JP2662926B2 - 丸鋸等の薄肉円形刃の着脱用治具 - Google Patents

丸鋸等の薄肉円形刃の着脱用治具

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JP2662926B2 JP13134593A JP13134593A JP2662926B2 JP 2662926 B2 JP2662926 B2 JP 2662926B2 JP 13134593 A JP13134593 A JP 13134593A JP 13134593 A JP13134593 A JP 13134593A JP 2662926 B2 JP2662926 B2 JP 2662926B2
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浩樹 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸鋸等の薄肉円形刃を
回転軸に取付けたり、また、該回転軸から取外したりす
る場合において、その着脱作業を容易に行うことができ
る薄肉円形刃の着脱用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】丸鋸等の薄肉円形刃は、丸鋸盤にあって
は、送材方向と直交する方向に差し渡された回転軸に単
独で保持したり、あるいは、加工材を一括して複数本に
分割切断するために、前記回転軸に複数の薄肉円形刃を
所要間隔で保持して使用される。
【0003】また、上記以外の特殊な使用態様の一例と
しては、薄肉円形刃を複数枚重ね合わせて鉋盤の切削刃
として用いるものが本願出願人によって先に提案されて
いる。
【0004】これは図6,図7に示すように、丸鋸等の
薄肉円形刃aを多数重ね合わせて回転軸bに保持し、各
刃先cを微小にずらしてその刃先線dが回転軸bに対し
て螺旋状となるように構成したものである。かかる構成
にあっては、各刃先cにより形成される刃先線dが螺旋
状であるため、各刃先cによる加工材の切削が、螺旋方
向に沿ってその回転とともに順次連続的に行われる。こ
のため切削抵抗が小さく、切削音を小さくすることがで
きる。また、薄肉円形刃aを集積したものであるから、
螺旋状刃先線を形成するのに複雑な加工を要しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のように
薄肉円形刃aを回転軸bに保持させる場合、該薄肉円形
刃aの中心に形成された取付け用透孔eを前記回転軸b
の先端から嵌合し、さらに該回転軸bの軸線方向に沿っ
て薄肉円形刃aを所定位置まで移動させてその取付けを
行うのであるが、前記取付け用透孔eの内径は、装着時
にガタ付が生じないように、回転軸bの外径とほぼ同一
寸法に形成されており、さらにその幅寸法も極めて薄い
ため、薄肉円形刃aの移動時に該薄肉円形刃aが少しで
も傾くと取付け用透孔eの内周縁が回転軸bに食込んで
しまい、移動できなくなってしまう。また、このような
食込みが生じた場合には、無理に食込みを外しながら移
動させなければならないため、回転軸bに傷が付き、ま
すます移動させ難くなる。一方、取外し時においても前
記とは逆に、薄肉円形刃aを回転軸bの先端まで移動さ
せなければならないので、この時、該薄肉円形刃aが少
しでも傾くと前記と同様の理由で移動ができなくなる。
【0006】従って、従来は薄肉円形刃aの着脱時に、
一枚づつ傾かないように把持して回転軸b上を慎重に移
動させなければならないので面倒であり、特に鉋盤の切
削刃として使用する場合のように枚数が多いと多大の時
間がかかり、さらに薄肉円形刃aの刃先cで怪我をする
ことがあるという問題点があった。本発明は、薄肉円形
刃の着脱を容易かつ迅速に、さらに安全に行うことがで
きる薄肉円形刃の着脱用治具の提供を目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の薄肉円
形刃を装着する回転軸に、その端部から着脱自在に外嵌
される嵌挿筒孔を備え、該嵌挿筒孔の内周面をその軸線
に平行な摺動案内面として前記回転軸に対して摺動可能
に設けられる把手筒と、前記把手筒の前端から外側方に
向けて前記嵌挿筒孔の軸線と直角に突設されたフランジ
と、前記フランジの前面に取付けられた複数のマグネッ
トとによって構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】回転軸に把手筒を外嵌させ、フランジの前面の
マグネットにその励磁力によって一枚の薄肉円形刃を吸
着させた状態で、前記把手筒を回転軸の軸線方向に沿っ
て移動させると、嵌挿筒孔の内周面を摺動案内面とする
把手筒が回転軸の軸線と平行に移動する。また、前記フ
ランジは嵌挿筒孔の軸線と直角に突設されているため、
該フランジのマグネットに吸着された薄肉円形刃は回転
軸の軸線と直角に支持されたまま移動する。このため、
移動時に薄肉円形刃が傾かず、食込みが生じない。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る着脱用治具が適用可能
な鉋盤や丸鋸盤等の回転軸1を示す。該回転軸1は送材
方向と直交する方向に差し渡されるものであって、その
先端部と後端部に夫々配設された軸受2,3によって回
転可能に支持され、後部の軸端に固着したプーリ4によ
って伝達されるモータの駆動力で回転する。また、先端
部を支持する軸受2はボルト5によって着脱自在に設け
られ、該軸受2を取外すことにより、回転軸1の先端か
ら複数の丸鋸等の薄肉円形刃6を装着できるようになっ
ている。
【0010】図2は、前記薄肉円形刃6の一例として示
した丸鋸であって、薄肉基板7の周縁に六箇所の鋸歯状
台金部8が形成され、各台金部8の刃据縁9に先端を鋭
角状とした切削刃10が固着されている。基板7の中心
には前記回転軸1の外径とほぼ同一の内径寸法の取付け
用透孔11が形成されている。
【0011】図3,図4は、本発明に係る丸鋸等の薄肉
円形刃6の着脱用治具12を示す。13は該治具12を
構成する把手筒であって、該把手筒13は適宜の長さの
円筒状に形成され、その内部に長手方向に貫通した嵌挿
筒孔14が形成される。該嵌挿筒孔14の内径は前記回
転軸1の外径とほぼ同一寸法に形成されるとともに、そ
の内周面は前記回転軸1に対する摺動案内面15となる
ように嵌挿筒孔14の軸線xに平行に形成される。そし
て把手筒13は、嵌挿筒孔14により前記回転軸1に着
脱自在に外嵌されるとともに、摺動案内面15によって
前記回転軸1に対して摺動可能となるように設けられ
る。
【0012】前記把手筒13の前端には前記嵌挿筒孔1
4の軸線xと直角にフランジ16が外側方に向けて突設
される。該フランジ16と把手筒13は、金属材料を用
いて別体に形成したものを図示したように溶接wによっ
て一体化してもよいし、鋳造,研削等による一体成形、
あるいは硬質合成樹脂を用いて一体成形してもよい。
【0013】前記フランジ16の前面には複数の円筒状
のホルダー17が前方に突設され、各ホルダー17の前
端にマグネット18が埋設状に固着される。前記ホルダ
ー17はフランジ16の周方向に一定間隔で穿設した取
付け孔19に背面から嵌入したボルト20の螺着によっ
てフランジ16に固定され、該ホルダー17によって前
記マグネット18をフランジ16の前方に一定間隔をお
いて保持するようにしている。尚、各マグネット18は
ホルダー17を用いることなく、フランジ16の前面に
直接固着して取付けることも可能である。
【0014】かかる構成からなる着脱用治具12を用い
て薄肉円形刃6を回転軸1に取付けるには、把手筒13
を把持し、フランジ16の前面のマグネット18にその
励磁力によって一枚の薄肉円形刃6を吸着させた後、該
薄肉円形刃6及び把手筒13を、図5に示すように、回
転軸1の先端部から該回転軸1に順次外嵌させる。この
とき、先に外嵌した薄肉円形刃6の取付け用透孔11
と、続いて外嵌される把手筒13の嵌挿筒孔14の夫々
の中心が一致していなくても、マグネット18の励磁力
で薄肉円形刃6を吸着しているだけなので、把手筒13
が容易にずれて回転軸1に外嵌することができる。
【0015】この状態で、把手筒13を回転軸1の軸線
方向に沿って移動させると、嵌挿筒孔14の内周面を摺
動案内面15とする把手筒13が回転軸1の軸線と平行
に移動することとなり、また、前記フランジ16は嵌挿
筒孔14の軸線xと直角に突設されているため、該フラ
ンジ16のマグネット18に吸着された薄肉円形刃6が
回転軸1の軸線と直角に支持されたまま移動する。この
ため、移動時に薄肉円形刃6が傾かず、回転軸1に対す
る取付け用透孔11の内周縁の食込みが生じないので、
