JP7022572B2 - 超音波センサ - Google Patents
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Description
積層膜の上には、下側電極、圧電体薄膜および上側電極を含む圧電振動子が形成されている。圧電振動子は、積層膜を挟んで基板の表面および基板の孔部に対向している。
特許文献1に開示された従来の超音波センサでは、下側電極が絶縁性の積層膜を挟んで基板に対向している。そのため、寄生容量が、下側電極および基板の間の領域に形成される。その結果、g定数を決定づける誘電率が、寄生容量に起因して変動する。つまり、従来の超音波センサでは、寄生容量に起因して感度が変動する可能性がある。
この超音波センサによれば、下側電極に対する下側パッド電極の接続部を、平面視において開口部の内壁面によって取り囲まれた領域内に配置させることができる。これにより、寄生容量が、下側パッド電極の接続部および基板の主面の間の領域に形成されることを抑制できる。よって、寄生容量に起因する感度の変動を適切に抑制できる超音波センサを提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る超音波センサ1の平面図である。図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。図3は、図1に示すIII-III線に沿う断面図である。図4は、図2に示す領域IVの拡大図である。図5は、図2に示す領域Vの拡大図である。
超音波センサ1は、直方体形状に形成されたセンサ本体2を含む。センサ本体2は、一方側の第1主面3、他方側の第2主面4、ならびに、第1主面3および第2主面4を接続する側面5を含む。第2主面4は、研削面であってもよい。側面5は、研削面であってもよい。
センサ本体2の長辺に沿う長さLは、0.5mm以上2.0mm以下(たとえば1.5mm程度)であってもよい。センサ本体2の短辺に沿う長さWは、0.5mm以上2.0mm以下(たとえば1.0mm程度)であってもよい。
センサ本体2は、基板10、振動板11、圧電素子層12、表面絶縁層13および表面電極層14を含む積層構造を有している。この積層構造によって、センサ本体2の第1主面3、第2主面4および側面5が形成されている。
基板10は、半導体基板からなっていてもよい。半導体基板は、シリコン、炭化シリコンまたは化合物半導体を含んでいてもよい。化合物半導体は、酸化物半導体(たとえば酸化ガリウム)や窒化物半導体(たとえば窒化ガリウム)等を含んでいてもよい。半導体基板は、量産性の観点から、シリコンからなることが好ましい。
開口部21は、平面視において第1基板主面15の中央部に形成されている。開口部21は、平面視において四角形状に形成されていてもよい。開口部21の4辺は、それぞれ、基板10の基板側面17に平行に形成されていてもよい。
開口部21は、第1基板主面15および第2基板主面16のそれぞれに対して垂直な内壁面を有していてもよい。開口部21は、第1基板主面15側の開口幅が、第2基板主面16側の開口幅よりも狭い、テーパ形状に形成されていてもよい。
振動板11は、センサ本体2の側面5の一部を形成している。振動板11は、基板10の基板側面17に対して面一な側面を有している。振動板11の厚さは、30μm以上80μm以下(たとえば45μm程度)であってもよい。
圧電素子層12は、振動板11の上に形成された下側電極層23、下側電極層23の上に形成された中間層24、および、中間層24の上に形成された上側電極層25を含む。中間層24は、圧電体を含み、下側電極層23および上側電極層25の間の領域に形成されている。
下側電極層23は、平面視において三角形状、六角形状等の多角形状に形成されていてもよい。下側電極層23は、平面視において円形状や楕円形状に形成されていてもよい。
下側電極層23は、平面視において開口部21の内壁面によって取り囲まれた領域内に形成されている。下側電極層23は、平面視において開口部21の内壁面によって取り囲まれた領域内のみに形成されている。下側電極層23は、振動板11を挟んで基板10に対向していない。
下側電極層23は、モリブデン(Mo)層を含んでいてもよい。下側電極層23は、モリブデン層からなっていてもよい。下側電極層23の厚さは、40nm以上200nm以下(たとえば100nm程度)であってもよい。
上側電極層25は、中間層24において振動板11の閉塞部22の上の領域に形成されている。上側電極層25は、平面視において四角形状に形成されていてもよい。上側電極層25の4辺は、それぞれ、基板側面17に平行に形成されていてもよい。
平面視において、上側電極層25の全域は、基板10の開口部21に重なっている。より具体的には、上側電極層25において中間層24側の面の全域が、中間層24および振動板11の閉塞部22を挟んで基板10の開口部21に対向している。つまり、中間層24に対する上側電極層25の接続部の全域が、中間層24および振動板11の閉塞部22を挟んで基板10の開口部21に対向している。
図4を参照して、上側電極層25は、中間層24側からこの順に積層された酸化イリジウム(IrOx)層31およびイリジウム(Ir)層32を含む積層構造を有していてもよい。
上側電極層25の任意の領域には、中間層24を露出させる上側開口33が形成されている。上側開口33は、上側電極層25において、センサ本体2の一端部側の1つの隅部(図1の左上側の隅部)に形成されている。
表面絶縁層13は、上側電極層25を被覆するように中間層24の上に形成されている。表面絶縁層13は、下側電極層23を露出させるように、上側開口33の内壁面および下側パッド開口34の内壁面に沿って膜状に形成されている。表面絶縁層13は、下側パッド開口34の内部において、凹状の空間を区画している。
下側パッド電極層36は、表面絶縁層13を介して下側パッド開口34に埋め込まれている。下側パッド電極層36は、下側パッド開口34内において下側電極層23に電気的に接続されている。このように、下側パッド電極層36は、下側電極層23に接続されるように中間層24を貫通している。
下側パッド電極層36は、下側パッド開口34からセンサ本体2の一端部側に向かって引き出されている。下側パッド電極層36は、平面視において四角形状に形成されている。下側パッド電極層36は、センサ本体2の長手方向に沿って延びる長方形状に形成されている。
上側パッド電極層37および上側電極層25の上側接続部42は、中間層24および振動板11の閉塞部22を挟んで基板10の開口部21と対向している。上側接続部42は、中間層24および振動板11を挟んで基板10の第1基板主面15と対向していない。つまり、上側接続部42の全域は、平面視において基板10の開口部21に重なっている。
中間層24は、種々の形態を採り得る。以下では、中間層24が、振動板11側からこの順に積層された第1圧電体層51、第1中間電極層52、第2圧電体層53、第2中間電極層54および第3圧電体層55を含む積層構造を有する形態例について説明する。
第1圧電体層51は、窒化アルミニウム層を含んでいてもよい。第1圧電体層51は、この例では、窒化アルミニウム層からなる。第1圧電体層51の厚さは、0.5μm以上2μm以下(たとえば1μm程度)であってもよい。
第1中間電極層52は、第1圧電体層51を挟んで下側電極層23と対向している。下側電極層23および第1中間電極層52は、第1圧電体層51を挟んで容量結合している。
第2圧電体層53は、第1中間電極層52を被覆するように第1圧電体層51の上に形成されている。第2圧電体層53は、窒化アルミニウム層を含んでいてもよい。第2圧電体層53は、窒化アルミニウム層からなっていてもよい。第2圧電体層53の厚さは、0.05μm以上1.0μm以下(たとえば0.1μm程度)であってもよい。
第2中間電極層54は、第2圧電体層53を挟んで第1中間電極層52と対向している。第1中間電極層52および第2中間電極層54は、第2圧電体層53を挟んで容量結合している。
酸化イリジウム層56の厚さは、20nm以上80nm以下(たとえば50nm程度)であってもよい。イリジウム層57の厚さは、20nm以上80nm以下(たとえば50nm程度)であってもよい。
第2中間電極層54は、酸化イリジウム層56に代えてまたはこれに加えて、導電性の金属酸化層を含んでいてもよい。導電性の金属酸化層は、酸化ルテニウム(RuOx)層、酸化ストロンチウム・ルテニウム(SrRuO3)層、酸化ランタン・ニッケル(LaNiOx)層、または、酸化亜鉛(ZnO)層のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
第2中間電極層54は、チタン層58およびプラチナ層59の積層構造に代えて、プラチナ層、チタン層、イリジウム層、ルテニウム層、ニッケル層、または、金(Au)層のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
図1および図3を参照して、中間層24には、第1中間パッド開口61および第2中間パッド開口62がさらに形成されている。
