JP7017954B2 - 動物用トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、動物用トイレに関する。
従来、猫等の動物が使用するための動物用トイレとして、複数の穴が設けられた尿通過部の下に、尿を吸収する吸収体を配置した引き出し式のトレイを設け、尿通過部を通過した尿を吸収体に吸収させるようにしたものが知られている。
ところで、一般に、猫等の動物は決まった場所で排泄を行う習性があるため、尿は吸収体の同じ位置で吸収されることが多い。このため、尿が吸収体の同じ場所に吸収されることが多くなりやすく、尿の吸収状態が偏りやすくなる。そこで、例えば、特許文献1には、トレイを前後で入れ替え可能とした動物用トイレが開示されている。
特開2007-124号公報
しかし、上述したような動物用トイレでは、トレイの前後が同じ形状であるため、トレイの前後の入れ替えタイミングや、吸収体の交換のタイミングが分かりにくくなるおそれがあった。その結果、無駄な入れ替えや交換をしてしまったり、あるいは、交換が遅れて尿の漏れや悪臭が発生する原因となったりするおそれがあった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、トレイの入れ替えや吸収体の交換の要否を分かりやすくすることができる動物用トイレを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに直交する前後方向、左右方向、及び、上下方向を有する動物用トイレであって、尿を下方に通過させる複数の穴が設けられた尿通過部と、前面に設けられた差し込み口と、を備えたトレイ収容部と、前記穴を通過した尿を吸収する吸収体が設置される吸収体設置面を有し、前方に引き出し可能に前記差し込み口から前記トレイ収容部に収容されるトレイと、を備え、前記トレイは、前記前後方向の向きを入れ替えて前記トレイ収容部に収容可能であり、且つ、前記吸収体設置面以外の部分に、前記前後方向の一方側と他方側を識別するための識別部を有する、ことを特徴とする動物用トイレである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、トレイの入れ替えや吸収体の交換の要否を分かりやすくすることが可能な動物用トイレを提供することができる。
動物用トイレ1の概略斜視図である。 動物用トイレ1を上下方向の上側、及び、前後方向の前側から見た図である。 動物用トイレ1の分解斜視図である。 図2のA-A断面図である。 下容器12及びトレイ30の配置について説明する平面図である。 第1実施形態のトレイ30を上から見た平面図である。 図6のA-A断面図である。 トレイ30を引き出すときの状態を示す説明図である。 第2実施形態のトレイ30´の下面側の概略斜視図である。 第2実施形態の下容器12´の概略斜視図である。 図11A~図11Dは、識別の動作を説明するための概略断面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに直交する前後方向、左右方向、及び、上下方向を有する動物用トイレであって、尿を下方に通過させる複数の穴が設けられた尿通過部と、前面に設けられた差し込み口と、を備えたトレイ収容部と、前記穴を通過した尿を吸収する吸収体が設置される吸収体設置面を有し、前方に引き出し可能に前記差し込み口から前記トレイ収容部に収容されるトレイと、を備え、前記トレイは、前記前後方向の向きを入れ替えて前記トレイ収容部に収容可能であり、且つ、前記吸収体設置面以外の部分に、前記前後方向の一方側と他方側を識別するための識別部を有する、ことを特徴とする動物用トイレ。
このような動物用トイレによれば、トレイの前後を容易に識別できるので、トレイの入れ替えや吸収体の交換の要否を分かりやすくすることができる。よって無駄な入れ替えや吸収体の交換を防ぐことができ、また、交換が遅れることによる尿の漏れや悪臭の発生を抑制することができる。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は、前記トレイを前記トレイ収容部に収容した状態において、外部から視認できない位置に設けられていてもよい。
このような動物用トイレによれば、外部から視認できないので、外観に影響を及ぼさない。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は、前記トレイの上面に設けられていてもよい。
このような動物用トイレによれば、識別部の視認性を高めることができる。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は、前記尿通過部の前記左右方向の幅と対応する前記トレイの前記左右方向の範囲内に設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、例えば、トレイを少し引き出すことにより、尿通過部の穴から識別部を確認することが可能である。
