JP7027149B2 - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズ及び撮像装置に関する。
ズームレンズを広角化及び小型化するためには、第1レンズ群の屈折力を強め、第1レンズ群を構成するレンズの枚数を少なくすることが必要となる。
特許文献1には、最も物体側から像側へ連続して3つの負レンズが配置された、比較的第1レンズ群の屈折力が強いズームレンズが開示されている。
特開2015-34892号公報
特許文献1に記載のズームレンズをさらに小型化する場合、第1レンズ群の屈折力をさらに強くする必要がある。しかし、第1レンズ群の屈折力を強くするために、単に、第1レンズ群を構成する負レンズの曲率半径を小さくすると、当該負レンズの製造が困難になる。
上記課題に鑑み、本発明は、小型かつ広角で全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有し、容易に製造可能なズームレンズを得ることを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された第1負レンズと、該第1レンズの像側に隣接して配置された第2負レンズと、前記第2負レンズの像側に隣接して配置された第3負レンズを有し、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第1負レンズの像側の面の曲率半径をG1R2、前記第2負レンズの像側の面の曲率半径をG2R2、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記第1負レンズの材料と前記第2負レンズの材料の、それぞれのd線に対する屈折率の平均をNdave12、前記第3負レンズの物体側の面の曲率半径をG3R1し、
SF23=(G3R1+G2R2)/(G3R1―G2R2)
するとき、
0.80<|f1|/f2<2.00
1.00<G1R2/fw<2.20
0.900<G2R2/fw<1.80
1.82<Ndave12<2.50
0.200<SF23<0.750
なる条件式を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、小型かつ広角で全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有し、容易に製造可能なズームレンズを得ることができる。
実施例1のズームレンズの断面図である。 実施例1のズームレンズの収差図である。 実施例2のズームレンズの断面図である。 実施例2のズームレンズの収差図である。 実施例3のズームレンズの断面図である。 実施例3のズームレンズの収差図である。 実施例4のズームレンズの断面図である。 実施例4のズームレンズの収差図である。 実施例5のズームレンズの断面図である。 実施例5のズームレンズの収差図である。 撮像装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施例に係るズームレンズ及び撮像装置について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[ズームレンズの実施例]
各実施例のズームレンズは、ビデオカメラやデジタルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ等の撮像装置に用いられる撮影光学系である。図1、3、5、7、9に示すズームレンズの断面図において、左方が物体側(前方)であり、右方が像側(後方)である。また各断面図において、iを物体側から像側へのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。なお、本明細書において「レンズ群」とは、複数のレンズから構成される場合に限らず、1枚のレンズから構成される場合も示すものとする。
また、開口絞りSPは、開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する。フレアーカット絞りFPは、光学性能を低下させる不要光をカットする。
ビデオカメラやデジタルカメラなどの撮像装置に各実施例のズームレンズを使用する場合は、像面IPは、CCDセンサ又はCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。銀塩フィルムカメラの撮像装置に各実施例のズームレンズを使用する場合は、像面IPはフィルム面に相当する。
光学部材Gは、光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等である。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、各レンズ群は、図中の実線矢印に示すように移動する。フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群は、無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して図中の破線矢印に示すように移動する。
図2、4、6、8、10に示すズームレンズの収差図において、球面収差図では、FnoはFナンバーであり、実線はd線(波長587.6nm)、二点鎖線はg線(波長435.8nm)に対する球面収差を示している。非点収差図において実線Sはサジタル像面、破線Mはメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図はg線における色収差を示している。ωは半画角(角度)である。
「広角端」と「望遠端」は、それぞれ、各レンズ群が機構的に移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。また、第1レンズ群は、最も物体側に配置された第1負レンズと、該第1負レンズの像側に隣接して配置された第2負レンズとを有する。
