JP7012586B2 - 診断装置および診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられた圧力センサの故障を診断する診断装置および診断方法に関する。
車両の衝突時にエアバッグを展開させて乗員を衝撃から保護するため、車両には圧力を検知する圧力センサが設けられる。エアバッグ制御装置は、車両に設けられる圧力センサにより、衝突時の車両の変形による圧力変化を検出し、衝突を判定する。
適切に衝突を判定するため、エアバッグ制御装置は、圧力センサに故障が生じているか否かを判定する故障診断を実行する。例えば、車両の左右の対応する位置に設けられた圧力センサの出力値は、通常状態であればほぼ同一であるので、これらの圧力センサから取得した出力値の差分が所定の閾値を超えている場合、エアバッグ制御装置は、圧力センサに故障が生じていると判定することができる。
特許文献1には、車両に設けられた複数の圧力センサの測定値を相互に比較し、ある圧力センサの測定値が少なくとも1つの別の圧力センサの測定値と所定の程度を超えて異なっている場合に圧力センサを故障であると識別する検査方法が記載されている。
特表2005-520149号公報
故障診断において、例えば第1圧力センサの出力値が第2圧力センサの出力値に比べて大きい場合、以下の3つのケースが想定できる。
(1)第1圧力センサが故障していて正常値よりも大きな出力値を出力している
(2)第2圧力センサが故障していて正常値よりも小さな出力値を出力している
(3)第1圧力センサが故障していて正常値よりも大きな出力値を出力し、かつ、第2圧力センサが故障していて正常値よりも小さな出力値を出力している
すなわち、複数の圧力センサから取得した出力値の比較によると、いずれかの圧力センサが故障していることは判定できるものの、故障している圧力センサを特定することができない。
したがって、故障が通知された車両を修理するには、正常に動作している圧力センサを含む関連するすべての圧力センサを交換してみる必要があった。
本発明は、車両に設けられる複数のセンサから故障しているセンサを特定可能な、圧力センサの診断装置および診断方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる圧力センサの診断装置は、車両の第1の位置における圧力に応じた第1検出値を出力する第1圧力センサ、および、車両の左右方向において第1の位置に対応する第2の位置における圧力に応じた第2検出値を出力する第2圧力センサから、それぞれ第1検出値および第2検出値を取得する検出値取得部と、車両が走行可能状態にある期間に検出値取得部が取得した第1検出値および第2検出値を、車両が走行不可状態にある期間保持する検出値保持部と、車両が走行不可状態から走行可能状態に遷移したときに検出値取得部が取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、かつ、取得した第1検出値と前記保持された第1検出値とが所定値以上変化しているか否かを判定する故障診断部と、故障診断部が、取得した第1検出値と保持された第1検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、第1圧力センサの故障を通知する信号を出力する通知部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる診断装置では、故障診断部は、第1検出値と第2検出値との差または比が所定の閾値を超えている場合に、第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なると判定し、取得した第1検出値と保持された第1検出値との差または比が所定の閾値を超えている場合に、取得した第1検出値と保持された第1検出値とが所定値以上変化していると判定することが好ましい。
また、本発明にかかる診断装置では、検出値保持部は、車両が走行可能状態にある期間に検出値取得部が複数回取得する第1検出値および第2検出値のうち、車両が走行可能状態にある期間の最後に取得した第1検出値および第2検出値を保持することが好ましい。
