JP7027794B2 - トナー容器 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー容器に関し、特に、振動に起因するトナー漏出を抑制する技術に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、記録シートにトナーを熱定着することによって画像を形成する。画像形成に供するトナーを供給するトナー容器は、画像形成装置に着脱可能になっており、トナーを供給し尽くして空になると新しいトナー容器と交換される。
トナー容器には、画像形成装置にトナーを供給するためのトナー排出口が設けられており、トナー容器を画像形成装置に装着するまでは、トナーの漏出を防止するために、トナー排出口を閉じておく必要がある。一方、画像形成装置に装着する際には、トナー排出口を容易に開くことができるのが望ましい。特許文献1には、画像形成装置への着脱動作に連動して、ワンアクションでシャッター部材などの開閉部材によってトナー排出口を開閉することができるトナー容器が開示されている。
このようなトナー容器を用いれば、画像形成装置への着脱動作の操作性を向上させることができる。
特開2015-225306号公報
しかし、供給元から画像形成装置の設置場所へトナー容器が輸送される際に、外力によってトナー容器の開閉部材が振動すると、トナー排出口からトナーが漏出して、トナー排出口周辺が汚損されてしまう、といった問題が生じる。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、トナー容器が振動した場合であっても、トナー漏出を抑制することができるトナー容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、トナーを収容する第一収容室と、前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、前記開閉部材は、前記第一収容室から前記画像形成装置の本体まで通じるトナーの補給経路を開閉し、前記画像形成装置の本体に装着されていない場合、前記開閉部材は、前記第二位置に位置して、前記補給経路を閉じて、当該トナー容器からのトナーの補給を遮断する第一状態と、前記画像形成装置の本体に装着された場合に、前記開閉部材は、前記第一位置に位置して、前記補給経路を開いて、前記画像形成装置の本体へトナーを補給する第二状態とを、前記画像形成装置の本体に対する着脱動作と連動して、切り替える構成とされている、ことを特徴とする。
ここで、さらに、前記第二収容室に収容され、前記第一状態となるように、前記開閉部材を付勢する付勢部材を備える、としてもよい。
ここで、前記開閉部材の外壁面と、前記外壁面に対向する前記第二収容室の内壁面との間は、トナーを通さないシール部材により、シールされている、としてもよい。
また、本発明は、画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、トナーを収容する第一収容室と、前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、前記開閉部材は、軸方向両端側に端面を有する筒状体であり、複数の部材が接合されて構成されている、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、トナーを収容する第一収容室と、前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、さらに、前記開閉部材の内部の空間において、前記開閉部材により支持され、前記開閉部材の内部に収容されたトナーを前記本体に向けて搬送する搬送部材を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、トナーを収容する第一収容室と、前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、前記開閉部材は、前記第二収容室内において、前記仕切壁及び前記トナー容器の底壁に沿って、往復移動自在であり、前記開閉部材の往復方向の一端の前記第二収容室の側壁には、第五開口が開設されており、前記画像形成装置の本体には、前記トナー容器の装着方向とは逆方向に突出し、前記第五開口を通じて、前記第二収容室に侵入可能な開閉棒が設けられ、前記トナー容器が前記本体に装着される動作に連動して、前記開閉棒が前記開閉部材を装着方向とは逆方向に押圧して、前記開閉部材を移動させる、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、トナーを収容する第一収容室と、前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、前記第二収容室は、軸方向がトナー容器の底壁と並行した方向に向いた円筒形状をし、その一端には、第六開口が開設されており、前記開閉部材も円筒形状をし、前記第二収容室内において回転自在にのみ収容されているとともに、前記第二収容室の前記第六開口に向かう軸方向一端側には、前記第六開口から突出してスパイラル状のカム面が形成され、前記画像形成装置の本体には、前記トナー容器の装着方向とは逆方向に突出する開閉棒が設けられ、前記開閉棒の先端には、カムローラーが設けられ、前記トナー容器が前記本体に装着される動作に連動して、前記カムローラーが前記カム面を装着方向とは逆方向に押圧して、前記開閉部材を回転駆動する、ことを特徴とする。
上記の構成によると、一つの開閉部材で二つのトナー排出口を閉じることによって、トナー容器が振動した場合であっても、トナーの漏出を抑制することができるという優れた効果を奏する。
実施の形態としての画像形成装置10の外観を示す外観斜視図である。 主としてプリンター部12の構成を示す概略断面図である。 トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、作像部21Y及びトナー容器41Yの外観を示す外観斜視図である。 トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない状態における、トナー容器41Yの内部の斜視図である。 トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない状態における、トナー容器41Yの第二収容部102の断面図である。 トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器41Yの内部の斜視図である。この図では、搬送部材105の表示を省略している。 トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器41Yの第二収容部102の断面図である。 (a)変形例(1)としてのトナー容器241Yがプリンター部12に装着されていない状態における、トナー容器241Yの内部を示す斜視図である。(b)トナー容器241Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器241Yの内部を示す斜視図である。 開閉部材203及び付勢部材204の外観を示す外観斜視図である。 (a)開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。(b)別の方向から見た場合における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。 開閉部材203が回転する様子を示す外観斜視図である。(a)開閉制御棒231Yがカム面222に当接する直前における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。(b)回転の途中の状態における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。(c)回転が完了した時点における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。 (a)変形例(2)としてのトナー容器341Yの外観を示す外観斜視図である。(b)開閉部材303の外観を示す外観斜視図である。(c)第二収容部302の外観を示す外観斜視図である。(d)トナー容器341Yがプリンター部12に装着されていない状態における第二収容部の断面図である。(e)トナー容器341Yがプリンター部12に装着された状態における第二収容部302の断面図である。(f)第二収容部302の概略平面図である。 開閉部材303を底面から見た場合の外観斜視図であり、第二収容部302から底面328を取り外して分解した状態を示している。
