JP2009213203A - コジェネレーションシステム及びユーザi/f装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適正な需要予測パターンをユーザ主導の下で維持できるコジェネレーションシステムを提供する。
【解決手段】リモコン41は、コジェネレーションシステムにおける発電装置10の運転を制御する制御装置30とデータの送受を行う。リモコン41は、需要実績パラメータの提示要求をユーザから受け付けると、制御装置30から本日及び過去数日分の需要実績パラメータを取得し、取得した需要実績パラメータの一覧をユーザに提示する。また、リモコン41は、ユーザが削除したい需要実績パラメータの指定をユーザから受け付け、制御装置30に対して、ユーザが指定した需要実績パラメータの削除を要求する。制御装置30は、リモコン41から削除指定された需要実績パラメータを削除する。
【選択図】図1
【解決手段】リモコン41は、コジェネレーションシステムにおける発電装置10の運転を制御する制御装置30とデータの送受を行う。リモコン41は、需要実績パラメータの提示要求をユーザから受け付けると、制御装置30から本日及び過去数日分の需要実績パラメータを取得し、取得した需要実績パラメータの一覧をユーザに提示する。また、リモコン41は、ユーザが削除したい需要実績パラメータの指定をユーザから受け付け、制御装置30に対して、ユーザが指定した需要実績パラメータの削除を要求する。制御装置30は、リモコン41から削除指定された需要実績パラメータを削除する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コジェネレーションシステムに関し、特に家庭用のコジェネレーションシステムに関する。
燃料電池やガスエンジンを用いて発電し、その際の排熱を利用して給湯や暖房等を行うコジェネレーションシステム(コージェネレーションシステムともいう)は、総合的なエネルギー効率が高く、環境性にも優れ、一般家庭への普及が期待されている。
このようなコジェネレーションシステムでは、省エネルギー性や環境性を低下させないようにするため、当該コジェネレーションシステムが導入される家庭の電力需要や熱需要に適応した運転が要求される。特に、燃料電池を用いたコジェネレーションシステムでは、間欠運転が燃料電池の劣化に影響を及ぼし、耐久性を低下させるおそれがあるため、当該家庭の電力需要や熱需要のパターンを把握し(即ち、需要予測パターンを作成して)、これを基に適切に運転制御されることが重要である。
例えば、特許文献1には、電力需要予測値及び/又は給湯需要予測値を得るのに必要なパラメータを計測する計測手段と、制御手段とを備え、該制御手段は、計測手段により計測されたパラメータを記憶してデータベースを作成する記憶手段と、自己回帰モデル作成手段と、平均値演算手段とを有するコージェネレーション装置が開示されている。
このコージェネレーション装置の制御手段は、例えば、稼働開始(パラメータの計測開始)後から所定期間までは、電力需要については、自己回帰モデル作成手段により自己回帰モデルを作成して電力需要予測値を求め、給湯需要については、平均値演算手段によりコージェネレーション装置稼働後の平均値から給湯需要予測値を求める。そして、所定期間経過後は、データベースに基づいて事例ベース推論により電力需要予測値及び/又は給湯需要予測値を求めて、コージェネレーション装置の運転制御を行う。
これにより、いわゆる「新品」のように、事例ベース推論を行うことができる程度までデータが蓄積されていない状態であっても、自動運転によりコージェネレーション装置を稼動させることができる、としている。
特許第3894892号公報
ところで、来客等、突発的な行事等により、電力、給湯の需要(使用)パターンが、日常とは著しく異なる場合がある。そのような例外的な需要パターンも加味して(学習して)需要予測パターンを作成してしまうと、日常的(即ち、規則的)な生活周期に基づく需要予測パターンとズレを生じさせてしまう。したがって、需要予測パターンの作成においては、例外的な需要パターンは除外するのが望ましいといえる。
しかしながら、上記特許文献1には、この点についての対応策が示されておらず、他の従来技術においても有効な解決策が示されていないのが実状である。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、適正な需要予測パターンをユーザ主導の下で維持できるコジェネレーションシステム及びユーザI/F装置を提供することを目的とする。
本発明に係るコジェネレーションシステムは、所定の発電手段を用いて発電する発電装置と、需要地における電力及び/又は熱需要を計測する計測手段と、該計測手段の計測結果に基づいて、前記発電装置の発電計画を作成し、作成した前記発電計画に従って前記発電装置の運転を制御する制御装置と、ユーザI/F装置と、を備えたコジェネレーションシステムであって、前記制御装置は、前記計測手段の計測結果に基づいて、電力及び/又は熱需要の所定期間の実績を示す需要実績パラメータを作成する手段と、作成した前記需要実績パラメータを蓄積して保存する手段と、過去複数の前記需要実績パラメータに基づいて、電力及び/又は熱需要の所定期間の予測を示す需要予測パラメータを作成する手段と、作成した前記需要予測パラメータに基づいて、前記発電計画を作成する手段と、前記ユーザI/F装置からの要求に応じて、指定された前記需要実績パラメータを削除する手段と、を備え、前記ユーザI/F装置は、前記需要実績パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、前記需要実績パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から1又は複数の前記需要実績パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータの一覧をユーザに提示する手段と、前記提示された前記需要実績パラメータの一覧から、ユーザが削除を所望する前記需要実績パラメータの削除指定をユーザから受け付ける手段と、前記需要実績パラメータの削除指定を受け付けた場合、前記制御装置に対して、指定された前記需要実績パラメータの削除を要求する手段と、を備えることを特徴とする。
