JP7027608B1 - フィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents

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【課題】左右一対の熱交換器を並設して構成されている室外熱交換器(フィンチューブ熱交換器)の製造コストを抑制する。【解決手段】室外熱交換器は、空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている。また、左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明はフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機に関し、特に送風ファンが熱交換器の上部に搭載されたトップフロー型の室外機を備えたものに好適なものである。
空気調和機の中でも、商用ビル等の建築物に用いられる大型の空気調和機においては、1台から複数台の室外機と、この室外機と冷媒配管で接続された複数台の室内機を備えた空気調和機が使用されている。このような空気調和機は、例えば、VRF(Variable Refrigerant Flow)方式と呼ばれ、VRF方式の空気調和機に使用される室外機は、送風ファンが室外熱交換器の上部に搭載された形式のトップフロー型の室外機が多く使用されている。また、このような空気調和機においては、室外機1ユニット当たりの冷房・暖房能力の向上が求められている。この能力向上のため、室外熱交換器は大型化や複雑な構造になっており、製造性が低下している。
空気調和機の室外機としては、横並びに配置された一対の送風機と、各送風機に対応するように当該送風機の上流側となる下方に配置され、相互に対称形状の左右一対の半体同士が並設されて構成された室外熱交換器を備えるものが特開2016-180543号公報(特許文献1)に記されている。
また、上記特許文献1に記載されている空気調和機よりも室外熱交換器における冷媒パス数を増やし、暖房能力を向上させたフィンチューブ熱交換器が特開2016-223672号公報(特許文献2)に記されている。
特開2016-180543号公報 特開2016-223672号公報
室外熱交換器に使用される伝熱管は、通常細い管形状であるため、冷媒の流動抵抗を減らすため、上記特許文献2に記載されているように冷媒パスを多くして、それぞれの冷媒パスが熱交換器内部を往復する構成になっている。このような多パスのフィンチューブ熱交換器を上記特許文献1に記載のように、左右一対の半体同士の熱交換器を並設して構成したフィンチューブ熱交換器とする場合、左右の熱交換器を相互に対称形状になるように配置しているため、室外機1ユニットに対し、左側に配置される熱交換器と右側に配置される熱交換器は異なる形状となる。このため、左側に配置される熱交換器と右側に配置される熱交換器の2種類の熱交換器を別々に製造する必要があり、フィンチューブ熱交換器の製造コストが上昇する課題があった。
本発明の目的は、左右一対の熱交換器を並設して構成されている室外熱交換器の製造コストを抑制することのできるフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されていることを特徴とするフィンチューブ熱交換器にある。
本発明の他の特徴は、室外熱交換器と、前記室外熱交換器の上部に配設された送風ファンと、圧縮機を備える空気調和機において、前記室外熱交換器として上記のフィンチューブ熱交換器が用いられていることを特徴とする。
本発明によれば、左右一対の熱交換器を並設して構成されている室外熱交換器の製造コストを抑制することのできるフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機を得ることができる効果がある。
本発明の実施例1に係る空気調和機の冷凍サイクル構成図である。 図1に示す室外機90の全体斜視図である。 図2に示す室外熱交換器3を説明する斜視図である。 図3に示す室外熱交換器3に対応する従来のフィンチューブ熱交換器の構成を説明する図である。 図3に示す実施例1の室外熱交換器(フィンチューブ熱交換器)3の構成を説明する図である。 フィンチューブ熱交換器における冷媒流れの一例を説明する図である。 室外熱交換器3の別の構成例を説明する図である。 室外熱交換器3の更に別の構成例を説明する図である。 室外熱交換器3の更に別の構成例を説明する図である。 図9の正面図である。 実施例1の室外熱交換器に使用される三又ジョイントの一例を示す斜視図である。 実施例1の室外熱交換器に使用される三又ジョイントの従来例を示す斜視図である。 本発明の実施例2における室外機を示す図で、図2に相当する図である。 図13に示す熱交換器3を説明する斜視図である。 図13に示す室外機における室外熱交換器の部分の平面断面図である。
以下、本発明のフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機の具体的実施例を、図面に基づいて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一または相当する部分である。
本発明のフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機の実施例1を図1~図12を用いて説明する。
空気調和機は、室外に設置された室外機と室内に設置された室内機によって構成され、室内の暖房や冷房を行なう。室外機と室内機には、空気と冷媒とを熱交換させる熱交換器(室外熱交換器、室内熱交換器)と、熱交換器に空気を流す送風機(室外送風機、室内送風機)と、室外機と室内機を接続する冷媒配管などが備えられている。
本発明の空気調和機は、一対の半体(左右一対の熱交換器)が並設されて構成された室外熱交換器(フィンチューブ熱交換器)を備えるものである。まず、空気調和機の全体構成を、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る空気調和機100の冷凍サイクル構成図である。
図1に示すように、空気調和機100は、室外機90と複数の室内機91を備えており、室外機90と各室内機91は配管10を介して接続され、2つの室内機91は配管10により並列に接続されている。本実施例では、室内機91を2台とした例を示しているが、室内機91は、1台又は3台以上としても良い。
