JP7022035B2 - 超伝導マグネット装置 - Google Patents

超伝導マグネット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7022035B2
JP7022035B2 JP2018163235A JP2018163235A JP7022035B2 JP 7022035 B2 JP7022035 B2 JP 7022035B2 JP 2018163235 A JP2018163235 A JP 2018163235A JP 2018163235 A JP2018163235 A JP 2018163235A JP 7022035 B2 JP7022035 B2 JP 7022035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
connecting member
pair
superconducting
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018163235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020035958A (ja
Inventor
斉 宮田
良夫 奥井
博睦 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Superconductor Technology Inc
Original Assignee
Japan Superconductor Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Superconductor Technology Inc filed Critical Japan Superconductor Technology Inc
Priority to JP2018163235A priority Critical patent/JP7022035B2/ja
Priority to CN201910795109.1A priority patent/CN110875113B/zh
Publication of JP2020035958A publication Critical patent/JP2020035958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7022035B2 publication Critical patent/JP7022035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/04Cooling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/06Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Description

本発明は、超伝導コイルに大電流を流すことにより強磁場を発生させる超伝導マグネット装置に関する。
超伝導コイルに電力を供給することにより非常に大きな電磁力を発生させる超伝導マグネット装置が開発されている。たとえば、超伝導マグネット装置が発生させた電磁力は不純物の除去に利用される。超伝導コイルを備えた従来のマグネット装置として特許文献1に記載されたものが知られている。
この超伝導マグネット装置は水平方向に離間した位置に配置された一対の超伝導コイルを備える。一対の超伝導コイルは軸方向に対向するように配置されている。一対の超伝導コイルは電力供給下で互いに引き寄せ合うように作用する電磁力を発生させる。一対の超伝導コイル間の位置関係を維持するように超伝導マグネット装置はこれらの超伝導コイルを支持する一対の支持体を備えている。一対の支持体は一対の超伝導コイルと同様に水平方向に離間した位置に配置されている。一対の支持体間の位置関係が一対の超伝導コイルから発生した電磁力の存在下及び不存在下で変化しないように一対の支持体は連結部材を用いて連結されている。一対の支持体の間に形成された空間を溶融した半導体材料が収容された坩堝が通過すると、半導体材料に含まれる不純物は電磁力に曝され坩堝の内壁の近くに集められる一方で高純度の半導体材料が坩堝の中央に集まる。
不純物を坩堝の内壁の近くに集めるのに十分な大きさの電磁力を得るために一対の超伝導コイルは冷却される。一対の超伝導コイルを冷却するために、上述の超伝導マグネット装置は一対の支持体に搭載された一対の冷凍機を備えている。
特開昭60-36391号公報
冷凍機のみを用いて常温の超伝導コイルを所望の温度(たとえば、4K)にするのには数ヶ月の期間がかかることがある。冷却期間を短縮するために冷凍機だけでなく冷媒を用いることが考えられるけれども、冷媒を収容するための容器が別途必要とされる。この場合、容器の配置スペースの分だけ超伝導マグネット装置は大きくなる。
本発明は、超伝導コイルを常温から所望の温度まで冷却するのに必要とされる期間を短縮することができる小型の超伝導マグネット装置を提供することを目的とする。
超伝導マグネット装置の一対の超伝導コイルに大電流が流れると、これらの超伝導コイルが互いに引き寄せられる方向に作用する強い電磁力が発生する。この電磁力に抗してこれらの超伝導コイル間の距離を維持するための構造が必要とされる。超伝導コイル間の距離を維持するための構造が冷媒を収容する部位として利用可能であることに本発明者等は着目し以下の発明を案出した。
本発明の一局面に係る超伝導マグネット装置は軸方向に対向するように離間した位置に配置された一対の超伝導コイルと、前記一対の超伝導コイルのうち一方を支持するように形成された第1支持体と、前記第1支持体から離間した位置に配置されているとともに前記一対の超伝導コイルのうち他方を支持するように形成された第2支持体と、前記第1支持体及び前記第2支持体にそれぞれ取り付けられた一対の冷凍機と、前記一対の超伝導コイルの熱が前記一対の冷凍機へ伝わるように前記第1支持体及び前記第2支持体にそれぞれ取り付けられた一対の伝熱部材と、前記第1支持体と前記第2支持体とに連結されているとともに冷媒が収容される収容空間を形成している連結構造体と、を備える。前記一対の伝熱部材は前記一対の超伝導コイルの熱を前記冷媒によって冷却された前記連結構造体へ伝えるように形成されている。
