JP7015186B2 - 電動工具 - Google Patents

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Description

本明細書で開示する技術は、電動工具に関する。
特許文献1には、モータと、前記モータに接続された減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、前記減速機構に接続された先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、を備える電動工具が開示されている。前記カバーは、係合リブを有している。前記ハウジングは、前記係合リブと係合する係合壁を有している。前記係合壁は、前記カバーを前記ハウジングに取り付ける際に前記係合リブが通過する切り欠きを有している。
特開2000-135687号公報
ユーザの安全のために、電動工具の使用時には、カバーが確実に取り付けられている必要がある。しかしながら、ユーザがカバーを自由に取り外し可能な構成としてしまうと、カバーが取り外された状態で電動工具が使用されるおそれがある。簡素な構成によって、ユーザによるカバーの取り外しを防止することが可能な技術が期待されている。
本明細書は、電動工具を開示する。その電動工具は、モータと、前記モータに接続された減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、前記減速機構に接続された先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、前記カバーに取り付けられたストッパ部材を備えている。前記カバーは、係合リブを有している。前記ハウジングは、前記係合リブと係合する係合壁を有している。前記係合壁は、前記カバーを前記ハウジングに取り付ける際に前記係合リブが通過する切り欠きを有している。前記ストッパ部材は、前記係合壁と係合する係合部を有している。
上記の構成によれば、ユーザがカバーをハウジングから取り外そうとして、係合リブを係合壁に位置合わせした場合でも、ストッパ部材が係合壁と係合することで、カバーの取り外しが禁止される。簡素な構成によって、ユーザによるカバーの取り外しを防止することができる。
本明細書は、別の電動工具も開示する。その電動工具は、モータと、前記モータを収容するハウジングと、前記モータにより駆動される先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆っており、前記ハウジングに対して回転軸周りに回転可能なカバーと、前記カバーに設けられた第1係合部および第2係合部と、前記ハウジングに設けられており、前記回転軸に沿う方向に関して、前記第1係合部および前記第2係合部と係合可能な被係合部と、を備えている。前記被係合部は、前記カバーの前記ハウジングに対する回転角度に関わらず、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方と係合しており、前記カバーが前記ハウジングに対して、前記回転軸に沿う方向に移動不能である。
上記の構成によれば、カバーをハウジングに対してどのような回転角度としても、被係合部が、第1係合部および第2係合部の少なくとも一方と係合して、カバーをハウジングに対して回転軸に沿う方向に移動させることが禁止される。簡素な構成によって、ユーザによるカバーの取り外しを防止することができる。
実施例1のグラインダ2の縦断面図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分を前方右方下方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2のホイールカバー12の斜視図である。 実施例1のグラインダ2のストッパ部材76の斜視図である。 実施例1のグラインダ2のベアリングボックス10の構造を、左方下方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分について、ベアリングボックス10にホイールカバー12を取り付ける前の状態を、後方左方下方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分について、ベアリングボックス10にホイールカバー12を取り付けた後の状態を、後方左方下方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分について、ホイールカバー12にストッパ部材76を取り付ける前の状態を、前方右方上方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分について、ホイールカバー12にストッパ部材76を取り付けた後の状態を、前方右方上方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2のホイールカバー12について、ストップリング74とストッパ部材76の配置を変更した構成の上面図である。 実施例1のグラインダ2のホイールカバー92の斜視図である。 実施例1のグラインダ2のストッパ部材94の斜視図である。 実施例1のグラインダ2のストッパ部材96の斜視図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分を前方右方上方から見た斜視図である。 実施例2のグラインダ102のホイールカバー104の斜視図である。 実施例2のグラインダ102のホイールカバー104の上面図である。 実施例2のグラインダ102のベアリングボックス10およびロック機構106の構造を、後方左方下方から見た斜視断面図である。 実施例2のグラインダ102のロックプレート114の斜視図である。 