JP7020120B2 - 微粒子分別装置、品質評価装置、電子線装置およびプログラム - Google Patents

微粒子分別装置、品質評価装置、電子線装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、微粒子分別装置、品質評価装置およびそれらを備えた電子線装置、微粒子分別方法、品質評価方法ならびにプログラムに関する。
近年、原油、天然ガス等の油井およびガス井(以下、油井およびガス井を総称して、単に「油井」という。)の採掘条件は過酷になってきている。油井の採掘環境は、採掘深度が増加するに伴って、その雰囲気にCO、HS、Cl等を含有するようになり、採掘される原油および天然ガスもHSを多く含むようになる。
そのため、油井で用いられるケーシング、チュービング等の油井用鋼管、および原油、天然ガス等を輸送するラインパイプ用鋼管には、高い耐硫化物応力割れ性(以下、「耐SSC性」ともいう。)が求められている。
鋼中に含まれる介在物、析出物等の微粒子は、腐食の起点となりうるため、その存在は、耐SSC性に大きな影響を及ぼす。したがって、鋼中に含まれる微粒子の種類および個数密度を簡易かつ迅速に求めることができる方法が求められている。
例えば、特許文献1には、鋼の清浄度をより正確に評価可能な鋼の清浄度評価方法が開示されている。また、特許文献2には、カルシウム添加鋼の耐水素誘起割れ特性の推定方法が開示されている。さらに、特許文献3には、鋼の清浄性評価のための非金属介在物や粒界析出物測定における迅速でかつ大量の種類別評価を可能とする金属内の異物弁別方法が開示されている。
特開2013-238454号公報 特開2015-59880号公報 特開2014-181951号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、少なくともAl、CaまたはMgを含む介在物が評価対象に限定されており、汎用性に欠ける問題がある。同様に、特許文献2に記載の方法では、CaおよびAlを含む介在物による耐水素誘起割れ特性への影響しか評価することができない。
特許文献3に記載の方法によれば、金属内に含まれるあらゆる種類の析出物または介在物を同定することが可能である。しかしながら、工程が複雑であるために簡便さの面において改善の余地が残されている。
本発明は、金属材料中に含まれる微粒子の種類を簡易かつ迅速に分別することができる装置および方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、下記の微粒子分別装置、品質評価装置、電子線装置、微粒子分別方法、品質評価方法およびプログラムを要旨とする。
(1)金属材料中に含まれる微粒子を分別する装置であって、
予め測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得する取得部と、
前記特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2以上でかつ予め設定された数の元素を抽出する抽出部と、
抽出された前記元素の組み合わせに基づいて、前記個々の微粒子の種類を分類する分類部と、を備える、
微粒子分別装置。
(2)前記予め設定された数が、2である、
上記(1)に記載の微粒子分別装置。
(3)前記取得部が、予め測定された前記個々の微粒子の大きさに関する情報をさらに取得する、
上記(1)または(2)に記載の微粒子分別装置。
(4)分類された前記微粒子の種類ごとに、所定の範囲の大きさを有する前記微粒子の個数密度を算出する算出部をさらに備える、
上記(3)に記載の微粒子分別装置。
(5)分類された前記微粒子の種類ごとに、前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示すグラフを生成する生成部をさらに備える、
上記(4)に記載の微粒子分別装置。
(6)前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示す前記グラフが、粒度分布図である、
上記(5)に記載の微粒子分別装置。
(7)出力部をさらに備え、前記出力部は、
前記取得部によって取得された前記特性X線強度に関する情報、
前記取得部によって取得された前記大きさに関する情報、
前記抽出部によって抽出された前記元素、
前記分類部によって分類された前記種類、
前記算出部によって算出された前記個数密度、および、
前記生成部によって生成された前記グラフ、
から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
上記(1)から(6)までのいずれかに記載の微粒子分別装置。
(8)前記金属材料が、耐サワー油井管用鋼材である、
上記(1)から(7)までのいずれかに記載の微粒子分別装置。
(9)金属材料の品質を評価する装置であって、
上記(4)から(8)までのいずれかに記載の微粒子分別装置と、
評価部と、を備え、
前記評価部は、算出された前記微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、前記金属材料の品質を評価する、
品質評価装置。
(10)前記評価部は、予め登録された種類の前記微粒子の個数密度が、全て予め設定された値より小さい場合に、前記金属材料の品質が優れると評価する、
上記(9)に記載の品質評価装置。
(11)前記出力部は、前記評価部によって評価された前記金属材料の品質の評価結果を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
上記(9)または(10)に記載の品質評価装置。
(12)上記(1)から(8)までのいずれかに記載の微粒子分別装置または上記(9)から(11)までのいずれかに記載の品質評価装置を備える、
電子線装置。
(13)金属材料中に含まれる微粒子を分別する方法であって、
(a)予め測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得するステップと、
(b)前記特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2以上でかつ予め設定された数の元素を抽出するステップと、
(c)抽出された前記元素の組み合わせに基づいて、前記個々の微粒子の種類を分類するステップと、を備える、
微粒子分別方法。
(14)前記予め設定された数が、2である、
上記(13)に記載の微粒子分別方法。
(15)前記(a)のステップにおいて、予め測定された前記個々の微粒子の大きさに関する情報をさらに取得する、
上記(13)または(14)に記載の微粒子分別方法。
(16)(d)分類された前記微粒子の種類ごとに、所定の範囲の大きさを有する前記微粒子の個数密度を算出するステップをさらに備える、
上記(15)に記載の微粒子分別方法。
(17)(e)分類された前記微粒子の種類ごとに、前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示すグラフを生成するステップをさらに備える、
上記(16)に記載の微粒子分別方法。
(18)前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示す前記グラフが、粒度分布図である、
上記(17)に記載の微粒子分別方法。
(19)(f)前記(a)のステップによって取得された前記特性X線強度に関する情報、
前記(a)のステップによって取得された前記大きさに関する情報、
前記(b)のステップによって抽出された前記元素、
前記(c)のステップによって分類された前記種類、
前記(d)のステップによって算出された前記個数密度、および、
前記(e)のステップによって生成された前記グラフ、
から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
上記(13)から(18)までのいずれかに記載の微粒子分別方法。
(20)前記金属材料が、耐サワー油井管用鋼材である、
上記(13)から(19)までのいずれかに記載の微粒子分別方法。
(21)金属材料の品質を評価する方法であって、
上記(16)から(20)までのいずれかに記載の微粒子分別方法に記載されるステップと、
(g)算出された前記微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、前記金属材料の品質を評価するステップと、を備える、
品質評価方法。
(22)前記(g)のステップにおいて、予め登録された種類の前記微粒子の個数密度が、全て予め設定された値より小さい場合に、前記金属材料の品質が優れると評価する、
上記(21)に記載の品質評価方法。
(23)(h)前記(g)のステップによって評価された前記金属材料の品質の評価結果を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
上記(21)または(22)に記載の品質評価方法。
(24)コンピュータによって、金属材料中に含まれる微粒子を分別するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)予め測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得するステップと、
(b)前記特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2以上でかつ予め設定された数の元素を抽出するステップと、
(c)抽出された前記元素の組み合わせに基づいて、前記個々の微粒子の種類を分類するステップと、を実行させる、
プログラム。
(25)前記予め設定された数が、2である、
上記(24)に記載のプログラム。
(26)前記(a)のステップにおいて、予め測定された前記個々の微粒子の大きさに関する情報をさらに取得する、
上記(24)または(25)に記載のプログラム。
(27)(d)分類された前記微粒子の種類ごとに、所定の範囲の大きさを有する前記微粒子の個数密度を算出するステップをさらに備える、
上記(26)に記載のプログラム。
(28)(e)分類された前記微粒子の種類ごとに、前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示すグラフを生成するステップをさらに備える、
上記(27)に記載のプログラム。
(29)前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示す前記グラフが、粒度分布図である、
上記(28)に記載のプログラム。
(30)(f)前記(a)のステップによって取得された前記特性X線強度に関する情報、
前記(a)のステップによって取得された前記大きさに関する情報、
前記(b)のステップによって抽出された前記元素、
前記(c)のステップによって分類された前記種類、
前記(d)のステップによって算出された前記個数密度、および、
前記(e)のステップによって生成された前記グラフ、
から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
上記(24)から(29)までのいずれかに記載のプログラム。
(31)前記金属材料が、耐サワー油井管用鋼材である、
上記(24)から(30)までのいずれかに記載のプログラム。
(32)コンピュータによって、金属材料の品質を評価するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
上記(27)から(31)までのいずれかに記載のプログラムに記載されるステップと、
(g)算出された前記微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、前記金属材料の品質を評価するステップと、を実行させる、
プログラム。
(33)前記(g)のステップにおいて、予め登録された種類の前記微粒子の個数密度が、全て予め設定された値より小さい場合に、前記金属材料の品質が優れると評価する、
上記(32)に記載のプログラム。
(34)(h)前記(g)のステップによって評価された前記金属材料の品質の評価結果を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
上記(32)または(33)に記載のプログラム。
本発明によれば、金属材料中に含まれる微粒子の種類を簡易かつ迅速に分別することが可能になる。
図1は、本発明の一実施形態に係る微粒子分別装置の概略構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る微粒子分別装置を備えた電子線装置の概略構成を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る微粒子分別装置を備えた電子線装置の一例を模式的に示した図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る微粒子分別装置の概略構成を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る品質評価装置の概略構成を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る品質評価装置を備えた電子線装置の概略構成を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る品質評価方法を示すフロー図である。 図8は、微粒子の分別結果の一例を示す図である。 図9は、微粒子の種類ごとの個数密度の算出結果の一例を示す図である。 図10は、微粒子の種類ごとの粒度分布図の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る微粒子分別装置、微粒子分別方法、品質評価装置および品質評価方法について、図1~10を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る微粒子分別装置の概略構成を示す図である。微粒子分別装置は、金属材料中に含まれる微粒子を分別する装置である。なお、微粒子には、介在物、析出物等が含まれる。また、金属材料の種類については特に制限はないが、例えば、耐サワー油井管用鋼材に適用することができる。
図1に示すように、微粒子分別装置10は、取得部1と、抽出部2と、分類部3とを備える。
取得部1は、予め測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得する。元素の濃度ではなく、特性X線強度を指標に用いることで、微粒子の分別を簡易に行うことが可能になる。
微粒子に含まれる元素の特性X線強度を測定する方法については特に制限はないが、例えば、図2に示すような、微粒子分別装置10を備える電子線装置1000によって測定を行うことができる。以下、電子線装置1000として、走査電子顕微鏡(SEM)2000を用いる場合を例に説明する。
図3は、微粒子分別装置10を備えたSEM2000の一例を模式的に示した図である。まず、SEM2000の構造について説明する。図3に示すように、SEM2000は、微粒子分別装置10および本体部3000を備える。そして、本体部3000は、電子線入射装置20、電子線制御装置30、試料台40、試料台駆動装置50および検出装置60を備える。
電子線入射装置20は、電子源より電子線を引き出し、加速しながら放出する電子銃21と、加速された電子線束を集束するコンデンサレンズ22と、集束された電子線束を試料上の微小領域に収束させる対物レンズ23と、それを含むポールピース24と、電子線束を試料上で走査するための偏向コイル25とから主に構成される。
電子線制御装置30は、電子銃制御装置31と、集束レンズ系制御装置32と、対物レンズ系制御装置33と、偏向コイル制御装置35とを含む。なお、電子銃制御装置31は、電子銃21により放出される電子線の加速電圧等を制御する装置であり、集束レンズ系制御装置32は、コンデンサレンズ22により集束される電子線束の開き角等を制御する装置である。
試料台40は、金属材料を支持するためのものであり、試料台駆動装置50により仮想的な3次元座標上の位置を自在に変更することが可能である。また、検出装置60には、二次電子検出器61、反射電子検出器62、電子後方散乱回折(EBSD)検出器63およびエネルギー分散型X線分光器(EDX)64が含まれる。
金属材料の表面をSEM2000によって観察した上で微粒子を特定し、EDX64により、当該微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度を測定することが可能である。なお、EDX64を用いる場合には、例えば観察する表面の有機物系汚れに起因する特性X線との識別が困難なC、およびTi Lα線と特性X線エネルギー値が近いため識別が困難なNは、指標とする元素から外れることとなる。
また、金属材料に対して電解抽出を行い、電解液をろ過して溶け残った微粒子をフィルター上に捕集した後に、EDX64によって、微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度を測定することも可能である。電解抽出を行うに際しては、例えば、10%アセチルアセトン電解液を用いることができる。
取得部1は、予め測定された個々の微粒子の大きさに関する情報をさらに取得してもよい。微粒子の大きさに関する情報には、微粒子の面積、円相当径等が含まれる。微粒子の面積を測定する方法についても特に制限はなく、SEM2000により、特性X線強度の測定と同時に行うことができる。
具体的には、金属材料の表面または電解液をろ過して微粒子を捕集したフィルターに対して、SEM観察および画像解析処理を行うことで微粒子を識別する。そして、識別された微粒子の領域のピクセル数および測定倍率から面積に換算する。測定倍率については、微粒子の大きさに応じて適切に選択すればよく、例えば、金属材料の機械的特性を劣化させる比較的粗大な微粒子として、円相当径10μm以上の微粒子を観察対象とする場合には、100~500倍の範囲とすることが好ましい。
抽出部2は、取得部1によって取得された特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2以上でかつ予め設定された数の元素を抽出する。予め設定された数としては、例えば、2を採用することができる。
分類部3は、抽出部2によって抽出された予め設定された数の元素の組み合わせに基づいて、個々の微粒子の種類を分類する。例えば、分類用のデータベースを予め作成しておき、分類部3がデータベースを参照することで、所定の組み合わせに対応する微粒子の種類を特定することができる。
上記構成によれば、極めて簡易かつ迅速に、微粒子の種類を分別することができる。
図4は、本発明の他の実施形態に係る微粒子分別装置の概略構成を示す図である。図4に示すように、微粒子分別装置10は、算出部4をさらに備えてもよい。算出部4は、分類された微粒子の種類ごとに、所定の範囲の大きさを有する微粒子の個数密度を算出する。
算出部4は、例えば、粒径が所定値以上である微粒子の個数密度を算出してもよいし、粒径の範囲を所定の数で区分したうえで、区分ごとの微粒子の個数密度を算出してもよい。
個数密度の算出方法についても特に制限はない。例えば、金属試料の表面を観察する場合においては、観察領域に含まれる微粒子の数を観察領域の面積で割ることによって、単位面積当たりの個数密度を算出することが可能である。一方、電解抽出を行う場合には、まず、電解した金属試料の質量および当該金属試料の密度から、電解した金属試料の体積を求める。そして、電解液をフィルターでろ過することで採取された微粒子の個数を上記の体積で割ることで、単位体積当たりの微粒子の個数密度を算出することが可能である。
また、図4に示すように、微粒子分別装置10は、生成部5をさらに備えてもよい。生成部5は、分類された微粒子の種類ごとに、微粒子の大きさと個数密度との関係を示すグラフを生成する。グラフの種類については特に制限はないが、例えば、粒度分布図が挙げられる。
さらに、微粒子分別装置10は、出力部6を備えてもよい。出力部6は、(i)取得部1によって取得された特性X線強度に関する情報、(ii)取得部1によって取得された大きさに関する情報、(iii)抽出部2によって抽出された元素、(iv)分類部3によって分類された種類、(v)算出部4によって算出された個数密度、および、(vi)生成部5によって生成されたグラフ、から選択される1つ以上を取得し、かつ図3に示される外部の表示装置7に出力する。
また、出力部6は、SEM観察によって得られる、観察領域の電子像、特性X線強度のマッピング図、画像解析処理後の微粒子分布図等を取得し、かつ表示装置7に出力してもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係る品質評価装置の概略構成を示す図である。図5に示すように、品質評価装置100は、微粒子分別装置10と、評価部200とを備える。なお、品質評価装置100に含まれる微粒子分別装置10は、取得部1、抽出部2および分類部3に加えて、算出部4を備える。また、品質評価装置100に含まれる微粒子分別装置10は、さらに、生成部5および/または出力部6を備えてもよい。
また、評価部200は、算出された微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、金属材料の品質を評価する。評価基準については、特に制限はないが、所定の種類の微粒子の個数密度が、所定の値より大きい場合に品質に優れると評価することもでき、所定の値より小さい場合に品質に優れると評価することもできる。
また、評価用のデータベースを予め作成しておき、評価部200がデータベースを参照することで、当該データベースに予め登録されてある種類の微粒子の個数密度が、当該データベース上で予め設定された値より小さい場合に、品質に優れると評価することも可能である。
品質評価装置100が出力部6を備える場合においては、出力部6は、評価部200によって評価された金属材料の品質の評価結果を取得し、かつ表示装置7に出力することができる。
さらに、図6に示すような、品質評価装置100を備える電子線装置1000を採用することによって、金属材料中の微粒子の分析から当該金属材料の品質の評価までの全てを、一連の工程として行うことが可能になる。
次に、本発明の一実施形態に係る品質評価方法を、図7を用いて説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る品質評価方法を示すフロー図である。なお、以降の説明においては、上述した予め設定された元素の数を2とし、耐サワー油井管用鋼材の耐SSC性を評価する場合を例に挙げる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
まず前提として、上記鋼材に対して、10%アセチルアセトン電解液を用いた電解抽出を行い、電解液をろ過して溶け残った微粒子をフィルター上に捕集する。その後、EDXを備えるSEMを用いて、微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度および個々の微粒子の大きさを測定する。
続いて、図7に示すように、取得部1は、測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得する(ステップA1)。次に、取得部1は、測定された個々の微粒子の大きさに関する情報を取得する(ステップA2)。その後、抽出部2は、取得部1によって取得された特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2つの元素を抽出する(ステップA3)。
そして、分類部3は、抽出部2によって抽出された2つの元素の組み合わせに基づいて、個々の微粒子の種類を分類する(ステップA4)。分類部3は、予め作成された分類用のデータベースを参照し、上位2つの元素がSiおよびOである場合は「SiO系」、CaおよびOである場合は「CaO系」、TiおよびNbである場合は「Ti-Nb系」、などと分類する。また、データベースに登録されていない組み合わせの場合には、「その他」に分類してもよい。
出力部6は、以上の微粒子分類結果を取得し、例えば、図8に示すような形式において、微粒子ごとに整理し、表示装置7に出力する(ステップA5)。微粒子分類結果には、ステップA1において取得された元素ごとの特性X線強度に関する情報、ステップA2において取得された大きさに関する情報、ステップA3において抽出された2つの元素、およびステップA4において分類された微粒子の種類が含まれる。図8は、微粒子の分別結果の一例を示す図である。
次に、算出部4は、分類された微粒子の種類ごとに個数密度を算出する(ステップA6)。出力部6は、個数密度の算出結果を取得し、例えば、図9に示すような形式において、表示装置7に出力する(ステップA7)。図9は、微粒子の種類ごとの個数密度の算出結果の一例を示す図である。図9に示す例においては、所定の化学組成を有する2種類の鋼材AおよびBについて、10μm以上の円相当径を有する微粒子の種類ごとの個数密度(個/mm)の算出結果を示している。
また、算出部4は、分類された微粒子の種類ごとに粒径の範囲を所定の数で区分したうえで、区分ごとの微粒子の個数密度を算出する(ステップA8)。そして、生成部5は、算出された区分ごとの各微粒子の個数密度に基づいて、微粒子の種類ごとに粒度分布図を生成する(ステップA9)。
出力部6は、生成された粒度分布図を取得し、例えば、図10に示すような形式において、表示装置7に出力する(ステップA10)。図10に示す例では、10μm以上の円相当径を1μm間隔で区分している。なお、上記の円相当径の区分間隔は、事前に登録していてもよいし、オペレータが品質評価装置100に接続される入力装置8から適宜入力してもよい。
さらに、評価部200は、算出された微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、鋼材の耐SSC性を評価する(ステップA11)。具体的には、予め作成された評価用のデータベースを参照し、耐SSC性を劣化させるTi-Nb系の微粒子の個数密度が所定量より小さい場合に、評価対象となる鋼材は耐SSC性に優れると評価する。そして、出力部6は、評価結果を取得し、表示装置7に出力する(ステップA12)。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップA1~A12を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における品質評価装置100を実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、取得部1、抽出部2、分類部3、算出部4、生成部5および出力部6として機能し、処理を行う。
本発明によれば、金属材料中に含まれる微粒子の種類を簡易かつ迅速に分別することが可能になる。
1.取得部
2.抽出部
3.分類部
4.算出部
5.生成部
6.出力部
7.表示装置
8.入力装置
10.微粒子分別装置
20.電子線入射装置
21.電子銃
22.コンデンサレンズ
23.対物レンズ
24.ポールピース
25.偏向コイル
30.電子線制御装置
31.電子銃制御装置
32.集束レンズ系制御装置
33.対物レンズ系制御装置
35.偏向コイル制御装置
40.試料台
50.試料台駆動装置
60.検出装置
