JP7027057B2 - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7027057B2
JP7027057B2 JP2017138881A JP2017138881A JP7027057B2 JP 7027057 B2 JP7027057 B2 JP 7027057B2 JP 2017138881 A JP2017138881 A JP 2017138881A JP 2017138881 A JP2017138881 A JP 2017138881A JP 7027057 B2 JP7027057 B2 JP 7027057B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot hand
substrate
chamber
cooling
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017138881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019019377A (ja
Inventor
佳詞 藤井
真也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2017138881A priority Critical patent/JP7027057B2/ja
Publication of JP2019019377A publication Critical patent/JP2019019377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7027057B2 publication Critical patent/JP7027057B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は、相互に隔絶可能に連結された第1室と第2室との間で、ロボットハンドを有する搬送ロボットにより基板を搬送する基板搬送装置に関する。
従来、処理すべき基板に対し、真空雰囲気中にて成膜処理、熱処理やエッチング処理といった各種処理を順次施す真空処理装置として、搬送ロボットを有する中央の搬送室と、この搬送室を囲うように配置される複数の処理室とを備える所謂クラスターツールが知られている(例えば、特許文献1参照)。真空雰囲気中にて搬送室を経由した各処理室の間で基板を搬送する搬送ロボットとしては、例えば基板の搬送によって律速されないように、2個のロボットハンドを備える所謂フログレック式のものが用いられる。このものは、一般に、同心に配置された回転軸と、各回転軸にリンク機構を介して連結される複数本のロボットアームとを有し、これらロボットアームの先端にギアボックスを介してロボットハンドが夫々設けられている。そして、予め設定されるシーケンスに従って、回転軸の回転角及び回転方向を適宜制御することで各ロボットハンドが伸縮及び旋回して各処理室の間で基板が搬送され、1枚の基板に対して各処理室にて各種の真空処理が順次施されていく。
ところで、各処理室で実施される処理の中には、処理すべき基板を所定温度(例えば、250℃)に加熱して処理を施すために、各処理室で当該基板を保持するステージ自体を所定温度に加熱する場合がある。このような場合に、一方のロボットハンドにより処理済みの基板を受け取りに行くと、ステージに対峙する位置にロボットハンドがあるときには、ステージからの輻射熱でロボットハンドが昇温し、ステージから受け取って次の処理室に基板を搬送する間には、処理時に加熱された基板からの伝熱と輻射熱でロボットハンドが更に昇温する。一方、次の処理室に基板を受け渡した後、例えばロボットハンドが搬送室に存する搬送ロボットの待機位置にあっても、気体を介する熱伝導のない真空雰囲気ではロボットハンドが然程降温しない。このため、基板搬送のシーケンスによっては、一方のロボットハンドが繰り返し熱を受ける場合があり、このとき、当該ロボットハンドが高い温度で保持され、熱の影響で搬送ロボットの円滑な作動が妨げられる虞がある。
また、各処理室で実施される処理の中には、処理すべき基板に対して、テルルなどの蒸気圧の高い材料を含む合金を成膜する場合がある。このような場合、一方のロボットハンドにより処理済みの基板を受け取りに行く際、当該ロボットハンドの温度が高いと、ステージから受け取って次の処理室に基板を搬送する間でも、基板からロボットハンドに殆ど熱引きせず、結果として、折角基板表面に成膜した材料が次の処理室に受け渡す前に気化し、合金の組成が所望の数値から外れてしまうという問題も生じる虞がある。
特開2016-92330号公報
本発明は、以上の点に鑑み、ロボットハンドが繰り返し熱を受ける場合でも、ロボットハンドが高温に保持されることを防止することができる基板搬送装置を提供することをその課題とするものである。
また、上記課題を解決するために、相互に隔絶可能に連結された第1室と第2室とのいずれか一方に配置されたロボットハンドを有する搬送ロボットを備え、この搬送ロボットにより第1室と第2室との間で基板を搬送する本発明の基板搬送装置は、ロボットハンドの移動経路に、輻射及び/又は伝熱によるロボットハンドの冷却を可能とする冷却部が配置され、第1室と第2室との間に両室の雰囲気を隔絶する仕切弁装置が介設され、この仕切弁装置の内部に前記冷却部を配置したことを特徴とする。