上記の構成によれば、一対の冷凍機に加えて第1支持体及び第2支持体を連結する連結構造体が一対の超伝導コイルの冷却に利用される。連結構造体の収容空間の中に冷媒が収容されると連結構造体は冷媒の温度に冷却される。冷媒によって冷却された連結構造体へ一対の超伝導コイルの熱が伝達されるので、一対の超伝導コイルは一対の冷凍機だけでなく連結構造体によっても冷却される。したがって、一対の超伝導コイルが所定の温度まで冷却されるのに必要とされる期間は短縮される。一対の超伝導コイルを冷却する冷却機能が第1支持体及び第2支持体を連結する連結構造体に付加されるので連結構造体は有効に利用され、冷媒が収容される容器は別途必要とされない。冷媒が収容される容器が必要とされないので、超伝導マグネット装置の寸法を著しく大きくすることなく冷却時間がされる。
上記の構成に関して超伝導マグネット装置は前記収容空間へ前記冷媒を案内するように形成された供給管を更に備え、前記一対の超伝導コイルの前記軸は水平方向に延設され、前記収容空間は前記連結構造体の高さ方向における中間位置よりも下方に形成され、前記供給管は前記収容空間から上方に延設されていることが好ましい。
上記の構成によれば、冷媒が収容される収容空間は連結構造体の高さ方向における中間位置よりも下方に形成されているので、収容空間の上方には供給管を配置するための広い空間が形成される。したがって、収容空間から上方に延設された供給管の全長は大きな値に設定されてもよい。供給管が長くなればなるほど冷媒とともに供給管に流入した熱が収容空間に到達しにくくなる。したがって、収容空間への流入熱の流入は収容空間の上方に形成された広い空間を利用して配管された長い供給管によって抑制される。
上記の構成に関して前記連結構造体は前記中間位置より下方で前記第1支持体と前記第2支持体とに連結されるように前記水平方向に延設された第1連結部材と、前記第1連結部材から上方に離間するように前記中間位置よりも上方で延設されているとともに前記第1支持体と前記第2支持体とに連結された第2連結部材を含み、前記収容空間は第1連結部材に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、第2連結部材は第1連結部材から上方に離れているので、これらの間には空間が形成される。したがって、第1連結部材の配置位置から第2連結部材の配置位置までの領域に亘って第1支持体及び第2支持体に連続的に連結された連結構造体と較べて、第1連結部材及び第2連結部材によって形成された連結構造体は軽量である。
第2連結部材に収容空間が形成された構造に関して、第1連結部材と第2連結部材との間に形成された空間は収容空間から上方に延設された供給管の配管領域としては利用できない。一方収容空間が第1連結部材に形成される上述の構成の下では、第1連結部材と第2連結部材との間に形成された空間は供給管の配管領域として利用可能である。したがって、第1連結部材と第2連結部材との間に形成された空間の高さ寸法の分だけ供給管は長い寸法を有することができる。
上記の構成に関して超伝導マグネット装置は平面視において前記第1支持体と前記第1連結部材とによって形成された挟角が前記一対の超伝導コイルから発生した電磁力の存在下において維持されるように前記第1支持体と前記第1連結部材とに接続された補強部を更に備えることが好ましい。
上記の構成によれば、補強部は第1支持体と第1連結部材とによって形成された挟角を維持するので、第1支持体によって支持された超伝導コイルの軸の向きは電磁力の存在下と不存在下との間で変化しない。
上記の構成に関して、前記冷媒は液体窒素であることが好ましい。
上記の構成によれば、冷媒として液体窒素が用いられるので一対の超伝導コイルは効果的に冷却される。
上述の超伝導マグネット装置は、短期間で超伝導コイルを常温から所望の温度まで冷却することを可能にする構造を有する。
例示的な超伝導マグネット装置の内部構造体の概略的な斜視図である。 超伝導マグネット装置の概略的な外観斜視図である。 超伝導マグネット装置の内部構造体の一部の概略的な斜視図である。
図1は、例示的な超伝導マグネット装置100の内部構造体の概略的な斜視図である。図2は超伝導マグネット装置100の概略的な外観斜視図である。図1及び図2に示される「右」、「左」、「前」、「後」といった方向を表す指標は説明の明瞭化のみを目的とし限定的に解釈されるべきではない。図1及び図2には左右方向に延設された水平軸HAXが示されている。水平軸HAXを基準に超伝導マグネット装置100が説明される。
超伝導マグネット装置100の内部構造体は電磁力を発生させる一対のコイル部151,152と、コイル部151,152を支持するように形成されたフレーム構造体と、コイル部151,152の熱を伝えるように形成された伝熱部材153,154とを備える。コイル部151,152は水平軸HAX上に中心軸が一致するように離間した位置に配置されている。コイル部151,152から発生した電磁力はコイル部151,152が互いに引き寄せられる方向に作用する。フレーム構造体は電磁力に抗してこれらのコイル部151,152の離間した位置関係が維持されるように形成されている。フレーム構造体は平面視において前方に開口したC形を形成している。フレーム構造体はコイル部151及び伝熱部材153が取り付けられた第1支持体161と、コイル部152及び伝熱部材154が取り付けられた第2支持体162と、第1支持体161と第2支持体162とに連結された連結構造体を含む。連結構造体は、第1支持体161及び第2支持体162の後端に両端部が連結された第1連結部材191及び第2連結部材192を含む。
内部構造体はコイル部151,152の電気抵抗を低減するために低温環境下(たとえば4K)に置かれる。低温環境を作り出すために超伝導マグネット装置100は一対の冷凍機141,142を備える(図2を参照)。加えて、超伝導マグネット装置100は低温環境を維持するために内部構造体の周囲の真空状態を維持するように形成された真空容器110を備える(図2を参照)。真空容器110及び冷凍機141,142が、超伝導マグネット装置100の内部構造体の詳細な説明の前に説明される。
