JP7020157B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7020157B2 JP7020157B2 JP2018019229A JP2018019229A JP7020157B2 JP 7020157 B2 JP7020157 B2 JP 7020157B2 JP 2018019229 A JP2018019229 A JP 2018019229A JP 2018019229 A JP2018019229 A JP 2018019229A JP 7020157 B2 JP7020157 B2 JP 7020157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- inter
- distance
- vehicle distance
- lane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
車列中の第1車両の位置を特定する第1の位置特定データ、および前記第1車両と前記第1車両の直前を走行する前方車両の間の車間を示す車間データを取得する第1のデータ取得部(101)と、
前記第1車両とは異なる車線を走行する第2車両の車線変更予定および前記車線変更を実行する予定時間を含む走行計画を取得する走行計画取得部(102)と、
前記第2車両の位置を特定する第2の位置特定データを取得する第2のデータ取得部(103)と、
前記第1の位置特定データ及び前記第2の位置特定データに基づいて、前記第2車両に対する前記第1車両の相対位置を決定する相対位置決定部(105)と、
前記相対位置決定部が前記第1車両の前記相対位置が前記第2車両の進行方向後方であると決定した場合であって、且つ、前記第1の位置特定データ、前記第2の位置特定データ、および前記車線変更予定に基づいて、前記第1車両が走行する車線と前記第2車両の変更先の車線の同一性を比較し、前記車線が同一の場合に、前記第1車両と前記前方車両の間の車間の変更を決定する車間変更決定部(104)と、
前記車間変更決定部が前記車間の変更を決定した場合に、前記車間データが示す車間よりも広い暫定車間を決定する車間決定部(106)と、
前記予定時間に基づいて、前記車間を前記暫定車間に広げる動作の開始から、前記暫定車間から前記車間に戻す動作の開始までの時間である車間確保時間を決定する確保時間決定部(107)と、
前記暫定車間および前記車間確保時間を出力する出力部(108)と、
を備える。
なお、各実施形態に開示の構成は、各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。
本実施形態1の「情報処理装置」の構成を図1を用いて説明する。図1に示す情報処理装置10は、自車両データ取得部101(本発明の「第1のデータ取得部」に相当)、走行計画取得部102、車線変更車両データ取得部103(本発明の「第2のデータ取得部」に相当)、相対位置決定部105、車間変更決定部104、車間決定部106、確保時間決定部107、及び出力部108、を有する。
本発明の「情報処理装置」とは、当該情報処理装置を構成する各要素の機能を実行できるものであればよく、例えば、電子制御装置の他、各要素の機能を実施するサーバ等をも含む。
ここで、本発明の「車列」とは、同一車線を走行する車両の列をいう。
本発明の「位置」とは、車両の絶対位置(例えば、緯度経度)に限定されるものではなく、特定の基準に対する相対位置であってもよい。また、本発明の「位置を特定する位置特定データ」とは、そのデータ単独で位置を特定することができるデータの他、それ自身は位置に関する情報を含んでいないが、他のデータと組み合わせて使用することによって位置を特定することができるデータであってもよい。
ここで、本発明の「車間」とは、2台の車両の間隔を示すものであればよく、例えば、車間距離または当該車間距離を走行するのに要する時間である車間時間を含む。
なお、本実施形態では、走行計画に含まれるデータとして、車線変更予定および予定時間を挙げているが、当然のことながら、走行計画は車両の走行に関する他のデータを含んでもよい。例えば、走行計画は、車線変更時の車両速度や操舵角に関するデータを含んでもよい。
ここで、本発明の「車線変更予定」とは、走行中の車線から異なる車線に車両が移動する予定のことをいい、例えば、複数の車線を有する道路において、ある車線から隣接する車線に移動する予定の他、高速道路において入口車線から本線に合流すべく移動する予定をも含む。
本発明の「車線変更を実行する予定時間」とは、車線変更の動作(例えば、ハンドルの回転、ウィンカーの点滅など)を開始する時間の他、車両の所定部分(例えば、変更車線側の前方のタイヤ等、条件に応じて異なる車両の部分)が変更先車線に進入を開始する時間であってもよい。また、本発明の「予定時間」とは、車両が車線変更を実行する特定の時刻の他、現在時刻から車両が車線変更を実行するまでの時間の長さを示すものであってもよい。
図2の例では、車両Aは車両Xの進行方向後方に位置しているため、車両Aの相対位置決定部105は、車両Aと車両Bの間の車間を変更することを決定する。
例えば、車間変更決定部104は、通常走行時に設定された車間よりも所定の値だけ大きい値を暫定車間として決定する。車間として、2台の車両間の車間距離を車両速度で除算することにより求められる車間時間を設定する場合、例えば、通常走行時では車間時間を1.5秒に設定し、通常走行時の車間時間に0.3秒を加算した値、すなわち、1.8秒を暫定車間として決定する。なお、暫定車間の算出方法、および暫定車間等の具体的な数値は、以上の例に限定されるものではない。
なお、車間確保時間は、自車両と前方車両との間の車間が通常走行時の車間から暫定車間に至るまでの時間と等しい、あるいは、それよりも長い時間に決定することが望ましく、通常走行時の車間から暫定車間に至るまでの時間は、例えば、車両の減速制御の特性や予め設定された減速率などに基づいて算出することができる。ただし、車線変更車両が車線変更を実行するまでの時間が短い場合には、車間確保時間は、通常走行時の車間から暫定車間に至るまでの時間よりも短い時間に決定されてもよい。この場合、自車両と前方車両との間の車間が暫定車間に至る前に、再び、通常走行時の車間に戻す動作が開始されることになる。
なお、情報処理装置10が、車間確保時間の開始時間で自車両の減速を開始し、車間確保時間の終了時間で自車両の加速を開始することを指示する指示メッセージを生成し、当該指示メッセージを、エンジン制御装置等に出力してもよい。
まず、走行計画取得部102が、車線変更車両から車線変更予定および車線変更を実行する予定時間を含む走行計画を取得する(S101)。次いで、自車両データ取得部101が自車両の位置特定データを取得する(S102)。そして、車線変更車両データ取得部103は、車線変更車両の位置特定データを取得する(S103)。
一方、自車線と変更先車線が同一ではない場合(S104:N)、あるいは、自車両の相対位置が車線変更車両の前方である場合(S106:N)には、自車両は車間を変更せずに通常走行を継続する。
図4(a)において、車両1~20の各車両間の車間時間が1.5秒だった場合、車両2~20の情報処理装置10は、暫定車間として車間時間を1.8秒と決定する。さらに、車両Xが車線変更を実行する予定時間が10秒後であるため、車間確保時間の終了時間を10秒後と決定する。そして、遅くとも10秒後には車両2~20の各車間時間が、1.5秒から暫定車間である1.8秒に広がるように、車両2~20の各車両は減速する。
図5に示す例では、車両X、車列中の車両はいずれも時速45kmで走行しており、t=10秒で車両Xが車線変更を実行する。また、車列中の各車両の車間は、車間時間が1.5秒となるように設定されているものとする。
上述した実施形態1では、車列中の各車両の車間は一定であることを前提とした。しかしながら、車列中の各車両の車間は一定ではなく、車列中の車両のうち数台は前方車両との間の車間が広く開いている場合が起こり得る。このように、車間を広く確保した車両が存在する車列に車線変更車両が合流する場合、合流後の車線変更車両の後続車両が車間を確保するために減速をして、後続車両に向かって減速が伝播しても、車間が広く開いている箇所で減速の伝播が吸収され、それ以降の後続車両では減速しなくともよい場合が考えられる。
そこで、本発明の情報処理装置は、自車両と車線変更車両との間を走行する車列中の他車両とその前方車両との車間に関する情報に基づいて、自車両と前方車両との間の車間を暫定車間に広げるかどうかを決定してもよい。
具体的には、車間変更決定部104は、他車両車間決定部203にて取得した他車両車間を所定の値と比較し、他車両車間が「所定の値」「より」も小さい場合には、自車両の車間を変更することを決定する。
ここで、本発明の「所定の値」とは、条件を与えた場合に一意に定まる値であればよく、必ずしも常に一定の値である必要はない。本発明の「より」とは、比較対象と同じ値を含む場合及び含まない場合の両方が含まれる。
実施形態1では、確保時間決定部107は単に、車線変更車両が車線変更を実行する予定時間に基づいて車間確保時間を決定した。本実施形態2では、確保時間決定部107が、特定のパラメータに基づいて車間確保時間を決定する場合を説明する。
なお、実施形態1の変形例と同様、他車両データ取得部201は、車列中の他車両の位置を特定する他車両位置特定データを取得する。
