JP7014525B2 - 溝内異物除去装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)開催日 平成28年11月1日、2日 (2)集会名等 ハイウェイテクノフェア2016 東京ビッグサイト西3・4ホール (3)公開者 中日本ハイウェイ・メンテナンス東名株式会社
本発明は、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して前記溝内を清掃する溝内異物除去装置の技術に関する。
従来、道路の舗装面の溝内に堆積した異物(砂、泥、土、ゴミ、または、植物等)を除去して溝内を清掃する溝内異物除去装置に関する技術は、公知となっている(特許文献1参照)。
前記溝内異物除去装置は、清掃部材、車輪、および、操作部等が機体フレームに設けられて構成される。前記溝内異物除去装置は、作業者が操作部を把持した状態で、モータ等の動力源によって車輪を回転駆動させて走行しつつ、前記動力源によって清掃部材が回転駆動することによって道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出すようにして除去する。清掃部材は、清掃体を備える。清掃体は、例えば、複数本の金属製の線状部材が清掃部材の回転軸を中心にして放射状に配置される。
特開2016-47992号公報
しかしながら、前記溝内異物除去装置では、操縦性または搬送作業性等を考慮して、動力源が比較的小型で出力の低いもので構成され、また、前記装置全体の重量が比較的軽量なもので構成される。
このため、前記溝内異物除去装置では、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して溝内を清掃するときに、清掃部材の清掃体が溝に引っ掛った際に、清掃部材の回転不良が生じ、また、前記溝内異物除去装置が振動して(ガタついて)前記溝内異物除去装置の作業姿勢が安定しなくなる場合がある。
そして、前記溝内異物除去装置では、このように清掃部材の回転不良が生じ、また、作業姿勢が安定しなくなった場合には、作業者が、操作部や機体等を押し込みまた押さえ付ける等しながら前記溝内異物除去装置を走行させることを要し、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して溝内を清掃する作業が億劫なものとなっていた。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して溝内を清掃する作業を容易に行うことができる溝内異物除去装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手
段を説明する。
即ち、請求項1においては、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して前記溝内を清掃する、溝内異物除去装置であって、管理機に取付けられて、前記管理機のエンジンを動力源として回転駆動することによって、前記道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出すようにして除去する清掃部材と、前記管理機のロータリ軸に取付けられ、前記清掃部材を支持する軸部材と、を備え、前記清掃部材は、前記軸部材を介して前記管理機の前記ロータリ軸に取付けられて、前記管理機の前記ロータリ軸が回転駆動することによって前記軸部材とともに回転駆動し、前記軸部材は、前記管理機の前記ロータリ軸が回転駆動して前記軸部材とともに前記清掃部材が回転駆動するときに、前記清掃部材の回転動作を補助する補助部を備え、前記軸部材の前記補助部は、前記軸部材の回転軸方向からみて前記軸部材の回転軸よりも外側に配置され、前記清掃部材は、前記清掃部材の前記回転軸を中心にして放射状に配置されてその先端部分で前記道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出す清掃体と、前記清掃体を挟持した状態で固定されて前記清掃体が放射状に配置された状態を保持する一対の保持部と、を備え、前記清掃部材の前記保持部は、軸孔と、補助孔と、を備え、前記清掃部材の前記保持部の前記軸孔と前記補助孔とは、前記保持部を貫通して形成され、前記軸部材は、前記管理機の前記ロータリ軸に取付けられる部分であり、前記管理機の前記ロータリ軸を挿入可能な筒状に構成される取付部と、前記清掃部材を前記軸部材に固定する部分であり、柱状に構成され、前記取付部の軸心と一致するように配置され、前記清掃部材の前記保持部の前記軸孔に挿入される、固定部と、を備え、前記軸部材の前記補助部は、柱状に構成され、前記清掃部材の前記保持部の前記補助孔に挿入されるものである。
