JP6544915B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ等の撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置は高機能化され、かつ装置全体が小型化されている。これらの装置に用いられるズームレンズは、レンズ全長が短く、高ズーム比であることが求められている。また、レンズの軽量化やコストの削減を図ることが要求されている。
レンズ全長が短く、高ズーム比のズームレンズとして、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群を有するポジティブリード型のズームレンズが知られている。また、レンズの軽量化やコストの削減を図るために、ガラス以外の物質、例えば、樹脂材料を用いた樹脂レンズを含むズームレンズが知られている。
樹脂材料を用いたポジティブリード型のズームレンズとして、特許文献1及び2に記載のズームレンズでは、第1レンズ群に正の屈折力を有する樹脂レンズを用い、さらに、第3レンズ群に負の屈折力を有する樹脂レンズを用いている。
特開2012−220872号公報 特開2012−226224号公報
一般に、樹脂レンズはガラスレンズに比べて、温度変化や製造誤差による屈折率の変化が大きく、膨張や収縮による形状変化の影響も大きい。これにより、温度変化や製造誤差によるピントズレや球面収差のズレ等が大きくなり、光学性能の低下を招きやすい。比較的少ない枚数のレンズより構成されたポジティブリード型のズームレンズでは、各レンズ面の屈折力が強いため、全ズーム領域において、温度変化による光学性能の低下が生じやすい。
本発明は、軽量かつ高ズーム比で、全ズーム領域において高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、1つ以上のレンズ群を有し全体として正の屈折力を有する後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第4レンズ群及び前記後群に含まれるレンズ群のうち1つのレンズ群は、正の屈折力の樹脂レンズと負の屈折力の樹脂レンズを含み、前記正の屈折力の樹脂レンズの材料の屈折率をNdkp、アッベ数をνdkp、前記負の屈折力の樹脂レンズの材料の屈折率をNdkn、アッベ数をνdkn、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をft、前記正の屈折力の樹脂レンズの焦点距離をfp、前記負の屈折力の樹脂レンズの焦点距離をfnとするとき、
50.0<νdkp<70.0
15.0<νdkn<30.0
1.500<Ndkp<1.700
1.500<Ndkn<1.700
−0.048≦f2/ft<−0.010
0.28≦|fp/fn|<10.0
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、軽量かつ高ズーム比で、全ズーム領域において高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 θgF−νd図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群から構成される。ここでレンズ群とは、ズーミングに際して一体的に移動するレンズ要素であって、1枚以上のレンズを有していればよく、必ずしも複数枚のレンズを有していなくてもよい。また、レンズ要素とは、単レンズ、複数のレンズが接合された接合レンズ、球面レンズの表面に樹脂層を積層して形成されるレプリカ非球面レンズなど、一体的に形成されたレンズをいう。
図1は実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比43.24、開口比2.67〜6.08程度のズームレンズである。図3は実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比37.30、開口比3.25〜7.10程度のズームレンズである。
図5は実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比42.81、開口比2.88〜6.08程度のズームレンズである。図7は実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比42.98、開口比3.58〜6.28程度のズームレンズである。
図9は実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5はズーム比45.11、開口比2.98〜6.08程度のズームレンズである。
図11は、θgF−νd図である。図12は、本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。またレンズ断面図において、iを物体側から像側へのレンズ群の順番とするとLiは第iレンズ群を示す。
実施例1乃至4のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5から成る。実施例1乃至4は5つのレンズ群から成るポジティブリード型の5群ズームレンズであり、後群は、正の屈折力の第5レンズ群L5から成る。
実施例5のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6から成る。実施例5は6つのレンズ群から成るポジティブリード型の6群ズームレンズであり、後群は、正の屈折力の第5レンズ群L5と正の屈折力の第6レンズ群L6から成る。
各実施例において、SPは開口絞りである。実施例1、3乃至5のズームレンズでは、開口絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間に配置される。広角端から望遠端へのズーミングに際して、開口絞りSPは、各レンズ群とは異なる軌跡で移動する。これにより、前玉径の小型化を実現しつつ、広角側における周辺光量の急激な低下を防ぐことができる。
実施例2のズームレンズでは、開口絞りSPは、第3レンズ群L3の内部に配置される。これにより、望遠端における第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を短くし、望遠端におけるレンズ全長の短縮化を実現することができる。
Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面である。ビデオカメラやデジタルカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはCCDセンサやCMOSセンサといった固体撮像素子(光電変換素子)に相当する。銀塩フィルムカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはフィルム面に相当する。
球面収差図においてFnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)に対する球面収差を示している。非点収差図においてΔSはサジタル像面、ΔMはメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。色収差図ではg線における色収差を示している。ωは撮像半画角である。
各実施例では、レンズ断面図中の矢印で示すように、広角端から望遠端へのズーミングに際してレンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。具体的には、各実施例において、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描くように移動する。第2レンズ群L2は、広角端に比べて望遠端において、像側に位置するように移動する。第3レンズ群L3は、広角端に比べて望遠端において、物体側に位置するように移動する。第4レンズ群L4は、広角端に比べて望遠端において、物体側に位置するように移動する。
実施例1乃至4のズームレンズにおいて、第5レンズ群L5は、物体側へ凸状の軌跡を描くように移動する。また、実施例5のズームレンズにおいて、第5レンズ群L5は、広角端に比べて望遠端において、物体側に位置するように移動し、第6レンズ群L6は、物体側へ凸状の軌跡を描くように移動する。
各実施例のズームレンズでは、広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1及び第3レンズ群L3が物体側に位置するように移動する。これにより、広角端におけるレンズ全長を短縮し、前玉径の小型化を実現することができる。特に、ズーミングに際して、正の屈折力の第1レンズ群L1を物体側に移動させることにより、第2レンズ群L2に比較的大きな変倍作用を与えている。
また、実施例1乃至4のズームレンズでは、第5レンズ群L5をフォーカスレンズ群としており、実施例5のズームレンズでは、第6レンズ群L6をフォーカスレンズ群としている。
実施例1乃至4のズームレンズにおいて、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカシングを行う場合には、レンズ断面の矢印5cに示すように、第5レンズ群L5を物体側に移動させている。レンズ断面図中の実線5aと点線5bは各々、無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときに、広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
実施例5のズームレンズにおいて、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカシングを行う場合には、レンズ断面の矢印6cに示すように、第6レンズ群L6を物体側に移動させている。レンズ断面図中の実線6aと点線6bは各々、無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときに、広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
ここで、各実施例のズームレンズにおいて、第4レンズ群L4をフォーカスレンズ群としてもよい。第4レンズ群L4をフォーカスレンズ群とする場合に、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカシングを行うときには、第4レンズ群L4を像側に移動させる。
また、各実施例において、第3レンズ群L3の全体または一部を、光軸と垂直方向の成分を持つように移動させることで、像ぶれの補正を行っている。
各実施例において、第3レンズ群L3よりも像側に配置された第kレンズ群Lk(kは4以上の整数)中に、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpと負の屈折力を有する樹脂レンズLknを用いている。これにより、ズームレンズの軽量化を図ると共に、コストの削減を図っている。ここで、樹脂レンズとは樹脂材料を含むレンズを意味する。樹脂レンズは、樹脂材料のみから成るレンズであってもよいし、酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化チタン(TiO)のようなナノ微粒子を樹脂材料中に分散させたレンズでもよい。
一般に各レンズ群の重量が大きくなると、撮影状態において、レンズの自重により鏡筒が重力方向に偏芯するため、光学性能が低下するおそれがある。ここで、一般的な硝子材料の比重は、2.0以上である。一方で、一般的な樹脂材料の比重は、1.5程度である。ゆえに、ズームレンズ中に樹脂レンズを用いることで、ズームレンズの重量を大幅に小さくすることができる。
一方で、温度変化に対する樹脂材料の線膨張係数は、硝子材料の線膨張係数に対して10倍程度大きい。そのため、樹脂レンズを用いた場合、温度変化に伴いレンズ形状が大きく変化し、収差が発生しやすい。そこで、1つのレンズ群の中で、正の屈折力を有する樹脂レンズと負の屈折力を有する樹脂レンズを用いて、温度変化による球面収差や像面湾曲等の発生を良好にキャンセルすることにより、光学性能の低下を抑制している。
また、本発明では、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpと負の屈折力を有する樹脂レンズLknを、空気間隔を隔てて配置している。これにより、独立して曲率半径を設定可能なレンズ面が増え、温度変化による収差(球面収差や像面湾曲)の発生を良好にキャンセルさせることができる。温度変化に伴うレンズ形状の変化の度合いは、レンズの材料に応じて異なる。それゆえ、2枚の樹脂レンズを接合させると、光学性能の低下や接合強度の低下を招くため好ましくない。
各実施例においては、色収差を良好に補正するために、負レンズの材料のアッベ数が正レンズの材料のアッベ数よりも小さくなるように、樹脂レンズの材料を選択している。
各実施例において、第kレンズ群Lkに含まれ、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの材料のd線を基準とした屈折率をNdkp、アッベ数をνdkpとする。また、第kレンズ群Lkに含まれ、負の屈折力を有する樹脂レンズLknの材料のd線を基準とした屈折率をNdkn、アッベ数をνdknとするとき、
50.0<νdkp<70.0…(1)
15.0<νdkn<30.0…(2)
1.500<Ndkp<1.700…(3)
1.500<Ndkn<1.700…(4)
なる条件式を満足している。
第3レンズ群L3よりも像側に配置された第kレンズ群Lkに、条件式(1)、(3)を満足する正レンズLkpと、条件式(2)、(4)を満足する負レンズLknが含まれる。
ここで、アッベ数νdは、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)、d線(587.6nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNF、NC、Ndとするとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
で表される数値である。
条件式(1)の下限を超えて、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpのd線を基準としたアッベ数νdkpが小さくなると、望遠側において樹脂レンズLkpで発生する軸上色収差や倍率色収差を十分に補正することが困難になるため好ましくない。
条件式(1)の上限を超えて、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpのd線を基準としたアッベ数νdkpが大きくなると、条件式(3)の数値範囲を満足する範囲で実在する樹脂材料が限定されるため、好ましくない。
条件式(2)の下限を超えて、負の屈折力を有する樹脂レンズLknのd線を基準としたアッベ数νdknが小さくなると、条件式(4)の数値範囲を満足する範囲で実在する樹脂材料が限定されるため、好ましくない。
条件式(2)の上限を超えて、負の屈折力を有する樹脂レンズLknのd線を基準としたアッベ数νdknが大きくなると、望遠側において樹脂レンズLknで発生する軸上色収差や倍率色収差を十分に補正することが困難になるため好ましくない。
条件式(3)の下限を超えて、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpのd線を基準とした屈折率Ndkpが低くなると、樹脂レンズLkpの屈折力を維持するために、曲率を大きくする必要が生じる。その結果、環境変化による面形状の変化に対する敏感度が高くなり、球面収差やコマ収差等が発生しやすくなるため、好ましくない。
条件式(3)の上限を超えて、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpのd線を基準とした屈折率Ndkpが高くなると、条件式(1)の数値範囲を満足する範囲で実在する樹脂材料が限定されるため、好ましくない。
条件式(4)の下限を超えて、負の屈折力を有する樹脂レンズLknのd線を基準とした屈折率Ndknが低くなると、樹脂レンズLknの屈折力を維持するために、曲率を大きくする必要が生じる。その結果、環境変化による面形状の変化に対する敏感度が高くなり、球面収差やコマ収差等が発生しやすくなるため、好ましくない。
条件式(4)の上限を超えて、負の屈折力を有する樹脂レンズLknのd線を基準とした屈折率Ndknが高くなると、条件式(2)の数値範囲を満足する範囲で実在する樹脂材料が限定されるため、好ましくない。
各実施例では以上説明したように、条件式(1)乃至(4)を満足するように各要素を適切に設定している。これにより軽量かつ高ズーム比で、全ズーム領域において高い光学性能を有するズームレンズを得ることができる。
なお、各実施例において、好ましくは、条件式(1)乃至(4)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
53.5<νdkp<59.0…(1a)
20.0<νdkn<29.0…(2a)
1.500<Ndkp<1.590…(3a)
1.590<Ndkn<1.690…(4a)
また、さらに好ましくは、条件式(1)乃至(4)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
54.0<νdkp<58.5…(1b)
21.0<νdkn<28.5…(2b)
1.501<Ndkp<1.560…(3b)
1.600<Ndkn<1.650…(4b)
さらに、各実施例において、次の条件式のうち1つ以上を満足することがより好ましい。
θgFkp−(−1.667×10−7×νdkp+5.280×10−5×νdkp−5.620×10−3×νdkp+0.737)>0…(5)
θgFkn−(−1.667×10−7×νdkn3+5.280×10−5×νdkn2−5.620×10−3×νdkn+0.737)>0…(6)
8.0<f1/fw<50.0…(7)
−0.160<f2/ft<−0.010…(8)
0.10<|fp/fn|<10.0…(9)
50.0<νd4n<70.0…(10)
1.500<Nd4n<1.700…(11)
−3.00<f4/f5<−0.10…(12)
ここで、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの材料の部分分散比をθgFkp、負の屈折力を有する樹脂レンズLknの材料の部分分散比をθgFkn、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。また、第4レンズ群L4の焦点距離をf4、第5レンズ群L5の焦点距離をf5、広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をftとする。さらに、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd4n、屈折率をNd4nとする。また、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの焦点距離をfp、負の屈折力を有する樹脂レンズLknの焦点距離をfnとする。
