JP7025898B2 - 移動支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、移乗支援システムおよび身体支持装置に関する。
移乗支援システムとして、例えば下記特許文献1が知られている。
特開2001-245821号公報
本発明は、被介護者の利便性を向上できる移乗支援システムを提供する。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る移乗支援システムは、第1の対象と第2の対象との間での移乗を支援する。前記移乗支援システムは、前記第1の対象に設けられた第1の通信部と、前記第2の対象に設けられた第2の通信部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部との間での通信を経て、前記第1の対象と前記第2の対象との位置関係を検出する機器と、を備える。
本発明によれば、被介護者の利便性を向上できる移乗支援システムを提供できる。
本発明の第1実施形態に係る移乗支援システムを示す斜視図である。 図1に示す移乗支援システムに係るベッドの側面図である。 図1に示す移乗支援システムの平面図である。 図1に示す移乗支援システムの制御ブロック図である。 図1に示す移乗支援システムに係るベッドを、昇降機構を中心として下方から見た斜視図である。 図2に示すベッドであって、背ボトムおよび脚ボトムが移動した状態を示す図である。 図1に示す移乗支援システムに係るスライディングボードを下方から見た斜視図である。 図1に示す移乗支援システムに係るスライディングボードの位置を変更した状態を示す斜視図である。 図1に示す移乗支援システムに係る位置検出器の内部の平面図である。 図9に示す位置検出器であって、ベッドとトイレとの位置関係が適切である状態を示す図である。 図9に示す位置検出器であって、ベッドとトイレとの位置関係が不適切である状態の第1例を示す図である。 図9に示す位置検出器であって、ベッドとトイレとの位置関係が不適切である状態の第2例を示す図である。 図9に示す位置検出器であって、ベッドとトイレとの位置関係が不適切である状態の第3例を示す図である。 図9に示す位置検出器であって、ベッドとトイレとの位置関係が不適切である状態の第4例を示す図である。 図1に示す移乗支援システムを利用して被介護者が排泄する一連の流れを示すフローチャートである。 図15に示すフローチャート中の第1の工程の流れを示すフローチャートである。 図15に示すフローチャート中の第2の工程の流れを示すフローチャートである。 図15に示すフローチャート中の第3の工程の流れを示すフローチャートである。 図15に示すフローチャート中の第1の工程の実施前の時点でのベッドおよびトイレの高さ関係を示す正面図である。 図16に示すフローチャート中の高さ調整が終了した時点でのベッドおよびトイレの高さ関係を示す正面図である。 図15に示すフローチャート中の第1の工程の実施後の時点でのベッドの側面図である。 図21に示す時点での移乗支援システムの平面図である。 図15に示すフローチャート中のトイレへの移乗の過程で、被介護者が端座位となった状態を示す側面図である。 図23に示す時点での移乗支援システムの平面図である。 図23に示す時点での移乗支援システムの正面図である。 図23に示す時点から、被介護者が移乗を完了してトイレに座った状態を示す移乗支援システムの平面図である。 図26に示す時点での移乗支援システムの示す正面図である。 図23に示す時点と図26に示す時点との中間の時点において、被介護者がボード上に位置する状態を示す移乗支援システムの平面図である。 本発明の第2実施形態に係る移乗支援システムを示す斜視図である。 図29に示す移乗支援システムに係る電動柵の位置を変更した状態を示す斜視図である。 図29に示す移乗支援システムの制御ブロック図である。 図29に示す移乗支援システムを利用して図15に示すフローチャートに示す排泄の流れを実施する場合において、図15に示すフローチャート中の第1の工程の流れを示すフローチャートである。 図29に示す移乗支援システムを利用して図15に示すフローチャートに示す排泄の流れを実施する場合において、図15に示すフローチャート中の第3の工程の流れを示すフローチャートである。 図29に示す移乗支援システムを利用して図15に示すフローチャートに示す排泄の流れを実施する場合において、準備の実施後の時点でのベッドの側面図である。 図29に示す移乗支援システムを利用して図32に示す第1の工程を実施する場合において、電動柵を下降させ被介護者が端座位となった時点でのベッドの側面図である。 本発明の第3実施形態に係る移乗支援システムの制御ブロック図である。 図36に示す移乗支援システムを利用して被介護者が排泄する一連の流れを示すフローチャートである。 本発明の一変形例の移乗支援システムに係るベッドを、昇降機構を中心として下方から見た斜視図である。
「第1実施形態」
本発明の第1実施形態に係る移乗支援システム1について図面を参照して説明する。
図1に示すような移乗支援システム1は、第1の対象と第2の対象との間での移乗を支援する。本実施形態では、第1の対象がベッド10であり、第2の対象がトイレ50である。第1の対象および第2の対象はこれらに限られない。第1の対象や第2の対象が、例えば、ベッド、トイレ、車いす、歩行装置、介護リフト、ストレッチャー等の介護者の身体を支持する装置であってもよい。なお、ベッド10に関しては、例えば特願2016-009816号(発明の名称:連結フレームおよびこれを備えるベッド装置、出願日:2016年1月21日)の内容を援用する。この特許出願は、この援用によりその全体が組み込まれる。
移乗支援システム1は、ベッド10にトイレ50を接近させておくことで、例えば夜間などにおいて、介護者の介助がなくても被介護者P(図2、図3参照)をベッド10からトイレ50に移乗させ易くする。これにより、被介護者Pの夜間の排泄時における被介護者Pおよび介護者の肉体的な負担を軽減できる。さらには、夜間に、しかも排泄のために介護者を呼ぶことについての被介護者Pの精神的な負担も軽減できる。
なお移乗とは、第1の対象と第2の対象との間で行き来する被介護者Pの双方向の乗り移り動作を含む。本実施形態では、移乗支援システム1が、ベッド10からトイレ50に移乗する際、及びトイレ50からベッド10に移乗する際、の少なくとも一方において、ベッド10およびトイレ50が連携をとることにより、被介護者Pや介護者の負担を軽減する。
[ベッド10]
図1に示す本実施形態のベッド10は、例えば、医療環境下(介護環境下を含む)において、一般床ベッドやICUベッド等として利用できるベッドであり、床面上に設置されている。図1を含む各図において、符号Xはベッド10の長手方向に沿った第1方向Xを示し、符号Yはベッド10の幅方向に沿った第2方向Yを示し、符号Zはベッド10の高さ方向(鉛直方向)に沿った第3方向Zを示す。
