JP7026552B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関するものである。
従来から、枠体と、枠体内に設けられた障子と、を備え、障子が枠体に設けられた滑車を介してワイヤーにより拘束されるように構成された突出し窓や外倒し窓等の建具が知られている(例えば、下記の特許文献1参照)。
実開平02-91883号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような建具では、ワイヤーや滑車等の枠体の角部に取り付けられた部材(以下、コーナー部材と称する。)が障子に接触すると、障子の開閉時に異音が発生したり、コーナー部材や障子が破損したりする虞がある。
また、特に、障子の縦框の上下端面にそれぞれ上框及び下框が連結された、いわゆる横通し(横勝ち)の框体では、コーナー部材の設置スペースを確保するために、縦枠や縦框の見付け面の幅(左右方向に沿う面の幅)を幅広にする必要があり、意匠性が悪いという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、枠体の角部に取り付けられた部材と障子との干渉を抑制することができる建具を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る建具は、四方枠状に形成された枠体と、該枠体内に開閉可能に設けられ、框体を有する障子と、前記枠体の角部の内周面に設けられた滑車と、該滑車に掛けられた線状部材と、を備え、前記框体は、上下方向に離間して配置された一対の横框と、該一対の横框の左右方向の各端部どうしを連結する縦框と、を有し、前記縦框の上端部は前記一対の横框のうち上側に配置された上框に当接配置されるとともに、前記縦框の下端部は前記一対の横框のうち下側に配置された下框に当接配置され、前記上框の左右方向の両端部及び前記下框の左右方向の両端部の少なくとも一箇所には、左右方向の中央側に凹む凹部が形成され、前記障子は、前記線状部材により、開閉可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成された建具は、縦框の上端部は上框に当接配置されるとともに、縦框の下端部は下框に当接配置された、いわゆる横通し(横勝ち)の框体を有している。
この建具において、上框の左右方向の両端部及び下框の左右方向の両端部の少なくとも一箇所に、左右方向の中央側に凹む凹部が形成されている。よって、枠体の角部の内周面に部材を取り付けて当該部材を凹部に配置可能であるため、枠体の角部に取り付けられた部材と上框及び下框の少なくとも一方との干渉を抑制することができる。
また、障子は、滑車に掛けられた線状部材により、開閉可能に構成されている。この建具において、滑車は枠体の角部に設けられた滑車及び滑車に掛けられた線状部材が凹部に配置可能であり、滑車及び線状部材と上框及び下框の少なくとも一方との干渉を抑制することができる。
本発明に係る建具によれば、枠体の角部に取り付けられた部材と障子との干渉を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る建具が閉じた状態を屋外側から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る建具が開いた状態を屋外側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建具の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る建具の横断面図である。 本発明の一実施形態に係る建具の枠体の上部の角部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建具の框体の上部角部及び滑車を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る建具の上框を上方から見た図である。 本発明の一実施形態に係る建具の框体の下部角部及び滑車を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具の一例として段窓について、図1から図8に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具が閉じた状態を屋外側から見た正面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る建具が開いた状態を屋外側から見た斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態による段窓100は、建築物に形成された開口部に取り付けられる段窓枠体1と、段窓枠体1内の上側に配置された突出し窓2と、段窓枠体1内の下側に配置されたFIX窓(嵌め殺し窓)3と、を備えている。突出し窓2は、障子2Aの上端部を中心にして下端部を屋内外方向に回動させて段窓枠体1内を開放し、後述する開閉機構5(図2参照。以下同じ。)により開閉が可能な、いわゆる排煙窓である。