図12は、レンズの材料の光学特性を示す図(θgF−νd図)である。縦軸は、部分分散比θgFを示し、横軸は、アッベ数νdを示している。θgF−νd図において、多くの材料は、ノーマルラインと呼ばれる直線に沿って分布することが知られている。なお、本発明において、ノーマルラインは、
θgF=−0.001682×νd+0.6438
なる式で表される。
ここで、アッベ数νd、部分分散比θgFは、g線(波長435.8nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)、d線(587.6nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNg、NF、NC、Ndとするとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
で表される数値である。
一般に、各レンズ群において、軸上色収差や倍率色収差を良好に補正するためには、正レンズの材料と負レンズの材料を適切に選択することが重要である。
条件式(5)は、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの部分分散比θgFkpを規定した条件式である。条件式(5)を満足する材料を用いて樹脂レンズLkpを構成することで、望遠端における軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(6)は、負の屈折力を有する樹脂レンズLknの部分分散比θgFknを規定した条件式である。条件式(6)を満足する材料を用いて樹脂レンズLknを構成することで、望遠端における倍率色収差を良好に補正することができる。
条件式(7)は、第1レンズ群L1の焦点距離f1と、広角端における全系の焦点距離fwの比を規定した条件式である。
条件式(7)の下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が短くなると、第1レンズ群L1の屈折力が強くなり過ぎる。その結果、望遠側において第1レンズ群L1で発生する色収差が増大するため、好ましくない。
条件式(7)の上限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が長くなると、第1レンズ群L1の屈折力が弱くなり過ぎる。その結果、高倍化を実現するために、ズーミングにおける第1レンズ群L1の移動量を大きくする必要が生じ、レンズ全長が増大するため好ましくない。
条件式(8)は、第2レンズ群L2の焦点距離f2と、望遠端における全系の焦点距離ftの比を規定した条件式である。
条件式(8)の下限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離f2が長くなると、第2レンズ群L2の屈折力が弱くなり過ぎる。その結果、高倍化を実現することが困難になり、また、広角側において歪曲収差を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(8)の上限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離f2が短くなると、第2レンズ群L2の屈折力が強くなり過ぎる。その結果、広角側における倍率色収差やズーム全域における像面湾曲を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(9)は、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの焦点距離fpと、負の屈折力を有する樹脂レンズLknの焦点距離fnの比を規定した条件式である。
条件式(9)の下限を超えて、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの焦点距離fpが短くなると、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの屈折力が強くなり過ぎる。その結果、望遠端における倍率色収差が多く発生するため、好ましくない。
条件式(9)の上限を超えて、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの焦点距離fpが長くなると、正の屈折力を有する樹脂レンズLkpの屈折力が弱くなり過ぎる。その結果、望遠端における軸上色収差が多く発生するため、好ましくない。
条件式(10)は、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料のアッベ数νd4nを規定した条件式である。
条件式(10)の下限を超えて、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料のアッベ数νd4nが小さくなると、色ずれが多く発生し、望遠端において軸上色収差や倍率色収差を良好に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(10)の上限を超えて、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料のアッベ数νd4nが大きくなると、条件式(11)の数値範囲を満足する範囲で実在する材料が限定されるため、好ましくない。
条件式(11)は、第4レンズ群L4に含まれる負の屈折力の樹脂レンズの材料の屈折率Nd4nを規定した条件式である。
条件式(11)の下限を超えて、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料の屈折率Nd4nが低くなると、負の屈折力を保持するために、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの曲率が小さくなる。その結果、レンズ面の変形に伴って、球面収差やコマ収差が多く発生するため、好ましくない。
条件式(11)の上限を超えて、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料の屈折率Nd4nが高くなると、条件式(10)の数値範囲を満足する範囲で実在する材料が限定されるため、好ましくない。
条件式(12)は、第4レンズ群L4の焦点距離f4と、第5レンズ群L5の焦点距離f5の比を規定した条件式である。
条件式(12)の下限を超えて第4レンズ群L4の焦点距離f4が長くなると、第4レンズ群L4の変倍分担が小さくなり、高倍化を実現することが困難になるため、好ましくない。
条件式(12)の上限を超えて第4レンズ群L4の焦点距離f4が短くなると、第4レンズ群L4の屈折力が強くなり過ぎる。その結果、第4レンズ群L4において色収差が多く発生するため好ましくない。
好ましくは、条件式(7)〜(12)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
9.0<f1/fw<40.0…(7a)
−0.100<f2/ft<−0.020…(8a)
0.15<|fp/fn|<7.0…(9a)
50.5<νd4n<65.0…(10a)
1.501<Nd4n<1.640…(11a)
−2.00<f4/f5<−0.20…(12a)
なお、さらに好ましくは、条件式(7)〜(12)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
10.0<f1/fw<20.0…(7b)
−0.060<f2/ft<−0.030…(8b)
0.20<|fp/fn|<5.0…(9b)
50.8<νd4n<60.0…(10b)
1.501<Nd4n<1.590…(11b)
−1.80<f4/f5<−0.25…(12b)
続いて、各レンズ群の構成について説明する。
各実施例のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズ、正レンズから成る。正レンズと負レンズをそれぞれ1枚以上含むように第1レンズ群L1を構成することで、望遠端における色収差を良好に補正することができる。
各実施例のズームレンズにおいて、第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、正レンズから成る。少なくとも2枚の負レンズと、正レンズを含むように第2レンズ群L2を構成することで、広角端における像面湾曲や倍率色収差を良好に補正することができる。
各実施例において、第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズ、正レンズから成る。
実施例1乃至3、5のズームレンズにおいて、第4レンズ群L4は、1枚の負レンズから成る。実施例4のズームレンズにおいて、第4レンズ群L4は、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズから成る。1枚の正レンズと1枚の負レンズにより第4レンズ群L4を構成することで、レンズ枚数を増やすことなく、第4レンズ群L4において発生する色収差を良好に補正することができる。
実施例1及び2のズームレンズにおいて、第5レンズ群L5は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズから成る。実施例3のズームレンズにおいて、第5レンズ群L5は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズ、正レンズから成る。実施例4及び5のズームレンズにおいて、第5レンズ群L5は、1枚の正レンズから成る。
実施例5のズームレンズにおいて、第6レンズ群L6は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズから成る。
実施例1乃至3、5のズームレンズでは、最も像側に配置されたレンズ群に正の屈折力の樹脂レンズLkpと負の屈折力の樹脂レンズLknが含まれる。実施例4のズームレンズでは、第4レンズ群L4に、正の屈折力の樹脂レンズLkpと負の屈折力の樹脂レンズLknが含まれる。
次に、本発明の実施例1から5にそれぞれ対応する数値実施例1から5を示す。各数値実施例において、iは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
またKを離心率、A4、A6、A8を非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/R)/[1+[1−(1+K)(h/R)1/2]+A4h+A6h+A8h
で表示される。但しRは近軸曲率半径である。また「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。
各実施例において、バックフォーカス(BF)は、レンズ系の最も像側の面から像面までの距離を、空気換算長により表したものである。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
なお、広角端における有効像円径(イメージサークルの直径)を、望遠端における有効像円径に比べて小さくすることができる。これは、画像処理によって画像を引き伸ばすことで、広角側において発生しやすい樽型の歪曲収差を補正することができるためである。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 100.543 1.20 1.83400 37.2
2 43.687 4.80 1.49700 81.5
3 -155.022 0.05
4 36.166 3.20 1.48749 70.2
5 111.778 (可変)
6 115.313 0.60 1.83481 42.7
7 7.831 4.60
8 -20.973 0.50 1.80400 46.6
9 49.086 0.05
10 19.082 1.93 1.94595 18.0
11 323.647 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 8.214 2.75 1.49710 81.6
14* -34.396 2.57
15 27.277 0.40 1.80610 33.3
16 9.043 0.80
17* 18.412 2.80 1.49710 81.6
18* -29.358 0.00
19 ∞ (可変)
20 -27.105 0.40 1.53530 55.8
21 352.039 (可変)
22* 21.231 2.90 1.53530 55.8
23 -20.867 0.30
24 -19.563 0.50 1.63540 23.9
25 -42.474 (可変)
26 ∞ 1.00 1.51633 64.1
27 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第13面
K =-2.78153e-001 A 4= 7.75604e-005 A 6=-2.31923e-006 A 8=-1.80735e-007
第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.24106e-004 A 6=-1.52221e-005
第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.31324e-004 A 6=-2.90683e-005
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.30418e-004 A 6=-1.18668e-005
第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.14253e-006 A 6= 1.16505e-007
各種データ
ズーム比 43.24
焦点距離 4.37 12.09 188.94
Fナンバー 2.67 3.38 6.08
半画角 37.01 17.77 1.17
像高 3.29 3.88 3.88
レンズ全長 86.75 85.52 126.08
BF 6.22 13.29 4.01
d 5 0.65 14.15 58.40
d11 33.52 5.82 0.62
d12 7.96 11.26 0.77
d19 3.41 3.48 6.82
d21 4.66 7.17 25.11
d25 4.56 11.63 2.35
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 76.84
2 6 -9.14
3 13 16.52
4 20 -47.00
5 22 30.18
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 50.074 0.90 1.91082 35.3
2 26.329 4.00 1.49700 81.6
3 -66737.393 0.05
4 26.869 3.25 1.59282 68.6
5 182.166 (可変)
6 104.351 0.40 1.83481 42.7
7 6.031 3.62
8 -17.501 0.35 1.83481 42.7
9 30.358 0.05
10 14.338 1.60 1.95906 17.5
11 149.764 (可変)
12* 7.165 1.94 1.49710 81.6
13* 230.856 1.65
14(絞り) ∞ 0.65
15 7.772 0.40 2.00069 25.5
16 5.903 0.60
17* 11.002 1.83 1.49710 81.6
18* -33.857 0.00
19 ∞ (可変)
20* -14.637 0.50 1.55624 51.0
21 20.021 (可変)
22* 16.622 4.20 1.50200 58.0
23 -9.758 0.20
24 -8.871 0.50 1.61000 28.0
25 -13.189 (可変)
26 ∞ 1.00 1.51633 64.1
27 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第12面
K =-7.16273e-001 A 4=-1.53471e-004 A 6= 1.74966e-005 A 8= 4.69757e-007
第13面
K =-1.52417e+004 A 4=-2.33725e-004 A 6= 3.56175e-005
第17面
K =-1.24423e+001 A 4= 8.67991e-004 A 6= 3.17416e-005
第18面
K =-7.76547e+001 A 4=-2.02924e-004 A 6= 4.85483e-005
第20面
K =-5.23051e-001 A 4=-7.19566e-005 A 6= 6.91265e-006
第22面
K = 4.33555e+000 A 4=-1.12432e-004 A 6=-2.24135e-006
各種データ
ズーム比 37.30
焦点距離 4.49 14.00 167.49
Fナンバー 3.25 4.43 7.10
半画角 36.26 15.47 1.33
像高 3.29 3.88 3.88
レンズ全長 67.24 72.05 92.94
BF 8.21 17.07 4.22
d 5 0.29 11.39 33.62
d11 26.82 10.39 0.56
d19 2.62 3.07 6.74
d21 2.61 3.43 21.11
d25 6.55 15.41 2.56
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.97
2 6 -6.64
3 12 12.11
4 20 -15.12
5 22 17.60
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 101.105 1.20 1.83400 37.2
2 43.926 4.80 1.49700 81.5
3 -155.810 0.05
4 36.264 3.20 1.48749 70.2
5 110.572 (可変)
6 210.583 0.60 1.83481 42.7
7 7.859 4.40
8 -20.576 0.50 1.80400 46.6
9 56.048 0.05
10 19.337 1.93 1.94595 18.0
11 351.895 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 8.865 2.75 1.49710 81.6
14* -39.282 2.57
15 25.521 0.40 1.80610 33.3
16 9.249 0.80
17* 16.149 2.80 1.49710 81.6
18* -20.284 0.00
19 ∞ (可変)
20 -31.957 0.40 1.50200 58.0
21 22.373 (可変)
22 18.688 2.20 1.53160 55.8
23 -42.690 0.30
24 -30.447 0.50 1.60737 27.0
25 3846.825 0.20
26 98.915 1.20 1.48749 70.2
27 -32.207 (可変)
28 ∞ 1.00 1.51633 64.1
29 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第13面
K =-2.78153e-001 A 4= 3.58043e-006 A 6=-5.74597e-007 A 8=-9.47184e-008
第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.18540e-004 A 6=-6.62032e-006
第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.24109e-005 A 6=-1.82397e-005
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.68288e-005 A 6=-1.08004e-005
各種データ
ズーム比 42.81
焦点距離 4.41 11.82 188.70
Fナンバー 2.88 3.64 6.08
半画角 36.77 18.16 1.18
像高 3.29 3.88 3.88
レンズ全長 86.41 84.89 124.98
BF 7.70 13.67 3.44
d 5 0.65 14.21 58.67
d11 29.76 5.71 0.69
d12 10.62 11.22 0.71
d19 3.00 4.51 10.26
d21 3.83 4.72 20.37
d27 6.04 12.02 1.78
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 77.44
2 6 -9.01
3 13 15.55
4 20 -26.15
5 22 25.12
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 100.857 1.20 1.83400 37.2
2 43.839 4.70 1.49700 81.5
3 -153.423 0.05
4 36.322 3.05 1.48749 70.2
5 111.139 (可変)
6 422.344 0.60 1.83481 42.7
7 7.799 4.40
8 -20.250 0.50 1.80400 46.6
9 49.961 0.05
10 19.470 1.93 1.94595 18.0
11 568.694 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 8.521 2.75 1.49710 81.6
14* -40.517 2.57
15 25.688 0.40 1.83481 42.7
16 9.017 0.60
17* 15.243 2.80 1.49710 81.6
18* -23.049 0.50
19 ∞ (可変)
20 -24.911 0.40 1.60737 27.0
21 26.950 0.20
22 31.107 0.80 1.53160 55.8
23 114.671 (可変)
24* 17.895 2.90 1.53160 55.8
25 -43.600 (可変)
26 ∞ 1.00 1.51633 64.1
27 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第13面
K =-2.78153e-001 A 4= 1.65829e-005 A 6=-2.48705e-006 A 8=-1.05222e-007
第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.74395e-004 A 6=-1.01879e-005
第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.44799e-004 A 6=-1.52215e-005
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.40564e-005 A 6=-5.58969e-006
第24面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.78822e-005 A 6= 1.53993e-007
各種データ
ズーム比 42.98
焦点距離 4.38 10.93 188.09
Fナンバー 3.58 4.13 6.28
半画角 35.98 19.51 1.18
像高 3.18 3.88 3.88
レンズ全長 86.66 85.39 125.88
BF 6.33 13.70 6.68
d 5 0.65 14.54 59.59
d11 29.76 6.71 1.05
d12 10.89 11.26 0.35
d19 4.00 4.50 10.42
d23 4.64 4.29 17.40
d25 4.67 12.04 5.02
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 77.16
2 6 -8.60
3 13 15.90
4 20 -29.00
5 24 24.26
[数値実施例5]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 99.904 1.20 1.83400 37.2
2 43.685 5.20 1.49700 81.5
3 -148.399 0.05
4 36.292 3.40 1.48749 70.2
5 112.594 (可変)
6 305.621 0.60 1.83481 42.7
7 7.797 4.40
8 -19.977 0.50 1.80400 46.6
9 49.748 0.05
10 19.389 1.93 1.94595 18.0
11 329.425 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 8.821 2.75 1.49710 81.6
14* -34.109 2.57
15 25.932 0.40 1.80610 33.3
16 9.215 0.60
17* 15.419 2.80 1.49710 81.6
18* -20.481 0.00
19 ∞ (可変)
20 -18.008 0.40 1.53480 55.7
21 22.324 (可変)
22 24.570 1.00 1.90366 31.3
23 44.064 (可変)