実施例2のグラインダ102の係合ネジ126の取り付け箇所の断面図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分について、ベアリングボックス10にホイールカバー104を取り付ける前の状態を、後方右方下方から見た斜視図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分について、ベアリングボックス10にホイールカバー104を取り付けた後の状態を、後方右方下方から見た斜視図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分について、ホイールカバー104に係合ネジ126を取り付ける前の状態を、前方右方上方から見た斜視図である。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動工具は、モータと、前記モータに接続された減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、前記減速機構に接続された先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、前記カバーに取り付けられたストッパ部材を備えていてもよい。前記カバーは、係合リブを有していてもよい。前記ハウジングは、前記係合リブと係合する係合壁を有していてもよい。前記係合壁は、前記カバーを前記ハウジングに取り付ける際に前記係合リブが通過する切り欠きを有していてもよい。前記ストッパ部材は、前記係合壁と係合する係合部を有していてもよい。
上記の構成によれば、ユーザがカバーをハウジングから取り外そうとして、係合リブを係合壁に位置合わせした場合でも、ストッパ部材が係合壁と係合することで、カバーの取り外しが禁止される。簡素な構成によって、ユーザによるカバーの取り外しを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記カバーは、開口部を有するバンド部を備えていてもよい。前記係合リブは、前記バンド部の内周面に形成されていてもよい。前記ストッパ部材は、前記開口部に配置されるように、前記カバーに取り付けられていてもよい。
上記の構成では、カバーにストッパ部材を取り付ける前に、係合リブと切り欠きを位置合わせしてカバーをハウジングに取り付けた後、カバーの開口部を利用してストッパ部材の係合部をハウジングの係合壁に係合させた状態で、ストッパ部材をカバーに取り付けることができる。ストッパ部材の係合部をハウジングの係合壁に係合させるための貫通孔や切り欠きをカバーに形成する必要がないので、貫通孔や切り欠きを形成することによるカバーの強度低下を防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記カバーは、前記開口部の間隔を調整可能な調整ネジを備えていてもよく、前記ストッパ部材は、貫通孔を有する板金部材からなるものであってもよく、前記調整ネジは、前記貫通孔を貫通して、前記ストッパ部材を保持してもよい。
上記の構成によれば、極めて簡素な構成のストッパ部材を用いて、ユーザによるカバーの取り外しを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記カバーは、前記調整ネジに取り付けられたゴム製のストップリングをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、調整ネジやストッパ部材がカバーから脱落してしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記ストッパ部材は、前記貫通孔を有する第1平板部と、前記第1平板部から屈曲した第2平板部を備えていてもよい。
上記の構成によれば、ストッパ部材の第2平板部がバンド部と係合することで、ストッパ部材が調整ネジに対して回転することを防止することができる。ストッパ部材の回転によって係合部が係合壁から外れてしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動工具は、モータと、前記モータを収容するハウジングと、前記モータにより駆動される先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆っており、前記ハウジングに対して回転軸周りに回転可能なカバーと、前記カバーに設けられた第1係合部および第2係合部と、前記ハウジングに設けられており、前記回転軸に沿う方向に関して、前記第1係合部および前記第2係合部と係合可能な被係合部と、を備えていてもよい。前記被係合部は、前記カバーの前記ハウジングに対する回転角度に関わらず、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方と係合してもよく、前記カバーが前記ハウジングに対して、前記回転軸に沿う方向に移動不能であってもよい。
上記の構成によれば、カバーをハウジングに対してどのような回転角度としても、被係合部が、第1係合部および第2係合部の少なくとも一方と係合して、カバーをハウジングに対して回転軸に沿う方向に移動させることが禁止される。簡素な構成によって、ユーザによるカバーの取り外しを防止することができる。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1のグラインダ2は、モータハウジング4と、リヤハウジング6と、ギヤハウジング8と、ベアリングボックス10と、ホイールカバー12を備えている。
モータハウジング4の内部には、モータ14が収容されている。モータ14は、前後方向に伸びる出力軸16を有している。出力軸16は、ベアリング18,20を介して、モータハウジング4に回転可能に支持されている。
リヤハウジング6は、モータハウジング4の後方に取り付けられている。リヤハウジング6の内部には、電源回路22が収容されている。電源回路22には、外部の電源から電源コード24を介して電力が供給される。電源回路22は、ユーザがスイッチ26(図5等参照)をオンに操作すると、モータ14に電力を供給し、ユーザがスイッチ26をオフに操作すると、モータ14への電力の供給を停止する。モータ14は、電源回路22から供給される電力によって、出力軸16を回転させる。