なお、以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向を屋内外方向と称する。また、開口部が壁部を貫通する方向(壁部に対向する方向)から見た際の左側と右側を結ぶ水平方向を左右方向と称する。
段窓枠体1は、左右方向に延在する上枠11及び下枠12と、上枠11の両端部と下枠12の両端部とをそれぞれ連結し上下方向に延在する縦枠13と、各縦枠13の上下方向の中間どうしを連結する無目14(図2参照。以下同じ。)と、有している。
FIX窓3は、無目14、下枠12及び縦枠13の下部により形成された四方枠15の内部に嵌め込まれた窓ガラス18を有している。
以下において、突出し窓2の構成について説明する。
突出し窓2は、上枠11、無目14及び縦枠13の上部により形成された四方枠(枠体)16の内部に配置された障子2Aを有している。
障子2Aは、四方枠状に形成された框体20と、框体20内に嵌め込まれた窓ガラス28と、を有している。
図3は、段窓100の縦断面図である。図4は、段窓100の突出し窓2部分の横断面図である。
図3及び図4に示すように、框体20は、左右方向に延在する上框(横框)21及び下框(横框)22と、上框21の両端部と下框22の両端部とをそれぞれ連結し上下方向に延在する縦框23と、有している。
上框21、下框22及び縦框23における窓ガラス28に対向する側には、それぞれ窓ガラス28から離間する方向に凹むガラス溝27が形成されている。ガラス溝27内に、窓ガラス28の周縁部が配置されている。下框22、縦框23の屋外側には、それぞれ下押縁32、縦押縁33が設けられ、窓ガラス28の周縁部を屋内側に押圧している。
図1及び図2に示すように、各縦框23の上端部は、上框21の左右方向の端部の下端部に連結されている。各縦框23の下端部は、下框22の左右方向の端部の上端部に連結されている。各縦押縁33の上端部は、上框21の左右方向の端部の下端部に連結されている。各縦押縁33の下端部は、下押縁32の左右方向の端部の上端部に連結されている。つまり、上框21及び下框22がそれぞれ縦框23に勝つ、いわゆる横通し(横勝ち)で框体20は組まれている。
図4に示すように、縦框23の屋外側には、縦枠13側を向く面に気密材109が設けられている。気密材109は、縦枠13に当接可能とされている。
次に、障子2Aを開閉させる開閉機構5の構成について説明する。
図2に示すように、開閉機構5は、転向滑車(滑車)501,502と、枠滑車511,512と、障子滑車521,522と、ワイヤー(線状部材)Wと、操作ボックス530と、ダンパー540と、を有している。
転向滑車501は、四方枠16の上部角部の内周面、詳細には上枠11の左右方向の一方側(本実施形態では、屋外側から見て右側)の端部に取り付けられている。図3(図3ではワイヤーWの図示を省略している)に示すように、転向滑車501は、上枠11における上框21の上方に配置された下面板部104に取り付けられている。
図5は、四方枠16の上部角部を示す斜視図である。
図3及び図5に示すように、転向滑車501は、下面板部104に固定されたケース部504と、屋内外方向を軸線方向として回転可能にケース部504に保持された滑車部505と、を有している。
図3に示すように、転向滑車502は、四方枠16の下部角部の内周面、詳細には無目14の左右方向の一方側の端部に取り付けられている。転向滑車502は、無目14における下框22の下方に配置された上面板部141に取り付けられている。転向滑車502は、上面板部141に固定されたケース部506と、屋内外方向を軸線方向として回転可能にケース部506に保持された滑車部507と、を有している。