実施形態1では、車間確保時間の終了時間は、車間変更車両が車間変更を実行するタイミングと同じになるように決定されたが、本実施形態では、車線変更車両の後続車両になるほど、車間確保時間が長くなるように決定される。
図5(b)に示す実施形態1の速度変化と比較してみると、実施形態1では、車間確保時間の終了時間は、車両Xが車線変更を実行するタイミングに設定されているため、t=10秒になると車列中の車両は減速を終了し、再び加速を始めている。例えば、車両20は、t=0~10秒で時速45kmから時速40kmまで減速した後、t=10~40秒で再度、時速45kmまで加速している。その後、車間変更車両の後続車両である車両2から減速が伝播してくると、t=約50秒で再び減速を始める。
つまり、一度減速した後に再び加速を始めているため、前方車両との間の車間は減速が伝播してくるまでの間に再び狭くなる。特に、後続車両になるほど減速が伝播してくるまでに時間が掛かり、前方車両との間の車間は暫定車間から元の車間に戻ってしまうため、減速の増幅を抑制できないことが起こり得る。
実施形態1では、車間決定部106は単に、車線変更車両が発生する前の車間よりも広い車間を暫定車間として決定した。本実施形態3では、車間決定部106が、特定のパラメータに基づいて暫定車間を決定する構成を説明する。本実施形態3の情報処理装置は、図1の情報処理装置の構成を用いて説明する。
具体的には、車間決定部106は、自車両および車線変更車両の速度データが示すそれぞれの「車両速度」を比較し、自車両が車線変更車両よりも速度が速く、かつ、自車両と車線変更車両の速度差が所定の値よりも大きい場合には、自車両と車線変更車両の速度差が所定の値よりも小さい場合よりも広い暫定車間を決定する。
ここで、本発明の「車両速度」とは、特定の時刻における車両の速度の他、一定期間における車両の平均速度を示すデータであってもよい。
また、速度差の大きさに応じて、暫定車間を変更してもよい。例えば、車間決定部106は、自車両と車線変更車両の速度差が時速5kmの場合には、通常走行時の車間時間よりも0.45秒長い時間を暫定車間として決定し、速度差が時速10kmの場合には、通常走行時の車間時間よりも0.6秒長い時間を暫定車間として決定してもよい。なお、速度差に対する暫定車間の値は、例えば、速度差範囲と、それに対応する暫定車間の値を格納したテーブルをメモリに予め記録しておき、自車両と車線変更車両の速度差に基づいて、テーブルから暫定車間の値を読み出すことによって決定してもよい。
車間決定部106は、車両速度以外のパラメータ、例えば、車線変更車両の数に基づいて暫定車間を決定してもよい。
そして、時間差算出部401にて算出した時間差が所定の値より小さい場合には、車間決定部106は、車線変更車両の数に基づいて暫定車間を算出する。
そこで、このような場合には、車間決定部106は、車線変更車両が1台の場合と比較して広い車間を暫定車間として決定する。なお、車線変更車両の数に対する暫定車間の値は、例えば、車線変更車両の数と、それに対応する暫定車間の値あるいは係数を格納したテーブルをメモリに予め記録しておき、車線変更車両の数に基づいて、テーブルから暫定車間の値を読み出すことによって決定してもよい。
例えば、図11(b)では、車両2は、1台の車両(車両X)が車列に合流できるように、実施形態1に基づいて暫定車間を決定する。これに対し、車両3以降の後続車両は、2台の車両(車両X、車両Y)が車列に合流できるように、実施形態1の場合と比較して広い暫定車間を決定する。あるいは、車両3以降の後続車両は、後に車線変更を実行する車両の走行計画を取得した時点で、1台分の暫定車間から2台分の暫定車間へと切り替えてもよい。
本変形例では、車線変更車両が2台の場合を例示したが、車線変更車両が2台以上の場合も同様に処理してもよい。ただし、車線変更車両の数が多い場合には、車列の後続車両は暫定車間を十分に確保できないことが起こりうる。このような場合には、暫定車間に上限を設け、車間決定部106は上限を超えた暫定車間に決定できないようにする、あるいは、実施形態4で後述するように、車線変更車両に対して走行計画の変更を指示するメッセージを生成することが望ましい。
上述した例では、車列中の車両は全て、本発明の情報処理装置を搭載している車両(以下、搭載車両)であるものとして説明した。これに対し、本発明の情報処理装置を搭載していない車両(以下、非搭載車両)が車列中に存在する場合、非搭載車両は、車線変更車両が車線変更を実行する前に、前方車両との間に暫定車間を確保することができない。そのため、車線変更車両が車列に合流し、非搭載車両の前方車両が減速を始めると、非搭載車両が急減速をしてしまうため、結果として、非搭載車両よりも後続の車両に減速の増幅が発生してしまう。したがって、車線変更車両と自車両の間に非搭載車両が存在する場合には、非搭載車両が急減速することを予測して、暫定車間を広く確保しておくことが望ましい。