かかる動物用トイレであって、前記トレイは、前記吸収体設置面を挟む前記前後方向の両側に取手を含む端部領域を有し、前記識別部は、前記端部領域に設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイを引き出すときに、識別部に早く気付くことができる。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は、前記取手と前記前記吸収体設置面との間に設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、取手を握っても手で隠れないので識別部に気付きやすい。また、トレイを引き出すとき、吸収体が露出するよりも前にトレイの向きを識別できる。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は凸部であり、前記識別部の突出高さが、前記取手の高さ以下であることが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイを収容する(差し込む)ときや引き出すときに識別部が邪魔にならない。
かかる動物用トイレであって、前記取手と前記識別部との間に、前記取手及び前記識別部よりも高さの低い部位がある、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、識別部を目立ちやすくすることができる。
かかる動物用トイレであって、前記トレイ収容部の前記差し込み口の直上部位は後側に窪んでおり、前記トレイを引き出す際に前記識別部が前記直上部位の下方を通過する、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、識別部により早く気付くことができる。
かかる動物用トイレであって、前から見たときの前記直上部位の外形と前記識別部の外形が相似である、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、正確に識別しやすい。
かかる動物用トイレであって、前記トレイは、前記前後方向の一方側に第1識別部を有し、前記前後方向の他方側に前記第1識別部とは異なる第2識別部を有し、前記トレイ収容部は、前記前面に収容部側識別部を有し、前記第1識別部と前記第2識別部の何れか一方が、前記第1識別部と前記第2識別部の他方よりも、前記収容部側識別部と類似性が高い、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイの向きを容易に識別することができる。
かかる動物用トイレであって、前記第1識別部は、動物の上半身の一部を示す形状であり、前記第2識別部は、前記動物の下半身の一部を示す形状であり、前記収容部側識別部は、前記上半身の一部又は前記下半身の一部を示す形状である、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイの向きをより分かりやすくすることができる。
かかる動物用トイレであって、前記尿通過部より上方の前記前面に動物の出入口を有し、前記出入口は、前記トレイ収容部の前記左右方向の中央位置よりも前記左右方向の一方側に偏って設けられており、前記差し込み口は、前記中央位置よりも前記左右方向の他方側に偏って設けられており、前記識別部は、前記左右方向において前記出入口と重複しない、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイを引き出すときに、動物が出入口から入ろうとしても、視界の妨げにならない。
かかる動物用トイレであって、前記トレイは、前記左右方向の両側に、下方に窪んだ一対の収容部を有し、前記識別部は、前記一対の収容部の間において、当該一対の収容部の底面よりも高い位置に設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、識別部が目立ちやすい。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は、凸部又は凹部であり、前記トレイの下面に形成されていてもよい。
このような動物用トイレによれば、トレイの外観に影響を及ぼさないようにでき、手で触れたりすることでトレイの向きを識別できる。
かかる動物用トイレであって、前記トレイの前記下面と対向する前記トレイ収容部の面には上方に突出する突起部が設けられており、前記識別部は、前記トレイを引き出す際に前記突起部と衝突する前記凸部であり、且つ前記下面の前記前後方向の一方側と他方側に、それぞれ、設けられており、前記前後方向の一方側の前記凸部の個数と、他方側の前記凸部の個数が異なる、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、レイを引き出すときに発生する音の数や、手に伝わる感触によってトレイの向きを識別することができる。
かかる動物用トイレであって、前記識別部は、前記トレイを前記トレイ収容部に収容した状態において、外部から視認可能な位置に設けられていてもよい。
このような動物用トイレによれば、トレイを引き出さなくても、トレイの向きを識別できる。
かかる動物用トイレであって、前記トレイは、前記前後方向の両端に取手を有し、前記識別部は、前記取手に形成されていてもよい。
このような動物用トイレによれば、取手を握ろうとする時に気付きやすく、また、トレイを引き出さなくても識別可能である。
===第1実施形態===
<全体構成>
本実施形態にかかる動物用トイレの一例として、動物用トイレ1について説明する。図1は、動物用トイレ1の概略斜視図である。図2は、動物用トイレ1を上下方向の上側、及び前後方向の前側から見た図である。図3は、動物用トイレ1の分解斜視図である。図4は、図2のA-A断面図である。なお、以下の説明では、図1に示されるように、互いに直行する3方向である「左右方向」、「前後方向」、及び「上下方向」を定義する。「左右方向」は、動物用トイレ1の長手方向に沿った方向であり、動物用トイレ1の長手方向の中央位置CL10に対して切欠き25が形成されている側を「左」とし、その反対側を「右」とする。「前後方向」は、動物用トイレ1の短手方向に沿った方向であり、本体部10からトレイ30を引き出す方向を「前」とし、その反対側を「後」とする。「上下方向」は、鉛直方向に沿った方向であり、鉛直方向の上側を「上」とし、下側を「下」とする。