24* 20.783 2.90 1.53160 55.8
25 -13.545 0.30
26 -13.276 0.50 1.63540 23.9
27 -31.868 (可変)
28 ∞ 1.00 1.51633 64.1
29 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第13面
K =-2.78153e-001 A 4=-5.03877e-006 A 6=-2.10411e-006 A 8=-9.22740e-008
第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.60464e-004 A 6=-8.61164e-006
第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.15241e-004 A 6=-9.46935e-006
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.50934e-004 A 6=-2.17869e-006
第24面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.15845e-006 A 6= 6.46551e-008
各種データ
ズーム比 45.11
焦点距離 4.43 11.15 200.00
Fナンバー 2.98 3.60 6.08
半画角 36.61 19.17 1.11
像高 3.29 3.88 3.88
レンズ全長 86.83 85.85 126.85
BF 4.72 13.02 3.82
d 5 0.65 13.86 57.78
d11 29.76 7.33 1.05
d12 10.31 10.38 0.35
d19 4.10 3.98 9.10
d21 0.91 0.99 3.94
d23 4.83 4.74 19.26
d27 3.06 11.37 2.16
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 75.76
2 6 -8.47
3 13 14.99
4 20 -18.57
5 22 60.00
6 24 27.19
Figure 0006544915
次に、各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態について、図12を用いて説明する。
図12において、20はカメラ本体、21は実施例1から5で説明した、いずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、軽量かつ高ズーム比で、全ズーム領域において高い光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L6 第6レンズ群
SP 絞り
G ガラスブロック
IP 像面

Claims (10)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、1つ以上のレンズ群を有し全体として正の屈折力を有する後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記第4レンズ群及び前記後群に含まれるレンズ群のうち1つのレンズ群は、正の屈折力の樹脂レンズと負の屈折力の樹脂レンズを含み、
    前記正の屈折力の樹脂レンズの材料の屈折率をNdkp、アッベ数をνdkp、前記負の屈折力の樹脂レンズの材料の屈折率をNdkn、アッベ数をνdkn、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をft、前記正の屈折力の樹脂レンズの焦点距離をfp、前記負の屈折力の樹脂レンズの焦点距離をfnとするとき、
    50.0<νdkp<70.0
    15.0<νdkn<30.0
    1.500<Ndkp<1.700
    1.500<Ndkn<1.700
    −0.048≦f2/ft<−0.010
    0.28≦|fp/fn|<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記正の屈折力の樹脂レンズの材料の部分分散比をθgFkp、前記負の屈折力の樹脂レンズの材料の部分分散比をθgFknとするとき、
    θgFkp−(−1.667×10−7×νdkp+5.280×10−5×νdkp−5.620×10−3×νdkp+0.737)>0
    θgFkn−(−1.667×10−7×νdkn+5.280×10−5×νdkn−5.620×10−3×νdkn+0.737)>0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    8.0<f1/fw<50.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように、ズーミングに際して前記第1レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズ、正レンズからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記正の屈折力の樹脂レンズと前記負の屈折力の樹脂レンズは、前記後群を構成するレンズ群に含まれ、
    前記第4レンズ群は負の屈折力の樹脂レンズを有し、該負の屈折力の樹脂レンズの材料のアッベ数をνd4n、屈折率をNd4nとするとき、
    50.0<νd4n<70.0
    1.500<Nd4n<1.700
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記後群は、正の屈折力の第5レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群から構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
    −3.00<f4/f5<−0.10
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項またはに記載のズームレンズ。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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