JP7025697B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造に関する。
例えば、従来のフレーム型車両では、車体前部に衝撃荷重を受ける前突等において、車体前部に過大な外力が作用したとき、車体がフレームに対して相対的に前方側に変位する可能性がある。これにより、ベルトアンカからフロアパネルに前方向の荷重が加わり、フロアパネルに大きな変形が生じる可能性がある。
このような変形を抑制するために、例えば特許文献1に開示されているように、エンジンカバーがシートベルトアンカとアーム部材に挟持され、その車両後方にて、フック部材がレインフォースに取り付けられている構造が知られている。この例では、前突時にシートベルトアンカに過大な外力が加わり、アーム部材とフック部材が係合することで、シートベルトアンカが大きく前方へ変位することを抑制しようとしている。
特許第4773212号公報
しかしながら、上記例のように、エンジンカバー等の比較的剛性の低い構造物にフック形状が設定されている場合、エンジンカバー等の変形ないし破壊を伴ってしまう可能性がある。このため、ロック形状の取付け位置等には、改善の余地があった。また、上記例では、エンジンカバー6とフロアパネル4は、回動自由なヒンジ7のみによって接合されるので、荷重伝達の観点からも改善の余地があった。
また、艤装品のボディマウントゴムが組付くまでの間、電着塗装時や工場内運搬時に車体とフレームの間にクリアランスを確保するためのスペーサ等を取り付ける必要があり、作業効率が低下する。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、前突等による慣性力が作用することにより起こる車体とフレームの相対的な変位を、係止部と係合部が互いに係合して止めるとき、車体とフレームが離れる方向の回転モーメントによる荷重を、係止部及び係合部の係止部分から、サイドフレームに分散させることが可能な車体側部構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係る車体側部構造は、車体の後部に配置されたフロアパネルと、前記フロアパネルの両側に配置され、車体前後方向に延びているサイドフレームと、を備えている車体側部構造において、前記サイドフレームには、フレーム側係止部またはフレーム側係合部の一方が、上方に突出して設けられ、前記フロアパネルの車幅方向外側部に位置する前記車体側には、前記フレーム側係止部又は前記フレーム側係合部の車体前後方向位置に対応する位置に、前記フレーム側係止部に係合可能な車体側係合部、又は前記フレーム側係合部に係止可能な車体側係止部が、下方に突出して設けられており、前記フロアパネルの車幅方向外側部には、前記車体と前記フロアパネルによって構成される角部が、車体前後方向に延びて設けられおり、前記車体側係止部又は前記車体側係合部は、前記角部に隣接して配置されている。
本発明によれば、前突等による慣性力が作用することにより起こる車体とフレームの相対的な変位を、係止部と係合部が互いに係合して止めるとき、車体とフレームが離れる方向の回転モーメントによる荷重を、係止部及び係合部の係止部分から、サイドフレームに分散させることができる。
本発明に係る車体側部構造を示す斜視図である。 図1のリアシートのシートクッション部分が取り外された状態を示す上面図である。 図2のシート取付部等を取り外した状態を示す斜視図である。 図3のリアフロアパネルを下方から見た下面図である。 図3のリアホイールハウスを車幅方向外側から見た斜視図である。 図2のA-A矢視断面図である。 図6の第1の車体側係合部と第1のフレーム側係止部を模式的に示す斜視図である。 図1のリアシートの座部が取り外された状態を示す斜視図である。 図1のリアシートを斜め後ろから見た斜視図である。 図5の係止部及び係合部の変形例を示す斜視図である。 図7の第1のフレーム側係止部の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る車体側部構造の実施形態について、図面(図1~図11)を参照して説明する。なお、図において、矢印Fr方向は車体前後方向における前方を示し、矢印O方向は車体幅方向における外側を示している。また、実施形態の説明における「前方及び後方」は、車体の前後方向における前方及び後方であり、「上方及び下方」は、車体の上下方向における上方及び下方に対応する。
本実施形態の車体側部構造は、図1及び図2に示すように、サイドフレーム10と、リアフレームクロスメンバ11と、リアフロアパネル20と、リアフロアクロスメンバ25と、リアホイールハウスインナ(車体)27と、リンフォースメント(車体)30と、を備えている。