また、本発明にかかる診断装置では、故障診断部は、取得した第2検出値と保持された第2検出値とが所定値以上変化しているかを判定し、故障診断部が、取得した第2検出値と保持された第2検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、通知部は、第2圧力センサの故障を通知する信号を出力することが好ましい。
また、本発明にかかる診断装置では、故障診断部が、取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、取得した第1検出値と保持された第1検出値とが所定値以上変化しておらず、かつ、取得した第2検出値と保持された第2検出値とが所定値以上変化していないと判定した場合、検出値取得部は、第1検出値および第2検出値の取得を繰り返し、故障診断部は、取得した第1検出値および第2検出値と保持された第1検出値および第2検出値とに基づく判定を繰り返すことが好ましい。
また、本発明にかかる診断装置では、故障診断部が、取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、取得した第1検出値と保持された第1検出値とが所定値以上変化しておらず、かつ、取得した第2検出値と保持された第2検出値とが所定値以上変化していないと判定した場合、通知部は、第1圧力センサおよび第2圧力センサのうち少なくとも1つの故障を通知する信号を出力することが好ましい。
さらに、本発明にかかる圧力センサの診断方法は、車両の第1の位置における圧力に応じた第1検出値を出力する第1圧力センサ、および、車両の左右方向において第1の位置に対応する第2の位置における圧力に応じた第2検出値を出力する第2圧力センサから、それぞれ第1検出値および第2検出値を取得する検出値取得ステップと、車両が走行可能状態にある期間に取得した第1検出値および第2検出値を前記車両が走行不可状態にある期間保持する検出値保持ステップと、車両が走行不可状態から走行可能状態に遷移したときに、第1圧力センサおよび第2圧力センサからそれぞれ取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、かつ、取得した第1検出値と保持された第1検出値とが所定値以上変化しているか否かを判定する故障診断ステップと、故障診断ステップで、取得した第1検出値と検出値保持ステップで保持した第1検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、第1圧力センサの故障を通知する信号を出力する通知ステップと、を含むことを特徴とする。
上記の診断装置によれば、車両に設けられる複数のセンサから故障しているセンサを特定することができる。
また、上記の診断方法によれば、車両に設けられる複数のセンサから故障しているセンサを特定することができる。
実施形態にかかる診断装置を含む車両の模式図である。 診断装置のハードウェア構成を示す図である。 診断装置の機能ブロックを示す図である。 診断装置の動作フローチャートである。 故障診断処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して診断装置および診断方法について詳細に説明する。ただし、本発明は図面または以下に記載される実施形態に限定されないことを理解されたい。
本発明にかかる診断装置は、車両の左右に設けられた第1圧力センサおよび第2圧力センサについて、取得したそれぞれの検出値が所定値以上異なる場合、第1圧力センサから取得した検出値と第1圧力センサから過去に取得して保持されていた検出値との比較を行い、第1圧力センサが故障しているか否かを判定する。
図1は、実施形態にかかる診断装置を含む車両の模式図である。
車両1は、圧力センサ2-1および2-2と、エアバッグ3と、診断装置4と、ディスプレイ5とを有する。
圧力センサ2-1は、車両1の右の前部ドア内に設けられ、右の前部ドアにおける圧力に応じた第1検出値を出力する。圧力センサ2-2は、車両1の左の前部ドア内に設けられ、左の前部ドアにおける圧力に応じた第2検出値を出力する。以下、圧力センサ2-1と圧力センサ2-2とをあわせて圧力センサ2ともいい、第1検出値と第2検出値とをあわせて検出値ともいう。
圧力センサ2-1の設けられる車両1の右の前部ドア内が本発明における第1の位置に対応し、圧力センサ2-2の設けられる車両1の左の前部ドア内が本発明における第2の位置に対応する。左の前部ドアは、車両1の左右方向において右の前部ドアに対応する位置にある。
