JP7013235B2 - 画像投射装置、画像投射装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像投射装置、画像投射装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、光源からの光を光変調素子により変調して投射する画像投射装置(以下、プロジェクタという)に関する。
プロジェクタには、光源から光変調素子に照射される光量(透過率)を絞りにより調節する処理と、光変調素子を駆動するために用いる画像データの階調(輝度)分布の範囲を伸張する処理とを組み合わせて、投射画像のコントラストを向上させるものがある。特許文献1には、画像データに含まれる階調値から算出した絞りの目標透過率と該絞りの遮光部材の位置から検出される実透過率との差に応じて遮光部材を駆動して、該遮光部材の位置に適した伸張率で画像データの階調分布範囲を伸張する方法が開示されている。
特開2014-187460号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された方法では、画像データの更新周期であるフレームレートが考慮されていない。このため、遮光部材の駆動途中で目標透過率が変化するような場合に、遮光部材の位置と画像データの階調分布範囲の伸張率とが整合しない場合がある。また、画像データの1フレーム単位で目標透過率を演算する場合には、遮光部材の位置と画像データの階調分布範囲の伸張率とは整合するものの、画像データが低フレームレートである場合に明るさの変化が遅くなる。
本発明は、画像データのフレームレートに適した速度(1フレームにおける駆動量)で遮光部材を駆動することにより投射画像のコントラストを向上させることが可能な画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての画像投射装置は、画像データに応じて光変調素子を駆動する駆動手段と、遮光部材を駆動して、光源から光変調素子に入射する光量を変化させる光量変更手段と、遮光部材の駆動を制御する制御手段とを有して、光変調素子により変調された光を被投射面に投射する。制御手段は、画像データの階調に関する情報、該画像データのフレームレートおよび遮光部材の駆動前位置の情報を用いて1フレームにおける遮光部材の駆動量を設定し、階調に関する情報および駆動前位置の情報を用いて、画像データの階調値に対して適用するゲイン値を取得する。駆動手段は、ゲイン値を適用した画像データを用いて光変調素子を駆動することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、遮光部材を駆動して、光源から光変調素子に入射する光量を変化させる光量変更手段を有し、画像データに応じて光変調素子を駆動して、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する画像投射装置に適用される。該制御方法は、画像データの階調に関する情報、該画像データのフレームレートおよび遮光部材の駆動前位置の情報を取得するステップと、遮光部材が駆動される際に、階調に関する情報、フレームレートおよび駆動前位置の情報を用いて、1フレームにおける遮光部材の駆動量を設定するステップと、階調に関する情報および駆動前位置の情報を用いて、画像データの階調値に対して適用するゲイン値を取得し、ゲイン値を適用した画像データを用いて光変調素子を駆動するステップとを有することを特徴とする。
なお、画像投射装置のコンピュータに、上記制御方法に従う処理を実行させる制御プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、画像データのフレームレートに適した1フレームでの駆動量で遮光部材を駆動させることにより投射画像のコントラストを向上させることができる。
本発明の実施例1であるプロジェクタの構成を示すブロック図。 実施例1のプロジェクタが行う処理を示すフローチャート。 実施例1におけるAPL値と目標光量ゲイン値との関係を示す図。 実施例1におけるシャッター位置情報と実光量ゲイン値との関係を示す図。 実施例1におけるフレームレートテーブルを示す図。 実施例1における光量変化値とシャッター制御値との関係を示す図。 実施例1における目標光量ゲイン値と信号レベルゲイン値との関係を示す図。 実施例1の作用効果を説明するためのタイミングチャート。 本発明の実施例2の作用効果を説明するためのタイミングチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1であるプロジェクタ(画像投射装置)100の構成を示している。本実施例のプロジェクタ100は、光変調素子として液晶パネルを用いている。ただし、光変調素子として、デジタルマイクロミラーデバイスを用いてもよい。
プロジェクタ100は、CPU101、画像データ入力部102、画像処理部103、画像データ解析部104、伸張率計算部105、伸張処理部106および制御値計算部107を有する。また、プロジェクタ100は、シャッター制御部108、光源制御部109、記憶部110、シャッター位置情報111、フレームレートテーブル112、シャッター113、光源114、液晶パネル115および投射レンズ116を有する。これら各部およびデバイスは、コントロールバスやデータバス等の内部バス117を通じて互いに情報や信号の授受が可能に接続されている。
CPU101は、記憶部110に格納されているコンピュータプログラムに従ってプロジェクタ100全体の動作を制御する。画像データ入力部102は、パーソナルコンピュータやビデオプレイヤー等の画像データ出力機器と映像インタフェース等を介して接続され、画像データ出力機器が出力する画像データを受信し、受信した画像データを画像処理部103に供給する。映像インタフェースは、例えば、HDMI(登録商標)、DVIおよびDisplayPort等を含む。
画像処理部103は、画像データ入力部102から供給される画像データを液晶パネル115で表示可能な形式の画像データに変換する処理を行う。また、画像処理部103は、画像データ解析部104、伸張率計算部105および伸張処理部106を含む。
画像データ解析部104は、画像データ入力部102から供給される画像データの信号レベル(階調または輝度レベル)。およびフレームレートを検出(取得)する。画像データ解析部104は、画像データの階調(または輝度)に関する情報(統計量)として、例えば画像データの1フレームごとのAPL値(Average Picture Level)を検出する。
APL値は、信号レベルの平均値(つまりは平均階調レベル)であり、画像データが明るい(高階調である)場合は信号レベルが高くなるので大きな値となり、画像データが暗い(低階調である)場合は信号レベルが低くなるので小さな値となる。画像データ解析部104は、検出したAPL値およびフレームレートを制御値計算部107に供給する。なお、実施例1における画像データ解析部104は、画像データのAPL値を検出するものとして説明する。ただし、階調に関する情報(統計量)として、信号レベルの分布を示すヒストグラム(階調ヒストグラム)や最大階調値であるWP値(White Peak)を検出するようにしてもよい。
伸張率計算部105は、画像データ入力部102から供給される画像データの階調分布範囲を伸張するための伸張率を設定する。実施例1では、伸張率としてゲイン値を用いる。なお、伸張率の設定方法については後述する。
伸張処理部106は、伸張率計算部105が設定した伸張率に基づいて、画像データ入力部102から供給される画像データの階調分布範囲を伸張する。伸張処理部106は、ゲイン値を画像データに対して適用(乗算)することで、画像データの階調分布範囲を伸張する。伸張処理部106により伸張処理がなされた画像データは、液晶パネル115に供給される。画像処理部103により、液晶パネル115を駆動する駆動手段が構成される。
制御値計算部107は、画像データ解析部104が検出したAPL値およびフレームレートに応じて目標光量ゲイン値およびシャッター制御値を設定する。制御値計算部107は、設定された目標光量ゲイン値を画像処理部103に供給し、設定されたシャッター制御値をシャッター制御部108に供給する。目標光量ゲイン値およびシャッター制御値の設定方法については後述する。CPU101、画像処理部103および制御値計算部107により制御手段が構成される。
シャッター制御部108は、制御値計算部107から供給されるシャッター制御値に応じて光量変更手段としてのシャッター113を制御し、光源114からの光の一部を遮光すること液晶パネル115に入射する光量を変化させる。
光源制御部109は、記憶部110に格納されている設定値に応じて光源114への供給電力(供給電圧または供給電流)を制御することで光源114から出力される光量を変化させる。
記憶部110は、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有する。また、記憶部110は、CPU101のワークエリアとして機能する揮発性メモリを有する。この不揮発性メモリには、フレームレートテーブル112が格納されている。フレームレートテーブル112については後述する。
また、不揮発性メモリには、プロジェクタ100が備える各機能の設定値や、プロジェクタ100全体の動作を制御するためのコンピュータプログラムが格納されている。さらに揮発性メモリには、シャッター位置情報111が格納されている。
シャッター位置情報111は、シャッター113の現在の位置(シャッター113の開口状態)を示す情報である。本実施例では、シャッター位置情報111は「0(全閉)」から「255(全開)」までの256段で表現され、プロジェクタ100の電源オン時等に不図示のセンサにより値が取得されて更新される。
シャッター113は、1または複数のシャッター羽根(絞り羽根)等の遮光部材と、これを駆動するステッピングモータ等のパルスアクチュエータとにより構成され、シャッター制御部108によりパルスアクチュエータが制御されることで遮光部材が駆動される。遮光部材(シャッター羽根)の位置に応じて、シャッター113を通過する光量が変化する。このように、シャッター113は遮光部材を駆動してシャッター113を通過する光量を変化させるため、単位時間で制御可能な光量の上限がある。シャッター113を通過した光は、液晶パネル115に入射する。
光源114は、高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ等のランプ、LED(Light Emitting Diode)、または半導体レーザー等の発光体を含み、光源制御部109により制御される。光源114からの白色光は、不図示の色分解光学系によって3色(RGB)の光に色分離され、色分離されたR光、G光およびB光それぞれ、液晶パネル115(図には1つのみ示すが、実際にはR用、G用およびB用液晶パネルの3つが設けられている)に入射する。R用、G用およびB用液晶パネル(115)はそれぞれ、複数の画素を有し、入射した光を画素ごとに画像処理部103から供給される画像データの信号レベルに応じて変調する。R用、G用およびB用液晶パネル(115)により変調されたR光、G光およびB光は、不図示の色合成光学系により合成され、投射レンズ116により不図示のスクリーン等の被投射面に投射される。これにより、フルカラー画像としての投射画像が表示される。投射レンズ116は、フォーカス機能やズーム機能を有しており、CPU101によりフォーカス制御やズーム制御が行われる。
次に、図2のフローチャートを用いて、本実施例おいてCPU101、画像処理部103および制御値計算部107が行う処理について説明する。CPU101は、プロジェクタ100に入力される画像データの信号レベルに応じて、画像処理部103および制御値計算部107とともに、プロジェクタ100が表示する投射画像のコントラストを制御する処理を行う。
CPU101は、プロジェクタ100の電源がオンされた状態で、記憶部110に格納されているコンピュータプログラムとしての制御プログラムを実行することによって本処理を行う。CPU101は、本処理を、画像データ入力部102に対して入力される画像データのフレームごとに周期的に行う。以下の説明において、「S」はステップを意味する。
S101において、CPU101は、画像処理部103に対して、画像データ入力部102から供給される画像データのAPL値およびフレームレートの検出を指示する。画像処理部103内の画像データ解析部104は、画像データのAPL値およびフレームレートを検出し、検出したAPL値およびフレームレートを制御値計算部107に供給する。なお、フレームレートはCPU101が画像データ入力部102から取得し、制御値計算部107へ供給してもよい。CPU101は、S101からS102に進む。
S102では、CPU101は、制御値計算部107に対して、目標光量ゲイン値の算出を指示する。制御値計算部107は、画像データ解析部104から供給されたAPL値に応じて目標光量ゲイン値を算出する。目標光量ゲイン値は、シャッター113の遮光部材を駆動する目標位置に相当し、後述する光量変化値の算出にも用いられる。
図3を用いて、目標光量ゲイン値の算出方法について説明する。図3は、APL値と目標光量ゲイン値との関係を示す。図中の横軸はAPL値を示し、縦軸は目標光量ゲイン値を示す。図3に示すように、APL値が低い場合、すなわち画像データがその信号レベルが低くて暗い画像データである場合は、目標光量ゲイン値は小さい値となる。一方、APL値が高い場合、すなわち画像データがその信号レベルが高くて明るい画像データである場合は、目標光量ゲイン値は大きい値となる。制御値計算部107が目標光量ゲイン値を算出した後、CPU101は、S102からS103に進む。
S103では、CPU101は、制御値計算部107に対して、現在光量ゲイン値の算出を指示する。制御値計算部107は、記憶部110に格納されているシャッター位置情報111を読み出し、現在のシャッター113の位置(駆動前位置)に対応する現在光量ゲイン値を算出する。図4を用いて、現在光量ゲイン値の算出方法について説明する。
図4は、シャッター位置情報111と現在光量ゲイン値との関係を示す。図中の横軸はシャッター位置情報111を示し、縦軸は現在光量ゲイン値を示す。図4に示すように、シャッター位置情報111の値が小さい場合、すなわちシャッター113が閉じ側の位置にある場合は、現在光量ゲイン値は小さい値となる。シャッター位置情報111の値が大きい場合、すなわちシャッター113が開き側の位置にある場合は、現在光量ゲイン値は大きい値となる。制御値計算部107が現在光量ゲイン値を算出した後、CPU101は、S103からS104に進む。
S104では、CPU101は、制御値計算部107に対して、光量変化値の算出と、該光量変化値が閾値以下であるか否の判定とを指示する。光量変化値は、S102において算出された目標光量ゲイン値と、S103において算出された現在光量ゲイン値との差分である。制御値計算部107は、記憶部110に格納されているフレームレートテーブル112を読み出し、画像データ解析部104から供給されるフレームレートに応じて閾値を算出する。閾値は、フレームレートに応じた光量変化値の上限値に相当する。後述するように、制御値計算部107は、1フレームにおけるシャッター113の遮光部材の駆動量として、該上限値以下、つまりは閾値以下の駆動量を設定する。
図5を用いて、閾値の算出方法について説明する。図5は、フレームレートテーブル112を示す。図5の横軸はフレームレートを示し、縦軸は閾値を示す。図5に示すように、フレームレートが所定値としての24Hz以下である場合、すなわち画像データの更新周期が遅い場合は、閾値は光量変化値としてとり得る最大値に相当する一定値(図5の例では0.8)となる。一方、フレームレートが24Hzよりも高い場合、すなわち画像データの更新周期が速い場合は、閾値は上記一定値より小さく、かつ更新周期が速いほど小さい値となる。換言すれば、閾値は、各フレームレートにおいて1フレーム内でシャッター113を通過する光量を変化させることが可能な最大の値(光量変化値)である。
制御値計算部107が光量変化値が閾値以下であると判定した場合は、CPU101はS104からS106に進む。制御値計算部107が光量変化値が閾値を超えると判定した場合は、CPU101はS104からS105に進む。
S105では、CPU101は、制御値計算部107に対して、目標光量ゲイン値の補正(設定)を指示する。制御値計算部107は、目標光量ゲイン値を、光量変化値が閾値と等しくなるように補正する。具体的には、目標光量ゲイン値をTgain、現在光量ゲイン値をCgain、閾値をThとすると、以下のように目標光量ゲイン値Tgainを補正する。
Tgain≦Cgainの場合
Tgain=Cgain-Th
Tgain>Cgainの場合
Tgain=Cgain+Th
制御値計算部107は、補正した目標光量ゲイン値Tgainを画像処理部103に供給して、本フローチャートはS105からS106に進む。
S106では、CPU101は、制御値計算部107に対して、シャッター制御値の算出を指示する。制御値計算部107は、光量変化値に基づいて、シャッター制御値を算出する。図6を用いて、シャッター制御値の算出方法について説明する。
図6は、光量変化値とシャッター制御値との関係を示す。ここでは、シャッター制御値が、シャッター113の遮光部材を駆動するパルスアクチュエータを制御するためのパルス信号のパルス数であるものとして説明する。言い換えれば、シャッター制御値は、シャッター113の遮光部材の駆動量に相当する。図6の横軸は光量変化値を示し、縦軸はパルス数を示す。図6において、光量変化値が低いほどパルス数は小さい値となり、逆に光量変化値が高いほどパルス数は大きい値となる。制御値計算部107は、算出したシャッター制御値をシャッター制御部108に供給する。CPU101は、S106からS107に進む。
S107では、CPU101は、画像処理部103に対して、信号レベルゲイン値の算出を指示する。画像処理部103内の伸張率計算部105は、S102で得られた又はS105で補正された目標光量ゲイン値に応じて、画像データの階調値に対して適用するゲイン値としての信号レベルゲイン値を算出する。図7を用いて、信号レベルゲイン値の算出方法について説明する。
図7は、目標光量ゲイン値と信号レベルゲイン値との関係を示す。図中の横軸は目標光量ゲイン値を示し、縦軸は信号レベルゲイン値を示す。図7において、目標光量ゲイン値が低いほど信号レベルゲイン値は大きい値となり、逆に目標光量ゲイン値が高いほど信号レベルゲイン値は小さい値となる。ただし、目標光量ゲイン値が小さいほど目標光量ゲイン値の変化に対する信号レベルゲイン値の変化量は大きく、目標光量ゲイン値が大きいほど目標光量ゲイン値の変化に対する信号レベルゲイン値の変化量は小さい。例えば、信号レベルゲイン値は、目標光量ゲイン値の逆数として表される。伸張率計算部105は、算出した信号レベルゲイン値を画像処理部103内の伸張処理部106に供給する。CPU101は、S107からS108に進む。
S108では、CPU101は、画像処理部103に対して、画像データの階調分布範囲の伸長処理を指示する。伸張処理部106は、伸張率計算部105から供給された信号レベルゲイン値を画像データに対して乗算することで、その階調分布範囲を伸張する。こうしてCPU101は、本処理を終了する。
次に、図8(a)、(b)を用いて、本実施例の作用効果について説明する。図8(a)、(b)は、画像データ入力部102に入力される画像データ、図2のS108での画像データの伸張処理およびS106でのシャッター113の位置の制御(以下、シャッター制御という)による光量の変化をタイムチャートとして示している。図8(a)は画像データのフレームレートが60Hzである場合を示し、図8(b)は画像データのフレームレートが24Hzである場合を示す。また、図8(a)、(b)の画像データにおいて、白無地部分は明るい画像であることを示し、斜線部分は暗い画像であることを示す。
画像データが明るい場合には、画像データの伸張処理による階調分布範囲の伸張は少なく、シャッター113の位置は開き側に制御される。そして、画像データが暗く変化した場合には、伸張処理により階調分布範囲が大きく伸張され、シャッター113の位置は開側の位置から閉じ側の位置に制御される。
この際、図8(a)、(b)に示すように、表示画像データのAPL値およびフレームレートとシャッター113の現在位置とに応じて1フレームにおけるシャッター113の遮光部材の駆動量を設定する。具体的には、画像データのフレームレートが60Hzである場合は約2.5フレーム分の時間で遮光部材を開側の位置から閉じ側の位置に駆動するように1フレームにおける遮光部材の駆動量を設定する。また、画像データのフレームレートが24Hzである場合は約1フレーム分の時間で遮光部材を開側の位置から閉じ側の位置に駆動するように1フレームにおける遮光部材の駆動量を設定する。このときの遮光部材の駆動速度は、フレームレートが60Hzである場合の約2.5倍となる。
これにより、画像データのフレームレートが異なっていても、シャッター制御の開始から終了までに要する時間を互いに同等にすることができる。つまり、図8(b)に示すように画像データのフレームレートが低い場合であっても、図8(a)に示すようにフレームレートが高い場合と同等の速度(時間)でシャッター113の位置を変化させることが可能となる。
なお、シャッター(遮光部材)113の駆動は、図中に縦の点線で示す画像データの垂直同期タイミングに応じて開始される。ただし、液晶パネル115の駆動の更新タイミングに応じてシャッター113の駆動を開始してもよい。
実施例1で説明した図2のS101における画像データの1フレームの解析処理に時間を要し、同一フレーム内で伸張処理およびシャッター制御を完了させることができない場合が考えられる。この場合は、図9(a)、(b)に示すような処理を行ってもよい。図9(a)、(b)は、図8(a)、(b)と同様に、画像データ、伸張処理およびシャッター制御による光量の変化をタイムチャートとして示している。図9(a)は画像データのフレームレートが60Hzである場合を、図9(b)はフレームレートが24Hzである場合をそれぞれ示す。画像データにおいて、白無地部分は明るい画像であることを示し、斜線部分は暗い画像であることを示す。図9(a)、(b)では、画像データの1フレームの解析処理を行った後に、次のフレームにおいてその解析結果に応じた伸張処理およびシャッター制御を行っている。
また、シャッター制御の開始タイミングについては、フレームに同期する必要はないため、画像データの解析処理が終了した時点ですぐに開始するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、画像データのフレームレートに適した1フレームでの光量変化値(遮光部材の駆動量)を設定することにより、フレームレートにかかわらず投射画像のコントラストを向上させることができる。また、遮光部材の駆動を高速化することも可能である。
なお、上記実施例では、画像データ入力部102に入力される画像データのフレームレートに応じて光量変化値の閾値を異ならせる場合について説明したが、閾値の設定はこれに限られない。例えば、液晶パネル115の駆動更新周期に応じて光量変化値の閾値を異ならせるようにして、該駆動更新周期ごとに図2に示した一連の処理を行うようにしてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 プロジェクタ
101 CPU
103 画像処理部
107 制御値計算部