ギヤハウジング8は、モータハウジング4の前方に取り付けられている。ギヤハウジング8の内部には、互いに噛み合うように配置された第1ベベルギヤ28と第2ベベルギヤ30が収容されている。第1ベベルギヤ28は、出力軸16の前方端部に固定されている。第2ベベルギヤ30は、上下方向に伸びるスピンドル32の上方端部に固定されている。以下では、第1ベベルギヤ28と第2ベベルギヤ30を総称して、単にベベルギヤ34ともいう。ベベルギヤ34は、モータ14の回転を減速してスピンドル32に伝達する減速機構である。ギヤハウジング8は、ベアリング36を介して、スピンドル32の上方端部を保持している。図2に示すように、ギヤハウジング8の上面には、シャフトロック38が設けられている。ユーザがシャフトロック38を下方に押し込むと、第2ベベルギヤ30の回転が禁止されて、スピンドル32の回転が禁止される。
ベアリングボックス10は、ギヤハウジング8の下方に取り付けられている。ベアリングボックス10は、ベアリング40,42を介して、スピンドル32を保持している。スピンドル32は、上下方向に沿った回転軸に関して、ベアリングボックス10に対して回転可能である。スピンドル32の下方端部には、インナフランジIFとアウタフランジOFを介して、研削ホイールGWを取り付け可能である。グラインダ2において、モータ14が回転すると、スピンドル32とともに研削ホイールGWが回転軸周りに回転することで、ワークの研削を行うことができる。スピンドル32は、先端工具である研削ホイールGWを保持する先端工具保持部ということもできる。なお、以下の説明では、モータハウジング4、リヤハウジング6、ギヤハウジング8およびベアリングボックス10を総称して、単にハウジング44ともいう。
ベアリングボックス10には、ホイールカバー12が取り付けられている。ホイールカバー12は、研削ホイールGWの少なくとも一部を覆う形状に形成されている。本実施例では、ホイールカバー12は、研削ホイールGWの略半周にわたる部分を覆う形状に形成されている。図1に示す例では、ホイールカバー12は、研削ホイールGWの後方の部分を覆う位置に配置されている。ホイールカバー12によって、グラインダ2の使用時に、研削ホイールGWからユーザに向けて研削粉が飛ぶことを防止することができる。なお、ホイールカバー12は、スピンドル32の少なくとも一部を覆っているということもできる。
図3に示すように、ホイールカバー12は、バンド部46と、カバー部48を備えている。バンド部46は、帯状の平板を円筒形状に湾曲させた湾曲部50と、湾曲部50の両端から外側に屈曲して互いに略平行に伸びており、それぞれが中央に貫通孔を有する一対の平板部52、54と、平板部54の端部から屈曲した外壁部56と、平板部54の外面に溶接されたナット58と、平板部52の下面と湾曲部50の平板部52側の端部の下面に溶接された略三角形状の第1補強板60と、外壁部56の下面と平板部54の下面と湾曲部50の平板部54側の端部の下面に溶接された第2補強板62と、湾曲部50の内面に沿う形状を有しており、一方の端部が湾曲部50の内面に溶接された固定端であり、他方の端部が自由端である押圧板64と、湾曲部50の上面と外面と下面を覆う箱型の断面形状を有しており、回動角度に応じて押圧板64の自由端を内側に向けて押し込むレバー66と、レバー66を回動可能に支持する支持ピン68と、湾曲部50の外面に溶接されており支持ピン68を支持する支持板70と、平板部52、54を介してナット58に螺着される調整ネジ72と、平板部52、54の間で調整ネジ72に取り付けられたストップリング74と、ストップリング74と平板部54の間に設けられたストッパ部材76を備えている。バンド部46の平板部52、54の間には、開口部が形成されている。第2補強板62には、湾曲部50の内面よりも内側に向けて突出する当接部62aが形成されている。押圧板64の内面には、内側に向けて突出しており、上下方向に長手方向を有する押圧リブ64aと、内側に向けて突出しており、周方向に長手方向を有する係合リブ64bが形成されている。レバー66は、湾曲部50に対する回動角度が小さいほど、押圧板64の自由端を内側に向けて大きく押し込む形状に形成されている。このため、レバー66は、湾曲部50に対して開いた状態では、押圧板64の自由端を内側に向けてそれほど押し込んでおらず、湾曲部50に対して閉じた状態では、押圧板64の自由端を内側に向けて大きく押し込む。ストップリング74は、調整ネジ72の外径よりも小径のゴム製リングであって、拡径した状態で調整ネジ72に取り付けられている。ストップリング74が調整ネジ72に取り付けられていることで、調整ネジ72がナット58から外れた場合であっても、調整ネジ72が平板部52から脱落することを防止することができる。
図4に示すように、ストッパ部材76は、板金を加工して形成された板金部材であって、中央に貫通孔76aが形成された第1平板部76bと、第1平板部76bの内側の端部から突出する係合突起76cと、第1平板部76bの外側の端部から屈曲した第2平板部76dを備えている。図3に示すように、ストッパ部材76は、ホイールカバー12に取り付けられた時に、第1平板部76bが平板部52と平板部54の間に配置され、第2平板部76dが外壁部56の外面に沿って配置される。この状態では、調整ネジ72が貫通孔76aを貫通しており、係合突起76cが湾曲部50の内面よりも内側に向けて突出している。ストッパ部材76は、第2平板部76dが外壁部56と係合することで、調整ネジ72を回転軸とした回転が禁止されている。
ホイールカバー12のカバー部48は、内側円筒部78と、円錐台部80と、外側円筒部82を備えている。内側円筒部78と外側円筒部82は、断面が略半円である円筒形状に形成されている。円錐台部80は、内側円筒部78の下端と、外側円筒部82の上端を接続する円錐台形状に形成されている。内側円筒部78の内面には、内側に向けて突出しており、周方向に長手方向を有する係合リブ78a、78bが形成されている。バンド部46とカバー部48は、内側円筒部78の外面と湾曲部50の内面を溶接することによって、互いに固定されている。ホイールカバー12においては、押圧板64の係合リブ64bと、内側円筒部78の係合リブ78a、78bと、ストッパ部材76の係合突起76cは、上下方向の位置が互いに一致するように形成されている。