エアバッグ3は、火薬を爆発させて発生したガスにより展開する袋体である。車両1の受けた圧力により展開されることにより、エアバッグ3は、車両1の受けた圧力から乗員を保護する。エアバッグ3は、車両1の左右の前部ドアの内側に配置される。エアバッグ3は、車両1の左右の後部ドアの内側に配置されてもよい。
診断装置4は、圧力センサ2の出力する検出値に基づいてエアバッグ3を展開させる信号を出力する。また、診断装置4は、圧力センサ2の検出値に基づいて、圧力センサ2の故障の有無を診断し、故障を通知する信号を出力する。診断装置4は、車両1の車室内に設けられる。診断装置4は、車両1の車室外に設けられてもよい。
ディスプレイ5は、診断装置4の出力する故障を通知する信号に応じて圧力センサ2の故障を通知する情報を表示する。図1の例で、ディスプレイ5は「!右側圧力センサが故障しています」との文字を表示し、右側の圧力センサ2-1の故障を通知している。
図2は、診断装置のハードウェア構成を示す図である。
診断装置4は、入力部41と、出力部42と、演算部43と、記憶部44とを有する。診断装置4は、ECU(Electronic Control Unit)として車両1に搭載される。
入力部41は、圧力センサ2から検出値を受信する回路である。入力部41は、受信した検出値を演算部43に供給する。
出力部42は、圧力センサ2の診断結果に応じた信号を送信する回路である。出力部42は、演算部43から受信した制御信号に基づき、診断結果に応じて圧力センサ2の故障を通知する信号を送信する。圧力センサ2の故障を通知する信号は、ディスプレイ5に受信される。また、図示しないスピーカが圧力センサ2の故障を通知する信号を受信して故障を通知する音声を出力してもよく、図示しないコネクタに接続された外部機器が圧力センサ2の故障を通知する信号を受信してもよい。
演算部43は、入力部41から供給された信号に基づき演算を行い、出力部42に制御信号を出力する。演算部43は、所定のプログラムを実行することにより演算を実行する。演算部43は、専用回路により実現されてもよい。
記憶部44は、情報を記憶する不揮発メモリである。記憶部44は、演算部43で実行されるプログラムおよび演算部43の処理結果などのデータを記憶し、不揮発に保持する。
図3は、診断装置の機能ブロックを示す図である。
診断装置4は、機能ブロックとして、検出値取得部431と、検出値保持部432と、故障診断部433と、通知部434とを有する。各機能ブロックは、所定のプログラムをECU4の演算部43で実行することにより実現することができる。各機能ブロックは、専用回路により実現されてもよい。
検出値取得部431は、車両1の第1の位置における圧力に応じた第1検出値を出力する圧力センサ2-1、および、車両1の左右方向において第1の位置に対応する第2の位置における圧力に応じた第2検出値を出力する圧力センサ2-2から、それぞれ第1検出値および第2検出値を取得する。
検出値保持部432は、車両1が走行可能状態にある期間に検出値取得部431が取得した圧力センサ2の検出値を、車両1が走行不可状態にある期間保持する。検出値保持部432は、取得した検出値を記憶部44に記憶することで、走行不可状態にある期間に保持することができる。
走行可能状態とは、運転者が車両1を走行させることのできる状態であり、車両1の走行に関する駆動力を発揮し得る状態である。エンジンで走行する車両1においてはエンジンが始動されている状態に対応する。また、電力で走行する車両1においては、走行可能状態はモータが通電可能な状態に対応し、水素またはエタノール等のその他の動力源により走行する車両1においては、ユーザの意思により直ちに走行可能な準備状態に対応する。また、走行不可状態は、車両1が走行可能状態でない状態、すなわち、車両の走行に関する駆動力を発揮しない状態に対応する。
検出値保持部432は、車両1が走行可能状態にある期間に検出値取得部431により圧力センサ2から検出値を複数回取得し、複数回取得した検出値のうち、車両1が走行可能状態にある期間の最後に取得した検出値を保持するようにしてもよい。
車両1が走行可能状態にある期間の最後は、通常は運転を終了して運転者が降車する直前であり、車両1が安定した状態にある。したがって、このように検出値保持部432を構成すると、安定した状態における圧力センサ2の検出値が保持され、より適切な故障診断が可能となる。