61.二次電子検出器
62.反射電子検出器
63.電子後方散乱回折(EBSD)検出器
64.エネルギー分散型X線分光器(EDX)
100.品質評価装置
200.評価部
1000.電子線装置
2000.SEM
3000.本体部

Claims (29)

  1. 金属材料中に含まれる微粒子を分別する装置であって、
    予め測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得する取得部と、
    前記特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2以上でかつ予め設定された数の元素を抽出する抽出部と、
    抽出された前記元素の組み合わせに基づいて、前記個々の微粒子の種類を分類する分類部と、を備える、
    微粒子分別装置。
  2. 前記予め設定された数が、2である、
    請求項1に記載の微粒子分別装置。
  3. 前記取得部が、予め測定された前記個々の微粒子の大きさに関する情報をさらに取得する、
    請求項1または請求項2に記載の微粒子分別装置。
  4. 分類された前記微粒子の種類ごとに、所定の範囲の大きさを有する前記微粒子の個数密度を算出する算出部をさらに備える、
    請求項3に記載の微粒子分別装置。
  5. 分類された前記微粒子の種類ごとに、前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示すグラフを生成する生成部をさらに備える、
    請求項4に記載の微粒子分別装置。
  6. 前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示す前記グラフが、粒度分布図である、
    請求項5に記載の微粒子分別装置。
  7. 出力部をさらに備え、前記出力部は、
    前記取得部によって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記抽出部によって抽出された前記元素、および、
    前記分類部によって分類された前記種類、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
    請求項1または請求項2に記載の微粒子分別装置。
  8. 出力部をさらに備え、前記出力部は、
    前記取得部によって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記取得部によって取得された前記大きさに関する情報、
    前記抽出部によって抽出された前記元素、および、
    前記分類部によって分類された前記種類、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
    請求項3に記載の微粒子分別装置。
  9. 出力部をさらに備え、前記出力部は、
    前記取得部によって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記取得部によって取得された前記大きさに関する情報、
    前記抽出部によって抽出された前記元素、
    前記分類部によって分類された前記種類、および、
    前記算出部によって算出された前記個数密度、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
    請求項4に記載の微粒子分別装置。
  10. 出力部をさらに備え、前記出力部は、
    前記取得部によって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記取得部によって取得された前記大きさに関する情報、
    前記抽出部によって抽出された前記元素、
    前記分類部によって分類された前記種類、
    前記算出部によって算出された前記個数密度、および、
    前記生成部によって生成された前記グラフ、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
    請求項5または請求項6に記載の微粒子分別装置。
  11. 前記金属材料が、耐サワー油井管用鋼材である、
    請求項1から請求項10までのいずれかに記載の微粒子分別装置。
  12. 金属材料の品質を評価する装置であって、
    請求項4から請求項6、請求項9および請求項10のいずれかに記載の微粒子分別装置と、
    評価部と、を備え、
    前記評価部は、算出された前記微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、前記金属材料の品質を評価する、
    品質評価装置。
  13. 金属材料の品質を評価する装置であって、
    請求項9または請求項10に記載の微粒子分別装置と、
    評価部と、を備え、
    前記評価部は、算出された前記微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、前記金属材料の品質を評価し、
    前記出力部は、前記評価部によって評価された前記金属材料の品質の評価結果を取得し、かつ外部の表示装置に出力する、
    品質評価装置。
  14. 前記評価部は、予め登録された種類の前記微粒子の個数密度が、全て予め設定された値より小さい場合に、前記金属材料の品質が優れると評価する、
    請求項12または請求項13に記載の品質評価装置。
