JP7020102B2 - 障害物検知センサ - Google Patents
障害物検知センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7020102B2 JP7020102B2 JP2017245529A JP2017245529A JP7020102B2 JP 7020102 B2 JP7020102 B2 JP 7020102B2 JP 2017245529 A JP2017245529 A JP 2017245529A JP 2017245529 A JP2017245529 A JP 2017245529A JP 7020102 B2 JP7020102 B2 JP 7020102B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- road
- distance
- control unit
- server
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
特許文献1に記載される超音波距離測定装置は、識別信号の有無により、自己の発振した超音波の反射波と、それ以外の超音波とを区別することで精度よく距離を求めることができる。しかし、発振する超音波に識別信号を付与しても、当該識別信号によっては、道路上の障害物と、路面の凹凸とを識別することは出来ない。路面の凹凸による反射波にも識別信号が含まれるためである。
そのため、精度よく距離情報をもとめるだけでは、特許文献2に例示されるような、車両周辺に存在する障害物の検知性能向上のニーズが十分に満たされていなかった。
そのため、路面の状態によらず高い精度で計測が行える障害物検知センサの提供が望まれる。
道路上の障害物を検知するための閾値を選択する制御部と、
振動波を発振し、発振された振動波の反射波を受振することで距離情報を取得する距離センサ部と、
路面情報を記憶した外部記憶部を有する道路情報サーバと通信して前記路面情報を取得する通信部と、
前記距離情報を基にして前記障害物を識別するための検知関係情報を記憶した記憶部と、を備え、
前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記検知関係情報と、前記通信部を介して前記外部記憶部から取得した前記路面情報とを対比して、前記閾値を選択し、前記距離情報を前記通信部から前記道路情報サーバに送信すると共に、当該道路情報サーバに、当該距離情報を前記外部記憶部に記録させ、当該外部記憶部に前記距離情報を記録させた後、新たに取得した前記距離情報が、その直前に前記道路情報サーバに送信した前記距離情報に対して所定以上の変化をした場合に、当該取得した前記距離情報を前記道路情報サーバに送信し、前記新たに取得した前記距離情報が、その直前に前記道路情報サーバに送信した前記距離情報に対して所定以上の変化をしない場合は、当該取得した前記距離情報を前記道路情報サーバに送信しない点にある。
したがって、上記構成によれば、適切に道路の凹凸と障害物とを識別して検知するなど、路面の状態によらず高い精度で計測が行える障害物検知センサを提供することができる。
したがって、障害物検知センサは、自己が大容量の記憶装置を有することなく、外部から、現在計測している道路についての必要十分な情報量を取得することができる。また、障害物検知センサは、道路情報サーバ上で逐次更新されているであろう最新の道路情報を、容易に利用できるようになる。
したがって、上記構成によれば、障害物検知センサの製造後に道路の状態が変化していても、高い精度で計測が行える障害物検知センサ置を提供することができる。
したがって上記構成によれば、距離センサ部が取得した距離情報、すなわち、距離センサ部が取得した最新の路面情報を道路情報サーバの記憶部に記憶し、当該道路情報サーバの路面情報をアップデートすることができる。
そこで上記構成によれば、制御部は、距離情報を取得した場合、当該取得した距離情報が、直前、すなわち、最後に道路情報サーバに送信した距離情報に対して所定以上の変化をした場合に、当該取得した距離情報を道路情報サーバに送信するようにして、当該所定以上の変化がない場合には通信が発生しないようにして、通信量を低減することができるようになっている。
したがって、通信量の増大を回避し、通信ネットワークの混雑を回避しつつ、必要分だけ、道路情報サーバの情報をアップデートすることができる。
環境値を取得する環境センサ部を備え、
前記制御部は、前記環境センサ部が取得した環境値を基にして前記距離情報を補正する点にある。
前記通信部は、環境値を配信する環境情報サーバと通信し、
前記制御部は、前記環境情報サーバから環境値を取得し、当該環境値を基にして前記距離情報を補正する点にある。
前記道路情報サーバは、クラウドコンピューティングで提供されている点にある。
したがって、道路ネットワーク全体にわたる道路情報を、最近の状態に維持しつつ、多数の障害物検知センサで共有することができる。また、複数の道路情報サーバで共有して安全に保存およびアップデートすることができる。つまり、障害物検知センサは、最新の道路情報を取得できるようになり、距離計測性能を向上させることができる。