1 実施の形態
以下、本発明に係る実施の形態としての画像形成装置10について、図面を参照しながら説明する。
1.1 画像形成装置10の構成
図1は、画像形成装置10の外観を示す外観斜視図である。
画像形成装置10は、図1にその外観を示すように、一例として、スキャナー、プリンター及びコピー機の機能を有するタンデム型のカラー複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)である。
画像形成装置10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダー部11、記録シートにトナー像を形成するプリンター部12、及び、記録シートを収容し、供給する給紙部13から構成されている。
ここで、画像形成装置10の主走査方向及び副走査方向を、それぞれ、Y軸方向及びZ軸方向により示す。また、Y軸方向とZ軸方向の双方に直交する方向をX軸方向で示す。
プリンター部12は、プリンター部12を収容する筐体の正面側に設けられた容器受133Y、133M、133C、133K(一部は、図示していない)において、着脱可能にトナー容器41Y、41M、41C、41Kを保持している。トナー容器41Y、41M、41C、41Kは、それぞれ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナーを収容している。
なお、画像形成装置10において、トナー容器41Y、41M、41C、41Kが装着されていない状態のものを画像形成装置10の本体と呼ぶ。
トナー容器41Yは、プリンター部12を収容する筐体の正面側から奥側に向かって(Y軸方向に)、容器受133Yに装着される。その他のトナー容器についても、同様である。
容器受133Y、133M、133C、133Kの内部において、X-Z平面に平行して鉛直方向に設けられた側壁132には、主走査方向(Y軸方向)に沿って、プリンター部12の内部から正面側(各トナー容器の装着方向とは逆方向)に突出する開閉制御棒(開閉棒)131Y、131M、131C、131K(図7。その一部については、不図示)が備えられている。開閉制御棒131Yは、後述する開口部111を通じて、第二収容部102内に侵入可能になっている。他の開閉制御棒についても、同様である。
図2は、主としてプリンター部12の構成を示す概略断面図である。
プリンター部12が備える作像部21Y、21M、21C及び21Kは、画像形成装置10の制御部(図示していない)の制御の下、Y、M、C、Kの各色のトナー像を形成する。作像部21Y、21M、21C及び21Kは、それぞれ、図1に示すトナー容器41Y、41M、41C、41Kに対応し、トナー容器41Y、41M、41C、41Kからトナーを補給される。
作像部21Yにおいて、帯電装置22は、感光体ドラム26の周面を一様に帯電させる。光書込装置25は、主走査方向にライン状に配列された発光素子を備えており、制御部が生成したデジタル輝度信号に従って各発光素子を発光させる。これによって、感光体ドラム26の周面に光書込みが行われ、静電潜像が形成される。
トナー容器41Yは、Y色のトナーを現像装置23に対して補給する。現像装置23は、感光体ドラム26の周面にトナーを供給して、静電潜像を現像(顕像化)する。1次転写ローラー24は、感光体ドラム26から中間転写ベルト31へトナー像を静電転写(1次転写)する。
同様にして、作像部21M、21C及び21Kは、それぞれ、トナー容器41M、41C及び41Kからトナーを補給され、作像部21M、21C及び21Kが形成したM、C、K各色のトナー像が互いに重なり合うように中間転写ベルト31上に1次転写される。1次転写によって形成されたカラートナー像は、矢印A方向に周回走行する中間転写ベルト31によって2次転写ローラー32まで搬送される。これに合わせて、給紙部13の給紙カセット33から供給された記録シートSも2次転写ローラー32まで搬送される。
2次転写ローラー32は、中間転写ベルト31上のトナー像を記録シートS上に静電転写(2次転写)する。トナー像を転写された記録シートSは、定着装置34でトナー像を熱定着された後、機外に排出される。
1.2 トナー容器41Y
図3は、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、作像部21Y及びトナー容器41Yの外観を示す。トナー容器41Yがプリンター部12に装着されると、この図に示すように、トナー容器41Yは、作像部21Yの主走査方向、プリンター部12の筐体の正面側の一端の上方に配置される。トナー容器41M、41C、41Kについても同様である。
トナー容器41Yの構造について、図4を用いて説明する。図4は、トナー容器41Yの内部を示す斜視図である。トナー容器41Yは、この図に示していない外装材により覆われている。なお、トナー容器41M、41C、41Kの構造については、トナー容器41Yの構造と同様であるので、説明を省略する。
トナー容器41Yは、以下に説明するように、トナー容器41Yの交換の際の操作性を向上させるため、トナー容器41Yのプリンター部12への装着動作に連動して、ワンアクションで開閉部材103をスライド移動させることにより、トナーを補給するための補給経路145(図6)を開く。
つまり、トナー容器41Yは、プリンター部12に装着されていない場合、又は、プリンター部12への装着が開始された後、装着が完了するまでの間、補給経路を閉じて、トナー容器41Yからのトナーの補給を遮断する第一状態と、プリンター部12への装着が完了した場合に、補給経路を開いて、プリンター部12の本体へトナーを補給する第二状態とを、プリンター部12に対する着脱動作と連動して、切り替える構成となっている。
トナー容器41Yは、図4に示すように、第一収容部101の下方に第二収容部102が連接されて、構成されている。
(第一収容部101)
第一収容部101は、上方において、略箱型形状であり、その底部は、下方に向かって断面形状が凸状である半円筒形状をしている。第一収容部101の内部は、空洞であって、トナーを収容するための第一収容室101aを形成している。第一収容室101aは、その底部において、後述する第二収容部102の第二収容室102aと仕切壁135を介して隣接している。仕切壁135には、排出口(第一開口)113が開けられ、第一収容室101aは、排出口113を通じて、第二収容室102aに連通している。
第一収容部101の内部、下方には、図示していない攪拌羽根が設けられている。トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態において、攪拌羽根は、プリンター部12から、トナー容器41Yの側面に設けられた歯車機構108を通じて、回転駆動力を伝達される。伝達された回転駆動力により、攪拌羽根が回転することにより、第一収容部101に収容されているトナーが攪拌される。これにより、トナーが固まることを防止している。
(第二収容部102)
図5は、トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない状態における、トナー容器41Yの第二収容部102の断面図である。
第二収容部102は、第一収容部101から、トナーの補給方向下流側に位置している。この図に示すように、第二収容部102は、第一収容部101の底部の長手方向と同一方向に長尺の円筒形状をしており、その円筒の両端に端面118及び端面119を有する。第二収容部102の内部は、空洞であって、第二収容室102aを形成している。端面118及び端面119には、それぞれ、開口部(第五開口、通気口)111及び開口部(通気口)112が開けられており、第二収容部102の空洞内部は、開口部111及び開口部112を通じて、外部と連通している。なお、開口部111は、開閉制御棒131Yが挿入される挿入孔と、外部と通気するための通気口を兼ねている。
第二収容部102の内部には、その長手方向に移動可能に、開閉部材103が収容されている。第二収容部102の内部、端面119側には、例えば、コイル状の付勢部材104が設けられている。付勢部材104のコイルの一端は、端面119に係止され、他の一端は、開閉部材103の端面119に対向する端面151に係止されている。付勢部材104は、第二収容部102の内部において、開閉部材103を端面119とは反対側の端面118側に付勢している。
また、第二収容部102の内部は、第一収容部101の底部に開けられた排出口113により、第一収容部101の内部と連通している。また、第二収容部102の下部の底壁(トナー容器41Yの底壁)136には、排出口(第二開口)116が開けられている。第二収容部102の内部は、図6及び図7に示すように、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態において、排出口116及び現像装置23の補給口121を通して、現像装置23に連通する。なお、図6は、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器41Yの内部の斜視図である。また、図7は、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器41Yの第二収容部102の周辺の断面図である。
(開閉部材103)
図4及び図5に示すように、開閉部材103は、第二収容部102の長手方向と同一方向に、長尺の円筒形状をしており、その円筒の両端に端面151及び端面152を有する。開閉部材103の内部は、空洞であり、一定の容量を有する空間であって、トナーを収容する収容室107を形成する。開閉部材103の円筒側面の上部には、開口部(第三開口)114が開けられ、円筒側面の下部には、開口部(第四開口)115が開けられている。
後述する第一状態において、第二収容部102内の空間のうち、開閉部材103が占める空間を除く残余の空間(第二収容部102内で、付勢部材104が設けられている空間)は、開閉部材103により、第一収容部101内の空間から遮断されている。
開閉部材103は、製造上の理由により、図5に示すように、円筒部材103a及び円筒部材103bを連結して構成されている。円筒部材103a及び円筒部材103bは、それぞれ、片側の端面152及び端面151のみを有している。金型を用いて、両側の底面を有する円筒部材を製造する場合には、それぞれ、片側の底面のみを有する二つの円筒部材を製造し、二つの円筒部材を連結すると都合がよい。複数に分割することなく、両側の底面を有する円筒部材を金型を用いて製造しようとしても、製造された円筒部材から金型を取り出せないからである。
トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない状態では、第一収容部101の排出口113は、開閉部材103の円筒側面の上部の側壁により、塞がれ、第二収容部102の排出口116は、開閉部材103の円筒側面の下部の側壁により、塞がれている。これにより、第一収容部101からのトナーの排出を遮断している。
一方で、図6及び図7に示すように、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態では、開閉部材103が端面119方向へ移動することにより、開閉部材103の開口部114の位置は、第一収容部101の排出口113の位置に一致し、開閉部材103の開口部115の位置は、第二収容部102の排出口116の位置に一致する。
図4及び図5に示すように、開閉部材103の内部には、例えばスクリューである長尺の搬送部材105が、開閉部材103の長手方向に沿って収容されている。搬送部材105には、搬送部材105と軸を同一とする回転伝達棒106が連接されている。
図7に示すように、開閉部材103の円筒側面(外壁面)と、開閉部材103の円筒側面に対向する第二収容部102の円筒の内周側面(内壁面)との間は、トナー及び空気を通さないシール部材161、162により、シールされている。シール部材161は、開口部115の周囲の開閉部材103の円筒側面に沿って、開口部115の径よりも幅広の円筒状に設けられ、開口部115に対向する部位は、開口部115の形状に合わせて切り欠かれている。また、シール部材162は、開口部114の周囲の開閉部材103の円筒側面に沿って、開口部114の径よりも幅広の円筒状に設けられ、開口部114に対向する部位は、開口部114の形状に合わせて切り欠かれている。
また、図7に示すように、現像装置23の補給口121の周囲も、トナー及び空気を通さないシール部材165により、シールされている。シール部材165は、補給口121を覆うように、設けられ、補給口121に対向する部位は、補給口121の形状に合わせて切り欠かれている。
このように、開閉部材103は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、開閉部材の移動時には、第二収容部102の内壁面と開閉部材103の外壁面とが密接した状態を保つ構造とされている。また、開閉部材103は、第二収容部102内において、仕切壁135及びトナー容器41Yの底壁136に沿って、往復移動自在に設けられている。
1.3 トナー容器41Yの状態
トナー容器41Yは、プリンター部12に装着されていない第一状態と、プリンター部12に装着された第二状態とを切り替え自在である。
(トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない第一状態)
ここで、トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない第一状態は、トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていない場合、及び、トナー容器41Yのプリンター部12への装着が開始された後、装着が完了するまでの間を含む。第一状態において、補給経路145(図6)が閉じられ、第一収容部101からのトナーの排出が遮断される。