ベッド10を第3方向Zに沿って平面視した場合に、ベッド10は、第1方向Xよりも、第1方向Xに直交する第2方向Yに短い。第1方向Xは、ベッド10上に横たわる被介護者Pの身長の方向となる。
図1から図4に示すように、ベッド10は、被介護者Pを支持するボトム(Mattress support platform)11と、ボトム11を支持する架台12と、架台12に支持された介助バー13と、架台12の動きを制御する制御部14と、を備えている。ベッド10は、電力を動力源として動作する電動ベッドである。
<ボトム11>
図2および図3に示すように、ボトム11は、背ボトム(Back section)21と、腰ボトム(Seat section)22と、脚ボトム(Leg section)23と、を備えている。これらの背ボトム21、腰ボトム22および脚ボトム23は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。背ボトム21は、被介護者Pの背を支える。腰ボトム22は、被介護者Pの腰を支える。脚ボトム23は、被介護者Pの脚を支える。
脚ボトム23は、膝ボトム(Upper leg section)24と、足ボトム(Lower leg section)25と、を備えている。これらの膝ボトム24および足ボトム25は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。膝ボトム24は、被介護者Pの膝から腰を支える。足ボトム25は、被介護者Pの膝から足先を支える。
ボトム11上には、マットレス26が配置されている。マットレス26上には被介護者Pが横たわる。
<架台12>
図4から図6に示すように、架台12は、床面に設置されるベースフレーム31と、ボトム11を支持するメインフレーム32と、ベースフレーム31に対してメインフレーム32を昇降させる昇降機構33と、背ボトム21を移動させる背上げ機構34と、脚ボトム23を移動させる膝上げ機構35と、メインフレーム32を第2方向Yに挟んで配置されたオプション受け37と、を備えている。
(昇降機構33)
昇降機構33には、例えば、特願2016-009816号(発明の名称:連結フレームおよびこれを備えるベッド装置、出願日:2016年1月21日)に記載のリンク式昇降機構を援用できる。昇降機構33は、第1駆動部33aを備えている(図4参照)。第1駆動部33aは、直動アクチュエータである。メインフレーム32の上昇前の状態で第1駆動部33aが伸長すると、メインフレーム32がベースフレーム31に対して上昇する。
第1駆動部33aには、ポテンショメータ36が設けられている(図4参照)。第1駆動部33a内の図示しないモータが回転することで第1駆動部33aが伸縮する。ポテンショメータ36は、前記モータの回転角を検出する。昇降機構33では、メインフレーム32の高さ位置が伸縮量(モータの回転角)に応じて算出されることから、ポテンショメータ36は、メインフレーム32の高さ位置を検出する機器として機能する。
(背上げ機構34)
背上げ機構34には、例えば、特願2016-009816号(発明の名称:連結フレームおよびこれを備えるベッド装置、出願日:2016年1月21日)に記載の背上げ機構を援用できる。背上げ機構34は、JIS T9254:2015に記載された背上げ機能を、ベッド10に実装させている。背上げ機構34は、背ボトム21を図6に示すように傾斜させる。背上げ機構34は、直動アクチュエータである第2駆動部34aを備えている(図4参照)。背上げ前の状態で第2駆動部34aが伸長して背上げ機構34が作動すると、背ボトム21が水平面に対して傾斜する図6に示すような背上げ状態となる。
(膝上げ機構35)
膝上げ機構35には、例えば、特願2016-009816号(発明の名称:連結フレームおよびこれを備えるベッド装置、出願日:2016年1月21日)に記載の膝上げ機構を援用できる。膝上げ機構35は、JIS T9254:2015に記載された膝上げ機能を、ベッド10に実装させている。膝上げ機構35は、脚ボトム23を図6に示すように移動させる。膝上げ機構35は、直動アクチュエータである第3駆動部35aを備えている(図4参照)。膝上げ前の状態で第3駆動部35aが伸長して膝上げ機構35が作動すると、脚ボトム23の全体が上方に屈曲する図6に示す膝上げ状態となる。
<介助バー13>
図1に示すように、介助バー13は、ボトム11を第2方向Yに挟んで一対配置されている。各介助バー13は、本体41と、スイングアーム42と、を備えている。
本体41およびスイングアーム42は、第1方向Xにこの順に配置されている。図2に示すように、本体41の第1方向Xの位置は、背ボトム21の第1方向Xの位置と同等である。すなわち、本体41は背ボトム21の隣に設けられており、複数の本体41で背ボトム21を挟むように配置される。本体41は、オプション受け37に取り付けられている。本体41は、架台12から取り外しできる。スイングアーム42の第1方向Xの位置は、腰ボトム22の第1方向Xの位置と同等である。すなわち、スイングアーム42は腰ボトム22の隣に設けられており、複数のスイングアーム42で腰ボトム22を挟むように配置される。スイングアーム42は、本体41に連結されている。スイングアーム42は、本体41に対して鉛直軸回りに回転する。
図1および図3に示すように、スイングアーム42は、自身の正面視において矩形状をなす。前記平面視した場合に、スイングアーム42は直線状をなす。スイングアーム42は、前記平面視した場合にオプション受け37に沿って配置された第1の位置(図3参照)と、前記平面視した場合にオプション受け37に垂直に配置された第2の位置(図1参照)と、の間を移動する。スイングアーム42が第2の位置に位置するとき、被介護者Pが、腰ボトム22上でスイングアーム42に邪魔されることなく端座位となれる。
<制御部14>
図4に示す制御部14は、各駆動部33a、34a、35aを制御する。制御部14には、被介護者Pからベッド10の動作に関する指令が入力される入力部15と、制御部14がベッド10を制御するために必要な情報が記憶された記憶部16と、他の装置と通信するために必要な通信部17と、が接続されている。
入力部15は、例えば、制御部14に有線接続や無線接続されている。入力部15は、後述する排泄を目的とした移乗の開始および終了についての入力を受け付ける。入力部15は、前記入力を受け付けたことを示す信号を制御部14に送る。なお入力部15は、被介護者Pが手を使って操作する構成(例えば、手元スイッチ)であってもよく、声を使って操作する構成であってもよい。
入力部15が手元スイッチである場合、入力部15(手元スイッチ)に、移乗の開始および終了の入力を別々に受け付ける2種類のボタンがあってもよい。またこの場合、ボタンを2種類でなく1種類のみ設け、同一のボタンの操作により、移乗の開始および終了の入力を兼ねてもよい。
記憶部16には、例えば、制御部14を機能させるプログラムや、ベッド10の識別番号が記憶されている。識別番号は、ベッド10の自らの種別を示す。ここで言う「種別」には、自らが「ベッド」であることを示す機器名、自らの型番、自らの識別符号(ID)、等の情報が含まれている。
通信部17は、後述するトイレ50の通信部61やサーバ150との間で無線通信を行う。なお、必要に応じて、無線通信の代わりに有線通信を採用してもよい。また、通信部17は、ベッド10に対して着脱できてもよく、ベッド10に後付けされる構成であってもよい。
[トイレ50]
トイレ50は、図1に示すような便器51、便座52、便座52用の蓋53、タンク63、手摺り54、および移動用の車輪55と、図4に示すような第1駆動部56、第2駆動部57、第3駆動部62、制御部58、入力部59、記憶部60、および通信部61と、を備えている。
図1に示すように、タンク63は、便器51の後方に配置されている。
手摺り54は、便器51の上面視において便座52を挟んで一対設けられている。手摺り部54は、棒状である。手摺り部54の一端部は、タンク63に連結されている。手摺り54は、前記一端部を中心として水平軸回りに回転する。手摺り54は、トイレ50を側面視した場合にタンク63に垂直に配置された第1の位置(図1に示す紙面左側の手摺り54の位置)と、トイレ50を側面視した場合にタンク63に沿って配置された第2の位置(図1に示す紙面右側の手摺り54の位置)と、の間を移動する。手摺り54が第1の位置に位置するとき、被介護者Pが便座52に座るためには、便器51の前方から便座52に接近する必要がある。これに対して、手摺り54が第2の位置に位置するとき、被介護者Pが便座52に座るために、便器51の前方からだけではなく、便器51の側方からも接近できる。
図4に示す第1駆動部56は、蓋53を開閉させる。第2駆動部57は、手摺り54を第1の位置と第2の位置との間で移動させる。第3駆動部62は、車輪55を動かしトイレ50を移動させる。制御部58は、各駆動部56、57、62を制御する。
入力部59は、例えば、制御部58に有線接続や無線接続されている。入力部59は、例えば排泄物の洗浄などについての入力を受け付ける。入力部59は、前記入力を受け付けたことを示す信号を制御部58に送る。なお入力部59は、被介護者Pが手を使って操作する構成(例えば、手元スイッチ)であってもよく、声を使って操作する構成であってもよい。
記憶部60には、制御部58を機能させるプログラムや、トイレ50の識別番号が記憶されている。識別番号は、トイレ50の自らの種別を示す。ここで言う「種別」には、自らが「トイレ」であることを示す機器名、自らの型番、自らの識別符号(ID)、等の情報が含まれている。
[移乗支援システム1]
移乗支援システム1は、図1に示すような第1の機器80、第2の機器90および第3の機器110と、図4に示すような第4の機器120およびサーバ150と、を備えている。
<第1の機器80>
図1に示すように、第1の機器80は、ベッド10に取り付けられている。第1の機器80は、ベッド10から取り外しできる。第1の機器80は、ベッド10を平面視した場合に、ベッド10から外側に延びる。本実施形態では、第1の機器80として、スライディングボード81が設けられている。
(スライディングボード81)
図3に示すように、スライディングボード81は、脚ボトム23の隣に設けることができる。図7に示すように、スライディングボード81は、本体82と、ボード83と、を備えている。
本体82は、オプション受け37に取り付けられている。ボード83は、本体82に連結されている。ボード83は、第1方向Xに伸びる水平軸回りに回転する。図1、図7および図8に示すように、ボード83は、ボトム11やマットレス26に対して平行に配置された第1の位置(図1、図7参照)と、ボトム11やマットレス26に対して垂直に配置された第2の位置(図8参照)と、の間を移動する。ボード83は、第1の位置から第2の位置に向けて下側に回転する。
図1に示すように、ボード83が第1の位置に位置するとき、制御部14は、例えば、ボード83の高さ位置を便座52の高さ位置と同等か、便座52の高さ位置よりも少し高くなるように調整できる。このとき、便器51がベッド10に接近していると、ベッド10に支持された被介護者Pがボード83を中継して便器51に移乗し易い。
図8に示すように、ボード83が第2の位置に位置するとき、被介護者Pや介護者は、ベッド10に、例えば車いす等を接近させやすくできる。
<第2の機器90>
図5に示すような第2の機器90は、ベッド10とトイレ50との位置関係を検出する(前記位置関係は、ベッド10及びトイレ50間における水平方向の位置関係だけでなく、鉛直方向の位置関係、互いの向きの関係を含む)。本実施形態では、第2の機器90として、位置検出器91が設けられている。
(位置検出器91)
位置検出器91は、ベッド10に固定されている。位置検出器91は、ベッド10から取り外しできる。
図9に示すように、位置検出器91は、ベースフレーム31に固定された筐体92と、筐体92に収容されたスイッチ93と、筐体92に収容されスイッチ93に接触できる部材94と、スイッチ93に接続された配線95と、配線95に接続されたコネクタ96と、を備えている。
筐体92は、前記上面視においてL字状に形成されている。筐体92は、第1方向Xに延びる第1の部分97と、第1の部分97から第2方向Yに延びる第2の部分98と、を備えている。第2の部分98は、第1の部分97における第1方向Xの端部に配置されている。筐体92は、トイレ50をベッド10に対して位置決めする機能を有する。図10に示すように、トイレ50が筐体92に突き当てられ、便器51が第1の部分97および第2の部分98の両方に接触することで、トイレ50がベッド10に対して位置決めされる。
スイッチ93および部材94は、2つずつ設けられている。トイレ50が第1の部分97に接触したときに、第1スイッチ93aおよび第1部材94aが互いに接触する。トイレ50が第2の部分98に接触したときに、第2スイッチ93bおよび第2部材94bが互いに接触する。第1部材94aおよび第2部材94bはそれぞれ、便器51に接触できるローラ99と、ローラ99を支持するステー100と、ステー100に弾性力を付与するコイルばね101と、を備えている。
図9に示すように、便器51の接触前、ローラ99は、筐体92から外部に飛び出している。ローラ99は、ステー100の一端部に固定されている。ステー100の他端部には、回転軸が設けられている。図10に示すように、ローラ99は、便器51によって筐体92の内側に押し込まれる。このときステー100は、回転軸回りに回転する。コイルばね101は、ローラ99が押し込まれる力に抵抗する弾性力を、ステー100に付与する。
コネクタ96は、ベッド10の制御部14に接続される。スイッチ93および部材94が接触したとき、スイッチ93がONであることを示す電気信号が制御部14に送られる。制御部14は、第1スイッチ93aおよび第2スイッチ93bの両方がONであることを検出したときに、トイレ50がベッド10に対して位置決めされていることを検出できる。位置決めされたトイレ50は、ベッド10に対して所定の隙間をあけた状態で設けられている。この隙間は、例えば60mm以下であることが好ましいが、適宜設定できる。
なお図11から図14に示すように、第1の部分97のみ、または、第2の部分98のみがトイレ50に接触したときや、第1の部分97、第2の部分98がトイレ50に部分的に接触したとき等には、第1スイッチ93aおよび第2スイッチ93bの一方のみしかONとならない。この場合、位置検出器91の検出結果に基づいて、トイレ50が適切に位置決めされていないことが確認できる。
位置検出器91によれば、その検出結果に基づいて、ベッド10とトイレ50とが、予め設定された位置関係にあるかないかを判定することができる。言い換えると、ベッド10とトイレ50との位置関係が、適切か不適切かを判定することができる。
<第3の機器110>
図1に示すような第3の機器110は、ベッド10とトイレ50との位置関係に応じて、表示をすること、音を発生させること、振動を発生させること、の少なくとも1つを実施する。言い換えると、第3の機器110は、ベッド10とトイレ50との位置関係に応じて、その位置関係に関する情報を発信する。本実施形態では、第3の機器110として、発光体111が設けられている。
(発光体111)
発光体111は、スライディングボード81に設けられている。発光体111は、ボード83内に収容されている。ボード83の表面の一部111aは、透光性を有する部材により形成されている。発光体111が発する光は、この一部111aを透過してボード83の外部に至る。ボード83の表面は、前記一部111aを含む全域にわたって平坦である。そのため、例えば、被介護者Pがボード83の表面上を円滑にスライド移動できる。
発光体111は、発光の態様を変化できる。発光体111は、例えば、ベッド10とトイレ50との位置関係が、予め設定された所定の位置関係となった場合と、所定の位置関係にならなかった場合とで、発光するタイミングを変化させたり、発光する色を変化させたりできる。
なお、第3の機器110は発光体111に限られず、例えば、点字表示器やスピーカ、振動発生器などであってもよい。
<第4の機器120>
図4に示すような第4の機器120は、ベッド10とトイレ50との位置関係に応じて、ベッド10およびトイレ50の少なくとも一方を動作させる。第4の機器120は、第2の機器90の検出結果に基づいて、ベッド10およびトイレ50の少なくとも一方を動作させる。
本実施形態では、ベッド10の制御部14およびトイレ50の制御部58が、第4の機器120の一部として機能する。さらに、ベッド10の第1駆動部33a、第2駆動部34a、およびトイレ50の第1駆動部56、第2駆動部57、第3駆動部62も、第4の機器120の一部として機能する。
すなわち、ベッド10の制御部14やトイレ50の制御部58が、位置検出器91の検出結果を取得してベッド10とトイレ50との位置関係を判定する。また、ベッド10の制御部14およびトイレ50の制御部58が、相互に通信し、各駆動部33a、34a、56、57、62を駆動して、ベッド10やトイレ50を動作させる。言い換えると、各制御部14、58および各駆動部33a、34a、56、57、62は、ベッド10とトイレ50との位置関係に応じて駆動してベッド10やトイレ50を動作させ、被介護者Pの移乗を支援する。なお詳細な説明は、後述する被介護者Pによる排泄の流れの説明の中で実施する。
サーバ150は、ベッド10およびトイレ50の各通信部17、61との間で通信を行う。通信は無線通信でも有線通信でもよい。サーバ150には、例えば、ベッド10の識別番号と、その識別番号のベッド10に対応するトイレ50の識別番号と、を関連付けた情報が記憶されている。これにより、例えば、医療施設など、複数台のトイレ50を所有する施設においても、サーバ150がベッド10から識別番号を受信したときに、そのベッド10に対応するトイレ50を選別することができる。
サーバ150には、トイレ50の識別番号と、その識別番号のトイレ50にベッド10から被介護者Pが移乗する際に好ましいベッド10の高さ(以下、「第1の高さ」という。)と、を関連付けた情報が記憶されている。さらにサーバ150には、トイレ50の識別番号と、その識別番号のトイレ50からベッド10に被介護者Pが移乗する際に好ましいベッド10の高さ(以下、「第2の高さ」という。)と、を関連付けた情報が記憶されている。
なお一般的に、移乗に際しては、移乗元が移乗先と同等の高さか、移乗元が移乗先よりも高いことが好ましい。そのため、第1の高さは、トイレ50の高さと同等か、トイレ50の高さよりも高く設定されている。また第2の高さは、トイレ50の高さと同等か、トイレ50の高さよりも低く設定されている。
サーバ150が記憶した各情報は、例えば、サーバ150ではなくベッド10の記憶部16に記憶されていてもよい。
[被介護者Pによる排泄の流れ]
本実施形態に係る移乗支援システム1を利用した被介護者Pによる排泄の流れを、図15から図18のフローチャートに示す。この一連の流れにおいて、移乗支援システム1は、ベッド10で仰臥位の姿勢をとっている被介護者Pがトイレ50に移乗すること、および、排泄した被介護者Pがトイレ50からベッド10に移乗して再び仰臥位の姿勢をとること、の両方を支援する。
まず図15に示すように、介護者が準備を実施する(ステップS1)。介護者は、スライディングボード81を第1の位置に移動させておく。なお、準備の実施に代えて、例えば、後述するベッド10からトイレ50への被介護者Pの移乗(ステップS4)の直前に、被介護者Pがスライディングボード81の位置を第1の位置に移動させる等してもよい。
次に、ベッド10上の被介護者Pが入力部15を用い、移乗の支援を開始する操作をする(ステップS2)。このとき、ベッド10の制御部14が入力部15から支援を開始する信号を受け付け、図16に示す第1の工程(ステップS3)が開始される。
第1の工程では、まず、ベッド10の制御部14が、トイレ50を遠隔操作しトイレ50をベッド10に接近させる(ステップS31)。このとき、まず制御部14は、通信部17を通してベッド10の識別番号をサーバ150に送る(ステップS311)。サーバ150は、ベッド10の識別番号に関連付けられたトイレ50の識別番号を読み出し(ステップS312)、その識別番号のトイレ50に、移動目標となるベッド10の位置情報を送り(ステップS313)、トイレ50をベッド10に向けて移動させる(ステップS314)。さらにサーバ150は、トイレ50の識別番号に関連付けられた第1の高さおよび第2の高さを読み出してベッド10に送る(ステップS315)。
なお、サーバ150がベッド10の位置情報を取得する方法は特に限定されない。ベッド10が一定の期間、位置を固定して使用される場合には、ベッド10の位置情報が、ベッド10の識別番号と関連付けて予めサーバ150に記憶されていてもよい。ベッド10の位置が頻繁に変わる場合、サーバ150は、ベッド10の識別番号を取得するときに、ベッド10の位置情報も取得してもよい。
その後、ベッド10の制御部14は、ベッド10とトイレ50との位置関係の適否について判定する(ステップS32)。
このとき制御部14は、位置検出器91から、ベッド10とトイレ50との位置関係について取得する(ステップS321)。制御部14は、両者の位置関係が適切か否かを判定し(ステップS322)、適切と判定した場合には、発光体111が適切である旨の表示をする(ステップS323)。不適切と判定した場合には、発光体111が不適切である旨の表示をする(ステップS324)。位置関係が不適切と判定された場合、ベッド10の制御部14が通信部17を介してトイレ50の第3駆動部62を駆動させてトイレ50を移動させる(ステップS325)。その後、制御部14が位置関係の適否を改めて判定する(ステップS322)。
なお、トイレ50の移動(ステップS325)が所定の回数、反復されてもベッド10とトイレ50との位置関係が適切にならない場合、例えば、ベッド10の制御部14が、通信部17やサーバ150を介して介護士等が保有する携帯端末にアラームを通知する等してもよい。
また、これらの工程を含む以降の工程では、ベッド10とトイレ50とがサーバ150を介して通信してもよく、ベッド10とトイレ50とがピアツーピア接続されていてもよい。
ところで、位置関係が不適切と判定された場合であって、トイレ50を移動させるとき(ステップS325)には、位置検出器91の検出結果に基づいて、トイレ50の移動方向や移動量を変更してもよい。
すなわち、例えば図11に示すように、第2スイッチ93bのみがONで、第1スイッチ93aがOFFの場合、トイレ50を第2方向Yに移動させることで、ベッド10とトイレ50との位置関係を適切にできる可能性が高い。ただし、図13に示すように、ベッド10に対するトイレ50の向きによっては、トイレ50を単に第2方向Yに移動させるだけでは位置関係が適正にならない可能性がある。そのため、トイレ50の移動(ステップS325)を複数回繰り返す過程で、例えば、トイレ50の向きを変更した上で、トイレ50を第2方向Yに移動させるなどしてもよい。
また、例えば図12に示すように、第1スイッチ93aのみがONで、第2スイッチ93bがOFFの場合、トイレ50を第1方向Xに移動させることで、ベッド10とトイレ50との位置関係を適切にできる可能性が高まる。ただし、図14に示すように、ベッド10に対するトイレ50の向きによっては、トイレ50を単に第1方向Xに移動させるだけでは位置関係が適正にならない可能性がある。そのため、トイレ50の移動(ステップS325)を複数回繰り返す過程で、トイレ50の向きを変更した上で、トイレ50を第1方向Xに移動させるなどしてもよい。
なお、発光体111が位置関係の適否を表示するために、ベッド10とトイレ50との位置関係が適切な場合、発光体111が点灯し続け、ベッド10とトイレ50との位置関係が不適切な場合、発光体111が点滅(間欠的に点灯)してもよい。または、位置関係が適切な場合と不適切な場合とで、発光体111が異なる色で発光してもよい。
ベッド10とトイレ50との位置関係が適切と判定された後、制御部14は、図20に示すようにベッド10の高さを調整する(ステップS33)。
ベッド10からトイレ50に移乗する場合、まずベッド10の高さを、被介護者Pがベッド10上からトイレ50に移乗し易い高さ位置にして停止させる。なお一般的に、被介護者Pが就寝している際のベッド10の高さは、図19に示すように、安全面の観点より最小床高さになっていることが多いが、その低い状態からでは被介護者Pがトイレ50に移乗し難いだけでなく、立ち上がりにくい。そのため、この場合には、ボトム11を前述した第1の高さまで上昇させて被介護者Pの腰の位置を上げておく。このとき、ベッド10の高さは、図20に示すようにトイレ50の便座52の高さと同等か、便座52の高さより若干高くなる。
具体的には、まず、ベッド10の制御部14は、ポテンショメータ36の検出結果に基づいて、ベッド10の高さを取得する。その後、制御部14は、ポテンショメータ36から取得したベッド10の高さと、サーバ150から取得した第1の高さと、の差分を求め、その差分に対応するように第1駆動部33aを制御する。
図21および図22に示すように、ベッド10の制御部14は、第2駆動部34aを制御して背ボトム21を背上げし(ステップS34)、被介護者Pを長座位の姿勢にする。
図16に戻り、ベッド10の制御部14は、通信部17を通してトイレ50に信号を発信してトイレ50を制御し、トイレ50の蓋53を開け、手摺り54を第2の位置に移動させる(ステップS35)。このとき、ベッド10の制御部14は、トイレ50の制御部58に、トイレ50の第1駆動部56および第2駆動部57を制御させる。
以上で第1の工程が終了する。
なお、ベッド10の高さ調整(ステップS33)および背ボトム21の背上げ(ステップS34)と、蓋等の移動(ステップS35)と、は並行して実施してもよい。この場合、高さ調整(ステップS33)や背上げ(ステップS34)と、蓋等の移動(ステップS35)と、を同期させてもよい。さらに、高さ調整(ステップS33)や背上げ(ステップS34)と、蓋等の移動(ステップS35)と、を同期させずに独立に実施してもよい。
また、高さ調整(ステップS33)および背上げ(ステップS34)を実施した後、蓋等の移動(ステップS35)を実施してもよい。
図15に戻り、被介護者Pは、ベッド10からトイレ50に移乗する(ステップS4)。このとき、被介護者Pは、図23から図25に示すように、姿勢を長座位から端座位に変更する。その後、図26および図27に示すように、トイレ50に移乗して便座52に座る。なおこの過程で、図28に示すように、被介護者Pがボード83の表面に沿って移動でき、移乗が容易となる。
図15に戻り、被介護者Pは排泄した後(ステップS5)、トイレ50の入力部59を用いて洗浄の操作をする(ステップS6)。このとき、トイレ50の制御部58が入力部59から洗浄する信号を受け付け、図17に示す第2の工程(ステップS7)が開始される。
第2の工程では、トイレ50が排泄物を洗浄する(ステップS71)。
また、トイレ50の制御部14は、通信部17を通して洗浄操作がされた情報を、ベッド10の制御部14に送る。ベッド10の制御部14は、この信号を受け付けると、ポテンショメータ36からベッド10の高さの情報を取得し(ステップS72)、その高さと、サーバ150から取得した第2の高さと、を比較して適切か否かを判定する(ステップS73)。
適切であると判定された場合、ベッド10の高さはそのまま維持され、不適切であると判定された場合、制御部14がベッド10の高さを調整する(ステップS74)。この高さ調整の具体的な流れは、第1の工程での高さ調整と同様である。今回は、被介護者Pがトイレ50からベッド10に移動する。そのため、ベッド10の高さが便座52の高さと同等か、便座52の高さよりも若干低くなる。
以上で、第2の工程が終了する。
図15に戻り、被介護者Pはトイレ50からベッド10に移乗する(ステップS8)。
その後、ベッド10上の被介護者Pが入力部15を用いて支援を終了する操作をする(ステップS9)。このとき、ベッド10の制御部14が入力部15から支援を終了する信号を受け付け、図18に示す第3の工程(ステップS10)が開始される。
第3の工程では、ベッド10の制御部14がベッド10の高さを調整し(ステップS101)、例えば、ベッド10の高さを最小床高さにする。制御部14は第2駆動部を制御して背ボトム21を背下げし(ステップS102)、被介護者Pを仰臥位の姿勢にする。
また、ベッド10の制御部14は、通信部17を通してトイレ50の制御部14に信号を発信してトイレ50を制御し、トイレ50の蓋53を閉め、手摺り54を第1の位置に戻す(ステップS103)。このとき、ベッド10の制御部14は、トイレ50の制御部58に、トイレ50の第1駆動部56および第2駆動部57を制御させる。その後、ベッド10の制御部14が通信部17を通してトイレ50の第3駆動部62を制御し、トイレ50をベッド10から退避させる(ステップS104)。
以上で第3の工程が終了する。これにより、被介護者Pの移乗を伴う排泄が完了する。なお、ベッド10の高さ調整(ステップS101)や背ボトム21の背下げ(ステップS102)、蓋等の移動(ステップS103)やトイレ50の退避(ステップS104)それぞれの実施は、同期させても同期させなくてもよく、さらにはこれらの順序を前後させてもよい。
なおトイレ50の退避については、例えば、ベッド10の制御部14が、位置検出器91の検出結果に基づいて判定することができる。すなわち、図9に示すように、トイレ50が、第1部材94aおよび第2部材94bの両方から離れると、第1スイッチ93aおよび第2スイッチ93bの両方がOFFとなる。ベッド10の制御部14は、例えば、トイレ50が退避動作を開始した後、第1スイッチ93aおよび第2スイッチ93bの検出結果を継続して取得しておき、第1スイッチ93aおよび第2スイッチ93bの両方がOFFとなったときに、トイレ50がベッド10から退避したと判定することができる。このとき、ベッド10はサーバ150と通信し、例えば、トイレ50がベッド10から退避したことをベッド10からサーバ150に通知すること等ができる。なお、トイレ50をベッド10から退避するとき、位置検出器91の検出結果に基づいて、ベッド10の制御部14がトイレ50にトイレ50の移動方向や移動量を指示してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る移乗支援システム1によれば、第2の機器90(位置検出器91)がベッド10とトイレ50との位置関係を検出する。したがって、例えば、この検出結果に基づいて、ベッド10とトイレ50との位置関係が、第1の機器80に適した位置関係かどうかを判定できる。
第3の機器110(発光体111)が、ベッド10とトイレ50との位置関係に応じて、表示をすること、音を発生させること、振動を発生させること、の少なくとも1つを実施する。したがって、ベッド10とトイレ50との位置関係が、第1の機器80に適した位置関係かどうかを、被介護者Pが第3の機器110から容易に認識できる。
第4の機器120(各制御部14、58、各駆動部33a、34a、56、57、62)が、ベッド10とトイレ50との位置関係に応じて、ベッド10およびトイレ50のうちの少なくとも一方を動作させる。したがって、ベッド10とトイレ50との位置関係を、第1の機器80に適した位置関係にできる。
「第2実施形態」
本発明の第2実施形態に係る移乗支援システム2について図面を参照して説明する。
なおこの第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る移乗支援システム2は、図29から図31に示すように、第1の機器80として、スライディングボード81に代えて、電動柵85を備えている。電動柵85には、足下灯86が設けられている。
(電動柵85)
図29および図28に示すように、電動柵85は、ボトム11に対して第2方向Yに並んでいる。
電動柵85は、架台12に固定された本体87と、本体87に対して昇降できる柵88と、柵88上に固定されたボード89と、を備えている。ボード89は、折りたたみできる。ボード89は、柵88上に固定された第1の部材89aと、第1の部材89aにヒンジを介して連結された第2の部材89bと、を備えている。
第2の部材89bは、第1の部材89aに対して第2方向Yに並んだ状態で保持される。ヒンジを起点として第2の部材89bが第1の部材89aに対して移動すると、第2の部材89bが第1の部材89aに重ね合わされたり、第2の部材89bが第1の部材89aに対して展開されたりする。
なお発光体111は、第1の部材89aに設けられている。図30に示すように、第2の部材89bが第1の部材89aに重ね合わされた状態で、発光体111は、第2の部材89bによって覆われる。
(足下灯86)
図29および図30に示すように、足下灯86は本体87に設けられている。足下灯86は、床面を照らす。なお足下灯86は、電動柵85に代えて架台12に設けられていてもよい。さらに足下灯86はなくてもよい。
図31に示すように、これらの電動柵85および足下灯86は、ベッド10の制御部14に接続され、制御部14により制御される。
[被介護者Pによる排泄の流れ]
本実施形態に係る移乗支援システム2を利用した被介護者Pによる排泄の流れは、図15に示すフローチャートを基本とする。図15に示すフローチャートのうち、準備(ステップS1)、第1の工程(ステップS3、図32参照)および第3の工程(ステップS10、図33参照)が第1実施形態と異なっている。
準備(ステップS1)では、例えば、介護者が入力部15を操作して、図34に示すように、電動柵85を上昇させておく。これにより、被介護者Pのベッド10からの転落が抑制される。またこのとき、介護者がボード89を第2方向Yに展開しておく。
その後、図32に示すように、第1の工程(ステップS3)において、ベッド10とトイレ50との位置関係の適否についての判定(ステップS32)までは、第1実施形態と同様に実施する。ベッド10の高さ調整を実施し(ステップS33)、背ボトム21を背上げするときに(ステップS34)、本実施形態では、図35に示すように、電動柵85の下降および足下灯86の点灯も実施する(ステップS36)。これにより、電動柵85が存在することによって、被介護者Pの移乗が阻害されることが抑制される。
なお、電動柵85の下降や足下灯86の点灯(ステップS36)を実施するタイミングは、ベッド10の高さ調整(ステップS33)や背ボトム21の背上げ(ステップS34)、蓋等の移動(ステップS35)の実施と同期させても同期させなくてもよく、さらにはこれらとタイミングを前後させてもよい。
その後、図15に戻り第3の工程(ステップS10)までは、第1実施形態と同様に実施する。第3の工程において、図33に示すように、電動柵85の上昇および足下灯86の消灯も実施する(ステップS105)。
なお、電動柵85の上昇や足下灯86の消灯(ステップS105)を実施するタイミングは、ベッド10の高さ調整(ステップS101)や背ボトム21の背下げ(ステップS102)、蓋等の移動(ステップS103)やトイレ50の退避(ステップS104)の実施と同期させても同期させなくてもよく、さらにはこれらとタイミングを前後させてもよい。
「第3実施形態」
本発明の第3実施形態に係る移乗支援システム3について図面を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る移乗支援システム3では、移乗の支援を開始する信号や、移乗の支援を終了する信号が、ベッド10の入力部15からの信号ではなくセンサーからの信号である。これにより、被介護者Pによる排泄の一連の流れを、被介護者Pによる操作なく自動的に実施できる。
本実施形態では、図36に示すように、ベッド10に、感圧センサー19(例えば、パラマウントベッド株式会社の眠りSCAN(登録商標)等)が設けられている。感圧センサー19は、ベッド10上の被介護者Pの荷重の変化を検出する。感圧センサー19は、例えば、ボトム11とマットレス26との間に配置されている。感圧センサー19の検出結果は、ベッド10の制御部14に送られる。
制御部14は、感圧センサー19からの検出結果を処理する。これにより制御部14は、被介護者Pの生体情報(例えば、心拍数や心拍周期、呼吸回数や呼吸周期、体動など)を取得(推定)したり、被介護者Pの姿勢(例えば、長座位と端座位とのいずれであるか等)を検出したり、在床しているか離床しているかを検出したりする。生体情報は、例えば、被介護者Pの呼吸に基づいて感圧センサー19に作用する荷重の変動(体動)の情報に基づいて取得できる。制御部14は、生体信号に基づいて、被介護者Pが睡眠しているか覚醒しているかを検出することもできる。
なお感圧センサー19とは異なる手段により、被介護者Pの生体情報、被介護者Pの姿勢の変化、被介護者Pの在床および離床を検出してもよい。
移乗支援システム3は、第5の機器130を更に備えている。
第5の機器130は、ベッド10およびトイレ50のうちの少なくとも一方に作用する荷重に応じて、ベッド10およびトイレ50の少なくとも一方を動作させる。第5の機器130は、感圧センサー19の検出結果に基づいて、ベッド10およびトイレ50の少なくとも一方を動作させる。
本実施形態では、ベッド10の制御部14およびトイレ50の制御部58が、第5の機器130の一部として機能する。さらに、ベッド10の第1駆動部33a、第2駆動部34a、およびトイレ50の第1駆動部56、第2駆動部57および第3駆動部62も、第5の機器130の一部として機能する。
すなわち、ベッド10の制御部14やトイレ50の制御部58が、感圧センサー19の検出結果を取得して被介護者Pがベッド10に加える荷重を判定する。また、ベッド10の制御部14およびトイレ50の制御部58が、相互に通信し、各駆動部33a、34a、56、57、62を駆動して、ベッド10やトイレ50を動作させる。言い換えると、各制御部14、58および各駆動部33a、34a、56、57、62は、被介護者Pがベッド10に加える荷重に応じて駆動してベッド10やトイレ50を動作させ、被介護者Pの移乗を支援する。なお詳細な説明は、後述する被介護者Pによる排泄の流れの説明の中で実施する。
[被介護者Pによる排泄の流れ]
本実施形態に係る移乗支援システム3を利用した被介護者Pによる排泄の流れを、図37のフローチャートに示す。
第1実施形態や第2実施形態では、図15に示すように、第1の工程、第2の工程、第3の工程など、移乗支援システム3が主体となる工程の開始のきっかけは、被介護者Pが入力部15を通して入力していた。これに対して本実施形態では、図37に示すように、感圧センサー19が被介護者Pの変化を検出し、移乗の支援を自動的に実施する。
本実施形態では、介護者が準備を実施した後(ステップS1)、感圧センサー19が被介護者Pの状態の変化(移乗の開始)を検出する(ステップS2A)。
例えば、被介護者Pの排泄前に特定の体動の傾向が生じる(例えば、特定の周期で体を揺する等する)場合、つまり、特定の荷重変化の傾向が生じる場合、記憶部16がその傾向を記憶しておき、制御部14が、その記憶内容と、感圧センサー19の検出結果と、を比較して、被介護者Pが排泄を開始することを検出してもよい。または、被介護者Pが睡眠時と覚醒時とで体動の傾向が異なる場合、記憶部16がそれぞれの傾向を記憶しておき、制御部14が、各記憶内容と、感圧センサー19の検出結果と、を比較して、被介護者Pが覚醒しているときには、排泄を開始するものと見做して第1の工程を実施してもよい。
第1の工程終了後、被介護者Pはベッド10からトイレ50に移乗し(ステップS4)、排泄をする(ステップS5)。なお排泄後は、被介護者Pが、適切なタイミングでトイレ50の入力部15を操作し、トイレ50が排泄物を洗浄する。
一方、被介護者Pがベッド10からトイレ50に移乗することは、ベッド10の制御部14が、感圧センサー19の検出結果に基づいて検出し(ステップS6A)、第2の工程(ステップS7)を実施する。例えば、制御部14は、感圧センサー19により検出された荷重が減少したときに、被介護者Pがベッド10から離床しトイレ50に移乗したものと推定できる。
排泄後の被介護者Pがトイレ50から再びベッド10に移乗した(ステップS8)ことは、ベッド10の制御部14が感圧センサー19の検出結果に基づいて検出する(ステップS9A)。例えば、制御部14は、感圧センサー19により検出された荷重が増加したときに、トイレ50からベッド10に移乗されたものと推定できる。
以上説明したように、本実施形態に係る移乗支援システム3によれば、第5の機器130(各制御部14、58、各駆動部33a、34a、56、57、62)が、ベッド10およびトイレ50のうちの少なくとも一方に作用する荷重に応じて、ベッド10およびトイレ50の少なくとも一方を動作させる。したがって、例えば、被介護者Pが特別な操作をすることなく、単に姿勢を変更させること等をきっかけとして、ベッド10およびトイレ50の少なくとも一方を動作させられる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
[トイレ50の移動方法の変形例]
前記実施形態では、第3駆動部62が車輪55を動かしトイレ50が移動するが、本発明はこれに限られない。第3駆動部62がなく、例えば介護者などがトイレ50を移動させてもよい。この場合、図15に示すフローチャート中の準備(ステップS1)において、介護者がトイレ50を移動させる。このとき、介護者はトイレ50(便器51)を第1の部分97および第2の部分98に突き当てる。この状態で、例えば図示しない治具を利用して、ベッド10とトイレ50との位置関係を固定してもよい。
なおこの場合、第1の工程の冒頭、トイレ50を遠隔操作しトイレ50をベッド10に接近させるのに代えて、位置決めされているトイレ50が、ベッド10に対応するトイレ50であるかを、ベッド10が確認してもよい。この場合、ベッド10がトイレ50の識別番号を取得し、その識別番号が、例えばベッド10の記憶部16に予め記憶されている識別番号と一致しているか否かを判定してもよい。なお一致していない場合、ベッド10の制御部14が、介護士等が保有する携帯端末に通信部17を介してアラームを通知する等してもよい。
[位置検出器91の変形例]
位置検出器91は、図38に示す変形例に係る位置検出器91Aのように、上記したローラ99に代えて、ボタン102を備える構成であってもよい。この変形例に係る位置検出器91Aでは、第1ボタン102aが押されると第1スイッチ93aがONとなり、第2ボタン102bが押されると第2スイッチ93bがONとなる。
位置検出器91、91Aは、ベッド10でなく、トイレ50に設けられていてもよい。さらには、位置検出器91、91Aが、ベッド10およびトイレ50から独立していてもよい。
位置検出器91、91Aは、上記したスイッチ93を備える構成に限られない。位置検出器91は、例えば、圧力センサー、圧電センサー、温度センサー、撮像装置、赤外線センサー、光センサー、磁気センサー、超音波センサー、位置センサー、角度センサー、力センサー、角速度センサー、距離センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、音声入力センサー、などから適宜選択した構成を採用できる。
言い換えると、位置検出器91は、ベッド10とトイレ50との位置関係が所定の位置関係になったことを、2つのスイッチ93がONとなることを条件として検出する構成でなくてもよい。ベッド10に対するトイレ50の位置を検出できる他の構成であってもよい。
例えば、位置検出器91として、ベッド10に取り付けた複数の赤外線センサーを採用し、各赤外線センサーからトイレ50までの距離を測定することで、ベッド10とトイレ50との位置関係を検出してもよい。さらに例えば、位置検出器91として、ベッド10およびトイレ50を含む全体を上方から撮像する撮像装置を採用し、例えば、この撮像結果を画像解析すること等により、ベッド10とトイレ50との位置関係を検出してもよい。位置検出器91として、これらの赤外線センサーや撮像装置を採用する場合、トイレ50がベッド10に向けて移動するときに、位置検出器91の検出結果に基づいて、トイレ50の移動を制御してもよい。
なお位置検出器91の設置位置は、日中の被介護者Pの行動の邪魔にならない位置であることが好ましい。
[被介護者Pの識別番号]
ベッド10の制御部14が、被介護者Pの識別番号を取得してもよい。この場合、上記識別番号と、被介護者Pの身体情報(例えば、身長や体重)や病状などと、が関連付けられたデータベースを記憶部16に記憶しておく。制御部14は、取得した被介護者Pの識別番号から、当該被介護者Pの身体情報などを取得し、それに応じて、ベッド10とトイレ50との位置関係に変更を加えてもよい。
また、被介護者Pの識別番号にトイレ50の識別番号を関連付けておき、トイレ50が被介護者Pのものであるか否かを判定してもよい。この場合、被介護者Pが他人のトイレ50を誤って使用することを防止できる。
これら被介護者Pの識別番号をキーとする情報は、例えば、サーバ150に記憶されていてもよく、ベッド10の記憶部16に記憶されていてもよい。被介護者Pの識別情報は、例えば、被介護者Pが有するIDカード等から取得してもよい。
[その他の変形例]
主にベッド10の制御部14が、移乗支援システム1、2、3全体の制御を実施したが、本発明はこれに限られない。例えば、ベッド10およびトイレ50から独立した制御装置を設け、この制御装置により、移乗支援システム1、2、3全体を制御してもよい。
介助バー13のスイングアーム42が図示しない駆動部により開閉されてもよい。
トイレ50の蓋53や手摺り54が第1駆動部56や第2駆動部57によらず、例えば手動で移動してもよい。トイレ50の蓋53や手摺り54がなくてもよい。
ベッド10は、背上げ機能や膝上げ機能を備えなくてもよい。ベッド10の高さ調整ができなくてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜でき、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2、3 移乗支援システム
10 ベッド(第1の対象)
50 トイレ(第2の対象)
80 第1の機器
90 第2の機器
110 第3の機器
120 第4の機器
130 第5の機器

Claims (3)

  1. 第1の対象と第2の対象との間での移動を支援するシステムであって、
    前記第1の対象に設けられた第1の通信部と、
    前記第2の対象に設けられた第2の通信部と、
    前記第1の通信部と前記第2の通信部との間での通信を経て、前記第1の対象と前記第2の対象との位置関係を検出する位置検出機器と、を備え、
    前記第1の対象に取付可能な第1の機器を含み、
    前記第1の機器は、ボードを含み、
    前記ボードは、前記第1の対象に対して水平に配置された第1位置から、下側に回転して前記第1の対象に対して垂直に配置された第2位置に移動し、
    前記位置検出機器は、第1面と第2面とを有する筐体と、前記第1面に設けられた第1検出部と、前記第2面に設けられた第2検出部とを含み、
    前記位置検出機器は、前記第1検出部及び前記第2検出部が前記第2の対象に接触したとき、前記第2の対象が所望の位置にあると検出することを特徴とする移動支援システム。
  2. 第1の対象と第2の対象との間での移動を支援するシステムであって、
    前記第1の対象に設けられた第1の通信部と、
    前記第2の対象に設けられた第2の通信部と、
    前記第1の通信部と前記第2の通信部との間での通信を経て、前記第1の対象と前記第2の対象との位置関係を検出する位置検出機器と、を備え、
    前記第1の対象に取付可能な第1の機器を含み、
    前記第1の機器は、第1部材と第2部材とを備えたボードを含み、
    前記ボードは、前記第1の対象に対して第1部材と第2部材とが水平に並列に配置された第1位置から、第1部材と第2部材とが重ね合わさる第2位置に移動し、
    前記位置検出機器は、第1面と第2面とを有する筐体と、前記第1面に設けられた第1検出部と、前記第2面に設けられた第2検出部とを含み、
    前記位置検出機器は、前記第1検出部及び前記第2検出部が前記第2の対象に接触したとき、前記第2の対象が所望の位置にあると検出することを特徴とする移動支援システム。
  3. 前記第1の機器は、前記第1の対象と前記第2の対象の位置関係に応じて、表示をすること、音を発生させること、振動を発生させること、の少なくとも1つを実施する第3の機器を備える請求項1又は2に記載の移動支援システム。
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