室外機90は、圧縮機1、四方弁2、後述する左右一対の熱交換器30a,30bで構成された室外熱交換器(フィンチューブ熱交換器)3、前記各熱交換器30a,30bにそれぞれ備えられた室外送風機4(4a,4b)、アキュムレータ5、前記各熱交換器30a,30bにそれぞれ備えられた室外膨張弁6a,6bなどを備えている。
室内機91は、この例では2台設けられており、それぞれ室内熱交換器7、室内膨張弁8及び室内送風機9を備えている。
前記室外送風機4は室外熱交換器3に外気を送り込むものであり、前記室内送風機9は室内の空気を室内熱交換器7に送り込むものである。室外機90には液阻止弁15とガス阻止弁16が設けられており、液阻止弁15とガス阻止弁16はそれぞれ配管10に接続されている。
この空気調和機100は、四方弁2を切り替えることで、室内熱交換器7を蒸発器、室外熱交換器3を凝縮器として使用する冷房運転と、室内熱交換器7を凝縮器、室外熱交換器3を蒸発器として使用する暖房運転を行うことができる。なお、図1に示す四方弁2の切り替え状態は、冷房運転時のものである。また、図1中、実線矢印Xは冷房運転時における冷媒の循環方向を示し、破線矢印Yは暖房運転時における冷媒の循環方向を示している。
例えば、冷房運転時には、圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒は、四方弁2を通過して室外熱交換器3(30a,30b)に流入し、空気との熱交換により放熱して凝縮し、液冷媒となる。その後、液冷媒は、室外膨張弁6(6a,6b)、液阻止弁15を通過し、配管10を介して各室内膨張弁8に流れる。各室内膨張弁8では、液冷媒が等エンタルピ膨張して低温低圧のガス冷媒と液冷媒との気液二相流となって室内熱交換器7に流入する。
室内熱交換器7で冷媒は、室内空気からの吸熱作用により蒸発してガス冷媒となる。室内熱交換器8で液冷媒が気化する際に、室内熱交換器7を通過する室内空気を冷却することにより、室内は冷房される。各室内熱交換器7を出た冷媒は、配管10を介してガス阻止弁16に流れ、その後四方弁2、アキュムレータ5を通り、圧縮機1へ戻る。圧縮機1に戻った冷媒は、再び圧縮されて高温高圧になり、四方弁2、室外熱交換器3(30a,30b)、室外膨張弁6(6a,6b)及び液阻止弁15を通過し室内機91側に再び流れるという循環を繰り返し、冷凍サイクルが継続される。
次に、図1に示す室外機90について、図2により詳しく説明する。図2は、図1に示す室外機90の全体斜視図である。
図2に示すように、室外機90は、略直方体の外形を有している。
室外機90は、平面視で矩形のベース部材12と、ベース部材12の四角のそれぞれに立設された4本の支持フレーム11と、各支持フレーム11の内側でベース部材12上に配置された室外熱交換器3と、室外熱交換器3の上方に配置される室外送風機4(4a,4b)などを備えている。
支持フレーム11は、L字状のアングル材であり、その角部がベース部材12の角部に対応するように配置されている。室外熱交換器3は、上下方向に延在する細長の板状の伝熱フィンが室外機90の外周方向に積層されるように複数枚配置され、これら複数枚の伝熱フィンを貫通して繋ぐように複数の伝熱管(冷媒管)が設けられている。
室外熱交換器3は、略直方体の室外機90における3つの側面(背面と両側面)に露出するように設けられている。また、室外熱交換器3は、室外機90の前面に配置されるパネル31と共に室外機90の内側空間(内部空間)を形成している。この内側空間には圧縮機1や電気箱33などが設置されている。
室外熱交換器3の上方には、室外送風機4が配置されている。
室外送風機4は、室外熱交換器3の内側に形成されている内側空間から空気を室外機90の上方に排出するように構成されている。即ち、室外送風機4が回転されると、室外機90の3つの側面に露出する室外熱交換器3の放熱フィンの間から外気を室外機90内に吸い込み、この吸い込んだ空気を室外機90の外部上方に送り出すように構成されている。
本実施例の室外機90は、左右に2つの室外送風機4a,4bが並設されている。なお、2つの室外送風機4a,4bを特に区別しない場合、室外送風機4ということもある。
室外送風機4は、プロペラファン41(41a,41b)と、このプロペラファン41を回転させるモータ(図示せず)と、プロペラファン41の周囲を覆うベルマウス43を備えている。
室外送風機4a,4bのそれぞれのプロペラファン41a,41bは、上面視で左回り(反時計回り)で回転するようになっている。このように回転するプロペラファン41a,41bは室外熱交換器3の前記内側空間から空気を室外機90の上方に送り出す。
ベルマウス43は筒状体で、プロペラファン41の外周を覆うように配置されている。また、熱交換器3の前記内側空間の上部には、室外熱交換器3の上端面よりも高い位置に、天板13が支持フレーム11に固定されている。この天板13には、ベルマウス43の下部の径に略等しい開口が形成されており、この開口を介して、室外熱交換器3の前記内側空間とベルマウス43の内側とが連通している。また、この円形開口の径方向には、前記プロペラファン41を駆動するモータの支持部材(図示せず)が支持フレーム11等に架け渡されて固定されている。
前記電気箱33には、空気調和機100を制御する制御装置(制御基板)等が収容され、この電気箱33は前記天板13寄りで前記パネル31の後側に沿うように配置されている。44は2つの室外送風機4a,4bの周囲を覆うように、天板13の上側に設置されているケーシングである。
次に、室外機90を構成している室外熱交換器3について、図3により詳しく説明する。図3は図2に示す室外熱交換器3の全体構成を説明する斜視図である。この室外熱交換器3は、室外送風機4の上流側に配置されている。
図3に示すように、室外熱交換器3は、左側熱交換器(左半体)30a及び右側熱交換器(右半体)30bを並設し、中央部を板状体の連結ピラー40で接続している。また、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bは、それぞれ左右の室外送風機4a,4bに対応するように配置されている。
左側熱交換器30aと右側熱交換器30bは、図3では左右対称に図示されているが、本実施例においては、後述するように、伝熱管の配置構成が左側熱交換器30aと右側熱交換器30bで異なっており、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bは非対称な構成となっている。
