JP6562672B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関する。
従来、空気調和機の室外機としては、横並びに配置された一対の送風機と、各送風機に対応するように当該送風機の上流側となる下方に配置された、相互に対称形状の一対の半体同士が接合されて構成される熱交換器と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この室外機は、半体同士が接合された熱交換器の背面の左右中央部で、半体を形成する熱交換器部分同士が正面側に向かって延出する構造を有している。
このような室外機によれば、前記の延出部が設けられることで、室外機の外側構造を大きく変更せずに、熱交換器の熱交換面を増大させることができる。
特開2011−112303号公報 特許第4848256号公報
しかしながら、従来の室外機(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)においては、前記の延出部を設けて増加させた熱交換面に見合うように熱交換性能が充分に向上しない問題がある。
そこで、本発明の課題は、従来よりも熱交換性能に優れた室外機を有する空気調和機を提供することにある。
前記課題を解決した本発明の空気調和機は、横並びに配置された一対の送風機と、各送風機に対応するように当該送風機の上流側となる下方に配置された、相互に対称形状の一対の半体同士が接合されて構成される熱交換器と、を備え、前記半体のそれぞれは、対応する前記送風機側から見た平面視で、当該送風機を中心にした周方向に第1熱交換部、第2熱交換部、第3熱交換部及び第4熱交換部を有し、前記第1熱交換部と前記第3熱交換部とが向き合うとともに前記第3熱交換部同士を背合わせするように前記一対の半体同士が接合され、前記第4熱交換部は、前記第2熱交換部と向き合うとともに前記第1熱交換部に連続しており、前記第3熱交換部は、平面視で全体にわたって円弧形状になっており、前記第3熱交換部側での前記半体同士の対向部の長さをLとし、前記第3熱交換部側での前記対向部同士の間に形成される間隙の、平面視での面積をSとした場合に、下記の関係式(1)を満足する室外機を備えることを特徴とする。
S/L≧0.16 ・・・式(1)
本発明によれば、従来よりも省エネルギ性能に優れた室外機を有する空気調和機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の構成説明図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機を構成する室外機の全体斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機を構成する室外機の平面図である。 図2の室外機を構成する室外熱交換器の全体斜視図である。 図4の室外熱交換器の半体における第3熱交換部の第1変形例を説明するための室外機の平面図である。 図4の室外熱交換器の半体における第3熱交換部の第2変形例を説明するための室外機の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機を構成する室外機の全体斜視図である。 図7の室外機を構成する室外熱交換器の全体斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機を構成する室外機の平面図である。 図8の室外熱交換器の半体における第3熱交換部の第1変形例を説明するための室外機の平面図である。 図8の室外熱交換器の半体における第3熱交換部の第2変形例を説明するための室外機の平面図である。 室外熱交換器の半体同士の対向部の長さをLとし、対向部同士の間に形成される間隙の、平面視での面積をSとした場合における「S/L」の値と、「室外熱交換器の通過風速(m/s)」との関係を示すグラフである。 室外熱交換器の半体同士の対向部の長さをLとし、対向部の端部で対向部同士の間に形成される間隙の幅をGとした場合における「G/L」の値と、室外熱交換器の熱交換面の単位面積当たりの「対向部交換熱量/全体交換熱量」の値との関係を示すグラフである。
次に、本発明を実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の空気調和機は、一対の半体同士が接合されて構成される熱交換器の、半体の対向部同士の間に形成される間隙の面積をSとし、対向部の長さをLとした場合に、下記の関係式(1)を満足する室外機を備えることを主な特徴とする。