例えば、非搭載車両決定部は、前方車両との間の車間を示す車間データを送信している車両を搭載車両であると判断する。これに対し、このような搭載車両から送信された車間データが示す位置を走行する車両から、車間を示すデータ、あるいは、位置特定データを取得できない場合、非搭載車両決定部は、搭載車両の前方の車両は非搭載車両であると判断する。あるいは、非搭載車両決定部は、他車両データ取得部201にて取得したデータに含まれる、本発明の情報処理装置の搭載の有無を示すフラグやバージョン情報といったデータに基づいて、これらのデータの送信元である車両が搭載車両および非搭載車両のいずれであるかを判断する。なお、非搭載車両決定部が非搭載車両を決定する方法や、非搭載車両を決定するのに使用するデータは、上記の例に限定されるものではない。
具体的には、非搭載車両の位置が自車両に近い、例えば、自車両の直前に非搭載車両が存在する場合には、非搭載車両が急減速しても十分な車間を確保できるように、非搭載車両の位置が自車両に近いほど広い暫定車間を決定する。これに対し、非搭載車両の位置が自車両から遠い、すなわち、自車両と非搭載車両の間に他車両が数台存在する場合には、他車両の車間によって減速の伝播が吸収されるため、非搭載車両が自車両の直前を走行する場合と比較して狭い暫定車間を決定する。さらに、非搭載車両の台数が多いほど、広い暫定車間を決定する。
上記実施形態1~3では、車列中を走行する自車両は、暫定車間及び車間確保時間に基づいて、自車両と前方車両との間に暫定車間を確保するように、車両の動作を制御した。しかしながら、例えば、車線変更車両が車線変更をする予定時間が著しく短い場合には、車間確保時間内に自車両と前方車両の間に暫定車間を確保できないことが起こり得る。
なお、自車両が急減速を実施する場合、急減速をしない場合と比較して、得られる最大車間は大きくなる。しかしながら、自車両が急減速を行った場合、後続車両に減速の増幅が生じてしまうため、本願発明における課題を解決することはできない。したがって、最大車間決定部501は、自車両の後続車両に減速の増幅が生じない最大減速率を予め記憶、又は算出しておき、当該減速率で車間確保時間にわたって減速した場合に得られる車間を最大車間とすることが望ましい。
次いで、最大車間決定部501は、車間確保時間の終了時間まで、すなわち、5秒間で自車両が確保できる最大車間を決定する。例えば、最大車間決定部501が最大車間が1.62秒であると決定した場合、車間差算出部502は、最大車間である1.62秒と、車間決定部106が決定した暫定車間である1.8秒の車間差(0.18秒)を算出する。車間差算出部502が算出した車間差は、所定の値である0.1秒よりも大きい。このように、暫定車間が十分に確保できていない状態で車両Xが車列に合流してしまうと、車両Xの後続車両は、その前方車両との車間を確保するために急減速することになり、車列の後続に向かって減速の増幅が発生してしまう。
上記実施形態では、車間確保時間に確保できる最大車間と暫定車間との車間差に基づいて、車線変更車両に対して走行計画の変更を指示するメッセージを生成した。本変形例では、最大車間と暫定車間との車間差以外のパラメータに基づいて、車線変更車両に対して走行計画の変更を指示するメッセージを生成する場合を説明する。
実施形態3で説明したように、車列中の車両と車線変更車両の速度差がある場合には、暫定車間を広く設定することによって、減速が増幅するのを抑制することはできるが、速度差が大きい場合には、後続車両に向かって減速が増幅するのを回避することは難しい。
そこで、車列中の車両と車線変更車両の車両速度の速度差が所定の値より大きい場合には、車線変更車両に対して走行計画の変更を指示するメッセージを生成する。
本変形例では、自車両データ取得部101は、自車両の位置特定データに加えて、自車両の速度データを取得する。また、本変形例では、車線変更車両データ取得部103は、車線変更車両の速度データを取得する。
車両Xと車両2との速度差が時速15kmの場合、車両Xが車列に合流したときに、車両2は、自車両よりも速度が著しく遅い車両Xとの衝突を回避し、車両Xとの間に十分な車間を確保するために、急減速を実施する。その結果、車両2以降の後続車両には、減速が増幅して伝播する。
他の例として、複数の車両が車線変更を予定している場合には、後に車線変更を予定している車線変更車両に対して車線変更の実行を遅らせるように走行計画の変更を指示するメッセージを生成してもよい。
そこで、先に車線変更を実行する車両と、次に車線変更を実行する車両の車線変更の予定時間の時間差が所定の値より大きい場合には、車線変更車両に対して車線変更の予定時間の変更を指示するメッセージを生成する。
本変形例では、走行計画取得部102は複数の車線変更車両から走行計画を取得する。
以上、本発明の各実施形態における情報処理装置の特徴について説明した。なお、複数の実施形態およびその変形例の特徴を説明したが、各実施形態およびその変形例の特徴を2以上含むようにしてもよい。
本発明の情報処理装置が車載器の場合、車両に搭載されたセンサ等の測定装置、あるいは、車車間通信によって送受信されるメッセージからデータを取得するとともに、同じく車載器である他の情報処理装置に暫定車間および車間確保時間を出力する。これに対し、本発明の情報処理装置が路側機に搭載される場合、あるいは、サーバである場合、情報処理装置は、通信装置を介して各車両からデータを受信することによってこれらのデータを取得するとともに、各車両に関する車間及び車間確保時間をそれぞれ決定する。そして、決定した車間及び車間確保時間を通信装置に出力することによって、道路を走行している車両に送信して各車両に指示を与える。
加えて、かかる方法は上述の物で実現できるだけでなく、メモリやハードディスク等の記録媒体に記録したプログラム、及びこれを実行する専用又は汎用CPU及びメモリ等を有するマイクロコンピュータとの組み合わせとしても実現できる。プログラムは、記録媒体を介さずにサーバから通信回線を経由して提供することもできる。これにより、プログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。
Claims (15)
- 車列中の第1車両の位置を特定する第1の位置特定データ、および前記第1車両と前記第1車両の直前を走行する前方車両の間の車間を示す車間データを取得する第1のデータ取得部(101)と、
前記第1車両とは異なる車線を走行する第2車両の車線変更予定および前記車線変更を実行する予定時間を含む走行計画を取得する走行計画取得部(102)と、
前記第2車両の位置を特定する第2の位置特定データを取得する第2のデータ取得部(103)と、
前記第1の位置特定データ及び前記第2の位置特定データに基づいて、前記第2車両に対する前記第1車両の相対位置を決定する相対位置決定部(105)と、
前記相対位置決定部が前記第1車両の前記相対位置が前記第2車両の進行方向後方であると決定した場合であって、且つ、前記第1の位置特定データ、前記第2の位置特定データ、および前記車線変更予定に基づいて、前記第1車両が走行する車線と前記第2車両の変更先の車線の同一性を比較し、前記車線が同一の場合に、前記第1車両と前記前方車両の間の車間の変更を決定する車間変更決定部(104)と、
前記車間変更決定部が前記車間の変更を決定した場合に、前記車間データが示す車間よりも広い暫定車間を決定する車間決定部(106)と、
前記予定時間に基づいて、前記車間を前記暫定車間に広げる動作の開始から、前記暫定車間から前記車間に戻す動作の開始までの時間である車間確保時間を決定する確保時間決定部(107)と、
前記暫定車間および前記車間確保時間を出力する出力部(108)と、
を備える、情報処理装置(10)。 - 当該情報処理装置はさらに、
前記車列中の他車両の位置を特定する第3の位置特定データを取得する第3のデータ取得部(201)と、
前記第1の位置特定データ、前記第2の位置特定データ、及び第3の位置特定データに基づいて、前記第1車両と前記第2車両との間に位置する前記車列中の前記他車両である第3車両を決定する他車両決定部(202)と、
前記第3車両と前記第3車両の直前を走行する前方車両との間の車間を取得する他車両車間決定部(203)と、
を備え、
前記車間変更決定部は、前記第3車両と前記第3車両の前記前方車両との間の車間が所定の値より小さい場合に、前記車間の変更を決定する、
請求項1記載の情報処理装置(20)。 - 前記車間確保時間の終了時間は前記第2車両が前記車線変更を実行する時間と等しい、
請求項1記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置はさらに、
前記車列中の他車両の位置を特定する第3の位置特定データを取得する第3のデータ取得部(201)と、
前記第1の位置特定データ、前記第2の位置特定データ、及び第3の位置特定データに基づいて前記第1車両と前記第2車両との間に位置する前記車列中の他車両の数を決定する他車両台数決定部(301)と、
を備え、
前記確保時間決定部は、前記他車両の数に基づいて前記車間確保時間を決定する、
請求項1記載の情報処理装置(30)。 - 前記第1のデータ取得部はさらに前記第1車両の速度データを取得し、
前記第2のデータ取得部はさらに前記第2車両の速度データを取得し、
前記車間決定部は、前記第1車両および前記第2車両の速度データが示す車両速度に基づいて暫定車間を決定する、