枠滑車511,512は、無目14の左右方向の中間にそれぞれに取り付けられている(枠滑車512は図2参照)。枠滑車511,512は、左右方向に離間して配置されている。枠滑車511は、枠滑車512よりも転向滑車502に近接する側(本実施形態では、屋外側から見て右側)に配置されている。枠滑車511,512は、無目14の上面板部141に取り付けられている。枠滑車511,512は、上面板部141に固定されたケース部514と、上下方向を軸線方向として回転可能にケース部514に保持された滑車部515と、を有している。
障子滑車521,522は、下框22の左右方向の中間にそれぞれに取り付けられている(障子滑車522は図2参照)。障子滑車521,522は、左右方向に離間して配置されている。障子滑車521は、障子滑車522よりも、障子2Aが閉じた状態で転向滑車502に近接する側(本実施形態では、屋外側から見て右側)に配置されている。障子滑車521,522は、下框22における無目14の上方に配置される下部框部224に取り付けられている。障子滑車521,522は、下部框部224に固定されたケース部524と、上下方向を軸線方向として回転可能にケース部524に保持された滑車部525と、を有している。
図2に示すように、ワイヤーWは、一端部が無目14に止着され、枠滑車512,障子滑車522,521、枠滑車511、転向滑車502,501の順に掛けられて、他端部が操作ボックス530内に繰り出し可能に設けられている。ワイヤーWには、障子2Aを閉じる閉方向の張力が付与されている。
本実施形態では、操作ボックス530は、突出し窓2の左右方向の他方側(本実施形態では、屋外側から見て左側)の壁部等に設けられている。操作ボックス530には、ボタンやハンドル等の操作部(不図示。以下同じ。)の操作により、ワイヤーWの繰り出し及び巻き取りを可能とする操作機構(不図示。以下同じ。)が設けられている。
ダンパー540は、各縦枠13と対応する各縦框23との間に設けられている。ダンパー540は、障子2Aを開く開方向の力が付与されている。
転向滑車501,502が設けられる箇所、つまり左右方向の端部では、上框21及び下框22が、転向滑車501,502及びワイヤーWと干渉しない構成とされている。
上框21の構成について説明する。
図3に示すように、上框21は、第1框上板部201と、傾斜框板部202と、第2框上板部203と、外側框板部204と、内側框板部205と、第1框下板部206と、第2框下板部207と、溝形成部208と、を有している。本実施形態では、上框21はアルミニウム等の金属部材で構成されている。
第1框上板部201は、板状に形成されている。第1框上板部201は、板面を上下方向に向けて配置されている。
傾斜框板部202は、第1框上板部201の屋内側の端部に接続され、下方に向かうにしたがって次第に屋内側に傾斜するように設けられている。傾斜框板部202の上端部は、第1框上板部201の上面よりも上方に突出している。
第2框上板部203は、傾斜框板部202の屋内側の端部から屋内側に向かって延びている。第2框上板部203は、板状に形成されている。第2框上板部203は、板面を上下方向に向けて配置されている。
第1框上板部201、傾斜框板部202及び第2框上板部203は、上框21の上面を構成している。第1框上板部201、傾斜框板部202及び第2框上板部203は、上枠11の下面板部104の下方に空間部S1を有して配置されている。
外側框板部204は、第1框上板部201の屋外側の端部から鉛直下方に延び、上下方向の中間部では下方に向かうにしたがって次第に屋外側に向かうように傾斜し、下端部では鉛直下方に延びている。
内側框板部205は、第2框上板部203の屋内側の端部から下方に延びている。内側框板部205は、板状に形成されている。内側框板部205は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
第1框下板部206は、外側框板部204の下端部から屋内側に向かって延びている。第1框下板部206は、板状に形成されている。第1框下板部206は、板面を上下方向に向けて配置されている。
第2框下板部207は、内側框板部205の下端部から屋外側に向かって延びている。第2框下板部207は、板状に形成されている。第2框下板部207は、板面を上下方向に向けて配置されている。
溝形成部208は、第1框下板部206と第2框下板部207との間に設けられている。溝形成部208は、上方に凹む形状をなしている。溝形成部208は、窓ガラス28の周縁部が配置されるガラス溝27を構成している。
図6は、突出し窓2の框体20の上部角部及び転向滑車501を示す斜視図である。図7は、突出し窓2の上框21を上方から見た図である。なお、図7において、後述するエンドキャップ210を二点鎖線で示している。