真空容器110は図1に示される内部構造体を取り囲むように形成されている。真空容器110によって形成された内部空間は、真空装置(図示せず)によって真空状態に保たれている。
真空容器110は、平面視において略U字型の天板111と、天板111から下方に離間した位置に配置された底板112と、底板112から天板111へ略鉛直に立設された周壁部113と、を含む。加えて真空容器110は、底板112の下面に取り付けられた4つの脚部114(図2は2つの脚部114を示している)を含む。
真空容器110の天板111は平面視において前方に開口したU字形状を形成している内縁121と、内縁121から右方に離間した位置で前後方向に延設された右縁122と、内縁121から左方に離間した位置で前後方向に延設された左縁123と、を含む。加えて、天板111は右縁122及び左縁123の後端を結ぶように左右方向に延設された後縁124を含む。更に天板111は、内縁121及び右縁122の前端を結ぶように左右方向に延設された前縁125と、内縁121及び左縁123の前端を結ぶように左右方向に延設された前縁126と、を含む。内縁121、右縁122、左縁123、後縁124及び前縁125,126は略等しい高さ位置に配置されている。したがって、天板111は略水平な姿勢である。
天板111と略平行に底板112が配置されている。底板112は形状及び大きさにおいて天板111と略等しい。天板111の縁部に対して付けられた名称は底板112に援用される。
底板112の下面に取り付けられた4つの脚部114のうち1つは底板112の前縁、右縁及び内縁によって囲まれた前端領域に配置されている。他のもう1つの脚部114は底板112の前縁、左縁及び内縁によって囲まれた前端領域に配置されている。他のもう1つの脚部114は、底板112の後縁と右縁とによって形成された角隅部に配置されている。残りの1つの脚部114は、底板112の後縁と左縁とによって形成された角隅部に配置されている。これらの脚部114は底板112の下面を超伝導マグネット装置100が設置された床面から離間させる。
底板112と天板111との間で略鉛直な面を形成している周壁部113は、複数の板部材から形成されている。複数の板部材のうち1つは、天板111の内縁121と底板112の内縁とを繋ぐU字状の面を形成しているU字板131である。複数の板部材のうち他のもう1つは、天板111の右縁122と底板112の右縁とを繋ぐ矩形状の面を形成している右板132である。複数の板部材のうち他のもう1つは、天板111の左縁123と底板112の左縁とを繋ぐ矩形状の面を形成している左板133である。複数の板部材のうち他のもう1つは、天板111の後縁124と底板112の後縁とを繋ぐ矩形状の面を形成している後板134である。複数の板部材のうち他のもう1つは、天板111の前縁125と天板111の前縁125の下方で左右方向に延設された底板112の前縁とを繋ぐ矩形状の面を形成している前板135である。複数の板部材のうち残りの1つは、天板111の前縁126と天板111の前縁126の下方で左右方向に延設された底板112の前縁とを繋ぐ矩形状の面を形成している前板136である。
前板136,135、後板134、左板133、右板132、U字板131、底板112及び天板111の縁部は線状に溶接され、密閉された内部空間が形成されている。したがって、これらの板状部材によって囲まれた内部空間の真空状態が維持される。これらの板状部材によって囲まれた内部空間には図1に示される内部構造体に加えて、内部構造体を取り囲むように形成されたシールド容器(図示せず)が超伝導マグネット装置100の一部として配置されている。シールド容器は真空容器110の外の外部環境からシールド容器内に配置された内部構造体への伝熱を防ぐために用いられている。
真空容器110の天板111から上方に突出した冷凍機141,142の一部が図2に示されている。冷凍機141,142の鉛直中心軸が天板111の内縁121の最後端よりも後方に位置するように冷凍機141,142が配置されている。冷凍機141は天板111の右縁122及び後縁124によって形成される角隅部の近くに配置されている一方で、冷凍機142は天板111の左縁123及び後縁124によって形成される角隅部の近くに配置されている。
冷凍機141,142は2段式の冷却機構をそれぞれ有している。冷凍機141,142それぞれの第1ステージは上述のシールド容器に熱的に接続されている。冷凍機141,142それぞれの第2ステージは図1に示される内部構造体に接続されている。内部構造体が図1乃至図3を参照して以下に説明される。図3は内部構造体の一部の概略的な斜視図である。
内部構造体のフレーム構造体の一部として用いられる第1支持体161は、右方に開口した略矩形状の箱体である。第1支持体161は真空容器110の右板132とU字板131との間の空間に配置されている。第1支持体161は真空容器110の右板132と略平行な略矩形状の主板171と、主板171の外縁から右方に屈曲した周壁部172とを含む。主板171には略円形の貫通孔173が形成されている。図1に示される中心軸HAXは貫通孔173の中心を通過している。主板171の上縁及び下縁は略水平に前後方向に延設されている。主板171の前縁及び後縁は略鉛直に延設されている。
主板171の上縁、下縁及び前縁から右方に屈曲するように周壁部172が形成されている。周壁部172は主板171の上縁から右方に屈曲した上板174と、主板171の下縁から右方に屈曲した下板175と、主板171の前縁から右方に屈曲した前板176とを含む。周壁部172の上板174及び下板175は真空容器110の天板111及び底板112に略平行である。周壁部172の前板176は真空容器110の前板135に略平行である。
周壁部172の上板174の後部には貫通孔177が形成されている(図1を参照)。貫通孔177は、主板171と上板174とによって形成された屈曲線に沿って前後方向に延設されている。
主板171の右面にコイル部151が固定されている(図3を参照)。コイル部151は略円筒形状のボビン156と、ボビン156の外周面上で巻回された超伝導線材から形成された超伝導コイル155と、を含む。超伝導コイル155及びボビン156の中心軸は図1に示される水平軸HAXに略一致している。