左側熱交換器30aと右側熱交換器30bはそれぞれ、室外機90の側面に配置される側面部3aと、室外機90の背面に配置される背面部3bと、側面部3aに対向するように配置される凸面部3cを有している。前記凸面部3cは、室外熱交換器3の背面の左右中央部から正面側に向かって延伸するように形成されている。即ち、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bのそれぞれは、各室外送風機4a,4bを中心とする周方向に、側面部3a、背面部3b及び凸面部3cがこの順番で配置されている。また、この実施例では、前記側面部3aと前記凸面部3cは互いに対向しており、前記凸面部3cは、背面部3b側の反対側に端部3dを有している。
前記背面部3bは、室外機90の背面で左右方向に直線的に延びるように構成され、前記側面部3aと前記凸面部3cは、室外機90の前後方向に直線的に延びる部分と、前記背面部3bに接続される曲線部分(円弧状部分)とを備えている。また、前記左側熱交換器30aと右側熱交換器30bは、前記凸面部3c側が向き合うように配置されている。
室外熱交換器3は、前記凸面部3cを設けることにより、熱交換面積を増大させている。
連結ピラー40は、左側熱交換器30aにおける凸面部3cと、右側熱交換器30bにおける凸面部3cとの間で上下方向に延在している。また、前記連結ピラー40は、左側熱交換器30aにおける凸面部3cと、右側熱交換器30bにおける凸面部3cとの間に形成される間隙39の最小幅を維持しつつ、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bとを一体に接続している。更に、前記連結ピラー40は、前記間隙39を塞ぐことで、この間隙39から直接、外気が熱交換器の内側空間(内部空間)内に入り込まないようにしている。なお、連結ピラー40の下端部は、ベース部材12(図2参照)に固定され、連結ピラー40の上端部は天板13(図2参照)に固定されている。
前記間隙39の幅は、室外機90の背面側から正面側に向かって徐々に狭くなるように形成されている。また、左右の熱交換器30a,30bにおける凸面部3cは、前記プロペラファン41a,41bの回転半径よりも外側に配置されている。
左側熱交換器30aにおける側面部3aの端部と、右側熱交換器30bにおける側面部3aの端部との間の室外熱交換器3内側空間にはサービススペース31aが設けられている。このサービススペース31aにより、前記電気箱33や前記圧縮機1(図2参照)等の各種冷凍サイクル構成機器のメンテナンス等を可能にしている。なお、前記サービススペース31aは前記パネル31(図2参照)により塞がれている。
次に、室外熱交換器3における伝熱管の配置構成まで含めた本実施例の構成を、図4~12を用いて説明する。
まず、図3に示す室外熱交換器3に対応する従来の室外熱交換器(フィンチューブ熱交換器)の構成を図4により説明する。なお、図4は室外熱交換器3を正面のやや上方から見た図である。
図4に示すように、左側熱交換器30a及び右側熱交換器30bは、それぞれ空気が流れる方向に沿って並べられた3列の熱交換部で構成されている。即ち、上流側となる第1列熱交換部71、中央部の第2列熱交換部72、下流側の第3列熱交換部73が設けられている。また、各熱交換器30a,30bにおける風上側の2列はU字伝熱管51が第1列熱交換部71と第2列熱交換部72を跨ぐように配置され、風下側の第3列熱交換部73は、前記U字伝熱管51が段方向に重ねて並ぶように配置されている。
更に、各列の熱交換部71~73にそれぞれ通される伝熱管は、熱交換効率を良くするため、空気の流れ方向に対して互いに千鳥状になるように配置されている。
前記各U字伝熱管51の端部(伝熱管端部)51aはパス接続管52により、他のU字伝熱管51の端部51aに接続されている。また、各熱交換器30a,30bにおける下部側熱交部30Lの伝熱管端部51aから流出した冷媒は、接続管53,54を介して上部側熱交部30UのU字伝熱管51の端部51aに流れるように構成されている。
なお、図4において、Liquid1…Liquid8は液冷媒の出入口で、この例では8パスの出入口が設けられている。また、Gas1…Gas32はガス冷媒の出入口で、この例では32パスの出入口が設けられている。
この図4に示すように、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bとは伝熱管の配置構成まで含めて線対称に構成されていた。このため、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bでは、図4に示すように、異なる構成となるため、左側熱交換器30a用の熱交換器と、右側熱交換器30b用の熱交換器の2種類の熱交換器を製作する必要があり、製造コストが上昇する課題があった。
次に、本実施例における室外熱交換器(フィンチューブ熱交換器)の構成を、図5を用いて説明する。図5は図3に示す室外熱交換器3の構成を説明する図であり、室外熱交換器3を正面のやや上方から見た図である。図5において、図4と同一或いは相当する部分には同一符号を付しており、また図4と同一部分については基本的に説明を省略する。
本実施例における室外熱交換器3は、図4で説明した従来の室外熱交換器3と同様に、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bが左右に並設されている。
各熱交換器30a,30bは、空気(気体)が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層して配置され、空気流に対して複数列組み合わせて配置された複数枚の板状の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを積層方向に貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管(この例ではU字伝熱管)51を備える。また、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管51は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている。