このとき、各実施例にかかるズームレンズは、条件式(1)~(4)を満たす。
0.800<|f1|/f2<2.00・・・・・・・(1)
1.00<G1R2/fw<2.20・・・・・・・・(2)
0.900<G2R2/fw<1.80・・・・・・・(3)
1.82<Ndave12<2.50・・・・・・・・(4)
ただし、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2とする。第1負レンズの像側の面の曲率半径をG1R2、第2負レンズの像側の面の曲率半径をG2R2、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfwとする。第1負レンズの材料のd線に対する屈折率と第2負レンズの材料のd線に対する屈折率の平均をNdave12とする。
条件式(1)は、焦点距離f2に対する第1レンズ群の焦点距離f1の絶対値に関する。条件式(1)の下限値を下回って焦点距離f1が短くなる、すなわち第1レンズ群の屈折力が強くなると、特に望遠端における軸上色収差及び倍率色収差の補正が困難となるため好ましくない。また、第1レンズ群の屈折力が強くなると、第1負レンズや第2負レンズの像側の面の曲率半径が小さくなって、第1負レンズや第2負レンズ等の製造(例えば、掘削加工等)が困難になるため好ましくない。また、ズーミングに際しての、第1レンズ群を構成するレンズの製造時の偏芯に起因して生じる、片ボケ(画面周辺の一方向だけ解像力が低下する現象)やコマ収差の敏感度が高くなる。よって、製造時により厳しい組み立て精度が要求されるか、全ズーム範囲にわたって良好な光学性能を得ることが困難になるため好ましくない。
条件式(1)の上限値を上回って焦点距離f1が長くなる、すなわち第1レンズ群の屈折力が弱くなると、ズーミングに際しての第1レンズ群の移動量が大きくなる。このため、特に望遠端におけるズームレンズの全長が長くなり、小型化が困難となるため好ましくない。
条件式(2)は、焦点距離fwに対する曲率半径G1R2に関する。条件式(2)の下限値を下回って、曲率半径G1R2が焦点距離fwに対して小さくなると、短波長域の波長の光に対する屈折作用が弱まることにより広角端における倍率色収差の補正が困難となるため好ましくない。また、曲率半径G1R2が小さくなることにより、第1負レンズや第2負レンズの像側の面の曲率半径が小さくなって、第1負レンズや第2負レンズ等の製造が困難になるため好ましくない。条件式(2)の上限値を上回って曲率半径G1R2が焦点距離fwに対して大きくなると、広角化に際して第1負レンズの径が大きくなり、ズームレンズの小型化が困難になるので好ましくない。
条件式(3)は、焦点距離fwと曲率半径G2R2に関する。条件式(3)の下限値を下回って、曲率半径G2R2が焦点距離fwに対して小さくなると、短波長域の波長の光に対する屈折作用が弱まることにより広角端における倍率色収差の補正が困難となるため好ましくない。また、曲率半径G2R2が小さくなることにより、第2負レンズ等の製造が困難になるため好ましくない。条件式(3)の上限値を上回って曲率半径G2R2が焦点距離fwに対して大きくなると、広角化に際して第2負レンズの径が大きくなる。これに伴い、第1負レンズの径も大きくなり、ズームレンズが大型になるため好ましくない。
条件式(4)は、第1負レンズの材料のd線に対する屈折率と第2負レンズの材料のd線に対する屈折率の平均屈折率Ndave12に関する。条件式(4)の下限値を下回って平均屈折率Ndave12が小さくなると、ズームレンズの広角化及び小型化に際して、第1負レンズや第2負レンズの像側の面の曲率半径が小さくすることにより第1レンズ群の屈折力を強める必要が生じる。この場合、第1負レンズや第2負レンズ等の製造が困難になるため好ましくない。条件式(4)の上限値を上回って平均屈折率Ndave12が大きくなると、第1負レンズ及び第2負レンズの材料として、高分散材料を選択することになる。高分散材料を選択すると、広角端における倍率色収差の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(1)~(4)の数値範囲は、次のように設定することが好ましい。
0.850<|f1|/f2<1.80・・・・・・(1a)
1.10<G1R2/fw<2.00・・・・・・・(2a)
1.10<G2R2/fw<1.75・・・・・・・(3a)
1.83<Ndave12<2.30・・・・・・・(4a)
条件式(1)~(4)の数値範囲は、次のように設定するとより好ましい。
0.900<|f1|/f2<1.60・・・・・・(1b)
1.20<G1R2/fw<1.80・・・・・・・(2b)
1.20<G2R2/fw<1.75・・・・・・・(3b)
1.85<Ndave12<2.20・・・・・・・(4b)
このように、条件式(1)~(4)を同時に満たすようにズームレンズを構成することにより、小型かつ広角で全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有し、容易に製造可能なズームレンズを得ることができる。
さらに、実施例にかかるズームレンズは、以下の条件式のうち1つ以上を満たすことが好ましい。
0.200<SF23<0.750・・・・・・・・・(5)
0.200<|f1|/ft<0.800・・・・・・(6)
0.100<f12/f11<1.30・・・・・・・(7)
1.30<|f1|/fw<2.10・・・・・・・・(8)
1.82<Ndave124<2.50・・・・・・・(9)
30.0<νdave12<45.0・・・・・・・・(10)
0.0100<D1/ft<1.20・・・・・・・・(11)
ただし、第2負レンズと、第2負レンズの像側に隣接して配置された第3負レンズの間の空間のシェイプファクターをSF23とする。なお、シェイプファクターSF23は、第3負レンズの物体側の面の曲率半径をG3R1とするとき、SF23=(G3R1+G2R2)/(G3R1―G2R2)で表される。望遠点におけるズームレンズの焦点距離をft、第1負レンズG1の焦点距離をf11、第2負レンズG2の焦点距離をf12とする。第1負レンズの材料、第2負レンズの材料、及び第2負レンズの像側に配置された正レンズの材料の、それぞれのd線に対する屈折率の平均をNdave124とする。第1負レンズの材料と第2負レンズの材料の、それぞれのd線を基準としたアッベ数の平均をνdave12とする。第1レンズ群の光軸方向の厚みをD1とする。
条件式(5)は、第2負レンズと第3負レンズの間の空気レンズのシェイプファクターSF23に関する。条件式(5)の下限値を下回って空気レンズのシェイプファクターSF23が小さくなると、曲率半径G2R2が大きくなる。そのため、広角化に際して第2負レンズの径が大きくなり、それに伴い第1負レンズの径も大きくなり、ズームレンズの小型化が困難になるので好ましくない。また、曲率半径G3R1が小さくなると、広角端における倍率色収差の補正が困難となるため好ましくない。条件式(5)の上限値を上回って空気レンズのシェイプファクターSF23が大きくなると、曲率半径G2R2が小さくなることにより、第2負レンズの製造が困難になるため好ましくない。また、曲率半径G3R1の絶対値が大きくなって広角化に際して第3負レンズの径が大きくなる。これに伴い、第1負レンズの径が大きくなり、ズームレンズが大型になるので好ましくない。
条件式(6)は、焦点距離ftに対する焦点距離f1に関する。条件式(6)の下限値を下回って焦点距離f1が焦点距離ftに対して短くなると、第1レンズ群の屈折力が強くなる。これにより、望遠端における色収差及び、球面収差、ズーム全域における像面湾曲の補正が困難になるため好ましくない。条件式(6)の上限値を上回って焦点距離f1が焦点距離ftに対して短くなると、第1レンズ群の屈折力が弱くなる。これにより、ズーミングに際しての第1レンズ群の移動量が大きくなり、望遠端におけるズームレンズの全長が長くなるため好ましくない。
条件式(7)は、焦点距離f11と、焦点距離f12の焦点距離に関する。条件式(7)の下限値を下回って第2負レンズの焦点距離f12が第1負レンズの焦点距離f11に対して短くなると、第2レンズの屈折力が弱くなる。これにより曲率半径G1R2が大きくなることで第1負レンズの製造が困難になり、かつ第2負レンズによって生じる像面湾曲及び広角端における倍率色収差の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(7)の上限値を上回って第2負レンズG2の焦点距離f12が第1レンズの焦点距離f11に対して長くなると、第2レンズの屈折力が弱くなる。これにより曲率半径G2R2が大きくなることで第2負レンズの製造が困難になり、かつ第1負レンズによって生じる広角端における倍率色収差の補正や全ズーム範囲における像面湾曲の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(8)は、焦点距離fwに対する焦点距離f1に関する。条件式(8)の下限値を下回って焦点距離f1が焦点距離fwに対して長くなる、すなわち第1レンズ群の屈折力が弱くなると、広角域における倍率色収差や全ズーム範囲における像面湾曲の補正が困難になるため好ましくない。条件式(8)の上限値を上回って焦点距離f1が焦点距離fwに対して長くなり第1レンズ群の屈折力が弱くなると、曲率半径G1R2、GR2が大きくなる。これにより、広角化に際して第2負レンズの径が大きくなり、それに伴い第1負レンズの径が大きくなり、ズームレンズの小型化が困難になるため好ましくない。さらに、高ズーム比化に際して第1レンズ群の移動量が大きくなり、ズームレンズの全長が長くなるため好ましくない。さらに、第1レンズ群の屈折力が弱いことで、広角域において歪曲収差を十分に補正することが困難になるため好ましくない。
条件式(9)は第1負レンズ、第2負レンズ、及び第3負レンズの像側に配置された正レンズの平均屈折率Ndave124に関する。条件式(9)の下限値を下回って平均屈折率Ndave124が小さくなると、ズームレンズの広角化及び小型化に際して、曲率半径G1R2、GR2が小さくなる。これにより、第1負レンズ及び第2負レンズの製造が困難になるため好ましくない。また、平均屈折率Ndave124が小さいことで正レンズが光軸方向に厚くなり、第1レンズ群が大型化するため好ましくない。条件式(9)の上限値を上回って平均屈折率Ndave124が大きくなると、広角端における倍率色収差の補正及び望遠端における軸上色収差の補正の両立が困難となるため好ましくない。
条件式(10)は、第1負レンズの材料のアッベ数と第2負レンズの材料のアッベ数の平均に関する。条件式(10)の下限値を下回って、平均アッベ数νdave12が小さくなると、全ズーム範囲における倍率色収差の補正が困難になるため好ましくない。条件式(10)の上限値を上回って、平均アッベ数νdave12が大きくなると、軸上色収差の補正が過剰となるため好ましくない。
条件式(11)は、焦点距離ftに対する第1レンズ群の厚みD1に関する。条件式(11)の下限値を下回って第1レンズ群の厚みD1が薄くなると、第1レンズ群中の各レンズが薄くなる。よって、このようなレンズの成型が困難になり、製造誤差により光学性能の劣化するため好ましくない。条件式(11)の上限を上回って第1レンズ群の厚みD1が厚くなると、ズームレンズの全長が長くなるため好ましくない。
条件式(5)~(11)の数値範囲は、次のように設定することが好ましい。
0.300<SF23<0.730・・・・・・・・・(5a)
0.200<|f1|/ft<0.750・・・・・・(6a)
0.200<f12/f11<1.25・・・・・・・(7a)