超伝導コイル155から冷凍機141への伝熱経路が得られるように伝熱部材153は、高い熱伝導率を有する材料(たとえば、銅板)から形成されている。伝熱部材153は主板171の右面に沿って配置された主伝熱部181と、上板174の上面上に現れる連結部182と、を含む。主伝熱部181は主板171に取り付けられている一方で、連結部182は上板174に取り付けられている。連結部182は冷凍機141の第2ステージに熱的に接続されている。連結部182は上板174の貫通孔177を通じて主伝熱部181に連なっている。
主伝熱部181は超伝導コイル155の左端面と主板171の右面とに挟まれるように配置された第1伝熱部183を含む。第1伝熱部183は超伝導コイル155の左端面に隣接しているだけでなく超伝導コイル155の外周面を全体的に覆うように形成されている。第1伝熱部183と連結部182との間で伝熱経路が形成されるように、主伝熱部181は第1伝熱部183から後方に拡がり連結部182に連なる略三角形状の伝熱領域を形成している第2伝熱部184を含む。第2伝熱部184を介して第1伝熱部183及び連結部182が連続しているので、第1伝熱部183に接触した超伝導コイル155の熱は連結部182に連結された冷凍機141の第2ステージへ伝えられる。第1伝熱部183及び第2伝熱部184に加えて主伝熱部181は、第2伝熱部184の下方で第1伝熱部183から後方に突出した略台形状の伝熱領域を形成している第3伝熱部185を含む(図3を参照)。第3伝熱部185は超伝導コイル155の冷却期間を短縮するために利用される部位である。
伝熱部材153、コイル部151及び第1支持体161からなる組立体は、真空容器110の右板132及び左板133と等距離になるように水平軸HAX上に描かれた点Pで水平軸HAXに直交する仮想的な鉛直平面について、伝熱部材154、コイル部152及び第2支持体162からなる組立体と鏡像関係にある。したがって、伝熱部材153、コイル部151及び第1支持体161に関する説明は鏡像関係を考慮して、伝熱部材154、コイル部152及び第2支持体162からなる組立体に援用される。伝熱部材154、コイル部152及び第2支持体162からなる組立体は真空容器110のU字板131と左板133との間の空間に配置され、伝熱部材153、コイル部151及び第1支持体161からなる組立体から水平軸HAXの延設方向において離間している。
コイル部151,152に電力が供給されると、水平軸HAXに略平行に作用する電磁力が作用し上述の一対の組立体は互いに引きつけられる。これらの組立体の鏡像的な位置関係を電磁力の発生下において維持するために、第1連結部材191及び第2連結部材192はこれらの組立体を連結する連結構造体を形成している。第1連結部材191は第1支持体161及び第2支持体162の下面と略面一となる下面を有する一方で、第2連結部材192は第1支持体161及び第2支持体162の上面と略面一となる上面を有する。第1連結部材191の下面と第2支持体162の上面との間の高さ方向における中間位置は水平軸HAXの高さ位置と略一致している。第1連結部材191は水平軸HAXよりも低い位置で第1支持体161及び第2支持体162の後端に連結されるように略水平に左右方向に延設されている。第1連結部材191の外周面は伝熱部材153の第3伝熱部185の後端に熱的に接続されている。第1連結部材191から上方に離間した位置(すなわち、水平軸HAXよりも高い位置)で第2連結部材192は第1支持体161及び第2支持体162の後端に連結されるように略水平に左右方向に延設されている。第1連結部材191及び第2連結部材192として一般的な角パイプが利用可能である。
第2連結部材192の両端部は開口している一方で、第1連結部材191の両端部は閉じられている。すなわち、第1連結部材191は密閉された内部空間を形成している。第1連結部材191の内部空間は冷媒が収容される収容空間として利用される。冷媒として液体窒素が好適に用いられる。
液体窒素を収容空間の内外へ案内するための案内経路を超伝導マグネット装置100は形成している。超伝導マグネット装置100は液体窒素を第1連結部材191の収容空間に供給するための供給経路を形成している供給部193を備える。加えて超伝導マグネット装置100は、第1連結部材191の収容空間内での液体窒素の気化の結果生じた気相の窒素を超伝導マグネット装置100の外へ排気する排気部194を備える。
供給部193は第1連結部材191の周壁から上方に延設され第2連結部材192を貫通している供給管195(図1を参照)と、真空容器110の外で供給管195の上端に取り付けられたコネクタ196(図2を参照)とを含む。コネクタ196は液体窒素を供給する供給装置(図示せず)に連結される。
コネクタ196を通じて液体窒素とともに超伝導マグネット装置100の外の外部環境の熱が供給管195に流入することがある。流入熱が下方に流れることを十分に妨げられるように供給管195は非常に細い内径を有している(供給管195の内径は液体窒素の下方への流動を過度に妨げないように設定されている)。流入熱の流れやすさは供給管195の内径だけでなく供給管195の長さにも依存する。供給管195が長ければ長いほど冷却対象への熱の流入は抑制される。供給管195の上端は真空容器110の天板111から上方に突出しているのに対して、供給管195の下端は超伝導マグネット装置100の下部に配置された第1連結部材191内の収容空間に繋がっている。したがって、供給管195の上端から下端までの長さは十分に長く、第1連結部材191の収容空間への熱の流入は抑制される。
供給管195の右側で第1連結部材191から上方に延設された排気管198及び排気管198の上端に天板111上で取り付けられたコネクタ197は上述の排気部194を形成している。排気管198は供給管195と同様に第2連結部材192を貫通し、排気管198の下端は第1連結部材191の収容空間に連通している。排気管198の上端に取り付けられたコネクタ197は供給部193のコネクタ196と同様に上述の供給装置に連結されている。したがって、供給装置は第1連結部材191内で気化した窒素を回収することができる。