動物用トイレ1は、動物の排泄物を受ける本体部10(トレイ収容部に相当)と、本体部10の上側に着脱可能に取り付けられるカバー部20と、本体部10に収容されるトレイ30とを有している。
本体部10は、上容器11と、下容器12を有している。上容器11は、上方が開口された箱状の部材であり、猫等の動物は当該上容器11の底面11bに乗った状態で排泄を行う。本実施形態の上容器11(本体部10)は、上方から見たときに、図2に示されるような長方形状であり、左右方向における長さが前後方向における長さよりも長くなっている。すなわち、左右方向に沿って長方形の長辺が形成され、前後方向に沿って長方形の短辺が形成されている。但し、上容器11(本体部10)の形状は長方形には限られるものではなく、例えば、楕円形や多角形状等であっても良い。
上容器11の底面11bは、図4に示されるように、左右方向の外側から内側(中心側)に向かってすり鉢状に傾斜した傾斜部11f1及び11f2を有しており、上下方向の最も下方に位置する底部には、動物によって排泄された尿等の排泄物を高さ方向の上側から下側に通過させる尿通過部11aが設けられている。尿通過部11aは、上下方向に貫通する複数の穴hを有しており、動物の排泄物(尿)は穴hを通過して上容器11の上方側から下方側(下容器12側)へと移動する。本実施形態において、尿通過部11aは、左右方向の右側に偏心して設けられている。すなわち、尿通過部11aの左右方向における中央位置CL11a(図2参照)が、本体部10の左右方向における中央位置CL10よりも右側にずれて配置されている。
動物用トイレ1の使用時には、尿通過部11aの上面に猫砂等の粒状物である排泄物処理材が設置され(図4等参照)、猫等の動物は当該排泄物処理材の上に排泄を行う。動物用トイレ1に用いられる排泄物処理材は、例えばゼオライトやシリカゲル等、多孔質構造を有する粒状物質であり、動物によって排泄された尿等と接触することにより、アンモニア成分を吸収して消臭する効果や、湿気を除去する効果を有する。なお、排泄物処理材の各粒が尿通過部11aの穴hから下方に落ちてしまうことを抑制するために、尿通過部11aの穴hは、尿を通過させつつ排泄物処理材は通過させない形状,大きさであることが望ましい。例えば、本実施形態の動物用トイレ1では、図2に示されるように左右方向に長いスリット状の穴hが複数設けられることによって尿通過部11aが形成されている。なお、穴hの形状はこれには限られず、例えば楕円や多角形などの形状であってもよい。
下容器12は、上方が開口された箱状の部材であり、上容器11の下方に重ねて組み付けられる(図3参照)。下容器12の前面にはトレイ30の差し込み口12fが設けられている。また、下容器12の差し込み口12fの直上には、後側に窪んだ凹部12K(直上部位及び収容部側識別部に相当)が設けられている。本実施形態の凹部12Kは、図2に示すように、前から見たとき猫の頭部の外形となるように設けられている。凹部12Kの機能については後述する。
カバー部20は、左右方向及び前後方向の四方を囲む壁部21を有する。具体的に、カバー部20は、左右方向に沿って配置され、長方形の長辺をなす前側壁部21f及び後側壁部21bと、前後方向に沿って配置され、長方形の短辺をなす右側壁部21r及び左側の左側壁部21lを有する。そして、図1のようにカバー部20が本体部10の上側に組み付けられると、各々の壁部21は、上容器11の底面11bの周囲から上方に起立して、動物用トイレ1の四方が壁部21によって囲まれた状態となる。
また、本実施形態では、前側壁部21fの一部に切り欠き25(出入口に相当)が形成されており、猫等の動物は切り欠き25から動物用トイレ1内に出入り可能となっている。
トレイ30は、排泄された尿等を吸収する吸収シート(例えば、後述する吸収体200)が配置される底の浅い平坦な箱状容器である。トレイ30は、下容器12の差し込み口12fから、前方に引き出し可能に下容器12(本体部10)に収容される。本実施形態においてトレイ30は、矩形状に形成されており、前後方向の向きを入れ替えて下容器12(本体部10)に収容可能である。なお、本実施形態のトレイ30の構成については後述する。
図5は、下容器12及びトレイ30の配置について説明する平面図である。図5では下容器12にトレイ30を収容した状態を上から見ている。以下では、便宜上、図5のように下容器12に収容したときのトレイ30の向き(すなわち、後述する識別マーク34aが手前となるように収容した場合の向き)を前向きともいう。また、その逆向き(識別マーク34bが手前となるように収容した場合の向き)を後向きともいう。
なお、図5では、説明のため上容器11に重ねたときの尿通過部11aの位置を表示している。本実施形態の、差し込み口12f(換言するとトレイ30)は、左右方向の右側に偏心して設けられている。
トレイ30に設置される吸収体200は、猫等の動物が排泄した尿を吸収する液吸収性のシート部材であり、パルプ繊維や高吸収性ポリマー等の液吸収性素材によって形成される。また、吸収体200に消臭マイクロカプセルや抗菌剤を含ませて、吸収した尿のにおいを封じ込めつつ、雑菌が繁殖しないようにしても良い。図5では、吸収体200が斜線部で表示されている。動物用トイレ1の使用時において、図5のように吸収体設置面31(後述)に吸収体200が配置された状態では、吸収体200の左右方向における中央位置と吸収体設置面31の左右方向における中央位置CL31とがほぼ同じ位置となる。つまり、吸収体200は尿通過部11aの直下に配置されることになる。