第2中間パッド開口62は、第3圧電体層55を貫通し、第2中間電極層54を露出させている。第2中間パッド開口62は、平面視においてセンサ本体2の一端部側において、基板10の第1基板主面15と重なる領域に形成されている。
前述の表面絶縁層13は、第2中間電極層54を露出させるように、第2中間パッド開口62の内壁面に沿って膜状に形成されている。表面絶縁層13は、第2中間パッド開口62の内部において、凹状の空間を区画している。
第1中間パッド電極層63は、表面絶縁層13を挟んで第1中間パッド開口61に埋め込まれている。第1中間パッド電極層63は、第1中間パッド開口61内において第1中間電極層52に電気的に接続されている。
第1中間パッド電極層63は、この例では、第1中間パッド開口61からセンサ本体2の一端部側に向かって引き出されている。第1中間パッド電極層63は、平面視において四角形状に形成されている。第1中間パッド電極層63は、センサ本体2の長手方向に沿って延びる長方形状に形成されている。
このように、第2中間パッド電極層64は、第2中間電極層54に接続されるように、第3圧電体層55を貫通している。第2中間パッド電極層64および第2中間電極層54の第2中間接続部66は、平面視において基板10の第1基板主面15と重なる領域に形成されている。
以下、下側パッド開口34、第2中間パッド開口62、および、それら周辺の構造について具体的に説明する。
第1コンタクト開口71は、上側電極層25の上側開口33から露出する部分から第3圧電体層55を貫通している。第1コンタクト開口71の底壁は、第2中間電極層54によって形成されている。第1コンタクト開口71の側壁は、第3圧電体層55によって形成されている。
第2コンタクト開口72の側壁からは、第1中間電極層52は露出していない。第1中間電極層52は、下側パッド開口34(第2コンタクト開口72)を取り囲むように、第1圧電体層51の上に形成されている。
下側パッド開口34は、第1コンタクト開口71の側壁および第2コンタクト開口72の側壁の間の領域に形成された段部を含む。この段部は、第1コンタクト開口71の底壁によって形成されている。
第3コンタクト開口74は、第3圧電体層55を貫通している。第3コンタクト開口74の底壁は、第2中間電極層54によって形成されている。第3コンタクト開口74の側壁は、第3圧電体層55によって形成されている。
第3コンタクト開口74は、第3開口面積を有している。第4コンタクト開口75は、第4開口面積を有している。第4コンタクト開口75の第4開口面積は、第3コンタクト開口74の第3開口面積以下である。第4コンタクト開口75の第4開口面積は、より具体的には、第3コンタクト開口74の第3開口面積未満である。
絶縁体を挟んで複数の電極層が互いに対向する構造の場合、各電極層の間の領域に寄生容量が形成される。寄生容量の値は、複数の電極層の間の距離に反比例している。したがって、寄生容量の値は、複数の電極層の間の距離が小さくなる程、大きくなる。
これに対して、超音波センサ1によれば、振動板11の閉塞部22の上に下側電極層23が形成されている。振動板11の閉塞部22に対する下側電極層23の接続部の全域は、振動板11の閉塞部22に対向している。
また、超音波センサ1によれば、下側パッド電極層36に対する接続のため、下側電極層23を、基板10の第1基板主面15において開口部21の外側の領域に引き出す必要がない。これにより、下側電極層23に対する下側パッド電極層36の下側接続部41を、下側電極層23を挟んで振動板11の閉塞部22に対向させることができる。
その結果、寄生容量に起因する感度の変動を抑制できる超音波センサ1を提供できる。
図6Aを参照して、まず、円板状のウエハ81が用意される。ウエハ81は、半導体ウエハであってもよい。半導体ウエハは、シリコンを含んでいてもよい。
ウエハ81は、一方側の第1ウエハ主面82および他方側の第2ウエハ主面83を有している。ウエハ81の第1ウエハ主面82および第2ウエハ主面83は、それぞれ、基板10の第1基板主面15および第2基板主面16に対応している。
次に、振動板11が、ウエハ81の第1ウエハ主面82の上に形成される。振動板11の形成工程は、スパッタ法によって、ウエハ81の第1ウエハ主面82に窒化アルミニウム層を形成する工程を含んでいてもよい。
次に、図6Bを参照して、第1圧電体層51が、下側電極層23を被覆するように振動板11の上に形成される。第1圧電体層51の形成工程は、スパッタ法によって、振動板11の上に窒化アルミニウム層を形成する工程を含んでいてもよい。