前記ユーザI/F装置は、さらに、前記需要予測パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、前記需要予測パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から前記需要予測パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータを前記提示された前記需要実績パラメータと比較できるようにしてユーザに提示する手段と、を備えるようにしてもよい。
また、前記ユーザI/F装置は、さらに、ユーザが前記需要実績パラメータの作成を所望しない将来の期間である例外期間の登録をユーザから受け付ける手段と、前記受け付けた例外期間についての情報を前記制御装置に送信する手段と、を備え、前記制御装置は、前記例外期間については前記需要実績パターンの作成を行わないようにしてもよい。
前記発電手段として燃料電池を使用してもよいし、ガスエンジンを使用してもよい。
本発明に係るユーザI/F装置は、コジェネレーションシステムにおける発電装置の運転を制御する制御装置とデータの送受を行うユーザI/F装置であって、電力及び/又は熱需要の所定期間の実績を示す需要実績パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、前記需要実績パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から1又は複数の前記需要実績パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータの一覧をユーザに提示する手段と、前記提示された前記需要実績パラメータの一覧から、ユーザが削除を所望する前記需要実績パラメータの削除指定をユーザから受け付ける手段と、
前記需要実績パラメータの削除指定を受け付けた場合、前記制御装置に対して、指定された前記需要実績パラメータの削除を要求する手段と、を備えることを特徴とする。
前記需要実績パラメータの削除指定を受け付けた場合、前記制御装置に対して、指定された前記需要実績パラメータの削除を要求する手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成に加え、電力及び/又は熱需要の所定期間の予測を示す需要予測パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、前記需要予測パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から前記需要予測パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータを前記提示された前記需要実績パラメータと比較できるようにしてユーザに提示する手段と、をさらに備えるようにしてもよい。
また、ユーザが前記需要実績パラメータの作成を所望しない将来の期間である例外期間の登録をユーザから受け付ける手段と、前記受け付けた例外期間についての情報を前記制御装置に送信する手段と、をさらに備えるようにしてもよい。
以上の如く、本発明によれば、例外的な需要パターンをユーザ主導の下で排除し、適正な需要予測パターンを作成することが可能になる。また、例外的な需要パターンの選択又は削除のための利便性の高いユーザI/Fを提供する。
以下、本発明に係るコジェネレーションシステムの実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るコジェネレーションシステムの全体構成を示す図である。このコジェネレーションシステムは、家屋40(需要地)に電力を供給する発電装置10と、発電装置10の排熱を利用する(回収する)ことで生じた温水を貯湯する貯湯タンク20と、発電装置10の運転を制御する制御装置30と、このコジェネレーションシステムのユーザI/Fとして機能するリモコン41(ユーザI/F装置)と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係るコジェネレーションシステムの全体構成を示す図である。このコジェネレーションシステムは、家屋40(需要地)に電力を供給する発電装置10と、発電装置10の排熱を利用する(回収する)ことで生じた温水を貯湯する貯湯タンク20と、発電装置10の運転を制御する制御装置30と、このコジェネレーションシステムのユーザI/Fとして機能するリモコン41(ユーザI/F装置)と、を備える。
発電装置10は、直流電力を発生する発電器11と、発電器11から供給された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ12とを備える。発電器11は、発電手段である燃料電池13と、燃料電池13に供給する改質ガスを生成する改質装置14と、熱交換器23とを備える。
燃料電池13は、例えば、固体高分子型の燃料電池であり、一般的には、燃料電池スタック(FCスタック)と呼ばれる。燃料電池13は、複数のセルを積み重ねた構成を有し、一つのセルは、何れも図示しないが、燃料極(アノード)と空気極(カソード)とからなる一対の電極と、この電極間に介在する高分子膜とをセパレータで挟み込んだ構成を有する。燃料電池13は、改質装置14からアノードに供給される燃料ガス(改質ガス)と図示しない空気供給源からカソードに供給される酸化剤ガス(空気)を使用して発電を行う。
改質装置14は、図示しない原燃料ガス供給源から供給される天然ガス等の原燃料ガスを水蒸気改質して、水素リッチな改質ガスを生成する。そして、改質ガス中の一酸化炭素濃度を低減させた後(約10ppm以下)、燃料電池13に供給する。
発電器11から出力された直流電力は、インバータ12によって交流電力に変換され、送電線15を介して家屋40に送電される。送電された交流電力は、家屋40に設置される図示しない各種の負荷機器(例えば、電灯、冷蔵庫、テレビ等)に供給され、消費される。また、送電線15には、電力会社等の商用電源16からの商用電源系統19が接続している。したがって、家屋40内の負荷機器の総電力消費量が、発電装置10の発電出力(例えば、最大1kW)を超えても、商用電源16からの電力で補えるようになっている。
また、送電線15には、発電装置10から送電される電力(即ち、発電電力)を計測する第1電力計17が設けられ、商用電源系統19には、商用電源16から送電される電力を計測する第2電力計18が設けられている。
貯湯タンク20は、温水を貯留するための柱状の容器である。貯湯タンク20の上部には、温水を家屋40に供給するための給湯管21が接続している。家屋40に供給された温水は、例えば、風呂の湯張りや床暖房等に使用される。給湯管21には、貯湯タンク20から家屋40に供給される温水(貯湯水)の量を計測する流量計22が設けられている。また、貯湯タンク20の下部には、水補給菅(図示せず)が接続し、家屋40に供給された貯湯水の量に相当する水(水道水等の低温の水)が、貯湯タンク20に補給されるようになっている。
貯湯タンク20の貯湯水は、発電装置10の発電に伴って発生する熱量(排熱)を熱交換器23を介して吸収することで加温される。熱交換器23は、発電器11に接続する熱媒体水循環ライン24と貯湯タンク20に接続する貯湯水循環ライン25上に配設されている。熱媒体水循環ライン24は、発電器11及び熱交換器23と熱交換する熱媒体水の循環路である。貯湯水循環ライン25は、貯湯タンク20の貯湯水が循環する循環路である。
熱媒体水循環ライン24を循環する熱媒体水は、発電器11の排熱を吸収して昇温し、熱交換器23に熱エネルギーを回収されることで降温する。発電器11の排熱には、例えば、燃料電池13の排熱や改質装置14の排熱等が含まれる。
貯湯水循環ライン25は、その一端が貯湯タンク20の下部に接続し、他端が貯湯タンク20の上部に接続している。図示しない循環ポンプにより貯湯タンク20の下部から吸い込まれた貯湯水は、貯湯水循環ライン25を循環して、貯湯タンク20の上部に戻される。その際、貯湯水は、熱交換器23を介して熱媒体水の熱エネルギーを吸収し、昇温する。
また、貯湯タンク20内には、貯湯水の温度を計測する複数の温度センサが設置されている。本実施形態では、5つの温度センサT1〜T5が、貯湯タンク20の上下方向に沿って、一定間隔で設置されている。温度センサT1〜T5は、貯湯タンク20内の残湯量、即ち、使用に適する所定温度(例えば、60℃)に達している貯湯水の量を検出する目的で設置される。例えば、満タン時の貯湯量が200リットルであり、温度センサT5により計測された温度が60℃以上である場合、残湯量は200リットルであることを意味する。また、温度センサT2〜T5の計測温度が60℃未満であり、温度センサT1の計測温度が60℃以上である場合、残湯量は40リットルであることを意味する。
また、給湯管21には、図示しない補助加熱装置が接続されている。補助加熱装置は、残湯量が不足している場合に、貯湯タンク20から供給される貯湯水を適温まで加熱するために使用される。
制御装置30は、発電装置10の運転を制御するための電子制御装置である。制御装置30は、温度センサT1〜T5、第1電力計17、第2電力計18、流量計22等の各計測器と接続し、これらの計測器からの信号を入力できる構成となっている。また、リモコン41と所定の通信方式にてデータ通信可能に構成されている。
制御装置30は、図2に示すように、CPU31、ROM32、RAM33、I/F部34、データ記憶部35等を備える。CPU31は、ROM32に記憶されている発電装置10の運転を制御するためのプログラムを実行する。RAM33は、CPU30によりプログラムが実行される際の作業用領域等として使用される。I/F部34は、制御装置30に接続する各計測器等とのI/F(インタフェース)処理を行う。データ記憶部35は、EEPROMあるいはハードディスク等の記憶装置であり、需要実績パターン、需要予測パターン等を記憶する。
需要実績パターンは、所定期間(本実施形態では、1日)の需要実績を所定時間単位(例えば、1時間単位)で示すデータであり、各計測器が計測した所定時間毎(例えば、30分毎)の計測値(平均値)を基に、CPU31が作成する。本実施形態の需要実績パターンは、電力需要(消費電力)を示すパターン(電気実績パターン)と、熱需要(給湯需要)を示すパターン(給湯実績パターン)とを含む。なお、1日の区切りについては、特に限定されるものではないが、本実施形態では、午前0時〜24時(午後12時)までを需要実績パターン作成における1日とする。
電気実績パターンは、第1電力計17の計測値と、第2電力計18の計測値とを基に作成される。また、給湯実績パターンは、流量計22の計測値を基に作成される。作成された各需要実績パターンは、データ記憶部35に保存される。データ記憶部35には、過去所定日分(本実施形態では、6日分)の発電実績パターンが保存される。また、本日分についても、現時点の発電実績パターン(つまり、現時点以降の実績値が存在しないパターン)がデータ記憶部35(あるいはRAM33)に保存されている。
需要予測パターンは、次回(即ち、翌日)の需要実績の予測パターンであり、電力需要の予測を示すパターン(電気予測パターン)と、給湯需要の予測を示すパターン(給湯予測パターン)とが含まれる。CPU31は、所定時刻(本実施形態では、24時)に、電気予測パターン及び給湯予測パターンを作成する。CPU31は、前回の需要予測パターンと、本日分を含む過去7日分の需要実績パターンとに基づいて、需要予測パターン(電気予測パターン、給湯予測パターン)を作成する。その際の手法については、特に限定はなく、平均を求めることにより作成してもよいし、あるいは、事例ベース推論により作成してもよい。
CPU31は、作成した需要予測パターンに基づいて、翌日の運転の指針となる発電計画を作成する。そして、作成した発電計画に従って、発電装置10の運転制御を行う。上記のように、需要予測パターンは、需要実績パターンを加味(即ち、学習)している。したがって、需要予測パターンに基づいて作成した発電計画に従った運転を行うことで、発電装置10は、ユーザ(即ち、家屋40の住居人である需要家)の生活パターンに適した発電を行うことができ、省エネルギー性や環境性の低下を極力回避することができる。
また、CPU31は、リモコン41からの要求に応答して、指定された需要実績パターン又は需要予測パターンをリモコン41に送信する。さらに、CPU31は、リモコン41からの要求に応答して、指定された需要実績パターンの削除も行う。
リモコン41は、制御装置30と所定の通信方式にてデータ通信可能に構成され、当該コジェネレーションシステムに関して、ユーザからの操作指示を受け付け、また、ユーザに必要な情報を提示するユーザI/F装置である。リモコン41は、例えば、家屋40内の台所等、複数のユーザが操作しやすい場所に設置されるのが望ましいが、設置場所に限定はない。
リモコン41は、図3に示すように、その前面パネルに表示部42と、操作部43とを備える。また、リモコン41は、CPU、RAM、ROM等(何れも図示せず)を内部に備えている。表示部42は、例えば、液晶表示器で構成され、当該コジェネレーションシステムの各種状態やユーザが指示入力するための操作画面等を表示する。図3の例では、制御装置30から送られてきたデータを基に、現在の発電量(第1電力計17の計測値)、使用電力(第1電力計17と第2電力計18の計測値の加算値)、貯湯量(流量計22の計測値)が表示されている。また、図示しない内部タイマの値を基に現在の日時(年、月、日、時、分)が表示されている。
操作部43は、ユーザからの指示入力を受け付けるための各種操作ボタンを備える。具体的には、運転入/切ボタン44と、選択ボタン45と、決定ボタン46と、時刻設定ボタン47と、実績表示ボタン48と、を備える。運転入/切ボタン44は、当該コジェネレーションシステムの稼働/停止を切り替えるためのボタンであり、通常は、“入”(ON)状態となっている。
選択ボタン45は、表示部42に表示される操作画面に含まれる複数の被操作項目(GUIボタンも含む)の内から、ユーザが、所望の被操作項目を選択できるようにするためのボタンであり、△ボタン45aと、▽ボタン45bとから構成される。△ボタン45aは、各被操作項目間について、カーソル(フォーカス)を所定の順番(予め各被操作項目に割り振られている)における逆方向(降順方向)に移動させるためのボタンであり、▽ボタン45bは、カーソルを順方向(昇順方向)に移動させるためのボタンである。決定ボタン46は、カーソルが位置する被操作項目に従った処理の実行(例えば、画面の遷移等)、あるいは、その被操作項目が示す対象に対して、所定の処理を実行するためのボタンである。
時刻設定ボタン47は、リモコン41が備える内部タイマの時刻設定(年、月、日、時、分)を行うためのボタンである。時刻設定ボタン47を押下すると、図示しない時刻設定画面が表示部42に表示される。ユーザは、かかる時刻設定画面を介して、選択ボタン45及び決定ボタン46を使用することで、年、月、日、時、分を入力(即ち、変更)することができる。
実績表示ボタン48は、制御装置30が作成した需要実績パターンを表示部42に表示して、ユーザに提示するためのボタンである。実績表示ボタン48が押下されると、リモコン41のCPUは、図4(a)に示す実績表示メニュー画面50を表示する。実績表示メニュー画面50には、実績種別(即ち、電気又は給湯)を示す被操作項目が表示されている。ユーザは、閲覧したい実績種別を示す被操作項目(電気又は給湯)を選択ボタン45を使って選択し、決定ボタン46を押下することで、所望の需要実績パターンを閲覧することができる。
ユーザにより決定ボタン46が押下されると、リモコン41は、選択された被操作項目が示す実績種別の需要実績パターンを制御装置30に要求する。制御装置30は、要求された需要実績パターン(本日と、過去6日分のパターン)をデータ記憶部35から取得し、リモコン41に送信する。リモコン41は、需要実績パターンを受信すると、図4(b)に示すような実績表示画面51を表示する。図4(b)は、電気実績パターンの表示例を示している。図4(b)に示すように、実績表示画面51には、本日以前の電気実績パターンが日毎にグラフ化されて表示される。なお、本日分については、現時点までの需要実績パターンが表示される。
各グラフの横軸は、時刻(0〜24時)を示し、縦軸は電力(kW)を示す。また、各グラフ右横の数値は、需要予測パターン(本例では、電気予測パターン)との一致度を示している。この一致度は、例えば、次式により求められる。
但し、負となる場合は、0とする。
上記式で、Liは、需要予測パターン(本例では、電気予測パターン)の時間当たりの値を示し、Riは、需要実績パターン(本例では、電気実績パターン)の時間当たりの値を示す。
上記式で、Liは、需要予測パターン(本例では、電気予測パターン)の時間当たりの値を示し、Riは、需要実績パターン(本例では、電気実績パターン)の時間当たりの値を示す。
実績表示画面51には、本日と、過去6日分の需要実績パターンが表示される。実績表示画面51は、第1画面と第2画面とから構成され、図4(b)の第1画面では、本日分と、過去4日分の電気実績パターンが表示される。そして、残りの電気実績パターンは、図5に示す第2画面で表示される。第1画面から第2画面への遷移には、GUIボタンである次へボタン55を使用する。また、第2画面から第1画面への遷移には、GUIボタンである戻るボタン57を使用する。また、GUIボタンである終了ボタン56が押下操作されると、実績表示画面51が閉じられ、元の画面(例えば、図3に示す通常画面)に戻る。