以上の構成の動物用トイレ1において、猫等の動物によって排泄された尿は、尿通過部11aを通過して下方に移動(落下)し、吸収体200によって吸収されることになる。
なお、一般に、猫等の動物が、動物用トイレ1で排泄を行う場合、毎回決まった位置で排泄を行う習性がある。このため、尿が吸収体200の同じ場所に吸収されることが多くなりやすく、尿の吸収状態が偏りやすくなる。そこで、本実施形態の、動物用トイレ1では、トレイ30を前後方向に入れ替え可能としており、適宜のタイミングで、トレイ30の向き(換言すると吸収体200の向き)を入れ替えたり、吸収体200を取り換えたりすることができるようにしている。
しかし、仮に、前後方向の形状が全く同じであると、前後を判別できなくなり、トレイ30の入れ替えタイミングや、吸収体200の交換のタイミングが分かりにくくなるおそれがある。その結果、無駄な入れ替えや交換をしてしまったり、あるいは、交換が遅れて尿の漏れや悪臭が発生する原因となったりするおそれがある。
そこで、本実施形態の動物用トイレ1では、トレイ30の前後方向の向きを容易に識別できるようにしている。
<トレイ30の構成について>
図6は、第1実施形態のトレイ30を上から見た平面図である。また、図7は、図6のA-A断面図である。以下、図4、図5も参照しつつ、トレイ30の構成について説明する。
本実施形態のトレイ30は、中央領域Rcと、第1端部領域Raと、第2端部領域Rbとの各領域を有している。
中央領域Rcはトレイ30の前後方向の中央の領域であり、吸収体設置面31を有している。
吸収体設置面31は、吸収体200を配置する部位の上面である。図5に示すように、トレイ30が収容された状態において、吸収体設置面31の左右方向における中央位置CL31は、本体部10の中央位置CL10より右側にずれた位置となる。本実施形態では、吸収体設置面31の左右方向における中央位置CL31と、尿通過部11aの左右方向における中央位置CL11aとがほぼ同じ位置になっている(図4及び図5参照)。また、吸収体設置面31は、図5に示されるように、尿通過部11aよりも広い面積を有している。これにより、尿通過部11aを通過して吸収体設置面31に落下した排泄物は、吸収体設置面31の外側に漏れることなく吸収体200によって吸収される。
第1端部領域Ra及び第2端部領域Rbは、中央領域Rcを前後に挟む領域であり、トレイ30の前後方向の端部の領域である。第1端部領域Ra及び第2端部領域Rbは、識別マーク34(識別部に相当)を除いて前後方向に対称(同一構成)である。これにより、トレイ30は、前後方向の向きを入れ替えて下容器12に収容可能である。なお、識別マーク34は吸収体設置面31以外の部分に設けられている。これは識別マーク34を吸収体設置面31に設けると吸収体200で識別マーク34が隠れてしまうためである。識別マーク34の具体的な位置や構成については後述する。第1端部領域Raと第2端部領域Rbにおいて、同一構成の部位には同一符号を付している。以下では、主に、第1端部領域Ra側の構成について説明する。
第1端部領域Raは、図5に示す状態(前向き)において、吸収体設置面31よりも前側の領域である。ただし、トレイ30の前後を入れ替えることで、吸収体設置面31よりも後側に配置させることも可能である(後向き)。第1端部領域Raには、取手32と、収容部33と、識別マーク34a(第1識別部に相当)が設けられている。
取手32は、トレイ30を下容器12(本体部10)から引き出したり、差し込んだりする際に把持する部位である。取手32は、第1端部領域Raにおいて、吸収体設置面31とは反対側の端(トレイ30の前後方向の端)に設けられている。本実施形態の取手32は、図7に示すように断面L字状である。ただし、これには限られず、断面矩形状など他の形状であってもよい。
収容部33は、第1端部領域Raにおいて下方に溝状に窪んだ部位であり、第1端部領域Raの左右方向の両側に一対設けられている。収容部33には芳香剤や消臭剤などを収容することができる。
識別マーク34aは、トレイ30の前後方向の一方側と他方側を識別するための部位である。本実施形態の識別マーク34aは、猫の頭部の形状に形成されている。
図6に示すように、識別マーク34aは、トレイ30の上面に設けられている。これにより、視認性を高めることができ、動物の飼い主などがトレイ30を引き出す際に、識別マーク34aに気付きやすくなる。
また、識別マーク34aは、第1端部領域Raに設けられている。これにより、トレイ30を引き出すときに識別マーク34aに早く気付くことができる。より具体的には、識別マーク34aは、取手32と吸収体設置面31との間に設けられている。これにより、取手32を握っても手で隠れないので識別マーク34aに気付きやすい。また、トレイ30を引き出すとき、吸収体200が露出するよりも前に識別マーク34aに気付くことができる。すなわち、吸収体200を露出させることなく、トレイ30の前後を識別することが可能である。以上のような配置にすることにより、トレイ30を下容器12(本体部10)に収容すると、識別マーク34aは下容器12内に隠れることになる(図5参照)。つまり、識別マーク34aは、トレイ30を下容器12(本体部10)に収容した状態において、外部から視認できない位置に設けられている。これにより、通常の使用時には識別マーク34aは視認されないため、動物用トイレ1の外観に影響を及ぼさないようにできる。
