JP5150274B2 - 熱電併給システム - Google Patents

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Description

本発明は、発電計画に基づいて運転される熱電併給システムに関し、特に、熱電併給システムの発電計画を設定又は変更するためのユーザーインターフェースに関する。
従来、燃料電池と、この燃料電池で発電が行われる際に生じる熱を利用して加熱した水(温水)を貯湯する貯湯槽とを有する、家庭用熱電併給システム(コージェネレーションシステム)が提案されている。一般に、家庭用熱電併給システムでは、燃料電池で発電して得た電力を家庭で使用する一部の電力負荷(例えば、電化製品)に供給するとともに、貯湯槽の温水を家庭内の給湯機器や床暖房等の熱利用機器に供給するように構成されている。
このような熱電併給システムには、燃料電池の発電量を設定したり貯湯槽の湯量を確認したりするためのユーザーインターフェースとして、操作表示パネルが設けられている。例えば、特許文献1に記載のコージェネレーションシステムに備えられた操作表示パネルには、システムの運転と運転の停止を指示する運転/停止スイッチや燃料電池の発電モードを切り替える発電モードスイッチ等を備えた操作部と、発電モード、発電量、電力負荷で使用している使用電力、貯湯槽の貯湯量、時刻並びにシステムの異常等が表示される表示部とが設けられている。一般に、ユーザーが燃料電池の所定期間(例えば、1日)の発電計画を建てて設定することはなく、予め単数又は複数の発電計画が発電モードとしてシステムに登録されており、ユーザーはこれらの発電モードのなかからユーザーの生活パターンに相応しいものを操作表示パネルで選択して設定するように構成されている。
特開2003−229159号公報
ところで、特許文献1に記載のコージェネレーションシステムにおいては、システムに予め登録されている発電モードは、典型的なユーザーの生活パターンに基づいて定められたものであるから、これらの発電モードで全てのユーザーに対して好適な発電計画を提供することはできない。そこで、各発電モードについてサブメニューを設け、サブメニューで当該発電モードの発電計画を微調整することによって、ユーザーの生活パターンに適した発電計画を設定できるように構成することも考え得る。それであっても、ユーザーの需要は多様であり、その全ての需要に応える発電モードとそのサブメニューを供給することは困難である。
一方で、個々のユーザーにとっては多種多様な発電モードは必ずしも必要でなく、そのユーザーの生活パターンに合った電力と熱とを供給する幾つかの発電モードがあれば十分である。そのうえ、多種多様な発電モードがシステムに登録されていても、ユーザーが、各発電モードについて電力と熱との供給量を理解したうえで、自己の生活パターンに相応しい発電モードをマニュアル等を逐次確認することなく速やかに選択することは難しい。
つまり、効率的且つユーザーの需要に応じた発電を行うためには、多種多様な発電モードをシステムに登録しておくことが望ましいが、このような場合には、多種多様な発電モードから自己の生活パターンに相応しい発電モードをユーザー自身が選択して設定することは困難であり、ユーザーインターフェースの操作性に課題が残る。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであって、ユーザーが自己の生活パターンに合った電力量と熱量(湯量)との指示を簡易に入力することができ、この入力された指示を燃料電池の発電計画の策定に反映させることができる、ユーザーフレンドリーなインターフェースを備えた熱電併給システムを提供することを目的とする。
本発明の熱電併給システムは、発電機と、前記発電機の排熱をユーザーに利用させるための熱利用機器と、ユーザーが所定期間におけるユーザーの消費予定電力量及び消費予定熱量をアナログ的に更新するための入力部と、前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を示す指標を1つの画面に表示するとともに、前記入力部によって入力される前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量に応じて前記画面上の前記指標の位置を設定する表示部と、前記入力部による入力が確定した時点における値を前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量として設定する設定部とを有する消費予定量設定器と、前記消費予定量設定器によって設定された前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量に基づいて前記発電機の発電計画を作成する発電計画器と、前記発電計画に基づいて前記発電機の動作を制御する運転制御器とを、備えているものである。
かかる構成の熱電併給システムでは、1つの画面に示された指標の位置により消費予定電力量及び消費予定熱量が示されるので、ユーザーはこれを視認して発電計画を直感的に把握することができる。そして、画面に表示された消費予定電力量及び消費予定熱量を表す指標の位置をアナログ的に変化させることにより、消費予定電力量及び消費予定熱量の値を更新して、発電計画を再設定することができる。つまり、ユーザーの生活パターンと運転モードとの繋がりを考慮する必要なく、また、運転モードに制約を受けることなく、ユーザーは自己の生活パターンに合った電力量(消費予定電力量)と熱量(消費予定熱量)との指示を直感的に簡易に入力することができ、この入力された指示を燃料電池の発電計画の策定に反映させることができる。
また、本発明は、前記熱電併給システムに、電力負荷量履歴及び熱負荷量履歴を保持する履歴記憶器を更に備え、前記発電計画器は、前記履歴記憶器に保持された前記電力負荷量履歴及び前記熱負荷量履歴に基づき前記所定期間における前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を予測し、前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記画面上の前記予測された消費予定電力量及び前記予測された消費予定熱量に対応した位置に前記指標を予め表示するように構成されているものである。
前記熱電併給システムにおいて、前記熱利用機器は、前記発電機で発生した熱を温水として貯える貯湯槽としてよい。前記貯湯槽は、例えば、積層沸き挙げ方式のものを採用することができ、この場合、前記貯湯槽の下部にある低温の貯湯水が、貯湯水流路を通じるうちに該貯湯水流路に設けられた熱交換器にて発電機で発生した熱と熱交換されることにより加温されて、前記貯湯槽の上部に戻される。さらに、前記貯湯水流路には、前記発電機で発電された電力の供給を受けて該貯湯水流路を通じる低温の貯湯水を加熱する補助ヒータを設けることが望ましい。
前記熱電併給システムにおいて、前記消費予定量設定器の前記表示部は、電力量に対応する第一の軸と、熱量に対応する第二の軸とを有する二次元座標グラフを表示するとともに、前記二次元座標グラフ上に前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を示す1つの前記指標を表示するように構成することができる。
この場合、前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記二次元座標グラフ上に前記発電機の発電電力量と前記熱利用機器で回収される熱量との関係を示す線を表示するように構成することがよい。
また、前記熱電併給システムにおいて、前記消費予定量設定器の前記表示部は、第一のスライドバー及び第二のスライドバーを前記画面に表示するとともに、前記第一のスライドバー上に前記消費予定電力を示す指標として第一のスライダを表示し、前記第二のスライドバー上に前記消費予定熱量を示す指標として第二のスライダを表示するように構成することができる。
この場合、前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記第一のスライドバー上に前記発電機の発電電力量の上限及び下限を表示し、前記第二のスライドバー上に前記熱利用機器で回収される熱量の上限及び下限を表示するように構成することがよい。
さらに、前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記発電機の発電量と前記熱利用システムの回収熱量との関係に基づいて、前記第一のスライダと前記第二のスライダとが連動するように構成することが望ましい。
そして、前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記指標が、前記発電機の発電電力量と前記熱利用機器で回収される熱量との関係に基づいて定まる範囲内で移動できるように構成することがよい。
また、前記熱電併給システムにおいて、前記消費予定量設定器の前記入力部は、ユーザーが接触または押圧した前記画面上の位置を特定する位置特定部と、前記特定された位置に基づき前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量の値を特定し特定された値で前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を更新する数値取得部とを備えることができる。
本発明は、以下に示すような効果を奏する。
本発明に係る熱電併給システムでは、ユーザーが自己の生活パターンに合った電力量と熱量(湯量)との指示を簡易に入力することができ、この入力された指示を燃料電池の発電計画の策定に反映させることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複説明を省略する。
実施の形態1
本発明の実施の形態1について説明する。まず、本実施の形態に係る熱電併給システムの構成について図1を用いて説明する。図1は本実施の形態に係る熱電併給システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
[熱電併給システム20の構成]
本発明に係る熱電併給システム20は、発電機と、前記発電機の排熱をユーザーに利用させるための熱利用機器と、システム全体をコントロールする電子制御ユニット60と、システムの運転状態を表示するとともにシステムの運転を操作する操作表示パネル70と、熱電併給システム20の発電計画を策定し設定する発電計画設定装置19とを備えている。本実施の形態では、前記発電機は、燃料ガスと酸化剤ガスとの供給を受けて電気化学反応により発電する燃料電池40であり、前記熱利用機器は、熱交換器42を介して燃料電池40の発電時に発生した熱を利用して加熱された温水を貯える貯湯槽44である。
燃料電池40には、燃料ガス生成装置34とブロア41とが接続されている。燃料ガス生成装置34は、例えば、ガス配管22から脱硫器を介して供給される都市ガスと図示しない配管により供給される水蒸気とを原料とし、改質器にて都市ガスを水素リッチな改質ガスに改質し、一酸化炭素選択酸化触媒にて前記改質ガス中の一酸化炭素を低減することにより、水素リッチな改質ガス(燃料ガス)を生成するものである。そして、燃料電池40は、燃料ガス生成装置34から供給される燃料ガス中の水素と、ブロア41から供給される酸化剤ガス(ここでは空気)中の酸素とによる電気化学反応によって発電を行う。
また、燃料電池40には、循環ポンプ43aを備えた循環流路43が設けられ、この循環流路43を循環する冷却水により燃料電池40が冷却されている。この冷却水の循環流路43には熱交換器42が設けられている。この熱交換器42において、燃料電池40を通じたあとの冷却水と貯湯槽44からポンプ46aにより送り出されて貯湯水流路46を流れている低温水(貯湯水)とが熱交換され、前記低温水は温水となって貯湯槽44に貯められる。なお、ここで貯湯槽44は、いわゆる積層沸き挙げ方式のものであり、貯湯槽44の下部に市水が補給され、貯湯槽44の下部から低温の貯湯水が取り出され、貯湯水流路46で昇温されて貯湯槽44の上部に戻される。この貯湯槽44に貯えられた温水が、給湯機器や床暖房システム等の温水の熱を利用する機器(熱負荷31)に供給されることにより、燃料電池40の排熱がユーザーに利用されることとなる。
上述の貯湯水流路46には補助ヒータ45が備えられており、燃料電池40で発生した熱では十分な量の温水が得られない場合に、貯湯水流路46を流れている低温水が補助ヒータ45で加熱されて貯湯槽44に供給される。この補助ヒータ45は後述するようにDC/DCコンバータ59に接続されていて、該DC/DCコンバータ59の出力電圧が電子制御ユニット60により制御されて補助ヒータ45の消費電力が制御される。
燃料電池40の図示しない出力端子は、DC/DCコンバータ52とインバータ54とを介して、商用電力網10に連係点13において接続されている。この連係点13には電力負荷16が接続されている。かかる構成により、燃料電池40からの直流電力は、所望の直流電力に変換され、さらに、商用電力網10と同位相の交流電力に変換されたうえで、商用電力網10と系統連係しながら電力負荷16へ供給される。なお、インバータ54と連係点13との間、商用電力網10と連係点13との間、連係点13と電力負荷16との間には、それぞれ遮断器55,14,18が設けられている。
また、DC/DCコンバータ52の出力側には、DC/DCコンバータ56及びDC/DCコンバータ59が接続されている。このDC/DCコンバータ56は、システムに含まれるポンプや弁のアクチュエータ、ブロア41等の補機に直流電力を供給する直流電源として機能している。また、DC/DCコンバータ59は、補助ヒータ45に電力(電圧)を調整しながら供給する可変電流電源として機能している。
電子制御ユニット60は、熱電併給システム20全体をコントロールし、操作表示パネル70を用いてシステムの運転状態を表示させたり、操作表示パネル70を介して入力された操作を取得したりするものである。この電子制御ユニット60及び操作表示パネル70は、電子制御ユニット60にて所定のプログラムが実行されることにより発電計画設定装置19として機能することができる。
電子制御ユニット60は、CPU62を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU62の他に処理プログラムを記憶するROM64と、データを一時的に記憶するRAM66と、年月日時分秒を計測するクロック回路68と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備えている。電子制御ユニット60には、燃料電池40の出力端子に取り付けられた電力計51からの出力電力やインバータ54内の図示しない電流センサや電圧センサからの出力電流や電圧、負荷電力計58からの負荷電力、貯湯槽44に取り付けられた温度センサ48からの貯湯槽44で貯湯している温水の温度、同じく貯湯槽44に取り付けられた水位センサ49からの貯湯槽44で貯湯している温水の水位、貯湯槽44と熱負荷31との間に設けられた流量センサ32からの熱負荷31へ供給される温水の流量、燃料電池40に取り付けられた図示しない温度センサからの各温度、操作表示パネル70からの操作信号などが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット60からは、燃料ガス生成装置34、ブロア41、循環ポンプ43a、圧送ポンプ46aなどへの駆動信号や、DC/DCコンバータ52、DC/DCコンバータ56、及びDC/DCコンバータ59への制御信号、インバータ54へのスイッチング制御信号、遮断器55,14,18への駆動信号、操作表示パネル70への表示画像信号などが出力ポートを介して出力されている。
操作表示パネル70は、熱電併給システム20のユーザーインターフェースであって、システムの運転の操作を行なう操作部81と、システムの運転状態を表示する表示画面80とにより構成されている。
操作部81は、例えば、システムの運転と運転の停止を指示する運転/停止スイッチ、表示画面80の表示のオンオフを切り替える表示ON/OFFスイッチなどがシートスイッチとして設けられており、各スイッチ信号が電子制御ユニット60の入力ポートに入力されるようになっている。電子制御ユニット60では、入力された各スイッチ信号に基づいてシステム、特に燃料電池40の運転が制御される。
また、表示画面80は、ディスプレイモニタとマトリクス・スイッチ等を組み合わせて成るタッチスクリーンであって、電子制御ユニット60からの表示画像信号に基づいて所定の情報を表示画面80に表示したり、表示画面80上の表示に圧力を加えることで入力された位置情報を処理して操作信号を電子制御ユニット60に入力したりすることができる。
表示画面80には、燃料電池40の発電モードや、電力負荷16で使用している使用電力、貯湯槽44の貯湯量、時刻、及びシステムの異常等が、同時に又は切り替わって表示される。これに加え、表示画面80は、発電計画設定装置19の情報出力手段及び情報入力手段として機能し、発電計画を設定する際に、所定期間における消費予定電力量及び消費予定熱量がアナログ的に、つまり、絵やグラフ等の図示により連続的に変化できるように表される。さらに、表示画面80に表示された消費予定電力量及び消費予定熱量は、ユーザーが表示画面80を操作することにより、その値を更新することができる。
[発電計画設定装置19]
ここで、発電計画設定装置19の構成について、図2〜図6を用いて説明する。図2は熱電併給システムの発電計画装置の構成を示すブロック図、図3は履歴データの一例を示す図、図4は燃料電池での発熱量と熱量との関係を示す図、図5は実施の形態1に係る操作表示パネルに示される画像の一例を示す図、図6は実施の形態1に係る操作表示パネルに示される画像の変形例を示す図である。
発電計画設定装置19は、電力負荷量履歴及び熱負荷量履歴を保持する履歴記憶器71と、ユーザーが所定期間におけるユーザーの消費予定電力量及び消費予定熱量を設定する消費予定量設定器72と、消費予定電力量及び消費予定熱量に基づいて発電システム21の発電計画を作成する発電計画器73と、発電計画に基づいて発電システム21の動作を制御する運転制御器74とを備えている。前述の通り、履歴記憶器71、消費予定量設定器72、発電計画器73、及び運転制御器74としての機能は、電子制御ユニット60及び操作表示パネル70を用い該電子制御ユニット60のCPU62でROM64に格納された所定のプログラムを実行することによって実現されている。但し、発電計画設定装置19として、電子制御ユニット60及び操作表示パネル70と別途独立したコンピュータを備えることもできる。
[履歴記憶器71]
履歴記憶器71は、電力負荷量履歴及び熱負荷量履歴を作成し保持する手段であって、履歴作成部71aと、履歴解析部71bと、履歴格納部71cとを有している。
履歴記憶器71の履歴作成部71aは、発電システム21から所定単位時間ごとの家庭内の消費電力、消費熱量、燃料電池40の発電電力量、及び燃料電池40の発電に伴って発生した熱のうちの回収熱量等を取得し、これらの総和計算や単位変換などを行って、所定単位時間ごとの履歴実録データとして履歴格納部71cに格納する。所定単位時間ごとの家庭内の消費電力は、負荷電力計58からの負荷電力に基づいて得られる。消費熱量は、流量センサ32からの熱負荷31へ供給される温水の流量を用いて演算することにより得られる。燃料電池40の発電電力量は、電力計51からの出力電力に基づいて得られる。回収熱量は、温度センサ48からの貯湯槽44で貯湯している温水の温度と、水位センサ49からの貯湯槽44で貯湯している温水の水位とに基づいて演算することにより得られる。
本実施の形態において履歴作成部71aは、1分毎の家庭内の消費電力(Wm)、消費熱量(Joule/m)、燃料電池40の発電電力量(Wm)、回収熱量(Joule/m)等の計測値を取得し、総和計算や単位変換などを行い、1分毎の履歴実録データとして履歴格納部71cに格納する。但し、履歴実録データの単位時間、即ち、データを記録する周期は1分に限定されず、履歴実録データを処理するCPUのパワーや履歴実録データを保存する履歴格納部71cの記憶容量等のハード的なリソースや発電制御とのトレードオフを考慮して、単位時間を1秒や20分に変更しても構わない。
このようにして作成された履歴実録データは、図3に示すように、ヘッダと、データ本文とで構成されている。ヘッダには、例えば、年月日、曜日、その日の属性(平日,祝日を示す)、その日の発電電力量(Wh,毎分の発電電力の累積量)、家庭内での消費電力量(Wh,毎分の消費電力の累積量)、熱電併給システム20で発電に伴い発生した熱のうち回収できた熱量(Joule)、家庭内で消費された消費熱量(Joule)等が含まれている。一方、データ本文の各カラムには、例えば、00時00分秒から23時59分までの毎分の発電電力(Wm)、消費電力(Wm)、回収熱量(Joule/m)、消費熱量(Joule/m)等のデータが含まれている。
履歴記憶器71の履歴解析部71bは、履歴格納部71cに蓄積されている履歴実録データを整理、解析し、履歴データを作成して履歴格納部71cに格納する。
履歴解析部71bは、保存された履歴実録データを曜日と日の属性の組合せ(曜日,日の属性)ごとに分類し、その分類毎に1分毎のデータの平均値を算出して、代表データとする。例えば、(月曜日,平日)の毎分の計測値の平均値を、(月曜日,平日)の代表データとする。なお、平均値の算出時には代表データのヘッダと履歴実録データのヘッダとの比較を行い、その乖離度が所定の値(例えば、20%とする。但し、この数字に拘るものではない。)を超える場合には、特異なケースを削除するために、平均値の算出に用いないようにすることが望ましい。また、履歴解析部71bは、代表データの毎分の発電電力(Wm)、消費電力(Wm)、回収熱量(Joule/m)、消費熱量(Joule/m)をそれぞれ総和して、代表データの1日の発電電力量(Wh)、消費電力量(Wh)、回収熱量(Joule)、消費熱量(Joule)を算出する。
そして、履歴解析部71bは、曜日と日の属性の組合せで分類された代表データと、代表データの1日の発電電力量(Wh)、消費電力量(Wh)、回収熱量(Joule)、及び消費熱量(Joule)とを含む履歴データを作成し、この履歴データを履歴格納部71cに格納する。このように、履歴データには、電力負荷量履歴として代表データと該代表データの1日の発電電力量(Wh)及び消費電力量(Wh)が含まれ、熱負荷量履歴として代表データと該代表データの1日の回収熱量(Joule)及び消費熱量(Joule)が含まれている。
[発電計画器73]