図5に示すように、ベアリングボックス10には、スピンドル32の回転軸方向(すなわち上下方向)に沿って下方に突出する略円筒形状のカバー取り付け部84が形成されている。カバー取り付け部84の下端近傍の外周面には、円環状のガイド溝86が形成されており、ガイド溝86よりも下端側には外側に突出するフランジ88が形成されている。フランジ88には、ホイールカバー12の係合リブ64b、78a、78bに対応して、切り欠き88a、88b、88cが形成されている。切り欠き88a、88b、88cは、上下方向に伸びており、ガイド溝86に連通している。また、カバー取り付け部84の下面には、下方に突出する当接片90が形成されている。当接片90は、ホイールカバー12の当接部62aと当接して、ホイールカバー12が回転可能な角度を規制する。
図6に示すように、ホイールカバー12をグラインダ2に取り付ける際には、まず調整ネジ72、ストップリング74、ストッパ部材76を取り付ける前のホイールカバー12を、グラインダ2のカバー取り付け部84に取り付ける。ホイールカバー12の係合リブ64b、78a、78bをカバー取り付け部84の切り欠き88a、88b、88cに位置合わせした状態で、カバー取り付け部84がバンド部46の内側に入り込むように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせる。これによって、図7に示すように、調整ネジ72、ストップリング74、ストッパ部材76が取り付けられていないホイールカバー12が、カバー取り付け部84に取り付けられる。係合リブ64b、78a、78bが切り欠き88a、88b、88cに位置合わせされた状態における、ベアリングボックス10に取り付けられた後のホイールカバー12の位置を、以下では着脱位置ともいう。
ベアリングボックス10に取り付けられたホイールカバー12は、カバー取り付け部84の周りに回転可能である。言い換えると、ホイールカバー12は、ベアリングボックス10に対して、スピンドル32の回転軸方向(すなわち上下方向)周りに回転可能である。ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置から回転させると、係合リブ64b、78a、78bがガイド溝86内で摺動し、フランジ88と係合リブ64b、78a、78bが係合することで、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができない。
ベアリングボックス10に取り付けられたホイールカバー12は、着脱位置から、当接部62aが当接片90と当接する位置まで回転可能である。図8に示すように、ホイールカバー12を回転可能な範囲で所望の位置まで回転させた上で、図9に示すように、ストッパ部材76の係合突起76cをカバー取り付け部84のガイド溝86に差し込んだ状態で、調整ネジ72を、平板部52、ストップリング74、ストッパ部材76、平板部54を貫通させて、ナット58に螺着する。そして、レバー66を湾曲部50に対して閉じることで、押圧板64の自由端が内側に押し込まれて、押圧板64の自由端と、押圧リブ64aと、内側円筒部78によってカバー取り付け部84が押圧されて、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が禁止される。レバー66を湾曲部50に対して開くと、押圧板64の自由端と、押圧リブ64aと、内側円筒部78によってカバー取り付け部84が押圧されなくなり、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が許容される。
調整ネジ72、ストップリング74およびストッパ部材76を取り付けた後のホイールカバー12も、カバー取り付け部84の周りに回転可能である。ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させると、係合リブ64b、78a、78bと係合突起76cがガイド溝86内で摺動し、フランジ88と係合リブ64b、78a、78bが係合し、かつフランジ88と係合突起76cが係合することで、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができない。
調整ネジ72、ストップリング74およびストッパ部材76を取り付けた後のホイールカバー12は、ホイールカバー12を着脱位置まで回転させた場合でも、ベアリングボックス10から取り外すことはできない。ホイールカバー12が着脱位置にある場合、係合リブ64b、78a、78bが切り欠き88a、88b、88cに位置合わせされるので、係合リブ64b、78a、78bはフランジ88と係合しないが、ストッパ部材76の係合突起76cがフランジ88と係合するので、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。上記のように、ホイールカバー12にストッパ部材76を取り付けることで、ホイールカバー12がベアリングボックス10から取り外されることを防止することができる。
ストッパ部材76は、第2平板部76dが外壁部56と係合することで、調整ネジ72を回転軸とする回転が禁止されている。このため、ストッパ部材76の回転に起因して係合突起76cがガイド溝86から外れてしまうことを防止することができる。
図10に示すように、ストップリング74は、ストッパ部材76よりもナット58側で調整ネジ72に取り付けられていてもよい。この構成によれば、調整ネジ72がナット58から外れた時に、平板部52とストップリング74によってストッパ部材76が保持されるので、調整ネジ72の脱落を防止できるだけでなく、ストッパ部材76の脱落も防止することができる。
本実施例のグラインダ2では、ホイールカバー12の代わりに、図11に示すホイールカバー92を使用してもよい。ホイールカバー92は、ホイールカバー12とほぼ同様の構成を備えているが、押圧板64、レバー66、支持ピン68、支持板70、ストップリング74を備えていない。ホイールカバー92では、押圧板64の係合リブ64bの代わりに、湾曲部50の内面に、内側に向けて突出しており、周方向に長手方向を有する係合リブ50aが形成されている。ホイールカバー92では、調整ネジ72が締められると、湾曲部50および内側円筒部78がカバー取り付け部84に押圧されて、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が禁止される。調整ネジ72が緩められると、湾曲部50および内側円筒部78がカバー取り付け部84に押圧されなくなり、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が許容される。ホイールカバー12を使用する場合と同様に、ホイールカバー92を使用する場合でも、ストッパ部材76を取り付けることによって、ホイールカバー92がベアリングボックス10から取り外されることを防止することができる。
本実施例のグラインダ2では、ストッパ部材76の代わりに、図12に示すストッパ部材94を使用してもよい。ストッパ部材94は、板金を加工することで形成された板金部材であって、中央に貫通孔94aが形成された第1平板部94bと、第1平板部94bの内側の端部から突出する係合突起94cと、第1平板部94bの下面から屈曲した第2平板部94dを備えている。ストッパ部材94がホイールカバー12に取り付けられた状態では、第1平板部94bが平板部52と平板部54の間に配置され、係合突起94cがカバー取り付け部84のガイド溝86に差し込まれ、第2平板部94dが第1補強板60の下面に沿って配置されており、調整ネジ72が貫通孔94aを貫通する。ストッパ部材76を使用する場合と同様に、ストッパ部材94を使用することで、ホイールカバー12がベアリングボックス10から取り外されることを防止することができる。また、ストッパ部材94では、第2平板部94dが第1補強板60と係合することで、調整ネジ72を回転軸とした回転が禁止されているので、ストッパ部材94の回転に起因して係合突起94cがガイド溝86から外れてしまうことを防止することができる。
あるいは、ストッパ部材76の代わりに、図13に示すストッパ部材96を使用してもよい。ストッパ部材96は、板金を加工することで形成された板金部材であって、中央に貫通孔96aが形成された第1平板部96bと、第1平板部96bの内側の端部から突出する係合突起96cと、第1平板部96bの外側の端部から屈曲した折り返し部96dと、折り返し部96dの端部から内側に屈曲しており、中央に貫通孔96eが形成された第2平板部96fを備えている。ストッパ部材96がホイールカバー12に組付けられた状態では、第1平板部96bと第2平板部96fが平板部52と平板部54の間に配置され、係合突起96cがカバー取り付け部84のガイド溝86に差し込まれており、調整ネジ72が貫通孔96a、96eを貫通している。ストッパ部材76を使用する場合と同様に、ストッパ部材96を使用することで、ホイールカバー12がベアリングボックス10から取り外されることを防止することができる。
以上のように、一実施形態に係るグラインダ2(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14に接続されたベベルギヤ34(減速機構の例)と、モータ14およびベベルギヤ34を収容するハウジング44と、ベベルギヤ34に接続されたスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆うホイールカバー12、92(カバーの例)と、ホイールカバー12、92に取り付けられたストッパ部材76、94、96を備えている。ホイールカバー12、92は、係合リブ64b、78a、78b、50aを有している。ハウジング44は、係合リブ64b、78a、78b、50aと係合するフランジ88(係合壁の例)を有している。フランジ88は、ホイールカバー12、92をハウジング44に取り付ける際に係合リブ64b、78a、78b、50aが通過する切り欠き88a、88b、88cを有している。ストッパ部材76、94、96は、フランジ88と係合する係合突起76c、94c、96c(係合部の例)を有する。
一実施形態に係るグラインダ2では、ホイールカバー12、92は、開口部を有するバンド部46を備えている。係合リブ64b、78a、78b、50aは、バンド部46の内周面に形成されている。ストッパ部材76、94、96は、バンド部46の開口部に配置されるように、ホイールカバー12、92に取り付けられている。
一実施形態に係るグラインダ2では、ホイールカバー12、92は、開口部の間隔を調整可能な調整ネジ72を備えている。ストッパ部材76、94、96は、貫通孔76a、94a、96aを有する板金部材からなる。調整ネジ72は、貫通孔76a、94a、96aを貫通して、ストッパ部材76、94、96を保持している。
一実施形態に係るグラインダ2では、ホイールカバー12は、調整ネジ72に取り付けられたゴム製のストップリング74をさらに備えている。
一実施形態に係るグラインダ2では、ストッパ部材76、94は、貫通孔76a、94aを有する第1平板部76b、94bと、第1平板部76b、94bから屈曲した第2平板部76d、94dを備えている。
一実施形態に係るグラインダ2(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14を収容するハウジング44と、モータ14により駆動されるスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆っており、ハウジング44に対して回転軸周りに回転可能なホイールカバー12、92(カバーの例)と、ホイールカバー12、92に設けられた係合リブ64b、78a、78b、50a(第1係合部の例)およびストッパ部材76、94、96の係合突起76c、94c、96c(第2係合部の例)と、ハウジング44に設けられており、ホイールカバー12、92の回転軸に沿う方向である上下方向に関して、係合リブ64b、78a、78b、50aおよび係合突起76c、94c、96cと係合可能なフランジ88(被係合部の例)と、を備えている。フランジ88は、ホイールカバー12、92のハウジング44に対する回転角度に関わらず、係合リブ64b、78a、78b、50aおよび係合突起76c、94c、96cの少なくとも一方と係合しており、ホイールカバー12、92がハウジング44に対して、ホイールカバー12、92の回転軸に沿う方向に移動不能である。