請求項1記載の情報処理装置。 - 前記走行計画取得部が、変更先の車線が同一である複数の第2車両から複数の走行計画を取得し、
当該情報処理装置はさらに、
前記複数の走行計画に含まれる複数の前記予定時間の時間差を算出する時間差算出部(401)を備え、
前記車間決定部は、前記時間差が所定の値より小さい場合に、前記第2車両の数に基づいて前記暫定車間を決定する、
請求項1記載の情報処理装置(40)。 - 当該情報処理装置はさらに、前記車列中の他車両のうち当該情報処理装置を具備しない車両である非搭載車両を決定する非搭載車両決定部を備え、
前記車間決定部は、前記非搭載車両の有無に基づいて暫定車間を決定する、
請求項1記載の情報処理装置。 - 前記車間確保時間に確保することができる前記第1車両と前記前方車両との車間である最大車間を決定する最大車間決定部(501)と、
前記暫定車間と前記最大車間との車間差を算出する車間差算出部(502)と、
前記車間差が所定の値より大きい場合に、前記第2車両に対して前記予定時間の変更を指示するメッセージを生成するメッセージ生成部(503)と、
をさらに備え、
前記出力部は、前記暫定車間及び前記車間確保時間に代えて前記メッセージを出力する、
請求項1記載の情報処理装置(50)。 - 前記第1のデータ取得部は前記第1車両の速度データを取得し、
前記第2のデータ取得部はさらに前記第2車両の速度データを取得し、
当該情報処理装置はさらに、
前記第1車両および前記第2車両の前記速度データが示す車両速度の速度差を算出する速度差算出部(601)と、
前記速度差が所定の値より大きい場合に、前記第2車両に対して前記走行計画の変更を指示するメッセージを生成するメッセージ生成部と、
をさらに備え、
前記出力部は、前記暫定車間及び前記車間確保時間に代えて前記メッセージを出力する、
請求項1記載の情報処理装置。 - 前記メッセージは、前記予定時間又は前記第2車両の車両速度の少なくとも一方の変更を指示する、
請求項9記載の情報処理装置。 - 前記走行計画取得部が、変更先の車線が同一である複数の第2車両から複数の走行計画を取得し、
当該情報処理装置はさらに、
前記複数の走行計画に含まれる複数の前記予定時間の時間差を算出する時間差算出部(701)と、
前記時間差が所定の値より大きい場合に、前記第2車両の少なくとも1つ以上に対して前記予定時間の変更を指示するメッセージを生成するメッセージ生成部と、
を備え、
前記出力部は、前記暫定車間及び前記車間確保時間に代えて前記メッセージを出力する、
請求項1記載の情報処理装置(70)。 - 当該情報処理装置は前記第1車両に搭載され、
前記出力部は、前記暫定車間および前記車間確保時間を前記第1車両の動作を制御する制御装置に出力する、
請求項1記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置は路側機またはネットワーク上のサーバに搭載され、
前記出力部は、前記暫定車間および前記車間確保時間を前記第1車両に出力する、
請求項1記載の情報処理装置。 - 車列中の第1車両の位置を特定する第1の位置特定データ、および前記第1車両と前記第1車両の直前を走行する前方車両の間の車間を示す車間データを取得するステップと、
前記第1車両とは異なる車線を走行する第2車両の車線変更予定および前記車線変更を実行する予定時間を含む走行計画を取得するステップと、
前記第2車両の位置を特定する第2の位置特定データを取得するステップと、
前記第1の位置特定データ及び前記第2の位置特定データに基づいて、前記第2車両に対する前記第1車両の相対位置を決定するステップと、
前記第1車両の前記相対位置が前記第2車両の進行方向後方であると決定した場合であって、且つ、前記第1の位置特定データ、前記第2の位置特定データ、および前記車線変更予定に基づいて、前記第1車両が走行する車線と前記第2車両の変更先の車線の同一性を比較し、前記車線が同一の場合に、前記第1車両と前記前方車両の間の車間の変更を決定するステップと、
前記車間の変更を決定した場合に、前記車間データが示す車間よりも広い暫定車間を決定するステップと、
前記予定時間に基づいて、前記車間を前記暫定車間に広げる動作の開始から、前記暫定車間を前記車間に戻す動作の開始までの時間である車間確保時間を決定するステップと、
前記暫定車間および前記車間確保時間を出力するステップと、
を含む、車両制御方法。 - 車列中の第1車両の位置を特定する第1の位置特定データ、および前記第1車両と前記第1車両の直前を走行する前方車両の間の車間を示す車間データを取得するステップと、
前記第1車両とは異なる車線を走行する第2車両の車線変更予定および前記車線変更を実行する予定時間を含む走行計画を取得するステップと、
前記第2車両の位置を特定する第2の位置特定データを取得するステップと、