次に、第2中間電極層54が、第2圧電体層53の上に形成される。第2中間電極層54の形成工程は、スパッタ法によって、酸化イリジウム層56、イリジウム層57、チタン層58およびプラチナ層59を、第2圧電体層53側からこの順に形成する工程を含んでいてもよい。
次に、図6Eを参照して、第3圧電体層55が、第2中間電極層54の上に形成される。第3圧電体層55は、第2中間電極層54の表面の全面を被覆するように形成される。第3圧電体層55の形成工程は、ゾルゲル法によって、第2中間電極層54の上にPZT層を形成する工程を含んでいてもよい。
次に、図6Fを参照して、所定パターンを有する第1レジストマスク85が、第3圧電体層55の上に形成される。第1レジストマスク85は、第1コンタクト開口71を形成すべき領域を露出させる第1開口86、第3コンタクト開口74(図3参照)を形成すべき領域を露出させる第2開口(図示せず)、および、第2中間パッド開口62(図3参照)を形成すべき領域を露出させる第3開口(図示せず)を有している。
これにより、第1コンタクト開口71、第3コンタクト開口74、および、第2中間パッド開口62が形成される。第1コンタクト開口71、第3コンタクト開口74、および、第2中間パッド開口62は、第2中間電極層54を底壁として有している。その後、第1レジストマスク85は除去される。
次に、図6Hを参照して、第2レジストマスク89を介するエッチング法によって、第2中間電極層54の不要な部分が除去される。第2圧電体層53は、第2中間電極層54のエッチングに対するエッチングストッパ層として形成されている。
次に、図6Iを参照して、第2中間電極層54をマスクとするエッチング法によって、第2圧電体層53の不要な部分、および、第1圧電体層51の不要な部分が除去される。第1中間電極層52および下側電極層23は、第1圧電体層51および第2圧電体層53のエッチングに対するエッチングストッパ層として形成されている。
一方、第4コンタクト開口75(図3参照)を形成すべき領域では、第1中間電極層52に到達するまで、第2圧電体層53の不要な部分が除去される。これにより、第4コンタクト開口75が形成される。このようにして、第3コンタクト開口74および第4コンタクト開口75を含む第1中間パッド開口61が形成される。
次に、所定パターンを有する第3レジストマスク91が、表面絶縁層13の上に形成される。第3レジストマスク91は、第1開口92および第2開口93を含む。第1開口92は、表面絶縁層13において下側電極層23を被覆する任意の領域を露出させている。第2開口93は、表面絶縁層13において上側電極層25を被覆する任意の領域を露出させている。
表面電極層14の形成工程は、マスクを用いたエッチング法によって、電極層を所定パターンに成形する工程を含んでいてもよい。これにより、下側パッド電極層36、上側パッド電極層37、第1中間パッド電極層63および第2中間パッド電極層64を含む表面電極層14が形成される。
次に、図6Lを参照して、ウエハ81の第2ウエハ主面83側に、第2ウエハ主面83を被覆し、かつ、所定パターンを有する第4レジストマスク94が形成される。第4レジストマスク94は、開口部21を形成すべき領域を露出させる開口95を含む。
その後、複数のセンサ形成領域84の周縁に沿ってウエハ81が切断される。これにより、複数の超音波センサ1が、1枚のウエハ81から切り出される。以上の工程を経て、超音波センサ1が形成される。
以下では、第1実施形態において述べた構造と同様の構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
したがって、超音波センサ101は、第1中間電極層52、第2圧電体層53、第1中間パッド開口61および第1中間パッド電極層63を含まない点を除いて、超音波センサ1とほぼ同様の構造を有している。
超音波センサ101は、超音波センサ1の製造工程を利用して製造できる。たとえば、超音波センサ101は、超音波センサ1の製造工程から、第1中間電極層52、第2圧電体層53、第1中間パッド開口61および第1中間パッド電極層63の形成工程を省くことによって製造できる。
以下では、第1実施形態において述べた構造と同様の構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
超音波センサ111では、第1中間電極層52、第2中間パッド開口62および第2中間パッド電極層64が、それぞれ、上側電極層112、上側パッド開口113および上側パッド電極層114として形成されている。