請求項2においては、前記軸部材は、前記取付部内に固定して設けられ、前記管理機の前記ロータリ軸に前記軸部材を取付けるときに、前記管理機の前記ロータリ軸が前記軸部材の前記取付部に所定の位置まで挿入されると、前記管理機の前記ロータリ軸の先端部が当接して、前記軸部材の前記取付部への前記管理機の前記ロータリ軸の嵌挿動作がそれ以上行えないようにするストッパを備えるものである。
請求項3においては、略円板状に構成される部材であり、前記清掃部材よりも前記管理機の前記ロータリ軸側に配置される内プレートと、略円板状に構成される部材であり、前記清掃部材よりも前記管理機の前記ロータリ軸と反対側に配置される外プレートと、前記清掃部材、前記内プレート、および、前記外プレートを前記軸部材の固定部に固定した状態で留める留め部材と、をさらに備え、前記軸部材は、前記取付部における前記管理機の前記ロータリ軸が換挿される側と反対側の端部に配置されて前記取付部と前記固定部と前記補助部と一体的に構成されるフランジ部と、前記管理機の前記ロータリ軸に取付けられた前記軸部材が前記管理機の前記ロータリ軸から脱落することを防止する脱落防止部材と、を備え、前記軸部材の前記固定部と前記軸部材の前記補助部とは、前記フランジ部における前記取付部が配置される側と反対側の面に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して溝内を清掃する作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る溝内異物除去装置を示した図。 同じく溝内異物除去装置を示した図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材が管理機のロータリ軸に取付けられた状態を示す図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す斜視図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを分解した状態を示す斜視図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す正面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す背面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す側面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す断面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す断面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す断面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す断面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す断面図。 同じく溝内異物除去装置の清掃部材と軸部材と内プレートと外プレートと留め部材とを組み立てた状態を示す断面図。
次に、図1から図14に記載の溝内異物除去装置1について説明する。なお以下において、図中の矢印Fは、溝内異物除去装置1の前方(管理機の機体前方)を示すものとして説明する。
溝内異物除去装置1は、道路の舗装面の溝内に堆積した異物(砂、泥、土、ゴミ、または、植物等)を除去して溝内を清掃する。
ここで、舗装面の溝は、路面の凍結防止や路面膨張によるひび割れ防止等のために舗装面に予め形成された溝(目地)、または、劣化によって生じた溝等を示す。
図1から図4に示すように、溝内異物除去装置1は、管理機2に清掃部材20が取付けられて構成される。
管理機2は、歩行型管理機であり、各種の作業装置が取付けられて、例えば耕耘作業等を行うものである。管理機2は、機体フレーム3と、エンジン4と、駆動ケース5と、ミッションケース6と、ロータリ軸7(駆動軸)と、車輪8と、補助輪9と、操作部10と、を備える。