S/L≧0.16 ・・・式(1)
以下では、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
(第1実施形態)
ここでは本発明の第1実施形態に係る空気調和機の全体構成について説明した後にこの空気調和機を構成する室外機について説明する。
<空気調和機の全体構成>
図1は、本実施形態に係る空気調和機100の構成説明図である。
図1に示すように、空気調和機100は、室内機91と室外機90とを備えており、室内機91と室外機90とは配管10を介して接続されている。ちなみに、本実施形態に係る空気調和機100では、2つの室内機91が配管10で並列に接続されている。本実施形態に係る空気調和機100では、2つの室内にそれぞれ個別に室内機91が配置されることを想定しているが、これに限定されるものではない。室内機91は、1つ又は3以上とすることができる。なお、室内機91が3以上となる場合には、各室内機91は、配管10で並列に接続されることとなる。
室内機91は、室内熱交換器7と室内膨張弁8と、を備えている。
室外機90は、圧縮機1と、四方弁2と、室外膨張弁6と、室外熱交換器3と、アキュムレータ5とを備えている。
図1中、符号4は室外熱交換器3に外気を送り込む室外送風機であり、符号9は室内の空気を室内熱交換器7に送り込む室内送風機である。符号15,16は、配管10を室外機90に接続するための配管接続口である。
この空気調和機100は、四方弁2を切り替えることで室内熱交換器7を蒸発器、室外熱交換器3を凝縮器として使用する冷房運転と、室内熱交換器7を凝縮器、室外熱交換器3を蒸発器として使用する暖房運転とを行うヒートポンプ式のものである。なお、図1に示す四方弁2の切り替え状態は、冷房運転時のものである。また、図1中、実線矢印Xは冷房運転時における冷媒の循環方向を示し、破線矢印Yは暖房運転時における冷媒の循環方向を示している。
例えば、冷房運転時の空気調和機100においては、圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒は、四方弁2を通過して室外熱交換器3に流入し、空気との熱交換により放熱して凝縮する。その後、冷媒は、室外膨張弁6により等エンタルピ膨張し、低温低圧でガス冷媒と液冷媒とが混在した気液二相流となる。この冷媒の気液二相流は、配管接続口15を介して配管10に流れ込む。その後、冷媒は、各室内機91において室内膨張弁8を介して室内熱交換器7へ流入する。
この際、室内膨張弁8は、室内熱交換器7に流れ込む冷媒の流量を調整する。そして、室内熱交換器7での液冷媒は、空気からの吸熱作用によりガス冷媒に気化する。つまり、液冷媒が気化する際に室内熱交換器7が周囲の空気を冷却することで空気調和機100は、冷房機能を発揮する。次いで、各室内熱交換器7を出た冷媒は、配管10に流れ込む。その後、冷媒は、配管接続口16及びアキュムレータ5を介して圧縮機1へ戻る。圧縮機1に戻った冷媒は、再び高温高圧に圧縮されると共に、四方弁2、室外熱交換器3、室内膨張弁8及び室内熱交換器7を循環する。つまり、この循環が繰り返されることで冷凍サイクルが構成される。
<室外機>
次に、室内機91についてさらに詳しく説明する。
図2は、本実施形態に係る空気調和機100を構成する室外機90の全体斜視図である。なお、本実施形態での室外機90における前後上下左右の方向は、この室外機90を設置した際の図2に示す前後上下左右の方向を基準とする。
図2に示すように、室外機90は、略直方体の外形を呈している。
室外機90は、平面視で矩形のベース部材12と、ベース部材12の四角のそれぞれに立設される4本の支持フレーム11と、4本の支持フレーム11の内側でベース部材12上に配置される室外熱交換器3と、室外熱交換器3の上方に配置される室外送風機4と、を備えている。
支持フレーム11は、断面視でL字状を呈しており(図5参照)、L字の外角部がベース部材12の角部に対応するように配置されている。
室外熱交換器3は、図示しないが、上下方向に延在する細長の矩形板からなる放熱フィンが室外機90の外周方向に積層されるように複数配置され、これら複数の放熱フィンを貫通して繋ぐように複数の冷媒管が設けられている。
このような室外熱交換器3は、略直方体の室外機90における4つの側面に露出している。また、室外熱交換器3は、室外機90の前面に配置されるパネル31と協働して内側空間を有する略筒状体を形成している。
この室外熱交換器3については、後に詳しく説明する。
