JP7013811B2 - コジェネレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コジェネレーション装置に関する。
特許文献1に記載のコジェネレーション装置は、接続端子を備える。接続端子には、発電装置用リモコン、給湯器用リモコンおよび給湯器制御装置が接続可能になっている。また、コジェネレーション装置を統括制御するマイコンは、接続端子に接続されている機器と通信可能になっている。
特開2016-207276号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコジェネレーション装置では、接続端子に接続される機器の通信形式(例えば、通信プロトコルなど)は、考慮されていない。例えば、機器の製造メーカが異なると、機器によって通信形式が異なる可能性がある。この場合、複数の通信形式に対応する複数の通信回路を並列に搭載することが考えられ、接続機器の種類を判別する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、通信形式が異なる複数種類の機器が選択的に接続されるコジェネレーション装置において、接続機器の種類を判別可能なコジェネレーション装置を提供することを課題とする。
本発明に係るコジェネレーション装置は、発電装置が系統電源に連系され、前記発電装置の発電に伴って発生する排熱を回収するとともに、互いに連携可能な複数種類の機器と通信可能である。前記コジェネレーション装置は、通信形式が異なる前記複数種類の機器が選択的に接続される接続部と、前記接続部に接続されている機器である接続機器と通信可能な制御装置と、前記接続部と前記制御装置との間に設けられ、前記接続機器と前記制御装置との間の通信信号を伝搬し、少なくとも前記複数種類の機器の複数の通信形式に対応する複数の通信回路と、を備える。前記制御装置は、前記接続機器が前記接続部に通信可能に接続された状態で、前記接続機器と複数回通信を試みる通信試行部と、前記通信試行部によって前記接続機器と通信を試みたときに取得した受信データの通信形式が、前記複数の通信回路のうちの一の通信回路の通信形式と合致したときに、当該一の通信回路による通信成立回数を増加し、他の通信回路による通信成立回数を初期化する通信成立回数設定部と、前記通信成立回数設定部によって設定された通信成立回数が所定回数以上の通信回路の通信形式で通信する機器の種類を前記接続機器の種類とする接続機器種類判別部と、を備える。
上記のコジェネレーション装置によれば、通信成立回数設定部は、一の通信回路による通信成立回数を増加させるときには、他の通信回路による通信成立回数を初期化する。そのため、通信形式の複数合致が生じても、通信成立回数設定部は、互いの通信成立回数を初期化することができ、接続機器種類判別部による接続機器の誤判別を低減することができる。
コジェネレーション装置10を備えるコジェネレーションシステム1の一例を示す構成図である。 図1に記載の発電器11aの一例を示す概要図である。 図1に記載の発電装置制御装置19の通信回路の一例を示す構成図である。 図3に記載の制御装置62の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 通信回路63aを介して通信して、接続機器60の種類を判別する制御フローの一例を示すフローチャートである。 通信回路63bを介して通信して、接続機器60の種類を判別する制御フローの一例を示すフローチャートである。 通信回路63cを介して通信して、接続機器60の種類を判別する制御フローの一例を示すフローチャートである。 接続機器60の種類を判別する制御フローの一例を示すフローチャートである。 記憶装置65に記憶されている接続機器60の種類を用いる場合の制御フローの一例を示すフローチャートである。
本明細書では、実施形態が図面に基づいて説明されている。なお、図面は、共通する箇所には共通の符号が付されており、本明細書では、重複する説明が省略されている。
<実施形態>
(コジェネレーション装置10の概略構成)
図1に示すように、コジェネレーションシステム1は、コジェネレーション装置10および給湯システム40を備えている。コジェネレーション装置10は、筐体10a、発電装置11、電源基板13、発電装置制御装置19および貯湯槽21を備えている。筐体10aは、発電装置11、電源基板13、発電装置制御装置19および貯湯槽21を収容している。発電装置11は、電力(本実施形態では、交流電力)を発生する発電器11aと、直流電力を生成する電力変換装置11bとを備えている。図2に示すように、発電器11aは、燃料電池11a1、蒸発部11a2および改質部11a3を備えている。
蒸発部11a2は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された原燃料(改質用原料)を予熱する。蒸発部11a2は、生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して混合ガスを改質部11a3に供給する。改質用原料として、例えば、天然ガス、LPGなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料が挙げられる。本実施形態では、改質用原料は天然ガスである。
改質部11a3は、後述する燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部11a2から供給された混合ガス(改質用原料および水蒸気)から改質ガスを生成して導出する。混合ガスが触媒によって反応し、改質されて水素ガスと一酸化炭素ガスが生成される(いわゆる水蒸気改質反応)。これと同時に、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水素が反応して水素ガスと二酸化炭素とに変成するいわゆる一酸化炭素シフト反応が生じている。これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)は燃料電池11a1の燃料極に導出される。
燃料電池11a1は、燃料と酸化剤ガスとにより発電する。燃料電池11a1は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に設けられる電解質からなる複数のセル11a1aが図2の左右方向に積層されて構成されている。本実施形態の燃料電池11a1は、固体酸化物燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムが使用されている。燃料電池11a1の燃料極には、燃料としての水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。セル11a1aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路11a1bが形成されている。セル11a1aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路11a1cが形成されている。空気流路11a1cには、カソードエアがカソードエアブロワ11a4(またはカソードエアポンプ)によって供給されている。
燃料電池11a1においては、燃料極に供給された燃料と、空気極に供給された酸化剤ガスとによって発電が行われる。すなわち、燃料極では、下記化1および化2に示す反応が生じ、空気極では、下記化3に示す反応が生じている。すなわち、空気極で生成した酸化物イオン(O2-)が電解質を通過し、燃料極で水素と反応することにより電気エネルギーを発生させている。
(化1)
+O2-→HO+2e
(化2)
CO+O2-→CO+2e
(化3)
1/2O+2e→O2-
なお、燃料流路11a1bから導出した発電に使用されなかった改質ガスと、空気流路11a1cから導出した発電に使用されなかった酸化剤ガス(空気)とが燃焼し、燃焼ガスが発生する。
図1に示すように、電力変換装置11bは、燃料電池11a1から供給された直流電力を交流電力に変換して、変換された交流電力を出力する。電力変換装置11bには、電線14の一端側が接続されており、電力変換装置11bの交流電力が電線14に出力される。電線14の他端側には、電気負荷15が接続されている。電力変換装置11bが出力する電力は、必要に応じて電線14を介して電気負荷15に供給される。電気負荷15として、例えば、電灯、アイロン、テレビ、洗濯機、電気コタツ、電気カーペット、エアコン、冷蔵庫などの電気器具が挙げられる。電気負荷15には、系統電源30の送電が正常である場合、発電装置11および系統電源30の両方から電力が供給可能である。電気負荷15、配電盤32は、電力使用場所A1(例えば、屋内)に配置されている。
電線14上であって電力変換装置11bと電気負荷15の間には、接続点14aが設けられており、接続点14aには、電源ライン31の一端側が接続されている。電源ライン31の他端側は、系統電源30に接続されている。また、電源ライン31上には、配電盤32が配設されている。コジェネレーション装置10が発電する電力より電気負荷15の消費電力が上回った場合、不足電力は、電源ライン31および配電盤32を介して、系統電源30から電気負荷15に供給される。
また、電力変換装置11bは、電源ライン31および電線14を介して供給される系統電源30の交流電力を直流電力に変換して出力することもできる。電力変換装置11bが出力する直流電力は、電源基板13に出力される。電源基板13は、供給された直流電力を所定の直流電力に変換して発電装置制御装置19、補機10bなどに供給することができる。補機10bは、図示略の改質水ポンプ、原料ポンプや各部位の温度センサなどであって、コジェネレーション装置10を作動させるのに必要な直流電力で作動する機器が含まれる。
また、電源ライン31上であって系統電源30と配電盤32の間には、電流センサ31aが配設されている。電流センサ31aは、系統電源30から電力変換装置11bへ供給される交流電力に係る交流電流を検出する。電流センサ31aで検出された交流電流の検出信号は、発電装置制御装置19に出力される。なお、本実施形態においては、系統電源30の交流電流を検出するために電流センサ31aを配設しているが、系統電源30から電力変換装置11bへ供給される交流電圧を検出する電圧センサを配設するようにしても良く、系統電源30から電力変換装置11bへ供給される交流電力を検出する電力センサを配設するようにしても良い。
さらに、コジェネレーション装置10は、開閉器14c、センサ11b1および発電装置制御装置19を備えている。開閉器14cは、電線14上であって接続点14aと電力変換装置11bとの間に配設され、開路または閉路することにより電力変換装置11bと系統電源30とを電気的に遮断または接続する。
センサ11b1は、電力変換装置11bとブレーカ14dの間に配設されている。より詳しくは、センサ11b1は、開閉器14cとブレーカ14dの間に配設されている。センサ11b1は、配設された位置の電圧および電流のうちの少なくとも一方を検出して、発電装置11が系統電源30から給電されているか否かを検出する。本実施形態では、センサ11b1は、配設された位置の電圧を検出する。センサ11b1で検出された電圧の検出信号は、発電装置制御装置19に出力される。センサ11b1は、ブレーカ14dと発電装置11との間に配設されており、配設された位置の電圧および電流の少なくとも一方を検出する。
また、電線14上であって開閉器14cと接続点14aの間(すなわち系統電源30と発電装置11との間)には、ブレーカ14dが配設されている。系統電源30から送電が行われている場合であって、何らかの原因により電線14に異常な電流(例えば過電流)が流れたときに、ブレーカ14dは、自動で電線14の電路を開路する。これによりコジェネレーション装置10は、異常な電流による損傷などから回避される。
発電装置制御装置19は、発電装置11(燃料電池11a1)の制御を少なくとも行う。具体的には、発電装置制御装置19は、系統電源30から電力供給があるときは、電気負荷15の消費電力となるように、補機10bを制御して燃料電池11a1の発電量の制御を行う。このとき、燃料電池11a1の発電する電力より電気負荷15の消費電力が上回る場合は、不足電力を系統電源30から受電して補うことができる。停電の場合は、発電装置制御装置19は、燃料電池11a1の発電量が一定の出力電力となるように制御している。
また、開閉器14cは、発電装置制御装置19からの指示に従って、開閉制御される。開閉器14cは、系統電源30が停電など異常である場合には、開路され、発電装置11と系統電源30とを解列する。開閉器14cは、系統電源30が正常である場合には、閉路され、発電装置11と系統電源30とを連系する。
コジェネレーション装置10は、発電装置用リモコン25を備えている。発電装置用リモコン25は、発電装置制御装置19と互いに通信可能に接続されており、操作者がコジェネレーション装置10の操作を行うことができる。また、発電装置用リモコン25には、発電器11aの発電する電力、使用電力量、貯湯槽21の残湯量などのコジェネレーション装置10の運転状況を表示することもできる。さらに、発電装置用リモコン25は、給湯器制御装置42とも互いに通信可能に接続されている。発電装置用リモコン25は、給湯器41の操作、運転状況などを表示することもできる。なお、発電装置用リモコン25は、省略することもできる。
コジェネレーション装置10は、貯湯ユニット20を備えている。貯湯ユニット20は、コジェネレーション装置10の筐体10a内に収容されている。貯湯ユニット20は、貯湯槽21を備えている。
貯湯槽21は、発電装置11(燃料電池11a1)の排熱を熱交換により回収した湯水を貯蔵することができる。貯湯槽21には、貯湯槽21内の湯水(貯湯水)を循環させる湯水循環回路22が接続されている。湯水循環回路22上には、熱交換器23が配設されている。熱交換器23には、流路23aの一端側が接続されている。流路23aの他端側は、発電器11aの排出口に接続されており、流路23aを介して発電器11aの排熱が排出される。熱交換器23は、流路23aを介して供給される排熱と、湯水循環回路22を循環する湯水との間で熱交換を行う。すなわち、コジェネレーション装置10の発電中に図示略のポンプの駆動によって湯水循環回路22を湯水が循環すると、流路23aを介して排出されたコジェネレーション装置10の排熱を湯水が熱交換器23を介して回収することで、湯水が加熱される。
なお、発電器11aの排熱とは、例えば、コジェネレーション装置10の場合、燃料電池11a1の排熱や改質部11a3の排熱などをいう。しかし、排熱は、これらに限定されず、コジェネレーション装置10自体の熱など回収可能な排熱を利用できる。また、貯湯ユニット20は、筐体10aの外にコジェネレーション装置10の別のユニットとして設けるようにしてもよい。
貯湯槽21は、1つの柱状容器を備えており、その内部に温水が層状に、すなわち上部の温水が最も高温であり下部にいくにしたがって低温となり下部の温水が最も低温であるように貯留される。貯湯槽21に貯留されている高温の温水が貯湯槽21の柱状容器の上部から導出され、その導出された分を補給するように水道水などの水(低温の水)が貯湯槽21の柱状容器の下部から導入される。なお、貯湯槽21は、貯湯槽21から導出された湯水に水道水が合流するように構成されるようにしてもよい。これにより、貯湯槽21からの湯水が降温される。
貯湯槽21には、給湯管24の一端側が接続されている。給湯管24の他端側は、給湯器41に接続されている。貯湯槽21内の湯水は、給湯管24を介して給湯器41に供給される。給湯システム40は、給湯器41、給湯器制御装置42、電源基板43、給湯管44および給湯器用リモコン45を備えている。
給湯器41は、貯湯槽21から導入された湯水を、熱源によって加熱して給湯する。熱源として、例えば、原燃料を燃焼させる燃焼器、熱交換器、電気ヒータなどが挙げられる。本実施形態では、熱源は燃焼器であり、原燃料は、改質用原料と同じ天然ガスである。給湯器41は、図示略の温度センサで検出した湯水の温度が設定された給湯温度となるように、燃焼器の燃焼を調整する。また、図示されていないが、給湯器41には水道水が合流可能になっている。これにより、湯水を降温することも可能である。給湯器制御装置42は、前述したように給湯器41から導出される給湯温度を調整する。給湯器制御装置42は、発電装置制御装置19と互いに通信可能に接続されている。
電源基板43は、給湯器41および給湯器制御装置42に駆動用電力を供給する。電源基板43は、系統電源30の交流電力が配電盤32で分配されて電線33を介して供給されている。電源基板43は、供給された交流電力を所定の直流電力に変換して給湯器41および給湯器制御装置42へ供給している。
給湯管44には、給湯器41から供給される湯水を、給湯として利用する湯水使用場所A2(例えば屋内)に設置されている複数の湯利用機器A2aが接続されている。湯利用機器A2aとして、例えば、浴槽、シャワ、キッチン(キッチンの蛇口)、洗面所(洗面所の蛇口)などが挙げられる。また、給湯管44には、給湯器41から供給される湯水を熱源として利用する湯水使用場所A2に設置されている熱利用機器A2bが接続されている。熱利用機器A2bとして、例えば、浴室暖房、床暖房、浴槽の湯の追い炊き機構などが挙げられる。
給湯器用リモコン45は、給湯器制御装置42と互いに通信可能に接続されており、操作者は、給湯器41の操作を行うことができる。給湯器用リモコン45には、給湯温度などの給湯器41の運転状況が表示される。給湯器用リモコン45は、発電装置制御装置19とも互いに通信可能に接続されている。給湯器用リモコン45は、コジェネレーション装置10の操作、運転状況の表示も可能である。
さらに、発電装置制御装置19は、第1通信経路51を介して発電装置用リモコン25に接続可能である。第1通信経路51は、発電装置用リモコン25と電気的に接続されている通信経路であって発電装置用リモコン25との間で第1PLC信号を送受信(通信)する。第1通信経路51の一端側は、発電装置用リモコン25の図示略の接続端子に接続されている。第1通信経路51の他端側は、発電装置制御装置19の接続端子19aに接続されている。なお、第1通信経路51は、第1PLC信号を通信するとともに電源を供給する電源供給経路でもある。
接続端子19aには、第2通信経路52および第3通信経路53が接続可能である。第2通信経路52は、給湯システム40(給湯器制御装置42)と接続されている通信経路であって給湯システム40(給湯器制御装置42)との間で第2PLC信号を送受信する。第2通信経路52の一端側は、給湯器制御装置42の図示略の接続端子に接続されている。第2通信経路52の他端側は、発電装置制御装置19の接続端子19aに接続されている。なお、第2通信経路52は、第2PLC信号を通信するとともに電源を供給する電源供給経路でもある。
第3通信経路53は、給湯システム40を操作するための給湯器用リモコン45と接続されている通信経路であって給湯器用リモコン45との間で第3PLC信号を送受信する。第3通信経路53の一端側は、給湯器用リモコン45の図示略の接続端子に接続されている。第3通信経路53の他端側は、第2通信経路52に接続されている。なお、第3通信経路53は、第3PLC信号を通信するとともに電源を供給する電源供給経路でもある。
第1PLC信号は、第1の電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)信号をいう。第2PLC信号は、第2の電力線搬送通信(PLC)信号をいう。第3PLC信号は、第3の電力線搬送通信(PLC)信号をいう。第1通信経路51、第2通信経路52および第3通信経路53には、それぞれ直流電力が供給される。
また、接続端子19aは、後述する複数種類の機器60a,60b,60cと接続される接続部61に相当する。例えば、通信形式が異なる複数種類の発電装置用リモコン25は、通信形式が異なる複数種類の機器60a,60b,60cに相当する。通信形式が異なる複数種類の給湯器用リモコン45は、通信形式が異なる複数種類の機器60a,60b,60cに相当する。通信形式が異なる複数種類の給湯システム40(給湯器制御装置42)は、通信形式が異なる複数種類の機器60a,60b,60cに相当する。複数種類の機器60a,60b,60cは、これらに限定されるものではなく、コジェネレーション装置10と互いに連携可能な機器であって、互いに通信可能な機器であれば良い。例えば、複数種類の機器60a,60b,60cは、太陽光発電ユニット、燃料電池ユニット、蓄電池システムなどの他の発電ユニットでも良い。
(通信回路の概略構成)
図3に示すように、コジェネレーション装置10は、接続部61と、制御装置62と、複数(本実施形態では、3つ)の通信回路63a,63b,63cと、複数(本実施形態では、3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cと、記憶装置65とを備えている。本実施形態では、これらは、発電装置制御装置19に設けられているが、これらは、発電装置制御装置19と異なる装置に設けることもできる。
接続部61は、通信形式が異なる複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cが選択的に接続される。本実施形態のコジェネレーション装置10は、一つの接続部61(一つの接続端子19a)を備え、一つの接続部61には、複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cが選択的に接続される。そのため、回路特性が異なる複数(3つ)の通信回路63a,63b,63cを一つの接続部61に集約することができる。また、複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cの接続作業の簡素化および誤接続を抑制することができる。接続部61は、例えば、コネクタ、端子台などを用いることができる。
制御装置62は、接続部61に接続されている機器(複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cのうちのいずれか)である接続機器60と通信する。既述したように、本実施形態のコジェネレーション装置10は、電力線搬送通信(PLC)を行うことができるが、通信の種類は、これに限定されるものではない。つまり、制御装置62は、接続機器60と電力供給を伴わない通信を行うこともできる。また、通信データを送信するデータ線の数は限定されず、通信は、シリアル通信であっても良く、パラレル通信であっても良い。
なお、同図では、通信回路63aを介して通信を行う場合の通信ポートを通信ポート62aで示している。同様に、通信回路63bを介して通信を行う場合の通信ポートを通信ポート62bで示している。通信回路63cを介して通信を行う場合の通信ポートを通信ポート62cで示している。また、本実施形態では、制御装置62は、発電装置制御装置19の制御装置と兼用されており、コジェネレーション装置10を統括制御することもできる。
複数(3つ)の通信回路63a,63b,63cは、接続部61と制御装置62との間に設けられる。複数(3つ)の通信回路63a,63b,63cは、接続機器60と制御装置62との間の通信信号を伝搬し、少なくとも複数種類(本実施形態では、3種類)の機器60a,60b,60cの複数(本実施形態では、3つ)の通信形式に対応する。複数(3つ)の通信回路63a,63b,63cは、例えば、公知の通信用の集積回路(Integrated Circuit)などを用いることができる。通信用の集積回路(IC)は、モデムなどであっても良い。
通信形式は、例えば、通信プロトコルをいう。例えば、複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cの製造メーカが異なると、機器60a,60b,60cによって通信形式が異なる可能性がある。本実施形態では、複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cは、通信形式(通信プロトコル)がそれぞれ異なる。通信回路63aは、複数(3つ)の通信形式のうちの一の通信形式(機器60aの通信形式)に対応する。通信回路63bは、複数(3つ)の通信形式のうちの他の一の通信形式(機器60bの通信形式)に対応する。通信回路63cは、複数(3つ)の通信形式のうちの残りの一の通信形式(機器60cの通信形式)に対応する。
通信形式(通信プロトコル)の一例として、例えば、ヘッダ情報、データ長、誤り検出方法などが挙げられる。誤り検出方法として、例えば、パリティチェック、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)、ハミング符号などが挙げられる。また、パケット通信の場合は、通信形式(通信プロトコル)の一例として、パケットの送受信タイミングも含まれる。上述した要素(例えば、ヘッダ情報、データ長、誤り検出方法、パケットの送受信タイミングなど)の各々が全て合致したときに、通信形式(通信プロトコル)は、同一であり、要素が一つでも合致しない場合は、通信形式(通信プロトコル)は、異なる。
複数(3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cは、接続部61と、複数(3つ)の通信回路63a,63b,63cとの間に設けられている。具体的には、フィルタ回路64aは、接続部61と通信回路63aとの間の通信経路に設けられている。フィルタ回路64bは、接続部61と通信回路63bとの間の通信経路に設けられている。フィルタ回路64cは、接続部61と通信回路63cとの間の通信経路に設けられている。
複数(3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cは、上述した通信経路を伝搬する通信信号に混在するノイズを低減して、ノイズが低減された通信信号を通過させる。よって、複数(3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cは、通信信号の周波数帯域の周波数成分の通過を許容し、通信信号の周波数帯域以外の周波数成分の通過を規制するバンドパスフィルタを用いると良い。なお、複数(3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cは、通信信号の種類に応じて、適宜、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタを用いることもできる。また、複数(3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cは、受動素子のみで構成されたパッシブフィルタであっても良く、能動素子を用いたアクティブフィルタであっても良い。さらに、ノイズの影響が少ない場合、複数(3つ)のフィルタ回路64a,64b,64cは、省略することもできる。
記憶装置65は、接続部61に接続されている機器(複数種類(3種類)の機器60a,60b,60cのうちのいずれか)である接続機器60の種類を記憶する。記憶装置65は、接続機器60の種類を記憶することができれば良く、限定されない。記憶装置65は、例えば、公知の不揮発性の記憶装置を用いることができる。不揮発性の記憶装置として、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memoryなどが挙げられる。なお、後述する接続機器種類書き込み部73を設けない場合、記憶装置65は、省略することもできる。
(制御装置62の制御ブロックおよび制御フロー)
図4に示すように、制御装置62は、制御ブロックとして捉えると、通信試行部71aと、通信成立回数設定部71bと、接続機器種類判別部72とを備えている。また、制御装置62は、接続機器種類書き込み部73をさらに備えると好適である。同図に示すように、本実施形態の制御装置62は、通信試行部71aと、通信成立回数設定部71bと、接続機器種類判別部72と、接続機器種類書き込み部73とを備えている。また、制御装置62は、図5A~図5Dに示すフローチャートに従って、制御プログラムを実行する。通信試行部71aは、接続機器60との通信を管理する。通信成立回数設定部71bは、図5A~図5Cのフローチャートに示す制御と、図5DのステップS211~ステップS216の判断および処理を行う。接続機器種類判別部72は、図5DのステップS217およびステップS218の判断および処理を行う。接続機器種類書き込み部73は、図5DのステップS219の処理を行う。なお、図5DのステップS220~ステップS222の判断および処理は、図示略の制御部が行う。
通信試行部71aは、接続機器60が接続部61に通信可能に接続された状態で、接続機器60と複数回通信を試みる。通信試行部71aは、例えば、複数(本実施形態では、3つ)の通信回路63a,63b,63cを介して、同時に接続機器60と通信を試みることができる。この場合、通信試行部71aは、複数(3つ)の通信回路63a,63b,63cを介した通信を許可する。また、通信試行部71aは、複数(本実施形態では、3つ)の通信回路63a,63b,63cのうちの一の通信回路を順に選択して、接続機器60と通信を試みることもできる。この場合、通信を試みる順序は、限定されない。通信試行部71aは、例えば、通信回路63a、通信回路63b、通信回路63cの順に通信回路を選択して、接続機器60と通信を試みることができる。例えば、通信回路63aを選択する場合、通信試行部71aは、通信回路63aを介した通信を許可し、通信回路63bおよび通信回路63cを介した通信を禁止する。通信回路63bおよび通信回路63cを選択する場合も同様にして、通信試行部71aは、各通信回路を介した通信を許可または禁止する。なお、通信試行部71aが通信を試みる回数は、限定されないが、少なくとも、後述する接続機器種類判別部72が接続機器60の種類を判別する際に使用する所定回数以上にする。
通信成立回数設定部71bは、通信試行部71aによって接続機器60と通信を試みたときに取得した受信データの通信形式が、複数(本実施形態では、3つ)の通信回路63a,63b,63cのうちの一の通信回路の通信形式と合致したときに、当該一の通信回路による通信成立回数を増加し、他の通信回路による通信成立回数を初期化する。本明細書では、受信データと通信回路63aの通信形式が合致した通信成立回数をカウンタAで示す。同様に、受信データと通信回路63bの通信形式が合致した通信成立回数をカウンタBで示す。受信データと通信回路63cの通信形式が合致した通信成立回数をカウンタCで示す。また、例えば、通信成立回数の初期値をゼロとし、通信成立回数をゼロクリアすることは、通信成立回数を初期化することに相当する。
図5Aに示すように、通信成立回数設定部71bは、一の通信回路(この場合、通信回路63a)を介して受信した受信データの有無を判断する(ステップS11a)。受信データがある場合(ステップS11aで「Yes」の場合)、制御は、ステップS12aに移行する。受信データがない場合(ステップS11aで「No」の場合)、制御は、ステップS11aに戻り、受信データを受信するまで待機する。
通信成立回数設定部71bは、受信データの通信形式と、当該一の通信回路(通信回路63a)の通信形式とが合致するか否かを判断する(ステップS12a)。通信形式が合致するか否かは、既述したように、通信形式の要素(例えば、ヘッダ情報、データ長、誤り検出方法、パケットの送受信タイミングなど)の各々が全て合致するか否かによって判断される。通信形式が合致した場合(ステップS12aで「Yes」の場合)、通信成立回数設定部71bは、当該一の通信回路(通信回路63a)による通信成立回数(カウンタA)を増加する(ステップS13a)。通信成立回数の増加量は、限定されない。本実施形態では、通信成立回数設定部71bは、カウンタAの現在のカウント値に1を加算する。通信成立回数の増加量は、カウンタBおよびカウンタCについても、同じとする。一方、通信形式が合致しない場合(ステップS12aで「No」の場合)、制御は、一旦、終了する。
図5Bおよび図5Cに示すように、通信回路63aを介した通信について上述したことは、通信回路63bを介した通信および通信回路63cを介した通信についても、同様に言える。ステップS11bおよびステップS11cは、ステップS11aに相当する。ステップS12bおよびステップS12cは、ステップS12aに相当する。ステップS13bおよびステップS13cは、ステップS13aに相当する。このようにして、通信成立回数設定部71bは、通信回路63aによる暫定の通信成立回数(カウンタA)、通信回路63bによる暫定の通信成立回数(カウンタB)および通信回路63cによる暫定の通信成立回数(カウンタC)をそれぞれ算出する。
例えば、接続機器60が機器60aである場合を想定する。通信試行部71aが通信回路63aを介して通信を試みる場合、制御装置62は、通信回路63aを介して、通信回路63aの通信形式(機器60aの通信形式と同じ)で、接続機器60(機器60a)と通信する。そのため、通常、制御装置62が受信する受信データの通信形式は、通信回路63aの通信形式と合致する(ステップS12aで「Yes」の場合)。
一方、通信試行部71aが通信回路63bを介して通信を試みる場合、制御装置62は、通信回路63bを介して、通信回路63bの通信形式(機器60aの通信形式と異なる)で、接続機器60(機器60a)と通信する。そのため、通常、制御装置62が受信する受信データの通信形式は、通信回路63bの通信形式と合致しない(ステップS12bで「No」の場合)。通信回路63bを介した通信について上述したことは、通信回路63cを介した通信についても、同様に言える。よって、通常、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)のみが増加され(ステップS13a)、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)および通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)は、増加されない。
しかしながら、接続部61と通信回路63aとの間の通信経路には、通信回路63bおよび通信回路63cが接続されている。そのため、通信回路63bおよび通信回路63cのうちの少なくとも一方が、通信回路63aを介した通信の通信信号に悪影響を与え、接続機器60と制御装置62との間の通信が正常に行われない可能性がある。その結果、一の通信回路を介した通信によって、通信形式が合致したにも関わらず、他の通信回路を介した通信によっても、通信形式が合致してしまう通信形式の複数合致の可能性がある。そこで、通信成立回数設定部71bは、一の通信回路による通信成立回数を増加させるときには、他の通信回路による通信成立回数を初期化(本実施形態では、ゼロクリア)する。
図5Dに示すように、通信成立回数設定部71bは、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)が1以上であるか否かを判断する(ステップS211)。通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)が1以上の場合(ステップS211で「Yes」の場合)、通信成立回数設定部71bは、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)および通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)をゼロクリアする(ステップS212)。そして、制御は、ステップS217に移行する。一方、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)がゼロ(初期値)の場合(ステップS211で「No」の場合)、制御は、ステップS213に移行する。
通信成立回数設定部71bは、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)が1以上であるか否かを判断する(ステップS213)。通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)が1以上の場合(ステップS213で「Yes」の場合)、通信成立回数設定部71bは、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)および通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)をゼロクリアする(ステップS214)。そして、制御は、ステップS217に移行する。一方、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)がゼロ(初期値)の場合(ステップS213で「No」の場合)、制御は、ステップS215に移行する。