図1は、距離計測装置100を搭載した車両200の概略構成を説明する模式図である。
距離計測装置100は、対象物9との距離を、変調された超音波の反射波を受振して計測し、距離情報を取得する距離の計測装置である。
本実施形態において距離計測装置100は、対象物9との距離を計測することで、障害物91と道路92の凹凸93とを区別することができる障害物検知センサとして機能している。距離計測装置100は例えば、車両200に搭載されて、障害物91の存在を認識し、また、障害物91との距離を把握して、それらの情報を、制御部1が車両200の運転座席の表示部(図示せず)などを介して運転者に通知するようになっている。
〔インターネットおよびクラウドコンピューティングについて〕
インターネットNは、公共通信用アンテナ60を介して車両200が、各種サーバや他の車両300と通信可能となるネットワークである。公共通信用アンテナ60は、例えば携帯電話網の基地局である。
インターネットNには、少なくともストレージサーバ7と、道路情報サーバ61と、環境情報サーバ63とが接続されており、それぞれのサーバは、それぞれ独自に他のサーバや車両200等と通信可能になっている。
路面情報DB71には、例えば、ある道路が、良く舗装された舗装道路、傷んだ舗装道路、砂利道、未舗装などである旨の路面情報が、分類して記憶されている。具体的な説明は、後述する。
環境情報サーバ63は、気象情報のうち、少なくとも、気温、湿度の情報などの環境値を車両200などに配信可能になっている。環境情報サーバ63は、本実施形態では、気温、湿度に加えさらに気圧の情報を環境値として配信可能になっている。
図示しないが、環境情報サーバ63も、道路情報サーバ61と同様に、ストレージサーバ7を、気象情報を記憶する記憶部として利用している。
TOFセンサ部3は、図2に示すように、超音波を発振する圧電素子31と、圧電素子31が発振する超音波の基本波を発振する発振器34と、発振器34が発振した基本波(搬送波)を変調する変調器32と、圧電素子31が受振した反射波を復調して復調信号を取得する検波器35と、を備える。TOFセンサ部3は、圧電素子31から超音波を送振し、その反射波を圧電素子31で受振して反射物体までの距離を測定する、いわゆるタイム・オブ・フライト(Time-Of-Flight、TOF)法を実行するためのセンサ部である。
圧電素子31は、印加された電圧に応じて変位し、また、振動エネルギーなどの機械的な力を加えられると、その変位に応じて起電力を生じる振動子(図示せず)を備えた、いわゆる超音波振動子のユニットである。
圧電素子31の振動子は、所定の周波数(波長)で共振するため、通常は、発振する超音波の中心となる周波数(もしくは波長)と、受振可能な超音波の中心となる周波数(もしくは波長)は同じになる。
本実施形態の圧電素子31の共振周波数は40kHzである。
圧電素子31が受振した振動は、圧電素子31により電圧の信号に変換されて検波器35に送信される。
本実施形態では、発振器34は、所定の振動数で振動する水晶振動子(図示せず)の基本振動を基にして、所定の周波数を生成し、搬送波として変調器32へ供給している。
本実施形態では、変調器32は制御部1の指示に応じて、位相変調方式、振幅変調方式、周波数変調方式のいずれかもしくはこれらを組み合わせて変調波を発振するようになっている。
変調器32は、位相変調方式、振幅変調方式、および周波数変調方式、およびこれらを組み合わせた方式に対応する変調回路(図示せず)を変調器32の内部に包含している。
本実施形態では、図3に示すように、搬送波と同じ位相が二進数の1を表し、搬送波とπだけずれた位相が二進数のゼロを表している。
本実施形態では、連続する波のうち、相対的に大きな振幅が二進数の1を表し、相対的に小さな振幅が二進数のゼロを表している。
図4では、二進数の1を表す相対的に大きな振幅に対して、当該振幅を100パーセントとした場合に、50パーセントの振幅を二進数のゼロを表す場合の目標振幅として変調制御し、100パーセントと50パーセントの平均値である75パーセント以下の振幅である場合に、二進数のゼロを表しているものとする場合を図示している。
本実施形態では、搬送波と同じ周波数が二進数の1を表し、搬送波よりも所定の大きさだけ周波数変化した場合に二進数のゼロを表すことができる。たとえば、図5の場合には、搬送波と同じ周波数が二進数の1を表し、搬送波よりも周波数が所定の大きさだけ小さい場合が二進数のゼロを表している。
図6の場合、パルス発生器15は、最上位ビットから順に、[11111000]の8ビットの符号を含むパルス信号(図6の上段の表に図示)を発信している。そして変調器32は、上位ビットから下位ビットの順に、ビットごとに交互に振幅変調方式と位相変調方式とに振り分けて変調して表している。さらに、圧電素子31(図1参照)は、当該変調された変調波に対応する超音波として、波形Wの超音波を発振している。