室外熱交換器3の上方には、室外送風機4が配置されている。
室外送風機4は、室外熱交換器3の内側に形成され、圧縮機1等が配置される内側空間50(図3参照)から空気を室外機90の外側に排出するように構成されている。つまり、駆動した室外送風機4は、室外機90の3つの側面に露出する室外熱交換器3の放熱フィン(図示省略)間から外気を室外機90内に吸い込んで、この吸い込んだ空気を室外機90の外部に送り出すようになっている。
本実施形態の室外機90は、2つの室外送風機4a,4bを備えている。これらの室外送風機4a,4bは、左右方向に並ぶように(横並びに)配置されている。なお、以下の説明において、2つの室外送風機4a,4bを特に区別しない場合には、単に室外送風機4と称する。
室外送風機4は、プロペラファン41と、このプロペラファン41を回転させるモータ(図示省略)と、プロペラファン41の周囲を覆うベルマウス43と、を備えている。
室外送風機4a及び室外送風機4bのそれぞれのプロペラファン41a及びプロペラファン41bは、上面視で左回り(反時計回り)で回転するようになっている。このように回転するプロペラファン41a及びプロペラファン41bは、前記したように室外熱交換器3の内側に形成される内側空間50(図3参照)から空気を室外機90の外部に送り出すようになっている。
ベルマウス43は、筒状体である。具体的には、ベルマウス43は、前記の内側空間側の下部から上部に掛けて徐々に縮径する略円筒形状に形成されている。
このベルマウス43と室外熱交換器3との間に配置されることとなる天板13には、図示しないが、ベルマウス43の下部の内径に略等しい外径の円形開口が形成されている。この円形開口を介して、前記の内側空間とベルマウス43の内側とが連通している。
また、この円形開口の径方向には、図示しないモータ支持フレームが渡し架けられている。
図2中、符号33は、電気箱である。この電気箱33には、この空気調和機100を全般的に制御する制御装置が配置されている。この電気箱33は、天板13寄りでパネル31の後側に沿うように配置されている。つまり、電気箱33は、パネル31に近接した配置されている。符号44は、ケーシングである。
次に、室外機90を構成する室外熱交換器3についてさらに詳しく説明する。
この室外熱交換器3は、室外送風機4の上流側に配置されている。
図3は、室外熱交換器3の左半体30a及び右半体30bにおける第3熱交換部3cを説明するための室外機90の平面図である。図3中、室外機90のケーシング44、天板13、圧縮機1、電気箱33については、作図の便宜上それらの記載を省略している。また、図3中、室外送風機4は、仮想線(破線)にてプロペラファン41の外径に等しい円で示している。
図4は、室外機90を構成する室外熱交換器3の全体斜視図である。
図3に示すように、室外熱交換器3は、左半体30aと右半体30bとが一体に接合されて構成されている。
なお、左半体30aと右半体30bとは、請求の範囲にいう「半体」に相当する。
左半体30aと右半体30bとは、左右の室外送風機4a,4bに対応するように設けられている。
左半体30aと右半体30bとは、左右対称に形成されている。具体的には、左半体30aと右半体30bとは、平面視で室外機90の前後方向に延びる当該室外機90の中心軸60(図3参照)を基準に線対称となるように形成されている。
左半体30aと右半体30bとは、室外機90の側面に配置される第1熱交換部3aと、室外機90の背面に配置される第2熱交換部3bと、第1熱交換部3aに対向するように配置される第3熱交換部3cと、を有している。つまり、左半体30aと右半体30bのそれぞれは、各室外送風機4a,4bを中心とする周方向に、第1熱交換部3aと、第2熱交換部3bと、第3熱交換部3cと、がこの順番で配置されている。そして、第1熱交換部3aと第3熱交換部3cとが対向している。
つまり、左半体30aと右半体30bのそれぞれは、側面から背面へと延伸する第1熱交換部3a、背面の左右方向に延在する第2熱交換部3b、及び背面の左右中央部から正面側に向かって延伸する第3熱交換部3cを有している。そして、第3熱交換部3cは、第2熱交換部3b側の反対側に端部71を有している。
ちなみに、本実施形態での第2熱交換部3bは、室外機90の背面で左右方向に直線的に延びる部分で規定される。また、第1熱交換部3aと第3熱交換部3cとは、室外機90の前後方向に直線的に延びる部分と、第2熱交換部3bに接続される曲線部分(円弧状部分)とを備えて構成される。