また、各グラフ左横には、それぞれの需要実績パターン(図4(b)、図5の例では、電気実績パターン)の日に対応する被操作項目(指定日項目54)が配置されている。指定日項目54は、ユーザが削除したい需要実績パターンを選択(指定)するために使用される。その詳細については後述する。
実績表示画面51に配置される予測表示ボタン52は、GUIボタンであり、実績表示画面51に需要予測パターンも併せて表示させたい場合に使用する。予測表示ボタン52が、ユーザにより、選択ボタン45を使って選択され、決定ボタン46を使って押下されると、リモコン41は、需要予測パターン(例えば、電気予測パターン)を制御装置30に要求する。
制御装置30は、要求された需要予測パターンをデータ記憶部35から取り出し、リモコン41に送信する。リモコン41は、制御装置30からの需要予測パターンを受信すると、実績表示画面51に表示されている各日毎のグラフに、受信した需要予測パターンを重ねて表示する(図6参照)。図6は、電気予測パターンが波線で表示されている例を示している。このように、需要予測パターンも併せて表示すると、ユーザは、双方のパターンの比較を容易に行うことができ、即座に一致点、不一致点を把握することができる。
図7は、実績表示画面51に給湯実績パターンを表示した例を示している。図7において、各グラフの横軸は、時刻(0〜24時)を示し、縦軸は熱量(kW)を示す。その他、実績表示画面51の構成及び仕様については、上述した電気実績パターンの表示例(図4(b)、図5、図6)と同様である。
続いて、需要実績パターンの削除について、電気実績パターンの削除を例にして説明する。例えば、図4(b)、図5に示す実績表示画面51において、ユーザは、選択ボタン45を使って、削除したい電気実績パターンに対応する指定日項目54(例えば、2日前を示す指定日項目54)を選択し、そして、決定ボタン46を押下する。すると、リモコン41は、図8(a)に示すような削除確認画面58をポップアップ表示する。
ここで、ユーザが、GUIボタンである「はい」ボタンを選択し、押下操作すると、リモコン41は、当該指定日の電気実績パターンを削除するよう制御装置30に要求する(削除要求)。制御装置30は、リモコン41からの削除要求を受けると、データ記憶部35に保存している当該指定日に対応する電気実績パターンを削除する。
一方、リモコン41は、削除確認画面58を閉じるとともに、実績表示画面51を再表示する。その結果、図8(b)に示すように、当該指定日(例えば、2日前)の電気実績パターンが存在しない実績表示画面51が表示される。
また、全ての電気実績パターンを削除したい場合には、実績表示画面51に配置される一括削除ボタン53(GUIボタン)を使用する。かかる一括削除ボタン53を押下操作すると、本日分を含む全ての電気実績パターンを削除対象に指定することができる。
図9は、実績表示画面51の表示に関して、リモコン41及び制御装置30で実行される処理の手順を示すフローチャートである。ユーザにより、実績表示ボタン48が押下されると、リモコン41は、表示部42に、図4(a)に示すような実績表示メニュー画面50を表示する(ステップS101)。そして、ユーザの入力を監視し、決定ボタン46の押下を検出すると(ステップS102でYES)、選択された実績種別の判別を行う。その結果、「電気」が選択された場合は(ステップS103でYES)、リモコン41は、制御装置30に対して電気実績パターンの要求を行い(ステップS104)、「給湯」が選択された場合は(ステップS103でNO)、給湯実績パターンの要求を行う(ステップS105)。
制御装置30は、要求された実績種別の本日及び過去6日分の需要実績パターン(電気実績パターン又は給湯実績パターン)をデータ記憶部35から取得する(ステップS106)。そして、取得した需要実績パターンをリモコン41に送信する(ステップS107)。リモコン41は、制御装置30から送られてきた需要実績パターンを受信すると、図4(b)又は図7に示すような実績表示画面51を表示する(ステップS108)。
続いて、需要実績パターンの削除に関して、リモコン41及び制御装置30で実行される処理の手順を図10のフローチャートに沿って説明する。リモコン41の表示部42に実績表示画面51が表示されているとき、ユーザにより決定ボタン46が押下されると(ステップS201でYES)、リモコン41は、指定日項目54が選択されているか否かを判定する。指定日項目54が選択されている場合(ステップS202でYES)、リモコン41は、図8(a)に示すような削除確認画面58をポップアップ表示する(ステップS203)。一方、指定日項目54が選択されていない場合は(ステップS202でNO)、リモコン41は、画面遷移や需要予測パターンの表示等、別処理を実行し、再度、ユーザの入力を監視する(ステップS201に戻る)。
削除確認画面58で、ユーザが「はい」を選択した場合(ステップS204でYES)、リモコン41は、当該指定日の需要実績パターン(電気実績パターン又は給湯実績パターン)を削除するよう制御装置30に要求する(ステップS205)。但し、前述した一括削除の場合は、全ての需要実績パターン(電気実績パターン又は給湯実績パターン)の削除を要求する。制御装置30は、リモコン41からの削除要求を受けると、データ記憶部35に保存している当該指定日に対応する(又は、全ての)需要実績パターン(電気実績パターン又は給湯実績パターン)を削除する(ステップS206)。制御装置30は、需要実績パターンを削除すると、削除完了通知をリモコン41に送信する(ステップS207)。
リモコン41は、制御装置30からの削除完了通知を受信すると、実績表示画面51を再表示する(ステップS208)。そうすると、例えば、図8(b)に示すように、ユーザが削除指定した日(例えば、2日前)の電気実績パターンが存在しない実績表示画面51が表示される。
以上のようにして、ユーザが指定した需要実績パターンが削除されると、所定時刻(例えば、24時)に、制御装置30は、残りの需要実績パターンに基づいて、需要予測パターンを作成し、作成した需要予測パターンに基づいて、発電計画を作成する。