前記第1の位置特定データ及び前記第2の位置特定データに基づいて、前記第2車両に対する前記第1車両の相対位置を決定するステップと、
前記第1車両の前記相対位置が前記第2車両の進行方向後方であると決定した場合であって、且つ、前記第1の位置特定データ、前記第2の位置特定データ、および前記車線変更予定に基づいて、前記第1車両が走行する車線と前記第2車両の変更先の車線の同一性を比較し、前記車線が同一の場合に、前記第1車両と前記前方車両の間の車間の変更を決定するステップと、
前記車間の変更を決定した場合に、前記車間データが示す車間よりも広い暫定車間を決定するステップと、
前記予定時間に基づいて、前記車間を前記暫定車間に広げる動作の開始から、前記暫定車間を前記車間に戻す動作の開始までの時間である車間確保時間を決定するステップと、
前記暫定車間および前記車間確保時間を出力するステップと、
をコンピュータに実行させる、車両制御用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018019229A JP7020157B2 (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018019229A JP7020157B2 (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019139299A JP2019139299A (ja) | 2019-08-22 |
JP7020157B2 true JP7020157B2 (ja) | 2022-02-16 |
Family
ID=67695345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018019229A Active JP7020157B2 (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7020157B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110956851B (zh) * | 2019-12-02 | 2020-11-24 | 清华大学 | 一种智能网联汽车协同调度换道方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002104116A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Mitsubishi Motors Corp | 運転支援システム |
JP2009151562A (ja) | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Toyota Motor Corp | 渋滞緩和システム |
WO2010140215A1 (ja) | 2009-06-02 | 2010-12-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用周辺監視装置 |
WO2011013201A1 (ja) | 2009-07-28 | 2011-02-03 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御装置、車両制御方法及び車両制御システム |
JP2015232745A (ja) | 2014-06-09 | 2015-12-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車線変更支援装置 |
JP2016057880A (ja) | 2014-09-10 | 2016-04-21 | トヨタ自動車株式会社 | 合流支援システム |
JP2016149044A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 隊列走行管理装置、及び隊列走行管理プログラム |
JP2017190106A (ja) | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 株式会社デンソー | 支援装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10105884A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-24 | Mitsubishi Motors Corp | 合流案内システム |
-
2018