また、識別マーク34aは、図7に示すように、周囲よりも上方に突出した凸部で形成されており、識別マーク34aの突出高さは、取手32の高さとほぼ同じ高さである。仮に、識別マーク34aの高さが取手32の高さよりも高いと、トレイ30を下容器12から引き出すときや、収容するときに下容器12と接触したりして識別マーク34aが邪魔になるおそれがある。これに対し、識別マーク34aの高さを、取手32の高さ以下にすることにより、トレイ30を下容器12に収容する(差し込む)ときや、下容器12から引き出すときに識別マーク34aが邪魔にならない。
また、図7に示すように、取手32と識別マーク34aとの間には、取手32及び識別マーク34aの高さよりも低い部位がある。これにより、識別マーク34aを目立ちやすくすることができる。
特に、本実施形態では、識別マーク34aは、左右方向の両側の下方に窪んだ収容部33の間において、収容部33の底面よりも高い位置に設けられている。これにより、識別マーク34aがより目立ちやすくなっている。なお、本実施形態では識別マーク34aはトレイ30の左右方向の中央に設けられているが、左側あるいは右側にずれていてもよい。ただし、尿通過部11aの左右方向の幅と対応するトレイ30の左右方向の範囲内であることが望ましい。さらには、トレイ30を引き出すときに下容器12の凹部12kの下を通過する位置であることが望ましい。理由については後述する。
また、第2端部領域Rbには識別マーク34として識別マーク34b(第2識別部に相当)が設けられている。識別マーク34bは、識別マーク34aと同様の凸部であり、第2端部領域Rbにおいて、第1端部領域Raにおける識別マーク34aと同じ位置に設けられている。ただし、図6に示すように、識別マーク34bは、識別マーク34aと形状が異なっている。具体的には、識別マーク34aが猫の頭部の形状であるのに対し、識別マーク34bは猫の足裏部(肉球)の形状に形成されている。なお識別マーク34bの形状は、肉球には限られず、識別マーク34aと異なる形状であればよい。例えば、識別マーク34aが猫の上半身の一部(頭部)の形状であるので、識別マーク34bを猫の下半身の一部(例えば尻尾)とすればトレイの向きが分かりやすくなる。なお、本実施形態では、下容器12の凹部12kの外形が識別マーク34aと略相似である(猫の頭部)であるので、識別マーク34bの形状を識別マーク34aと異ならせることで、トレイ30の向きがより分かりやすくなる。
また、第2端部領域Rbにも左右方向の両側に収容部33が一対設けられている。よって、第1端部領域Raと第2端部領域Rbの何れか一方の収容部33のみに芳香剤や消臭剤などを入れたり、第1端部領域Raと第2端部領域Rbで収容する芳香剤や消臭剤などの種類や色を変えたりすることによって、収容部33を識別の補助として用いることができる。
<トレイ30の向きの識別について>
図8は、トレイ30を引き出すときの状態の一例を示す説明図である。
前述したように、識別マーク34a及び識別マーク34bは、取手32と吸収体設置面31との間に設けられており、トレイ30を下容器12に収容すると外部から視認できなくなっている。このため、トレイ30を下容器12(本体部10)に収容した状態では、トレイ30の向きが、前向きであるか、後向きであるかを識別することができない。
トレイ30の取手32を握って前方に引っ張ると、トレイ30が前方に移動し、図8に示すように、識別マーク34が凹部12kの下方を通過する。このとき出てきた識別マーク34が識別マーク34aであるか、識別マーク34bであるかによって、トレイ30の向きを識別できる。例えば、図8では識別マーク34aが出てきているので前向きであると分かる。一方、識別マーク34bが出てきたら後向きであると分かる。
なお、下容器12の凹部12kは後側に窪んでいるため、前面が面一の場合と比べて識別マーク34(識別マーク34aあるいは識別マーク34b)の露出するタイミングが早くなる。これにより、識別をより早く行うことができる。
さらに、下容器12の凹部12kと識別マーク34を比べることで識別がより分かりやすくなる。すなわち、凹部12kは前から見たとき猫の頭部の外形なので(図2参照)、識別マーク34bよりも識別マーク34aの方が、凹部12kに対して類似性が高い(本実施形態では略相似である)。よって、トレイ30を少し引き出して、凹部12kの外形に似た識別マーク34aが出てきたら、下容器12とトレイ30の向きが一致している(トレイ30が前向き)と分かる。一方、識別マーク34bが出てきたら、凹部12kと外形が異なるので、下容器12とトレイ30の向きが一致していない(トレイ30が後向き)と分かる。よって、例えば、識別マーク34a、34bが前後のどちらに対応しているが忘れた場合であっても正確に識別することができ、識別の正確性を高めることができる。
このように本実施形態の下容器12の凹部12kは、識別を早める機能と、識別の正確性を高める機能とを有している。ただし、これには限られず、凹部12kが後方に窪んでいるだけでもよい(識別マーク34と似た外形に形成されていなくてもよい)。この場合も識別を早めることができる。なお、その場合、本体部10の前面のどこかに、本体側の識別マーク(収容部側識別部)を別途設けるとよい。
<切欠き25との位置関係について>
続いて、動物用トイレ1の切り欠き25(出入口)と識別マーク34との配置について説明する。