なお、図6には、変調器32が、振幅変調方式でゼロを表す場合に、当該部分のバースト長を、振幅変調方式で1を表す部分の半分のバースト長で変調している場合を例示している。
検波器35は、復調した復調信号を、制御部1の比較器17へ送信する。復調信号を受信した制御部1は、復調信号の方式を判断し、また、当該復調信号に含まれる信号を認識する。
車両側通信部2は、図1に示すように、車両200および距離計測装置100が外部ネットワークと通信するための機能部である。車両側通信部2は、本実施形態では、車載アンテナ20と、いわゆるインターネットNに接続されている公共通信用アンテナ60とを介して、インターネットNと接続されるようになっている。車両側通信部2は、このインターネットNを介して、インターネットNに接続された道路情報サーバ61や、環境情報サーバ63と通信することができる。
車両側記憶部4は、図1に示すように、車両200および距離計測装置100が利用する各種の情報を記憶し、また読み出すための記憶装置である。
本実施形態では、車両側記憶部4には、車両200が走行することが想定される道路網の情報を記憶した地図情報DB41と、制御部1が対象物9との距離情報から障害物91を検知するための検知関係情報が記憶された計測条件DB42と、道路情報サーバ61から取得した路面情報やTOFセンサ部3が取得した距離情報を一時的に記憶する一時記憶DB49と、制御部1が各種の動作を実行するための基本プログラムが格納されているプログラムDBを有している。
制御部1は、図1に示すように、車両200のECU(エンジンコントロールユニット)であり、本実施形態では距離計測装置100全体を制御する機能を有している。
制御部1は、図2に示すように、中央演算装置であるCPU10を中核機構として有する。制御部1はさらに、パルス発生器15と、比較器17と、を備える。
パルス発生器15は、本実施形態では、生成した識別信号を、制御部1として変調器32へ供給(伝送)している。
パルス発生器15は、CPU10から送信される動作指令に従って、所定の符号を含む信号を生成する動作する。
所定のビット長としては例えば、8ビットのビット長を選択できる。
所定のビット配列としては任意の配列を選択してよい。
パルス発生器15は、ビット長が8ビットの場合は、8回のパルスのオンないしオフの組み合わせの信号を出力するようになっている。
また、単に、パルス、と称する場合は、符号1もしくは符号ゼロのいずれかを意味する。
また、パルス信号、と称する場合は、複数のパルスの組み合わせを意味する。
本実施形態では、発振器34が発振する基本波の周期に同期させており、具体的には、原則、八波発振されるタイミング(八周期)ごとに、一回のパルスを発するようになっている。
比較器17は、当該判定した結果(以下、判定結果と称する)をCPU10に送信する。
また、CPU10は制御部1として、計測条件DB42にあらかじめ記録されていた検知関係情報と、道路情報サーバ61を介して路面情報DB71から取得した、現在計測している道路についての路面情報と、TOFセンサ部3が障害物91を検知すべく取得した距離情報を対比して、現在計測している道路上の障害物91の検知条件を決定することができる。
そして、例えば未舗装の道路の場合の所定の閾値を、良く舗装された道路の場合の所定の閾値よりも大きな閾値とすることができる。
反射波の受振と距離計測、および障害物91の検知については後述する。
〔障害物の検知動作の基本的な説明〕
以下では、距離計測装置100による、障害物91の検知と距離の計測動作について説明する。
本実施形態では、距離計測装置100は、いわゆるタイム・オブ・フライト(Time-Of-Flight、TOF)法により、距離を計測する。
図7のグラフの横軸は時間の経過を意味している。
図7のグラフの縦軸は振幅の大きさを意味している。
ラインE1は、圧電素子31の振動の振幅の包絡線(エンベロープ)であり、本実施形態における距離情報の一例である。
本実施形態において、圧電素子31は、上述のように、変調された超音波を発振している。
図7には、圧電素子31が、発振時間T1だけ変調器32に駆動されて振動(強制振動)した後、慣性による振動を残響時間T2だけ継続(いわゆる残響)し、その後、外部からの振動を受振している場合を図示している。
なお、閾値Th1は、道路90からの、道路の凹凸に伴う小さな反射波と、障害物91からの反射波を識別するための値である。閾値Th1は、道路90が良く舗装された舗装道路である場合の検知関係情報の一例であり、本実施形態では計測条件DB42に予め記憶された値である。
振動ピークP1の開始点は、図7では、時間Tpから、時間ΔTだけさかのぼったポイントで図示している。通常、時間ΔTの長さは、発振時間T1に等しい。言い換えると、圧電素子31が発振した超音波の反射波の受振に要した時間Tfは、時間Tpから発振時間T1を差分して求めることができる。
ここで、圧電素子31が発振する超音波の反射波は、所定の符号を含む情報を有している。したがって、検波器35で復調され、取り出された信号は、パルス発生器15が生成した所定の符号を含んでいる。そこで、制御部1は、比較器17の判定結果が一致であれば、当該反射波が、圧電素子31が発振した超音波の反射波であると認識し、障害物91の存在を検知することができる。そして、制御部1は、時間Tfを求め、時間Tfの半分の時間に、音速を乗ずることで、障害物91との距離を求めることができる。
比較器17の判定結果が不一致である場合について補足する。
図8は、図7に示したラインE1に加えて、振動ピークP2を有する超音波の入射が、ラインEfとして、重畳して図示されている。このラインEfは、例えば他の車両300(図1参照)などに搭載された、別の距離計測機が発した超音波もしくはその反射波を、圧電素子31が受振したものである。
このように、所定の符号を含む超音波を発振し、また受振するようにすることで、制御部1は、誤検知を回避することができ、距離計測装置100の計測性能を向上させることができる。
路面情報DB71に記憶される路面情報について、図7を基にして補足する。
例えば良く舗装された道路は平坦である。したがって、図7に例示したように、小さくない反射波が認められず、小さい反射波が継続的に検出されるような距離情報を得ることができる道路は、良く舗装された舗装道路であるとして路面情報DB71に記憶される。
検知条件の変更について説明する。
図9に示すラインE2は、図7に示したラインE1と同様に、圧電素子31の振動の振幅の包絡線(エンベロープ)であるが、図7に示したラインE1とは異なり、障害物91からの反射波の振動ピークP1と共に、振動ピークP3と振動ピークP4とを有している。なお、振動ピークP1、振動ピークP3、および振動ピークP4を有する反射波はそれぞれ、所定の符号を含む情報を有している。
ここで、上述のごとく閾値Th1は、良く舗装された舗装道路の場合の閾値である。
また、閾値Th2は、未舗装の道路の場合の閾値である。
閾値Th2も閾値Th1と同様に、本実施形態では計測条件DB42に予め記憶された値であり、本実施形態における検知関係情報の一例である。
制御部1は、計測に際し、まず、現在計測(走行)している道路についての路面情報を、道路情報サーバ61から取得する。
次に、制御部1は、当該閾値Th1と、距離情報としてのラインE2とを対比する。
図9の場合は、振動ピークP3は、閾値Th1よりも大きいため、障害物91の反射波であると判定される。一方振動ピークP3は、閾値Th1よりも小さいため、道路92の表面の凹凸93であると判定される。
次に、制御部1は、当該閾値Th2と、距離情報としてのラインE2とを対比する。
図9の場合は、振動ピークP3および振動ピークP4は、閾値Th2よりも小さいため、道路92の表面の凹凸93であると判定される。
本実施形態において、制御部1は、距離情報を道路情報サーバ61に送信し、当該距離情報を距離情報DB72に記憶する。具体的には、道路情報サーバ61は、制御部1からの要請に基づいて、受信した当該距離情報をストレージサーバ7の距離情報DB72に記憶するようになっている。
さらに本実施形態では、制御部1は、取得した距離情報が、その直前に道路情報サーバ61に送信した前記距離情報に対して所定以上の変化をした場合に、当該直前に取得した距離情報を道路情報サーバ61に送信すると共に、一時記憶DB49に記憶するようになっている。
距離計測装置100の圧電素子31が発振をすると(ステップ#01)、制御部1は最新情報を取得する(ステップ#02)。
そして最新情報が直前情報より所定以上異なる場合は、ステップ#06へ移行する。
(1)上記実施形態では、圧電素子31の共振周波数を40kHzとしたが、圧電素子31の共振周波数はこれに限られず、人の可聴域を超える音域(周波数帯)で任意に設定可能である。なお、人の可聴域を超える音域とは、たとえば20kHz以上の周波数帯の超音波の音域を言う。
しかしながら、変調器32が、位相変調方式と振幅変調方式との二つの変調方式に加えて、さらに、周波数変調方式を同時に用いて変調してもよい。
もしくは、変調器32が、位相変調方式、振幅変調方式もしくは周波数変調方式のうち、何れかひとつを用いて変調してもよい。
しかしながら、制御部1が距離情報を道路情報サーバ61に送信すれば、道路情報サーバ61は自発的に(制御部1からの要請が無くとも)当該距離情報をストレージサーバ7の距離情報DB72に記憶することもできる。
しかしながら、ビット長の設定は任意であり、混信防止に必要なビット長を選択することができる。例えばビット長を16ビットとしてもよい。
しかしながら、制御部1は、取得した距離情報を、取得する毎に道路情報サーバ61に送信することもできる。また、制御部1は、取得した距離情報を。複数回の取得毎に、複数回分をまとめて道路情報サーバ61に送信することもできる。
しかしながら、圧電素子31の代わりに、光を発するLEDなどの発光装置や、たとえばテラヘルツ波などの電磁波を発振するデバイスを備えることもできる。
しかしながら、制御部1は、路面情報として、良く舗装された道路であるとの情報や未舗装の道路であるとの情報以外にも、傷んだ舗装道路であるとの情報や砂利道であるとのなど、より詳細な路面情報を取得することもできる。この場合、これらそれぞれの詳細な路面情報に対応して個別の閾値を設定し、計測条件DB42に予め記憶しておくことができる。そして、取得した詳細な路面情報に対応させて、これら閾値を切り替えて選択することができる。
しかしながら、制御部1は、道路の状態を分類した情報である路面情報を道路情報サーバ61を介して路面情報DB71から取得する代わりに、現在計測している道路を計測すれば取得することが想定される理想的な距離情報(圧電素子31が受振することが想定される反射波の情報)を路面情報として取得することもできる。
しかしながら、符号の表し方は上記例示に限られない。符号は二進数以外にも他の位取り記数法、たとえば十進数を用いることができる。また、各変調方式において二値を超える変調を行うこともできる。
しかしながら、振幅変調方式のみで変調する場合においては、二進数のゼロを表す場合に、ゼロパーセントの振幅を二進数のゼロを表す場合の目標振幅として変調制御してもよい。この場合、例えば100パーセントとゼロパーセントの平均値である50パーセント以下の振幅である場合に、二進数のゼロを表しているものとすることができる。
しかしながら、TOFセンサ部3は必ずしも変調器32を備える必要は無く、また、変調器32は必ずしも変調波を発振する必要は無い。例えば、TOFセンサ部3は、圧電素子31から基本波に対応する超音波を発振することもできる。
2 :車両側通信部
3 :TOFセンサ部(距離センサ部)
4 :車両側記憶部
5 :ナビゲーション部
7 :ストレージサーバ
8 :環境センサ部
9 :対象物
10 :CPU
15 :パルス発生器
17 :比較器
20 :車載アンテナ
31 :圧電素子
32 :変調器
34 :発振器
35 :検波器
60 :公共通信用アンテナ
61 :道路情報サーバ
63 :環境情報サーバ
70 :外部記憶部
90 :道路
91 :障害物
92 :道路
93 :凹凸
100 :距離計測装置
200 :車両
300 :車両
DB41 :地図情報
DB42 :計測条件
DB43 :一時記憶
DB71 :路面情報
DB72 :距離情報
E1 :ライン
E2 :ライン
Ef :ライン
N :インターネット
P1 :振動ピーク
P2 :振動ピーク
P3 :振動ピーク
P4 :振動ピーク
T1 :発振時間
T2 :残響時間
Th1 :閾値
Th2 :閾値
W :波形
Claims (4)
- 道路上の障害物を検知するための閾値を選択する制御部と、
振動波を発振し、発振された振動波の反射波を受振することで距離情報を取得する距離センサ部と、
路面情報を記憶した外部記憶部を有する道路情報サーバと通信して前記路面情報を取得する通信部と、
前記距離情報を基にして前記障害物を識別するための検知関係情報を記憶した記憶部と、を備え、
前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記検知関係情報と、前記通信部を介して前記外部記憶部から取得した前記路面情報とを対比して、前記閾値を選択し、前記距離情報を前記通信部から前記道路情報サーバに送信すると共に、当該道路情報サーバに、当該距離情報を前記外部記憶部に記録させ、当該外部記憶部に前記距離情報を記録させた後、新たに取得した前記距離情報が、その直前に前記道路情報サーバに送信した前記距離情報に対して所定以上の変化をした場合に、当該取得した前記距離情報を前記道路情報サーバに送信し、前記新たに取得した前記距離情報が、その直前に前記道路情報サーバに送信した前記距離情報に対して所定以上の変化をしない場合は、当該取得した前記距離情報を前記道路情報サーバに送信しない障害物検知センサ。 - 環境値を取得する環境センサ部を備え、
前記制御部は、前記環境センサ部が取得した環境値を基にして前記距離情報を補正する請求項1に記載の障害物検知センサ。 - 前記通信部は、環境値を配信する環境情報サーバと通信し、
前記制御部は、前記環境情報サーバから環境値を取得し、当該環境値を基にして前記距離情報を補正する請求項1又は2に記載の障害物検知センサ。 - 前記道路情報サーバは、クラウドコンピューティングで提供されている請求項1から3のいずれか一項に記載の障害物検知センサ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017245529A JP7020102B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 障害物検知センサ |
EP18213834.7A EP3502741B1 (en) | 2017-12-21 | 2018-12-19 | Obstacle detection sensor |
US16/226,840 US11125874B2 (en) | 2017-12-21 | 2018-12-20 | Obstacle detection sensor |
CN201811570391.5A CN109991609A (zh) | 2017-12-21 | 2018-12-21 | 障碍物检测传感器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017245529A JP7020102B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 障害物検知センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019113359A JP2019113359A (ja) | 2019-07-11 |
JP7020102B2 true JP7020102B2 (ja) | 2022-02-16 |
Family
ID=67223183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017245529A Active JP7020102B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 障害物検知センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7020102B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3502741B1 (en) * | 2017-12-21 | 2022-04-06 | Aisin Corporation | Obstacle detection sensor |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050180530A1 (en) | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Martin Reiche | Method and device for adapting a threshold value of a detection device |
JP2010281793A (ja) | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Nissan Motor Co Ltd | 障害物検出装置および障害物検出方法 |
JP2011112416A (ja) | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Clarion Co Ltd | 車両周辺監視装置 |
WO2013027273A1 (ja) | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 三菱電機株式会社 | 車載情報表示装置 |
DE102012024959A1 (de) | 2012-12-20 | 2014-06-26 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Verfahren zum Betreiben eines Fahrzeugs und Fahrzeug |
JP2015502534A (ja) | 2011-11-14 | 2015-01-22 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | センサの動作方法 |
JP2017146165A (ja) | 2016-02-16 | 2017-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 物体検知システム |
JP2017166864A (ja) | 2016-03-14 | 2017-09-21 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 移動案内装置及びコンピュータプログラム |
-
2017
- 2017-12-21 JP JP2017245529A patent/JP7020102B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050180530A1 (en) | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Martin Reiche | Method and device for adapting a threshold value of a detection device |
JP2010281793A (ja) | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Nissan Motor Co Ltd | 障害物検出装置および障害物検出方法 |
JP2011112416A (ja) | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Clarion Co Ltd | 車両周辺監視装置 |
WO2013027273A1 (ja) | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 三菱電機株式会社 | 車載情報表示装置 |
JP2015502534A (ja) | 2011-11-14 | 2015-01-22 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | センサの動作方法 |
DE102012024959A1 (de) | 2012-12-20 | 2014-06-26 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Verfahren zum Betreiben eines Fahrzeugs und Fahrzeug |
JP2017146165A (ja) | 2016-02-16 | 2017-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 物体検知システム |
JP2017166864A (ja) | 2016-03-14 | 2017-09-21 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 移動案内装置及びコンピュータプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019113359A (ja) | 2019-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11125874B2 (en) | Obstacle detection sensor | |
JP6442446B2 (ja) | 車両データシステム及び方法 | |
US11396298B2 (en) | Vehicle control for reducing road wear | |
US11500081B2 (en) | Object detection device and object detection system | |
JP2016156973A (ja) | 地図データ記憶装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JP6120166B2 (ja) | 車両停止判定結果提供方法、車両停止判定装置、および車両停止判定システム | |
JP6992197B2 (ja) | 超音波センサの機能監視のための方法および装置 | |
JP7020102B2 (ja) | 障害物検知センサ | |
JP6655244B2 (ja) | 道路劣化判定システムおよび道路劣化判定プログラム | |
JP7269821B2 (ja) | 走行履歴出力システム、走行履歴出力プログラム | |
JP6413441B2 (ja) | 悪路判定システム、方法およびプログラム | |
JP5035226B2 (ja) | 新規道路検出装置、方法およびプログラム | |
JP2006337328A (ja) | 測距装置、測距方法、および測距装置の制御用プログラム | |
JP7119369B2 (ja) | 距離計測装置 | |
JPH10104330A (ja) | 車両走行位置検出システム | |
JP7197030B2 (ja) | 距離計測装置 | |
KR102154714B1 (ko) | 거리 측정 장치 | |
WO2023282095A1 (ja) | 物体検出システムおよび物体検出装置 | |
WO2024034391A1 (ja) | 超音波発生装置、振動子、および、物体検出装置 | |
JP2018120550A (ja) | 車両通信システム | |
JP2002042289A (ja) | 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 | |
JP2022168474A (ja) | 車載レーダー装置 | |
JP2005190307A (ja) | 車間距離測定装置 | |
JP2014106846A (ja) | 運転支援システム、方法およびプログラム | |
JP2020020628A (ja) | 速度算出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211206 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211206 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20211213 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20211214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7020102 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |