JP6488845B2 - コジェネレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コジェネレーション装置に関する。
コジェネレーション装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図1に示されているように、コジェネレーションシステム1は、発電ユニット2と、熱回収装置3とを備えている。熱回収装置3には、熱回収側制御装置15及びリモコン16が備えられている。リモコン16は、そのリモコン制御装置34が、リモコン通信線45及びリモコン電源線46を介して、熱回収側制御装置15と接続されている。なお、リモコン電源線46に通信信号を重畳する構成とすれば、リモコン通信線45を省略することができる。
特開2014−229549号公報
上述したコジェネレーション装置においては、例えば、発電ユニット2を操作するためのリモコンを別に設ける場合、別のコジェネレーション装置を並設した場合にその装置を操作するためのリモコンを別に設ける場合などには、各リモコンをホスト制御装置(例えば熱回収側制御装置15)に電線で接続する必要がある。この場合、リモコンからの電線が複数あるため、配線施工時に誤配線を生じるという問題があった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、コジェネレーション装置と他の装置や複数のリモコンとを接続する際に、これらとの通信を確保した上で配線施工時の誤配線を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るコジェネレーション装置は、発電装置が系統電源に連系され、発電装置の発電に伴って発生する排熱を回収するとともに、互いに連携可能な他の装置と互いに通信可能であるコジェネレーション装置であって、コジェネレーション装置を制御する第一制御装置は、コジェネレーション装置を操作するための第一リモコンと接続されている電源供給経路であって第一リモコンとの間で第一PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給する第一電源供給経路が接続可能であり、他の装置と接続されている電源供給経路であって他の装置との間で第二PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である第二電源供給経路が接続可能であり、かつ、他の装置を操作するための第二リモコンと接続されている電源供給経路であって第二リモコンとの間で第三PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である第三電源供給経路が接続可能である接続端子と、コジェネレーション装置を統括制御するマイコンと、接続端子とマイコンとの間に設けられ、第一PLC信号を送受信する第一送受信回路と、接続端子とマイコンとの間に設けられ、第二および第三PLC信号を送受信する第二送受信回路と、接続端子と第一送受信回路とを接続する第一接続状態と、接続端子と第二送受信回路とを接続する第二接続状態とをマイコンからの指示に応じて切替可能である切替装置と、を備えている。
これによれば、第一リモコンに接続されている第一電源供給経路、他の装置に接続されている第二電源供給経路、および第二リモコンに接続されている第三電源供給経路は、一つの接続端子にまとめて接続することができる。よって、誤接続を確実に抑制することが可能となる。また、これら電源供給経路をまとめて一つの接続端子に接続した場合であっても、切替装置を切り替えることで、接続端子に入力した各PLC信号をその信号に応じた送受信回路に適切に導く(振り分ける)ことが可能となる。よって、コジェネレーション装置と他の装置や複数のリモコンとの間の通信を確保することが可能となる。このように、コジェネレーション装置と他の装置や複数のリモコンとを接続する際に、これらとの通信を確保した上で配線施工時の誤配線を抑制することが可能となる。
本発明によるコジェネレーション装置を備えたコジェネレーションシステムの実施形態を示す概要図である。 図1に示す発電器の概要図である。 図1に示す第一制御装置(発電装置制御装置)の通信回路を示す図である。 図1に示す第一制御装置(発電装置制御装置)で実行される制御プログラムのフローチャートである。
以下、本発明によるコジェネレーション装置を適用したコジェネレーションシステム1の一実施形態について説明する。コジェネレーションシステム1は、図1に示すように、コジェネレーション装置10および給湯システム40を備えている。
コジェネレーション装置10は、筐体10a、発電装置11、電源基板13、発電装置制御装置(以下、第一制御装置という)19および貯湯槽21を備えている。筐体10aは、発電装置11、電源基板13、第一制御装置19および貯湯槽21を収容している。発電装置11は、電力(本実施形態では交流電力)を発生させるものであり、直流電力を発電する発電器11aおよび電力変換装置11bから構成されている。図2に示すように、発電器11aは、燃料電池11a1、蒸発部11a2および改質部11a3を備えている。
蒸発部11a2は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部11a2は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して混合ガスを改質部11a3に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPGなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料がある。本実施形態では、改質用原料は天然ガスである。
改質部11a3は、後述する燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部11a2から供給された混合ガス(改質用原料および水蒸気)から改質ガスを生成して導出するものである。混合ガスが触媒によって反応し、改質されて水素ガスと一酸化炭素ガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。これと同時に、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水素が反応して水素ガスと二酸化炭素とに変成するいわゆる一酸化炭素シフト反応が生じている。これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)は燃料電池11a1の燃料極に導出されるようになっている。
燃料電池11a1は、燃料と酸化剤ガスとにより発電するものである。燃料電池11a1は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル11a1aが図2の左右方向に積層されて構成されている。本実施形態の燃料電池11a1は、固体酸化物燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池11a1の燃料極には、燃料としての水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。セル11a1aの燃料極側には、燃料である改質ガスが流通する燃料流路11a1bが形成されている。セル11a1aの空気極側には、酸化剤ガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路11a1cが形成されている。空気流路11a1cには、カソードエアがカソードエアブロワ11a4(またはカソードエアポンプ)によって供給されている。
燃料電池11a1においては、燃料極に供給された燃料と空気極に供給された酸化剤ガスによって発電が行われる。すなわち、燃料極では、下記化1および化2に示す反応が生じ、空気極では、下記化3に示す反応が生じている。すなわち、空気極で生成した酸化物イオン(O2−)が電解質を通過し、燃料極で水素と反応することにより電気エネルギーを発生させている。
(化1)
+O2−→HO+2e
(化2)
CO+O2−→CO+2e
(化3)
1/2O+2e→O2−
燃焼ガスは、燃料流路11a1bから導出した発電に使用されなかった改質ガスが、空気流路11a1cから導出した発電に使用されなかった酸化剤ガス(空気)によって燃焼されたものである。
電力変換装置11bは、図1に示すように、燃料電池11a1から供給された直流電流を交流電流に変換するものである。また、電力変換装置11bは、変換した交流電流を出力する機能を備えている。電力変換装置11bには、電線14の一端が接続されており、電力変換装置11bの交流電力が電線14に出力されるようになっている。電線14の他端には、電気負荷15が接続されている。電力変換装置11bが出力する電力は、必要に応じて電線14を介して電気負荷15に供給されるようになっている。電気負荷15は、電灯、アイロン、テレビ、洗濯機、電気コタツ、電気カーペット、エアコン、冷蔵庫などの電気器具である。電気負荷15は、系統電源30の送電が正常である場合に、発電装置11および系統電源30からの電力が供給可能である。電気負荷15、配電盤32は、電力使用場所A1(例えば、屋内)に配置されている。
電線14上であって電力変換装置11bと電気負荷15の間には、一端が系統電源30に接続された電源ライン31の他端が接続部14aで接続されている。また、電源ライン31上には、配電盤32が配設されている。コジェネレーション装置10が発電する電力より電気負荷15の消費電力が上回った場合、その不足電力は、電源ライン31から配電盤32を介して系統電源30からの電力が供給されるようになっている。
また、電力変換装置11bは、電源ライン31および電線14を介して供給される系統電源30からの交流電力を直流電力に変換して出力する機能も備えている。電力変換装置11bが出力する直流電力は、電源基板13に出力される。電源基板13は、供給された直流電力を所定の直流電力に変換して第一制御装置19、補機10bなどに供給している。補機10bは、図示のない改質水ポンプ、原料ポンプや各部位の温度センサなどであって、コジェネレーション装置10を作動させるのに必要であり直流電流で作動するものから構成されている。
また、電源ライン31上であって系統電源30と配電盤32の間には、電流センサ31aが配設されている。電流センサ31aは、系統電源30から電力変換装置11bへ供給される電力の電流を検出するものである。電流センサ31aで検出された電流の検出信号は、第一制御装置19に出力される。なお、本実施形態においては、系統電源30の電流を検出するために電流センサ31aを配設しているが、系統電源30から電力変換装置11bへ供給される電圧を検出する電圧センサを配設するようにしても良く、系統電源30から電力変換装置11bへ供給される電力を検出する電力センサを配設するようにしても良い。
さらに、コジェネレーション装置10は、開閉器14c、センサ11b1および第一制御装置19を備えている。
開閉器14cは、電線14上であって接続部14aと電力変換装置11bとの間に配設され、開路または閉路することにより電力変換装置11bと系統電源30とを電気的に遮断または接続するものである。
センサ11b1は、電力変換装置11bとブレーカ14dの間に配設されている。より詳しくは、センサ11b1は、開閉器14cとブレーカ14dの間に配設されている。センサ11b1は、その配設された位置の電圧及び電流の少なくとも一方を検出して、発電装置11が系統電源30から給電されているか否かを検出するものである。本実施形態では、センサ11b1は、その配設された位置の電圧を検出する。センサ11b1で検出された電圧の検出信号は、第一制御装置19に出力される。センサ11b1は、ブレーカ14dと発電装置11との間に配設されて、その配設された位置の電圧及び電流の少なくとも一方を検出する第一検出装置である。
また、電線14上であって開閉器14cと接続部14aの間(すなわち系統電源30と発電装置11との間)には、ブレーカ14dが配設されている。系統電源30からの送電が行われている場合であって、何らかの原因により電線14に異常な電流(例えば過電流)が流れたときに、ブレーカ14dは自動で電線14を開路とするようになっている。これによりコジェネレーション装置10は異常な電流による損傷などから回避される。
第一制御装置19は、発電装置11(燃料電池11a1)の制御を少なくとも行うものである。具体的には、系統電源30から電力供給があるときは、電気負荷15の消費電力となるように、補機10bを制御して燃料電池11a1の発電量の制御を行う。このとき、燃料電池11a1の発電する電力より電気負荷15の消費電力が上回る場合は、その不足電力を系統電源30から受電して補うようになっている。停電の場合は、燃料電池11a1の発電量が一定の出力電力(例えば定格の半分(350W))となるように制御している。
また、開閉器14cは、第一制御装置19からの指示に従って、開閉制御されるようになっている。開閉器14cは、系統電源30が停電など異常である場合には、開路され、発電装置11と系統電源30とを解列する。開閉器14cは、系統電源30が正常である場合には、閉路され、発電装置11と系統電源30とを連系する。
コジェネレーション装置10は、発電装置用リモコン25を備えている。発電装置用リモコン25は、第一制御装置19と互いに通信可能に接続されて、コジェネレーション装置10の操作を行うリモコン(第一リモコン)である。発電装置用リモコン25には、発電器11aの発電する電力、使用電力量、貯湯槽21の残湯量などのコジェネレーション装置10の運転状況が表示できるようになっている。
発電装置用リモコン25は、第二制御装置42とも互いに通信可能に接続されている。発電装置用リモコン25は、給湯器41の操作、運転状況の表示も可能である。
コジェネレーション装置10は、貯湯ユニット20を備えている。貯湯ユニット20は、コジェネレーション装置10の筐体10a内に収容されている。貯湯ユニット20は、貯湯槽21を備えている。
貯湯槽21は、発電装置11(燃料電池11a1)の排熱を熱交換により回収した湯水を貯めるものである。貯湯槽21には、貯湯槽21内の湯水(貯湯水)を循環させるための湯水循環回路22が接続されている。湯水循環回路22上には、熱交換器23が配設されている。熱交換器23には、一端が発電器11aの排熱が排出される発電器11aの排出口に接続された流路23aの他端が接続されている。熱交換器23は、流路23aを介して供給される排熱と湯水循環回路22を循環する湯水との間で熱交換を行うものである。すなわち、コジェネレーション装置10の発電中に図示しないポンプの駆動によって湯水循環回路22を湯水が循環すると、湯水が流路23aを介して排出されたコジェネレーション装置10の排熱を熱交換器23を介して回収することで、湯水が加熱されるようになっている。
なお、発電器11aの排熱とは、例えば、コジェネレーション装置10の場合、燃料電池11a1の排熱や改質部11a3の排熱などをいう。しかし、それに限定せずコジェネレーション装置10それ自体の熱など回収可能な排熱なら何でも利用できる。
また、貯湯ユニット20は、筐体10aの外にコジェネレーション装置10の別のユニットとして設けるようにしてもよい。
貯湯槽21は、1つの柱状容器を備えており、その内部に温水が層状に、すなわち上部の温水が最も高温であり下部にいくにしたがって低温となり下部の温水が最も低温であるように貯留されるようになっている。貯湯槽21に貯留されている高温の温水が貯湯槽21の柱状容器の上部から導出され、その導出された分を補給するように水道水などの水(低温の水)が貯湯槽21の柱状容器の下部から導入されるようになっている。なお、貯湯槽21は、貯湯槽21から導出された湯水に水道水が合流するように構成されるようにしてもよい。これにより、貯湯槽21からの湯水が降温される。
貯湯槽21には、給湯器41に一端が接続されている給湯管24の他端が接続されている。貯湯槽21内の湯水は、給湯管24を介して給湯器41に供給可能である。
給湯システム40は、給湯器41、給湯器制御装置(以下、第二制御装置という)42、電源基板43、給湯管44および給湯器用リモコン45を備えている。
給湯器41は、貯湯槽21から導入された湯水を、熱源によって加熱して給湯するようになっている。熱源としては、燃料を燃焼させる燃焼器、熱交換器、電気ヒータなどである。本実施形態では、熱源は燃焼器であり、燃料は、改質用原料と同じ天然ガスである。給湯器41は、図示しない温度センサで検出した湯水の温度が設定された給湯温度となるように、燃焼器の燃焼を調整するように構成されている。また、図示していないが、給湯器41には水道水が合流するようになっている。これにより、湯水を降温することも可能である。
第二制御装置42は、前述したように給湯器41から導出される給湯温度を調整する。第二制御装置42は、第一制御装置19と互いに通信可能に接続されている。
電源基板43は、給湯器41および第二制御装置42に駆動用電力を供給するものである。電源基板43は、系統電源30からの交流電力が配電盤32で分配されて電線33を介して供給されている。電源基板43は、供給された交流電力を所定の直流電力に変換して給湯器41および第二制御装置42へ供給している。
給湯管44には、給湯器41から供給される湯水を、給湯として利用する湯水使用場所A2(例えば屋内)に設置されている複数の湯利用機器A2aが接続されている。この湯利用機器としては、浴槽、シャワ、キッチン(キッチンの蛇口)、洗面所(洗面所の蛇口)などがある。また、給湯管44には、給湯器41から供給される湯水を熱源として利用する湯水使用場所A2に設置されている熱利用機器A2bが接続されている。この熱利用機器としては、浴室暖房、床暖房、浴槽の湯の追い炊き機構などがある。
給湯器用リモコン45は、第二制御装置42と互いに通信可能に接続されて、給湯器41の操作を行うリモコン(第二リモコン)である。給湯器用リモコン45には、給湯温度などの給湯器41の運転状況が表示される。
給湯器用リモコン45は、第一制御装置19とも互いに通信可能に接続されている。給湯器用リモコン45は、コジェネレーション装置10の操作、運転状況の表示も可能である。
さらに、上述したコジェネレーションシステム1の通信構成について図1および図3を参照して説明する。第一制御装置19は、第一電源供給経路51を介して発電装置用リモコン25に接続可能である。第一電源供給経路51は、発電装置用リモコン25と電気的に接続されている電源供給経路であって発電装置用リモコン25との間で第一PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給する電源供給経路である。第一電源供給経路51の一端は、発電装置用リモコン25の接続端子(図示省略)に接続されている。第一電源供給経路51の他端は、第一制御装置19の接続端子19aに接続されている。
接続端子19aには、第二電源供給経路52および第三電源供給経路53が接続可能である。第二電源供給経路52は、他の装置である給湯システム40(第二制御装置42)と接続されている電源供給経路であって給湯システム40(第二制御装置42)との間で第二PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である電源供給経路である。第二電源供給経路52の一端は、第二制御装置42の接続端子(図示省略)に接続されている。第二電源供給経路52の他端は、第一制御装置19の接続端子19aに接続されている。
第三電源供給経路53は、給湯システム40を操作するための給湯器用リモコン45と接続されている電源供給経路であって給湯器用リモコン45との間で第三PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である電源供給経路である。第三電源供給経路53の一端は、給湯器用リモコン45の接続端子(図示省略)に接続されている。第三電源供給経路53の他端は、第二電源供給経路52に接続されている。
なお、本実施形態においては、第三電源供給経路53が第二電源供給経路52の途中に接続されているが、第二電源供給経路52および第三電源供給経路53が第一制御装置19の接続端子19aに直接接続されるようにしてもよい。また、各経路51,52,53は、直流電圧が供給されている。各経路51,52,53は、2本線で構成されるのが好ましい。
また、他の装置は、コジェネレーション装置10と互いに連携可能な装置であって、互いに通信可能である装置である。本実施形態では、給湯システム40であるが、太陽光発電ユニット、燃料電池ユニット、蓄電池システムなどの他の発電ユニットでもよい。また、本実施形態では、発電装置用リモコン25がコジェネレーション装置10(第一制御装置19)に接続されているが、接続されない場合もある。
第一制御装置19は、接続端子19a、マイコン19b、第一送受信回路19c、第二送受信回路19d、および切替装置19eを備えている。マイコン19bは、コジェネレーション装置10を統括制御する。
第一送受信回路19cは、接続端子19aとマイコン19bとの間に設けられ、第一PLC信号を送受信する。第一送受信回路19cは、切替装置19e(ひいては接続端子19a)と第一リモコン用電源19fとを接続する第一内部電力供給経路19c1を備えている。第一リモコン用電源19fは、発電装置用リモコン25に直流電力を給電するためのものであり、電源基板13からの直流電力を変更(昇圧または降圧)して第一リモコン用電源電力(第一リモコン用電源電圧)を出力する。