図4に示すように、動物用トイレ1において、吸収体設置面31の中央位置CL31は、本体部10の中央位置CL10よりも、左右方向の右側に偏っている。このため、トレイ30(換言すると差し込み口12f)は、中央位置CL10よりも、左右方向の右側に偏って配置されている(図2参照)。なお、取手32は中央位置CL10よりも右側に位置している。
これに対して、切り欠き25(出入口)は、図2に示すように中央位置CL10よりも左側に偏って設けられている。すなわち、動物用トイレ1では、切り欠き25とトレイ30(吸収体設置面31)とが、左右方向において反対側に配置されている。また、図2に示すように、取手32と切り欠き25は左右方向に重複していない。識別マーク34(識別マーク34a、34b)は取手32と吸収体設置面31との間に設けられているので、識別マーク34と切り欠き25は左右方向に重複していないことになる。
これにより、例えば、トレイ30を引き出す際に、猫などの動物が切り欠き25から入ろうとしても、視界の妨げにならないようにすることができる。
以上、説明したように、本実施形態の動物用トイレ1は、尿を下方に通過させる複数の穴hが設けられた尿通過部11aと、前面に設けられた差し込み口12fと、を備えた本体部10と、穴hを通過した尿を吸収する吸収体200が設置される吸収体設置面31を有し、前方に引き出し可能に差し込み口12fから本体部10に収容されるトレイ30と、を備えている。そして、トレイ30は、前後方向の向きを入れ替えて本体部10に収容可能であり、且つ、吸収体設置面31以外の部分に、前後方向の一方側と他方側を識別するための識別マーク34(識別マーク34a、34b)を有している。
これにより、トレイ30を少し引き出すだけで、トレイ30の前後方向の向きを容易に識別することができる。よって、トレイ30の入れ替えや吸収体200の交換の要否を分かりやすくすることができ、無駄な入れ替えや交換を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、尿通過部11aの上に猫砂などの粒状物たる排泄物処理材を設置していたが、何等これに限られない。なお、識別マーク34を尿通過部11aの左右方向の幅と対応するトレイ30の左右方向の範囲内に設けると、排泄物処理材の量が少ない場合や、排泄物処理材を設置していない場合に、トレイ30を少し引き出して、尿通過部11aの穴hを介して、識別マーク34を視認することが可能である。
また、本実施形態では、識別マーク34a、及び、識別マーク34bが猫の体の一部を示す形状に設けられていたが、これには限られない。例えば、他の形の図形、記号、文字、数字などでもよい。また、何れか一方を本体部10側の識別部(本実施形態では凹部12k)と類似性が高いもの(例えば、外形が相似、数字あるいは文字が同じ、色が近似、関連した形など)にすることで、トレイの向きを容易に識別することができる。
また、本実施形態では、識別マーク34(識別マーク34a、34b)が凸部で形成されていたが凹部で形成されていてもよい。また、識別マーク34が凸部や凹部以外で構成されていてもよい。例えば、シールを貼付けたもの、印刷を施したもの、色の配色を変えたものなどでもよい。これらの場合においても、前後方向の向きを容易に識別することが可能である。
===第2実施形態===
前述の実施形態では、識別部(識別マーク34a、34b)がトレイの上面に設けられていたが、第2実施形態では、トレイの下面に設けられている。つまり、トレイの上面側では前後方向及び左右方向に対称である。
図9は、第2実施形態のトレイ30´の下面側の概略斜視図であり、図10は、第2実施形態の下容器12´の概略斜視図である。なお、第1実施形態と同一構成の部位には同一符号を付し説明を省略する。
第2実施形態では、図10に示すように、下容器12´の上面(トレイ30´の下面と対向する面)に上方に突出する突起12hが設けられている。突起12hは、下容器12の前後方向の中央よりも前側(差し込み口12fに近い側)において、左右方向に並ぶように一対設けられている。突起12hは、前後方向に沿った断面が略三角形状であり、前後方向の前側の面の傾斜よりも後側の面の傾斜の方が急になっている(図11参照)。
また、図9に示すように、トレイ30´の下面には、下方に突出する凸部35が設けられている。
凸部35は、トレイ30´の下面において、下方に突出しており、トレイ30´を引き出す際に、下容器12の左右一対の突起12hと衝突するように左右方向の位置が定められて左右一対に設けられている。また、凸部35は、前後方向の一方側と他方側のそれぞれに設けられている。なお、図9に示すように、凸部35の個数は、前後方向の一方側と他方側で異なっている。すなわち、一方側(ここでは、前向きに収容したときに手前に位置する側:前側)には凸部35が1個設けられており、他方側(ここでは、後向きに収容したときに手前に位置する側:後側)には、凸部35が前後方向に2個並んで設けられている。
なお、各凸部35の形状は、トレイ30´の前後方向に中央に対して、内側の傾斜が緩く、外側の傾斜が急になっている。つまり、トレイ30´の前後方向の前側と後側で、凸部35の向きも異なっている。
トレイ30´を下容器12´の差し込み口12fに差し込む(下容器12´に収容する)と、凸部35´は、下容器12´の内部に挿入される。よって、第2実施形態においても、凸部35´は、外部から視認できないため、外観に影響を及ぼさない。
図11A~図11Dは、第2実施形態における識別の動作を説明するための概略断面図である。ここでは、トレイ30´を前向きに収容した状態から少し引き出すときの突起12hの近傍の様子を示している。