1.40<|f1|/fw<2.05・・・・・・・・(8a)
1.85<Ndave124<2.40・・・・・・・(9a)
32.0<νdave12<43.0・・・・・・・・(10a)
0.0500<D1/ft<1.00・・・・・・・・(11a)
条件式(5)~(11)の数値範囲は、次のように設定することがより好ましい。
0.400<SF23<0.680・・・・・・・・・(5b)
0.300<|f1|/ft<0.720・・・・・・(6b)
0.300<f12/f11<1.20・・・・・・・(7b)
1.50<|f1|/fw<2.00・・・・・・・・(8b)
1.88<Ndave124<2.30・・・・・・・(9b)
34.0<νdave12<42.0・・・・・・・・(10b)
0.100<D1/ft<0.800・・・・・・・・(11b)
第1レンズ群は、最も物体側から像側へ順に配置された、第1負レンズ、第2負レンズ、第3負レンズ、正レンズの4枚のレンズからなることが好ましい。第1レンズ群を構成するレンズ枚数を少なくしてズームレンズの全長の小型化を図りつつ、少なくとも条件式(1)~(4)を満たすことにより、広角化及び高ズーム比化を図ることで生じる色収差を良好に補正することができる。さらに、第1レンズ群中に正レンズを配置することにより、主に像面湾曲を補正することができる。
第2レンズ群は少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズを含むことが好ましい。これにより、主に、望遠端における軸上色収差及び球面収差と、全ズーム範囲におけるコマ収差、防振時の色補正を良好に補正することができる。
第2レンズ群に含まれる正レンズは、物体側及び像側の面の少なくとも一方は、非球面形状を有することが好ましい。これにより、望遠端における球面収差を良好に補正することができる。
[実施例1]
図1は、実施例1のズームレンズの広角端における断面図である。図2(a)、(b)、(c)は、それぞれ、実施例1のズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における収差図である。
実施例1のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3は物体側へ移動する。
無限遠物体から最至近距離物体へのフォーカシングに際して、第3レンズ群L3が物体側に移動する。
[実施例2]
図3は、実施例2のズームレンズの広角端における断面図である。図4(a)、(b)、(c)は、それぞれ、実施例2のズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における収差図である。
実施例2のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3は物体側へ移動する。
無限遠物体から最至近距離物体へのフォーカシングに際して、第3レンズ群L3が物体側に移動する。
[実施例3]
図5は、実施例3のズームレンズの広角端における断面図である。図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ、実施例2のズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における収差図である。
実施例3のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、及び第4レンズ群L4は物体側へ移動する。
無限遠物体から最至近距離物体へのフォーカシングに際して、第4レンズ群L4が物体側に移動する。
[実施例4]
図7は、実施例4のズームレンズの広角端における断面図である。図8(a)、(b)、(c)は、それぞれ、実施例4のズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における収差図である。
実施例4のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2からなり、ズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群L2は物体側へ移動する。
無限遠物体から最至近距離物体へのフォーカシングに際して、第1レンズ群L1が物体側に移動する。
[実施例5]
図9は、実施例5のズームレンズの広角端における断面図である。図10(a)、(b)、(c)は、それぞれ、実施例5のズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における収差図である。
実施例5のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、及び第4レンズ群L4は物体側へ移動する。
無限遠物体から最至近距離物体へのフォーカシングに際して、第4レンズ群L4が物体側に移動する。
以下、実施例1~5のズームレンズに共通する構成について説明する。
ズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が移動することより、変倍作用が生じる。特に、第1レンズ群L1が像側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群L2が広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように移動することにより、広角端におけるズームレンズの全長を短くすることができる。
また、ズーミングに際して、開口絞りSPは第2レンズ群L2と共に移動する。ズームレンズの振動に際して生じる像ぶれは、光軸に対して垂直方向の成分を含む方向に第2レンズ群L2を移動することにより補正する。