発電計画器73は、需要予測部73aと、第一の発電計画を作成する発電計画作成部73bと、第一の発電計画を補正した第二の発電計画を作成する発電計画補正部73cと、第二の発電計画を調整する発電計画調整部73dと、発電計画を格納する発電計画格納部73eとを有する。
発電計画器73の需要予測部73aは、履歴記憶器71の履歴格納部71cに格納されている履歴データに基づいて当日の消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとを算出する。ここで需要予測部73aは、履歴記憶器71の履歴格納部71cに格納されている履歴データのなかから、予測当日と同じ属性、曜日の履歴データを読み出し、この履歴データを元に統計解析の手法を用いて、当日の消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとを算出する。算出された当日の消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとは、需要予測部73aから発電計画作成部73bに渡される。なお、統計解析の手法についてはここでは詳細に触れないが、一般に知られている移動平均法、指数平滑法などの手法などによって需要予測をする方法が用いられる。
発電計画器73の発電計画作成部73bは、当日の消費予定電力量Pと、消費予定熱量Jと、これらが算出された履歴データの代表データとに基づいて当日の第一の発電計画を作成する。作成された第一の発電計画は、発電計画として発電計画格納部73eに格納される。ここで発電計画作成部73bは、消費予定電力量Pに基づき、1分毎の消費予定電力量と定格出力電力(例えば、1000W)と比較して小さい方を1分毎の発電電力量(W)として決定していき、終日の発電電力量(Wh)を決定する。そして、発電計画作成部73bは、例えば、図4に示すような発電電力量と回収熱量との関係を示すグラフを参照して、決定した発電電力量から回収可能な熱量を算出し、毎分の回収熱量と終日の回収熱量とを決定する。このようにして決定された発電電力量と回収熱量とから導き出される10分毎の発電電力量(Wh)を1日分まとめたものが、当日の第一の発電計画である。
発電計画器73の発電計画補正部73cは、消費予定量設定器72にて新たに消費予定電力量と消費予定熱量とが設定された場合に、これらの値と第一の発電計画とに基づいて、第一の発電計画を補正した第二の発電計画を作成する。作成された第二の発電計画は、発電計画補正部73cから発電計画調整部73dに渡される。
ここで発電計画補正部73cは、消費予定電力量Pと新たに設定された消費予定電力量(以下、「新消費予定電力量P」という)とを比較して、消費予定電力量Pの方が小さい場合(P>P)は、第一の発電計画で定格発電量に満たない時刻の発電電力量を増やして、新消費予定電力量Pを満たすようにする。このとき発電計画調整部73dは、定格発電量に満たない時刻iを抽出し、時刻iの定格発電量と消費予定電力量Piの差分ΔPiを、時刻iの消費予定電力量Piに加算する。なお、定格発電量に満たない時刻を抽出する際に、定格発電量に達している時刻に隣接している時刻から選択することが好ましい。そして、『ΔP=新消費予定電力量P−消費予定電力量P』として、ΔP=ΣPi(i=0,1,2,3,・・・)を満たすように、第二の発電計画を作成する。
一方、発電計画補正部73cは、消費予定電力量Pと新消費予定電力量Pとを比較して、消費予定電力量Pの方が大きい場合(P>P)は、第一の発電計画の毎分の発電電力量Piを削減し、新消費予定電力量Pを満たすようにする。このとき、このとき発電計画調整部73dは、発電停止予定時刻(ここでは24時とする)から時間を遡って発電電力量Piを削減していき、ΔP=ΣPi(i=0,1,2,3,・・・)を満たすように、第二の発電計画を作成する。
発電計画調整部73dは、上述のように作成された第二の発電計画に基づいて回収熱量を算出し、算出された回収熱量と新たに設定された消費予定熱量(以下、「新消費予定熱量J」という)を比較し、新消費予定熱量Jの方が大きい場合は、発電電力量をさらに増やして、新消費予定電力量Pからの余剰分を熱に変換して、不足分の熱量を補填するように、第二の発電計画を調整する。このとき発電計画調整部73dは、『ΔJ=新消費予定熱量J−算出された回収熱量』として、ΔJを電力量に変換した値を新消費予定電力量Pに加算し、発電計画補正部73cは、この調整量を含む消費予定電力量に基づいて上記と同様に第二の発電計画を作成する。
そして、発電計画調整部73dは、発電計画補正部73cにて作成された第二の発電計画が上述したような調整が不要な状態にあると判断すれば、この第二の発電計画を発電計画として発電計画格納部73eに格納する。なお、「調整が不要な状態」とは、発電計画補正部73cにより作成された第二の発電計画が調整不要な場合と、第二の発電計画に発電計画調整部73dにより適当な調整が加えられた場合とがある。
[運転制御器74]
運転制御器74は、発電計画器73の発電計画作成部73bで策定された当日の発電計画を発電計画格納部73eから読み出し、この発電計画に基づいて燃料電池40を含む発電システム21の動作を制御する手段である。運転制御器74は、例えば、燃料電池40の発電電力量を制御するインバータ54及びDC/DCコンバータ59の制御手段である。
[消費予定量設定器72]
消費予定量設定器72は、所定期間におけるユーザーの消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを発電計画器73に設定する手段であって、表示部72aと、入力部72bと、設定部72cとを備えている。
消費予定量設定器72の表示部72aは、消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを示す指標を表示画面80に表示するための表示画像信号を作成し、この表示画像信号を操作表示パネル70へ出力する。ここで表示部72aは、発電計画器73の需要予測部73a又は発電計画格納部73eから当日の消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを読み出して、或いは入力部72bから消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを受け取って、消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを示す指標を1つの表示画面80に表示するための表示画像信号を作成して、この表示画像信号を操作表示パネル70に出力する。前記表示画像信号には、発電システム21から取得した情報に基づいて現時点で供給可能な電力量及び熱量を示す指標を示す情報も含まれている。
上述のようにして操作表示パネル70の表示画面80に表示された消費予定電力量P及び消費予定熱量Jの値はグラフや図の中の指標として示されている。但し、このような消費予定電力量P及び消費予定熱量Jのアナログ的な表示に加えて、数値等でデジタル的に消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを表示することもできる。
図5は、操作表示パネル70の表示画面80に表示された消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを示している。表示画面80には、電力量に対応する第一の軸と、熱量に対応する第二の軸とを有する二次元座標グラフ33が示され、この二次元座標グラフ33上に消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを表す指標として目標点Gが示されている。また、前記二次元座標グラフ33には、現時点で供給可能な電力量及び熱量を表す指標として開始点Sが示されている。