管理機2のエンジン4は、管理機2(溝内異物除去装置1)の動力源であり、機体フレーム3の前部に配置される。管理機2のエンジン4からの動力は、伝動ケース内のプーリおよびベルトを介してミッションケース6内の動力伝達機構に伝達され、さらに、トランスミッションで変速された後に車軸及びロータリ軸7へ伝達可能とされる。管理機2のロータリ軸7は、各種の作業装置が取付けられて、エンジン4から伝達される動力源によって作業装置とともに回転駆動して、当該作業装置を動作させる。管理機2の車輪8は、ロータリ軸7の前方に配置され、左右側方に突出する。管理機2のエンジン4から伝達される動力源によって管理機2の車輪8が回転駆動することによって、管理機2は機体前方または機体後方に走行する。管理機2の補助輪9は、ロータリ軸7の後方に配置される。管理機2の操作部10は、管理機2を走行または操作を行うためのものであり、ハンドル台、ハンドル、把持部、および各種操作具等を備え、ミッションケース6の上に水平方向に回動可能に設けられる(図1または図2参照)。
管理機2は、重量が例えば60~80kg程度のもので構成され、エンジン4の最大出力が例えば4~5kW程度のもので構成される。
清掃部材20は、管理機2のエンジン4を動力源として回転駆動することによって、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出すようにして除去する。
清掃部材20は、清掃体21を備える。清掃体21は、例えば、複数本の金属製の線状部材が束ねられた状態または編込まれた状態等で清掃部材20の回転軸を中心にして放射状に配置される。清掃部材20は、回転駆動することによって、清掃体21の先端部分で道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出す。
以上のように、管理機2に取付けられて、管理機2のエンジン4を動力源として回転駆動することによって、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出すようにして除去する清掃部材20を備える、溝内異物除去装置1では、管理機2のエンジン4を動力源として清掃部材20が回転駆動し、溝内に堆積した異物を除去して溝内を清掃するときに清掃部材20の清掃体21が溝に引っ掛った際に、溝内異物除去装置1(管理機2)が大きく振動しない程度の重量で構成される。
したがって、溝内異物除去装置1によれば、動力源が比較的小型で出力の低いもので構成され、また、溝内異物除去装置1の重量が比較的軽量なもので構成されるものに比べて、溝内に堆積した異物を除去して溝内を清掃する作業を容易に行うことができる。
また、図3から図10に示すように、溝内異物除去装置1は、軸部材30と、脱落防止部材36と、内プレート40と、外プレート50と、留め部材60と、を備える。
清掃部材20は、軸部材30を介して管理機2のロータリ軸7に取付けられ、管理機2(管理機2のロータリ軸7)から着脱可能に構成される。清掃部材20は、管理機2のロータリ軸7が回転駆動することによって軸部材30とともに回転駆動して、道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出すようにして除去する。
清掃部材20は、一対の保持部22を備える。
清掃部材20の保持部22は、略円板状に構成される金属製の部材である。保持部22は、一対の保持部22で清掃体21を挟持した状態で固定されて、清掃体21の複数本の線状部材が放射状に配置された状態を保持する。
保持部22は、軸孔22aと、複数個(四個)の補助孔22bと、を備える。
保持部22の軸孔22aは、保持部22を貫通して形成され、保持部22の中央部に配置される。
保持部22の補助孔22bは、保持部22を貫通して形成され、保持部22の軸孔22aよりも半径方向外側に配置される。保持部22の補助孔22bは、軸孔22aを中心に90度位相を変えて配置される。
軸部材30は、金属製の部材であり、清掃部材20を支持する。軸部材30は、管理機2のロータリ軸7に着脱可能に取付けられる。軸部材30は、管理機2(管理機2のロータリ軸7)に清掃部材20を着脱可能とする。軸部材30は、管理機2のロータリ軸7が回転駆動することによって回転駆動する。
軸部材30は、取付部31と、フランジ部32と、固定部33と、複数個(四個)の補助部34と、を備える