また、全ての需要実績パターンがユーザの指定により削除された場合、制御装置30は、初期の発電計画を使用して発電装置10の運転制御を行う。例えば、24時間連続運転し、貯湯タンク20の貯湯量が満タンになったら、運転を停止したり、あるいは、標準家庭の需要実績パターン(予め、制御装置30のROM32等に記憶されている)に基づいて作成した発電計画に従った運転制御等を行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態のコジェネレーションシステムによれば、ユーザは、リモコン41を介して、日常とは異なる需要実績パターン(電気実績パターン、給湯実績パターン)を容易に確認することができ、そして簡易な操作で削除することができる。したがって、ユーザ(需要家)の日常生活に即した適正な需要予測パターンを維持することができる。
なお、本実施形態では、ユーザは、図4(a)に示す実績表示メニュー画面50により、電気又は給湯を選択することで、実績表示画面51において、何れか一方の需要実績パターンを閲覧し、削除することができるが、両者(電気及び給湯)の需要実績パターンを同時に表示し、同時に削除できるようにしてもよい。あるいは、何れか一方の需要実績パターンを閲覧し、削除することで、他方の需要実績パターンも同時に削除される仕様にしても構わない。
また、本実施形態では、需要実績パターンの削除は、指定された日単位で行っているが、これに限定されず、1日の間の所定期間をユーザが指定でき、かかる期間の実績(データ)のみを削除できるようにしてもよい。以下、この場合の例について説明する。
例えば、図4(b)に示す実績表示画面51において、ユーザが、指定日項目54(例えば、2日前を示す指定日項目54)を選択し、決定ボタン46を押下すると、リモコン41は、削除確認画面58(図8(a)参照)を表示する前に、図11(a)に示すような、削除時間帯指定画面60をポップアップ表示する。
削除時間帯指定画面60には、開始時刻入力フィールド61と、終了時刻入力フィールド62とが設けられている。ユーザは、選択ボタン45の△ボタン45a、▽ボタン45bを使用して、これらのフィールドに0〜24の数値を入力することができる。例えば、12時〜24時までの時間帯を削除したい場合には、開始時刻入力フィールド61に12、終了時刻入力フィールド62に24を入力する。また、1日のデータ全てを削除したい場合には、0時〜24時までの時間帯を指定する(終日指定)。
ユーザにより時間帯が指定され、決定ボタン46が押下されると、リモコン41は、図8(a)に示す削除確認画面58を表示する。そして、ユーザにより「はい」ボタンが押下操作されると、リモコン41は、当該指定日(例えば、2日前)の需要実績パターン(ここでは、電気実績パターン)について、指定された時間帯のデータを削除するよう制御装置30に要求する。
制御装置30は、リモコン41からの削除要求を受けると、データ記憶部35に保存している当該指定日に対応する電気実績パターンを取り出し、これに含まれる指定された時間帯のデータを削除する。但し、終日指定されている場合は、当該指定日に対応する電気実績パターンそのものを削除する。削除が完了すると、制御装置30は、削除完了通知をリモコン41に送信する。
リモコン41は、制御装置30からの削除完了通知を受信すると、実績表示画面51を再表示する。そうすると、例えば、図11(b)に示すように、ユーザが指定した日(例えば、2日前)の電気実績パターンの内、削除指定された時間帯(例えば、12〜24時)のデータが存在しない実績表示画面51が表示される。
なお、削除する1日の時間帯をより詳細(例えば、分まで含める)に指定できるようにしてもよい。また、例えば、昼、夜等、時間帯以外で削除する期間を指定できるようにしてもよい。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態に係るコジェネレーションシステムについて説明する。本実施形態のコジェネレーションシステムの全体構成は、第1の実施形態のコジェネレーションシステムと同様である(図1参照)。本実施形態のコジェネレーションシステムは、第1の実施形態のコジェネレーションシステムと同等の機能を有し、さらに、ユーザが、リモコン41を介して、予定される将来の例外的な日時(例外期間)を指定し、当該日時の需要実績パターンを制御装置30に作成させないようにする機能も有する。
続いて、本発明の第2の実施形態に係るコジェネレーションシステムについて説明する。本実施形態のコジェネレーションシステムの全体構成は、第1の実施形態のコジェネレーションシステムと同様である(図1参照)。本実施形態のコジェネレーションシステムは、第1の実施形態のコジェネレーションシステムと同等の機能を有し、さらに、ユーザが、リモコン41を介して、予定される将来の例外的な日時(例外期間)を指定し、当該日時の需要実績パターンを制御装置30に作成させないようにする機能も有する。
図12に示すように、本実施形態のリモコン41の操作部43には、例外日時登録ボタン70が設けられている。ユーザが、この例外日時登録ボタン70を押下すると、図13に示す例外日時登録画面71が表示される。例外日時登録画面71には、現時点で登録されている例外日時(例外的な使用(需要)が予定される日時)が、登録番号項目72毎に表示される。これらの例外日時は、例外日時登録テーブルに格納されている。例外日時登録テーブルは、リモコン41が内部に備える図示しないRAM等の半導体メモリに保存されている。なお、現時点で登録されている例外日時が存在しない場合(即ち、例外日時登録テーブルが空の場合)には、例外日時登録画面71に登録番号項目72は表示されない。その際、“現在、登録されている情報はありません。”等のメッセージを表示してもよい。
追加ボタン73は、ユーザが新規に例外日時を登録したい場合に使用するGUIボタンである。追加ボタン73が、ユーザにより押下操作されると、リモコン41は、図14(a)に示すような日時指定画面80をポップアップ表示する。日時指定画面80には、月入力フィールド81と、日入力フィールド82と、開始時刻入力フィールド83と、終了時刻入力フィールド84とが設けられている。ユーザは、選択ボタン45の△ボタン45a又は▽ボタン45bを使用して、月入力フィールド81ならば、1〜12の数値を入力し、日入力フィールド82ならば、1〜31の数値を入力し、開始時刻入力フィールド83又は終了時刻入力フィールド84ならば、0〜24の数値を入力することができる。
ユーザにより日時が入力され、決定ボタン46が押下されると、リモコン41は、例外日時登録画面71を再表示する。そうすると、図14(b)に示すように、新たに登録された例外日時(2月27日 0時〜12時)が例外日時登録画面71に表示される。
続いて、例外日時登録画面71に表示されている例外日時の変更又は削除について説明する。変更又は削除したい例外日時がある場合、ユーザは、選択ボタン45を使って、その例外日時に対応する登録番号項目72を選択し、そして、決定ボタン46を押下する。すると、図15に示すような選択メニュー画面90がポップアップ表示される。選択メニュー画面90には、GUIボタンである変更ボタン91及び削除ボタン92が配置されている。当該例外日時を変更したい場合、ユーザは、変更ボタン91を押下操作する。すると、リモコン41は、上記の日時指定画面80を表示する。ユーザは上記同様、選択ボタン45の△ボタン45a又は▽ボタン45bを使用して、変更したい日時を入力する。そして、決定ボタン46を押下すると、例外日時登録画面71が再表示され、変更した日時が反映される。
一方、当該例外日時を削除したい場合、ユーザは、削除ボタン92を押下操作する。すると、当該例外日時が削除された例外日時登録画面71が再表示される。
終了ボタン74は、例外日時登録画面71を閉じ、元の画面に戻るためのGUIボタンである。終了ボタン74が押下されると、例外日時登録画面71に表示されている例外日時が、例外日時登録テーブルに反映される。また、リモコン41は、更新された例外日時登録テーブルを制御装置30に送信する。制御装置30は、リモコン41と同様に例外日時登録テーブルをデータ記憶部35に保存している。制御装置30は、リモコン41から送られてきた例外日時登録テーブルを受信すると、保存している例外日時登録テーブルを受信した例外日時登録テーブルに置き換える。制御装置30のCPU31は、例外日時登録テーブルを参照し、これに登録されている日時については、需要実績パターンの作成を行わない。したがって、例外日時の需要実績は、需要予測パターンの作成に加味されないことになる。
続いて、例外日時の登録に関して、リモコン41及び制御装置30で実行される処理の手順を図16のフローチャートに沿って説明する。リモコン41の表示部42に例外日時登録画面71が表示されているとき、ユーザにより決定ボタン46が押下されると(ステップS301でYES)、その決定ボタン46の押下により、終了ボタン74が押下操作されたか否かを判定する。終了ボタン74が押下操作された場合(ステップS302でYES)、リモコン41は、例外日時登録画面71に表示されている例外日時を例外日時登録テーブルに反映する(ステップS303)。一方、終了ボタン74が押下操作されていない場合(ステップS302でNO)、日時指定画面80や選択メニュー画面90の表示等、別処理を実行し、再度、ユーザの入力を監視する(ステップS301に戻る)。
リモコン41は、更新した例外日時登録テーブルを制御装置30に送信する(ステップS304)。制御装置30は、リモコン41からの例外日時登録テーブルを受信すると、データ記憶部35に保存している例外日時登録テーブルを受信した例外日時登録テーブルに置き換える(ステップ305)。
以上説明したように、本実施形態のコジェネレーションシステムによれば、ユーザは、リモコン41を介して、予定される将来の例外的な日時(例外日時)を登録することができる。そして、制御装置30は、ユーザが登録した例外日時については、需要実績パターンの作成を行わない。したがって、需要予測パターンの作成において、当該例外日時の需要実績が加味されることがなく、適正な需要予測パターンを維持することができる。
なお、本発明は、上記何れの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、発電装置10は、発電手段として、燃料電池13を用いているが、これに限らず、例えば、ガスエンジンを発電手段として採用してもよい。
また、リモコン41は、複数箇所(例えば、台所と浴室に設置する等)に設置されてもよい。
また、第2の実施形態において、例えば、リモコン41がカレンダー表示機能を備え、ユーザは、表示されたカレンダー上の日あるいは日時を選択する等して、上記例外日時を登録できる仕様にしてもよい。
10 発電装置
13 燃料電池
17 第1電力計(計測手段)
18 第2電力計(計測手段)
22 流量計(計測手段)
30 制御装置
41 リモコン(ユーザI/F装置)
13 燃料電池
17 第1電力計(計測手段)
18 第2電力計(計測手段)
22 流量計(計測手段)
30 制御装置
41 リモコン(ユーザI/F装置)
Claims (8)
- 所定の発電手段を用いて発電する発電装置と、
需要地における電力及び/又は熱需要を計測する計測手段と、
該計測手段の計測結果に基づいて、前記発電装置の発電計画を作成し、作成した前記発電計画に従って前記発電装置の運転を制御する制御装置と、
ユーザI/F装置と、を備えたコジェネレーションシステムであって、
前記制御装置は、
前記計測手段の計測結果に基づいて、電力及び/又は熱需要の所定期間の実績を示す需要実績パラメータを作成する手段と、
作成した前記需要実績パラメータを蓄積して保存する手段と、
過去複数の前記需要実績パラメータに基づいて、電力及び/又は熱需要の所定期間の予測を示す需要予測パラメータを作成する手段と、
作成した前記需要予測パラメータに基づいて、前記発電計画を作成する手段と、
前記ユーザI/F装置からの要求に応じて、指定された前記需要実績パラメータを削除する手段と、を備え、
前記ユーザI/F装置は、
前記需要実績パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、
前記需要実績パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から1又は複数の前記需要実績パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータの一覧をユーザに提示する手段と、
前記提示された前記需要実績パラメータの一覧から、ユーザが削除を所望する前記需要実績パラメータの削除指定をユーザから受け付ける手段と、
前記需要実績パラメータの削除指定を受け付けた場合、前記制御装置に対して、指定された前記需要実績パラメータの削除を要求する手段と、を備える、
ことを特徴とするコジェネレーションシステム。 - 前記ユーザI/F装置は、さらに、
前記需要予測パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、
前記需要予測パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から前記需要予測パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータを前記提示された前記需要実績パラメータと比較できるようにしてユーザに提示する手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のコジェネレーションシステム。 - 前記ユーザI/F装置は、さらに、
ユーザが前記需要実績パラメータの作成を所望しない将来の期間である例外期間の登録をユーザから受け付ける手段と、
前記受け付けた例外期間についての情報を前記制御装置に送信する手段と、を備え、
前記制御装置は、前記例外期間については前記需要実績パターンの作成を行わない、
ことを特徴とする請求項1に記載のコジェネレーションシステム。 - 前記発電手段として燃料電池を使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコジェネレーションシステム。 - 前記発電手段としてガスエンジンを使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコジェネレーションシステム。 - コジェネレーションシステムにおける発電装置の運転を制御する制御装置とデータの送受を行うユーザI/F装置であって、
電力及び/又は熱需要の所定期間の実績を示す需要実績パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、
前記需要実績パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から1又は複数の前記需要実績パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータの一覧をユーザに提示する手段と、
前記提示された前記需要実績パラメータの一覧から、ユーザが削除を所望する前記需要実績パラメータの削除指定をユーザから受け付ける手段と、
前記需要実績パラメータの削除指定を受け付けた場合、前記制御装置に対して、指定された前記需要実績パラメータの削除を要求する手段と、を備える、
ことを特徴とするユーザI/F装置。 - 電力及び/又は熱需要の所定期間の予測を示す需要予測パラメータの提示要求をユーザから受け付ける手段と、
前記需要予測パラメータの提示要求を受け付けた場合、前記制御装置から前記需要予測パラメータを取得し、取得した前記需要実績パラメータを前記提示された前記需要実績パラメータと比較できるようにしてユーザに提示する手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項6に記載のユーザI/F装置。 - ユーザが前記需要実績パラメータの作成を所望しない将来の期間である例外期間の登録をユーザから受け付ける手段と、
前記受け付けた例外期間についての情報を前記制御装置に送信する手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項6に記載のユーザI/F装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008051232A JP2009213203A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | コジェネレーションシステム及びユーザi/f装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009213203A true JP2009213203A (ja) | 2009-09-17 |
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ID=41185822
Family Applications (1)
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JP2008051232A Pending JP2009213203A (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | コジェネレーションシステム及びユーザi/f装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-02-29 JP JP2008051232A patent/JP2009213203A/ja active Pending
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