本発明によれば、例えば冷却パネルのような冷却部によって冷却されたロボットハンドで基板を受け取るため、基板からロボットハンドへと効率良く熱引きされる。また、輻射によるロボットハンドの冷却が所望の時間に終了しない場合は、冷却部とロボットハンドが接触する位置へロボットハンドを移動し、伝熱によるロボットハンドの冷却によって冷却速度を向上させてもよい。この場合、冷却部を、パネル形状よりも熱容量の大きいブロック形状のもので構成することが好ましい。輻射により熱交換の効果を高めるために、ロボットハンドが金属製である場合には、TiNコートを施すことが好ましく、ロボットハンドがセラミックス製である場合には、SiCやAlN等の輻射率の高い材料を選択することが好ましい。特に、SiCは熱伝導率が高く、ロボットハンドの温度が不均一であることに起因する歪みが発生しにくいため、好ましい。また、本発明によれば、第1室と第2室との間に両室の雰囲気を隔絶する仕切弁装置が介設され、この仕切弁装置の内部に前記冷却パネルを配置することで、ロボットハンドが仕切弁装置を通過するときにロボットハンドを冷却することができる。
本発明においては、前記冷却部は厚み方向に貫通する貫通孔を有し、この貫通孔を通してロボットハンドから放射される赤外線の強度を基にロボットハンドの温度を測定する温度検知手段を更に備えることが好ましい。これによれば、温度検知手段によりロボットハンドの温度を測定しながらロボットハンドを冷却することができる。また、冷却部の温度上昇および一定温度制御中の冷却手段の消費電力など、ロボットハンドの放射熱量に関する情報を基にロボットハンドの温度を計算しながらロボットハンドを冷却してもよい。この場合、過冷却によりロボットのベアリング潤滑剤の機能低下、熱収縮、熱膨張のサイクルによる劣化を起こす場合があるので、冷却温度下限を管理して過冷却を回避することが好ましい。
本発明の実施形態の基板搬送装置を適用したクラスターツールを説明する図。 図1に示すII-II線に沿う拡大断面図。
以下、図面を参照して、クラスターツールで構成された真空処理装置に組み付けられるものを例に、本発明の実施形態の基板搬送装置について説明する。
図1に示すように、真空処理装置たるスパッタリング装置Mは、基板Wを保持する搬送ロボットRが配置される中央の搬送室Tと、この搬送室Tを囲うように配置される処理室C1,C2及びロードロック室L1,L2とを備える。これら搬送室T、ロードロック室L1,L2及び処理室C1,C2は、図示省略の真空ポンプにより夫々真空引きできるようになっている。搬送ロボットRとしては、2個のロボットハンドを備える所謂フログレッグ式のものが用いられる。この搬送ロボットRは、図示省略の2個のモータを有し、同心に配置された各モータの回転軸11a,11bにロボットアーム12a,12bが図示省略のリンク機構を介して連結され、ロボットアーム12a,12bの先端に図示省略のギアボックスを介してロボットハンド13a,13bが夫々設けられている。そして、予め設定されるシーケンスに従って、回転軸11a,11bの回転角及び回転方向を適宜制御することで、ロボットハンド13a,13bが伸縮及び旋回して各処理室の間で基板Wが搬送され、1枚の基板に対して各処理室にて各種の真空処理が順次施されていく。
搬送室Tとロードロック室L1,L2及び処理室C1,C2とは、仕切弁装置IVを介してそれぞれ連結され、各室が相互に隔絶できるようになっている。仕切弁装置IVは、弁箱21と、弁箱21内で往復動自在に設けられる弁体22とを備える。以下においては、弁体22の往復動方向をZ軸方向、このZ軸方向に直交する同一平面内で互いに直交する方向をX軸方向及びY軸方向として説明する。弁箱21のX軸方向の互いに対向する壁面部分には、ロボットハンド13a,13b及びロボットアーム12a,12bの通過を許容する透孔21a,21aが夫々開設されている。弁体22が下動位置に移動した状態では、これらの透孔21a,21aを通じて搬送室Tと処理室C1とが連通し、搬送室Tと処理室C1との間で基板Wの搬送が可能となる。
次に、処理室C1について説明すると、処理室C1を画成する真空チャンバ1の底壁には、排気口30が設けられ、この排気口30には真空ポンプPに通じる排気管が接続され、処理室C1内を真空引きできるようになっている。真空チャンバ1の側壁にはガス源に通じるガス管31が接続され、このガス管31に介設された図示省略のマスフローコントローラにより、Arなどの希ガスからなるスパッタガス(反応性スパッタリングを行うときには、酸素ガスなどの反応ガスを含む)を処理室C1内に所定流量で導入できるようになっている。真空チャンバ1の天井部には、成膜しようとする薄膜の組成に応じて適宜選択される材料で作製されたターゲット32が配置され、ターゲット32の上面にはボンディング材を介してバッキングプレート33が接合され、成膜時にターゲット32が冷却されるようになっている。ターゲット32には、公知の構造を有するスパッタ電源Eの出力が接続され、スパッタリング時、ターゲット32に負の電位を持った直流電力や交流電力が投入されるようになっている。バッキングプレート33の上方には、ターゲット32の下面(スパッタ面)の下方空間に磁場を発生させる公知構造を有する磁石ユニット34が配置され、ターゲット32からのスパッタ粒子を効率よくイオン化できる。