軸部材30の取付部31は、管理機2のロータリ軸7に取付けられる部分である。軸部材30の取付部31は、管理機2のロータリ軸7を嵌挿可能な円筒状に構成され、その周面に取付孔31aを備える。
軸部材30のフランジ部32は、円盤状に構成される金属状の部材である。フランジ部32は、フランジ部32の軸心と取付部31の軸心と一致するようにして、取付部31と一体的に構成される。フランジ部32は、取付部31の外側端部(管理機2のロータリ軸7が換挿される側と反対側の端部)に配置される。
フランジ部32は、軸孔32aと、複数個(四個)の補助孔32bと、を備える。
フランジ部32の軸孔32aは、フランジ部32を貫通して形成され、フランジ部32の中央部に配置される。
フランジ部32の補助孔32bは、フランジ部32を貫通して形成され、フランジ部32の軸孔32aよりも半径方向外側に配置される。フランジ部32の補助孔32bは、軸孔32aを中心に90度位相を変えて配置される。
軸部材30の固定部33は、清掃部材20、内プレート40、および、外プレート50を軸部材30に固定する部分である。軸部材30の固定部33は、略円柱状に構成される。軸部材30の固定部33は、フランジ部32の軸孔32aに嵌挿されて、フランジ部32と一体的に構成される。軸部材30の固定部33は、取付部31の軸心およびフランジ部32の軸心と一致するようにして、フランジ部32の外側(取付部31が配置される側と反対側の面)に配置される。軸部材30の固定部33は、清掃部材20の保持部22の軸孔22aに挿入可能に構成される。
軸部材30の固定部33は、凹部33aと、ネジ孔33bと、を備える。
軸部材30の固定部33の凹部33aは、略円錐状に構成される。凹部33aは、固定部33のフランジ部32が配置される側の反対側の端部の中央部に配置される。
軸部材30の固定部33のネジ孔33bは、凹部33a(固定部33のフランジ部32が配置される側の反対側の端部)の中央部に配置される。
軸部材30の補助部34は、管理機2のロータリ軸7が回転駆動して軸部材30とともに清掃部材20(清掃部材20の保持部22)が回転駆動するときに、清掃部材20の回転動作を補助する。軸部材30の補助部34は、円柱状に構成される。軸部材30の補助部34は、フランジ部32の補助孔32bに嵌挿されて、フランジ部32と一体的に構成される。軸部材30の補助部34は、フランジ部32の外側(取付部31が配置される側と反対側の面)に配置される。軸部材30の補助部34は、固定部33の回転軌跡よりも回転軌跡が大きくなるように配置される。軸部材30の補助部34は、固定部33よりもフランジ部32の半径方向外側に配置される。軸部材30の補助部34は、軸部材30の回転軸方向からみて軸部材30の回転軸よりも外側に配置される。軸部材30の補助部34は、固定部33の周囲に配置される。軸部材30の補助部34は、固定部33を中心に90度位相を変えて配置される。軸部材30の補助部34は、そのフランジ部32から突出する軸心方向の長さが固定部33の軸心方向の長さよりも若干長く構成される。
脱落防止部材36は、管理機2のロータリ軸7に取付けられた軸部材30(軸部材30の取付部31)が管理機2のロータリ軸7から脱落することを防止する。脱落防止部材36は、ピン状に構成される。
脱落防止部材36は、軸部材30の取付部31に管理機2のロータリ軸7が嵌挿された状態で、取付部31の取付孔31aと管理機2のロータリ軸7の取付孔31aとに嵌挿させて軸部材30の取付部31の外側に先端部を突出させ、当該脱落防止部材36の先端部に抜止めピン37が設けられることによって、軸部材30が管理機2のロータリ軸7から脱落することを防止する(図3参照)。
内プレート40は、略円板状に構成される金属製の部材である。内プレート40は、清掃部材20よりも内側(管理機2のロータリ軸7側)に配置される。
内プレート40は、軸孔41と、補助孔42と、を備える。
内プレート40の軸孔41は、内プレート40を貫通して形成され、内プレート40の中央部に配置される。内プレート40の軸孔41は、軸部材30の固定部33を挿入可能に構成される。
内プレート40の補助孔42は、内プレート40を貫通して形成され、内プレート40の軸孔41よりも半径方向外側に配置される。内プレート40の補助孔42は、軸孔41を中心に90度位相を変えて配置される。内プレート40の補助孔42は、軸部材30の補助部34を挿入可能に構成される。
外プレート50は、略円板状の部材に構成される金属製の部材である。外プレート50は、清掃部材20よりも外側(管理機2のロータリ軸7と反対側)に配置される。外プレート50は、中央部において、一方の面側に円錐状に形成される凸面部51と、他方の面側(凸面部51の反対側の面)に円錐状に形成される凹面部52を備える。外プレート50の凸面部51または凹面部52は、清掃部材20の保持部22の軸孔22a内に配置可能に構成される。外プレート50は、縁部が中央部の凸面部51側に屈曲するよう構成される。
外プレート50は、軸孔53と、補助孔54と、を備える。
外プレート50の軸孔53は、外プレート50を貫通して形成され、外プレート50の中央部(凸面部51または凹面部52の中央部)に配置される。外プレート50の軸孔53は、軸部材30の固定部33が挿入不可能に構成される。外プレート50の軸孔53は、清掃部材20の保持部22の軸孔22aの直径、軸部材30の固定部33の直径、または、内プレート40の軸孔41の直径、よりも短い直径で構成される。
外プレート50の補助孔54は、外プレート50を貫通して形成され、軸孔53よりも半径方向外側に配置される。外プレート50の補助孔54は、軸孔53を中心に90度位相を変えて配置される。外プレート50の補助孔54は、軸部材30の補助部34を挿入可能に構成される。
留め部材60は、清掃部材20、内プレート40、および、外プレート50を軸部材30(軸部材30の固定部33)に固定した状態で留める部材である。
留め部材60は、例えば、頭部61とネジ部62とを備えるビスで構成される。留め部材6のネジ部62は、外プレート50の軸孔53に挿入不可能に構成され、軸部材30の固定部33のネジ孔33bに螺合可能に構成される。
次に、清掃部材20と、軸部材30と、脱落防止部材36と、内プレート40と、外プレート50と、留め部材60と、を組立てて、清掃部材20、脱落防止部材36、内プレート40、および、外プレート50、を軸部材30の固定部33に固定する方法について説明する。
まず、軸部材30の固定部33を内プレート40の軸孔41に挿入し、軸部材30の補助部34を内プレート40の補助孔42に挿入する。
次に、軸部材30の固定部33を清掃部材20の保持部22の軸孔22aに挿入し、軸部材30の補助部34を清掃部材20の保持部22の補助孔22bに挿入する。
次に、外プレート50の凸面部51を清掃部材20側に向けて、外プレート50の凸面部51を清掃部材20の保持部22の軸孔22aの内側に配置するとともに軸部材30の固定部33の凹部33aに当接させて配置し、軸部材30の補助部34を外プレート50の補助孔54に挿入する。このとき、軸部材30の固定部33は、外プレート50の凸面部51と当接して外プレート50の補助孔54から外側に突出せず、また、軸部材30の補助部34は、外プレート50の補助孔54に挿入された状態で外プレート50の補助孔54から外側に突出しないように(軸部材30の補助部34の端部が外プレート50の外側の面と略面一となるように)構成される。
次に、留め部材60を、清掃部材20の保持部22の軸孔22aと外プレート50の軸孔53とに挿入して留め部材60のネジ部62と軸部材30の固定部33のネジ孔33bに螺合させていき、内プレート40と外プレート50とで清掃部材20を挟込むようにして保持し、清掃部材20、脱落防止部材36、内プレート40、および、外プレート50、を軸部材30の固定部33に固定する。このとき、留め部材60の頭部61は、外プレート50の凹面部52に当接して凹面部52内に配置され、外プレート50の外側に突出しないように(留め部材60の頭部61の端部が外プレート50の凹面部52よりも外側の面と略面一となるように)構成される。
以上のようにして、清掃部材20と、軸部材30と、脱落防止部材36と、内プレート40と、外プレート50と、留め部材60と、を組立てて、清掃部材20、脱落防止部材36、内プレート40、および、外プレート50、を軸部材30の固定部33に固定する。
以上のように、清掃部材20は、軸部材30を介して管理機2のロータリ軸7に取付けられて、管理機2のロータリ軸7が回転駆動することによって軸部材30とともに回転駆動する、溝内異物除去装置1では、軸部材30を介して管理機2のロータリ軸7に清掃部材20が取付けられることから、既存の管理機2を用いて清掃部材20を回転駆動させて溝内の異物を除去する構成のものを比較的容易に実現することができる。
またこのように構成されることから、管理機2の操作部10を水平回動させて機体前方に延出させた状態で機体後方に向かって走行させると、溝内の異物を除去する作業部分が作業者側から見え易く、溝内の異物を除去する作業を容易に行うことができる。
以上のように、軸部材30の補助部34が、清掃部材20の回転動作を補助し、軸部材30の回転軸方向からみて軸部材30の回転軸よりも外側に配置される、溝内異物除去装置1では、管理機2のロータリ軸7が回転駆動して軸部材30とともに清掃部材20が回転駆動するときに、軸部材30の回転軸よりも外側(軸部材30の回転軸方向からみて軸部材30の回転軸よりも外側)から、軸部材30の補助部34が清掃部材20の保持部22を押し込むようにして清掃部材20を回転させる。
したがって、溝内異物除去装置1によれば、清掃部材20の回転動作を安定させることができる。
以上のように、軸部材30が複数個(四個)の補助部34を備える、溝内異物除去装置1では、管理機2のロータリ軸7が回転駆動して軸部材30とともに清掃部材20が回転駆動するときに、軸部材30の回転軸よりも外側から、軸部材30の複数個の補助部34が清掃部材20の保持部22を押し込むようにして清掃部材20を回転させる。
したがって、溝内異物除去装置1によれば、清掃部材20の回転動作をより確実に安定させることができる。
以上のように、軸部材30および留め部材60(留め部材60の頭部61)が、外プレート50の外側に突出しないように構成される、溝内異物除去装置1では、外プレート50が最も外側に配置されることとなる。
したがって、溝内異物除去装置1によれば、溝内を清掃しているときに、外プレート50の外側において、溝の内面が引っ掛かることを防止して、作業状態を安定させることができる。
以上のように、清掃部材20が、軸部材30を介して管理機2のロータリ軸7に取付けられ、管理機2から着脱可能に構成される、溝内異物除去装置1では、管理機2のロータリ軸7に清掃部材20を直接取付ける(固定する)ものに比べて、管理機2のロータリ軸7への清掃部材20の着脱作業(取換え作業)を容易に行うことができる。
軸部材30は、ストッパ35を備える。
軸部材30のストッパ35は、丸棒状の部材であり、取付部31内に固定して設けられる。ストッパ35(ストッパ35の軸部材30側面)から軸部材30の取付部31の機体側端部までの距離は、ロータリ軸7の先端部からロータリ軸7の取付孔31aまでの距離と、略同一に構成される。軸部材30のストッパ35は、管理機2のロータリ軸7が軸部材30の取付部31に所定の位置(深さ)まで嵌挿されると、管理機2のロータリ軸7の先端部が当接して、軸部材30の取付部31への管理機2のロータリ軸7の嵌挿動作がそれ以上行えないようにする。前記管理機2のロータリ軸7が軸部材30の取付部31に嵌挿される所定の位置とは、取付部31の取付孔31aと管理機2のロータリ軸7の取付孔31aとが一致可能な嵌挿深さである。
以上のように、軸部材30のストッパ35が、取付部31の取付孔31aと管理機2のロータリ軸7の取付孔31aとが一致可能な深さまで管理機2のロータリ軸7が軸部材30の取付部31に嵌挿されると、軸部材30の取付部31への管理機2のロータリ軸7の嵌挿動作がそれ以上行えないようにする、溝内異物除去装置1では、管理機2のロータリ軸7に軸部材30を取付けるときに、取付部31の取付孔31aから管理機2のロータリ軸7の取付孔31aを探す動作を要さずに、軸部材30の取付部31への管理機2のロータリ軸7の嵌挿深さを決定することができる。
したがって、溝内異物除去装置1によれば、管理機2のロータリ軸7への軸部材30の取付け作業を容易に行うことができる。
図11に示すように、溝内異物除去装置1では、清掃する舗装面の溝の幅に応じて、清掃部材20の厚みが薄い仕様のものに変更することもできる。このとき、軸部材30の固定部33を内プレート40の軸孔41に挿入する前に、スペーサ70を軸部材30の固定部33に挿入して内プレート40および清掃部材20の内側(機体側)にスペーサ70を配置する。このようにスペーサ70を配置することによって、清掃部材20の厚みが薄い仕様のものとした場合でも、軸部材30の固定部33に固定された清掃部材20の姿勢を安定させる。