トレイ30´を下容器12´に収容した状態では、図11Aに示すように、トレイ30´の凸部35と、下容器12´の突起12hとの間に隙間が設けられている。
トレイ30´を前方に少し引き出すと、図11Bに示すように、トレイ30´の凸部35が、下容器12´の突起12hと衝突し、この衝突により音が発生する。
さらにトレイ30´を前方に引き出すと、トレイ30´の凸部35が下容器12´の突起12hを乗り越えて、図11Cに示すように、下容器12´の突起12hの前に滑り落ちる(実際にはこのときにも音が発生する)。そして、図11Dに示すように、トレイ30´はさらに前方に引き出されていく。
これに対し、後向きに収容した場合には、トレイ30を少し引き出すと、後側の2つの凸部35が、突起12hと衝突して、突起12hを乗り越えることになる。すなわち、凸部35と突起12hとの衝突の回数が、前向きの場合の2倍になる。このため、トレイ30を少し引き出すときの音の発生回数は、前向きに収容した場合の音の発生回数よりも多くなる。
このように、トレイ30´を引き出すときの音の発生回数や、あるいは、衝突により手に伝わる感触によって、トレイ30´の向きを識別することができる。
なお、本実施形態では、下容器12の前後方向の中央よりも前側に突起12hを設けていたが、これには限られず、前後方向の中央よりも後側に突起12hを設けてもよい。そして、中央よりも後側で突起12hとトレイ30´の凸部35を衝突させてもよい。ただし、この場合、トレイ30´の前後方向の一方側と他方側におけるト凸部35の個数(前側の凸部35の数と後側の凸部35の数)は、前述の実施形態と逆になる。
また、本実施形態では、下容器12に突起12hを左右一対設けていたが、一対でなくてもよい。例えば、トレイ30´と対向する部分の左右方向の中央に一つだけ設けてもよい。また、その場合、トレイ30´の凸部35も左右方向の中央のみに設けるようにすればよい。
また、突起12hは無くてもよい。例えば、トレイ30´を少し引き出して、トレイ30´の下面を手で触れて識別するようにしてもよい。この場合、凸部35には限られず凹部であっても識別が可能である。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
前述の実施形態では、動物用トイレ1の本体部10の上容器11と下容器12が別体に構成されていたが、一体に構成されていてもよい。また、カバー部20と本体部10が一体に構成されていてもよい。
また、前述の実施形態では、外部から視認できない位置に識別部(識別マーク34や凸部35)を設けていたが、これには限られず、視認可能な位置に識別部を設けてもよい。
例えば、トレイ30の前後方向の端面(前面や後面)に設けてもよい。この場合、トレイ30を引き出すことなくトレイ30の向きを識別することが可能である。
あるいは、取手32に設けてもよい。この場合、取手32を握ろうとする時や握った瞬間に気付きやすく、また、トレイを引き出さなくても識別可能である。
また、前述の実施形態では、トレイ30の前後方向の一方側と他方側にそれぞれ識別部を設けていたが、何れか一方のみに設けるようにしてもよい。この場合においても、識別部の有無によって、前後の向きを識別することが可能である。
1 動物用トイレ、
10 本体部(トレイ収容部)、
11 上容器、11a 尿通過部、11b 底面、
11f1 傾斜部、11f2 傾斜部、
12 下容器、12f 差し込み口、12k 凹部(直上部位、収容部側識別部)
12´ 下容器、12a 突起、
20 カバー部、21 壁部、
21f 前側壁部、21b 後側壁部、21r 右側壁部、21l 左側壁部、
25 切り欠き(出入口)、
30 トレイ、30´ トレイ、
31 吸収体設置面、32 取手、33 収容部、
34 識別マーク(識別部)
34a 識別マーク(第1識別部)、34b 識別マーク(第2識別部)、
35 凸部(識別部)、
200 吸収体、
CL10 中央位置(本体部10)、
CL11a 中央位置(尿通過部11a)
CL31 中央位置(吸収体設置面31)、
h 穴、
Ra 端部領域、Rb 端部領域、Rc 中央領域

Claims (18)

  1. 互いに直交する前後方向、左右方向、及び、上下方向を有する動物用トイレであって、
    尿を下方に通過させる複数の穴が設けられた尿通過部と、前面に設けられた差し込み口と、を備えたトレイ収容部と、
    前記穴を通過した尿を吸収する吸収体が設置される吸収体設置面を有し、前方に引き出し可能に前記差し込み口から前記トレイ収容部に収容されるトレイと、
    を備え、
    前記トレイは、前記前後方向の向きを入れ替えて前記トレイ収容部に収容可能であり、且つ、前記吸収体設置面以外の部分に、前記前後方向の一方側と他方側を識別するための識別部を有する、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  2. 請求項1に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は、前記トレイを前記トレイ収容部に収容した状態において、外部から視認できない位置に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  3. 請求項1又は2に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は、前記トレイの上面に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  4. 請求項3に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は、前記尿通過部の前記左右方向の幅と対応する前記トレイの前記左右方向の範囲内に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の動物用トイレであって、