本発明の室外熱交換器3が図4に示す従来の室外熱交換器と異なるのは、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bが、互いに線対称の関係になっていない(左右非対称になっている)点である。
即ち、本実施例においては、左右に並設された前記熱交換器30a,30bの一方は、他方の前記熱交換器30a,30bに対して上下反転させて配置した関係になっている。即ち、1種類の同一形状の熱交換器を2つ製作し、このうちの一方の熱交換器は右側熱交換器30b或いは左側熱交換器30aとして配置し、他方の熱交換器は前記一方の熱交換器に対し180°回転させて上下反転させた関係とし、左側熱交換器30a或いは右側熱交換器30bとして配置して、室外熱交換器3を構成している。
例えば、左側熱交換器30aは、右側熱交換器30bと同一のものを上下反転させて左側に配置し、左側熱交換器30aとしたものである。また、左側熱交換器30aと同一のものを上下反転させて右側に配置し、右側熱交換器30bとしても良い。
このように構成することにより、1種類の同一形状の熱交換器を複数製作するだけで良く、左右一対の熱交換器の一方は他方の熱交換器に対し、上下反転して組み合わせれば良いので、室外熱交換器3の製造コストを大幅に低減することができる。
即ち、従来の室外熱交換器3では、左側に配置される熱交換器30aと右側に配置される熱交換器30bを別々に製造する必要があり、2種類の熱交換器を製作する必要があった。これに対し、本実施例の室外熱交換器3は、1種類の熱交換器を製作して左側と右側の熱交換器として使用できるので、室外熱交換器3の製造を大幅に簡素化することができる。
前記伝熱管51は、本実施例では、U字状に曲げられた円管により形成されたU字伝熱管で構成されており、このU字伝熱管は複数設けられ、複数の前記U字伝熱管の端部を繋ぐパス接続管52を備える。また、各熱交換器30a,30bにおける下部側熱交部30Lの伝熱管端部51aから流出した冷媒は、接続管53,54を介して上部側熱交部30UのU字伝熱管51の端部51aに流れるように構成されている。
また、本実施例においても、前記各熱交換器30a,30bは、空気が流れる方向に沿って並べられた3列の熱交換部(第1列熱交換部71、第2列熱交換部72、第3列熱交換部73)で構成されている。なお、本実施例では、風上側(上流側)の第1列熱交換部71は、前記U字伝熱管51が段方向に重ねて並ぶように配置され、風下側(下流側)の2列に対しては、前記U字伝熱管51が第2列熱交換部72と第3列熱交管部73を跨ぐように配置された構成としている点も図4のものとは異なっている。
前記下部側熱交部30Lにおける第3列熱交換部(最も下流側の熱交換部)73のU字伝熱管51の端部51aと、前記上部側熱交部30Uにおける第1列熱交換部(最も上流側の熱交換部)71のU字伝熱管51の端部51aが、前記接続管53,54を介して接続されている。
なお、上述した図4に示すように、下部側熱交部30Lにおける第1列熱交換部(最も上流側の熱交換部)71のU字伝熱管51の端部51aと、上部側熱交部30Uにおける第3列熱交換部(最も下流側の熱交換部)73のU字伝熱管51の端部51aが、前記接続管53,54を介して接続されるように構成しても良い。
次に、図6を用いて左側熱交換器30aまたは右側熱交換器30bにおける冷媒流れの一例を説明する。図6に示す例は、左右の熱交換器30a,30bの一方における冷媒流れを説明する図で、他方の熱交換器30aまたは30bにおける冷媒流れも同様である。なお、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bを区別しない場合には熱交換器30と呼ぶことにする。
図6に示す熱交換器30の構成は図5に示す左側熱交換器30aまたは右側熱交換器30bと同様であり、液冷媒が8パスの液冷媒入口1~8から入り、熱交換器30内で蒸発してガス冷媒となって、32パスのガス冷媒出口1~32から流出する場合について説明する。なお、ここでの説明では、液冷媒入口1から入り、ガス冷媒出口1~4から流出する冷媒流れについて説明するが、液冷媒入口2~8から入り、ガス冷媒出口5~32から流出する冷媒流れも同様であるので、それらの冷媒流れの説明については省略する。
液冷媒入口1から、下部側熱交部30LのU字伝熱管51に流入した液冷媒は、第1列熱交換部71のU字伝熱管51を往復(ここでは2往復)しながら下方に流れた後、三又ジョイント(3方向のパス接続管)55により上下に分岐され、第2列熱交換部72及び第3列熱交換部73に跨って配置されている下側のU字伝熱管51と、上側のU字伝熱管51に流れる。
下側のU字伝熱管51に流れた液冷媒は2往復した後、接続管53に流入し、上部側熱交部30Uにおける第1列熱交換部71のU字伝熱管51に流入する。U字伝熱管51を1往復した後、三又ジョイント55により上下に分岐され、第2列熱交換部72及び第3列熱交換部73に跨って配置されている下側のU字伝熱管51と上側のU字伝熱管51に流れ、それぞれ1往復した後、ガス冷媒出口1と2から流出する。
同様に、下部側熱交部30Lの上側のU字伝熱管51に流れた液冷媒も2往復した後、接続管54に流入し、上部側熱交部30Uの第1列熱交換部71のU字伝熱管51に流入する。U字伝熱管51を1往復した後、三又ジョイント55で上下に分岐され、第2列熱交換部72及び第3列熱交換部73に跨って配置されている下側のU字伝熱管51と上側のU字伝熱管51に流れ、それぞれ1往復した後、ガス冷媒出口3と4から流出する。
なお、前記液冷媒入口1から熱交換器30に流入した液冷媒は、熱交換器30を流れる際に熱交換器30を通過する空気と熱交換して蒸発し、ガス冷媒となって前記ガス冷媒出口1~4から流出する。
液冷媒入口2~8から下部側熱交部30LのU字伝熱管に流入した液冷媒も、それぞれ上記と同様に流れて、上部側熱交部30Uのガス冷媒出口5~32から流出する。
このように、図6に示した例では、8パスの液冷媒入口1~8から熱交換器30に流入した液冷媒は、4倍の32パスのガス冷媒出口1~32から流出する構成となっている。即ち、液冷媒に対しガス化した冷媒の容積は大幅に増加するので、これに見合ったパス構成として冷媒流速や流通抵抗を適切に調整し、効率を上げるようにしている。
また、図2に示す空気調和機の室外機では、室外熱交換器3よりも上に室外送風機4が設置されているので、室外熱交換器3を通過する空気は熱交換器の上部で風速が大きく(空気量が多く)なり、下部では風速が小さく(空気量が少なく)なる。そこで、風速の小さい熱交換器の下部側(下部側熱交部30L)では冷媒が流れるパス長(パスの長さ)を長くし、風速の大きい上部側(上部側熱交部30U)ではパス長を短くして、熱交換器の上部と下部の熱交換量がほぼ均一化されるように構成している。
なお、上述した冷媒流れの説明は、室外熱交換器3が蒸発器として機能する場合のものであるが、室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合には、冷媒の流れが逆になるだけである。即ち、図5に示すガス冷媒の出入口Gas1…Gas32からガス冷媒が流入し、熱交換器内で凝縮した後、液冷媒の出入口Liquid1…Liquid8から液冷媒が流出する。
本実施例の室外熱交換器3では、図5で説明したように、左側の熱交換器30aと右側の熱交換器30bが非対称な構成になっている。このため左側の熱交換器30aと右側の熱交換器30bでは熱交換性能に若干の差異が生じる可能性がある。そこで、本実施例では、図1に示すように、左右の熱交換器30a,30bのそれぞれに対応させて室外膨張弁6a,6bが設けられている。これにより、左右の熱交換器30a,30bの間で熱交換性能の差異が生じる場合でも、左右の各熱交換器30a,30bにそれぞれ設けられた室外膨張弁6a,6bを、前記電気箱33(図2参照)に設けた制御装置によりそれぞれ任意に制御することにより、左右の熱交換器30a,30bの熱交換量がほぼ等しくなるように制御することが可能になる。
また、本実施例では、図1,図2に示すように、左右の各熱交換器30a,30bに対応させて室外送風機4a,4bを設けているので、これら室外送風機4a,4bの回転数を前記電気箱33に設けた制御装置によりそれぞれ任意に制御することでも、左右の熱交換器30a,30bの熱交換量がほぼ等しくなるように制御することが可能である。
次に、図3、図5、図6で説明した室外熱交換器3の別の構成例を図7~図10により説明する。
図7に示す室外熱交換器3は、図5で説明した室外熱交換器3よりもパス数の少ない簡単なパス構成の室外熱交換器3とした例を示すものである。
図7において、左右の熱交換器30a,30bは、それぞれ、空気流に沿って並べられた第1列熱交換部71、第2列熱交換部72、第3列熱交換部73を備えている。また、各熱交換器30a,30bは、それぞれU字伝熱管51の直線状の伝熱管部(伝熱フィンを貫通している部分)は空気流の方向に対し千鳥状に配置されている。
また、左右に並設された前記熱交換器30a,30bの一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係(180°回転させて上下反転させた関係)になるように構成されている。従って、この例の室外熱交換器3も、上述した実施例と同様に、1種類の熱交換器を製作して左側と右側の熱交換器30a,30bとして使用できるので、室外熱交換器3の製造を大幅に簡素化し、製造コストを大幅に低減できる。
また、下部側熱交部30Lではパス数を少なくし、上部側熱交部30Uではパス数を多くしている。即ち、この例では、下部側熱交部30Lに2つの液冷媒出入口61,62を設け、上部側熱交部30Uには8つのガス冷媒出入口61c~61f,62c~62fを設けている。これらの8つのガス冷媒出入口はガスヘッダ(ガス分配器)63と接続されている。
室外熱交換器3が蒸発器として機能する場合の冷媒の流れを説明する。
液冷媒出入口61から、第1列熱交換部(最も上流側の熱交換部)71のU字伝熱管51の端部51aに流入した液冷媒は、U字伝熱管51を1往復する。その後、三又ジョイント(3方向のパス接続管)55で上下に分流され、各U字伝熱管51をそれぞれ1往復した後、接続管61a,61bを通り、上部側熱交部30Uにおける第1列熱交換部71の2つのU字伝熱管51に入る。それぞれU字伝熱管51を1往復した後、三又ジョイント55を介して再び上下に分流される。
従って、4つのパスに分流され、各U字伝熱管51を1往復した後、ガス冷媒出入口61c~61fからガスヘッダ63に流出する。即ち、ガスヘッダ63は上部側熱交部30Uにおける第3列熱交換部(最も下流側の熱交換部)73のU字伝熱管51の端部51aと接続されている。
液冷媒出入口62から流入した液冷媒も、上記と同様に、下部側熱交部30Lで分流され、接続管62a,62bを介して上部側熱交部30Uに入り、再び分流されて、ガス冷媒出入口62c~62fからガスヘッダ63に流出する。
なお、室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合の冷媒の流れは上記と逆になる。即ち、ガスヘッダ63側からガス冷媒出入口61c~61f,62c~62fへガス冷媒が流入し、熱交換器内でガス冷媒は凝縮して液冷媒となり、液冷媒出入口61,62から流出する。
上述した冷媒の流れは、左右の熱交換器30a,30bで同じである。また、この例では、下部側熱交部30Lと上部側熱交部30Uでのパス長は、それぞれU字伝熱管51の2往復分の長さとなっている。
なお、図7に示す室外熱交換器3は、熱交換器30a,30bが、図5に示すように、U字状に折り曲げられた形状にはなっていないが、図5と同様にU字状に構成しても良い。
また、前記上部側熱交部30Uにおける空気流れに対し最も上流側となる第1列熱交換部71のU字伝熱管51の端部に前記ガスヘッダ63を接続し、前記下部側熱交部30Lにおける空気流れに対し最も下流側となる第3熱交換部73のU字伝熱管51の端部に液冷媒出入口61,62を接続するように構成しても良い。この場合、前記下部側熱交部30Lにおける最も上流側となる前記第1列熱交換部71のU字伝熱管51の端部と、前記上部側熱交部30Uにおける最も下流側となる前記第3熱交換部73のU字伝熱管51の端部とが、接続管61a,61b,62a,62bを介して接続される。
図8に示す室外熱交換器3は、図5や図7で説明した室外熱交換器3よりもU字伝熱管51の数を少なくしたより簡素な室外熱交換器3とした例を示すものである。この例でも左右の各熱交換器30a,30bは第1列熱交換部71、第2列熱交換部72、第3列熱交換部73を備えている。
また、左右の各熱交換器30a,30bでは、U字伝熱管51の直線状の伝熱管部がそれぞれ空気流の方向に対し千鳥状に配置されている。更に、この例でも、左右に並設された各熱交換器30a,30bの一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係(180°回転させて上下反転させた関係)になるように構成されている。従って、上述した実施例と同様に、1種類の熱交換器を製作して左側と右側の熱交換器として使用できるので、室外熱交換器3の製造を大幅に簡素化し、製造コストを大幅に低減できる。
図9、図10に示す室外熱交換器3は、本発明を適用した更に簡素な形態の室外熱交換器とした例で、図9は斜視図、図10は図9の正面図である。これらの図に示すように、この例では、室外熱交換器3における左右のそれぞれの熱交換器30a,30bが、第1列熱交換部71と第2列熱交換部72の2列で構成されている。また、各熱交換器30a,30bは、それぞれL字状に曲げられた熱交換器となっている。
伝熱フィンが多数積層された第1列と第2列の各熱交換部71,72には、前記伝熱フィンに挿入された複数のU字伝熱管51が上下方向(段方向)に重ねて並ぶように配置されている。
また、各熱交換器30a,30bでは、複数のU字伝熱管51の直線状の伝熱管部が空気流の方向に対し千鳥状に配置されている。更に、左右に並設された熱交換器30a,30bの一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係(180°回転させて上下反転させた関係)になるように構成されている。このため、これらの図に示すように、左側熱交換器30aと右側熱交換器30bは線対称の関係にはなっていない。
この例で説明した室外熱交換器3も、左右の熱交換器30a,30bの一方は、他方の熱交換器を上下反転させて配置した構成としているので、上述した実施例と同様に、1種類の熱交換器を製作して左側と右側の熱交換器として使用できる。従って、熱交換器の製造を大幅に簡素化し、製造コストを大幅に低減できる。
次に、図11、図12を用いて、上述した実施例で使用されている三又ジョイント(3方向のパス接続管)55の例について説明する。図11は三又ジョイントの一例を示す斜視図、図12は従来の三又ジョイントの例を示す斜視図である。
図11及び図12に示す三又ジョイント55(55a,55b)は、1つのU字伝熱管から流出した冷媒を2つのU字伝熱管に分配するもので、1つの冷媒入口から流入した冷媒を2方向に分流し、出口1と出口2から流出する構成としているものである。
まず、従来の三又ジョイント55bを図12より説明する。冷媒は三又ジョイント55bの一つの入口から流入し、三又ジョイント55b内で上下に分流されて、出口1,2から流出するように構成されている。このため、流入する冷媒の流速や乾き度により、出口1側と出口2側への冷媒分配量が変化し、2つの出口に適切な冷媒量を分配できない場合がある。
そこで、本実施例では、三又ジョイントが設置される場所の冷媒流速や乾き度に応じて、2つの出口に適切な冷媒量が分配されるようにしたものである。
具体的には、図11に示すように三又ジョイント55aを構成している。即ち、曲管で構成されて冷媒入口管を、図12に示すように、2つの冷媒出口管の中央に接続するのではなく、本実施例では図11に示すように、一方の冷媒出口管側に接続している。このように構成することにより、三又ジョイント55aの冷媒入口管に入った冷媒は、図の矢印で示すようにカーブした流れとなるため、流れる冷媒には遠心力Fが作用する。このため、三又ジョイント55aの分流部では、矢印Dに示すように、流れが図の左側に引っ張られた流れとなり、左側に流れる流量を右側に流れる流量よりも増加させることができる。
従って、図11に示す三又ジョイント55aの構成とすることにより、分配される冷媒量を調整した設計が可能となる。例えば、冷媒流量が少なくなり易いパスや冷媒流量を増やしたいパスに対しては、図11に示す三又ジョイント55aを採用して、冷媒量を増やしたいパスと三又ジョイント55aの出口1となる冷媒出口管とを接続すれば良い。
このように図11に示す三又ジョイント55aを採用することにより、各パスに流れる冷媒量を均一化したり、或いは各パスでの熱交換量が適切になるように調整することが可能になる。即ち、本実施例では、三又ジョイント55aに流入する冷媒の流速に伴って生じる遠心力等の慣性力を利用し、冷媒が分配される伝熱管への分配比率を適切に調整できるように構成している。
以上説明したように、本発明の実施例1によれば、空気(気体)が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置された複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成(180°回転させて上下反転させた構成)しているので、以下の効果が得られる。
即ち、左右に並設される一方の熱交換器は、他方の熱交換器を上下反転したものと同じ構成であるため、左右の熱交換器に対し1種類の熱交換器を製作すれば良い。よって従来2種類の熱交換器を製作していたのに対し、本実施例では、1種類の熱交換器を製作すれば良いことから製造コストを大幅に低減できる。従って、熱交換器の性能を維持しつつ製造性と収益率を向上することのできるフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機を得ることができる。
なお、本発明は、上述したように、左右に並設された熱交換器の一方は、他方の熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成(180°回転させて上下反転させた構成)しているものであるが、ここでいう熱交換器とは、ガスヘッダ、液ヘッダ、パスを接続する接続管等を接続する前の熱交換器を意味している。即ち、ガスヘッダ等が接続される前の伝熱フィンと伝熱管で構成された一方の熱交換器が、他方の熱交換器に対して上下反転した関係であることを意味している。
本発明のフィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機の実施例2を、図13~図15を用いて説明する。本実施例における空気調和機の冷凍サイクル構成は図1に示すものと同様である。また、本実施例の空気調和機も、一対の半体(左右一対の熱交換器)が並設されて構成された室外熱交換器を備えるものである。
まず、本実施例における室外機の全体構成を、図13を用いて説明する。図13は図2に相当する図で、本実施例の室外機の全体斜視図である。
この実施例2に係る空気調和機100(図1参照)は、上述した実施例1に係る空気調和機100と室外機90のみが異なる。なお、本実施例の説明において、実施例1と同一或いは相当する部分に対しては同一の符号を付し、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
図13に示すように、本実施例における室外機90は、実施例1での室外機90(図2参照)と、室外熱交換器3及びパネル31が異なっている。
図13において、4(4a,4b)は室外送風機、11は支持フレーム、12はベース部材、13は天板、41(41a,41b)はプロペラファン、44はケーシングである。本実施例での室外熱交換器3は、図13及び図14に示すように、左右の熱交換器30a,30bにおける側面部3aの前方から折れ曲がった前面部3a´を有している。この点が上述した実施例1の室外熱交換器3(図3参照)とは異なっている。また、本実施例では前面部3a´を備えているため、室外機90の前面に設けられているパネル31は前面部3a´の間に配設されている。このため、パネル31の幅は実施例1のものより小さくなっている。
次に、図13に使用されている室外熱交換器3の構成を、図14及び図15を用いて説明する。図14は図13の室外機90を構成する室外熱交換器3の全体斜視図、図15は図13に示す室外機90における室外熱交換器3の部分の平面断面図である。
本実施例2の室外熱交換器3は、図14、図15に示すように、室外熱交換器3の左右の熱交換器30a,30bが、それぞれ、前側に配置される前面部3a´と、側面に配置される側面部3aと、後側に配置される背面部3bと、前記側面部3aに対向するように配置される凸面部3cを有している。また、背面部3bと、前面部3a´とは対向している。
前記前面部3a´から側面部3aへ接続される部分は、所定の曲率のR部を介して互いに90度の内角を形成するように曲がっている。なお、38はサイドプレート、39は間隙、40は連結ピラーである。
左右の前記熱交換器30a,30bのそれぞれは、各室外送風機4a,4bを中心とする前後左右に、前面部3a´と背面部3bが対向し、側面部3aと凸面部3cが対向している。従って、左右の前記熱交換器30a,30bのそれぞれは、前面部3a´、側面部3a、背面部3b、凸面部3cを有する四面熱交換体となっている。
また、前面部3a´の左右方向の長さは、背面部3bの左右方向の長さよりも短く構成されているので、左側熱交換器30aの前面部3a´と、右側熱交換器30bの前面部3a´のそれぞれの端部間に、サービススペース31aを形成することができる。このサービススペース31aに前記パネル31が取り付けられ、このパネル31と前記室外熱交換器3との間には内側空間が形成され、この内側空間には圧縮機や電気箱等の機器が配置される。
左右の熱交換器30a,30bの対向部70の間には、前記間隙39が形成されており、この間隙39の幅は、室外機90の背面側から正面側に向かって徐々に狭くなるように構成されている。なお、図15において、60は中心軸である。
本実施例における室外熱交換器3も、図5等で説明した室外熱交換器と同様に、左右の熱交換器30a,30bは、それぞれ多数積層した板状の伝熱フィンを空気の流れ方向に3列配置しており、また各列の多数の伝熱フィンを貫通するようにU字伝熱管が設けられている。各熱交換器30a,30bは、複数のU字伝熱管の直線状の伝熱管部がそれぞれ空気流の方向に対し千鳥状に配置されている。
また、左右に並設された前記熱交換器30a,30bの一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係(180°回転させて上下反転させた関係)になるように構成されている。従って、この例の室外熱交換器3も、上述した実施例1と同様に、1種類の熱交換器を製作して左側と右側の熱交換器として使用できるので、熱交換器の製造を大幅に簡素化し、製造コストを大幅に低減できる。
このように、本実施例2の室外機90を備える空気調和機は、上述した実施例1と同様の効果を奏すると共に、次の作用、効果を奏することもできる。
即ち、本実施例2の室外熱交換器3は、前面部3a´、側面部3a、背面部3b及び凸面部3cが、室外機90の外周に沿うように4面配置されるので、室外熱交換器3の伝熱性能を向上させることができる。これにより室外機90を大型化させることなく、室外熱交換器3の通風抵抗を低減させることができるので、省エネルギ性能に優れ、且つコンパクト化できる空気調和機を得ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施例では伝熱フィンを3列または2列に構成した室外熱交換器について説明したが、本発明は伝熱フィンが4列以上の室外熱交換器にも同様に適用可能である。また、伝熱フィンを貫通する伝熱管としてU字伝熱管を採用しているが、U字伝熱管に限るものではなく、例えば直線状の伝熱管をU字パイプで接続して使用しても良い。
また、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:圧縮機、2:四方弁、3:室外熱交換器、
3a:側面部、3a´:前面部、3b:背面部、3c:凸面部、3d:端部、
4(4a,4b):室外送風機、5:アキュムレータ、
6(6a,6b):室外膨張弁、7:室内熱交換器、8;室内膨張弁、
9:室内送風機、10:配管、
11:支持フレーム、12:ベース部材、13:天板、
30:熱交換器(30a:左側熱交換器、30b:右側熱交換器)、
30L:下部側熱交部、30U:上部側熱交部、
31:パネル、31a:サービススペース、33:電気箱、38:サイドプレート、
39:間隙、15:液阻止弁、16:ガス阻止弁、
40:連結ピラー、41(41a,1b):プロペラファン、43:ベルマウス、
44:ケーシング、
51:U字伝熱管(伝熱管)、51a:端部、52:パス接続管、
53,54:接続管、55:三又ジョイント(3方向のパス接続管)、60:中心軸、
61,62:液冷媒出入口、61a,61b,62a,62b:接続管、
61c~61f,62c~62f:ガス冷媒出入口、
63:ガスヘッダ、70:対向部、
71:第1列熱交換部、72:第2列熱交換部、73:第3列熱交換部、
90:室外機、91:室内機、
100:空気調和機。

Claims (8)

  1. 空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されており、
    前記伝熱管はU字状に曲げられた円管により形成されたU字伝熱管で構成され、このU字伝熱管は複数設けられ、複数の前記U字伝熱管の端部を繋ぐパス接続管を備え、
    前記各熱交換器は、空気が流れる方向に沿って並べられた複数列の熱交換部で構成され、複数列の前記熱交換部を跨ぐように配置されている前記U字伝熱管を備え、
    前記各熱交換器は、上部側熱交部と下部側熱交部を備え、
    前記上部側熱交部における空気流れに対し最も下流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部が接続されるガスヘッダと、
    前記下部側熱交部における空気流れに対し最も上流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部が接続される液冷媒出入口と、
    前記下部側熱交部における最も下流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部と、前記上部側熱交部における最も上流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部が、接続管を介して接続されていることを特徴とするフィンチューブ熱交換器。
  2. 請求項1に記載のフィンチューブ熱交換器において、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して180°上下反転させて配置した関係になるように構成されていることを特徴とするフィンチューブ熱交換器。
  3. 空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されており、
    前記伝熱管はU字状に曲げられた円管により形成されたU字伝熱管で構成され、このU字伝熱管は複数設けられ、複数の前記U字伝熱管の端部を繋ぐパス接続管を備え、
    前記各熱交換器は、空気が流れる方向に沿って並べられた複数列の熱交換部で構成され、複数列の前記熱交換部を跨ぐように配置されている前記U字伝熱管を備え、
    前記各熱交換器は、上部側熱交部と下部側熱交部を備え、
    前記上部側熱交部における空気流れに対し最も上流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部が接続されるガスヘッダと、
    前記下部側熱交部における空気流れに対し最も下流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部が接続される液冷媒出入口と、
    前記下部側熱交部における最も上流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部と、前記上部側熱交部における最も下流側となる前記熱交換部の前記U字伝熱管の端部が、接続管を介して接続されていることを特徴とするフィンチューブ熱交換器。
  4. 空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されており、
    前記伝熱管はU字状に曲げられた円管により形成されたU字伝熱管で構成され、このU字伝熱管は複数設けられ、複数の前記U字伝熱管の端部を繋ぐパス接続管を備え、
    前記各熱交換器は、上部側熱交部と下部側熱交部を備え、
    前記上部側熱交部と前記下部側熱交部は、前記U字伝熱管の端部を繋ぐ接続管を介して接続され、
    前記上部側熱交部のパスの長さは、前記下部側熱交部のパスの長さよりも短いことを特徴とするフィンチューブ熱交換器。
  5. 空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されており、
    前記伝熱管はU字状に曲げられた円管により形成されたU字伝熱管で構成され、このU字伝熱管は複数設けられ、複数の前記U字伝熱管の端部を繋ぐパス接続管を備え、
    前記熱交換器は、3本の前記U字伝熱管の端部を繋ぐ3方向のパス接続管を備え、
    前記3方向のパス接続管は、曲管で構成された1つの冷媒入口管と、2つの冷媒出口管を有しており、前記冷媒入口管は2つの前記冷媒出口管の一方側に接続されていることを特徴とするフィンチューブ熱交換器。
  6. 室外熱交換器と、前記室外熱交換器の上部に配設された送風ファンと、圧縮機を備える空気調和機において、
    前記室外熱交換器として請求項1~の何れか一項に記載のフィンチューブ熱交換器が用いられていることを特徴とする空気調和機。
  7. 室外熱交換器と、前記室外熱交換器の上部に配設された送風ファンと、圧縮機を備える空気調和機において、
    前記室外熱交換器は、
    空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されているフィンチューブ熱交換器であり、
    前記送風ファンは、前記左右の熱交換器の上部に、それぞれ搭載され、
    前記左右の送風ファンをそれぞれ任意の風量に制御する制御装置を備えることを特徴とする空気調和機。
  8. 室外熱交換器と、前記室外熱交換器の上部に配設された送風ファンと、圧縮機を備える空気調和機において、
    前記室外熱交換器は、
    空気が通過可能に互いに所定の間隔をあけて積層し、空気流に対して複数列組み合わせて配置した複数枚の伝熱フィンと、複数枚の前記伝熱フィンを貫通し、内部を冷媒が流通するパスを形成する複数の伝熱管を備え、各列の前記伝熱フィンを貫通する前記伝熱管は空気流の方向に対し互いに千鳥状に配置されている熱交換器を、左右に並設して構成されている室外熱交換器であって、
    左右に並設された前記熱交換器の一方は、他方の前記熱交換器に対して上下反転させて配置した関係になるように構成されているフィンチューブ熱交換器であり、
    左右に並設されている前記各熱交換器に対応して、それぞれに室外膨張弁を備え、それぞれの前記室外膨張弁をそれぞれ任意の膨張弁開度に制御する制御装置を備えることを特徴とする空気調和機。
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