第1連結部材191及び第2連結部材192によって第1支持体161と第2支持体162との間の鏡像的な位置関係はある程度維持される。第1連結部材191及び第2連結部材192だけでは上述の位置関係を維持するための十分な構造的な強度を得られないような、第1支持体161及び第2支持体162に取り付けられたコイル部151,152間で作用する電磁力が非常に強い場合には、超伝導マグネット装置100は第1連結部材191、第2連結部材192、第1支持体161及び第2支持体162によって形成されたフレーム構造体を補強する補強構造体を有していることが好ましい。
補強構造体として4つの補強部201が用いられている。4つの補強部201のうち1つは、第1連結部材191と第1支持体161の主板171の左面とによって形成された角隅部に配置されこれらに溶接されている(図3を参照)。4つの補強部201のうち他のもう1つは、第2連結部材192と第1支持体161の主板171の左面とによって形成された角隅部に配置されこれらに溶接されている(図1を参照)。4つの補強部201のうち他のもう1つは、第2連結部材192と第2支持体162の主板の右面とによって形成された角隅部に配置されこれらに溶接されている(図1を参照)。4つの補強部201のうち残りの1つは、第1連結部材191と第2支持体162の主板の右面とによって形成された角隅部に配置されこれらに溶接されている(図1を参照)。
第1連結部材191と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201の構造が以下に説明される。第1連結部材191と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201は、第2連結部材192と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201と形状及び大きさにおいて共通している。したがって、第1連結部材191と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201に関する以下の説明は、第2連結部材192と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201に援用される。他の2つの補強部201は点Pにおいて水平軸HAXに直交する仮想的な鉛直平面について、第2支持体162に溶接された2つの補強部201と鏡像関係にある。したがって、第1連結部材191と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201に関する以下の説明は鏡像関係を考慮して、第1支持体161に溶接された2つの補強部201に援用される。
第1連結部材191と第2支持体162の主板の右面とに溶接された補強部201は、水平姿勢をとる2つの水平板202,203と鉛直姿勢をとる鉛直板204とを含む。水平板202,203は形状及び大きさにおいて等しく、略直角三角形状の平板である。水平板202,203それぞれによって形成される略直角三角形の斜辺は真空容器110のU字板131の湾曲に沿うように湾曲している。水平板202,203それぞれによって形成された略直角三角形の他の辺のうち一方は第1連結部材191の延設方向に延び第1連結部材191の外周面に溶接されている。水平板202,203それぞれによって形成された略直角三角形の残りの辺は前方に延び第2支持体162の主板の右面に溶接されている。
水平板202は水平板203から上方に離間している。水平板202,203の間に鉛直板204が配置されている。鉛直板204は略矩形状の平板である。鉛直板204の上縁は水平板202の下面に溶接されている。鉛直板204の下縁は水平板203の上面に溶接されている。鉛直板204の後縁は第1連結部材191の外周面に溶接されている。
鉛直板204及び水平板202,203によって形成された補強部201は第1連結部材191、第2連結部材192、第1支持体161及び第2支持体162によって形成されたフレーム構造体の変形を効果的に防止する。第1支持体161及び第2支持体162を引き寄せるようにコイル部151,152への電力供給の下で発生する強い電磁力が作用する。このとき第1支持体161及び第1連結部材191(及び第2連結部材192)の連結部位には、第1支持体161の主板171の左面と第1連結部材191(及び第2連結部材192)との間で平面視において形成された挟角を狭めようとするモーメントが作用する。同様に、第2支持体162及び第1連結部材191(及び第2連結部材192)の連結部位には、第2支持体162の主板の右面と第1連結部材191(及び第2連結部材192)との間で平面視において形成された挟角を狭めようとするモーメントが作用する。これらの挟角が変化すると、コイル部151,152の軸は水平軸HAXからずれる。しかしながら、これらの挟角の形成部位に配置された4つの補強部201は上述のモーメントに抗する。
水平板202,203の間に配置された鉛直板204は水平板202,203の上方又は下方への湾曲変形を防止するので、補強部201はモーメントに十分に抗することができる。補強部201によって、強い電磁力の存在下でもフレーム構造体の形状は維持される。
強い電磁力の生成のためには、コイル部151,152は十分に冷却される必要がある(たとえば、4K)。コイル部151,152の温度を常温から4Kまで冷凍機141,142のみを用いて下げようとすると数ヶ月の期間が必要とされる。コイル部151,152の冷却期間の短縮のために第1連結部材191の収容空間が利用される。
コイル部151,152が常温であるとき、冷凍機141,142が起動されるとともに液体窒素を供給する供給装置がコネクタ196,197(図2を参照)に接続される。液体窒素はコネクタ196及び供給管195を通じて第1連結部材191の収容空間に流入する。供給管195は非常に細く且つ長いので液体窒素の供給の間、超伝導マグネット装置100の外の外部環境からの熱は第1連結部材191に到達しない。したがって、第1連結部材191は液体窒素によって効率的に冷却される。液体窒素は収容空間内で気化する。気化した窒素は排気管198及びコネクタ197を通じて第1連結部材191から供給装置に回収される。
第1連結部材191への液体窒素の供給の結果、第1連結部材191は低温になる。第1連結部材191の外周面には伝熱部材153の第3伝熱部185が接続されている。第3伝熱部185はコイル部151,152と接触する第1伝熱部183に連なっているので、コイル部151,152から第1連結部材191への伝熱経路が形成されている。したがって、コイル部151,152の熱は第1伝熱部183及び第3伝熱部185を通じて第1連結部材191へ伝わる。
第1伝熱部183は第2伝熱部184を介して連結部182に連なっている。連結部182は冷凍機141,142の第2ステージが連結されているので、第1伝熱部183から冷凍機141,142への伝熱経路が形成されている。したがって、第1伝熱部183に接触したコイル部151,152の熱は冷凍機141,142に伝わる。コイル部151,152の熱は冷凍機141,142と第1連結部材191とによって奪われるので、コイル部151,152の冷却期間は短縮される。
コイル部151,152の温度が液体窒素の温度に近くなると、コネクタ196,197に真空装置(図示せず)が接続される。真空装置が第1連結部材191内の窒素を吸引する結果、第1連結部材191の収容空間は真空状態になる。その後も冷凍機141,142はコイル部151,152の温度が所望の温度(たとえば、4K)になるまで作動し続ける。コイル部151,152の温度が所望の温度になったとき、コイル部151,152に供給される電力に対する抵抗は大幅に低減されている。したがってコイル部151,152へ電力が供給されると、大きな電流がコイル部151,152に流れ大きな電磁力が発生する。コイル部151,152が取り付けられた第1支持体161及び第2支持体162の間の空間では例えば、半導体ウェハに加工される溶融材料が収容された坩堝が鉛直方向に移動される。この結果、溶融材料内の不純物はコイル部151,152から生じた高い電磁力によって坩堝の内壁面に集められる一方で、坩堝の中心には純度の高い半導体材料が集まる。
コイル部151,152の温度が常温から液体窒素の温度になるまでの期間が液体窒素の供給により効果的に短縮される。液体窒素が供給される供給口(すなわち、供給管195の上端)は真空容器110の天板111上に位置しているのに対し液体窒素の供給先として用いられる第1連結部材191は真空容器110の内部空間の下部に配置されている。第1連結部材191は第2連結部材192と較べて液体窒素が供給される供給口から十分に離れているので、液体窒素とともに供給管195に流入する熱があっても第1連結部材191に対する流入熱の影響が抑制されている。したがって、第1連結部材191は効率的に冷却される。
第1連結部材191から上方に離間した位置に第2連結部材192が配置されている。したがって、第1連結部材191と第2連結部材192との間に空間が形成される。この結果、第1連結部材191及び第2連結部材192によって形成された連結構造体は過度に重くならない。
第1連結部材191は超伝導マグネット装置100の下部に配置されている一方で第2連結部材192は超伝導マグネット装置100の上部に配置されているので、水平軸HAXの上方部位及び下方部位においてフレーム構造体は電磁力に十分に抗することができる機械的強度を有する。
電磁力はコイル部151,152を互いに引き寄せるように作用する。電磁力はコイル部151,152が取り付けられた第1支持体161及び第2支持体162を通じて第1連結部材191及び第2連結部材192に圧縮力として作用する。第1連結部材191及び第2連結部材192は圧縮力の作用方向に一致する水平軸HAXの延設方向に延設されている。したがって、第1連結部材191及び第2連結部材192はこれらに作用する圧縮力に対して高い機械的強度を有している。
第1連結部材191及び第2連結部材192が第1支持体161及び第2支持体162の連結に利用されている。しかしながら、電磁力があまり大きくないならば1つの連結部材が第1支持体161及び第2支持体162の連結に利用されてもよい。一方、電磁力が非常に大きいならば、2を超える連結部材が第1支持体161及び第2支持体162の連結に利用されてもよい。
連結部材の配置はフレーム構造体の機械的な強度及び電磁力の大きさに基づいて決定されてもよい。単一の連結部材が用いられるとき、単一の連結部材が水平軸HAXと略等しい高さ位置で水平に延設されているとともに水平軸HAXの上方部位及び下方部位それぞれにおいてフレーム構造体に十分な機械的強度を与えるように設計されることが好ましい。第1連結部材191及び第2連結部材192に他のもう1つの連結部材が追加するときも、追加的な連結部材が水平軸HAXと略等しい高さ位置で水平に延設されてもよい。
第1連結部材191及び第2連結部材192の断面は大きさにおいて等しくてもよいし、相違していてもよい。第1連結部材191の断面が大きいならば収容空間は大きくなり、多量の液体窒素の供給が可能になる。この場合、液体窒素を用いた補助冷却の効果が増大する。
液体窒素は第1連結部材191に供給される一方で第2連結部材192へは供給されていない。しかしながら、液体窒素は第2連結部材に供給されてもよい。この場合、第2連結部材の両端は閉じられる。加えて、液体窒素の供給口は第2連結部材から十分に離れた位置に配置される。更に伝熱部材は第2連結部材に接触するように形成される。
第2連結部材192及び第1連結部材191として角パイプが用いられている。しかしながら、フレーム構造体に十分に高い機械的な強度を与えることができる他の部材が第1連結部材191及び第2連結部材192に代替して用いられてもよい。この場合、第1連結部材191に代替して用いられる部材は中空構造を有し、この代替部材の内部に液体窒素が供給される。
液体窒素に代えて、液体ヘリウムや第1連結部材191を十分に冷却することができる他の冷媒が用いられてもよい。
液体窒素がコイル部151,152を補助的に冷却する一方で冷凍機141,142はコイル部151,152の冷却を主に担う。2つの冷凍機141,142がコイル部151,152を冷却するための冷却部として用いられているけれども、1つの冷凍機が冷却部として用いられてもよい。あるいは、2を超える冷凍機が冷却部として用いられてもよい。
冷却部による冷却の結果、コイル部151,152の電気抵抗が下がる。この結果、コイル部151,152を流れる電流及びコイル部151,152から発生する電磁力は大きくなる。大きな電磁力に対して第1連結部材191、第2連結部材192、第1支持体161及び第2支持体162によって形成されるフレーム構造体が十分に大きな機械的強度を有するように、4つの補強部201がフレーム構造体に組み込まれている。これらの補強部201それぞれは複数の板部材を用いて形成されている。しかしながら、補強部は棒状部材を組み合わせて形成されてもよいし、フレーム構造体の機械的強度を向上させることができる他の構造を有してもよい。
上述の実施形態の技術は、強い電磁力が必要とされる様々な技術分野に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・超伝導マグネット装置
141,142・・・・・・・・・・・・・・・・冷凍機
153,154・・・・・・・・・・・・・・・・伝熱部材
155・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・超伝導コイル
161・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1支持体
162・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2支持体
191・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1連結部材
192・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2連結部材
195・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・供給管
201・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・補強部

Claims (5)

  1. 軸方向に対向するように離間した位置に配置された一対の超伝導コイルと、
    前記一対の超伝導コイルのうち一方を支持するように形成された第1支持体と、
    前記第1支持体から離間した位置に配置されているとともに前記一対の超伝導コイルのうち他方を支持するように形成された第2支持体と、
    前記第1支持体及び前記第2支持体にそれぞれ取り付けられた一対の冷凍機と、
    前記一対の超伝導コイルの熱が前記一対の冷凍機へ伝わるように前記第1支持体及び前記第2支持体にそれぞれ取り付けられた一対の伝熱部材と、
    前記第1支持体と前記第2支持体とに連結されているとともに冷媒が収容される収容空間を形成している連結構造体と、を備え、
    前記一対の伝熱部材は前記一対の超伝導コイルの熱を前記冷媒によって冷却された前記連結構造体へ伝えるように形成されている
    超伝導マグネット装置。
  2. 前記収容空間へ前記冷媒を案内するように形成された供給管を更に備え、
    前記一対の超伝導コイルの前記軸は水平方向に延設され、
    前記収容空間は前記連結構造体の高さ方向における中間位置よりも下方に形成され、
    前記供給管は前記収容空間から上方に延設されている
    請求項1に記載の超伝導マグネット装置。
  3. 前記連結構造体は前記中間位置より下方で前記第1支持体と前記第2支持体とに連結されるように前記水平方向に延設された第1連結部材と、前記第1連結部材から上方に離間するように前記中間位置よりも上方で延設されているとともに前記第1支持体と前記第2支持体とに連結された第2連結部材を含み、
    前記収容空間は第1連結部材に形成されている
    請求項2に記載の超伝導マグネット装置。
  4. 平面視において前記第1支持体と前記第1連結部材とによって形成された挟角が前記一対の超伝導コイルから発生した電磁力の存在下において維持されるように前記第1支持体と前記第1連結部材とに接続された補強部を更に備える
    請求項3に記載の超伝導マグネット装置。
  5. 前記冷媒は液体窒素である
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超伝導マグネット装置。
JP2018163235A 2018-08-31 2018-08-31 超伝導マグネット装置 Active JP7022035B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018163235A JP7022035B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 超伝導マグネット装置
CN201910795109.1A CN110875113B (zh) 2018-08-31 2019-08-26 超导磁铁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018163235A JP7022035B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 超伝導マグネット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020035958A JP2020035958A (ja) 2020-03-05
JP7022035B2 true JP7022035B2 (ja) 2022-02-17

Family

ID=69668674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018163235A Active JP7022035B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 超伝導マグネット装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7022035B2 (ja)
CN (1) CN110875113B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7039423B2 (ja) * 2018-08-31 2022-03-22 ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 超伝導マグネット装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003159230A (ja) 2001-09-12 2003-06-03 Hitachi Ltd 超電導磁石及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JP2005185319A (ja) 2003-12-24 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 超電導磁石装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2007208232A (ja) 2006-01-05 2007-08-16 Hitachi Ltd 超伝導磁石装置および磁気共鳴イメージング装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183778A (ja) * 1984-03-02 1985-09-19 Mitsubishi Electric Corp クライオスタツト
US6664876B2 (en) * 2001-09-12 2003-12-16 Hitachi, Ltd. Superconducting magnet and magnetic resonance imaging apparatus using the same
JP4606059B2 (ja) * 2004-05-07 2011-01-05 株式会社神戸製鋼所 極低温装置
HRP20110205A2 (hr) * 2011-03-22 2012-09-30 Institut Za Fiziku Kriostat s ptr hlađenjem i dvostupanjskom termalizacijom nosača uzorka
CN102360689B (zh) * 2011-06-02 2012-10-03 中国科学院电工研究所 开放式传导冷却核磁共振超导磁体系统
CN102299022B (zh) * 2011-08-16 2013-11-06 南京丰盛超导技术有限公司 制冷机直接冷却超导磁体机械式热开关
CN105655084B (zh) * 2016-03-31 2018-06-08 宁波健信核磁技术有限公司 一种超导磁体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003159230A (ja) 2001-09-12 2003-06-03 Hitachi Ltd 超電導磁石及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
JP2005185319A (ja) 2003-12-24 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 超電導磁石装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2007208232A (ja) 2006-01-05 2007-08-16 Hitachi Ltd 超伝導磁石装置および磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110875113A (zh) 2020-03-10
JP2020035958A (ja) 2020-03-05
CN110875113B (zh) 2021-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4404021B2 (ja) Mri用超電導磁石
JP5852425B2 (ja) 超電導電磁石装置、その冷却方法、および磁気共鳴イメージング装置
JP4934067B2 (ja) 超伝導磁石装置および磁気共鳴イメージング装置
EP1443528A2 (en) Super conductive magnet apparatus
WO2010140398A1 (ja) 冷凍機冷却型超電導磁石
JP7022035B2 (ja) 超伝導マグネット装置
JP4691350B2 (ja) 超伝導磁石用の低渦電流極低温剤回路
CN102360689B (zh) 开放式传导冷却核磁共振超导磁体系统
JPH09223620A (ja) 開放型電磁石
JP2010171152A (ja) 伝熱板および超電導装置
JPH09182731A (ja) 開放形磁気共鳴作像磁石
JP4341375B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP7039423B2 (ja) 超伝導マグネット装置
JP4908299B2 (ja) 超電導マグネット装置
JP2017157768A (ja) 超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置
JP2008028146A (ja) 超電導磁石用熱シールド、超電導磁石装置および磁気共鳴イメージング装置
JP6021791B2 (ja) 永久電流スイッチ及びこれを備える超電導装置
JP5920924B2 (ja) 超電導磁石装置及び磁気共鳴撮像装置
JP2008210857A (ja) 超電導磁石装置
JP4079400B2 (ja) 超電導磁石装置
JP2010016025A (ja) 超電導装置
JP4565721B2 (ja) 超電導磁石装置、及びmri装置
JP7409968B2 (ja) 複合材料体およびこれを備える超電導磁石
JP2002209869A (ja) 超電導マグネット装置およびその製造方法
JP2017069358A (ja) 超電導磁石装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7022035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150