超音波センサ111は、超音波センサ1の製造工程を利用して製造できる。たとえば、超音波センサ111の製造工程では、第2圧電体層53、第2中間電極層54、第3圧電体層55、上側電極層25、上側パッド開口35、第1中間パッド開口61、上側パッド電極層37および第1中間パッド電極層63の形成工程が省かれる。
図13は、本発明の第4実施形態に係る超音波センサ121の平面図である。図14は、図13に示すXIV-XIV線に沿う断面図である。
超音波センサ121の中間層24は、下側電極層23の上に形成された第1圧電体層51からなる。超音波センサ121は、第1中間電極層52、第2圧電体層53、第2中間電極層54、第3圧電体層55、第1中間パッド開口61、第2中間パッド開口62、第1中間パッド電極層63、および、第2中間パッド電極層64を含まない。
超音波センサ121は、超音波センサ1の製造工程を利用して製造できる。たとえば、超音波センサ121は、超音波センサ1の製造工程から、第1中間電極層52、第2圧電体層53、第2中間電極層54、第3圧電体層55、第1中間パッド開口61、第2中間パッド開口62、第1中間パッド電極層63、および、第2中間パッド電極層64の形成工程を省くことによって製造される。
前述の各実施形態に係る超音波センサ1,101,111,121は、超音波送受信装置、超音波受信装置、超音波送信装置、圧電トランス等に利用できる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
10 基板
11 振動板
15 第1基板主面
16 第2基板主面
21 基板の開口部
22 振動板の閉塞部
23 下側電極層
24 中間層
25 上側電極層
36 下側パッド電極層
37 上側パッド電極層
41 下側接続部
42 上側接続部
51 第1圧電体層
52 第1中間電極層
53 第2圧電体層
54 第2中間電極層
55 第3圧電体層
101 超音波センサ
111 超音波センサ
121 超音波センサ
Claims (8)
- 開口部が形成された主面を有する基板と、
前記基板の前記主面の上に形成され、前記開口部を閉塞する閉塞部を含む振動板と、
前記基板の前記主面の法線方向から見た平面視において、前記基板の前記開口部に全域が重なるように前記振動板の前記閉塞部の上に形成された下側電極と、
圧電体を含み、前記下側電極の上に形成された中間層と、
前記中間層の上に形成された上側電極と、
前記下側電極に接続されるように前記中間層を貫通し、前記平面視において前記下側電極に対する接続部の全域が、前記基板の前記開口部に重なる下側パッド電極と、を含む、超音波センサ。 - 前記上側電極の上に形成された絶縁層と、
前記上側電極に接続されるように前記絶縁層を貫通し、前記平面視において前記上側電極に対する接続部の全域が、前記基板の前記開口部に重なる上側パッド電極と、をさらに含む、請求項1に記載の超音波センサ。 - 開口部が形成された主面を有する基板と、
前記基板の前記主面の上に形成され、前記開口部を閉塞する閉塞部を含む振動板と、
前記基板の前記主面の法線方向から見た平面視において、前記基板の前記開口部に全域が重なるように前記振動板の前記閉塞部の上に形成された下側電極と、
圧電体を含み、前記下側電極の上に形成された中間層と、
前記中間層の上に形成された上側電極と、
前記上側電極の上に形成された絶縁層と、
前記上側電極に接続されるように前記絶縁層を貫通し、前記平面視において前記上側電極に対する接続部の全域が、前記基板の前記開口部に重なる上側パッド電極と、を含む、超音波センサ。 - 前記中間層は、前記下側電極の上に形成された第1圧電体層、前記第1圧電体層の上に形成された中間電極、および、前記中間電極の上に形成された第2圧電体層を含む積層構造を有している、請求項1~3のいずれか一項に記載の超音波センサ。
- 前記中間層は、前記下側電極の上に形成された第1圧電体層、前記第1圧電体層の上に形成された第1中間電極、前記第1中間電極の上に形成された第2圧電体層、前記第2圧電体層の上に形成された第2中間電極、および、前記第2中間電極の上に形成された第3圧電体層を含む積層構造を有している、請求項1~3のいずれか一項に記載の超音波センサ。
- 前記中間層は、前記下側電極の上に形成された圧電体層を含む単層構造からなる、請求項1~3のいずれか一項に記載の超音波センサ。
- 前記基板は、半導体基板からなる、請求項1~6のいずれか一項に記載の超音波センサ。
- 前記半導体基板は、シリコンを含む、請求項7に記載の超音波センサ。
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