  15. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の微粒子分別装置または請求項12から請求項14までのいずれかに記載の品質評価装置を備える、
    電子線装置。
  16. コンピュータによって、金属材料中に含まれる微粒子を分別するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)予め測定された個々の微粒子に含まれる元素ごとの特性X線強度に関する情報を取得するステップと、
    (b)前記特性X線強度に関する情報から、特性X線強度の高い方から順番に、2以上でかつ予め設定された数の元素を抽出するステップと、
    (c)抽出された前記元素の組み合わせに基づいて、前記個々の微粒子の種類を分類するステップと、を実行させる、
    プログラム。
  17. 前記予め設定された数が、2である、
    請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記(a)のステップにおいて、予め測定された前記個々の微粒子の大きさに関する情報をさらに取得する、
    請求項16または請求項17に記載のプログラム。
  19. (d)分類された前記微粒子の種類ごとに、所定の範囲の大きさを有する前記微粒子の個数密度を算出するステップをさらに備える、
    請求項18に記載のプログラム。
  20. (e)分類された前記微粒子の種類ごとに、前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示すグラフを生成するステップをさらに備える、
    請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記微粒子の大きさと個数密度との関係を示す前記グラフが、粒度分布図である、
    請求項20に記載のプログラム。
  22. (f)前記(a)のステップによって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記(b)のステップによって抽出された前記元素、および、
    前記(c)のステップによって分類された前記種類、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
    請求項16または請求項17に記載のプログラム。
  23. (f)前記(a)のステップによって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記(a)のステップによって取得された前記大きさに関する情報、
    前記(b)のステップによって抽出された前記元素、および、
    前記(c)のステップによって分類された前記種類、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
    請求項18に記載のプログラム。
  24. (f)前記(a)のステップによって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記(a)のステップによって取得された前記大きさに関する情報、
    前記(b)のステップによって抽出された前記元素、
    前記(c)のステップによって分類された前記種類、および、
    前記(d)のステップによって算出された前記個数密度、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
    請求項19記載のプログラム。
  25. (f)前記(a)のステップによって取得された前記特性X線強度に関する情報、
    前記(a)のステップによって取得された前記大きさに関する情報、
    前記(b)のステップによって抽出された前記元素、
    前記(c)のステップによって分類された前記種類、
    前記(d)のステップによって算出された前記個数密度、および、
    前記(e)のステップによって生成された前記グラフ、
    から選択される1つ以上を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
    請求項20または請求項21に記載のプログラム。
  26. 前記金属材料が、耐サワー油井管用鋼材である、
    請求項16から請求項25までのいずれかに記載のプログラム。
  27. コンピュータによって、金属材料の品質を評価するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    請求項19から請求項1、請求項24および請求項25のいずれかに記載のプログラムに記載されるステップと、
    (g)算出された前記微粒子の個数密度が特定の条件を満足するかどうかによって、前記金属材料の品質を評価するステップと、を実行させる、
    プログラム。
  28. 前記(g)のステップにおいて、予め登録された種類の前記微粒子の個数密度が、全て予め設定された値より小さい場合に、前記金属材料の品質が優れると評価する、
    請求項27に記載のプログラム。
  29. (h)前記(g)のステップによって評価された前記金属材料の品質の評価結果を取得し、かつ外部の表示装置に出力するステップをさらに備える、
    請求項27または請求項28に記載のプログラム。
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