通信成立回数設定部71bは、通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)が1以上であるか否かを判断する(ステップS215)。通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)が1以上の場合(ステップS215で「Yes」の場合)、通信成立回数設定部71bは、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)および通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)をゼロクリアする(ステップS216)。そして、制御は、ステップS217に移行する。一方、通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)がゼロ(初期値)の場合(ステップS215で「No」の場合)、制御は、ステップS217に移行する。
既述した例において、例えば、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)が増加される場合(ステップS211で「Yes」の場合)、通信成立回数設定部71bは、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)をゼロクリアする(ステップS212)。また、例えば、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)が増加される場合(ステップS213で「Yes」の場合)、通信成立回数設定部71bは、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)をゼロクリアする(ステップS214)。このように、仮に、通信形式の複数合致が生じても、通信成立回数設定部71bは、互いの通信成立回数をゼロクリアする。これにより、接続機器種類判別部72による接続機器60の誤判別が低減される。
接続機器種類判別部72は、通信成立回数設定部71bによって設定された通信成立回数が所定回数以上の通信回路の通信形式で通信する機器の種類を接続機器60の種類とする。具体的には、接続機器種類判別部72は、通信成立回数が所定回数以上のカウンタがあるか否かを判断する(図5Dに示すステップS217)。所定回数は、限定されず、任意の回数(例えば、3回)に設定することができる。所定回数以上のカウンタがある場合(ステップS217で「Yes」の場合)、接続機器種類判別部72は、当該カウンタに対応する通信回路の通信形式で通信する機器の種類を接続機器60の種類とし、接続機器60の種類を決定する(ステップS218)。
例えば、通信回路63aによる通信成立回数(カウンタA)が所定回数(例えば、3回)以上の場合、接続機器種類判別部72は、接続部61に接続されている機器(接続機器60)の種類は、機器60aであると判断する。なお、この場合、通信回路63bによる通信成立回数(カウンタB)および通信回路63cによる通信成立回数(カウンタC)は、ゼロ回である。所定回数以上のカウンタがない場合(ステップS217で「No」の場合)、制御は、ステップS221に進む。
制御装置62は、図5Dのフローチャートに示す制御の開始から所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS221)。所定時間は、ステップS211~ステップS217の判断および処理を繰り返す時間であり、任意の時間に設定することができる。所定時間が経過した場合(ステップS221で「Yes」の場合)、制御装置62は、エラー処理を行う(ステップS222)。制御装置62は、例えば、接続部61に接続されている機器(接続機器60)が、機器60a、機器60bおよび機器60cのいずれにも該当せず、通信不可能である旨のエラー表示を行うことができる。そして、制御は、一旦、終了する。なお、所定時間が経過しない場合(ステップS221で「No」の場合)、制御は、ステップS211に戻る。
一方、ステップS218の処理が実行された場合、接続機器種類判別部72によって、接続部61に接続されている機器(接続機器60)の種類が判別されている。この場合、接続機器種類書き込み部73は、接続機器種類判別部72によって判別された接続機器60の種類を記憶装置65に書き込むと好適である。また、接続機器種類書き込み部73は、接続機器60と最初に通信が実施される際に接続機器種類判別部72によって判別された接続機器60の種類を記憶装置65に書き込むと好適である。これにより、制御装置62は、接続機器60と2回目以降に通信を行う際に、接続機器60の種類の判別を省略することができ、起動時間の短縮、制御の簡素化を図ることができる。
本実施形態では、接続機器種類書き込み部73は、接続機器60と最初に通信が実施される際に接続機器種類判別部72によって判別された接続機器60の種類を記憶装置65に書き込む(ステップS219)。また、制御装置62は、使用しない通信回路を停止させる(ステップS220)。具体的には、制御装置62は、接続機器種類判別部72によって判別された接続機器60の通信形式と異なる通信形式で通信する通信回路を停止させる。例えば、接続機器60が機器60aである場合を想定する。この場合、制御装置62は、通信回路63aを介した通信を許可し、通信回路63bを介した通信および通信回路63cを介した通信を禁止する。そして、制御は、一旦、終了する。
なお、接続機器60の種類が判別された後に、接続機器60が変更される可能性がある。そのため、記憶装置65に記憶されている接続機器60の種類を用いる場合は、制御装置62は、図6に示すフローチャートに従って、制御プログラムを実行すると好適である。具体的には、制御装置62は、記憶装置65から接続機器60の種類を読み込む(ステップS31)。そして、制御装置62は、接続機器60の種類が確定しているか否かを判断する(ステップS32)。
制御装置62は、例えば、記憶装置65に記憶されている接続機器60の通信形式に対応する通信回路を介した通信のみを許可して、接続機器60と通信を試みる。例えば、記憶装置65に記憶されている接続機器60の種類が機器60aである場合を想定する。この場合、制御装置62は、通信回路63aを介した通信を許可し、通信回路63bを介した通信および通信回路63cを介した通信を禁止する。接続機器60と通信を試みたときに取得した受信データの通信形式が、通信回路63aの通信形式と合致する場合、制御装置62は、実際に接続部61に接続されている接続機器60が機器60aであることを確認できる。この場合、接続機器60の種類が判別された後に、接続機器60が変更されておらず、接続機器60の種類が確定する。
一方、接続機器60と通信を試みたときに取得した受信データの通信形式が、通信回路63aの通信形式と合致しない場合、制御装置62は、実際に接続部61に接続されている接続機器60が機器60aと異なることを確認できる。この場合、接続機器60の種類が判別された後に、接続機器60が変更されている可能性があり、接続機器60の種類が確定していない。
接続機器60の種類が確定している場合(ステップS32で「Yes」の場合)、制御装置62は、ステップS31で読み込まれた接続機器60の種類(上述した例では、機器60a)を使用する(ステップS33)。また、制御装置62は、使用しない通信回路を停止させる(ステップS220と同じ)。そして、制御は、一旦、終了する。一方、接続機器60の種類が確定していない場合(ステップS32で「No」の場合)、制御装置62は、接続機器60の種類の判別処理を行う(ステップS34)。判別処理のフローチャートは、図5A~図5Dに示すフローチャートと同様であるが、ステップS32で確認された通信回路(上述した例では、通信回路63a)は、省略することができる。そして、制御は、一旦、終了する。
<その他>
実施形態は、上記し且つ図面に示した形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができる。例えば、燃料電池11a1は、高分子電解質形燃料電池であっても良い。また、発電器11aは、エンジン発電器などであっても良い。
<効果の一例>
様相1に係るコジェネレーション装置10によれば、接続部61と、制御装置62と、複数の通信回路63a,63b,63cとを備える。また、制御装置62は、通信試行部71aと、通信成立回数設定部71bと、接続機器種類判別部72とを備える。通信試行部71aは、接続機器60が接続部61に通信可能に接続された状態で、接続機器60と複数回通信を試みる。通信成立回数設定部71bは、通信試行部71aによって接続機器60と通信を試みたときに取得した受信データの通信形式が、複数の通信回路63a,63b,63cのうちの一の通信回路の通信形式と合致したときに、当該一の通信回路による通信成立回数を増加し、他の通信回路による通信成立回数を初期化する。接続機器種類判別部72は、通信成立回数設定部71bによって設定された通信成立回数が所定回数以上の通信回路の通信形式で通信する機器の種類を接続機器60の種類とする。
様相1に係るコジェネレーション装置10によれば、通信成立回数設定部71bは、一の通信回路による通信成立回数を増加させるときには、他の通信回路による通信成立回数を初期化する。そのため、通信形式の複数合致が生じても、通信成立回数設定部71bは、互いの通信成立回数を初期化することができ、接続機器種類判別部72による接続機器60の誤判別を低減することができる。
様相2に係るコジェネレーション装置10によれば、様相1に係るコジェネレーション装置10において、制御装置62は、接続機器種類判別部72によって判別された接続機器60の種類を記憶装置65に書き込む接続機器種類書き込み部73を備える。接続機器種類書き込み部73は、接続機器60と最初に通信が実施される際に接続機器種類判別部72によって判別された接続機器60の種類を記憶装置65に書き込む。
様相2に係るコジェネレーション装置10は、制御装置62が接続機器60と2回目以降に通信を行う際に、接続機器60の種類の判別を省略することができ、起動時間の短縮、制御の簡素化を図ることができる。
様相3に係るコジェネレーション装置10によれば、様相1または様相2に係るコジェネレーション装置10において、複数種類の機器60a,60b,60cが選択的に接続される一つの接続部61を備える。
様相3に係るコジェネレーション装置10は、回路特性が異なる複数の通信回路63a,63b,63cを一つの接続部61に集約することができ、複数種類の機器60a,60b,60cの接続作業の簡素化および誤接続を抑制することができる。
10:コジェネレーション装置、
11:発電装置、30:系統電源、
60:接続機器、
60a,60b,60c:機器、
61:接続部、
62:制御装置、
63a,63b,63c:通信回路、
65:記憶装置、
71a:通信試行部、
71b:通信成立回数設定部、
72:接続機器種類判別部、
73:接続機器種類書き込み部。

Claims (3)

  1. 発電装置が系統電源に連系され、前記発電装置の発電に伴って発生する排熱を回収するとともに、互いに連携可能な複数種類の機器と通信可能であるコジェネレーション装置であって、
    通信形式が異なる前記複数種類の機器が選択的に接続される接続部と、
    前記接続部に接続されている機器である接続機器と通信可能な制御装置と、
    前記接続部と前記制御装置との間に設けられ、前記接続機器と前記制御装置との間の通信信号を伝搬し、少なくとも前記複数種類の機器の複数の通信形式に対応する複数の通信回路と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記接続機器が前記接続部に通信可能に接続された状態で、前記接続機器と複数回通信を試みる通信試行部と、
    前記通信試行部によって前記接続機器と通信を試みたときに取得した受信データの通信形式が、前記複数の通信回路のうちの一の通信回路の通信形式と合致したときに、当該一の通信回路による通信成立回数を増加し、他の通信回路による通信成立回数を初期化する通信成立回数設定部と、
    前記通信成立回数設定部によって設定された通信成立回数が所定回数以上の通信回路の通信形式で通信する機器の種類を前記接続機器の種類とする接続機器種類判別部と、
    を備えるコジェネレーション装置。
  2. 前記制御装置は、前記接続機器種類判別部によって判別された前記接続機器の種類を記憶装置に書き込む接続機器種類書き込み部を備え、
    前記接続機器種類書き込み部は、前記接続機器と最初に通信が実施される際に前記接続機器種類判別部によって判別された前記接続機器の種類を前記記憶装置に書き込む請求項1に記載のコジェネレーション装置。
  3. 前記複数種類の機器が選択的に接続される一つの前記接続部を備える請求項1または請求項2に記載のコジェネレーション装置。
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