JP7281870B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関するものである。
従来から、建具の障子として、框体と、框体に形成されたガラス溝に端部が配置されたガラスと、を備え、押縁がガラス溝内の屋外側に設けられ、ガラスの端部を屋内側に押圧してガラスを保持するように構成されたものが知られている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2018-13038号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような建具では、押縁と框体との境界(接続)部分が屋外側に露出しており、意匠性が悪いとともに、当該境界部分から雨水が浸入する虞があり水密性が悪いという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、意匠性及び水密性に優れた建具を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る建具は、内周側から外周側に凹むとともに屋外側に開放された溝部が形成された下框と、前記溝部内に端部が配置されたガラスと、前記溝部の屋外側に設けられ、前記ガラスを屋内側に押圧する押縁と、を備えた突出し窓と、前記突出し窓の下側に配置されたFIX窓と、を備え、前記押縁は、前記下框の屋外側の面の全部を覆う見付け面部と、前記下框と嵌合可能な複数の嵌合部と、前記ガラスとの間でシーリング材が設けられるガラス係止壁部と、を有し、前記複数の嵌合部は、前記下框の前記内周側と前記外周側とを結ぶ方向に離間して配置され、前記押縁には、内向き壁部が設けられ、前記内向き壁部は、前記ガラスの端面と対向する前記下框の前記溝部の壁部から前記外周側に延びる板部の前記外周側の端部に係止して、前記押縁の前記内周側への移動を規制し、前記見付け面部は、前記外周側に延びる前記板部よりも屋内側に配置され、前記FIX窓の無目の上面の屋外側から下方に延びる壁部における前記内周側と前記外周側とを結ぶ方向の略半分以上の領域で屋外側に重なって配置され、前記内向き壁部は、前記ガラス係止壁部よりも屋外側に配置されていることを特徴とする。
このように構成された建具では、複数の嵌合部が框材または枠材と内周側と外周側とを結ぶ方向に離間した2箇所で嵌合することで、押縁が框材または枠材に取り付けられている。押縁の見付け面部が框材または枠材の屋外側の面の全部を覆うため、屋外側から見ると、框材または枠材は押縁に隠れて見えず、意匠性が良い。また、押縁と框材または枠材との境界部分が屋外側に露出することがないため、境界部分からの雨水の浸入を抑制して、水密性を高めることができる。
また、本発明に係る建具は、前記複数の嵌合部のうち前記下框の前記内周側に配置された内周側嵌合部は、前記下框の前記溝部に嵌合することが好ましい。
このように構成された建具では、内周側嵌合部は框材または枠材の溝部に嵌合するため、押縁の溝部内での位置ずれが抑制され、押縁がガラスを屋内側に押圧した状態を維持することができる。
また、本発明に係る建具は、前記複数の嵌合部のうち前記下框の前記外周側に配置された外周側嵌合部は、前記下框の外周側の端部に嵌合してもよい。
このように構成された建具では、外周側嵌合部は框材または枠材の外周側の端部に嵌合するため、押縁の外周側での位置ずれが抑制される。
また、本発明に係る建具は、前記複数の嵌合部は、前記見付け面部の屋内側の面に設けられていてもよい。
このように構成された建具では、複数の嵌合部は見付け面部の屋内側の面に設けられているため、複数の嵌合部は押縁の見付け面部に隠れて見えず、意匠性をさらに高めることができる。
本発明に係る建具によれば、意匠性及び水密性を良好とすることができる。
本発明の一実施形態に係る建具が閉じた状態を屋外側から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る建具の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る建具の横断面図である。 図2の上下方向の中間部の拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る建具の縦断面図における上下方向の中間部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具の一例として段窓について、図1から図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具が閉じた状態を屋外側から見た正面図である。
図1に示すように、本実施形態による段窓100は、建築物に形成された開口部に取り付けられる段窓枠体1と、段窓枠体1内の上側に配置された突出し窓2と、段窓枠体1内の下側に配置されたFIX窓(嵌め殺し窓)3と、を備えている。突出し窓2は、障子2Aの上端部を中心にして下端部を屋内外方向に回動させて段窓枠体1内を開放し、不図示のダンパーやワイヤー等により開閉が可能な、いわゆる排煙窓である。
なお、以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向を屋内外方向と称する。また、開口部が壁部を貫通する方向(壁部に対向する方向)から見た際の左側と右側を結ぶ水平方向を左右方向と称する。
段窓枠体1は、左右方向に延在する上枠11及び下枠12と、上枠11の両端部と下枠12の両端部とをそれぞれ連結し上下方向に延在する縦枠13と、各縦枠13の上下方向の中間どうしを連結する無目14(図2参照。以下同じ。)と、有している。
FIX窓3は、無目14、下枠12及び縦枠13の下部により形成された四方枠15の内部に嵌め込まれた窓ガラス(ガラス)18を有している。
以下において、突出し窓2の構成について説明する。
突出し窓2は、上枠11、無目14及び縦枠13の上部により形成された四方枠16の内部に配置された障子2Aを有している。
障子2Aは、四方枠状に形成された框体20と、框体20内に嵌め込まれた窓ガラス28と、を有している。
図2は、段窓100の縦断面図である。図3は、段窓100の突出し窓2部分の横断面図である。
図2及び図3に示すように、框体20は、左右方向に延在する上框21及び下框(框材)22と、上框21の両端部と下框22の両端部とをそれぞれ連結し上下方向に延在する縦框23と、有している。
上框21、下框22及び縦框23における窓ガラス28に対向する側(内周側)には、それぞれ窓ガラス28から離間する方向(外周側)に凹むガラス溝(溝部)27が形成されている。ガラス溝27内に、窓ガラス28の周縁部が配置されている。下框22、縦框23の屋外側には、それぞれ下押縁32、縦押縁33が設けられ、窓ガラス28の周縁部を屋内側に押圧している。
各縦框23の上端部は、上框21の左右方向の端部の下端部に連結されている。各縦框23の下端部は、下框22の左右方向の端部の上端部に連結されている。図1に示すように、各縦押縁33の上端部は、上框21の左右方向の端部の下端部に連結されている。各縦押縁33の下端部は、下押縁32(図2参照。以下同じ。)の左右方向の端部の上端部に連結されている。つまり、上框21及び下框22がそれぞれ縦框23に勝つ、いわゆる横通し(横勝ち)で框体20は組まれている。
障子2Aは、四方枠16や框体20に設けられた滑車(不図示。以下同じ。)に巻回されたワイヤー(不図示。以下同じ。)で四方枠16と連結されている。ワイヤーには、障子2Aを閉じる閉方向の張力が付与されている。障子2Aは、ダンパー(不図示。以下同じ。)を介して四方枠16と連結されている。ダンパーには、障子2Aを開く開方向の力が付与されている。ワイヤーの張力を調整可能な操作部(不図示。以下同じ。)が設けられている。
図1に示す障子2Aが四方枠16内を閉塞する閉位置から、操作部を操作すると、ワイヤーに付与された張力が解除され、障子2Aはダンパーから開方向への力を受ける。これにより、障子2Aは四方枠16に対して、上端部を中心にして下端部を屋内外方向に回動可能となる。
次に、下框22及び下押縁32の構成について説明する。
図4は、図2の上下方向の中間部の拡大図である。
図4に示すように、下框22は、上部框板部221と、内側框板部222と、中間框板部223と、下部框部224と、外側框板部225と、を有している。本実施形態では、下框22はアルミニウム等の金属部材で構成されている。
上部框板部221は、板状に形成されている。上部框板部221は、板面を上下方向に向けて配置されている。上部框板部221の上面221uは、四方枠16の内周面とされている。
内側框板部222は、上部框板部221の屋内側の端部に接続され、上下方向に延びている。内側框板部222は、板状に形成されている。内側框板部222は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。内側框板部222の屋内側の面に、無目14に設けられた気密材109が当接可能とされている。
中間框板部223は、上部框板部221の屋外側の端部に設けられている。中間框板部223は、上部框板部221の屋外側の端部から下方に延びている。中間框板部223は、板状に形成されている。中間框板部223は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
下部框部224は、内側框板部222の下部と中間框板部223の下端部とを接続している。下部框部224は、板状をなすとともに、屋内側に上方に凹む凹溝226が形成されている。下部框部224は、板面を上下方向に向けて配置されている。下部框部224の屋外側の端部は、中間框板部223よりも屋外側に張り出している。
下部框部224は、無目14の上面14uの上方に空間部S2を有して配置されている。
外側框板部225は、下部框部224の屋外側の端部に接続され、上下方向に延びている。外側框板部225は、板状に形成されている。外側框板部225は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
下部框部224は、外側框板部225の上端部225uよりも僅かに下方に接続されている。換言すると、外側框板部225の上端部225uは、下部框部224の屋外側の端部よりも上方に突出している。外側框板部225の上端部225uの上面は、上方に向かうにしたがって次第に屋外側に向かうように傾斜している。中間框板部223、下部框部224及び外側框板部225の上端部225uは、窓ガラス28の周縁部が配置されるガラス溝27を構成している。
外側框板部225の下端部の屋外側には、下方に突出する突起225bが設けられている。
下押縁32は、押縁見付け面部(見付け面部)321と、上部壁部322と、ガラス係止壁部323と、上部嵌合部(内周側嵌合部)333と、支持壁部334と、下部嵌合部(外周側嵌合部)335と、を有している。
押縁見付け面部321は、板状に形成されている。押縁見付け面部321は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。
押縁見付け面部321は、下押縁32の外側框板部225の屋外側に沿って配置されている。押縁見付け面部321の上下方向の長さは、外側框板部225の上下方向に長さよりも長い。押縁見付け面部321の上端部321uは、外側框板部225の上端部225uよりも上方に配置されている。押縁見付け面部321の下端部321bは、外側框板部225の下端部(突起225b)よりもわずかに下方に配置されている。つまり、押縁見付け面部321は、外側框板部225の屋外側の面の全部を覆っている。
上部壁部322は、押縁見付け面部321の上端部321uから屋内側に向かって延びている。上部壁部322は、板状に形成されている。上部壁部322は、板面を上下方向に向けて配置されている。
ガラス係止壁部323は、上部壁部322の屋内側の端部から下方に向かって延びている。ガラス係止壁部323は、板状に形成されている。ガラス係止壁部323は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。ガラス係止壁部323のガラス28との間及び下框22の中間框板部223とガラス28との間には、シーリング材28aがそれぞれ設けられている。
上部嵌合部333は、押縁見付け面部321の屋内側の面に設けられている。上部嵌合部333は、押縁見付け面部321において、上部壁部322よりも下方に設けられている。
上部嵌合部333は、下押縁32の延在方向(左右方向)にわたって設けられている。上部嵌合部333は、押縁見付け面部321の屋内側の面から屋内側に延びる内向き壁部333aと、内向き壁部333aの屋内側の端部から下方に延びる下向き壁部333bと、を有している。
上部嵌合部333は、ガラス溝27を構成する下框22の外側框板部225の上端部225uに嵌合されている。
押縁見付け面部321及び上部嵌合部333で形成された隙間内に、外側框板部225の上端部225uが配置されている。上部嵌合部333の内向き壁部333aは、外側框板部225の上端部225uの上端面に当接配置されている。上部嵌合部333の下向き壁部333bは、外側框板部225の上端部225uの屋内側の面に当接配置されている。
支持壁部334は、押縁見付け面部321の屋内側の面に設けられている。支持壁部334は、押縁見付け面部321において、上部嵌合部333よりも下方に設けられている。支持壁部334の先端部(屋内側の端部)は、下框22の外側框板部225の屋内側の面に当接可能またはわずかに隙間を有して配置されている。
下部嵌合部335は、押縁見付け面部321の屋内側の面に設けられている。下部嵌合部335は、上部嵌合部333と上下方向(下框22の内周側と外周側とを結ぶ方向)に離間して配置されている。本実施形態では、下部嵌合部335は、押縁見付け面部321の下端部321bに設けられている。
下部嵌合部335は、下押縁32の延在方向(左右方向)にわたって設けられている。下部嵌合部335は、押縁見付け面部321の屋内側の面から屋内側に延びる内向き壁部335aと、内向き壁部335aの屋内側の端部から上方に突出する突起335bと、を有している。
下部嵌合部335は、下框22の外側框板部225の突起225bに嵌合されている。押縁見付け面部321及び下部嵌合部335で形成された隙間内に、外側框板部225の突起225bが挟み込まれている。下部嵌合部335の内向き壁部335aは、外側框板部225の突起225bの下端面に当接配置されている。下部嵌合部335の突起335bは、外側框板部225の突起225bの屋内側の面に当接配置されている。
下押縁32の屋外側への移動は、上部嵌合部333の下向き壁部333bと外側框板部225の上端部225uとの係止、及び下部嵌合部335の突起335bと外側框板部225の突起225bとの係止により規制されている。下押縁32の下方への移動は、上部嵌合部333の内向き壁部333aと外側框板部225の上端部225uとの係止により規制されている。下押縁32の上方への移動は、下部嵌合部335の内向き壁部335aと外側框板部225の突起225bとの係止により規制されている。このようにして、下押縁32は、下框22に取り付けられている。
上部嵌合部333と下部嵌合部335は、屋内外方向に略同一位置に配置されている。このため、下押縁32を下框22に嵌め込む際に、上部嵌合部333と下部嵌合部335が一度に嵌まり、嵌め込みやすい。
このように構成された段窓100の突出し窓2では、上部嵌合部333及び下部嵌合部335が、下框22と上下方向に離間した2箇所で嵌合することで、下押縁32が下框22に取り付けられている。下押縁32の押縁見付け面部321が下框22の外側框板部225の屋外側の面の全部を覆うため、屋外側から見ると、下框22は下押縁32に隠れて見えず、意匠性が良い。また、下押縁32と下框22との境界部分が屋外側に露出することがないため、境界部分からの雨水の浸入を抑制して、水密性を高めることができる。
また、上部嵌合部333は下框22のガラス溝27を構成する外側框板部225の上端部225uに嵌合するため、下押縁32のガラス溝27内での位置ずれが抑制され、下押縁32がガラス28を屋内側に押圧した状態を維持することができる。
また、下部嵌合部335は下框22の外側框板部225の下端部(突起225b)に嵌合するため、下押縁32の下部での位置ずれが抑制される。
また、上部嵌合部333及び下部嵌合部335は押縁見付け面部321の屋内側の面に設けられているため、上部嵌合部333及び下部嵌合部335は下押縁32の押縁見付け面部321に隠れて見えず、意匠性をさらに高めることができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例に係る建具について、主に図5を用いて説明する。
なお、本変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5は、本発明の一実施形態の変形例に係る建具の縦断面図における上下方向の中間部の拡大図である。
図5に示すように、本変形例に係る突出し窓2Xは、下框22に設けられたハンドル26により開閉可能な手動式の建具である。
図5に示すように、本変形例では、外側框板部225の下端部225cの屋内側の面は、下方に向かうにしたがって次第に屋外側に向かうように傾斜している。
下押縁32Xは、押縁見付け面部(見付け面部)341と、上部壁部322と、ガラス係止壁部323と、上部嵌合部(内周側嵌合部)342と、支持壁部334と、下部嵌合部(外周側嵌合部)345と、を有している。
押縁見付け面部341は、板状に形成されている。押縁見付け面部341は、板面を屋内外方向に向けて配置されている。押縁見付け面部341の上端部341uに、上部壁部322が接続されている。押縁見付け面部341の屋内側の面に、支持壁部334が設けられている。
押縁見付け面部341は、下押縁32Xの外側框板部225の屋外側に沿って配置されている。押縁見付け面部341の上下方向の長さは、外側框板部225の上下方向に長さよりも長い。押縁見付け面部341の上端部341uは、外側框板部225の上端部225uよりも上方に配置されている。押縁見付け面部341の下端部341bは、外側框板部225の下端部225cよりも下方に配置されている。つまり、押縁見付け面部341は、外側框板部225の屋外側の面の全部を覆っている。
上部嵌合部342は、押縁見付け面部341の屋内側の面に設けられている。上部嵌合部342は、押縁見付け面部341において、上部壁部322よりも下方に設けられている。
上部嵌合部342は、下押縁32Xの延在方向(左右方向)にわたって設けられている。上部嵌合部342は、押縁見付け面部341の屋内側の面から屋内側に延びる内向き壁部342aと、内向き壁部342aの屋内側の端部から下方に延びる下向き壁部342bと、を有している。
上部嵌合部342は、ガラス溝27を構成する外側框板部225の上端部225uに嵌合されている。
押縁見付け面部341及び上部嵌合部342で形成された隙間内に、下框22の外側框板部225の上端部225uが配置されている。上部嵌合部342の下向き壁部342bは、外側框板部225の上端部225uの屋内側の面に当接配置されている。
下部嵌合部345は、押縁見付け面部341の屋内側の面に設けられている。下部嵌合部345は、支持壁部334よりも下方且つ下端部341bよりも上方に設けられている。
下部嵌合部345は、下押縁32Xの延在方向(左右方向)にわたって設けられている。下部嵌合部345は、押縁見付け面部341の屋内側の面から屋内側に延びる内向き壁部345aと、内向き壁部345aの屋内側の端部から上方に突出する突起345bと、を有している。
下部嵌合部345は、下框22の外側框板部225の下端部225cに嵌合されている。下部嵌合部345の突起345bの屋外側の面に、外側框板部225の下端部225cが係止されている。下部嵌合部345の内向き壁部345aは、外側框板部225の下端部225cの下端面に当接配置されている。
このように構成された段窓100の突出し窓2Xでは、上部嵌合部342及び下部嵌合部345が、下框22と上下方向に離間した2箇所で嵌合することで、下押縁32Xが下框22に取り付けられている。下押縁32Xの押縁見付け面部341の上端部341uは下框22の外側框板部225の上端部225uよりも上方に配置されるとともに、押縁見付け面部341の下端部341bは外側框板部225の下端部225cよりも下方に配置されている。よって、下押縁32Xの押縁見付け面部341が下框22の外側框板部225の屋外側の面の全部を覆うため、屋外側から見ると、下框22は下押縁32Xにより確実に隠れて見えず、意匠性が良い。また、下押縁32Xと下框22との境界部分が屋外側に露出することがないため、境界部分からの雨水の浸入を抑制して、水密性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、下框22に設けられた下押縁32について説明したが、本発明はこれに限られず、上框や縦框であってもよい。さらには、FIX窓(嵌め殺し窓)等の建具の下枠、上枠及び縦枠等の枠材の少なくともいずれかに形成された溝部に嵌め込まれた押縁が、見付け面部と、嵌合部とを有する構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、突出し窓2について説明したが、本発明はこれに限られず、開きドアやFIX窓にも適用可能である。また、上記に示す実施形態では、突出し窓2がFIX窓3と上下方向に並んで配置された段窓100について説明したが、本発明はこれに限られず、一の窓のみが設置される構成や、複数の窓が左右方向に並んで配置された連窓であってもよい。
1…段窓枠体
2…突出し窓
2A…障子
3…FIX窓
11…上枠
12…下枠
13…縦枠
14…無目
16…四方枠
20…框体
21…上框
22…下框(框材)
23…縦框
27…ガラス溝(溝部)
28…窓ガラス
32…下押縁
33…縦押縁
100…段窓
321…押縁見付け面部(見付け面部)
333…上部嵌合部(内周側嵌合部)
335…下部嵌合部(外周側嵌合部)

Claims (4)

  1. 内周側から外周側に凹むとともに屋外側に開放された溝部が形成された下框と、
    前記溝部内に端部が配置されたガラスと、
    前記溝部の屋外側に設けられ、前記ガラスを屋内側に押圧する押縁と、を備えた突出し窓と、
    前記突出し窓の下側に配置されたFIX窓と、を備え、
    前記押縁は、
    前記下框の屋外側の面の全部を覆う見付け面部と、
    前記下框と嵌合可能な複数の嵌合部と、
    前記ガラスとの間でシーリング材が設けられるガラス係止壁部と、を有し、
    前記複数の嵌合部は、前記下框の前記内周側と前記外周側とを結ぶ方向に離間して配置され、
    前記押縁には、内向き壁部が設けられ、
    前記内向き壁部は、前記ガラスの端面と対向する前記下框の前記溝部の壁部から前記外周側に延びる板部の前記外周側の端部に係止して、前記押縁の前記内周側への移動を規制し、
    前記見付け面部は、前記外周側に延びる前記板部よりも屋内側に配置され、前記FIX窓の無目の上面の屋外側から下方に延びる壁部における前記内周側と前記外周側とを結ぶ方向の略半分以上の領域で屋外側に重なって配置され
    前記内向き壁部は、前記ガラス係止壁部よりも屋外側に配置されていることを特徴とする建具。
  2. 前記複数の嵌合部のうち前記下框の前記内周側に配置された内周側嵌合部は、前記下框の前記溝部に嵌合する請求項1に記載の建具。
  3. 前記複数の嵌合部のうち前記下框の前記外周側に配置された外周側嵌合部は、前記下框の外周側の端部に嵌合する請求項1または2に記載の建具。
  4. 前記複数の嵌合部は、前記見付け面部の屋内側の面に設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の建具。
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