真空チャンバ1の底部には、ターゲット32に対向させてステージ35が配置され、基板Wがその成膜面を上側にして位置決め支持されるようにしている。ステージ35には、例えば抵抗加熱式の加熱手段35aが内蔵され、成膜中に基板Wを加熱できるようになっている。尚、ステージ35には、図示省略の冷媒循環用の通路が穿設されており、ステージ35を冷却することもできる。また、処理室C1内には、上下の防着板36u,36dが配置され、真空チャンバ1の内壁面にスパッタ粒子が付着しないようにしている。下側の防着板36dには、図示省略のシール手段を介して真空チャンバ1の底板を貫通する駆動手段37の駆動軸が接続されており、駆動軸を駆動することで、防着板36dを、図中仮想線で示す成膜位置と、実線で示す搬送位置との間で上下動させることができる。
上記スパッタリング装置Mは、マイクロコンピュータやシーケンサ等を備えた公知の制御手段Cuを有し、搬送ロボットRの稼働、駆動手段37の作動、マスフローコントローラの稼働及び真空ポンプPの稼働、スパッタ電源Eの稼働等を統括制御するほか、後述する温度検知手段5により測定された温度や消費電力検出部44により検出された消費電力から算出された温度からロボットハンド13a,13bによる基板Wの受け取りを許可する。以下、上記真空処理装置Mを用い、処理室C1から搬送室Tに基板Wを搬送する本実施形態の基板搬送方法を適用した真空処理方法について説明する。
先ず、大気中でロードロック室L1に基板Wを投入し、ロードロック室L1を真空引きした後、搬送ロボットRによりロードロック室L1から搬送室Tに基板Wを搬送する。次いで、防着板36dを搬送位置に下降させた状態で搬送室Tから処理室C1のステージ35上に基板Wを搬送した後、防着板36dを成膜位置に上昇させる。そして、処理室C1内の圧力が所定の圧力(例えば、1×10-5Pa)に達すると、マスフローコントローラを制御してアルゴンガスを所定流量で導入し(このとき、処理室1aの圧力が0.01~30Paの範囲となる)、スパッタ電源Eからターゲット32に電力投入して真空チャンバ1内にプラズマを形成する。これにより、ターゲット32をスパッタリングし、飛散したスパッタ粒子を基板W表面に付着、堆積させることにより、基板W表面に薄膜を成膜する。成膜中、加熱手段35aによりステージ35を加熱することで、基板Wを所定温度に加熱することができる。所定時間成膜を行った後、電力投入を停止すると共にアルゴンガスの導入を停止する。
処理室C1で処理済みの基板Wは、ロボットハンド13aにより搬送室Tに搬送される。そして、ロボットハンド13bにより未処理の基板Wが、搬送室Tから処理室C1に搬送され、処理室C1での処理を開始する。搬送室Tに搬送された処理済みの基板Wは、ロボットハンド13aにより処理室C2に搬送され、処理室C2にて、処理室C1で行われる処理とは異なる真空処理が施される。処理室C2での真空処理が終了すると、処理済みの基板Wはロードロック室L2に搬送され、ロードロック室L2を大気圧までベントした後、基板Wが取り出される。このように、1枚の基板Wに対して各処理室C1,C2にて各種の真空処理が順次施される。
ところで、処理室C1で処理済みの基板Wをロボットハンド13aにより受け取るとき、ステージ35からの輻射熱でロボットハンド13aが昇温し、ステージ35から受け取った基板Wを次の処理室C2に搬送する間には、処理時に加熱された基板Wからの伝熱と輻射熱でロボットハンド13aが更に昇温する。処理室C2に基板Wを受け渡した後のロボットハンド13aを搬送室T内の処理室C1を指向する位置(以下「待機位置」という)に移動させ、当該待機位置にてロボットハンド13aが待機する間、ロボットハンド13aは然程降温しない。
そこで、本実施形態では、上記待機位置に存するロボットハンド13aの上下に隙間を存して冷却部としての2枚の冷却パネル41a,41bを対向配置した。冷却パネル41aの下面は、搬送室Tの底壁面から立設させた保持部42aに連結され、冷却パネル41bの上面は、搬送室Tの上壁面から垂設させた保持部42bに連結されている。冷却パネル41a,41bの固定方法は、これに限定されない。冷却パネル41a,41bの表面は、冷凍機等の冷却手段43により-100℃以下の温度に冷却される。冷却手段43としては公知のものを用いることができるため、ここでは詳細な説明を省略する。これらの冷却パネル41a,41bの輻射により、処理室C1で基板Wを受け取る前のロボットハンド13aを所定温度以下(例えば、60℃)に冷却できる(冷却工程)。冷却パネル41bには厚み方向に貫通する貫通孔41hが開設されている。この貫通孔41hを通してロボットハンド13aから放射される赤外線の強度を基にロボットハンド13aの温度を測定する温度検知手段5としての赤外線温度センサが、搬送室Tの上壁に埋め込まれている。これによれば、温度検知手段5によりロボットハンド13aの温度を測定し(測定工程)、測定した温度が所定温度以下(例えば、60℃)になったときに、ロボットハンド13aによる基板Wの受け取りを許可することで、ロボットハンド13aが繰り返し熱を受ける場合でも、ロボットハンド13aが高い温度で保持されることを防止することができる。
尚、冷却手段43の消費電力(つまり、ロボットハンド13aを冷却するために消費された電力)を検出する消費電力検出部45を設け(図2参照)、一定温度制御中に検出した消費電力が所定範囲内になったときに、ロボットハンド13aが冷却されたとみなして、ロボットハンド13aによる基板Wの受け取りを許可するように構成してもよい。また、冷却パネル41aから放射される赤外線の強度を基に冷却パネル41aの温度を測定する第2温度検知手段6としての赤外線温度センサを搬送室Tの下壁に埋め込み、ロボットハンド13aの温度と冷却パネル41aの温度との相関を予め取得しておき、冷却パネル41aの測定温度が所定範囲内となったときに、ロボットハンド13aが冷却されたとみなして、ロボットハンド13aによる基板Wの受け渡しを許可するように構成してもよい。この場合、過冷却により搬送ロボットRのベアリング潤滑剤の機能低下、熱収縮、熱膨張のサイクルによる劣化を起こす場合があるので、冷却温度下限を管理して過冷却を回避することが好ましい。
また、処理室C1にて例えばテルルなどの蒸気圧の高い材料が成膜される場合でも、処理室C1内に基板Wを受け取りに行くロボットハンド13aの温度が所定温度以下と低いため、ステージ35から受け取った基板Wを処理室C2に搬送する間に、基板Wからロボットハンド13aに熱引きし、その結果として、処理室C1で成膜した材料が、基板Wを処理室C2に受け渡す前に気化することを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。上記実施形態では、基板Wを受け取る前にロボットハンド13a,13bを冷却する場合について説明したが、基板Wを受け取った後にロボットハンド13a,13bを冷却してもよい。また、上記実施形態では、搬送室T内の上記待機位置に2枚の冷却パネル41a,41bを配置する場合を例に説明したが、ロボットハンド13a,13bの移動経路に配置すればよく、例えば、仕切弁装置IVの内部に配置することもできる。この場合、ロボットハンド13a,13bが仕切弁装置IVを通過するときにロボットハンド13a,13bを冷却することができる。また、処理室C2内に冷却パネルを配置し、処理室C2内でロボットハンド13a,13bが待機する間に冷却してもよい。また、配置する冷却パネルの数は、特に限定されず、処理室C1,C2での処理温度や処理時間などを考慮して適宜設定することができる。ロボットハンド13a,13bの移動経路の複数箇所に(例えば、ロボットハンド13a,13bが処理室C2に指向する他の待機位置にも)冷却パネルを配置してもよい。
上記実施形態では、複数の処理室C1,C2を備える場合を例に説明したが、3つ以上の処理室を備える場合にも本発明を適用することができる。
上記実施形態では、温度検知手段5の測定温度が所定温度以下の場合に、ロボットハンド13aによる基板Wの受け取りを許可しているが、温度検知手段5を必ずしも設ける必要はない。この場合、ロボットハンド13aが待機位置に存する時間とロボットハンド13aの温度との関係を予め取得しておけば、ロボットハンド13aの温度を推定することができ、推定温度が所定温度以下の場合に許可するようにすればよい。
上記実施形態では、冷却部たる2枚の冷却パネル41a,41bの間で輻射によりロボットハンド13aを冷却しているが、輻射によるロボットハンド13aの冷却が所望の時間に終了しない場合には、冷却パネル41a,41bのいずれか一方に接触する位置へロボットハンド13aを上動又は下動し、伝熱によりロボットハンド13aを冷却するように構成してもよい。これによれば、ロボットハンド13aの冷却速度を向上させることができ、有利である。この場合、ロボットハンド13aが接触する冷却部の熱容量を大きくすることが好ましく、例えば、当該冷却部をパネル形状ではなくブロック形状(冷却ブロック)で構成することができる。
また、輻射により熱交換の効果を高めるために、ロボットハンド13a,13bが金属製である場合には、TiNコートを施すことが好ましく、ロボットハンド13a,13bがセラミックス製である場合には、SiCやAlN等の輻射率の高い材料を選択することが好ましい。特に、SiCは熱伝導率が高く、ロボットハンド13a,13bの温度が不均一であることに起因する歪みが発生しにくいため、好ましい。
C1…処理室(第2室)、IV…仕切弁装置、R…搬送ロボット、T…搬送室(第1室)、W…基板、13a,13b…ロボットハンド、41a,41b…冷却パネル(冷却部)、41h…貫通孔、43…冷却手段、44…消費電力検出部、5…赤外線温度センサ(温度検知手段)、6…赤外線温度センサ(第2温度検知手段)。

Claims (6)

  1. 相互に隔絶可能に連結された第1室と第2室とのいずれか一方に配置されたロボットハンドを有する搬送ロボットを備え、この搬送ロボットにより第1室と第2室との間で基板を搬送する基板搬送装置であって、ロボットハンドの移動経路に、輻射及び/又は伝熱によるロボットハンドの冷却を可能とする冷却部が配置されるものにおいて、
    第1室と第2室との間に両室の雰囲気を隔絶する仕切弁装置が介設され、この仕切弁装置の内部に前記冷却部を配置したことを特徴とする基板搬送装置
  2. 記ロボットハンドは、TiNコートが施された金属製またはSiC製またはAlN製
    であることを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 前記冷却部は厚み方向に貫通する貫通孔を有し、この貫通孔を通してロボットハンドから放射される赤外線の強度を基にロボットハンドの温度を測定する第1温度測定手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の基板搬送装置。
  4. 前記冷却部の温度を測定する第2温度測定手段を更に備えることを特徴とする請求項1~に記載の基板搬送装置。
  5. 前記冷却部を冷却する冷却手段と、
    前記冷却手段の消費電力を検出する消費電力検出部とを更に備えることを特徴とする請求項1~のいずれか1項記載の基板搬送装置。
  6. 前記冷却部の熱容量は、前記ロボットハンドの熱容量より大きいことを特徴とする請求項1~のいずれか1項記載の基板搬送装置。
JP2017138881A 2017-07-18 2017-07-18 基板搬送装置 Active JP7027057B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017138881A JP7027057B2 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 基板搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017138881A JP7027057B2 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 基板搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019019377A JP2019019377A (ja) 2019-02-07
JP7027057B2 true JP7027057B2 (ja) 2022-03-01

Family

ID=65353996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017138881A Active JP7027057B2 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 基板搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7027057B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7057442B2 (ja) 2018-11-16 2022-04-19 株式会社アルバック 真空処理装置
JP6857675B2 (ja) * 2019-03-06 2021-04-14 株式会社Kokusai Electric 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
JP7336915B2 (ja) * 2019-08-20 2023-09-01 株式会社ニューフレアテクノロジー 真空装置
JP7249989B2 (ja) * 2020-12-16 2023-03-31 日本電子株式会社 荷電粒子線装置
CN118130375A (zh) * 2024-02-28 2024-06-04 哈尔滨工业大学 沉积反应基团的多光谱综合监测装置及方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004169933A (ja) 2002-11-15 2004-06-17 Tokyo Electron Ltd 処理装置用のチラー制御方法及びチラー制御装置
JP2007049157A (ja) 2005-08-11 2007-02-22 Advanced Micro-Fabrication Equipment Inc Asia 半導体ワークピースのローディング・アンローディング装置、そのローディングとアンローディング方法、及びそれを用いた半導体ワークピースの交換方法
JP2010084204A (ja) 2008-09-30 2010-04-15 Canon Anelva Corp 保持装置、基板処理装置及び表示素子の製造方法
JP2010162611A (ja) 2009-01-13 2010-07-29 Ulvac Japan Ltd 相対ティーチング方法
JP2012031504A (ja) 2010-06-29 2012-02-16 Canon Anelva Corp 冷却装置および加熱装置
WO2012053171A1 (ja) 2010-10-20 2012-04-26 株式会社アルバック 真空処理装置
JP2013115403A (ja) 2011-12-01 2013-06-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 基板の温度計測装置及び方法、基板の温度調整装置及び方法
JP2017069314A (ja) 2015-09-29 2017-04-06 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法、プログラム
JP2017092267A (ja) 2015-11-11 2017-05-25 東京エレクトロン株式会社 基板載置機構および基板処理装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04199730A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Toshiba Corp 搬送装置
JPH0786371A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送装置
JPH07147311A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Tokyo Electron Ltd 搬送アーム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004169933A (ja) 2002-11-15 2004-06-17 Tokyo Electron Ltd 処理装置用のチラー制御方法及びチラー制御装置
JP2007049157A (ja) 2005-08-11 2007-02-22 Advanced Micro-Fabrication Equipment Inc Asia 半導体ワークピースのローディング・アンローディング装置、そのローディングとアンローディング方法、及びそれを用いた半導体ワークピースの交換方法
JP2010084204A (ja) 2008-09-30 2010-04-15 Canon Anelva Corp 保持装置、基板処理装置及び表示素子の製造方法
JP2010162611A (ja) 2009-01-13 2010-07-29 Ulvac Japan Ltd 相対ティーチング方法
JP2012031504A (ja) 2010-06-29 2012-02-16 Canon Anelva Corp 冷却装置および加熱装置
WO2012053171A1 (ja) 2010-10-20 2012-04-26 株式会社アルバック 真空処理装置
JP2013115403A (ja) 2011-12-01 2013-06-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 基板の温度計測装置及び方法、基板の温度調整装置及び方法
JP2017069314A (ja) 2015-09-29 2017-04-06 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法、プログラム
JP2017092267A (ja) 2015-11-11 2017-05-25 東京エレクトロン株式会社 基板載置機構および基板処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019019377A (ja) 2019-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7027057B2 (ja) 基板搬送装置
JP6559347B2 (ja) 保持装置
TWI596223B (zh) 成膜裝置
JPWO2015072086A1 (ja) 基板処理装置および方法
TW202137372A (zh) 腔室部件的表面剖析與紋理化
US20210079514A1 (en) Sputtering Method and Sputtering Apparatus
TWI795492B (zh) 具有主動溫度控制的沉積處理系統及相關方法
WO2020136964A1 (ja) 真空処理装置
KR20120107011A (ko) 스퍼터링 장치의 생산 복귀 방법
US11618950B2 (en) Coating processes for vacuum chamber arrangements and apparatus thereof
JP6997863B2 (ja) 真空処理装置
KR101849755B1 (ko) 냉각 장치
JP7290413B2 (ja) 真空処理装置
JP6513514B2 (ja) 温度測定方法
JP2004037044A (ja) Fpd用真空加熱炉
JP5186300B2 (ja) 冷却室
JP2014055558A (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
Odinokov et al. Small-scale Vacuum System for Deposition of Multilayer Metallic Films MVU TM–Magna 3M”
GB2246793A (en) Deposition employing fluidised bed
JP2021066895A (ja) 成膜方法
JP2000239828A (ja) セラミックス被覆の製造方法およびセラミックス被覆部材
JP2013197401A (ja) ロードロックチャンバ
JP2016014175A (ja) 成膜装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210907

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7027057

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150