図6及び図7に示すように、上框21の屋内側の部分において、左右方向の両端部(図6では左右方向の一方の端部を図示)21a(図7参照。以下同じ。)には、左右方向の中央側に凹む凹部(図7参照。以下同じ。)e1が形成されている。
図7に示すように、上框21の端部21aは、上框21の他の部分の端部21b(図7参照。以下同じ。)よりも左右方向の中央側に配置されている。本実施形態では、上框21の端部21aは、第1框上板部201(図3参照。以下同じ。)の屋内側の部分、内側框板部205及び第2框下板部207(図3参照。以下同じ。)における左右方向の端部である。
図6に示すように、上框21の左右方向の両端部には、それぞれエンドキャップ210が嵌め込まれている。
エンドキャップ210は、上框21の端部21a,21bに対応した形状をなしている。エンドキャップ210は、見込み面キャップ部211と、見付け面キャップ部212と、凹部キャップ部213と、周縁キャップ部214と、を有している。
見込み面キャップ部211は、上框21の端部21bに沿って配置されている。見込み面キャップ部211は、板状に形成されている。見込み面キャップ部211は、板面を左右方向に向けて配置されている。
見付け面キャップ部212は、見込み面キャップ部211の屋内側の端部に接続されている。見付け面キャップ部212は、見込み面キャップ部211の屋内側の端部から左右方向の中央側に延びている。見付け面キャップ部212は、板状に形成されている。見付け面キャップ部212は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
凹部キャップ部213は、上框21の端部21aに沿って配置されている。凹部キャップ部213は、見込み面キャップ部211よりも左右方向の中央側に配置されている。
凹部キャップ部213は、見付け面キャップ部212の左右方向の中央側の端部に接続されている。凹部キャップ部213は、見付け面キャップ部212の左右方向の中央側の端部から屋内側に延びている。凹部キャップ部213は、板状に形成されている。凹部キャップ部213は、板面を左右方向に向けて配置されている。
周縁キャップ部214は、見込み面キャップ部211、見付け面キャップ部212及び凹部キャップ部213の周縁部から、上框21の外周面に沿って延びている。
本実施形態では、転向滑車501は、上框21の凹部e1よりも僅かに上方に配置されている。換言すると、転向滑車501は、上框21の端部21aに沿って設けられた凹部キャップ部213よりも僅かに側方且つ上方に配置されている。なお、転向滑車501が凹部e1に配置されていてもよい。
次に、下框22の構成について説明する。
図3に示すように、下框22は、上部框板部221と、内側框板部222と、中間框板部223と、下部框部224と、外側框板部225と、を有している。本実施形態では、下框22はアルミニウム等の金属部材で構成されている。
上部框板部221は、板状に形成されている。上部框板部221は、板面を上下方向に向けて配置されている。
内側框板部222は、上部框板部221の屋内側の端部に接続され、上下方向に延びている。内側框板部222は、板状に形成されている。内側框板部222は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
中間框板部223は、上部框板部221の屋外側の端部に設けられている。中間框板部223は、上部框板部221の屋外側の端部から下方に延びている。中間框板部223は、板状に形成されている。中間框板部223は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
下部框部224は、内側框板部222の下部と中間框板部223の下端部とを接続している。下部框部224は、板状をなすとともに、屋内側に上方に凹む凹溝226が形成されている。下部框部224は、板面を上下方向に向けて配置されている。下部框部224の屋外側の端部は、中間框板部223よりも屋外側に張り出している。
下部框部224は、無目14の上面板部141の上方に空間部S2を有して配置されている。中間框板部223及び下部框部224は、窓ガラス28の周縁部が配置されるガラス溝27を構成している。
外側框板部225は、下部框部224の屋外側の端部に接続され、上下方向に延びている。外側框板部225は、板状に形成されている。外側框板部225は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。外側框板部225には、下押縁32が嵌合されている。下押縁32は、外側框板部225の屋外側を向く面に沿って配置されている。