(実施例2)
本実施例のグラインダ102は、実施例1のグラインダ2と同様の構成を備えている。以下では、実施例1のグラインダ2と相違する点のみについて詳細に説明する。
図14に示すように、本実施例のグラインダ102は、実施例1のホイールカバー12の代わりに、ホイールカバー104を備えている。また、本実施例のグラインダ102は、ホイールカバー104の回転角度を固定するためのロック機構106を備えている。
図15に示すように、ホイールカバー104は、バンド部108と、上面部110と、側面部112を備えている。バンド部108は、上下方向に伸びる略円筒形状を有している。図16に示すように、バンド部108の内周面には、内側に向けて突出しており、周方向に長手方向を有する係合リブ108a、108b、108cが形成されている。また、図15に示すように、バンド部108には、所定の角度範囲内に、所定の角度間隔で複数の貫通孔108dが形成されている。さらに、バンド部108には、ネジ孔108eが形成されている。係合リブ108a、108b、108cと、ネジ孔108eは、上下方向の位置が互いに一致している。上面部110は、バンド部108の下側端部から径方向に拡がる円環部110aと、円環部110aの外側端部から径方向に伸びる略半円形状の半円部110bを備えている。側面部112は、半円部110bの外側端部から下方に伸びる略半円筒形状の半円筒部112aと、半円筒部112aの下端から内側に屈曲した絞り部112bを備えている。なお、実施例1のホイールカバー12とは異なり、本実施例のホイールカバー104は回転角度を規制するための当接部62aを備えていない。このため、図17に示すように、本実施例のグラインダ102では、カバー取り付け部84の下面に当接片90が形成されていない。
図17に示すように、ロック機構106は、ベアリングボックス10に取り付けられている。ロック機構106は、ロックプレート114と、スリーブ116、118と、圧縮バネ120を備えている。
図18に示すように、ロックプレート114は、ギヤハウジング8およびベアリングボックス10と干渉しない形状で左右方向に伸びる平板状の基部114aと、基部114aの左側端部から上方に伸びる操作部114bと、基部114aに形成されており、左右方向に長手方向を有する長孔114c、114dと、基部114aの右側端部の近傍において左側に向けて突出する係止部114eと、基部114aの長孔114cと長孔114dの間で上方に向けて突出する第1柱部114fおよび第2柱部114gと、第1柱部114fから右方向に向けて(第2柱部114gに向けて)伸びる第1凸部114hと、第2柱部114gから左方向に向けて(第1柱部114fに向けて)伸びる第2凸部114iを備えている。
図17に示すように、ロックプレート114は、ベアリングボックス10をギヤハウジング8に固定しているネジのうち、後方左方に配置されたネジ122aと、後方右方に配置されたネジ122dに取り付けられている。ネジ122aは上下方向に伸びており、ロックプレート114の長孔114cを貫通して、スリーブ116と、ベアリングボックス10と、ギヤハウジング8を締結している。ネジ122bは、上下方向に伸びており、ロックプレート114の長孔114dを貫通して、スリーブ118と、ベアリングボックス10と、ギヤハウジング8を締結している。ロックプレート114は、左右方向にスライド可能に、ネジ122a、122bに保持されている。
本実施例のグラインダ102では、ベアリングボックス10に、バネ受け部10aが形成されている。圧縮バネ120は、一端に第1凸部114hが挿入され、他端に第2凸部114iが挿入された状態で、ロックプレート114に取り付けられている。ロックプレート114は、圧縮バネ120の第2凸部114i側の端部が、バネ受け部10aに当接するように、ベアリングボックス10に取り付けられている。このため、圧縮バネ120は、ベアリングボックス10に対してロックプレート114を左方向、すなわち係止部114eをカバー取り付け部84に近づける方向に付勢している。
図14に示すように、グラインダ102を使用する際には、ホイールカバー104のネジ孔108eに、ワッシャ124を介して係合ネジ126が取り付けられている。図19に示すように、係合ネジ126は、ワッシャ124を貫通して、ネジ孔108eに螺着されているとともに、先端がバンド部108の内面よりも内側に突出して、カバー取り付け部84のガイド溝86に入り込んでいる。
図20に示すように、ホイールカバー104をグラインダ102に取り付ける際には、まずワッシャ124、係合ネジ126を取り付ける前のホイールカバー104を、グラインダ102のカバー取り付け部84に取り付ける。ホイールカバー104の係合リブ108a、108b、108cをカバー取り付け部84の切り欠き88a、88b、88cに位置合わせした状態で、ロックプレート114の操作部114bを押し込んで、係止部114eをカバー取り付け部84から離反させつつ、カバー取り付け部84がバンド部108の内側に入り込むように、ホイールカバー104をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせる。これによって、図21に示すように、ホイールカバー104がベアリングボックス10に取り付けられる。
ホイールカバー104をベアリングボックス10に対して着脱位置から回転させると、係合リブ108a、108b、108cがガイド溝86内で摺動し、フランジ88と係合リブ108a、108b、108cが係合することで、ホイールカバー104のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー104はベアリングボックス10から取り外すことができない。