さらに、前記二次元座標グラフ33には、燃料電池40の発電電力量と貯湯槽44での回収熱量との関係を示すボーダーライン35が示されている。このボーダーライン35は、例えば、図4に示すような発電システム21での発電量と供給熱量との関係に基づいて定められるものである。なお、燃料電池40の発電量と供給熱量はおおよそ一次直線で示される相関関係を有し、熱電併給システム20における燃料電池40の発電電力量と貯湯槽44での回収熱量との関係も、おおよそ一次直線で表すことができる。そして、このボーダーライン35を超えて消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを設定することができないように表示画像信号が構成されている。つまり、熱電併給システム20では発電に伴って発生する熱を回収するので、燃料電池40の発電効率に依存する電熱比が所定値を上回る部分(ボーダーライン35よりも上側の移動禁止区域)には目標点Gを移動させることができない。
消費予定量設定器72の入力部72bは、所定期間におけるユーザーの消費予定電力量P及び消費予定熱量Jをアナログ的に更新する。つまり、ユーザーが操作表示パネル70を操作することによって、操作表示パネル70の表示画面80に示されている消費予定電力量P及び消費予定熱量Jのいずれか一方又は両方を、アナログ的に、即ち、連続的に変化しうる物理量として更新できる。具体的には、消費予定量設定器72の入力部72bは、操作表示パネル70から受け取った操作信号に基づき、ユーザーが接触または押圧した表示画面80上の位置を特定する位置特定機能と、前記特定された位置に基づき消費予定電力量及び消費予定熱量の値を特定し、この値で表示画面80に表示されている消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを更新する数値取得機能とを備えている。
図5に示すように、表示画面80に表示された二次元座標グラフ33上に目標点Gとして消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとが示されている状態で、表示された目標点Gをユーザーが加圧し、加圧した状態を維持しながらボーダーライン35以下の範囲にその加圧位置を移動させると、操作表示パネル70は、最後に加圧された部分の位置情報を処理して作成した操作信号を入力部72bに入力する。そして、消費予定量設定器72の入力部72bは、操作表示パネル70から受け取った操作信号に基づき、ユーザーが接触または押圧した表示画面80上の位置を特定して、消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとの新たな値を取得する。続いて、入力部72bは、取得した消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとの新たな値を表示部72aに渡す。消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとの新たな値を受け取った表示部72aは、表示画面80に新たな消費予定電力量Pと新たな消費予定熱量Jを示す目標点Gを表示させる表示画像信号を作成し、操作表示パネル70に出力する。これにより、表示画面80に表示された二次元座標グラフ33上の目標点Gの位置が更新され、表示画面80上ではあたかもユーザーが目標点Gをドラッグ&ドロップで移動させたかのうように見える。このようにして、表示画面80に表示された二次元座標グラフ33上の目標点Gを移動させることによって、消費予定電力量P及び消費予定熱量Jのいずれか一方又は両方を、アナログ的に、即ち、連続的に変化しうる物理量として更新することができる。
消費予定量設定器72の設定部72cは、操作表示パネル70の表示画面80に目標点Gが表示されてから、新たな入力が所定時間なければ入力が確定したと判断し、入力が確定した時点で表示画面80に表示された二次元座標グラフ33上の目標点Gに基づいて新消費予定電力量Pと新消費予定電力量Pとを確定し、これを発電計画器73に設定する。
ここでは、操作表示パネル70の操作入力があった後、所定時間経過した否かで、当該操作入力が確定したか否かを判定しているが、本発明はこれには限定されず、操作表示パネル70の操作入力が確定したか否かを判定できれば、どのような技術を用いてもよい。例えば、図6に示すように、表示画面80に二次元座標グラフ33とともに確定ボタン30を表示して、操作表示パネル70の操作入力が確定したか否かを確定ボタン30が押されたか否かで判定してもよい。
[発電計画設定処理の流れ]
ここで、熱電併給システム20の発電計画設定装置19による発電計画設定処理の流れを、図7〜図9を用いて説明する。図7は熱電併給システムの発電計画設定処理の流れ図、図8は発電計画補正処理の流れ図、図9は図6に示す変形例の場合の発電計画補正処理の流れ図である。
図7に示すように、発電計画設定処理において、日付が変わると(ステップS01でYES)、発電計画器73の需要予測部73aは、履歴記憶器71の履歴解析部71bに格納されている履歴データのなかから、予測当日と同じ属性、曜日の履歴データを読み出し、この履歴データを元に統計解析の手法を用いて、当日の消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとを算出する(ステップS02)。
続いて、発電計画器73の発電計画作成部73bは、消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとに基づいて当日の発電計画を作成する(ステップS03)。さらに、発電計画作成部73bは、作成された発電計画を発電計画格納部73eに格納する。これにより、当日の発電計画(第一の発電計画)が設定される(ステップS04)。このようにして発電計画格納部73eに新たな発電計画が設定されると、運転制御器74は、発電計画格納部73eに格納されている発電計画を読み出し、この発電計画に基づいて燃料電池40の動作を制御する(ステップS05)。そして、処理はステップS01に戻る。ステップS01では、日付が変わらなければ(ステップS01でNO)、処理はステップS05に戻って発電計画の次の部分を実行する。このようにして日付が変更されるまで、運転制御器74は所定のサンプリング間隔毎に発電計画を読み出してこれを実行する。
次に、発電計画補正処理について説明する。この発電計画補正処理は、発電計画設定処理と並行して行われる。
図8に示すように、発電計画補正処理において、入力フラグFがゼロにリセットされたのち(ステップS59)、日付が変わらなければ(ステップS60でNO)、処理はステップS62に進む。一方、日付が変わると(ステップS60でYES)、消費予定量設定器72の表示部72aは、消費予定電力量P及び消費予定熱量Jを示す目標点Gを表示画面80に表示するための表示画像信号を作成し、この表示画像信号を操作表示パネル70へ出力する(ステップS61)。これにより、例えば、図5に示すように、表示画面80に目標点Gと開始点Sとをプロットした二次元座標グラフ33が表示される。
次に、表示部72aは、ユーザーによる操作表示パネル70の操作入力を待機する。すなわち、ユーザーによる操作表示パネル70の操作入力が無い場合(ステップS62でNO)には、確定信号の有無(正確には操作表示パネル70の操作入力後の確定信号の有無)を判定し(ステップS67)、この場合には確定信号は無いので処理はステップS60に戻り、この場合には日付の変更が無いので処理は再びステップS62に戻る。ユーザーによる操作表示パネル70の操作入力が有るまで、この処理が繰り返される。そして、ユーザーが操作表示パネル70を操作することによって、操作表示パネル70の表示画面80に示されている消費予定電力量P及び消費予定熱量Jのいずれか一方又は両方が更新されると(ステップS62でYES)、消費予定量設定器72の入力部72bは操作表示パネル70から受けた操作信号に基づいて、消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとの新たな値を取得する(ステップS63)。続いて、入力部72bは、取得した消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとの新たな値が目標点Gの可変範囲内であれば(ステップS64でYES)、これらの新たな値を表示部72aに渡し、これらの新たな値を受け取った表示部72aは、表示画面80に新たな消費予定電力量Pと新たな消費予定熱量Jを示す目標点Gを表示させる表示画像信号を作成し、操作表示パネル70に出力する(ステップS65)。ここで入力フラグFを1とし(ステップS66)、処理はステップS62へ戻る。
ユーザーが操作を止めて(ステップS62でNO)、入力フラグFが1の状態で(ステップS67でYES)、所定時間が経過すると(ステップS68でYES)、設定部72cは入力が確定したと判断してこの時点で表示画面80に表示されている二次元座標グラフ33上の目標点Gに基づいて新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jとを確定し、これを発電計画器73に設定する(ステップS69)。
発電計画器73の発電計画補正部73cは、新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jとの値に基づいて、現在の発電計画(第一の発電計画)を補正した第二の発電計画を作成する(ステップS70)。さらに、発電計画器73の発電計画調整部73dは、第二の発電計画を調整し(ステップS71)、発電計画として発電計画格納部73eに格納する。このように新たな発電計画を設定したのち(ステップS72)、処理はステップS59に戻る。新たな発電計画が設定されると、その時点で運転制御器74は、発電計画格納部73eに格納されている新たな発電計画を読み出し、この新たな発電計画に基づいて燃料電池40の動作を制御する。
なお、上述の発電計画補正処理において、図6に示すように、表示部72aにて表示画面80に指標とともに確定ボタン30及びリセットボタン29を表示するように表示画面信号が作成される場合には、以下の通り図9に示す流れ図に則った処理が行われる。
前述のステップS61において、表示画面80に目標点Gと開始点Sとをプロットした二次元座標グラフ33とともに、確定ボタン30及びリセットボタン29が表示される。そして、操作表示パネル70の表示画面80に表示されたリセットボタン29が操作されて、この操作信号が操作表示パネル70から入力されたことを受けて(ステップS75でYES)、表示部72aは、ユーザーによる操作表示パネル70の操作入力を待機する状態となる。このようにリセットボタン29が操作されることにより操作入力を待機する構成とすれば、リセットボタン29が操作されない限り入力が受け付けられないので、誤って操作表示パネル70が操作されても発電計画が修正されることがない。
また、前述のステップS62でユーザーが操作を止めたのち、入力フラグFが1の状態で(ステップS67でYES)、操作表示パネル70の表示画面80に表示された確定ボタン30が操作されて操作表示パネル70から入力部72bに確定信号が入力されると(ステップS76)、設定部72cは入力が確定したと判断してこの時点で表示画面80に表示されている二次元座標グラフ33上の目標点Gに基づいて新消費予定電力量P1と新消費予定熱量J1とを確定し、これを発電計画器73に設定する(ステップS69)。このように確定ボタン30が操作されることにより入力を確定する構成とすれば、目標点Gの位置の変更を選び直すことができるので、入力を誤った値で発電計画が補正されることがない。
[発電計画の発電計画補正例]
ここで、熱電併給システム20の発電計画設定装置19にて行われる発電計画の発電計画補正例を、図10〜図14を用いて説明する。図10は実施の形態1に係る操作表示パネルにおいて目標点と新目標点を説明する図、図11は図10に示す目標点Gを新目標点Aへ設定したときの発電計画を示す図、図12は図10に示す目標点Gを新目標点Bへ設定したときの発電計画を示す図、図13は図10に示す目標点Gを新目標点Cへ設定したときの発電計画を示す図、図14は図10に示す目標点Gを新目標点Dへ設定したときの発電計画を示す図である。
図10には、表示画面80に表された二次元座標グラフ33上に、消費予定電力量Pと消費予定熱量Jとが目標点Gとして示されている。この二次元座標グラフ33上には、運転開始時の電力量と熱量との供給可能量を示す開始点Sも表されている。
電力負荷量履歴及び熱負荷量履歴に基づいて設定された運転計画に則って熱電併給システム20が運転されれば、二次元座標グラフ33上の目標点Gで示される電力量と熱量が供給されることとなる。しかしながら、年月日、曜日、及びその日の属性(平日、休日、或いは祝日など)により定まる生活パターンに、当日の生活パターンが当てはまらない場合がある。例えば、旅行で不在の場合や、来客があった場合など、何らかのアクシデント(来客、イベントの発生等)によって生活パターンが突発的に変化することがある。このような場合には、ユーザーが操作表示パネル70を自身で操作して、現在の運転計画を補正して、ユーザーの当日の生活パターンに合った運転計画を設定する。以下、図10の二次元座標グラフ33上に示されている目標点Gを、8時に新目標点A〜Dのいずれか移動させて、新たに新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jを設定した場合の、発電計画器73の発電計画補正部73c及び発電計画調整部73dで行われる発電計画の補正例について説明する。
まず、目標点Gを新目標点Aに移動させて、新たに新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jを設定した場合の発電計画の補正例について説明する。
新目標点Aは、目標点Gよりも電力量及び熱量ともに多く、例えば、来客が予定されて湯と電力の需要の増大が見込まれる場合に、目標点Gを新目標点Aに移動させる。例えば、図11に示すように、発電計画器73の発電計画補正部73cは、『供給電力増大分ΔP=新消費予定電力量P−消費予定電力量P』を計算し、これを単位時間毎の供給電力に対して加算していき、第二の発電計画を得る。ここにおいて、16時の発電量が定格であるので、これに隣接する15時から遡って、供給電力増大分ΔPを満たすまで発電量が増加されている。さらに、発電計画調整部73dは、第二の発電計画から回収可能熱量J’を算出し、新消費予定熱量Jとの『差分ΔJ=回収可能熱量J’−新消費予定熱量J』を得る。発電計画調整部73dは、この差分ΔJを補助ヒータ45で得るために必要な電力量に変換したものを余剰電力量ΔP’とし、この余剰電力量ΔP’を再度単位時間毎の発電電力に対して加算して発電計画補正部73cに渡す。発電計画補正部73cはこの新消費予定電力量Pに余剰電力量ΔP’が加算された消費予定電力量に基づいて発電計画を作成し、これを新たに第二の発電計画とする。
次に、目標点Gを新目標点Bに移動させて、新たに新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jを設定した場合の発電計画の補正例について説明する。
新目標点Bは、目標点Gよりも電力量及び熱量が共に少なく、例えば、家族で外泊する場合に、目標点Gを新目標点Bに移動させる。例えば、図12に示すように、発電計画器73の発電計画補正部73cは、『供給電力減少分ΔP=消費予定電力量P−新消費予定電力量P』を計算し、これを単位時間毎の供給電力に対して減算していき、第二の発電計画を得る。ここにおいて、発電停止時刻(ここでは24時とする)から、時刻を遡って発電量を減らしている。発電量の減少に応じて供給熱量は当然に抑えられる。
続いて、目標点Gを新目標点Cに移動させて、新たに新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jを設定した場合の発電計画の補正例について説明する。
新目標点Cは、目標点Gよりも電力量が少なく熱量は変わらない場合、例えば、日中に外出して夜には戻る場合に、目標点Gを新目標点Cに移動させる。この場合には家庭内の電力負荷16へ供給する電力量を抑えるが、通常通り風呂は使うので、熱量を確保することになる。新目標点Cの位置は外出から帰宅する時間は早い場合(=家にいる時間が長くなる場合)はより高い位置としたり、帰宅する時間遅い場合(=家にいる時間が短くなる場合)はより低い位置としたり調整することができる。
例えば、図13に示すように、発電計画器73の発電計画補正部73cは、『供給電力減少分ΔP=消費予定電力量P−新消費予定電力量P』を計算し、これを単位時間毎の供給電力に対して減算していき、第二の発電計画を得る。さらに、発電計画調整部73dは、第二の発電計画から回収可能熱量J’を算出し、『新消費予定熱量Jとの差分ΔJ=新消費予定熱量J−回収可能熱量J’』を得る。発電計画調整部73dは、この差分ΔJを補助ヒータ45で得るために必要な電力量に変換したものを余剰電力量ΔP’とし、この余剰電力量ΔP’を再度単位時間毎の発電電力に対して加算して、発電計画補正部73cに渡す。発電計画補正部73cはこの新消費予定電力量Pに余剰電力量ΔP’が加算された消費予定電力量に基づいて発電計画を作成し、これを新たに第二の発電計画とする。
最後に、目標点Gを新目標点Dに移動させて、新たに新消費予定電力量Pと新消費予定熱量Jを設定した場合の発電計画の補正例について説明する。
新目標点Dは、目標点Gよりも電力量が変わらず熱量が多い場合、例えば、当日は特にイベントがなく普段と変わらない一日であるが、夜にはゆったりとお湯を多めに使ってお風呂に入りたい場合に、目標点Gを新目標点Dに移動させる。例えば、図14に示すように、発電計画器73の発電計画補正部73cは、新消費予定熱量Jとの『差分ΔJ=新消費予定熱量J−消費予定熱量J』を得る。この差分ΔJを補助ヒータ45で得るために必要な電力量に変換したものを余剰電力量ΔP’とし、この余剰電力量ΔP’を単位時間毎の発電電力に対して加算することによって得られた発電計画を、第二の発電計画とする。ここにおいて、定格運転の時刻に隣接した時刻から遡って、発電電力を上げるように加算することが発電効率の点で有利である。
上述のように、本実施の形態に係る熱電併給システム20では、通常の生活パターンと異なる一日であることが見込まれるとき、履歴データから予測された目標点G(消費予定電力量P,消費予定熱量J)をその異なる生活パターンで必要となりそうな新目標点(新消費予定電力量P,新消費予定熱量J)へ、ユーザーが操作表示パネル70の表示画面80上で移動させるだけで、新たな発電計画の策定に反映させることができる。このとき、ユーザーに求められる操作は非常に直感的で簡単なものであり、さらに、ユーザーは表示部の画面に指標により示された発電量及び湯量を視認して、現在の運転状態、履歴に基づいて提案された運転計画、及び変更された発電計画を直感的に把握することができる。しかも、従来採用されているような運転モードとユーザーの生活パターンとの繋がりを考慮する必要なく、また、運転モードに制約を受けることがない。つまり、熱電併給システム20は、ユーザーが理解しやすく使いやすいユーザーフレンドリーなインターフェースを備えている。また、本実施の形態では、熱量を補うために補助ヒータ45を活用することにより、電力の消費量とは切り離して熱量の供給量を計画することができる。これにより、ユーザーによる目標点Gの設定の自由度が向上する。
実施の形態2
本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態に係る熱電併給システム20では、前述の実施の形態1と比較して、表示画面80に表示される消費予定電力量P及び消費予定熱量J(又は、新消費予定電力量P及び新消費予定熱量J)を示す指標の表示形態が異なり、他は共通している。そこで、以下では、消費予定電力量P及び消費予定熱量J(又は、新消費予定電力量P及び新消費予定熱量J)を示す指標の表示形態について説明し、他の部分の説明は省略する。
図15は実施の形態2に係る操作表示パネルに示される画像の一例を示す図、図16は実施の形態2に係る操作表示パネルに示される画像の変形例を示す図である。
図15に示すように、電力量を示す第一のスライドバー36と熱量を示す第二のスライドバー37とが操作表示パネル70の表示画面80に表示され、第一のスライドバー36上に消費予定電力量Pを示す指標として第一のスライダ38が表示され、第二のスライドバー37上に消費予定熱量Jを示す指標として第二のスライダ39が表示されている。第一のスライドバー36の上端と下端とにより燃料電池40の発電電力量の上限と下限とがそれぞれ示され、第二のスライドバー37の上端と下端とにより貯湯槽44で回収される回収熱量の上限と下限とがそれぞれ示されている。
熱電併給システム20では発電に伴って発生する熱を回収するので、燃料電池40の発電効率に依存する電熱比が所定値を上回る部分においては、新消費予定電力量P又は新消費予定熱量Jを設定することはできない。
従って、ユーザーが操作表示パネル70の表示画面80に表示された発電量を示す第一のスライダ38を「多め」の方向に移動させた場合には、これに伴って熱量を示す第二のスライダ39も「多め」の方向に移動させるように、消費予定量設定器72の表示部72aで表示画像信号が作成されて、表示画面80の表示が更新される。同様に、ユーザーが操作表示パネル70の表示画面80に表示された熱量を示す第二のスライダ39を「控えめ」の方向に移動させた場合には、これに伴って発電量を示す第一のスライダ38も「控えめ」の方向に移動させるように、消費予定量設定器72の表示部72aで表示画像信号が作成されて、表示画面80の表示が更新される。
一方、ユーザーが操作表示パネル70の表示画面80に表示された発電量を示す第一のスライダ38を「控えめ」の方向に移動させた場合には、熱量を示す第二のスライダ39はこれに連動させないで、表示画面80の表示が更新される。同様に、ユーザーが操作表示パネル70の表示画面80に表示された熱量を示す第二のスライダ39を「多め」の方向に移動させた場合には、発電量を示す第一のスライダ38はこれに連動させないで、表示画面80の表示が更新される。
なお、図16に示すように、上記実施の形態1に示した二次元座標グラフ33と、この実施の形態2に示す第一のスライドバー36及び第二のスライドバー37を、1つの表示画面80に同時に表示させることもできる。また、第一のスライドバー36及び第二のスライドバー37に加えて表示画面80に確定ボタンを表示するようにして、上述の実施の形態1の変形例と同様に、操作表示パネル70の操作入力が確定したか否かを、表示画面80の確定ボタンが押されたか否かで判定するように構成してもよい。