図8は、突出し窓2の框体20の下部角部及び転向滑車502を示す斜視図である。
図8に示すように、下框22の屋内側の部分において、左右方向の両端部(図8では左右方向の一方の端部を図示)22aには、左右方向の中央側に凹む凹部e2が形成されている。
下框22の端部22aは、下框22の他の部分の端部22bよりも左右方向の中央側に配置されている。本実施形態では、下框22の端部22aは、上部框板部221(図3参照。以下同じ。)の屋内側の部分、内側框板部222(図3参照。以下同じ。)及び下部框部224(図3参照。以下同じ。)の屋内側の部分における左右方向の端部である。
下框22の左右方向の両端部には、それぞれエンドキャップ230が嵌め込まれている。
エンドキャップ230は、下框22の端部22a,22bに対応した形状をなしている。エンドキャップ230は、見込み面キャップ部231と、見付け面キャップ部232と、凹部キャップ部233と、周縁キャップ部234と、を有している。
見込み面キャップ部231は、下框22の端部22bに沿って配置されている。見付け面キャップ部232は、見込み面キャップ部231の屋内側の端部に接続されている。見付け面キャップ部232は、見込み面キャップ部231の屋内側の端部から左右方向の中央側に延びている。
凹部キャップ部233は、下框22の端部22aに沿って配置されている。凹部キャップ部233は、見込み面キャップ部231よりも左右方向の中央側に配置されている。凹部キャップ部233は、見付け面キャップ部232の左右方向の中央側の端部に接続されている。凹部キャップ部233は、見付け面キャップ部232の左右方向の中央側の端部から屋内側に延びている。
周縁キャップ部234は、見込み面キャップ部231、見付け面キャップ部232及び凹部キャップ部233の周縁部から、下框22の外周面に沿って延びている。
本実施形態では、転向滑車502は、下框22の凹部e2よりも僅かに下方に配置されている。換言すると、転向滑車502は、下框22の端部22aに沿って設けられた凹部キャップ部233よりも僅かに側方且つ下方に配置されている。なお、転向滑車502が凹部e2に配置されていてもよい。
次に、障子2Aの上端部を中心にして下端部を屋内外方向に回動させる回動機構4について説明する。
図3に示すように、回動機構4は、上枠11に設けられた支持体41と、上框21に設けられた回動体42と、上框21に連結された外れ止め部材43と、を備えている。
支持体41は、上枠11の下面板部104の屋外側の部分から下方に垂下している。支持体41の先端部(下端部)には、円弧軸支持部412が設けられている。円弧軸支持部412は、屋外側且つ上方に向けて開放する形状をなしている。
回動体42は、上框21の第1框上板部201の屋外側の端部から上方に延びている。回動体42の先端部には、左右方向を向く軸線に沿って配置された回動軸部423が設けられている。回動軸部423は、円弧軸支持部412の上面に回動自在に支持されている。
外れ止め部材43は、支持体41の屋内側に配置されている。外れ止め部材43の屋内側の端部には、上框21の傾斜框板部202に螺子固定される取付部431が設けられている。外れ止め部材43の屋外側の端部には、支持体41の円弧軸支持部412の屋内側を向く面に対応した形状をなす円弧挟持部434が設けられている。外れ止め部材43の円弧挟持部434と回動体42の回動軸部423とで、支持体41の円弧軸支持部412を屋内外方向に挟持している。
上記の開閉機構5及び回動機構4では、図1に示す障子2Aが四方枠16内を閉塞する閉位置から、図2に示す操作ボックス530の操作部を操作すると、ワイヤーWに付与された張力が解除され、障子2Aはダンパー540から開方向への力を受ける。これにより、操作ボックス530からワイヤーWが繰り出される。
図3に示す障子2Aの回動体42の回動軸部423は、上枠11の支持体41の円弧軸支持部412に支持されつつ左右方向を向く軸線を中心に回動する。回動軸部423は、円弧軸支持部412の内周面に沿って移動する。上框21に連結された外れ止め部材43では、円弧挟持部434が、円弧軸支持部412の外周面に沿って移動する。このようにして、障子2Aの下端部側が屋外側に移動するように、障子2Aが四方枠16内を開放する開位置に移動する。
このように構成された段窓100の突出し窓2では、上框21及び下框22の左右方向の両端部21a,22aには、それぞれ左右方向の中央側に凹むように凹部e1,e2が形成され、凹部e1,e2には凹部キャップ部213,233が設けられている。四方枠16の上部角部及び下部角部に転向滑車501,502を取り付けて、転向滑車501を凹部e1のわずかに上方且つ転向滑車502を凹部e2のわずかに下方に配置しているため、転向滑車501,502と上框21及び下框22との干渉を抑制することができる。
また、転向滑車501,502及び転向滑車501,502に掛けられたワイヤーWをそれぞれ凹部e1,e2内に配置して、転向滑車501,502と上框21及び下框22との干渉を抑制することもできる。
また、上框21及び下框22の凹部e1,e2の側方(左右方向の中央側と反対側)に配置されたワイヤーWのうち上下方向を向く部分W1(図6及び図8参照)が多少動いても、ワイヤーWの部分W1が上框21及び下框22と干渉することを抑制することができる。
また、転向滑車501を凹部e1よりもわずかに上方という狭い空間に配置するとともに、転向滑車502を凹部e2よりもわずかに下方という狭い空間に配置することができる。よって、縦枠13や縦框23の見付け面(左右方向に沿う面)の幅を小さくでき、意匠性を向上させることができる。
また、上框21及び下框22には、左右方向の両端部に凹部e1,e2が形成され、転向滑車501,502は上枠11及び下枠12の左右方向の一方側(屋外側から見て右側)の端部に取り付けられている。よって、施工現場で、開閉機構5を左右反転に設置、つまり転向滑車501,502の設置位置を上枠11及び下枠12の左右方向の他方側(屋外側から見て左側)の端部に取り付けるように、現場対応することができる。
また、平面視で、凹部e1,e2は、縦框23に設けられた気密材109よりも屋外側に配置されているため、転向滑車501,502及びワイヤーW109の屋内側で気密性を確保することができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、突出し窓2がFIX窓3と上下方向に並んで配置された段窓100について説明したが、本発明はこれに限られず、少なくとも突出し窓2が設置されていればよい。例えば、突出し窓のみが設置される構成や、突出し窓が他の窓と左右方向に並んで配置された連窓であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、上框21の左右方向の両端部21aに凹部e1が形成され、且つ下框22の左右方向の両端部22aに凹部e2が形成されているが、本発明はこれに限られない。上框の左右方向の両端部及び下框の左右方向の両端部の少なくとも一箇所に凹部が設けられていればよい。
また、上記示す実施形態では、四方枠16の角部に開閉機構5が設けられているが、本発明はこれに限られず、枠体の角部に配置されるものは適宜設定可能である。
1…段窓枠体
2…突出し窓
2A…障子
3…FIX窓
4…回動機構
5…開閉機構
11…上枠
12…下枠
13…縦枠
14…無目
16…四方枠(枠体)
20…框体
21…上框(横框)
22…下框(横框)
23…縦框
27…ガラス溝
28…窓ガラス
32…下押縁
33…縦押縁
41…支持体
42…回動体
43…外れ止め部材
100…段窓
104…下面板部
201…第1框上板部
213…凹部キャップ部
412…円弧軸支持部
423…回動軸部
434…円弧挟持部
501,502…転向滑車(滑車)
e1,e2…凹部
W…ワイヤー(線状部材)

Claims (1)

  1. 四方枠状に形成された枠体と、
    該枠体内に開閉可能に設けられ、框体を有する障子と、
    前記枠体の角部の内周面に設けられた滑車と、
    該滑車に掛けられた線状部材と、を備え、
    前記框体は、上下方向に離間して配置された一対の横框と、該一対の横框の左右方向の各端部どうしを連結する縦框と、を有し、
    前記縦框の上端部は前記一対の横框のうち上側に配置された上框に当接配置されるとともに、前記縦框の下端部は前記一対の横框のうち下側に配置された下框に当接配置され、
    前記上框の左右方向の両端部及び前記下框の左右方向の両端部の少なくとも一箇所には、左右方向の中央側に凹む凹部が形成され
    前記障子は、前記線状部材により、開閉可能に構成されていることを特徴とする建具。
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