第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ(第1負レンズ)G1、負レンズ(第2負レンズ)G2、負レンズG3、正レンズPの4枚のレンズからなる。また、第1負レンズG1及び第2負レンズG2は、メニスカス形状を有する。これにより、広角化及び高ズーム比化を図ることで生じる色収差を良好に補正することができる。
第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズ、負レンズ、正レンズからなる。これにより、主に、望遠端における軸上色収差及び球面収差と、全ズーム範囲におけるコマ収差、防振時の色補正ができる。第2レンズ群L2に含まれる正レンズは、両面に非球面形状を有する。これにより、望遠端における球面収差を補正できる。
実施例1~3、5のズームレンズにおいて、フォーカスレンズ群(第3レンズ群L3又は第4レンズ群L4)は、1枚の正レンズからなる。これにより、主にズーム範囲の中間域から望遠域における色収差を低減し、かつフォーカシングに際しての色収差の変動を低減できる。また、フォーカスレンズ群を軽量に構成することで、高速にフォーカシングを行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明のズームレンズはこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、
像ぶれ補正を、光軸上に回転中心を持つように第2レンズ群L2を回動することで行ってもよいし、第2レンズ群L2の全体ではなく第2レンズ群L2の一部を移動することで行ってもよい。また、開口絞りSPを第2レンズ群L2とは独立に移動させてもよい。また、ズームレンズが、回折光学素子や反射光学部材を含んでいてもよい。
[数値実施例]
以下に、実施例1~5のそれぞれに対応する数値実施例1~5を示す。数値実施例1~5に関して、条件式(1)~(11)に対応する数値を表1に示す。また、数値実施例1~5において、rは光学面の曲率半径、dは光学面の間隔、ndはd線に対する光学部材の材料の屈折率、νdはd線を基準としたアッベ数を示す。フラウンホーファー線のg線(波長435.8nm)、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、NCとする。そして、アッベ数νdを、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
として表す。BFはバックフォーカスを示す。
各実施例において、バックフォーカス(BF)は最も物体側の面から像面までの距離を空気換算長により表したものである。
非球面は各数値実施例中の面番号の右側に*印を付している。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、をそれぞれ非球面係数としたとき、
x=(h/R)/[1+[1-(1+k)(h/R)1/2]+A4h+A6h
+A8h
で表している。非球面係数の「e-x」は10-xを意味する。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd
1 8.509 0.40 1.88300 40.8
2 4.969 1.48
3 9.906 0.40 1.83481 42.7
4 4.500 2.05
5 -18.078 0.40 1.51742 52.4
6 113.558 0.10
7 6.794 0.90 1.95906 17.5
8 10.129 (可変)
9 ∞ 0.00
10(絞り) ∞ -0.40
11* 3.417 1.50 1.76802 49.2
12* -8.676 0.38
13 7.512 0.40 2.00069 25.5
14 2.289 0.20
15* 5.875 1.70 1.49710 81.6
16* 40.669 0.20
17 ∞ (可変)
18* 12.908 1.18 1.53160 55.8
19* -203.791 (可変)
20 ∞ 1.00 1.51633 64.1
21 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.77291e-003 A 6= 1.68511e-004 A 8=-3.04783e-006
第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.28837e-002 A 6=-1.73302e-003 A 8= 2.07622e-004
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.17857e-002 A 6=-2.95552e-003 A 8= 3.80632e-004
第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.50127e-003 A 6= 1.67251e-004 A 8=-3.45901e-004
第18面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.52761e-004 A 6= 5.74109e-005 A 8=-8.42928e-006
第19面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.75335e-004

各種データ
ズーム比 2.85
広角 中間 望遠
焦点距離 3.39 6.73 9.67
Fナンバー 2.88 3.97 5.00
画角 43.25 28.68 23.21
像高 3.19 3.68 4.14
レンズ全長 23.23 20.85 22.35
BF 3.21 6.21 8.37
d 8 7.78 2.30 0.70
d17 1.35 1.44 2.38
d19 1.55 4.55 6.71
d21 1.00 1.00 1.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.39
2 9 6.09
3 18 22.88
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd
1 5.900 0.40 1.85150 40.8
2 4.308 1.90
3 14.548 0.40 1.85150 40.8
4 4.231 1.80
5 -12.833 0.40 1.51742 52.4
6 -73.386 0.10
7 6.588 0.90 1.95906 17.5
8 10.129 (可変)
9 ∞ 0.00
10(絞り) ∞ -0.40
11* 3.556 1.50 1.76802 49.2
12* -10.663 0.36
13 6.122 0.40 2.00069 25.5
14 2.276 0.20
15* 5.113 1.70 1.49710 81.6
16* 40.669 0.20
17 ∞ (可変)
18* 12.908 1.18 1.53160 55.8
19* -226.606 (可変)
20 ∞ 1.00 1.51633 64.1
21 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.50967e-003 A 6= 1.70195e-004 A 8=-1.55583e-005
第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.15822e-002 A 6=-1.56606e-003 A 8= 1.62038e-004
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.92243e-002 A 6=-2.37134e-003 A 8= 2.50072e-004
第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.63760e-003 A 6= 3.19036e-004 A 8=-4.45860e-004
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.85081e-004 A 6= 8.57980e-005 A 8=-1.98658e-005
第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.23710e-005

各種データ
ズーム比 2.77
広角 中間 望遠
焦点距離 3.50 6.73 9.69
Fナンバー 2.88 4.10 5.24
画角 42.34 28.67 23.15
像高 3.19 3.68 4.14
レンズ全長 23.16 21.53 23.16
BF 3.44 6.71 9.33
d 8 7.11 2.33 0.81
d17 1.58 1.45 1.98
d19 1.78 5.05 7.67
d21 1.00 1.00 1.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -5.93
2 9 6.04
3 18 23.01
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd
1 9.311 0.40 1.88300 40.8
2 5.250 1.90
3 11.499 0.40 2.00100 29.1
4 5.774 2.20
5 -14.630 0.40 1.88300 40.8
6 141.101 0.10
7 12.048 0.95 1.95906 17.5
8 107.479 (可変)
9 ∞ 0.00
10(絞り) ∞ -0.40
11* 4.014 1.50 1.69350 53.2
12* 13.829 0.05
13 3.427 0.40 1.95906 17.5
14 2.563 0.23
15* 4.060 1.50 1.49710 81.6
16* 37.076 0.20
17 ∞ (可変)
18 15.662 0.50 2.00100 29.1
19 6.856 (可変)
20* 12.908 1.30 1.53160 55.8
21* -136.716 (可変)
22 ∞ 1.00 1.51633 64.1
23 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.93178e-003 A 6=-5.69938e-005 A 8=-8.84448e-006
第12面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.47907e-003 A 6= 4.92058e-004 A 8=-4.16233e-005
第15面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.02641e-004 A 6= 1.42945e-003 A 8= 4.71262e-005
第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.13170e-003 A 6= 8.87243e-004
第20面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.30971e-003 A 6= 3.11490e-005 A 8=-2.03289e-008
第21面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.31003e-003 A 6= 8.34145e-006

各種データ
ズーム比 4.24
広角 中間 望遠
焦点距離 3.40 9.16 14.40
Fナンバー 2.88 4.62 6.30
画角 43.19 21.90 16.06
像高 3.19 3.68 4.14
レンズ全長 30.18 26.50 30.20
BF 3.45 7.79 11.57
d 8 11.84 2.58 0.70
d17 0.51 1.90 2.76
d19 2.75 2.60 3.55
d21 1.79 6.13 9.91
d23 1.00 1.00 1.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.48
2 9 6.15
3 18 -12.54
4 20 22.25
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd
1 10.492 0.40 1.85150 40.8
2 5.172 1.50
3 8.125 0.40 1.85150 40.8
4 4.835 2.20
5 -24.062 0.40 1.51742 52.4
6 44.584 0.10
7 7.045 0.90 1.95906 17.5
8 10.129 (可変)
9 ∞ 0.00
10(絞り) ∞ -0.40
11* 3.151 1.50 1.76802 49.2
12* 42.328 0.10
13 4.554 0.40 2.00069 25.5
14 2.191 0.25
15* 3.886 1.70 1.49710 81.6
16* 40.669 0.20
17 ∞ (可変)
18 ∞ 1.00 1.51633 64.1
19 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.86483e-004 A 6= 2.63244e-005 A 8=-2.65177e-005
第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.92633e-003 A 6=-1.40277e-003 A 8= 1.14431e-004
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.96848e-002 A 6=-1.98465e-003 A 8= 1.81549e-004
第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.30854e-003 A 6= 2.72921e-004 A 8=-2.25860e-004

各種データ
ズーム比 2.77
広角 中間 望遠
焦点距離 3.50 6.59 9.68
Fナンバー 2.88 3.99 5.11
半画角(度) 42.34 29.18 23.17
像高 3.19 3.68 4.14
レンズ全長 24.66 21.66 22.31
BF 6.01 8.74 11.46

d 8 9.20 3.47 1.40
d17 4.15 6.88 9.60
d19 1.00 1.00 1.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.96
2 9 6.13
[数値実施例5]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd
1 8.643 0.40 1.91082 35.3
2 5.256 1.90
3 12.101 0.40 1.85150 40.8
4 5.247 2.20
5 -16.279 0.40 1.91082 35.3
6 53.962 0.10
7 10.647 0.95 1.95906 17.5
8 51.434 (可変)
9 ∞ 0.00
10(絞り) ∞ -0.40
11* 4.095 1.50 1.69350 53.2
12* 12.701 0.05
13 3.278 0.40 1.95906 17.5
14 2.478 0.23
15* 3.766 1.50 1.49710 81.6
16* 37.076 0.20
17 ∞ (可変)
18 13.475 0.50 2.00100 29.1
19 6.507 (可変)
20* 12.908 1.30 1.53160 55.8
21* -69.952 (可変)
22 ∞ 1.00 1.51633 64.1
23 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.07620e-003 A 6=-3.06005e-005 A 8=-1.42971e-005
第12面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.77850e-003 A 6= 4.91358e-004 A 8=-5.04365e-005
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.76458e-004 A 6= 1.33176e-003 A 8= 5.83400e-005
第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.84691e-003 A 6= 7.21347e-004
第20面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.06155e-003 A 6=-5.39428e-005 A 8= 1.09010e-006
第21面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.26451e-003 A 6=-4.90709e-005

各種データ
ズーム比 4.24
広角 中間 望遠
焦点距離 3.39 9.23 14.40
Fナンバー 2.88 5.03 7.02
画角 43.21 21.75 16.06
像高 3.19 3.68 4.14
レンズ全長 29.89 26.43 30.20
BF 3.21 7.00 10.23
d 8 11.34 2.40 0.70
d17 0.48 2.74 4.06
d19 3.23 2.65 3.57