本発明は、発電機と、前記発電機の排熱をユーザーに利用させるための熱利用機器とを備えた熱電併給システムにおいて、前記発電機の発電計画を設定するためのユーザーインターフェースとして有用である。
本実施の形態に係る熱電併給システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 熱電併給システムの発電計画装置の構成を示すブロック図である。 履歴データの一例を示す図である。 燃料電池での発熱量と熱量との関係を示す図である。 実施の形態1に係る操作表示パネルに示される画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る操作表示パネルに示される画像の変形例を示す図である。 熱電併給システムの発電計画設定処理の流れ図である。 発電計画補正処理の流れ図である。 図6に示す変形例の場合の発電計画補正処理の流れ図である。 実施の形態1に係る操作表示パネルにおいて目標点と新目標点を説明する図である。 図10に示す目標点Gを新目標点Aへ設定したときの発電計画を示す図である。 図10に示す目標点Gを新目標点Bへ設定したときの発電計画を示す図である。 図10に示す目標点Gを新目標点Cへ設定したときの発電計画を示す図である。 図10に示す目標点Gを新目標点Dへ設定したときの発電計画を示す図である。 実施の形態2に係る操作表示パネルに示される画像の一例を示す図である。 実施の形態2に係る操作表示パネルに示される画像の変形例を示す図である。
符号の説明
16 電力負荷
19 発電計画設定装置
20 熱電併給システム
29 リセットボタン
30 確定ボタン
31 熱負荷
33 二次元座標グラフ
35 ボーダーライン
36 第一のスライドバー
37 第二のスライドバー
38 第一のスライダ
39 第二のスライダ
40 燃料電池
42 熱交換器
44 貯湯槽
45 補助ヒータ
60 電子制御ユニット
70 操作表示パネル
71 履歴記憶器
71a 履歴作成部
71b 履歴解析部
71c 履歴格納部
72 消費予定量設定器
72a 表示部
72b 入力部
72c 設定部
73 発電計画器
73a 需要予測部
73b 発電計画作成部
73c 発電計画補正部
73d 発電計画調整部
73e 発電計画格納部
74 運転制御器
80 表示画面
81 操作部

Claims (10)

  1. 発電機と、
    前記発電機の排熱をユーザーに利用させるための熱利用機器と、
    ユーザーが所定期間におけるユーザーの消費予定電力量及び消費予定熱量をアナログ的に更新するための入力部と、前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を示す指標を1つの画面に表示するとともに、前記入力部によって入力される前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量に応じて前記画面上の前記指標の位置を設定する表示部と、前記入力部による入力が確定した時点における値を前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量として設定する設定部とを有する消費予定量設定器と、
    前記消費予定量設定器によって設定された前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量に基づいて前記発電機の発電計画を作成する発電計画器と、
    前記発電計画に基づいて前記発電機の動作を制御する運転制御器とを、
    備えている熱電併給システム。
  2. 電力負荷量履歴及び熱負荷量履歴を保持する履歴記憶器を更に備え、
    前記発電計画器は、前記履歴記憶器に保持された前記電力負荷量履歴及び前記熱負荷量履歴に基づき前記所定期間における前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を予測し、
    前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記画面上の前記予測された消費予定電力量及び前記予測された消費予定熱量に対応した位置に前記指標を予め表示するように構成されている、
    請求項1に記載の熱電併給システム。
  3. 前記熱利用機器は、前記発電機で発生した熱を温水として貯える貯湯槽である、
    請求項1又は請求項2に記載の熱電併給システム。
  4. 前記消費予定量設定器の前記表示部は、電力量に対応する第一の軸と、熱量に対応する第二の軸とを有する二次元座標グラフを表示するとともに、前記二次元座標グラフ上に前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を示す1つの前記指標を表示するように構成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の熱電併給システム。
  5. 前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記二次元座標グラフ上に前記発電機の発電電力量と前記熱利用機器で回収される熱量との関係を示す線を表示するように構成されている、
    請求項4記載の熱電併給システム。
  6. 前記消費予定量設定器の前記表示部は、第一のスライドバー及び第二のスライドバーを前記画面に表示するとともに、前記第一のスライドバー上に前記消費予定電力を示す指標として第一のスライダを表示し、前記第二のスライドバー上に前記消費予定熱量を示す指標として第二のスライダを表示するように構成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の熱電併給システム。
  7. 前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記第一のスライドバー上に前記発電機の発電電力量の上限及び下限を表示し、前記第二のスライドバー上に前記熱利用機器で回収される熱量の上限及び下限を表示するように構成されている、
    請求項6記載の熱電併給システム。
  8. 前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記発電機の発電量と前記熱利用システムの回収熱量との関係に基づいて、前記第一のスライダと前記第二のスライダとが連動するように構成されている、
    請求項7に記載の熱電併給システム。
  9. 前記消費予定量設定器の前記表示部は、前記指標が、前記発電機の発電電力量と前記熱利用機器で回収される熱量との関係に基づいて定まる範囲内で移動できるように構成されている、
    請求項4または請求項6に記載の熱電併給システム。
  10. 前記消費予定量設定器の前記入力部は、ユーザーが接触または押圧した前記画面上の位置を特定する位置特定部と、前記特定された位置に基づき前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量の値を特定し特定された値で前記消費予定電力量及び前記消費予定熱量を更新する数値取得部とを備えている、
    請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の熱電併給システム。
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