓋51を容器本体52に装着する際の外れ防止用巻付け部61の変形がより適正に防止される。
【0061】
なお、この実施の形態2の蓋付き容器において実施の形態1の蓋付き容器と同じ部分には同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略する。
【0062】
<実施の形態3>
この実施の形態3では、実施の形態2の場合と異なり、図16乃至図17に示すように、被せ蓋部60には開蓋時に利用されるストッパ74が外れ防止用巻付け部61に設けられる。より具体的には、外れ防止用巻付け部61の外面の下側にストッパ74が突起として形成される。図17に示すように、被せ蓋部60を開けた際、被せ蓋部60が係止突起70に係止すると、ストッパ74に被せ蓋部60の垂下壁60bが当り、被せ蓋部60はそれ以上の開きを阻止される。これにより、実施の形態2の場合と同様な効果を得ることができる。
【0063】
なお、この実施の形態3の蓋付き容器において実施の形態1又は実施の形態2の蓋付き容器と同じ部分には同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略する。
【0064】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、開蓋に際しピルファープルーフ部を切断後ヒンジ部で被せ蓋部を開放すると、被せ蓋部が係止突起に係止し開放状態に保持され、容器本体の開口部全体が開放される。被せ蓋部をヒンジ部を支点として大きな開き角度で全開させた時、係止突起が被せ蓋部と係合し、被せ蓋部を開放状態に係止するので、被せ蓋部を全開状態に保持することができ、内蓋の取り外し操作や、容器に充填された乳製品の計量、取り出し操作を容易に行うことができる。乳製品を小出しに取り出した後も、被せ蓋部の係止突起による係止を外すことでヒンジ部を利用して密封性よく再封することができる。
【0065】
また、請求項1に係る発明によれば、外れ防止用巻付け部から被せ蓋部に向かって突出する台座片が空隙部内に設けられた蓋付き容器であるから、蓋を容器本体の開口部に被せて押圧すると、ピルファープルーフ部と外れ防止用巻付け部とが容器本体に嵌り込み、その際台座片が空隙部内において被せ蓋部に当接し、外れ防止用巻付け部の撓み変形を防止する。このため、外れ防止用巻付け部が容器本体に円滑に嵌り込む。
【0066】
また、請求項1に係る発明によれば、係止突起が台座片に設けられるものとすると、台座片が補強され、この蓋を容器本体の開口部に被せ押圧する際に台座片の変形がより適正に防止され、外れ防止用巻付け部が容器本体に円滑に嵌り込む。
【0067】
また、請求項1に係る発明によれば、ピルファープルーフ部を除去後ヒンジ部で被せ蓋部を開放した時に被せ蓋部を開放状態へと案内する案内片が外れ防止用巻付け部又は台座片に設けられた蓋付き容器であるから、開蓋に際しピルファープルーフ部を切断後ヒンジ部で被せ蓋部を開放すると、被せ蓋部が案内片に案内されつつ係止突起に係止する。従って、被せ蓋部の開蓋操作が円滑化され、開放状態の保持が正確に行われる。
【0068】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の蓋付き容器において、案内片が係止突起と一体で設けられた蓋付き容器であるから、係止突起が補強されて剛性が高められ、被せ蓋部と案内片との係合力が高められる。
【0069】
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の蓋付き容器において、被せ蓋部が係止突起に係止する時の開度以上に被せ蓋部が開くのを阻止するストッパが設けられた蓋付き容器であるから、被せ蓋部を開けた際、被せ蓋部が係止突起に係止するとストッパによりそれ以上の開きを阻止される。これにより、被せ蓋部の過度の開きによる外れ防止用巻付け部ひいては被せ蓋部の容器本体からの脱落やヒンジ部の変形、破断が防止される。また、被せ蓋部の内面に使用方法等が表示されている場合使用者が視認しやすくなる。
【0070】
請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の蓋付き容器において、外れ防止用巻付け部が容器本体の壁面下に没するように容器本体に巻き付けられた蓋付き容器であるから、容器本体を把持する使用者の指等が外れ防止用巻付け部に引っ掛からないようにすることができ、外れ防止用巻付け部ひいては被せ蓋部の容器本体からの脱落が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋付き容器の平面図である。
【図2】図1中、II方向矢視図である。
【図3】図1中、III方向矢視図である。
【図4】図2中、IV−IV線矢視断面図である。
【図5】図3中、V−V線矢視断面図である。
【図6】容器本体の半断面図である。
【図7】蓋を被せた容器本体の半断面図である。
【図8】図7に示す容器において蓋からピルファープルーフ部を除去した状態を示す半断面図である。
【図9】蓋の被せ蓋部を開ける過程を示す部分拡大図である。
【図10】蓋の被せ蓋部を開け終わった状態を示す部分拡大図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る容器の蓋の平面図である。
【図12】図11中、XII方向矢視図である。
【図13】図12中、XIII−XIII線矢視断面図である。
【図14】図11中、XIV−XIV線矢視断面図である。
【図15】蓋の被せ蓋部を開け終わった状態を示す部分拡大図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係る容器の蓋の側面図である。
【図17】蓋の被せ蓋部を開け終わった状態を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1,51…蓋
2,52…容器本体
8…開口部
10,60…被せ蓋部
11,61…外れ防止用巻付け部
12,62…ピルファープルーフ部
13,63…空隙部
18a,18b…ヒンジ部
20,70…係止突起
21,71…台座片
22,72…案内片
73,74…ストッパ

Claims (4)

  1. 胴部の一端に上下の環状突起を有し、乳製品を充填した容器本体と、上記胴部の一端の開口部を覆う蓋とを具備し、この蓋が、上記開口部を繰り返し密封可能な上記上環状突起と係合する環状係合突起を内周面に有した被せ蓋部と、上記胴部の回りに巻き付けられ、上記下環状突起と係合する係止凸部を内面に有した外れ防止用巻付け部と、被せ蓋部と外れ防止用巻付け部とを連結するピルファープルーフ部と、被せ蓋部と外れ防止用巻付け部との間にピルファープルーフ部の一部を除くように形成される空隙部とを備え、空隙部内に被せ蓋部と外れ防止用巻付け部とを連結するヒンジ部が複数箇所にわたって設けられ、ピルファープルーフ部を除去後ヒンジ部で被せ蓋部を開放した時に上記環状係合突起が引っ掛かって被せ蓋部を開放状態に係止する係止突起が上記被せ蓋部と反対の外れ防止用巻付け部に設けられた蓋付き容器において、上記外れ防止用巻付け部から上記被せ蓋部に向かって突出する台座片が上記空隙部内に設けられ、上記係止突起が上記外れ防止用巻付け部又は上記台座片に設けられ、上記ピルファープルーフ部を除去後上記ヒンジ部で上記被せ蓋部を開放する際にこの被せ蓋部の上記環状係合突起を上記係止突起へと案内する傾斜縁を有した案内片が上記係止突起と上記外れ防止用巻付け部又は台座片との境に設けられたことを特徴とする蓋付き容器。
  2. 請求項1に記載の蓋付き容器において、案内片が係止突起と一体で設けられたことを特徴とする蓋付き容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の蓋付き容器において、被せ蓋部が係止突起に係止する時の開度以上に被せ蓋部が開くのを阻止するストッパが設けられたことを特徴とする蓋付き容器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の蓋付き容器において、外れ防止用巻付け部が容器本体の壁面下に没するように容器本体に巻き付けられたことを特徴とする蓋付き容器。
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