- 2018-02-06 JP JP2018019229A patent/JP7020157B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002104116A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Mitsubishi Motors Corp | 運転支援システム |
JP2009151562A (ja) | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Toyota Motor Corp | 渋滞緩和システム |
WO2010140215A1 (ja) | 2009-06-02 | 2010-12-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用周辺監視装置 |
WO2011013201A1 (ja) | 2009-07-28 | 2011-02-03 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御装置、車両制御方法及び車両制御システム |
JP2015232745A (ja) | 2014-06-09 | 2015-12-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車線変更支援装置 |
JP2016057880A (ja) | 2014-09-10 | 2016-04-21 | トヨタ自動車株式会社 | 合流支援システム |
JP2016149044A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 隊列走行管理装置、及び隊列走行管理プログラム |
JP2017190106A (ja) | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 株式会社デンソー | 支援装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019139299A (ja) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108349496B (zh) | 用于确定在两个车辆之间的用于车辆的更换车道的交通空隙的方法和控制系统 | |
JP7088364B2 (ja) | 自動運転システム | |
JP6512084B2 (ja) | 走行軌跡生成装置、走行軌跡生成方法 | |
KR102563708B1 (ko) | 선행 차량 출발 알림 장치 및 방법 | |
JP4640441B2 (ja) | 走行制御装置及び走行制御方法 | |
WO2017094907A1 (ja) | 走行軌跡生成装置、走行軌跡生成方法 | |
JP6954180B2 (ja) | 自動運転システム | |
US20160325750A1 (en) | Travel control apparatus | |
JP2019500658A (ja) | 車両に安全に追い付けるように運転を支援するシステムおよび方法 | |
JPWO2018042498A1 (ja) | 車両制御装置 | |
JP5454242B2 (ja) | 車群走行制御装置 | |
JP2018025993A (ja) | 自動運転システム | |
JP6841248B2 (ja) | 自動運転システム | |
JP2017074823A (ja) | 車線変更支援装置 | |
WO2018042499A1 (ja) | 車両制御装置 | |
JP2018039303A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2017030435A (ja) | 車間距離制御装置 | |
JP6583001B2 (ja) | 自動運転車両 | |
JP2009070254A (ja) | 車両用リスク推定装置 | |
JP6870607B2 (ja) | 自動運転システム | |
CN110979277B (zh) | 基于前方车辆状态的防追尾系统及方法 | |
JP7201310B2 (ja) | 車両制御システム | |
JP7020157B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP6413636B2 (ja) | 走行制御装置 | |
JP7077870B2 (ja) | 自動運転システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220117 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7020157 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |