JP2024032381A - 燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信が可能/不可能のいずれの装置に対しても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置を提供すること。【解決手段】燃料電池装置100には、制御装置30と通信を行う外部接続装置が接続される。制御装置30は、外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段60を挿脱可能なコネクタ部31を備えている。よって、外部接続装置の種類によって切替手段60をコネクタ部31に挿脱して、第1態様と第2態様とを切り替えることができるため、燃料電池装置100との通信が可能/不可能のいずれの外部接続装置であっても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置となる。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池装置に関するものである。
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られており、燃料電池からは発電に伴って熱が排出される。そのため、燃料電池装置は、燃料電池からの排熱と熱媒体とで熱交換を行う熱交換器、熱媒体が循環する循環流路、熱媒体を蓄える蓄熱タンクを備えており、燃料電池の発電によって発生した排熱を熱媒体に回収して蓄熱タンクに蓄えている。
また、燃料電池装置には、給湯装置などの熱利用装置が接続されており、蓄熱タンクに蓄えらえた熱媒体が給湯や暖房等に使用される。
このように構成された燃料電池装置には、使用者が運転を指示したり、発電等の状況を表示するためのリモコンが設けられる。例えば、特許文献1では、燃料電池用リモコンと給湯器リモコンを一体化した構成が開示されている。また、特許文献2では、発電装置用リモコンと、給湯用リモコンが別で設けられた構成が開示されている。
特開2007-103051号公報 特開2016-207276号公報
ところで、特許文献に開示されている構成は、燃料電池装置と給湯装置が相互に通信を行うことを前提としている。つまり、燃料電池装置と給湯装置とをセットで購入してユーザー宅に設置する場合を想定している。しかしながら、給湯装置がすでにユーザー宅に設置されていて、この既設の給湯装置に燃料電池装置を新たに接続しなければならないこともある。この場合は、燃料電池装置の通信のプロトコルに給湯装置が対応しておらず通信を行うことができないため、リモコンの種類や通信方法も変えなくてはならない。よって、燃料電池装置は、通信可能な給湯装置、通信不能な給湯装置のいずれの場合にも対応できるようになっていることが要求される。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、通信が可能/不可能のいずれの装置に対しても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明は、発電装置と、
前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
外部接続装置との通信を行い前記発電装置の運転を制御する制御装置と、を備え
前記制御装置は、前記外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備える燃料電池装置である。
また、発電装置と、
前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
前記発電装置の発電運転を制御する制御装置と、を備え
前記制御装置との通信を行い動作する第1熱利用装置または、前記制御装置との通信を行わずに動作する第2熱利用装置のいずれかが接続され、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記制御装置と通信を行う発電用リモコン装置がさらに設けられる燃料電池装置であって、
前記制御装置は、通信を行う装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備え、
前記第1熱利用装置が接続される場合には前記第1態様を設定して前記第1熱利用装置と通信を行い、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記第2態様を設定して前記発電用リモコン装置に電源を供給するとともに通信を行う燃料電池装置である。
上述のように構成することにより、切替手段をコネクタ部に挿脱するだけで、制御装置の態様を切り替えることができる。よって、燃料電池装置との通信が可能/不可能のいずれの装置であっても容易に接続することができるため、設置作業性に優れた燃料電池装置となる。
本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。 本実施形態の燃料電池装置における、給湯装置とリモコン装置の接続構造を示す図である コネクタ部周辺の部分拡大図である。 コネクタ部周辺の部分拡大図である。 コネクタ部の一例を示す図である。
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、燃料電池装置と、燃料電池装置の発電を制御する制御装置と通信を行う外部接続装置と、を接続するための構造であって、制御装置は、外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備えている。よって、外部接続装置の種類によって切替手段をコネクタ部に挿脱して、第1態様と第2態様とを切り替えることができるため、燃料電池装置との通信が可能/不可能のいずれの外部接続装置であっても容易に接続することができ、設置作業性に優れた燃料電池装置となる。
また、切替手段をジャンパコネクタとすることで、構造を簡素化して部品にかかるコストを低減することができる。
また、コネクタ部は、外部接続装置に電源を供給する電源ライン上の端子間に設けられた電源ラインコネクタと、外部接続装置の種類を判別する判別ライン上の端子間に設けられた判別ラインコネクタと、を備えており、切替手段は電源ラインおよび判別ラインを接続する。これにより、回路構成を複雑にすることなく、確実に第1態様と第2態様とを切り替えることが可能となる。
また、電源ラインコネクタと判別ラインコネクタは近接して配置されており、切替手段は電源ラインコネクタと判別ラインコネクタを同時に接続する。これにより、切替手段を1箇所挿すだけで、電源ラインと判別ラインを接続して第1態様と第2態様とを切り替えることができるため作業性をより向上させることができる。
また、燃料電池装置は、制御装置との通信を行い動作する第1熱利用装置または、制御装置との通信を行わずに動作する第2熱利用装置のいずれかが接続され、第2熱利用装置が接続される場合には制御装置と通信を行う発電用リモコンがさらに設けられる。そして、制御装置は、通信を行う装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備え、第1熱利用装置が接続される場合には第1態様を設定して第1熱利用装置と通信を行い、第2熱利用装置が接続される場合には第2態様を設定して発電用リモコンに電源を供給するとともに通信を行う。これにより、第1熱利用装置と第2熱利用装置のどちらでも、コネクタ部に切替手段を挿脱することで容易に接続することができるため、設置作業性に優れた燃料電池装置となる。
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
図1は本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。燃料電池装置100は、燃料電池モジュール1を含み、燃料電池モジュール1を作動させるための、第1熱交換器2、蓄熱タンク3、凝縮水タンク4、放熱器5、空気供給装置14、燃料供給装置15、改質水供給装置16等の複数の補機が筐体50内に納められている。筐体50内には上述の装置全てが収められる必要はなく、例えば、第1熱交換器2や蓄熱タンク3を筐体50の外部に設けてもよい。また、上述の装置の一部を省略した燃料電池装置も可能である。
燃料電池モジュール1は、箱状の収納容器10の内部に、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池11と、燃料電池11に供給する燃料ガスを生成する改質器12と、を収容して構成される。
燃料電池11の構成については特に限定はしないが、例えば、複数の燃料電池セルが配列されてなるセルスタック構造を有していてもよい。セルスタック構造の燃料電池11は、例えば、各燃料電池セルの下端を、ガラスシール材等の絶縁性接合材を用いて、マニホールドに固定することによって構成される。
改質器12は、天然ガス、LPガス等の原燃料ガスを水蒸気改質し、燃料電池11に供給する燃料ガスを生成する。改質器12には、原燃料ガスを供給する燃料供給装置15と、改質水を供給する改質水供装置16が接続されており、原燃料ガスと改質水は加熱された改質器12で改質反応し、水素を含む燃料ガスが生成される。
燃料電池11には、改質器12で生成された燃料ガスと、空気供給装置14によって導入された空気(酸素含有ガス)が供給される。燃料ガスは、燃料電池セル内を通過するときに酸素含有ガスと反応して発電が行われる。燃料電池11と改質器12の間の空間は燃焼部13であり、発電に使用されなかった燃料ガスと酸素含有ガスは燃焼部13で合流して燃焼する。この燃料ガスの燃焼によって高温の排ガスが生成され、改質器12はこの熱によって加熱される。このようにして燃料電池モジュール1内で生じた排ガスは、第1熱交換器2に供給される。
第1熱交換器2には配管を介して、蓄熱タンク3、熱媒ポンプP1および放熱器5が接続され、第1熱媒循環ラインHC1が形成されている。この第1熱媒循環ラインHC1には熱媒体が導入されており、第1熱交換器2ではこの熱媒体と前述の排ガスとで熱交換が行われて熱媒体が加熱される。熱媒体としては水などを用いることができ、蓄熱タンク3は熱交換により温度が上昇した熱媒体を蓄える。蓄熱タンク3に蓄えられた熱媒体は、放熱器5に送られて冷却され、再び第1熱交換器2で排ガスと熱交換を行った後、蓄熱タンク3に還流する。これにより、蓄熱タンク3には上部から温度の高い熱媒体が蓄えられ温度成層が形成される。
蓄熱タンク3には、水を補給するための補給流路25が接続されている。補給流路25は、外部の水供給源に接続された供給流路26から分岐して設けられ、途中に流路を開閉する給水弁25aを備えている。燃料電池装置100の設置時や、運転中に蓄熱タンク3内の水位が所定以下となったときには給水弁25aを開くことで補給流路25を通じて蓄熱タンク3に水道水が供給される。
また、蓄熱タンク3には、蓄熱タンク3内の水量を監視するための水位検知手段7と、熱媒体を加熱するための加熱ヒータ8が設けられている。水位検知手段としては、フロートセンサや静電容量センサなど公知の水位センサを用いることができ、蓄熱タンク3内の水量が所定量以上であるときに水有を検知し、所定量を下回ったときに水無しを検知する。本実施形態においては、水位検知手段7が1箇所に設けられている例を示しているが、水位検知手段7を上下方向に複数設け、複数箇所における水位を検知するようにしてもよい。
加熱ヒータ8は、蓄熱タンク3内に配設されて蓄熱タンク3内の水を加熱する。例えば、外気温が低く、燃料電池装置100内で水が凍結するおそれのあるときは、加熱ヒータ8に通電することで水温を上昇させて凍結を防止することができる。さらには、燃料電池11での発電量が需要家での消費電力量を超える場合には、余った電力(余剰電力)を消費させるために加熱ヒータ8に通電するようにしてもよい。
また、第1熱交換器2には、凝縮水回収路20を介して凝縮水タンク4が接続されている。燃料電池モジュール1で発生した排ガスが熱交換によって冷却されると、排ガス中に含まれる水蒸気が水と気体に分離され、分離された水は、凝縮水回収流路20を通って凝縮水タンク4に回収される。凝縮水タンク4では、イオン交換器(図示せず)などを経て、回収した水から不純物を取り除いて純水化する。純水化した水は水供給装置16により改質器12に供給され、改質水として使用される。一方で、水分が取り除かれた気体は、排気流路21を通ってから筐体50の外に排出される。
改質器12に原燃料を供給する燃料供給装置15は、燃料の供給源から繋がる原燃料流路22上に、第1電磁弁150、圧力センサ151、脱硫器152、ガス流量計153、燃料ポンプ154、第2電磁弁155等の補機が設けられている。改質器12に改質水を供給する改質水供給装置16は、凝縮水タンク4から繋がる改質水流路23上に改質水ポンプ160等の補機が設けられている。燃料電池モジュール1に酸素含有ガスを供給する空気供給装置14は、酸素含有ガス流路24上に、エアフィルタ140、空気流量計141、エアブロワ142等の補機が設けられている。なお、ここに挙げた補機は一例であって、この他の補機を備える構成としてもよい。
また、燃料電池装置100は、第2熱交換器6、蓄熱タンク3から熱媒を循環させる与熱ポンプP2およびこれらを繋ぐ配管を含む第2熱媒循環ラインHC2を備えていてもよい。第2熱媒循環ラインHC2では、外部から供給流路26を介して供給された水道水を、蓄熱タンク3に貯留された高温の熱媒体を用いて第2熱交換器6で加温する。燃料電池装置100には給湯装置200が送給流路27を介して接続されており、第2熱交換器6で加温された水(温水)は送給流路27を通って給湯装置200に送給される。
給湯装置200は、バーナなどの再加熱手段(図示せず)を備えている。給湯装置200では、燃料電池装置100から送給された温水をユーザーの要求する温度になるよう必要に応じて再加熱して出湯する。
燃料電池装置100は、筐体50内外の各部の温度を計測するための、温度センサやサーミスタ等の温度検知手段を複数備える。
第1熱媒循環ラインHC1や第2熱媒循環ラインHC2のように熱媒体が流れる流路には、熱媒体の温度を計測するため温度検知手段TH1~TH6が設けられている。
例えば、蓄熱タンク3内の熱媒体の温度を検知する手段として、タンク低サーミスタTH1、タンク高サーミスタTH2を有している。タンク低サーミスタTH1は、蓄熱タンク3内の比較的低温の熱媒体の温度を検知するものであり、蓄熱タンク3の下部に設けられている。タンク高サーミスタTH2は、蓄熱タンク3内の比較的高温の熱媒体の温度を検知するものであり、蓄熱タンク3近傍の第2熱媒循環ラインHC2上に設けられている。また、第1熱媒循環ラインHC1を流れる熱媒体の温度を検知する手段として、熱媒低サーミスタTH3、熱媒高サーミスタTH4を有している。熱媒低サーミスタTH3は熱媒ポンプP1と第1熱交換器2の間に設けられ、放熱器5で冷却されて第1熱交換器2に流入する熱媒体の温度を検知する。熱媒高サーミスタTH4は第1熱交換器2と蓄熱タンク3との間に設けられ、第1熱交換器2を通過した後の熱媒体の温度を検知する。さらに、供給流路26には外部から供給される水の温度を検知する入水サーミスタTH5、送給流路27には第2熱交換器6により加温された水の温度を検知する出湯サーミスタTH6が設けられる。
燃料電池モジュール1内には、燃料電池11の中心部の温度を検知する中心部温度センサTC1と、発電に使用されなかった燃料ガスと酸素含有ガスが燃焼する燃焼部13の温度を検知する燃焼部温度センサTC2が配設されている。
また、燃料電池装置100の周囲の気温を検知するために、外気温サーミスタTH7が配設されている。この外気温サーミスタTH7は、直接外気温を測定してもよいし、筐体50内において外気温と相関を有する部分の温度を測定してもよい。
なお、上述のサーミスタや温度センサは温度検知手段の一例であって、検知する温度や配置場所は本実施形態に限らない。また、これ以外の温度検知手段を備えていてもよい。
さらに、燃料電池装置100には、各種機器の動作を制御する制御装置30が設けられているほか、燃料電池モジュール1にて発電された直流電力を交流電力に変換し、変換された電気の外部負荷への供給量を調整するための供給電力調整部(パワーコンディショナ)40を備えている。
制御装置30は、燃料電池装置100を構成する補機や各種センサに接続されており、各種センサが検知する値や、後述するリモコン装置からの指示に基づいて燃料電池装置100の動作を制御する。
ところで、ユーザー宅に燃料電池装置100を設置する際、給湯装置200との接続方法には、(1)燃料電池装置とセットで購入した給湯装置を接続する場合と、(2)ユーザー宅に設置された既設の給湯装置を接続する場合、の2パターンがある。燃料電池装置100とセットで購入された給湯装置は、燃料電池装置100と通信が可能であるが、既設の給湯装置は燃料電池装置100の通信のプロトコルに対応しておらず通信を行うことができないことが殆どである。そのため、燃料電池装置100は、このいずれの給湯装置であっても接続できるように構成されている。
図2は、本実施形態の燃料電池装置における、給湯装置とリモコン装置の接続構造を示す図である。燃料電池装置100には、制御装置30と通信を行う外部接続装置を接続することができる。本実施形態においては、給湯装置またはリモコン装置が外部接続装置に該当する。
制御装置30は、コネクタ部31を備えており、コネクタ部31には切替手段60が挿脱可能に設けられる。この切替手段60をコネクタ部31に挿脱することで、制御装置30と通信を行う装置(外部接続装置)に電源を供給する電源供給機能の有無を切り替えることができる。例えば、図2(A)に示すようにコネクタ部31に切替手段60を挿着していないときは電源供給機能を持たない第1態様になり、図2(B)に示すようにコネクタ部31に切替手段60を挿着したときは電源供給機能を持つ第2態様になる。このように、制御装置30の態様を切り替えることで、燃料電池装置100との通信が可能/不可能のいずれの給湯装置であっても容易に接続することが可能となる。
なお、燃料電池装置100には、制御装置30との通信を行い動作する第1熱利用装置または、制御装置30との通信を行わずに動作する第2熱利用装置のいずれかが接続されるようになっている。図2においては、燃料電池装置100とセットで購入した給湯装置200Aを第1熱利用装置、既設の給湯装置200Bを第2熱利用装置として説明する。ただし、熱利用装置は給湯装置に限らず、燃料電池装置100で回収した熱を利用する装置であればよい。
以下、図2(A)、図2(B)に基づき、本実施形態における接続構造の具体例を説明する。図中の各装置間をつなぐ線Lは通信を行う通信ライン、線Pは電源を供給する電源供給ラインを示しており、矢印はその方向を表している。なお、通信ラインLは有線、無線のいずれでもよい。
図2(A)は、(1)燃料電池装置とセットで購入した給湯装置200Aを接続する場合の接続構造を示している。給湯装置200Aは、給湯動作を制御する給湯制御装置230Aを備えていて、この給湯制御装置230Aには、燃料電池装置100と給湯装置200Aの両方を操作・表示することのできる発電給湯リモコン装置70Aが取り付けられている。給湯制御装置230Aと発電給湯リモコン装置70Aの間では双方向に通信を行うとともに、給湯制御装置230Aから発電給湯リモコン装置70Aに電源が供給されている。
制御装置30と給湯制御装置230Aとは、相互に通信が可能である。発電給湯リモコン装置70Aからの指示は、給湯制御装置230Aを経由して制御装置30に送られて燃料電池装置100の動作が制御される。また、燃料電池装置100の運転状態は、給湯制御装置230Aを経由して発電給湯リモコン装置70Aに送られて表示される。よって、破線Lで示すように発電給湯リモコン装置70Aと制御装置30とは、給湯制御装置230Aを介して間接的に通信をおこなっている。
上記構成では、制御装置30からは、外部接続装置である給湯装置200Aに電源を供給する必要がない。したがって、制御装置30のコネクタ部31には切替手段60が挿着されておらず、電源供給機能を持たない第1態様が選択されている。
図2(B)は、(2)ユーザー宅に設置された既設の給湯装置200Bを接続する場合の接続構造を示している。給湯装置200Bは、給湯動作を制御する給湯制御装置230Bを備えていて、この給湯制御装置230Bには給湯装置200Bを操作・表示するための給湯用リモコン装置270が取り付けられている。給湯制御装置230Bと給湯用リモコン装置270の間では双方向に通信を行うとともに、給湯制御装置230Bから給湯用リモコン装置270に電源が供給されている。
給湯用リモコン装置270から出湯が指示された場合は、供給流路26に水(水道水)が供給される。燃料電池装置100では、供給流路26に水が供給されたことを検知するとユーザーが出湯を指示したと判断して、第2熱媒循環ラインHC2の与熱ポンプP2を駆動し、送給流路27から給湯装置200Bに温水を送るようになっている。
上記構成では、制御装置30と給湯制御装置230Bとは通信を行うことができないので、給湯用リモコン装置270からは燃料電池装置100の運転を指示することはできない。よって、燃料電池装置100には燃料電池装置100の運転を指示するための発電用リモコン装置70Bが取り付けられる。この場合、発電用リモコン装置70Bが外部接続装置となる。制御装置30と発電用リモコン装置70Bとの間では双方向に通信を行うとともに、制御装置30から発電用リモコン装置70Bへ電源の供給が必要となる(制御装置30と発電用リモコン装置70Bの間に電源供ラインPが配線される)。そのため、制御装置30のコネクタ部31には切替手段60が挿着されており、電源供給機能を持つ第2態様が選択されている。これにより、発電用リモコン装置70Bに電源を供給することができる。
このように、制御装置30を、電源供給機能を持たない第1態様と、電源供給機能を持つ第2態様とに切り替えることで、燃料電池装置100との通信が可能/不可能のいずれの給湯装置であっても接続することが可能となる。また、制御装置30はコネクタ部31を有しており、このコネクタ部31に切替手段60を挿脱するだけで第1態様と第2態様とを切り替えることができるため、接続作業を容易に行うことができる。
なお、切替手段60は複数種類あっても構わない。例えば、コネクタ部31に切替手段Aと切替手段Bの2種類を挿脱可能に構成し、切替手段Aと切替手段Bとで制御装置30の機能が異なるようにすることもできる。
切替手段60の挿脱は、燃料電池装置100をユーザー宅に設置する際に作業者が行う。燃料電池装置100の出荷時には、制御装置30には切替手段60は取り付けられておらず、既設の給湯装置200Bに燃料電池装置100を接続する場合に、作業者が切替手段60をコネクタ部31に挿着する。このとき、燃料電池装置100と発電用リモコン装置70Bとを別々に梱包し、発電用リモコン装置70Bに切替手段60を同梱しておけば、作業者は切替手段60を取り付けなければならないことが理解できるため、取り付けを忘れてしまうおそれはない。また、燃料電池装置100と給湯装置200Aをセットで購入する場合には切替手段60が同梱されないから、切替手段60が誤って取り付けられてしまうおそれもなく、作業ミスを容易に防止することができる。
また、燃料電池装置100と接続される給湯装置が通信可能であろうと通信不可であろうと、制御装置30そのものの構造を変える必要がない。したがって、制御装置30を複数種類用意する必要もないため、管理上の手間を増やしてしまうおそれもない。
切替手段60には、ジャンパコネクタを用いることができる。コネクタ部31にジャンパコネクタを挿着することで、コネクタ部31の端子間が電気的に接続されるので、ジャンパコネクタの挿脱によって第1態様と第2態様とに切り替えることができる。また、切替手段60としてジャンパコネクタを用いることで、構造を簡素化して部品にかかるコストを低減することができる。
次に、図3および図4を用いて、制御装置30の詳細構造について説明する。図3と図4は、本実施形態のコネクタ部周辺の部分拡大図である。
図3に示すように、制御装置30は、通信を行う装置に電源を供給する電源ライン32を有している。この電源ライン32上には、端子t1、t2、t3、t4、t11、t12が設けられており、端子t1とt2を内包する電源ラインコネクタc1と、端子t3とt4を内包する電源ラインコネクタc2と、端子t11とt12を内包する通信コネクタc10が設けられている。電源ラインコネクタc1とc2は、切替手段60が挿脱されるコネクタ部31の一部である。通信コネクタc10には、制御装置30と通信を行う装置(例えば、給湯装置200A、発電用リモコン)の通信線が接続される。切替手段60がコネクタ部31に挿着されていない状態では、電源ラインコネクタc1およびc2の内部では端子間が開放されているため、電源ラインには電流が流れない。よって、制御装置30は第1態様となる。コネクタ部31に切替手段60を挿着すると、電源ラインコネクタc1およびc2の内部の端子間が接続されるので、電源ライン32に電流が流れる。よって、制御装置30は第2態様となる。
また、図4に示すように、制御装置30は、通信を行う装置の種類を判別する判別ライン33をさらに有している。判別ライン33上には端子t5、t6と抵抗Rが設けられており、端子t5とt6を内包する判別ラインコネクタc3が設けられている。判別ラインコネクタc3は、切替手段60が挿脱されるコネクタ部31の一部である。判別ラインコネクタc3と抵抗Rの間からは、マイコン34の機種判別ポートへ延びる導線が設けられている。切替手段60がコネクタ部31に挿着されていない状態では、判別ラインコネクタc3の内部では端子間が開放されているため、判別ライン33には電流が流れない。コネクタ部31に切替手段60を挿着すると、判別ラインコネクタc3内部の端子間が接続されるので、判別ライン33に電流が流れる。これにより、装置の種類を判別することができる。
電源ラインコネクタc1、c2と、判別ラインコネクタc3は近接して配置することができる。コネクタ部31を構成する各コネクタc1、c2、c3を集約して配置することで、1つの切替手段60ですべてのコネクタc1、c2、c3の端子を接続することができる。つまり、切替手段60を1箇所に挿着するだけで、電源ライン32と判別ライン33がそれぞれ接続されるため、切り替えの作業性を向上させることができる。
図3および図4では、電源ラインコネクタc1、c2と、判別ラインコネクタc3が、それぞれ個別の部品として配置されている例を示したが、これらのコネクタを近接して配置すると、図5に示すように一体化した構造とすることもできる。
なお、上述の構成は、電源ライン32および判別ライン33の一例を示しているのであって、ライン上に設けられる端子やコネクタ等の部品の配置については、本実施形態に限定されるものではなく適宜設計することができる。
11 燃料電池(発電装置)
30 制御装置
31 コネクタ部
32 電源ライン
33 判別ライン
60 切替手段
c1 電源ラインコネクタ
c2 電源ラインコネクタ
c3 判別ラインコネクタ
70B 発電用リモコン装置
200A 給湯装置(第1熱利用装置)
200B 給湯装置(第2熱利用装置)
HC1 第1熱媒循環ライン(排熱回収装置)

Claims (5)

  1. 発電装置と、
    前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
    外部接続装置との通信を行い前記発電装置の運転を制御する制御装置と、を備え
    前記制御装置は、前記外部接続装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備える燃料電池装置。
  2. 前記切替手段はジャンパコネクタである請求項1記載の燃料電池装置。
  3. 前記コネクタ部は、前記外部接続装置に電源を供給する電源ライン上の端子間に設けられた電源ラインコネクタと、前記外部接続装置の種類を判別する判別ライン上の端子間に設けられた判別ラインコネクタと、を備え
    前記切替手段は前記電源ラインおよび前記判別ラインを接続する請求項2記載の燃料電池装置。
  4. 前記電源ラインコネクタと、前記判別ラインコネクタとは、近接して配置されており、
    前記切替手段は、前記電源ラインコネクタと前記判別ラインコネクタを同時に接続する請求項3記載の燃料電池装置。
  5. 発電装置と、
    前記発電装置から排出される熱を回収する排熱回収装置と、
    前記発電装置の発電運転を制御する制御装置と、を備え
    前記制御装置との通信を行い動作する第1熱利用装置または、前記制御装置との通信を行わずに動作する第2熱利用装置のいずれかが接続され、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記制御装置と通信を行う発電用リモコン装置がさらに設けられる燃料電池装置であって、
    前記制御装置は、通信を行う装置に電源を供給する電源供給機能を持たない第1態様と、前記電源供給機能を持つ第2態様と、を切り替える切替手段を挿脱可能なコネクタ部を備え、
    前記第1熱利用装置が接続される場合には前記第1態様を設定して前記第1熱利用装置と通信を行い、前記第2熱利用装置が接続される場合には前記第2態様を設定して前記発電用リモコン装置に電源を供給するとともに通信を行う燃料電池装置。
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