JPH10296501A - 切削装置 - Google Patents

切削装置

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JPH10296501A
JPH10296501A JP11549197A JP11549197A JPH10296501A JP H10296501 A JPH10296501 A JP H10296501A JP 11549197 A JP11549197 A JP 11549197A JP 11549197 A JP11549197 A JP 11549197A JP H10296501 A JPH10296501 A JP H10296501A
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JP
Japan
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rotating body
cutting blade
gas pipe
cutting
insertion hole
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Application number
JP11549197A
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English (en)
Inventor
Katsuhei Omi
勝平 大見
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Omi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Omi Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被切削物の端部に切削刃の刃先を対応させて回
転体を回転させることにより、前記ガス管の外周面を端
部から無駄なく切削すること。 【解決手段】ガス管64が挿入される挿通孔63を有す
る回転体12を設ける。回転体12の側面にブラケット
70を介して切削刃78を設け、その切削刃78の刃先
78aをガス管64の端部に対して対応するように配置
させる。そして、ガス管64を挿通孔63に挿入した状
態で、駆動部12により、回転体12を挿通孔63の軸
線Lを中心にして回転させると、ガス管64の外周面は
その端部から切削される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状をなす被切削
物の外周面を切削する切削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば樹脂製のガス管同士をT字
状に接合する場合には、一方のガス管の端部を他方のガ
ス管の外周面に当接させ、両ガス管の互いに当接する部
分を溶着させるようにしている。又、ガス管同士を溶着
する際には、その溶着を良好に行うために前記他方のガ
ス管の外周面を、例えば図7,図8に示す切削装置91
で切削するようにしている。
【0003】この切削装置91は円環状に形成された回
転体92と、回転体92を回転させるための駆動部93
とから構成されている。駆動部93における基台94の
左右両側面には、下方へ向かって平行に延びる支持板9
5がそれぞれ取り付けられている。両支持板95間には
左右方向へ延びる従動軸96が回転可能に支持され、従
動軸96には左右一対の駆動輪97が取り付けられてい
る。又、基台94には鉛直方向へ延びる駆動軸98が貫
通して回転可能に支持され、駆動軸98の下端部は一対
の傘歯車99を介して従動軸96に駆動連結されてい
る。
【0004】両支持板95において左右一対の駆動輪9
7よりも下側には、左右方向へ延びる支持ピン100が
それぞれ設けられている。両支持ピン100において両
支持板95間に位置する部分には、対向輪101が取り
付けられ、対向輪101は支持ピン100に対して回転
可能となっている。
【0005】前記回転体92には挿通孔105が設けら
れている。各回転体92の左右両側面には支軸102を
介して第1及び第2ローラ103,104が回転可能に
設けられ、各ローラ103,104はガス管(被切削
物)106の外周面に当接する。前記各ローラ103,
104の間における挿通孔105の内周面には、ガス管
106の外周面を切削するための切削刃107が設けら
れている。回転体92における左右両側面の外縁には、
左右両外側方へ向かって突出する周部108が、前記外
縁に沿って円環状に延びるように形成されている。そし
て、周部108は図8に示すように駆動輪97と対向輪
101との間に挿入されている。
【0006】上記のように構成された切削装置91でガ
ス管106の外周面を切削するには、回転体92の挿通
孔105にガス管106を挿入し、その外周面を各ロー
ラ103,104により支持した状態で、駆動軸98を
回転させる。すると、駆動軸98の回転が傘歯車99を
介して従動軸96へ伝達され、従動軸96及び駆動輪9
7が回転される。駆動輪97が回転すると、駆動輪97
と周部108との摩擦力によって回転体92が挿通孔1
05の軸線109を中心に回転する。そして、回転体9
2が回転すると、その回転体92に設けられた切削刃1
07が一体に回転し、ガス管106の外周面を切削す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
切削装置91では、切削刃107がガス管106を支持
する各ローラ103,104の間に配置されているた
め、ガス管106の端部から切削することができなかっ
た。従って、切削されない部分は切削後に切り落とさな
ければならず、歩留まりが悪くなる上に、切り落とし作
業が面倒であるという不具合があった。
【0008】本発明の目的は、被切削物の外周面をその
端部から切削することの可能な切削装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、筒状をなす被切削物の外周面を切削する切削装置に
おいて、前記被切削物が挿入される挿通孔を有し、その
挿通孔に被切削物を挿入支持した状態で前記挿通孔の軸
線を中心にして回転する回転体に切削刃を設け、その切
削刃の刃先を被切削物の端部に対して対応可能にしたこ
とを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記切削刃はその刃先を挿通孔の軸線
方向において回転体から離間させるように配置されてい
ることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記回転体は円環状に形成され、前記
切削刃は回転体に着脱可能に取着されていることを要旨
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、切
削装置11は円環状に形成された回転体12と、回転体
12を回転させるための駆動部13とから構成されてい
る。駆動部13は四角板状に形成された基台14を備
え、基台14には鉛直方向へ延びる駆動軸15が貫通し
て回転可能に支持されている。この駆動軸15の下端部
には駆動傘歯車16が取り付けられている。基台14の
左右両側面には、それぞれ下方へ向かって延びる支持板
17a,17bが平行となるように取り付けられ、両支
持板17a,17b間には前記駆動傘歯車16が位置し
ている。
【0013】両支持板17a,17b間において、駆動
傘歯車16の下側には左右方向へ延びる従動軸18が設
けられ、従動軸18の左右両端部は両支持板17a,1
7bにそれぞれ回転可能に支持されている。従動軸18
には左右一対の駆動輪19a,19bと従動傘歯車20
とが取り付けられ、従動傘歯車20は両駆動輪19a,
19b間に位置している。そして、前記駆動軸15をそ
の軸線が中心となるように回転させると、駆動軸15の
回転が駆動傘歯車16及び従動傘歯車20を介して従動
軸18に伝達され、従動軸18及び駆動輪19a,19
bがその軸線を中心に一体回転するようになっている。
【0014】両支持板17a,17bにおいて従動軸1
8の下側には、左右方向へ延びる支持ピン21がそれぞ
れ貫通している。両支持ピン21において両支持板17
a,17bの内側に位置する部分には、対向輪22a,
22bがそれぞれ取り付けられ、対向輪22a,22b
は支持ピン21に対して回転可能となっている。図2及
び図3に示すように、支持板17a,17bにおいて支
持ピン21よりも前側には、着脱ピン23が摘付ナット
24によって取り外し可能に取り付けられている。図4
に示すように、着脱ピン23は支持板17a,17bと
直交する方向へ延びて前記支持板17a,17bを貫通
している。
【0015】着脱ピン23における両支持板17a,1
7bの内側に位置する部分には、ガイド輪25a,25
bが取り付けられている。このガイド輪25a,25b
は着脱ピン23に対して回転可能となっている。図2に
示す対向輪22aとガイド輪25aとは回転体12の回
転方向に対して並列となるように配置され、図3に示す
対向輪22bとガイド輪25bとは回転体12の回転方
向に対して並列となるように配置されている。
【0016】図2に示すように、支持板17aの鉛直方
向ほぼ中央部において、支持板17aの幅方向両側部に
はそれぞれ切欠部29,30が設けられている。支持板
17aの両切欠部29,30間において、駆動輪19a
と対向輪22aとの間に対応する位置には孔31が形成
されている。支持板17aにおいて孔31の上側にはブ
ラケット32が取り付けられ、ブラケット32には鉛直
方向へ延びる支持ピン33が設けられている。支持ピン
33にはカウンタローラ34aが取り付けられ、カウン
タローラ34aは支持ピン33に対して回転可能となっ
ている。このカウンタローラ34aは前記孔31内に挿
入されている。
【0017】支持板17aにおいて、後側に位置する切
欠部30の下側にはブラケット35が取り付けられ、ブ
ラケット35には回転体12の径方向へ延びる支持ピン
36が設けられている。支持ピン36にはカウンタロー
ラ37aが取り付けられ、カウンタローラ37aは支持
ピン36に対して回転可能となっている。このカウンタ
ローラ37aは前記切欠部30内に挿入されている。そ
して、カウンタローラ34a,37aは、回転体12の
回転方向に沿って並列となるように配置されている。
【0018】図3に示すように、支持板17bの鉛直方
向ほぼ中央部において、支持板17bの幅方向両側部に
はそれぞれ切欠部38,39が設けられている。支持板
17bにおいて切欠部38の上側にはブラケット40が
取り付けられ、ブラケット40には回転体12の径方向
へ延びる支持ピン41が設けられている。支持ピン41
にはカウンタローラ34bが取り付けられ、カウンタロ
ーラ34bは支持ピン41に対して回転可能となってい
る。このカウンタローラ34bは前記切欠部38内に挿
入されている。
【0019】支持板17bにおいて、後側に位置する切
欠部39の下側にはブラケット42が取り付けられ、ブ
ラケット42には回転体12の径方向へ延びる支持ピン
43が設けられている。支持ピン43にはカウンタロー
ラ37bが取り付けられ、カウンタローラ37bは支持
ピン43に対して回転可能となっている。このカウンタ
ローラ37bは前記切欠部39内に挿入されている。そ
して、カウンタローラ34b,37bは、回転体12の
回転方向に沿って並列となるように配置されている。
【0020】図2に示すように、基台14の前後両側面
には、それぞれ下方へ向かって延びる保護板44が平行
となるように取り付けられている。保護板44の下端部
にはブラシ45が着脱可能に設けられ、ブラシ45の先
端は回転体12の外周面にまで延びている。
【0021】図5に示すように、円環状に形成された回
転体12は第1及び第2チャック51,52によって構
成され、第1及び第2チャック51,52は半円弧状に
延びている。第1及び第2チャック51,52における
長手方向基端部の外周面には蝶番53が設けられ、第1
及び第2チャック51,52は蝶番53に設けられたピ
ン54を中心に回動可能となっている。そして、第1及
び第2チャック51,52をピン54が中心となるよう
に回動させると、その第1及び第2チャック51,52
は開閉動作を行うようになっている。
【0022】第1及び第2チャック51,52における
長手方向先端部の外周面には、両チャック51,52の
先端部同士を接合状態に保持するためのロック機構55
が設けられている。ロック機構55は第1チャック51
に設けられた掛止片56と、第2チャック52に設けら
れた操作片57及び引掛片58とから構成されている。
前記掛止片56は固定ネジ59により、第1のチャック
51における先端部の外周面に取り付けられている。こ
の掛止片56には爪部56aが設けられている。
【0023】第2チャック52における先端部の外周面
には、その外周面から突出するように支持片60が設け
られている。支持片60には回転体12の回転中心と同
方向へ延びるピン61が設けられ、このピン61により
前記操作片57の一端部が支持片60に支持されてい
る。この操作片57はピン61に対して回動可能となっ
ている。操作片57の長手方向中央部には回転体12の
回転中心と同方向へ延びるピン62が設けられ、このピ
ン62により前記引掛片58の一端部が支持されてい
る。この引掛片58はピン62に対して回転可能となっ
ている。又、引掛片58の他端部には、前記掛止片56
の爪部56aに対して掛止可能な爪部58aが設けられ
ている。
【0024】そして、第1及び第2チャック51,52
の先端部同士を当接させた状態で、引掛片58の爪部5
8aを掛止片56の爪部56aに引っ掛け、操作片57
を傾倒する方向へピン61が中心となるように回動させ
る。すると、第1及び第2チャック51,52の先端部
同士は、接合状態に保持されるようになっている。又、
傾倒している操作片57を起立する方向へピン61が中
心となるように回動させ、引掛片58の爪部58aを掛
止片56の爪部56aから取り外すと、第1及び第2チ
ャック51,52における先端部同士の接合状態が解除
される。両チャック51,52における先端部同士の接
合状態が解除されると、両チャック51,52に開閉動
作を行わせることが可能となる。
【0025】第1及び第2チャック51,52の先端部
同士を接合させた状態では、回転体12において両チャ
ック51,52の内周面間に円形状の挿通孔63が形成
される。この挿通孔63は回転体12の回転中心上に延
び、挿通孔63の軸線Lは回転体12の回転中心と一致
する。挿通孔63には、図1に示すように、例えばポリ
エチレン製のガス管(被切削物)64を挿入することが
可能となっている。本実施形態では、ガス管64が被切
削物となっている。
【0026】回転体12における左右両側面の外縁に
は、左右両外側方へ向かって突出する周部12a,12
bが、前記外縁に沿って円環状に延びるように形成され
ている。そして、回転体12の両チャック51,52を
開いた状態にして、一対の周部12a,12bを駆動輪
19a,19bと対向輪22a,22bとの間に挿入す
ることにより、回転体12が駆動部13に取り付けられ
る。又、両チャック51,52が開いた状態で、一対の
周部12a,12bを駆動輪19a,19bと対向輪2
2a,22bとの間から抜き出すことにより、回転体1
2が駆動部13から取り外されるようになっている。
【0027】回転体12を駆動部13に取り付けた状態
では、駆動輪19a,19b及び対向輪22a,22b
が回転体12の両周部12a,12bを挟み、その両周
部12a,12bの外周面及び内周面にそれぞれ当接す
る。又、図2に示す支持板17aのガイド輪25aは、
回転体12において支持板17a側に位置する周部12
aの内周面に当接し、支持板17aのカウンタローラ3
4a,37aは前記周部12aの側端面にそれぞれ当接
する。更に、図3に示す支持板17bのガイド輪25b
は、回転体12において支持板17b側に位置する周部
12bの内周面に当接し、支持板17bのカウンタロー
ラ34b,37bは前記周部12bの側端面にそれぞれ
当接する。
【0028】図2に示すように、支持板17a側に位置
する回転体12の側面には、その側面と交差する方向へ
延びる第1支軸65が、挿通孔63の周囲を囲うように
複数設けられている。各第1支軸65は回転体12の回
転中心を中心とする同一円周上に所定間隔をおいて配置
されている。図1に示すように、各第1支軸65は挿通
孔63の軸線Lに対して傾斜し、その軸線Lに対する第
1支軸65の傾斜角度は例えば1.5°となっている。
各第1支軸65にはそれぞれ第1ローラ66が取り付け
られ、第1ローラ66は第1支軸65に対して回転可能
となっている。又、各第1ローラ66の外周面には、突
条66aが周方向へ延びるように形成されている。
【0029】図3に示すように、支持板17b側に位置
する回転体12の側面には、その側面と交差する方向へ
延びる第2支軸67が、挿通孔63の周囲を囲うように
複数設けられている。各第2支軸67は回転体12の回
転中心を中心とする同一円周上に所定間隔をおいて配置
されている。図1に示すように、各第2支軸67は挿通
孔63の軸線Lに対して傾斜し、その軸線Lに対する第
2支軸67の傾斜角度は例えば1.5°となっている。
各第2支軸67にはそれぞれ第2ローラ68が取り付け
られ、第2ローラ68は第2支軸67に対して回転可能
となっている。
【0030】図1,図2,図4,図6に示すように、第
2チャック52の左側面には挿通孔63の軸線L方向に
沿って延びるようにブラケット(取付部材)70がネジ
71により着脱可能に取り付けられ、このブラケット7
0の先端には支持ブロック72がネジ73により取り付
けられている。支持ブロック72の周囲には断面凹状を
なすカバー74がネジ75とナット76とにより取り付
けられている。支持ブロック72には前記挿通孔63の
径方向に延びる収容穴77が凹設され、この収容穴77
には先端に超硬チップからなる刃先78aを有する切削
刃78が収容されている。この切削刃78は、その刃先
78aがガス管64の端部に対して対応可能な位置、即
ち、挿通孔63の軸線L方向において回転体12から離
間した位置を取り得るように配置されている。
【0031】前記切削刃78の中央部には挿通孔63の
径方向に延びる長孔79が透設され、この長孔79には
前記ネジ75が貫通されている。そして、切削刃78は
収容穴77の深さ方向、即ち挿通孔63に対して接近離
間する方向へ移動調節可能になっている。
【0032】前記切削刃78の基端面には凹部80が形
成され、この凹部80は前記収容穴77の内奥部に形成
されたバネ収容孔81に対応している。凹部80及びバ
ネ収容孔81には圧縮バネ82が収容され、その圧縮バ
ネ82の一端は凹部80の内奥面に当接され、他端はカ
バー74の内側面に当接されている。そして、この圧縮
バネ82の付勢力により、切削刃78は挿通孔63の軸
線Lへ向かって常に付勢されている。
【0033】次に、上記のように構成された切削装置1
1の作用を説明する。切削装置11でガス管64の外周
面を切削するには、回転体12を駆動部13に取り付
け、開いた状態となっている第1チャック51と第2チ
ャック52との間にガス管64を配置する。それととも
に、ガス管64の端部を切削刃78の刃先78aに対応
させる。その後、第1及び第2チャック51,52にお
ける長手方向先端部同士をロック機構55によって接合
すると、ガス管64は第1及び第2チャック51,52
により把持されて回転体12の挿通孔63にセットされ
る。このセット時において、切削刃78の刃先78aは
ガス管64の端部に対応した状態のままに保持される。
【0034】ガス管64が第1及び第2チャック51,
52により把持されると、切削刃78の刃先78aが圧
縮バネ82によってガス管64の外周面に押し付けられ
る。又、ガス管64が第1及び第2チャック51,52
により把持されると、図1に示す第1ローラ66の突条
66aがガス管64の外周面に食い込むとともに、第2
ローラ68がガス管64の外周面に当接する。そして、
回転体12は、第1及び第2ローラ66,68により、
ガス管64に対して挿通孔63の軸線Lを中心に回転で
きるように支持される。
【0035】その後、駆動軸15の先端に図示しない電
動ドリル等のチャックを締め付けて接続し、その電動ド
リルのモータを駆動することによりチャックを回転させ
る。すると、チャックに接続された駆動軸15が回転
し、駆動軸15の回転が駆動傘歯車16及び従動傘歯車
20を介して従動軸18に伝達され、従動軸18及び駆
動輪19a,19bが一体回転する。駆動輪19a,1
9bが回転すると、その駆動輪19a,19bと周部1
2a,12bとの間の摩擦力により、回転体12が挿通
孔63の軸線Lを中心に回転する。
【0036】回転体12が回転すると、その回転体12
に一体に取着された切削刃78も一体に回転され、切削
刃78によりガス管64の外周面を周方向に沿って切削
する。又、回転体12をガス管64に対して回転可能に
支持する第1及び第2ローラ66,68の第1及び第2
支軸65,67は、挿通孔63の軸線Lに対して所定角
度傾斜している。そのため、回転体12が回転すると、
ガス管64が回転体12に対し図1の矢印Y方向へ相対
的に軸線Lに沿って移動する。従って、ガス管46の外
周面は、その端部から切削刃78により螺旋状に切削さ
れる。
【0037】ガス管64の外周面の切削作業が完了する
と、ロック機構55による第1及び第2チャック51,
52における先端部同士の接合が解除される。その後、
第1及び第2チャック51,52が開かれ、ガス管64
が回転体12から取り外される。なお、刃先78aの磨
耗等により切削刃78を新しい切削刃78に交換する場
合には、ネジ71を取り外して回転体12からブラケッ
ト70を取り外す。そして、新しい切削刃78が取り付
けられたブラケット70を回転体12に対しネジ71に
より取り付ける。
【0038】次に、本実施形態から見い出せる効果を以
下に記載する。 ・切削刃78の刃先78aを挿通孔63の軸線L方向に
おいて、回転体12から離間するようにし、刃先78a
がガス管64の端部に対して対応するようにしたため、
回転体12と一体回転する切削刃78にてガス管64の
端部から外周面を切削することができる。
【0039】・又、切削刃78をブラケット70を介し
て回転体12から離間する位置に配置したため、切削刃
78の刃先78aの位置が把握し易くなる。従って、挿
通孔63にガス管64をセットする際に、切削刃78の
刃先78aに対するガス管64の端部の位置合わせを簡
単に行うことができる。
【0040】・ネジ71を緩めてブラケット70を取り
外すことにより、回転体12から切削刃78を取り外せ
るようにしたため、切削刃78の交換作業を迅速かつ簡
単に行うことができる。
【0041】なお、前記実施形態は次のように構成して
もよい。 ・本実施形態では、被切削物として管状をなすガス管6
4を例示したが、これに代えて筒状をなす被切削物であ
れば丸棒等の外周面を切削装置11で切削するようにし
てもよい。
【0042】・本実施形態では、ガス管64をポリエチ
レン製としたが、ポリエチレン以外の樹脂、鉄及び銅等
の金属、木材によってガス管64を形成してもよい。 ・前記実施形態では、切削刃78をブラケット70を介
して回転体12から離間する位置に配置したが、ブラケ
ット70を省略して、切削刃78を回転体12の外側面
に設けてもよい。即ち、切削刃78を挿通孔63の軸線
L方向における第1及び第2ローラ66,68の間に配
置しないのであれば、切削刃78を挿通孔63内に配置
してもよい。
【0043】次に、前記実施形態から把握できる請求項
以外の技術的思想について、それらの効果とともに記載
する。 (1)前記切削刃は付勢部材(圧縮バネ82)により挿
通孔の軸線に向けて押圧されている請求項1から請求項
3のうち何れか一項に記載の切削装置。この構成によれ
ば、一定の厚みでもって被切削物を切削することができ
る。
【0044】(2)前記切削刃は取付部材を介して回転
体と一体に回転可能とされ、前記取付部材は回転体の外
側面に対して着脱可能とされている請求項1から請求項
3、(1)に記載のうち何れかに記載の切削装置。この
構成によれば、取付部材の着脱を簡単に行うことができ
る。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、被切削物の端部に切削刃の刃先を対応させ
て回転体を回転させることにより、前記被切削物の外周
面を端部から無駄なく切削することができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、切削刃は
回転体から離間配置されているため、切削刃の刃先に対
して被切削物の端部を簡単に位置合わせすることができ
る。請求項3に記載の発明によれば、切削刃を容易に交
換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の切削装置を示す断面図。
【図2】図1の切削装置を矢印1−1方向から見た側面
図。
【図3】図1の切削装置を矢印2−2方向から見た側面
図。
【図4】切削装置を示す平面図。
【図5】回転体を示す切欠側面図。
【図6】ブラケット及び切削刃を示す3−3断面図。
【図7】従来の切削装置を示す断面図。
【図8】図7の切削装置を矢印4−4方向から見た側面
図。
【符号の説明】
12…回転体、63…挿通孔、64…ガス管(被切削
物)、70…ブラケット(取付部材)、78…切削刃、
78a…刃先、L…軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状をなす被切削物の外周面を切削する切
    削装置において、 前記被切削物が挿入される挿通孔を有し、その挿通孔に
    被切削物を挿入支持した状態で前記挿通孔の軸線を中心
    にして回転する回転体に切削刃を設け、その切削刃の刃
    先を被切削物の端部に対して対応可能にした切削装置。
  2. 【請求項2】前記切削刃はその刃先を挿通孔の軸線方向
    において回転体から離間させるように配置されている請
    求項1に記載の切削装置。
  3. 【請求項3】前記回転体は円環状に形成され、前記切削
    刃は回転体に着脱可能に取着されている請求項2に記載
    の切削装置。
JP11549197A 1997-05-06 1997-05-06 切削装置 Pending JPH10296501A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004031756A1 (de) * 2004-07-01 2006-01-19 Denso Holding Gmbh & Co. Vorrichtung zur Anbringung einer Anfasung auf einem Rohr
DE102009041220A1 (de) * 2009-09-11 2011-03-24 Illinois Tool Works Inc., Glenview Werkzeugaufnahmevorrichtung

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