この室外熱交換器3は、連結ピラー40を介して左半体30aと右半体30bとが一体に接合されて形成されている。そして、左半体30aと右半体30bとは、第3熱交換部3c側で向き合う対向部70を有している。
本実施形態での対向部70とは、前記した第3熱交換部3cで形成され、室外機90の前後方向に直線的に延びる部分と、第2熱交換部3bに接続される曲線部分(円弧状部分)とで構成される。
また、左半体30a及び右半体30bの対向部70における直線部分は、互いに並行しており、この並行部分Pは、望ましくは相互に平行になっている。
室外機90は、このような並行部分Pを有することにより、内側空間50を大きく確保しつつ、室外熱交換器3の熱交換面を増大させることができる。
図4に示すように、この連結ピラー40は、左半体30aにおける第3熱交換部3cと、右半体30bにおける第3熱交換部3cとの間で上下方向に延在している。
この連結ピラー40は、左半体30aにおける対向部70と、右半体30bにおける対向部70との間に形成される間隙39の最小幅を維持しつつ、左半体30aと右半体30bとを一体に接続している。
また、連結ピラー40は、左半体30aにおける第3熱交換部3cと、右半体30bにおける第3熱交換部3cとの間に形成される間隙39を塞ぐことで、この間隙39から直接、外気が室外機90内に入り込まないようにしている。本実施形態での連結ピラー40は、板状体で形成されている。
ちなみに、連結ピラー40の下端部は、ベース部材12(図2参照)に固定され、連結ピラー40の上端部は、天板13(図2参照)に固定されている。
図3に示すように、左半体30aにおける第1熱交換部3aの端部と、右半体30bにおける第1熱交換部3aの端部との間には、サービススペース31aが確保されている。
このサービススペース31aを構成する開口部は、室外熱交換器3の内側空間50に臨んでいる。
このサービススペース31aは、室外熱交換器3の内側空間50に配置され、制御基板等が収容される電気箱33(図2参照)、圧縮機1(図2参照)等の各種冷凍サイクル構成機器へのアクセス(例えば、メンテナンス等)を可能にする。
このサービススペース31aには、これを塞ぐようにパネル31(図2参照)が取り付けられる。
再び図3に戻って、室外熱交換器3は、前記のように、室外機90の前面に設けられるパネル31と協働して内側空間を有する略筒状体を形成している。
左半体30a及び右半体30bにおける第3熱交換部3cは、室外機90の背面側から正面側に向かって延びた先端部が、プロペラファン41a,41bの回転半径よりも外側に配置されている。
そして、左半体30a及び右半体30bの対向部70同士の間には、前記した間隙39が形成されている。この間隙39の幅は、室外機90の背面側から正面側に向かって徐々に狭くなるように形成されている。
本実施形態での室外機90は、左半体30a及び右半体30bの対向部70の前後方向の長さをLとし、間隙39の、平面視での面積をSとした場合に、下記の関係式(1)を満足するようになっている。
S/L≧0.16 ・・・式(1)
また、本実施形態での室外機90は、第3熱交換部3cの端部71での間隙39の幅をGとした場合に、下記関係式(2)を満足するようになっている。
G/L≧0.17 ・・・式(2)
(前記式中、Lは前記式(1)のLと同義である)
以上の室外機90を備える空気調和機100は次のような作用効果を奏することができる。
従来の室外機を備える空気調和機(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)では、対向部70が設けられることによって室外機90の外形の構成を大きく変更せずに、熱交換器の熱交換面を増大させることができる。
そして、この室外機90は、前記式(1)を満足するように、間隙39の面積S及び対向部70の長さLが設定されることで、対向部70を通過する外気の流速を、室外熱交換器3の全体(対向部70を含む全体)を通過する外気の流速に近づけることができる。言い換えれば、室外熱交換器3の周方向における外気通過速度分布において、均一化を図ることができる。
したがって、本実施形態の室外機90を備える空気調和機100によれば、従来よりも熱交換性能に優れた室外機90を有する空気調和機100を提供することができる。
また、室外機は、前記式(2)を満足するように、間隙39の面積S及び端部71での間隙39の幅Gが設定されることで、対向部70の熱交換面における単位面積当たりの熱交換量を、室外熱交換器3の全体(対向部70を含む全体)における単位面積当たりの熱交換量に近づけることができる。つまり、本実施形態の室外機90を備える空気調和機100によれば、対向部70における熱交換量を向上させることができる。
したがって、本実施形態の室外機90を備える空気調和機100によれば、従来よりも熱交換性能に優れた室外機90を有する空気調和機100を提供することができる。
以上、第1実施形態について説明したが、本発明はこの第1実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
第1実施形態では、左半体30aの第3熱交換部3cと右半体30bの第3熱交換部3cとは、円弧状の部分と、並行部分Pを形成する直線状の部分とを有して構成されていたが、本発明はこれに限定されない。つまり、左半体30aと右半体30bの第3熱交換部3c同士は、室外機90の背面側から正面側に向けて間隙39の幅が徐々に狭くなるように形成されていればよい。
図5は、室外熱交換器3の左半体30a及び右半体30bにおける第3熱交換部3cの第1変形例を説明するための室外機の平面図である。図6は、室外熱交換器3の左半体30a及び右半体30bにおける第3熱交換部3cの第2変形例を説明するための室外機の平面図である。
図5に示すように、第3熱交換部3cは、平面視で互いに端部71に向かうほど所定角度で傾斜して徐々に近接するように形成されるテーパ形状になっている構成とすることもできる。このような第1変形例によれば、前記式(1)及び前記式(2)を満足する間隙39を有する室外熱交換器3を折曲げ加工等により容易に形成することができる。
また、図6に示すように、第3熱交換部3cは、平面視で円弧形状になっている構成とすることもできる。
このような第2変形例によれば、対向部70の長さLに対する間隙39の面積Sを、より大きく設定することができる。このような第3熱交換部3cを有する室外熱交換器3によれば、対向部70の周方向における外気通過速度分布及び熱交換量を、より均一にすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る空気調和機100(図1参照)について説明する。
この第2実施形態に係る空気調和機100は、前記第1実施形態に係る空気調和機100と室外機90(図1参照)のみが異なるので、ここでは室外機90についてのみ説明する。なお、本発明の第2実施形態において、前記第1実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
以下で参照する図7は、第2実施形態に係る空気調和機100を構成する室外機90の全体斜視図である。図8は、図7の室外機90を構成する室外熱交換器3の全体斜視図である。図9は、室外機90の平面図である。
図7に示すように、第2実施形態での室外機90は、前記の第1実施形態での室外機90(図2参照)と、室外熱交換器3及びパネル31が異なっている。
図7中、4,4a,4bは、室外送風機であり、符号11は、支持フレームであり、符号12は、ベース部材であり、符号13は、天板であり、符号41,41a,41bは、プロペラファンであり、符号44は、ケーシングである。
図8に示すように、第2実施形態での室外熱交換器3は、第1熱交換部3aに第4熱交換部3a´を有している点で第1実施形態での室外熱交換器3(図4参照)と異なっている。
具体的には、室外熱交換器3の左半体30aは、前側に配置される第4熱交換部3a´と、左側面に配置される第1熱交換部3aと、後側に配置される第2熱交換部3bと、第1熱交換部3aに対向するように配置される第3熱交換部cと、を有している。そして、第2熱交換部3bと、第4熱交換部3a´とは対向している。
また、室外熱交換器3の右半体30bは、前側に配置される第4熱交換部3a´と、右側面に配置される第1熱交換部3aと、後側に配置される第2熱交換部3bと、第1熱交換部3aに対向するように配置される第3熱交換部cと、を有している。そして、第2熱交換部3bと、第4熱交換部3a´とは対向している。
そして、左半体30a及び右半体30bにおける前側の第4熱交換部3a´から側面の第1熱交換部3aへは、所定の曲率のR部を介して互いに90度の内角を形成するように曲がっている。
図8中、符号38は、サイドプレートであり、符号39は、間隙であり、符号40は、連結ピラーである。
図9に示すように、左半体30aと右半体30bのそれぞれは、各室外送風機4a,4bを中心とする前後左右に、第4熱交換部3a´と第2熱交換部3bとが対向し、第1熱交換部3aと第3熱交換部3cとが対向している。したがって、左半体30a及び右半体30bのそれぞれは、前側の第4熱交換部3a´から後側中央部の第3熱交換部3cを有する四面熱交換体となっている。
このような左半体30a及び右半体30bにおいて、第4熱交換部3a´の左右方向の長さは、第2熱交換部3bの左右方向の長さよりも短い。
したがって、左半体30aにおける第4熱交換部3a´の端部と、右半体30bにおける第4熱交換部3a´の端部との間にサービススペース31aが形成される。このサービススペース31aには、前記のパネル31が取り付けられる。
このような本実施形態での室外熱交換器3は、前記の第1実施形態での室外熱交換器3(図3参照)と同様に、室外機90の前面に設けられるパネル31と協働して内側空間を有する略筒状体を形成している。
左半体30a及び右半体30bの対向部70同士の間には、前記した間隙39が形成されている。この間隙39の幅は、室外機90の背面側から正面側に向かって徐々に狭くなるように形成されている。
そして、この第2実施形態においても前記の第1実施形態と同様に、室外機90は左半体30a及び右半体30bの対向部70の前後方向の長さをLとし、間隙39の、平面視での面積をSとした場合に、下記の関係式(1)を満足するようになっている。
S/L≧0.16 ・・・式(1)
また、本実施形態での室外機90は、第3熱交換部3cの端部71での間隙39の幅をGとした場合に、下記関係式(2)を満足するようになっている。
G/L≧0.17 ・・・式(2)
(前記式中、Lは前記式(1)のLと同義である)
以上の室外機90を備える第2実施形態に係る空気調和機100は、前記の室外機90(図2参照)を備える第1実施形態に係る空気調和機100(図1参照)と同様の効果を奏するとともに、次のような作用効果を奏することができる。
また、この室外機90によれば、第1熱交換部3a、第2熱交換部3b、第3熱交換部3c及び第4熱交換部3a´が室外機90の外周に沿うように4面配置されるので、室外熱交換器3の伝熱性能を向上させることができる。これにより室外機90を大型化させることなく、室外熱交換器3の通風抵抗を低減させることができるので、省エネルギ性能に優れ、コンパクト化を達成することができる空気調和機100を提供することができる。
次に参照する図10は、図8の室外熱交換器の半体における第3熱交換部の第1変形例を説明するための室外機の平面図である。図11は、図8の室外熱交換器の半体における第3熱交換部の第2変形例を説明するための室外機の平面図である。
図10に示すように、第3熱交換部3cは、平面視で互いに端部71に向かうほど所定角度で傾斜して徐々に近接するように形成されるテーパ形状になっている構成とすることもできる。このような第1変形例によれば、前記式(1)及び前記式(2)を満足する間隙39を有する室外熱交換器3を折曲げ加工等により容易に形成することができる。
また、図11に示すように、第3熱交換部3cは、平面視で円弧形状になっている構成とすることもできる。
このような第2変形例によれば、対向部70の長さLに対する間隙39の面積Sを、より大きく設定することができる。このような第3熱交換部3cを有する室外熱交換器3によれば、対向部70の周方向における外気通過速度分布及び熱交換量を、より均一にすることができる。
次に、本発明の空気調和機の作用効果を検証した実施例について説明する。
なお、以下の実施例では前記の第2実施形態に係る室外機90(図7参照)を有する空気調和機100(図1参照)についての作用効果を検証した。
(実施例1)
本実施例では、No.1からNo.5までの5つの室外熱交換器3における前記「S/L」の値に対する「室外熱交換器3の通過風速(m/s)」との関係を、CAE(Computer Aided Engineering)によるシミュレーション試験を行って求めた。
図12は、室外熱交換器3の左半体30a及び右半体30b同士の対向部70の長さをLとし、対向部70同士の間に形成される間隙39の、平面視での面積をSとした場合における「S/L」の値と、「室外熱交換器3の通過風速(m/s)」との関係を示すグラフである。
図12中、「○」印は、室外熱交換器3の全体(対向部70を含む全体)における通過風速(外気通過速度)[m/s]の平均値である。「▲」印は、2つの対向部70全体における通過風速(外気通過速度)[m/s]の平均値である。
ちなみに、対向部70の通過風速(図12中、「▲」印で表す)が、室外熱交換器3の全体の通過風速(図12中、「○」印で表す)に近づくほど、室外熱交換器3の周方向における風速分布が均一化することを表している。
図12に示すように、「S/L」の値が、0.16よりも小さいと、対向部70の通過風速は、室外熱交換器3の全体の通過風速の約70%を下回ってしまう(図12中、No.1参照)。これに対して「S/L」の値が、0.16以上では、対向部70の通過風速は、室外熱交換器3の全体の通過風速の約80%以上となっている。
つまり、「S/L」の値を0.16以上に設定することで、室外熱交換器3の周方向における風速分布が均一化されることが検証された。
(実施例2)
本実施例では、No.6からNo.10までの5つの室外熱交換器3における前記「G/L」の値に対する、室外熱交換器3の熱交換面の単位面積当たりの「対向部交換熱量/全体交換熱量」の値の関係を、CAE(Computer Aided Engineering)によるシミュレーション試験を行って求めた。
図13は、室外熱交換器3の左半体30a及び右半体30b同士の対向部70の長さをLとし、対向部70の端部71での間隙39の幅をGとした場合における「G/L」の値と、室外熱交換器3の熱交換面の単位面積当たりの「対向部交換熱量/全体交換熱量」の値との関係を示すグラフである。
図13に示すように、「G/L」の値が0.17であるNo.8の室外熱交換器3を境に、No.6及びNo.7の室外熱交換器3では、前記の「対向部交換熱量/全体交換熱量」の値が急激に低下している。
つまり、「G/L」の値を0.17以上に設定することで、室外熱交換器3の周方向における交換熱量が均一化されることが検証された。
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
3a 第1熱交換部
3b 第2熱交換部
3c 第3熱交換部
3a´ 第4熱交換部
4 室外送風機
4a 室外送風機
4b 室外送風機
5 アキュムレータ
6 室外膨張弁
7 室内熱交換器
8 室内膨張弁
10 配管
11 支持フレーム
12 ベース部材
13 天板
15 配管接続口
30a 左半体
30b 右半体
31 パネル
31a サービススペース
33 電気箱
39 間隙
40 連結ピラー
41 プロペラファン
41a プロペラファン
41b プロペラファン
43 ベルマウス
44 ケーシング
50 内側空間
60 中心軸
70 対向部
71 端部
90 室外機
91 室内機
100 空気調和機
P 並行部分

Claims (3)

  1. 横並びに配置された一対の送風機と、
    各送風機に対応するように当該送風機の上流側となる下方に配置された、相互に対称形状の一対の半体同士が接合されて構成される熱交換器と、を備え、
    前記半体のそれぞれは、対応する前記送風機側から見た平面視で、当該送風機を中心にした周方向に第1熱交換部、第2熱交換部、第3熱交換部及び第4熱交換部を有し、
    前記第1熱交換部と前記第3熱交換部とが向き合うとともに前記第3熱交換部同士を背合わせするように前記一対の半体同士が接合され、
    前記第4熱交換部は、前記第2熱交換部と向き合うとともに前記第1熱交換部に連続しており、
    前記第3熱交換部は、平面視で全体にわたって円弧形状になっており、
    前記第3熱交換部側での前記半体同士の対向部の長さをLとし、
    前記第3熱交換部側での前記対向部同士の間に形成される間隙の、平面視での面積をSとした場合に、下記の関係式(1)を満足する室外機を備えることを特徴とする空気調和機。
    S/L≧0.16 ・・・式(1)
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記第3熱交換部は、前記第2熱交換部側の反対側に前記熱交換器の端部を有し、
    前記第3熱交換部同士は、前記端部側で並行部分を含んでいることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記第3熱交換部は、前記第2熱交換部側の反対側に前記熱交換器の端部を有し、
    前記第3熱交換部側での前記対向部同士の間に形成される間隙の幅は、前記端部に向かうほど徐々に狭くなっており、
    前記端部での前記間隙の幅をGとした場合に、下記関係式(2)を満足することを特徴とする空気調和機。
    G/L≧0.17 ・・・式(2)
    (前記式中、Lは前記式(1)のLと同義である)
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