113 シャッター
114 源
115 液晶パネル

Claims (9)

  1. 光源からの光を変調する光変調素子と、
    画像データに応じて前記光変調素子を駆動する駆動手段と、
    遮光部材を駆動して、前記光源から前記光変調素子に入射する光量を変化させる光量変更手段と、
    前記遮光部材の駆動を制御する制御手段とを有し、
    前記光変調素子により変調された光を被投射面に投射する画像投射装置であって、
    前記制御手段は、前記遮光部材が駆動される際に、前記画像データの階調に関する情報、該画像データのフレームレートおよび前記遮光部材の駆動前位置の情報を用いて、1フレームにおける前記遮光部材の駆動量を設定し、前記階調に関する情報および前記駆動前位置の情報を用いて、前記画像データの階調値に対して適用するゲイン値を取得し、
    前記駆動手段は、前記ゲイン値を適用した前記画像データを用いて前記光変調素子を駆動することを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記フレームレートに応じて前記遮光部材の前記1フレームにおける駆動量の上限値を設定し、
    前記階調に関する情報および前記駆動前位置の情報を用いて、前記上限値以下の前記遮光部材の前記1フレームにおける駆動量を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記制御手段は、前記フレームレートが高いほど前記1フレームにおける前記遮光部材の駆動量を小さく設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像投射装置。
  4. 前記制御手段は、前記フレームレートに応じて前記1フレームにおいて前記画像データに適用する前記ゲイン値を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像データの垂直同期タイミングに応じて前記遮光部材の駆動を開始させることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像投射装置。
  6. 前記制御手段は、前記光変調素子の駆動の更新タイミングに応じて前記遮光部材の駆動を開始させることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像投射装置。
  7. 前記階調に関する情報は、平均階調レベル、階調ヒストグラムおよび最大階調値のうちいずれかであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像投射装置。
  8. 遮光部材を駆動して、光源から光変調素子に入射する光量を変化させる光量変更手段を有し、画像データに応じて前記光変調素子を駆動して、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する画像投射装置の制御方法であって、
    前記画像データの階調に関する情報、該画像データのフレームレートおよび前記遮光部材の駆動前位置の情報を取得するステップと、
    前記遮光部材が駆動される際に、前記階調に関する情報、前記フレームレートおよび前記駆動前位置の情報を用いて、1フレームにおける前記遮光部材の駆動量を設定するステップと
    前記階調に関する情報および前記駆動前位置の情報を用いて、前記画像データの階調値に対して適用するゲイン値を取得し、前記ゲイン値を適用した前記画像データを用いて前記光変調素子を駆動するステップとを有することを特徴とする画像投射装置の制御方法。
  9. 遮光部材を駆動して、光源から光変調素子に入射する光量を変化させる光量変更手段を有し、画像データに応じて前記光変調素子を駆動して、該光変調素子により変調された光を被投射面に投射する画像投射装置のコンピュータに処理を実行させる制御プログラムであって、
    前記処理は、
    前記画像データの階調に関する情報、該画像データのフレームレートおよび前記遮光部材の駆動前位置の情報を取得するステップと、
    前記遮光部材が駆動される際に、前記階調に関する情報、前記フレームレートおよび前記駆動前位置の情報を用いて、1フレームにおける前記遮光部材の駆動量を設定するステップと
    前記階調に関する情報および前記駆動前位置の情報を用いて、前記画像データの階調値に対して適用するゲイン値を取得し、前記ゲイン値を適用した前記画像データを用いて前記光変調素子を駆動するステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
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