薄肉円形刃6を迅速かつ円滑に移動させることができ
る。
【0016】そして、薄肉円形刃6を所定位置まで移動
させた後、マグネット18の励磁力に抗して薄肉円形刃
6から着脱用治具12を引き離す。このとき、薄肉円形
刃6はマグネット18の励磁力によって吸着されている
だけなのでその引き離しを容易に行うことができる。ま
た、ホルダー17によってマグネット18をフランジ1
6の前方に一定間隔をおいて保持させる構成を適用した
場合には、図5に示すように、フランジ16と薄肉円形
刃6との間に間隙yを生じさせることができるので、該
間隙yに指等を差し込むことにより、薄肉円形刃6と着
脱用治具12の分離をさらに容易に行い得る。
【0017】上記のように、薄肉円形刃6と着脱用治具
12を分離させた後、該着脱用治具12を後退させて回
転軸1の先端から引き抜けば一枚の薄肉円形刃6の取付
けが終了する。そしてかかる作業を繰り返すことによ
り、複数枚の薄肉円形刃6の取付けを行うことができ
る。また、薄肉円形刃6を回転軸1から取外す場合には
上記と逆の手順で行えば良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数の薄肉円形
刃を装着する回転軸に着脱自在に外嵌され、摺動可能に
設けられる把手筒の前端に、外側方に向けてフランジを
直角に突設し、該フランジの前面に複数のマグネットを
取付けて着脱用治具を構成し、前記マグネットに薄肉円
形刃を吸着させることにより、該薄肉円形刃が傾斜しな
いようにフランジで支持して回転軸上を移動させるよう
にしたものであるから、その移動時に従来のような食込
みが生ずることなく、薄肉円形刃の着脱作業を容易かつ
迅速に行うことができ、また把手筒を把持しての作業時
に、薄肉円形刃との間にフランジがあるので該薄肉円形
刃の刃先から手を守ることかでき、安全に作業を行い得
る等の優れた効果がある。
【0019】また、フランジの前面から前方に突設した
ホルダーによって、マグネットをフランジの前方に一定
間隔をおいて保持するようにすれば、フランジと、マグ
ネットに吸着された薄肉円形刃との間に分離操作用の間
隙を生じさせることができ、薄肉円形刃と着脱用治具の
分離をより容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉋盤や丸鋸盤等の回転軸の側断面図である。
【図2】薄肉円形刃の一例として示す丸鋸の正面図であ
る。
【図3】本発明に係る着脱用治具の正面図である。
【図4】同上の着脱用治具の図3におけるA−A線断面
図である。
【図5】同上の着脱用治具の作用状態を示す説明図であ
る。
【図6】薄肉円形刃の集積状態を示す側面図である。
【図7】薄肉円形刃の集積状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 6 薄肉円形刃 12 着脱用治具 13 把手筒 14 嵌挿筒孔 15 摺動案内面 16 フランジ 17 ホルダー 18 マグネット x 軸線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の薄肉円形刃を装着する回転軸に、
    その端部から着脱自在に外嵌される嵌挿筒孔を備え、該
    嵌挿筒孔の内周面をその軸線に平行な摺動案内面として
    前記回転軸に対して摺動可能に設けられる把手筒と、 前記把手筒の前端から外側方に向けて前記嵌挿筒孔の軸
    線と直角に突設されたフランジと、 前記フランジの前面に取付けられた複数のマグネットと
    によって構成したことを特徴とする丸鋸等の薄肉円形刃
    の着脱用治具。
  2. 【請求項2】 前記フランジの前面からホルダーを前方
    に突設し、該ホルダーの前端にマグネットを取付けるこ
    とにより、該マグネットを前記フランジの前方に一定間
    隔をおいて保持するように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載した丸鋸等の薄肉円形刃の着脱用治具。
JP13134593A 1993-05-07 1993-05-07 丸鋸等の薄肉円形刃の着脱用治具 Expired - Lifetime JP2662926B2 (ja)

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