ホイールカバー104をベアリングボックス10に対して回転させて、ロックプレート114の係止部114eをバンド部108の複数の貫通孔108dのうちの一つに位置合わせして、ロックプレート114の操作部114bから手を離すと、圧縮バネ120の付勢力によって係止部114eが貫通孔108dに入り込む。この状態では、ホイールカバー104がロックプレート114と係合しているので、ホイールカバー104のベアリングボックス10に対する回転が禁止されて、ホイールカバー104がベアリングボックス10に対して固定される。ホイールカバー104のベアリングボックス10に対する回転角度を変更する場合には、ユーザは、ロックプレート114の操作部114bを押し込んで、係止部114eを貫通孔108dから抜け出した状態とすることで、ホイールカバー104をベアリングボックス10に対して回転させることができる。係止部114eが入り込む貫通孔108dを適宜選択することで、ホイールカバー104をベアリングボックス10に対して固定する回転角度を選択することができる。
図22に示すように、ホイールカバー104を所望の位置まで回転させた上で、ワッシャ124と係合ネジ126をネジ孔108eに螺着することで、図14に示すように、ホイールカバー104にワッシャ124と係合ネジ126が取り付けられる。
ワッシャ124と係合ネジ126を取り付けた後のホイールカバー104も、カバー取り付け部84の周りに回転可能である。ホイールカバー104をベアリングボックス10に対して回転させると、係合リブ108a、108b、108cと係合ネジ126がガイド溝86内で摺動し、フランジ88と係合リブ108a、108b、108cが係合し、かつフランジ88と係合ネジ126が係合することで、ホイールカバー104のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー104はベアリングボックス10から取り外すことができない。
ワッシャ124と係合ネジ126を取り付けた後のホイールカバー104は、ホイールカバー104を着脱位置まで回転させた場合でも、ベアリングボックス10から取り外すことはできない。ホイールカバー104が着脱位置にある場合、係合リブ108a、108b、108cが切り欠き88a、88b、88cに位置合わせされるので、係合リブ108a、108b、108cはフランジ88と係合しないが、係合ネジ126がフランジ88と係合するので、ホイールカバー104のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。上記のように、ホイールカバー104に係合ネジ126を取り付けることで、ホイールカバー104がベアリングボックス10から取り外されることを防止することができる。
なお、係合ネジ126は、ホイールカバー104へ取り付けた後に、ネジ山を潰してネジ孔108eから取り外し不能としてもよい。あるいは、係合ネジ126として、市販の工具では取り外しができない特殊ネジを用いてもよい。
あるいは、ホイールカバー104に、ネジ孔108eの代わりに貫通孔を形成しておいて、その貫通孔に係合ネジ126の代わりに係合リベットを取り付ける構成としてもよい。この場合も、係合リベットの先端がフランジ88と係合することによって、ホイールカバー104がベアリングボックス10から取り外されることを防止することができる。
以上のように、一実施形態に係るグラインダ102(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14に接続されたベベルギヤ34(減速機構の例)と、モータ14およびベベルギヤ34を収容するハウジング44と、ベベルギヤ34に接続されたスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆うホイールカバー104(カバーの例)と、ホイールカバー104に取り付けられた係合ネジ126(ストッパ部材の例)を備えている。ホイールカバー104は、係合リブ108a、108b、108cを有している。ハウジング44は、係合リブ108a、108b、108cと係合するフランジ88(係合壁の例)を有している。フランジ88は、ホイールカバー104をハウジング44に取り付ける際に係合リブ108a、108b、108cが通過する切り欠き88a、88b、88cを有している。係合ネジ126は、フランジ88と係合する先端部分(係合部の例)を有している。
一実施形態に係るグラインダ102(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14を収容するハウジング44と、モータ14により駆動されるスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆っており、ハウジング44に対して回転軸周りに回転可能なホイールカバー104(カバーの例)と、ホイールカバー104に設けられた係合リブ108a、108b、108c(第1係合部の例)および係合ネジ126(第2係合部の例)と、ハウジング44に設けられており、ホイールカバー104の回転軸に沿う方向に関して、係合リブ108a、108b、108cおよび係合ネジ126と係合可能なフランジ88(被係合部の例)と、を備えている。フランジ88は、ホイールカバー104のハウジング44に対する回転角度に関わらず、係合リブ108a、108b、108cおよび係合ネジ126の少なくとも一方と係合しており、ホイールカバー104がハウジング44に対して、ホイールカバー104の回転軸に沿う方向に移動不能である。
なお、上記の各実施例では、ホイールカバー12、92、104側の凸部(係合突起76c、94c、96c、係合ネジ126の先端部分)が、ハウジング44側の凹部(ガイド溝86)に入り込んで、ホイールカバー12、92、104とハウジング44が係合する場合について説明した。これとは異なり、ホイールカバー12、92、104側の凹部に、ハウジング44側の凸部が入り込んで、ホイールカバー12、92、104とハウジング44が係合する構成としてもよい。
上記の各実施例では、モータ14とスピンドル32が、減速機構であるベベルギヤ34を介して接続されている場合について説明した。これとは異なり、モータ14とスピンドル32は、直接接続されていてもよいし、減速しない機構を介して接続されていてもよい。
上記の各実施例では、モータ14の出力軸16の回転軸と、スピンドル32の回転軸が直交している場合について説明した。これとは異なり、モータ14の出力軸16の回転軸と、スピンドル32の回転軸は、90度以外の角度で交差していてもよいし、互いに同軸であってもよいし、互いに平行であってもよい。また、モータ14の出力軸16は、上下方向に伸びていてもよい。
上記の各実施例では、電動工具がグラインダ2、102であり、先端工具保持部がスピンドル32であり、カバーがホイールカバー12、92、104である場合を例として説明したが、電動工具は他の種類の電動工具であってもよいし、先端工具保持部は他の種類の先端工具保持部であってもよいし、カバーは他の種類のカバーであってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :グラインダ
4 :モータハウジング
6 :リヤハウジング
8 :ギヤハウジング
10 :ベアリングボックス
10a :バネ受け部
12 :ホイールカバー
14 :モータ
16 :出力軸
18 :ベアリング
20 :ベアリング
22 :電源回路
24 :電源コード
26 :スイッチ
28 :第1ベベルギヤ
30 :第2ベベルギヤ
32 :スピンドル
34 :ベベルギヤ
36 :ベアリング
38 :シャフトロック
40 :ベアリング
42 :ベアリング
44 :ハウジング
46 :バンド部
48 :カバー部
50 :湾曲部
50a :係合リブ
52 :平板部
54 :平板部
56 :外壁部
58 :ナット
60 :第1補強板
62 :第2補強板
62a :当接部
64 :押圧板
64a :押圧リブ
64b :係合リブ
66 :レバー
68 :支持ピン
70 :支持板
72 :調整ネジ
74 :ストップリング
76 :ストッパ部材
76a :貫通孔
76b :第1平板部
76c :係合突起
76d :第2平板部
78 :内側円筒部
78a :係合リブ
78b :係合リブ
80 :円錐台部
82 :外側円筒部
84 :カバー取り付け部
86 :ガイド溝
88 :フランジ
88a :切り欠き
88b :切り欠き
88c :切り欠き
90 :当接片
92 :ホイールカバー
94 :ストッパ部材
94a :貫通孔
94b :第1平板部
94c :係合突起
94d :第2平板部
96 :ストッパ部材
96a :貫通孔
96b :第1平板部
96c :係合突起
96d :折り返し部
96e :貫通孔
96f :第2平板部
102 :グラインダ
104 :ホイールカバー
106 :ロック機構
108 :バンド部
108a :係合リブ
108b :係合リブ
108c :係合リブ
108d :貫通孔
108e :ネジ孔
110 :上面部
110a :円環部
110b :半円部
112 :側面部
112a :半円筒部
112b :絞り部
114 :ロックプレート
114a :基部
114b :操作部
114c :長孔
114d :長孔
114e :係止部
114f :第1柱部
114g :第2柱部
114h :第1凸部
114i :第2凸部
116 :スリーブ
118 :スリーブ
120 :圧縮バネ
122a :ネジ
122b :ネジ
122d :ネジ
124 :ワッシャ
126 :係合ネジ

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータに接続された減速機構と、
    前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、
    前記減速機構に接続された先端工具保持部と、
    前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、
    前記カバーに取り付けられたストッパ部材を備えており、
    前記カバーが、係合リブを有しており、
    前記ハウジングが、前記カバーを前記ハウジングから取り外す方向に関して、前記係合リブと係合する係合壁を有しており、
    前記係合壁が、前記カバーを前記ハウジングに取り付ける際に前記係合リブが通過する切り欠きを有しており、
    前記ストッパ部材が、前記カバーを前記ハウジングから取り外す方向に関して、前記係合壁と係合する係合部を有する、電動工具。
  2. 前記カバーが、開口部を有するバンド部を備えており、
    前記係合リブが、前記バンド部の内周面に形成されており、
    前記ストッパ部材が、前記開口部に配置されるように、前記カバーに取り付けられている、請求項1の電動工具。
  3. 前記カバーが、前記開口部の間隔を調整可能な調整ネジを備えており、
    前記ストッパ部材が、貫通孔を有する板金部材からなり、
    前記調整ネジが、前記貫通孔を貫通して、前記ストッパ部材を保持する、請求項2の電動工具。
  4. 前記カバーが、前記調整ネジに取り付けられたゴム製のストップリングをさらに備える、請求項3の電動工具。
  5. 前記ストッパ部材が、前記貫通孔を有する第1平板部と、前記第1平板部から屈曲した第2平板部を備える、請求項3または4の電動工具。
  6. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記モータにより駆動される先端工具保持部と、
    前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆っており、前記ハウジングに対して回転軸周りに回転可能なカバーと、
    前記カバーに設けられた第1係合部および第2係合部と、
    前記ハウジングに設けられており、前記回転軸に沿う方向に関して、前記第1係合部および前記第2係合部と係合可能な被係合部と、を備えており、
    前記被係合部が、前記カバーの前記ハウジングに対する回転角度に関わらず、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方と係合しており、前記カバーが前記ハウジングに対して、前記回転軸に沿う方向に移動不能である、電動工具。
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