図4及び図5に示すように、トナー容器41Yがプリンター部12に装着されていないときは、開閉部材103は、付勢部材104により第二収容部102の端面118方向に付勢されて、第一収容部101の排出口113は、開閉部材103の円筒側面の上部の側壁により、塞がれ、第二収容部102の排出口116は、開閉部材103の円筒側面の下部の側壁により、塞がれている。このため、第一収容部101に収容されているトナーは、開閉部材103の収容室107には、排出されない。
このように、第一状態において、第二収容部102内の空間のうち、開閉部材103が占める空間を除く残余の空間は、開閉部材103により、第一収容部101内の空間から遮断されている。
(トナー容器41Yがプリンター部12に装着された第二状態)
ここで、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された第二状態は、トナー容器41Yのプリンター部12への装着が完了した場合を言う。第二状態において、補給経路145(図6)が開いて、プリンター部12へトナーが補給される。なお、補給経路145には、開閉部材103内の空間が含まれている。
トナー容器41Yがプリンター部12に装着されると、図6及び図7に示すように、側壁132に設けられ、プリンター部12の正面側に突出する開閉制御棒131Yが開口部111から挿入され、開閉制御棒131Yにより、開閉部材103が第二収容部102の端面119方向(トナー容器41Yが装着される方向とは、逆方向)に押されて、開閉部材103が端面119方向に移動することにより、開閉部材103の開口部114が第一収容部101の排出口113の位置まで移動し、開閉部材103の開口部115が第二収容部102の排出口116の位置まで移動し、開閉部材103は、停止する。開閉部材103が停止する位置は、開閉制御棒131Yの長さにより定まる。
この結果、第一収容部101に収容されているトナーは、排出口113及び開口部114を通じて、収容室107の内部に落ちる。
また、回転伝達棒106は、プリンター部12から、トナー容器41Yの側面に設けられた歯車機構108を通じて、回転駆動力を伝達される。伝達された回転駆動力により、回転伝達棒106が回転することより、その回転に連動して、搬送部材105が回転する。収容室107内のトナーは、搬送部材105の回転搬送力により、開口部114から、開閉部材103の開口部115の方向へ搬送される。
次に、トナーは、開口部115、排出口116及び補給口121を通して、現像装置23へ補給される。
図6及び図7に、トナー容器41Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器41Yから作像部21Yの現像装置23へのトナーの補給経路145を示す。
補給経路145に沿って、トナー容器41Yの第一収容部101に保持されているトナーは、第一収容部101の排出口113及び開閉部材103の開口部114を通して、開閉部材103の収容室107に入る。収容室107内のトナーは、搬送部材105の回転搬送力により、開口部114から、開閉部材103の開口部115の方向へ搬送される。開口部115に到達したトナーは、開口部115、第二収容部102の排出口116、及び、現像装置23の補給口121を通して、現像装置23に補給される。
1.4 まとめ
第一状態において、第二収容部102内の空間のうち、開閉部材103が占める空間を除く残余の空間は、開閉部材103により、第一収容部101内の空間から遮断されているので、開閉部材103が第二収容部102の内部において、スライド移動しても、第一収容部101内の気圧は、変化しない。
このため、トナーを収容する第一収容部101の閉空間の気圧と外気圧との気圧差は発生しない。従って、気圧差により、第一収容部101の内部に収容されているトナーがトナー容器の排出口から噴き出すことはない。
また、第二収容部102の円筒の両端部には、開口部111及び開口部112が開けられており、第二収容部102の空洞内部は、開口部111及び開口部112を通じて、外部と連通している。従って、第二収容部102の内部において、開閉部材103は、空気による抵抗を受けることなく、自由にスライド移動することができる。
また、トナー容器をプリンター部に着脱する動作によって、開閉部材を移動させてトナー容器を開閉することができる。このように、ワンアクションで、トナー容器の着脱と、トナー容器の開閉ができ、操作性が向上する。
また、トナー容器がプリンター部に装着されていない状態において、開閉部材103の開口部114の位置と第一収容部101の排出口113の位置とを異ならせるようにしているので、第一収容部101に収容しているトナーが直接的に第二収容部102の排出口116に圧をかけることがない。このため、トナー容器の輸送時、トナー容器が振動することにより、排出口116から外部にトナーが飛散することを防止できる。
仮に、トナー容器の輸送時、トナー容器が振動することにより、排出口113から開閉部材103の内部にトナーが漏れ出したとしても、開閉部材103の内部に漏れたトナーがさらに排出口116から外部に漏れる可能性は低い。
また、開閉部材103の円筒側面(外壁面)と、開閉部材103の円筒側面に対向する第二収容部102の円筒の内周側面(内壁面)との間は、トナー及び空気を通さないシール部材161、162により、シールされている。このため、トナー容器内のトナーが外部に漏れることを防止できる。
2 変形例(1)
上記実施の形態の変形例(1)としてのトナー容器241Yについて、図面を参照しながら説明する。
図8(a)は、トナー容器241Yがプリンター部12に装着されていない状態における、トナー容器241Yの内部を示す斜視図である。また、図8(b)は、トナー容器241Yがプリンター部12に装着された状態における、トナー容器241Yの内部を示す斜視図である。なお、図8(a)及び(b)においては、後述する付勢部材204等、一部の表示を省略している。
トナー容器241Yは、プリンター部12を収容する筐体の正面側から奥側に向かって(Y軸方向に)、容器受に装着される。その他のトナー容器についても、同様である。
トナー容器241Yは、上記実施の形態のトナー容器41Yと、略同一の構造を有している。トナー容器241Yとトナー容器41Yとの相違点は、主として、トナー容器の第二収容部に収容されている開閉部材である。ここでは、主として、トナー容器241Yが備える開閉部材203について、上記実施の形態の開閉部材103との相違点を中心として、説明する。
実施の形態と同様に、プリンター部12の容器受133Y、133M、133C、133Kの内部において、X-Z平面に平行して鉛直方向に設けられた側壁132(図1)には、主走査方向(Y軸方向)に沿って、プリンター部12の内部から正面側(トナー容器の装着方向とは逆方向)に突出する開閉制御棒(開閉棒)231Y、231M、231C、231K(図11(a)、(b)及び(c)。その一部については、不図示)が備えられている。また、開閉制御棒231Yの先端には、ローラー232Yが設けられている。開閉制御棒231M、231C、231Kについても、同様である。
トナー容器241Yは、図8(a)及び(b)に示すように、第一収容部201の下方(トナー補給方向下流側)に、第二収容部202が連接されて、構成されている。第一収容部201の内部は、空洞であって、トナーを収容するための第一収容室201aを形成している。第一収容室201aは、その底部において、後述する第二収容部202の第二収容室202aと仕切壁235を介して隣接している。仕切壁235には、排出口(第一開口)213が開けられ、第一収容室201aは、排出口213を通じて、第二収容室202aに連通している。
第一収容部201のその他の構造については、第一収容部101と、略同じであるので、ここでは、説明を省略する。
第二収容部202は、上記実施の形態の第二収容部102と同様に、内部が空洞の円筒形状をしており、円筒の一端側に、底面227を有し、第二収容室202aを形成している。第二収容部202の円筒の他端側には、底面はなく、開放されている(開口部211、第六開口)。第二収容部202の下部(トナー容器241Yの底壁236)には、第二収容部102の排出口116と同様に、排出口(第二開口)216が開けられている。第二収容部202の内部には、円筒の軸を中心として、回転可能に開閉部材203が収容されている。
開閉部材203は、開閉部材203を収容する第二収容部102の長手方向と同一方向に、長尺の円筒形状をしており、その内部は、空洞である。開閉部材203は、円筒の底面226及び底面225を有している。
開閉部材203には、円筒の一側面に開口部(第三開口)214が開けられ、円筒の軸に対して、開口部214と反対側の側面に、開口部215(第四開口)が開けられている。
開閉部材203は、トナー容器241Yをプリンター部12に装着する動作に伴って、第二収容部202の内部で、第二収容部202の円筒の軸を中心として、回転自在にのみ収容されている。
開閉部材203の円筒の内部には、上記実施の形態と同様に、例えばスクリューである長尺の搬送部材が、開閉部材203の長手方向に沿って収容されている。
図9は、開閉部材203及び付勢部材204の外観を示す外観斜視図である。
図9に示すように、第二収容部202の内部には、開閉部材203とともに、付勢部材204が設けられている。付勢部材204は、一例として、コイル状のバネであり、付勢部材204のコイルの一端が開閉部材203の底面225の係止凹部223に係止され、他の一端が第二収容部102の底面227側に設けられた係止孔224に係止されている。
トナー容器241Yがプリンター部12に装着されていない状態においては、図8(a)に示すように、付勢部材204による、第二収容部202の円筒の軸を中心とする付勢回転力により、第二収容部202の内部において、開閉部材203の円筒側面の上方に開口部215が存在し、円筒側面の下方に開口部214が存在する状態となっている。この場合、開口部214の位置は、排出口213の位置から離れており、排出口213は、開閉部材203の円筒側面により塞がれている。また、開口部215の位置は、排出口216の位置から離れており、排出口216は、開閉部材203の円筒側面により塞がれている。
一方、トナー容器241Yがプリンター部12に装着されている状態においては、図8(b)に示すように、第二収容部202の内部において、開閉部材203の円筒側面の上方に開口部214が存在し、円筒側面の下方に開口部215が存在する状態となっている。この場合、開口部214の位置は、排出口213の位置と一致し、開口部215の位置は、排出口216の位置と一致している。
図10(a)は、開閉部材203の外観を示す外観斜視図であり、図10(b)は、別の方向から見た場合における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。
図9、図10(a)及び(b)に示すように、開閉部材203の底面226には、端面カム部材221が設けられている。端面カム部材221は、底面226から、円筒の長尺方向、外側に向かって、開閉部材203の円筒側面と同一の側面に沿って延伸する半円筒の側面を螺旋状(スパイラル状)に切り欠いた形状をしている。端面カム部材221は、螺旋状に延伸するカム面222を有する。螺旋状のカム面222は、開口部211から外部に突出している。(図8(a)、(b))
図10(a)と図10(b)とを比べると分かるように、開口部214と開口部215とは、円筒の軸を中心として、反対側に開けられている。
図11(a)は、開閉制御棒231Yがカム面222に当接する直前における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。図11(b)は、回転の途中における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。図11(c)は、開閉部材203の回転が完了した時点における開閉部材203の外観を示す外観斜視図である。
トナー容器241Yをプリンター部12に装着する場合、最初に、図11(a)に示すように、端面カム部材221のカム面222に、開閉制御棒231Yの先端のローラー232Yが接近し、次に、カム面222にローラー232Yが当接する。
次に、トナー容器241Yがプリンター部12側にさらに押し込まれると、図11(b)に示すように、端面カム部材221が、開閉制御棒231Y側に徐々に移動する。端面カム部材221の開閉制御棒231Y側への移動に伴って、開閉制御棒231Yの先端のローラー232Yがカム面222に沿って滑ることにより、端面カム部材221を回転させる。これにより、開閉部材203が、付勢部材204の付勢力に抗して、回転する。
さらに、トナー容器241Yが容器受133Yの奥まで押し込まれると、図11(c)に示すように、端面カム部材221の回転が停止する。これにより、開閉部材203の回転が停止する。開閉部材203の回転が停止する位置は、開閉制御棒231Yの長さにより定まる。
このように、開閉制御棒231Yに対するトナー容器241Yの直線運動が、端面カム部材221により、開閉部材203の回転運動に変換される。
トナー容器241Yのプリンター部12への装着が完了すると、図8(b)に示すように、開口部214が第一収容部201の排出口213の位置まで、回転移動し、開口部215が第二収容部202の排出口216の位置まで、回転移動する。
こうして、トナー容器241Yの第一収容部201に収容されているトナーは、第一収容部201の排出口213、開閉部材203の開口部214、開口部215、第二収容部102の排出口216、及び、現像装置23の補給口121を通して、現像装置23に補給される(図8(b)の補給経路245)。
トナー容器241Yがプリンター部12に装着されていない状態においては、図8(a)に示すように、排出口213は、開閉部材203の円筒側面により塞がれ、排出口216は、開閉部材203の円筒側面により塞がれている。このため、トナー容器241Yの第一収容部201に保持されているトナーが現像装置23に補給されることはない。
また、開閉部材203の円筒側面(外壁面)と、開閉部材203の円筒側面に対向する第二収容部の円筒の内周側面(内壁面)との間は、トナー及び空気を通さないシール部材により、シールされている。現像装置23の補給口121の周囲も、トナー及び空気を通さないシール部材により、シールされている(図示していない)。
上記の通り、開閉部材203は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、開閉部材の回転時には、第二収容部202の内壁面と開閉部材203の外壁面とが密接した状態を保つ構造とされている。
(まとめ)
以上説明したように、変形例(1)の構成によれば、第二収容部302の円筒の軸を中心として、開閉部材203が回転することにより、トナー容器の内部気圧を変化させず、トナーの噴出しを防止することができる。
また、トナー容器がプリンター部に装着されていない状態において、開閉部材203の開口部214の位置と第一収容部201の排出口213の位置とを異ならせるようにしているので、第一収容部201に収容しているトナーが直接的に第二収容部202の排出口216に圧をかけることがない。このため、トナー容器の輸送時、トナー容器が振動することにより、排出口216から外部にトナーが飛散することを防止できる。
仮に、トナー容器の輸送時、トナー容器が振動することにより、排出口213から開閉部材203の内部にトナーが漏れ出したとしても、開閉部材203の内部に漏れたトナーがさらに排出口216から外部に漏れる可能性は低い。
3 変形例(2)
上記実施の形態の変形例(2)としてのトナー容器341Yについて、図面を参照しながら説明する。
図12(a)は、トナー容器341Yの外観を示す外観斜視図である。
トナー容器341Yは、上記変形例(1)のトナー容器241Yと、略同一の構造を有している。トナー容器341Yとトナー容器241Yとの相違点は、主として、トナー容器の第二収容部である。ここでは、主として、トナー容器341Yが備える第二収容部302について、上記変形例(1)の第二収容部202との相違点を中心として、説明する。
トナー容器341Yは、プリンター部12を収容する筐体の上方から下方に向かって(X軸方向に)、容器受に装着される。その他のトナー容器についても、同様である。
上記の実施の形態と同様に、プリンター部12の容器受133Y、133M、133C、133Kの内部において、Y-Z平面に平行して水平方向に設けられた底面(不図示)には、X軸方向に沿って、底面から上方(トナー容器の装着方向とは逆方向)に突出する開閉制御棒(開閉棒)331Y、331M、331C、331K(図13。その一部については、不図示)が備えられている。また、開閉制御棒331Yの先端には、ローラー332Yが設けられている。開閉制御棒331M、331C、331Kについても、同様である。
トナー容器341Yは、図12(a)に示すように、第一収容部301の下方(トナー補給方向下流側)に第二収容部302が連接されて、構成されている。第一収容部301の内部は、空洞であって、トナーを収容するための第一収容室301aを形成している。第一収容室301aは、その底部において、後述する第二収容部302の第二収容室302aと仕切壁335を介して隣接している。第二収容部302の内部に、開閉部材303が収容されている。図12(f)は、第二収容部302の概略平面図である。
図12(b)は、開閉部材303の外観を示す外観斜視図であり、図12(c)は、第二収容部302の外観を示す外観斜視図である。また、図12(d)は、トナー容器341Yがプリンター部12に装着されていない状態における第二収容部302のA-A線における断面図である。さらに、図12(e)は、トナー容器341Yがプリンター部12に装着された状態における第二収容部302のA-A線における断面図である。
第一収容部301の下方の底部の仕切壁335には、上記実施の形態の第一収容部101の排出口113と同様に、排出口(第一開口)313(図12(d)、(e))が開けられている。第一収容室301aは、排出口313を通じて、第二収容室302aに連通している。第一収容部301のその他の構造については、第一収容部101と、略同じであるので、ここでは、説明を省略する。
第二収容部302は、内部が空洞の円柱形状をしており、底面327及び底面328を有している((図12(a)、(d)、(e))。第二収容部302の内部は、第二収容室302aを形成している。第二収容部202の下部の底面328(トナー容器241Yの底壁)には、第二収容部102の排出口116と同様に、排出口(第二開口)316が開けられている。
排出口313と排出口316とは、第二収容部302の上方から見て、底面327において排出口313の位置と第二収容部302の円柱の中心軸351とを結ぶ線分と、底面328において排出口316の位置と中心軸351とを結ぶ線分とが成す角度が、略90度となるように、位置している((図12(c))。
第二収容部302の内部には、中心軸351を中心として、回転可能に開閉部材303が収容されている((図12(b)、(d)、(e))。
開閉部材303は、第二収容部302の中心軸351をその軸とする円柱形状をしており、その内部は、空洞である。開閉部材303は、円筒の底面326及び底面325を有している((図12(b)、(d)、(e))。
開閉部材303には、底面325に開口部(第三開口)314が開けられ、底面326に開口部(第四開口)315が開けられている((図12(b))。
開口部314と開口部315とは、開閉部材303の上方から見て、底面325において開口部314の位置と中心軸351とを結ぶ線分と、底面326において開口部315の位置と中心軸351とを結ぶ線分とが成す角度が、略90度となるように、位置している((図12(b))。
開閉部材303の円柱の内部には、中心軸351を中心として回転し、開口部314の近辺に存在するトナーを開口部315の近辺まで搬送する搬送部材が収容されている。この搬送部材は、例えば、中心軸351を中心として回転する4枚の羽部材から構成されている。ここで、搬送部材の回転速度は、開閉部材303の回転速度とは、異なる。なお、上記の搬送部材は、中心軸351を中心として、回転することなく、第二収容部302に対して固定されている、としてもよい。このようにしても、開閉部材303が中心軸351を中心として回転するので、トナーが開口部314から開口部315まで搬送される。
開閉部材303は、トナー容器341Yをプリンター部12に装着する動作に伴って、第二収容部302の内部で、第二収容部302の円柱の中心軸351を中心として、回転する。
第二収容部302の内部には、開閉部材303とともに、付勢部材(不図示)が設けられている。付勢部材は、一例として、コイル状のバネであり、付勢部材のコイルの一端が開閉部材303の底面326に開けられた係止凹部に係止され、他の一端が第二収容部302の内部底面の係止孔に係止されている。
トナー容器341Yがプリンター部12に装着されていない状態においては、図12(c)、(d)に示すように、付勢部材による、第二収容部302の円柱の中心軸351を中心とする付勢回転力により、第二収容部302の内部において、開口部314の位置は、排出口313の位置から離れており、排出口313は、開閉部材303の円筒底面により塞がれている。また、開口部315の位置は、排出口316の位置から離れており、排出口316は、開閉部材203の円筒底面により塞がれている。
一方、トナー容器341Yがプリンター部12に装着されている状態においては、図12(e)に示すように、第二収容部302の内部において、開口部314の位置は、排出口313の位置と一致し、開口部315の位置は、排出口316の位置と一致している。
図13は、開閉部材303を底面326側から見た場合の外観斜視図であり、第二収容部302から底面328を取り外して分解した状態を示している。
図13に示すように、開閉部材203の底面326には、端面カム部材321が設けられている。端面カム部材321は、底面326から、円柱の中心軸351方向、下側に向かって、開閉部材303の円柱側面と同一の側面に沿って延伸する1/4円筒の側面を螺旋状に切り欠いた形状をしている。端面カム部材321は、螺旋状に延伸するカム面322を有する。
第二収容部302の底面328には、その円周に沿ってその内側に、半周分、扇型の切欠329が開けられている。端面カム部材321は、切欠329から外部に突出している。
変形例(1)と同様に、トナー容器341Yをプリンター部12に装着する場合、端面カム部材321のカム面322に、開閉制御棒331Yの先端のローラー332Yが接近し、次に、カム面322にローラー332Yが当接する。トナー容器341Yがプリンター部12下側にさらに押し込まれると、端面カム部材321が、開閉制御棒331Y側に徐々に移動する。端面カム部材321の開閉制御棒331Y側への移動に伴って、開閉制御棒331Yの先端のローラー332Yがカム面322に沿って滑ることにより、端面カム部材321を回転させる。これにより、開閉部材303が回転する。さらに、トナー容器341Yが容器受133Yの底側の奥まで押し込まれると、端面カム部材321の回転が停止する。これにより、開閉部材303の回転が停止する。開閉部材303の回転が停止する位置は、開閉制御棒331Yの長さにより定まる。
このように、開閉制御棒331Yの直線運動が、端面カム部材321により、開閉部材303の回転運動に変換される。
トナー容器341Yのプリンター部12への装着が完了すると、図12(e)に示すように、開口部314が第一収容部301の排出口313の位置まで、回転移動し、開口部315が第二収容部302の排出口316の位置まで、回転移動する。
こうして、トナー容器341Yの第一収容部301に収容されているトナーは、第一収容部301の排出口313、開閉部材303の開口部314、開口部315、第二収容部202の排出口316、及び、現像装置23の補給口121を通して、現像装置23に補給される(図12(e)の補給経路345)。
トナー容器341Yがプリンター部12に装着されていない状態においては、図12(d)に示すように、排出口313は、開閉部材303の底面325により塞がれ、排出口316は、開閉部材303の底面326により塞がれている。このため、トナー容器341Yの第一収容部301に保持されているトナーが現像装置23に補給されることはない。
また、開閉部材303の円柱底面と、開閉部材303の円柱底面に対向する第二収容部の円柱の内側の円柱底面との間は、トナー及び空気を通さないシール部材により、シールされている。現像装置23の補給口121の周囲も、トナー及び空気を通さないシール部材により、シールされている(図示していない)。
上記の通り、開閉部材303は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、開閉部材の回転時には、第二収容部302の内壁面(円柱底面)と開閉部材303の外壁面(円柱底面)とが密接した状態を保つ構造とされている。
(まとめ)
以上説明したように、変形例(2)の構成によれば、第二収容部302の円柱の軸を中心として、開閉部材303が回転することにより、トナー容器の内部気圧を変化させず、トナーの噴出しを防止することができる。
また、トナー容器がプリンター部に装着されていない状態において、開閉部材303の開口部314の位置と第一収容部301の排出口313の位置とを異ならせるようにしているので、第一収容部301に収容しているトナーが直接的に第二収容部302の排出口316に圧をかけることがない。このため、トナー容器の輸送時、トナー容器が振動することにより、排出口316から外部にトナーが飛散することを防止できる。
仮に、トナー容器の輸送時、トナー容器が振動することにより、排出口313から開閉部材303の内部にトナーが漏れ出したとしても、開閉部材303の内部に漏れたトナーがさらに排出口316から外部に漏れる可能性は低い。
4 その他の変形例
本発明を上記の実施の形態及び変形例に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態及び変形例に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態において、第二収容部102の端面118及び端面119には、それぞれ、開口部111及び開口部112が開けられている、としている。ここで、開口部111は、開閉制御棒131Yが挿入される挿入孔と、外部と通気するための通気口を兼ねているので、上記の実施の形態に示す位置に開けられていることが望ましい。
しかし、もう一方の開口部112については、これには限定されない。第二収容部102の端面119の付近の円筒の側面に、開口部が開けられている、としてもよい。
また、開口部111に加えて、開口部111の付近に外部と通気するための通気口が開けられている、としてもよい。
(2)上記の実施の形態及び変形例では、各第二収容部の排出口は、現像装置23の補給口121に連接するとしている。しかし、これには、限定されない。
各第二収容部の排出口と、現像装置23の補給口121との間には、トナーを搬送する搬送部材としてのホッパーが存在している、としてもよい。各第二収容部の排出口から、ホッパーを介して、トナーが現像装置23の補給口121に補給される、としてもよい。
(3)上記の実施の形態では、開閉部材103は、軸方向両端に端面(底壁)を有する筒状体であり、円筒部材103a及び円筒部材103bを接合して構成されている。円筒部材103a及び円筒部材103bは、それぞれ、片側の端面152及び端面151のみを有している。しかし、これには、限定されない。
開閉部材は、片側の端面を有する円筒体と、もう一方の端面とを接合して構成されているとしてもよい。また、開閉部材は、片側の端面と、端面を有しない円筒体と、もう一方の端面とを接合して構成されているとしてもよい。また、開閉部材は、片側の端面を有する円筒体と、両側の端面を有しない円筒体と、もう一方の端面を有する円筒体とを接合して構成されているとしてもよい。
また、開閉部材は、両側の端面を有する半円筒体と、両側の端面を有する半円筒体とを接合して円筒体に構成されているとしてもよい。
上記のように、円筒部材を複数の部材を接合して構成されるようにすると、それぞれの部材を金型を用いて製造する場合に都合がよい。
また、変形例(1)及び(2)の開閉部材についても、上記と同様の構成であるとしてもよい。
なお、3Dプリンターを用いて、開閉部材を製造する際には、上記のように、開閉部材が複数の部材から構成されるようにする必要はない。
(4)画像形成装置は、記録シートにトナー像を形成するプリンター部、及び、記録シートを保持し、供給する給紙部から構成されているタンデム型のカラープリンター装置であるとしてもよいし、モノクロ型のプリンター装置であるとしてもよい。
(5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明のトナー容器は、トナー容器の閉空間の気圧と外気圧との気圧差を無くし、トナー容器の内部に保持されているトナーがトナー容器の排出口から噴き出さないようにできるという優れた効果を奏し、画像形成装置の本体に着脱可能であり、トナーを補給するトナー容器として有用である。
10 画像形成装置
11 イメージリーダー部
12 プリンター部
13 給紙部
21M~21K 作像部
41M~41K トナー容器
101 第一収容部
102 第二収容部
103 開閉部材
104 付勢部材
105 搬送部材
111、112 開口部
113 排出口
114、115 開口部
116 排出口
121 補給口
131Y 開閉制御棒
133Y 容器受
145 補給経路
201 第一収容部
202 第二収容部
203 開閉部材
204 付勢部材
213 排出口
214、215 開口部
216 排出口
221 端面カム部材
231Y~231K 開閉制御棒
232Y ローラー
241Y~241K トナー容器
245 補給経路
301 第一収容部
302 第二収容部
303 開閉部材
313 排出口
314、315 開口部
316 排出口
321 端面カム部材
322 カム面
331Y~331K 開閉制御棒
332Y ローラー
341Y~341K トナー容器
345 補給経路

Claims (7)

  1. 画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、
    トナーを収容する第一収容室と、
    前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、
    前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、
    前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、
    前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、
    前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、
    前記開閉部材は、前記第一収容室から前記画像形成装置の本体まで通じるトナーの補給経路を開閉し、
    前記画像形成装置の本体に装着されていない場合、前記開閉部材は、前記第二位置に位置して、前記補給経路を閉じて、当該トナー容器からのトナーの補給を遮断する第一状態と、前記画像形成装置の本体に装着された場合に、前記開閉部材は、前記第一位置に位置して、前記補給経路を開いて、前記画像形成装置の本体へトナーを補給する第二状態とを、前記画像形成装置の本体に対する着脱動作と連動して、切り替える構成とされている
    ことを特徴とするトナー容器。
  2. さらに、前記第二収容室に収容され、前記第一状態となるように、前記開閉部材を付勢する付勢部材を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記開閉部材の外壁面と、前記外壁面に対向する前記第二収容室の内壁面との間は、トナーを通さないシール部材により、シールされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  4. 画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、
    トナーを収容する第一収容室と、
    前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、
    前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、
    前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、
    前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、
    前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、
    前記開閉部材は、軸方向両端側に端面を有する筒状体であり、複数の部材が接合されて構成されている
    ことを特徴とするトナー容器。
  5. 画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、
    トナーを収容する第一収容室と、
    前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、
    前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、
    前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、
    前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、
    前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、
    さらに、前記開閉部材の内部の空間において、前記開閉部材により支持され、前記開閉部材の内部に収容されたトナーを前記本体に向けて搬送する搬送部材
    を備えることを特徴とするトナー容器。
  6. 画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、
    トナーを収容する第一収容室と、
    前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、
    前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、
    前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、
    前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、
    前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、
    前記開閉部材は、前記第二収容室内において、前記仕切壁及び前記トナー容器の底壁に沿って、往復移動自在であり、
    前記開閉部材の往復方向の一端の前記第二収容室の側壁には、第五開口が開設されており、
    前記画像形成装置の本体には、前記トナー容器の装着方向とは逆方向に突出し、前記第五開口を通じて、前記第二収容室に侵入可能な開閉棒が設けられ、
    前記トナー容器が前記本体に装着される動作に連動して、前記開閉棒が前記開閉部材を装着方向とは逆方向に押圧して、前記開閉部材を移動させる
    ことを特徴とするトナー容器。
  7. 画像形成装置の本体に対して着脱可能なトナー容器であって、
    トナーを収容する第一収容室と、
    前記第一収容室と仕切壁を介して隣接し、トナー補給方向下流に位置する第二収容室と、
    前記第二収容室内で、移動又は回転可能に内挿された開閉部材とを備え、
    前記仕切壁には、第一開口が開設され、前記仕切壁と対向し、前記画像形成装置の本体への装着時に、前記本体に着座する前記トナー容器の底壁には、前記第二収容室と連通した第二開口が開設され、
    前記開閉部材は、一定容量を有する中空の容器構造をしており、
    前記開閉部材の壁面には、第三開口及び第四開口が開設されており、前記第三開口及び前記第四開口は、前記開閉部材を移動又は回転して前記第三開口が前記第一開口と対向する第一位置に来た時、前記第四開口が前記第二開口に一致するとともに、前記開閉部材を移動又は回転して第三開口が前記第二収容室の壁面と対向する第二位置に来た時、前記第一開口及び前記第二開口は、前記開閉部材の壁面により塞がれている関係位置に存在されてあり、
    前記第二収容室は、軸方向がトナー容器の底壁と並行した方向に向いた円筒形状をし、その一端には、第六開口が開設されており、
    前記開閉部材も円筒形状をし、前記第二収容室内において回転自在にのみ収容されているとともに、前記第二収容室の前記第六開口に向かう軸方向一端側には、前記第六開口から突出してスパイラル状のカム面が形成され、
    前記画像形成装置の本体には、前記トナー容器の装着方向とは逆方向に突出する開閉棒が設けられ、前記開閉棒の先端には、カムローラーが設けられ、
    前記トナー容器が前記本体に装着される動作に連動して、前記カムローラーが前記カム面を装着方向とは逆方向に押圧して、前記開閉部材を回転駆動する
    ことを特徴とするトナー容器。
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