第一送受信回路19cは、第一内部電力供給経路19c1の第一リモコン用電源電圧に対して第一PLC信号を分離混合する第一分離混合回路19c2を備えている。第一分離混合回路19c2は、第一LPF(ローパスフィルタ)19c3と第一HPF(ハイパスフィルタ)19c4とを備えている。第一LPF19c3は、第一内部電力供給経路19c1に接続されている。第一HPF19c4は、第一内部電力供給経路19c1から分岐する第一分岐電力供給経路19c5に接続されている。第一LPF19c3は、各PLC信号を遮断し、第一HPF19c4は、各PLC信号を透過する。
なお、第一分岐電力供給経路19c5には、第一内部電力供給経路19c1にPLC信号を重畳(入力)するためのコイル(図示省略)が設けられている。
第一送受信回路19cは、PLCモデム素子である通信IC19gを備えている。通信IC19gは、第一リモコン用電源19fからの電力を変更(昇圧または降圧)して出力するレギュレータ19hから給電されている。通信IC19gは、第一分岐電力供給経路19c5を介して第一HPF19c4に接続されている。通信IC19gは、第一分離混合回路19c2で分離された第一PLC信号を入力し第一通信データを復調しマイコン19bに出力する。また、通信IC19gは、マイコン19bから第一通信データを入力し第一PLC信号に変調して第一分離混合回路19c2に出力する。具体的には、通信IC19gは、上述した第一分離混合回路19c2のコイルを用いて、第一通信データから変調したPLC信号を第一内部電力供給経路19c1に重畳する。
第二送受信回路19dは、接続端子19aとマイコン19bとの間に設けられ、第二PLC信号および第三PLC信号を送受信する。第二送受信回路19dは、切替装置19e(ひいては接続端子19a)とマイコン19b(入力ポート19b5)とを接続する第二内部電力供給経路19d1を備えている。
第二送受信回路19dは、第二内部電力供給経路19d1の第二リモコン用電源電圧(給湯器用リモコン45の駆動用電圧)に対して第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかを分離混合する第二分離混合回路19d2を備えている。第二分離混合回路19d2は、第二LPF19d3と第二HPF19d4とを備えている。第二LPF19d3は、第二内部電力供給経路19d1に接続されている。第二HPF19d4は、第二内部電力供給経路19d1から分岐する第二分岐電力供給経路19d5に接続されている。第二LPF19d3は、各PLC信号を遮断し、第二HPF19d4は、各PLC信号を透過する。
なお、第二分岐電力供給経路19d5には、第二内部電力供給経路19d1にPLC信号を重畳(入力)するためのコイル(図示省略)が設けられている。また、第二内部電力供給経路19d1には、切替装置19eと第二分離混合回路19d2との間にダイオードブリッジ回路19iが接続されている。
第二送受信回路19dは、PLCモデム素子である通信IC19gを備えている。通信IC19gは、第一分岐電力供給経路19c5および第二分岐電力供給経路19d5を介して第二HPF19d4に接続されている。通信IC19gは、第二分離混合回路19d2で分離された第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかを入力し第二および第三通信データの少なくともいずれかを復調しマイコン19bに出力する。また、通信IC19gは、マイコン19bから第二および第三通信データの少なくともいずれかを入力し第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかに変調して第二分離混合回路19d2に出力する。具体的には、通信IC19gは、上述した第二分離混合回路19d2のコイルを用いて、第二および第三通信データから変調したPLC信号を第二内部電力供給経路19d1に重畳する。
なお、第一PLC信号は、電力線(第一電源供給経路51)に重畳可能な信号であって、コジェネレーション装置10(第一制御装置19)と発電装置用リモコン25との間で通信させるためのPLC信号である。第一通信データは、コジェネレーション装置10と発電装置用リモコン25との間で通信されるデータである。
第二PLC信号は、電力線(第二電源供給経路52)に重畳可能な信号であって、コジェネレーション装置10(第一制御装置19)と給湯システム40(第二制御装置42)との間で通信させるためのPLC信号である。第二通信データは、コジェネレーション装置10(第一制御装置19)と給湯システム40(第二制御装置42)との間で通信されるデータである。
第三PLC信号は、電力線(第三電源供給経路53)に重畳可能な信号であって、コジェネレーション装置10(第一制御装置19)と給湯器用リモコン45との間で通信させるためのPLC信号である。第三通信データは、コジェネレーション装置10(第一制御装置19)と給湯システム40(給湯器用リモコン45)との間で通信されるデータである。
また、上述した各HPFに代えて、BPF(バンドパスフィルタ)を使用するようにしてもよい。
切替装置19eは、接続端子19aと第一送受信回路19cとを接続する第一接続状態と、接続端子19aと第二送受信回路19dとを接続する第二接続状態とを、マイコン19bからの指示(切替信号)に応じて切替可能である。切替装置19eのa端子は、接続端子19aに接続されている。切替装置19eのb端子は、第一送受信回路19cに接続されている。切替装置19eのc端子は、第二送受信回路19dに接続されている。
マイコン19bからの切替信号は、マイコン19bの出力ポート19b3から第一フォトカプラ19j1を介して出力される。第一フォトカプラ19j1は、内部で電気信号を光に変換し再び電気信号へ戻すことによって、電気的に絶縁しながら信号を伝達する素子である。
マイコン19bの出力ポート19b4は、発電装置用リモコン25、給湯器用リモコン45および第二制御装置42に対する通信データ(第一〜第三通信データ)を通信IC19gに出力するポートである。マイコン19bからの通信データは、マイコン19bの出力ポート19b4から第二フォトカプラ19j2を介して通信IC19gに出力される。
マイコン19bの入力ポート19b5は、第二リモコン用電源電圧を監視するためのポートである。マイコン19bは、第二リモコン用電源電圧から第二制御装置42ひいては給湯システム40に電源が正常に供給されているか否か、または第二制御装置42ひいては給湯システム40が正常に運転されているか否かを判定することが可能である。第二リモコン用電源電圧は、第三フォトカプラ19j3を介してマイコン19bの入力ポート19b5に入力される。
マイコン19bの入力ポート19b6は、発電装置用リモコン25、給湯器用リモコン45および第二制御装置42から受信したPLC信号から変換された通信データ(第一〜第三通信データ)を通信IC19gから入力するポートである。通信IC19gからの通信データは、第四フォトカプラ19j4を介してマイコン19bの入力ポート19b6に入力される。
なお、第二〜第四フォトカプラ19j2〜19j4は、第一フォトカプラ19j1と同様に構成されている。
さらに、マイコン19bは、第一から第三電源供給経路51〜53のいずれかが接続端子19aに接続されているか否かを自動的に検出する接続状態検出部19b1を備えている。具体的には、マイコン19bは、図4に示すフローチャートに沿ったプログラムを、所定の短時間毎に実行する。
マイコン19bは、ステップS102において、コジェネレーション装置10の電源がオンされたか否かを判定する。例えば、マイコン19bは、図示しない起動スイッチがオンされると(あるいはユーザによって予め設定された起動開始時刻となったことにより自動的に起動が開始されると)、コジェネレーション装置10の電源がオンされた旨を判定する。なお、コジェネレーション装置10の電源がオンされた場合、同時に給湯システム40の電源もオンされる。または、コジェネレーション装置10の電源がオンされたときには、給湯システム40の電源は既にオンされている。
マイコン19bは、ステップS102にて「NO」と判定した場合、プログラムを一旦終了する。一方、マイコン19bは、ステップS102にて「YES」と判定した場合、ステップS104において、切替装置19eを給湯システム40側すなわち接続端子19aと第二送受信回路19dとを接続する第二接続状態側に切り替える。
マイコン19bは、ステップS106において、コジェネレーション装置10の電源がオンされた時点から所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、コジェネレーション装置10の電源がオンされると同時に給湯システム40の電源もオンされた場合、第二制御装置42が起動するまでにかかる時間に設定されている。
マイコン19bは、ステップS106にて「NO」と判定した場合、プログラムを一旦終了する。一方、マイコン19bは、ステップS106にて「YES」と判定した場合、プログラムをステップS108以降に進める。
マイコン19bは、第二リモコン用電源電圧を検出し(電源確認信号を確認し)、かつ、給湯器用リモコン45との通信が正常である場合には、ステップS108,110にてそれぞれ「YES」と判定し、第二制御装置42と正常に接続されるとともに、給湯器用リモコン45とも正常に接続されている旨を検出する(ステップS112)。
マイコン19bは、第二リモコン用電源電圧を検出し(電源確認信号を確認し)、かつ、給湯器用リモコン45との通信が正常でない場合には、ステップS108,110にて「YES」,「NO」と判定し、第二制御装置42と正常に接続されるとともに、給湯器用リモコン45とは正常に接続されてない(接続不良である)旨を検出する(ステップS114)。
マイコン19bは、ステップS108において、入力ポート19b5に入力した信号(電源確認信号:第二リモコン用電源電圧)が判定値より大きい場合に、第二リモコン用電源電圧を検出することができる(電源確認信号を確認することができる)。マイコン19bは、ステップS110において、入力ポート19b6に入力した第三通信データから(第三通信データの有無など)、給湯器用リモコン45との通信が正常であるか否かを検出することができる。
また、マイコン19bは、ステップS116において、切替装置19eを発電装置用リモコン25側すなわち接続端子19aと第一送受信回路19cとを接続する第一接続状態側に切り替える。
その後、マイコン19bは、第二リモコン用電源電圧を検出せず(電源確認信号を確認せず)、かつ、発電装置用リモコン25との通信が正常である場合には、ステップS108,118にて「NO」,「YES」と判定し、発電装置用リモコン25と正常に接続されている旨を検出する(ステップS120)。
マイコン19bは、第二リモコン用電源電圧を検出せず(電源確認信号を確認せず)、かつ、発電装置用リモコン25との通信が正常でない場合には、ステップS108,118にてそれぞれ「NO」と判定し、発電装置用リモコン25と正常に接続されていない(接続不良である)旨を検出する(ステップS122)。
なお、マイコン19bは、ステップS118において、入力ポート19b6に入力した第一通信データから(第一通信データの有無など)、発電装置用リモコン25との通信が正常であるか否かを検出することができる。
また、発電装置用リモコン25は、図示しないが、第一制御装置19と同様に、通信回路を備えている。この通信回路は、第二送受信回路19dと同様に、内部電力供給経路、分離混合回路、ダイオードブリッジ回路、通信ICなどを備えている。
また、給湯器用リモコン45も、発電装置用リモコン25と同様に、通信回路を備えている。
また、第二制御装置42は、第一制御装置19と同様に、通信回路42aおよびリモコン用DC電源42bを備えている。通信回路42aは、第一制御装置19の通信回路と同様に構成されている。第一制御装置19の通信回路は、接続端子19a、第一送受信回路19c、第二送受信回路19d、切替装置19e、第一リモコン用電源19f、通信IC19g、レギュレータ19hおよびダイオードブリッジ回路19iから構成されている。
上述した説明から明らかなように、本実施形態に係るコジェネレーション装置10は、発電装置11が系統電源30に連系され、発電装置11の発電に伴って発生する排熱を回収するとともに、互いに連携可能な他の装置(給湯システム40)と互いに通信可能であるコジェネレーション装置である。コジェネレーション装置10を制御する第一制御装置19は、コジェネレーション装置10を操作するための第一リモコン(発電装置用リモコン25)と接続されている電源供給経路であって発電装置用リモコン25との間で第一PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給する第一電源供給経路51が接続可能であり、給湯システム40と接続されている電源供給経路であって給湯システム40との間で第二PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である第二電源供給経路52が接続可能であり、かつ、給湯システム40を操作するための第二リモコン(給湯器用リモコン45)と接続されている電源供給経路であって給湯器用リモコン45との間で第三PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である第三電源供給経路53が接続可能である接続端子19aと、コジェネレーション装置10を統括制御するマイコン19bと、接続端子19aとマイコン19bとの間に設けられ、第一PLC信号を送受信する第一送受信回路19cと、接続端子19aとマイコン19bとの間に設けられ、第二および第三PLC信号を送受信する第二送受信回路19dと、接続端子19aと第一送受信回路19cとを接続する第一接続状態と、接続端子19aと第二送受信回路19dとを接続する第二接続状態とをマイコン19bからの指示に応じて切替可能である切替装置19eと、を備えている。
これによれば、発電装置用リモコン25に接続されている第一電源供給経路51、給湯システム40に接続されている第二電源供給経路52、および給湯器用リモコン45に接続されている第三電源供給経路53は、一つの接続端子19aにまとめて接続することができる。よって、誤接続を確実に抑制することが可能となる。また、これら電源供給経路51〜53をまとめて一つの接続端子19aに接続した場合であっても、切替装置19eを切り替えることで、接続端子19aに入力した各PLC信号をその信号に応じた送受信回路に適切に導く(振り分ける)ことが可能となる。よって、コジェネレーション装置10と給湯システム40や複数のリモコンとの間の通信を確保することが可能となる。このように、コジェネレーション装置10と給湯システム40や複数のリモコンとを接続する際に、これらとの通信を確保した上で配線施工時の誤配線を抑制することが可能となる。
また、給湯システム40を既に設置されている家庭に新たにコジェネレーション装置10を追加設置する場合において、特に誤配線を抑制するのに有効である。なお、給湯システム40とコジェネレーション装置10を新たに設置する場合においても、誤配線を抑制するのに有効である。
またコジェネレーション装置10において、第一送受信回路19cは、発電装置用リモコン25に給電する第一リモコン用電源19fと、第一PLC信号を分離混合する第一分離混合回路19c2と、を備え、第二送受信回路19dは、第二および第三PLC信号の少なくともいずれかを分離混合する第二分離混合回路19d2と、を備え、第一制御装置19は、第一リモコン用電源19fから給電されて、第一分離混合回路19c2で分離された第一PLC信号から第一通信データを復調し、かつ、マイコン19bからの第一通信データを第一PLC信号に変調するとともに、第二分離混合回路19d2で分離された第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかから第二および第三通信データの少なくともいずれかを復調し、かつ、マイコン19bからの第二および第三通信データの少なくともいずれかを第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかに変調するPLCモデム素子(通信IC19g)と、を備えている。
これによれば、通信IC19gは、前記第一送受信回路19cと前記第二送受信回路19dの両方を兼用している。よって、本来二つ使用するところ一つのPLCモデム素子(通信IC)で済むため、コジェネレーション装置10のコストダウンを図ることが可能となる。
またコジェネレーション装置10において、マイコン19bは、第一から第三電源供給経路51〜53のいずれかが接続端子19aに接続されているか否かを検出する接続状態検出部19b1を備えている。
これによれば、第一から第三電源供給経路51〜53が接続端子19aに正しく接続されていることを確実に確認することが可能となる。
なお、上述した実施形態における燃料電池11a1は固体酸化物燃料電池であったが、本発明を高分子電解質形燃料電池に適用するようにしても良い。
また、上述した実施形態においては、発電器11aは、天然ガス、LPG、灯油、ガソリン、メタノール等の燃料を用いて発電する燃料電池発電器の代わりに、エンジン発電器等が含まれる。
また、上述した実施形態では、コジェネレーション装置10と互いに連携可能であり互いに通信可能である他の装置として、給湯システム40を採用したが、給湯システム40に限定されない。
10…発電ユニット、11…発電装置、11a…発電器、11a1…燃料電池、11b…電力変換装置、11b1…センサ、14…電線、14c…開閉器、15…電気負荷、19…発電装置制御装置(第一制御装置)、19a…接続端子、19b…マイコン(接続状態検出部)、19c…第一送受信回路、19d…第二送受信回路、19e…切替装置、19f…第一リモコン用電源、19g…通信IC(PLCモデム素子)、19h…レギュレータ、20…貯湯ユニット、21…貯湯槽、25…発電装置用リモコン、30…系統電源、40…給湯システム(他の装置)、42…給湯器制御装置(第二制御装置)、45…給湯器用リモコン、51〜53…第一から第三電源供給経路。

Claims (3)

  1. 発電装置が系統電源に連系され、前記発電装置の発電に伴って発生する排熱を回収するとともに、互いに連携可能な他の装置と互いに通信可能であるコジェネレーション装置であって、
    前記コジェネレーション装置を制御する第一制御装置は、
    前記コジェネレーション装置を操作するための第一リモコンと接続されている電源供給経路であって前記第一リモコンとの間で第一PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給する第一電源供給経路が接続可能であり、前記他の装置と接続されている電源供給経路であって前記他の装置との間で第二PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である第二電源供給経路が接続可能であり、かつ、前記他の装置を操作するための第二リモコンと接続されている電源供給経路であって前記第二リモコンとの間で第三PLC信号を送受信するとともに電源電圧を供給可能である第三電源供給経路が接続可能である接続端子と、
    前記コジェネレーション装置を統括制御するマイコンと、
    前記接続端子と前記マイコンとの間に設けられ、前記第一PLC信号を送受信する第一送受信回路と、
    前記接続端子と前記マイコンとの間に設けられ、前記第二および第三PLC信号を送受信する第二送受信回路と、
    前記接続端子と第一送受信回路とを接続する第一接続状態と、前記接続端子と第二送受信回路とを接続する第二接続状態とを前記マイコンからの指示に応じて切替可能である切替装置と、
    を備えているコジェネレーション装置。
  2. 前記第一送受信回路は、前記第一リモコンに給電する第一リモコン用電源と、前記第一PLC信号を分離混合する第一分離混合回路と、を備え、
    前記第二送受信回路は、前記第二および第三PLC信号の少なくともいずれかを分離混合する第二分離混合回路と、を備え、
    前記第一制御装置は、
    前記第一リモコン用電源から給電されて、前記第一分離混合回路で分離された前記第一PLC信号から第一通信データを復調し、かつ、前記マイコンからの第一通信データを前記第一PLC信号に変調するとともに、
    前記第二分離混合回路で分離された前記第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかから第二および第三通信データの少なくともいずれかを復調し、かつ、前記マイコンからの第二および第三通信データの少なくともいずれかを前記第二PLC信号および第三PLC信号の少なくともいずれかに変調するPLCモデム素子、を備えている請求項1記載のコジェネレーション装置。
  3. 前記マイコンは、前記第一から第三電源供給経路のいずれかが前記接続端子に接続されているか否かを検出する接続状態検出部を備えている請求項1または請求項2記載のコジェネレーション装置。
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