    前記トレイは、前記吸収体設置面を挟む前記前後方向の両側に取手を含む端部領域を有し、
    前記識別部は、前記端部領域に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  6. 請求項5に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は、前記取手と前記前記吸収体設置面との間に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  7. 請求項5又は6に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は凸部であり、
    前記識別部の突出高さが、前記取手の高さ以下である、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  8. 請求項7に記載の動物用トイレであって、
    前記取手と前記識別部との間に、前記取手及び前記識別部よりも高さの低い部位がある、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  9. 請求項1~8の何れか1項に記載の動物用トイレであって、
    前記トレイ収容部の前記差し込み口の直上部位は後側に窪んでおり、前記トレイを引き出す際に前記識別部が前記直上部位の下方を通過する、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  10. 請求項9に記載の動物用トイレであって、
    前から見たときの前記直上部位の外形と前記識別部の外形が相似である、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の動物用トイレであって、
    前記トレイは、前記前後方向の一方側に第1識別部を有し、前記前後方向の他方側に前記第1識別部とは異なる第2識別部を有し、
    前記トレイ収容部は、前記前面に収容部側識別部を有し、
    前記第1識別部と前記第2識別部の何れか一方が、前記第1識別部と前記第2識別部の他方よりも、前記収容部側識別部と類似性が高い、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  12. 請求項11に記載の動物用トイレであって、
    前記第1識別部は、動物の上半身の一部を示す形状であり、前記第2識別部は、前記動物の下半身の一部を示す形状であり、
    前記収容部側識別部は、前記上半身の一部又は前記下半身の一部を示す形状である、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の動物用トイレであって、
    前記尿通過部より上方の前記前面に動物の出入口を有し、
    前記出入口は、前記トレイ収容部の前記左右方向の中央位置よりも前記左右方向の一方側に偏って設けられており、前記差し込み口は、前記中央位置よりも前記左右方向の他方側に偏って設けられており、前記識別部は、前記左右方向において前記出入口と重複しない、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の動物用トイレであって、
    前記トレイは、前記左右方向の両側に、下方に窪んだ一対の収容部を有し、
    前記識別部は、前記一対の収容部の間において、当該一対の収容部の底面よりも高い位置に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  15. 請求項1又は2に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は、凸部又は凹部であり、前記トレイの下面に形成されている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  16. 請求項15に記載の動物用トイレであって、
    前記トレイの前記下面と対向する前記トレイ収容部の面には上方に突出する突起部が設けられており、
    前記識別部は、前記トレイを引き出す際に前記突起部と衝突する前記凸部であり、且つ前記下面の前記前後方向の一方側と他方側に、それぞれ、設けられており、
    前記前後方向の一方側の前記凸部の個数と、他方側の前記凸部の個数が異なる、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  17. 請求項1に記載の動物用トイレであって、
    前記識別部は、前記トレイを前記トレイ収容部に収容した状態において、外部から視認可能な位置に設けられている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
  18. 請求項17に記載の動物用トイレであって、
    前記トレイは、前記前後方向の両端に取手を有し、
    前記識別部は、前記取手に形成されている、
    ことを特徴とする動物用トイレ。
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