サイドフレーム10は、図3に示すように、車体の両側部に配置され、車体前後方向に延びている金属製の部材であり、車体骨格(フレーム)を構成する剛性の高い部材である。サイドフレーム10の上部には、第1のフレーム側係止部13が設けられている。第1のフレーム側係止部13の詳細については後で説明する。
リアフレームクロスメンバ11は、両側の前記サイドフレーム10を架け渡すように車幅方向に延びて配置された金属製の部材であり、サイドフレーム10と同様に、車体骨格を構成する剛性の高い部材である。当該車体側部構造は、複数のリアフレームクロスメンバ11を有し、これらのリアフレームクロスメンバ11は、車体前後方向に間隔を空けて配置されている。
リアフロアパネル20は、車体の後部のフロアを構成する板状の部材である。リアフロアパネル20は、サイドフレーム10の上方に間隔を空けて配置されている。また、リアフロアパネル20の下方には、リアフレームクロスメンバ11が、車体上下方向に間隔を空けて配置されている(図9)。
図3に示すように、リアフロアパネル20の車幅方向外側部には、フロア面に対して上方に張り出すフランジ部20aが設けられている。この例では、当該フランジ部20aは、フロア面に対して垂直に突出し、車体前後方向に延びている。フランジ部20aの車幅方向外側面には、リアホイールハウスインナ27が、接合されている。リアホイールハウスインナ27については、後で説明する。
リアフロアクロスメンバ25は、リアフロアパネル20の下方に配置され、車幅方向に延びた板状の部材であり、この例では、リアフロアパネル20の車幅方向両端(左右端)を繋ぐように延びている。リアフロアクロスメンバ25の上面は、リアフロアパネル20の下面に接合され、リアフロアパネル20を補強している。
リアフロアクロスメンバ25の車幅方向外側部には、上方に突出するフランジ部25aが設けられている。リアフロアクロスメンバ25のフランジ部25aは、車体前後方向に延びており、リアホイールハウスインナ27の外側部に接合されている。リアフロアクロスメンバ25がリアフロアパネル20の下面に接合されることにより、リアフロアパネル20の剛性が向上する。
また、図示による詳細な説明は省略しているが、リアフロアクロスメンバ25は、ハット型の横断面形状を有しており、リアフロアクロスメンバ25とリアフロアパネル20が接合されることによって、閉断面が構成される。閉断面を構成することで、リアフロアクロスメンバ25の剛性は、リアフロアクロスメンバ25が接合された部分以外のリアフロアパネル20のフロア面の剛性よりも高くなる。
図2~図4に示すように、リアフロアパネル20には、車載工具等を積載するために下方に凹む凹部20bが設けられている。当該凹部20bは、リアフロアパネル20のうち荷室が位置する後部に配置されている。凹部20bの前側の凹部縁20cに隣接する位置には、後述するリアシート40のシート取付部21が取り付けられている。また、凹部20bの後方には、バックドア開口部(図示せず)の車幅方向中間部を構成するテールエンドメンバ26が配置されている。
リアホイールハウスインナ27は、車体を構成する部材で、後輪を上方から覆っている。当該リアホイールハウスインナ27は、サイドフレーム10の車幅方向外側に配置されており、リアフロアパネル20の車幅方向外側部から、湾曲しながら上方及び外側に膨出している。
リアホイールハウスインナ27の車幅方向内側部は、リアフロアパネル20のフランジ部20aの車幅方向外側面に接合されている。図3に示すように、リアホイールハウスインナ27とリアフロアパネル20のフランジ部20aとが接合された部分には、車体前後方向に延びる角部29が形成されている。
角部29は、リアフロアパネル20のパネル面や、車体を構成するリアホイールハウスインナ27の湾曲している部分等に比べて高剛性であり、角部29が車体前後方向に延びているため、車幅方向を中心軸とする回転モーメントに対する剛性が高い。このため本実施形態では、当該角部29の内側に、荷重が作用しやすいシート取付部21が配置されている。
リンフォースメント30は、リアフロアパネル20の下面に接合された板状の部材であり、本実施形態では、図1、図4及び図5に示すように、角部29を覆うように、角部29に溶接等により接合されている。また、リンフォースメント30は、フロアクロスメンバの後方に配置されている。この例のリンフォースメント30は、図6に示すように、リアフロアパネル20の下面に接合される略平坦な下面部30aと、下面部30aの車幅方向外側部に配置された縦壁部30bとを有している。
縦壁部30bは、下面部30aに対して垂直に張り出し、リアホイールハウスインナ27の外側面に接合されている。また、縦壁部30bと下面部30aは、一体的に形成され、下面部30a及び縦壁部30bによって、角部29を補強している。この例では、縦壁部30bとリアフロアパネル20のフランジ部20aは、リアホイールハウスインナ27を挟み込んだ状態で接合されている。
本実施形態のリンフォースメント30の下面部30aには、第1のフレーム側係止部13が係止される第1の車体側係合部33が取り付けられている。第1の車体側係合部33については、後で説明する。
続いて、リアフロアパネル20の上方に配置されるリアシート40と、該リアシート40をリアフロアパネル20に取り付けるためのシート取付部21について説明する。リアシート40は、リアフロアパネル20の上方に配置された例えば2人用のシートで、車幅方向に延びている。当該リアシート40のシートバック41は、リアフロアパネル20の上面に設けられたシート取付部21を介して、リアフロアパネル20に取り付けられている。
シート取付部21は、図1、図2、図9及び図10に示すように、リアフロアパネル20の上面のうち、車幅方向外側部に配置されている。シート取付部21は、当該上面から上方に突出し、車体前後方向に延びている板状である。シート取付部21の車幅方向内側には、リアシート40のシートバック41の下部が、回動可能に取り付けられている。
シート取付部21は、リアフロアパネル20の上面にボルト23及びナット24によって締結されている(図6)。この例では、シート取付部21の前部及び後部のそれぞれに、前側ボルト締結部21a及び後側ボルト締結部21bが設けられている。前側ボルト締結部21a及び後側ボルト締結部21bは、シート取付部21の下端から車幅方向内側に突出する板状であり、リアフロアパネル20の上面に当接している。
図2に示すように、シート取付部21の前部は、リアフロアクロスメンバ25に上面視で重なって配置され、後部は、リンフォースメント30に重なって配置されている。すなわち、シート取付部21の前側ボルト締結部21aは、リアフロアクロスメンバ25に対応する位置に配置され、前側ボルト締結部21bは、リンフォースメント30の下面部30aに対応する位置に配置されている。
リアフロアパネル20の外側部は、前側ボルト締結部21aとリアフロアクロスメンバ25によって、挟み込まれた状態で、ボルト23及びナット24により締結されている。すなわち、前側ボルト締結部21aと、リアフロアパネル20と、リアフロアクロスメンバ25は、3枚重ねの状態で締結されている。
また、図6に示すように、リアフロアパネル20の外側部は、後側ボルト締結部21bとリンフォースメント30の下面部30aによって挟み込まれた状態で、ボルト23及びナット24により締結されている。すなわち、後側ボルト締結部21bと、リアフロアパネル20と、リンフォースメント30の下面部30aは、3枚重ねの状態で締結されている。
また、シート取付部21の上側における前部には、シートベルトアンカ22が取り付けられている。また、シートベルトアンカ22は、シート取付部21に取り付けられているものの他に、車幅方向の中間部にも、ブラケット22aを介して取り付けられている(図8)。
ここで、第1のフレーム側係止部13及び第1の車体側係合部33について説明する。上述したように、第1のフレーム側係止部13は、サイドフレーム10の上面に取り付けられており、上面から上方に突出している。また、第1のフレーム側係止部13は、第1の車体側係合部33の前方に間隔を空けて配置されている。
図7に示すように、第1のフレーム側係止部13は、1本の棒状の部材をL字状に屈曲させることにより形成されるフック形状を有する部材であり、柱部14と突出部15を有している。柱部14は、サイドフレーム10の上面から上方に延びている。突出部15は、柱部14の上端から連続して後方に延びている部分であり、後述するU字形状部35に挿入可能な部分である。
また、第1のフレーム側係止部13が取り付けられる部分の前後には、リアフレームクロスメンバ11が接合されている。すなわち、第1のフレーム側係止部13は、両側のサイドフレーム10と前後のリアフレームクロスメンバ11によって枠が構成される剛性の高い部分に取り付けられている。
第1の車体側係合部33は、角部29に隣接しており、リンフォースメント30の下面部30aにおいて、シート取付部21の後部に対応する位置に配置されている。第1の車体側係合部33は、第1のフレーム側係止部13に係合可能で、下面部30aから下方に突出している。
第1の車体側係合部33は、図7に示すように、1本の棒状の部材を屈曲又は湾曲させることにより構成され、2つの接合部34とU字形状部35とを有している。2つの接合部34は、車体前後方向に延び、互いに間隔を空けて配置された状態で、リンフォースメント30の下面部30aに溶接等により接合されている。
U字形状部35は、車体前後方向視で上方に開くU字形状であり、U字形の2つの上端は、接合部34の前端に連続して繋がっている。U字形状部35の内部に、第1のフレーム側係止部13の突出部15が挿入可能に構成されている。
第1の車体側係合部33に対応する位置のリアフロアパネル20には、シート取付部21が取り付けられている。また、第1の車体側係合部33は、リアフロアパネル20の外側部に設けられた角部29に隣接して配置されている。
続いて、第1の車体側係合部33と第1のフレーム側係止部13との係合について説明する。車両が前方に向かって走行しているときに前突が起こると、当該前突により車体前部が衝撃荷重を受け、前突による慣性力により、リアフロアパネル20には、前方への外力が作用する。リアフロアパネル20は、サイドフレーム10やリアフレームクロスメンバ11等のフレームに対して、相対的に前方へ変位する。
当該変位によって、車体側のリアホイールハウスインナ27等がサイドフレーム10から離れる方向に回転しようとする回転モーメントが作用する。このとき、第1の車体側係合部33は、第1のフレーム側係止部13に近づくように前方に移動する。すなわち、第1の車体側係合部33と第1のフレーム側係止部13が互いに近づくように相対的に前後方向に移動する。その結果、第1のフレーム側係止部13の突出部15が、第1の車体側係合部33のU字形状部35の内側に挿入され、第1の車体側係合部33が、第1のフレーム側係止部13によって係止される。
当該係合により、前後方向の相対変位を抑制し、回転モーメントを抑止する。このとき、第1の車体側係合部33と第1のフレーム側係止部13により構成される係合部分に作用する荷重は、サイドフレーム10に分散され、さらに、リアホイールハウスインナ27やリンフォースメント30の前方への変位を抑制することができる。
上記のような前突が起こると、前突による慣性力により、後席乗員を前方かつ上方に変位させる荷重がシートベルトを介してシートベルトアンカに作用する。第1の車体側係合部33と第1のフレーム側係止部13を設けることにより、シートベルトアンカ22からの引張荷重によって起こる相対変位を、第1の車体側係合部33と第1のフレーム側係止部13が互いに係合することによって止めるため、シートベルトアンカ22からの引張荷重を、係合部分から、角部29のリンフォースメント30や、リアフロアクロスメンバ25等を介して、サイドフレーム10へ分散させることができる。
これにより、シートベルトアンカ22の周辺のリアフロアパネル20の変形を抑制することが可能となり、さらに、シートベルトが正常に機能し乗員の安全性が向上する。
また、シート取付部21が、リアフロアクロスメンバ25やリンフォースメント30に重なって配置されているため、シートベルトアンカ22の周辺のリアフロアパネル20の、シートベルトアンカ22からの引張荷重に対する剛性が向上することにより、シートベルトの周辺のリアフロアパネル20の破断の防止と変形を最小限に抑え、かつ、荷重の伝達がより促進される。
また、第1のフレーム側係止部13の突出部15が、第1の車体側係合部33のU字形状部35の内側に挿入されることで、車体側が上方に移動しようとする動きの抑制効果が高まる。
第1の車体側係合部33のU字形状部35の下端は、側面視で、車体側マウントの下端よりも下方に延出しているとよい。第1の車体側係合部33と第1のフレーム側係止部13うち、どちらか一方は、艤装品のボディマウントゴムが組付くまでの間、車体(例えばリアフロアパネル20)とフレームとの間で、サイドフレーム10の上面又は、車体の下面に接触させる長さになるように延出されている。これにより、第1の車体側係合部33または第1のフレーム側係止部13は、電着塗装時や工場内運搬時に、車体とフレームとの間にクリアランスを確保するスペーサとして機能する。これにより、車体とフレームの接触面積を最小限に抑えることができるため、運搬の衝撃等による傷つきを防ぐことができる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態では、リンフォースメント30の下面部30aに第1の車体側係合部33を設けているがこれに限らない。例えば、図5の破線に示すように、リアフロアクロスメンバ25の下面に、第2の車体側係合部33aを設けてもよい。このとき、第2の車体側係合部33aが係合可能な第2のフレーム側係止部13aを、第2の車体側係合部33aよりも前方側に配置すればよい。
また、図10に示すように、リンフォースメント30の下面部30aに、第1のフレーム側係止部13と同様の形状を有する車体側係止部37を設け、サイドフレーム10の上面に第1の車体側係合部33と同様の形状を有するフレーム側係合部17を設けてもよい。また、図10の破線で示すように、リアフロアクロスメンバ25の下面に、車体側係止部37aを設け、これよりも前方側にフレーム側係合部17aを設けてもよい。
また、本実施形態の第1のフレーム側係止部13は、図7に示すように、側面視でL字状のフック形状を有しているが、これに限らない。例えば、図11に示すように、上面視でU字状の突出部15aを有するフレーム側係止部13bとしてもよい。
この場合、フレーム側係止部13bは、互いに間隔を空けて配置される2つの柱部14aを備えており、突出部15aは、各柱部14aの上端から連続して後方に延び、後端で互いに近づく方向に屈曲して延び、接続されている。このように構成することで、突出部15aと、第1の車体側係合部33のU字形状部35とが係合したときに、車幅方向の動きが抑制され、係合状態がより強固になる。また、図10に示す車体側係止部37,37aに、2つの柱部とU字状の突出部を設けてもよい。
10 サイドフレーム
10a フランジ部
11 リアフレームクロスメンバ
13 第1のフレーム側係止部
13a 第2のフレーム側係止部
14,14a 柱部
15,15a 突出部
17,17a フレーム側係合部
20 リアフロアパネル
21 シート取付部
21a 前側ボルト締結部
21b 前側ボルト締結部
22 シートベルトアンカ
23 ボルト
24 ナット
25 リアフロアクロスメンバ
26 テールエンドメンバ
27 リアホイールハウスインナ(車体)
29 角部
30 リンフォースメント(車体)
30a 下面部
30b 縦壁部
33 第1の車体側係合部
33a 第2の車体側係合部
34 接合部
35 U字形状部
37,37a 車体側係止部
40 リアシート
41 シートバック

Claims (5)

  1. 車体の後部に配置されたフロアパネルと、前記フロアパネルの両側に配置され、車体前後方向に延びているサイドフレームと、を備えている車体側部構造において、
    前記サイドフレームには、フレーム側係止部またはフレーム側係合部の一方が、上方に突出して設けられ、
    前記フロアパネルの車幅方向外側部に位置する前記車体側には、前記フレーム側係止部又は前記フレーム側係合部の車体前後方向位置に対応する位置に、前記フレーム側係止部に係合可能な車体側係合部、又は前記フレーム側係合部に係止可能な車体側係止部が、下方に突出して設けられており、
    前記フロアパネルの車幅方向外側部には、前記車体と前記フロアパネルによって構成される角部が、車体前後方向に延びて設けられおり、
    前記車体側係止部又は前記車体側係合部は、前記角部に隣接して配置されていることを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記車体側係合部又は前記車体側係止部に対応する位置の前記フロアパネルには、シート取付部を介してリアシートが取り付けられており、
    前記シート取付部には、シートベルトアンカが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記フロアパネルの車幅方向外側部には、前記シート取付部を補強するためのリンフォースメントが接合され、
    前記リンフォースメントには、前記車体側係合部又は前記車体側係止部が接合されていることを特徴とする請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記フロアパネルには、車幅方向に延びるフロアクロスメンバが取り付けられており、
    前記シート取付部は、前記車体側係止部又は前記車体側係合部に対応する位置で、前記フロアクロスメンバに上面視で重なって配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項に記載の車体側部構造。
  5. 前記車体には前記車体側係合部が設けられ、前記サイドフレームには前記フレーム側係止部が設けられており、
    前記車体側係合部は、互いに間隔を空けて配置され車体前後方向に延びる2つの接合部と、車体前後方向視で上方に開くU字形状部と、を備え、前記接合部を介して前記車体側に接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の車体側部構造。
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