また、図12に示すように、溝内異物除去装置1では、清掃部材20の厚みが薄い仕様のものを複数個(二個)配置することもできる。
また、図13または図14に示すように、溝内異物除去装置1では、軸部材30のフランジ部32の軸孔32aに取付部31が嵌挿され、取付部31に固定部33が嵌挿されて、取付部31とフランジ部32と固定部33とを一体的に構成することもできる。
このように構成することにより、軸部材30の取付部31とフランジ部32と固定部33とを、より確実に一体的に固定した状態とすることができる。
1 溝内異物除去装置
2 管理機
3 機体フレーム
4 エンジン
5 駆動ケース
6 ミッションケース
7 ロータリ軸
8 車輪
9 補助輪
10 操作部
20 清掃部材
21 清掃体
22 保持部
30 軸部材
40 内プレート
50 外プレート
60 留め部材

Claims (3)

  1. 道路の舗装面の溝内に堆積した異物を除去して前記溝内を清掃する、溝内異物除去装置であって、
    管理機に取付けられて、前記管理機のエンジンを動力源として回転駆動することによって、前記道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出すようにして除去する清掃部材と、
    前記管理機のロータリ軸に取付けられ、前記清掃部材を支持する軸部材と、を備え、
    前記清掃部材は、前記軸部材を介して前記管理機の前記ロータリ軸に取付けられて、前記管理機の前記ロータリ軸が回転駆動することによって前記軸部材とともに回転駆動し、
    前記軸部材は、前記管理機の前記ロータリ軸が回転駆動して前記軸部材とともに前記清掃部材が回転駆動するときに、前記清掃部材の回転動作を補助する補助部を備え、
    前記軸部材の前記補助部は、前記軸部材の回転軸方向からみて前記軸部材の回転軸よりも外側に配置され、
    前記清掃部材は、
    前記清掃部材の前記回転軸を中心にして放射状に配置されてその先端部分で前記道路の舗装面の溝内に堆積した異物を掻き出す清掃体と、
    前記清掃体を挟持した状態で固定されて前記清掃体が放射状に配置された状態を保持する一対の保持部と、を備え、
    前記清掃部材の前記保持部は、軸孔と、補助孔と、を備え、
    前記清掃部材の前記保持部の前記軸孔と前記補助孔とは、前記保持部を貫通して形成され、
    前記軸部材は、
    前記管理機の前記ロータリ軸に取付けられる部分であり、前記管理機の前記ロータリ軸を挿入可能な筒状に構成される取付部と、
    前記清掃部材を前記軸部材に固定する部分であり、柱状に構成され、前記取付部の軸心と一致するように配置され、前記清掃部材の前記保持部の前記軸孔に挿入される、固定部と、を備え、
    前記軸部材の前記補助部は、柱状に構成され、前記清掃部材の前記保持部の前記補助孔に挿入される、
    溝内異物除去装置。
  2. 前記軸部材は、前記取付部内に固定して設けられ、前記管理機の前記ロータリ軸に前記軸部材を取付けるときに、前記管理機の前記ロータリ軸が前記軸部材の前記取付部に所定の位置まで挿入されると、前記管理機の前記ロータリ軸の先端部が当接して、前記軸部材の前記取付部への前記管理機の前記ロータリ軸の嵌挿動作がそれ以上行えないようにするストッパを備える、
    請求項1に記載の溝内異物除去装置。
  3. 略円板状に構成される部材であり、前記清掃部材よりも前記管理機の前記ロータリ軸側に配置される内プレートと、
    略円板状に構成される部材であり、前記清掃部材よりも前記管理機の前記ロータリ軸と反対側に配置される外プレートと、
    前記清掃部材、前記内プレート、および、前記外プレートを前記軸部材の固定部に固定した状態で留める留め部材と、をさらに備え、
    前記軸部材は、
    前記取付部における前記管理機の前記ロータリ軸が換挿される側と反対側の端部に配置されて前記取付部と前記固定部と前記補助部と一体的に構成されるフランジ部と、
    前記管理機の前記ロータリ軸に取付けられた前記軸部材が前記管理機の前記ロータリ軸から脱落することを防止する脱落防止部材と、を備え、
    前記軸部材の前記固定部と前記軸部材の前記補助部とは、前記フランジ部における前記取付部が配置される側と反対側の面に配置される、
    請求項2に記載の溝内異物除去装置。
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