d21 1.55 5.34 8.57
d23 1.00 1.00 1.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.13
2 9 6.10
3 18 -13.04
4 20 20.61
Figure 0007027149000001
[撮像装置の実施例]
次に、本発明の光学系を撮像光学系として用いた撮像装置の実施例について図11を用いて説明する。撮像装置100は、例えば、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ等の撮像素子を用いた撮像装置、又は銀塩写真フィルムを用いたカメラ等の撮像装置である。
図11において、カメラ本体20は、実施例1~5で説明したいずれかの光学系である撮影光学系21と、カメラ本体20に内蔵され且つ撮影光学系21によって形成された被写体像を受光する固体撮像素子(光電変換素子)22とを有する。固体撮像素子22は、例えばCCDセンサやCMOSセンサ等である。メモリ23は撮像素子22が受光した被写体像を記録する記録手段である。ファインダー24は、撮像素子22上に形成された被写体像であって、表示素子(不図示)に表示された被写体像を観察するためのファインダーである。
このように本発明の光学系をデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型かつ広角で全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有し、容易に製造可能な撮像装置を得ることができる。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
G1 負レンズ(第1負レンズ)
G2 負レンズ(第2負レンズ)

Claims (12)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された第1負レンズと、該第1レンズの像側に隣接して配置された第2負レンズと、前記第2負レンズの像側に隣接して配置された第3負レンズを有し、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第1負レンズの像側の面の曲率半径をG1R2、前記第2負レンズの像側の面の曲率半径をG2R2、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記第1負レンズの材料と前記第2負レンズの材料の、それぞれのd線に対する屈折率の平均をNdave12、前記第3負レンズの物体側の面の曲率半径をG3R1し、
    SF23=(G3R1+G2R2)/(G3R1―G2R2)
    するとき、
    0.80<|f1|/f2<2.00
    1.00<G1R2/fw<2.20
    0.900<G2R2/fw<1.80
    1.82<Ndave12<2.50
    0.200<SF23<0.750
    なる条件式を満たすことを特徴とするズームレンズ。
  2. 望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    0.200<|f1|/ft<0.800
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1負レンズの焦点距離をf11、前記第2負レンズの焦点距離をf12とするとき、
    0.100<f12/f11<1.30
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 1.30<|f1|/fw<2.10
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、前記第2負レンズの像側に配置された正レンズを有し、
    前記第1負レンズの材料と前記第2負レンズの材料と前記正レンズの材料の、それぞれのd線に対する屈折率の平均をNdave124とするとき、
    1.82<Ndave124<2.50
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1負レンズの材料と前記第2負レンズの材料の、それぞれのd線を基準としたアッベ数の平均をνdave12とするとき、
    30.0<νdave12<45.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群は、前記第1負レンズと、前記第2負レンズと、前記第3負レンズと、前記第3負レンズの像側に隣接して配置された正レンズからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第1レンズ群の光軸方向の厚みをD1、望遠端におけるズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    0.0100<D1/ft<1.20
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群からなり、フォーカシングに際して前記第1レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなり、フォーカシングに際して前記第3レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなり、フォーカシングに際して前記第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光学系と、該光学系によって形成された像を受光する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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