圧力センサ2からの検出値の複数回の取得は、圧力センサ2の検出値に基づくエアバッグ3の展開要否判断の都度、例えば0.5msごとに行なわれてよい。また、圧力センサ2からの検出値の複数回の取得は、圧力センサ2の検出値に基づくエアバッグ3の展開要否判断とは個別に、例えば30分おきに行なわれてもよい。
故障診断部433は、車両1が走行不可状態から走行可能状態に遷移したときに、検出値取得部431により圧力センサ2-1および2-2から検出値を取得する。そして、検出値取得部431が圧力センサ2-1から取得した検出値と圧力センサ2-2から取得した検出値との差が所定の閾値を超えている場合、圧力センサ2-1から取得した検出値と圧力センサ2-2から取得した検出値とが所定値以上異なると判定する。圧力センサ2-1から取得した検出値と圧力センサ2-2から取得した検出値とが所定値以上異なると判定された場合、故障診断部433は、圧力センサ2-1から取得した検出値と検出値保持部432に保持された圧力センサ2-1の検出値との差が所定の閾値を超えているか否かを判定する。圧力センサ2-1から取得した検出値と検出値保持部432に保持された圧力センサ2-1の検出値との差が所定の閾値を超えていると判定された場合、故障診断部433は、圧力センサ2-1から取得した検出値と検出値保持部432に保持された圧力センサ2-1の検出値とが所定値以上変化していると判定する。
なお、故障診断部433は、圧力センサ2-1から取得した検出値と圧力センサ2-2から取得した検出値との比が所定の閾値を超えている場合に、圧力センサ2-1から取得した検出値と圧力センサ2-2から取得した検出値とが所定値以上異なると判定してよい。また、故障診断部433は、圧力センサ2-1から取得した検出値と検出値保持部432に保持された圧力センサ2-1の検出値との比が所定の閾値以上変化している場合に、圧力センサ2-1から取得した検出値と検出値保持部432に保持された圧力センサ2-1の検出値とが所定値以上変化していると判定してよい。
通知部434は、故障診断部433が、圧力センサ2-1から取得した検出値と検出値保持部432に保持された圧力センサ2-1の検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、圧力センサ2-1の故障を通知する信号を出力する。
図4は、診断装置の動作フローチャートである。
まず、診断装置4は、車両1が走行可能状態であるか否かを判定する(ステップS1)。車両1が走行可能状態であるか否かの判定は、エンジンで走行する車両1においては、エンジンの動作を制御するECUから信号を取得することにより可能である。また、電力で走行する車両1においては、モータの動作を制御するECUから信号を取得することにより可能である。
車両1が走行可能状態であると判定されると(ステップS1:Y)、検出値保持部432は、圧力センサ2から検出値を取得し、取得した検出値を保持し(ステップS2)、ステップS1に戻る。
車両1が走行可能状態でない、すなわち走行不可状態であると判定されると(ステップS1:N)、診断装置4は、車両1が走行可能状態であるか否かを判定する(ステップS3)。車両1が走行可能状態でない、すなわち走行不可状態であると判定されると(ステップS3:N)、ステップS3を繰り返すことにより、待機する。
車両1が走行不可状態になってから走行可能状態になるまでの期間、診断装置4は、診断装置がステップS3の処理を繰り返すことにより待機してもよく、走行不可状態の間に診断装置4の動作が停止されることにより待機してもよい。
車両1が走行可能状態に遷移したと判定されると(ステップS3:Y)、故障診断部433は、故障診断を実行する(ステップS4)。故障診断処理の詳細は、後述する。
次に、通知部434は、故障診断の実行結果に基づき、圧力センサ2の故障を通知する信号を出力し(ステップS5)、処理を終了する。
図5は、故障診断処理のフローチャートである。
故障診断処理(ステップS4)が開始されると、検出値取得部431は、圧力センサ2-1および2-2から、第1検出値および第2検出値をそれぞれ取得する(ステップS41)。
故障診断部433は、検出値取得部431が取得した第1検出値と取得した第2検出値との差が左右差閾値を超えるか否かを判定する(ステップS42)。
検出値取得部431が取得した第1検出値と取得した第2検出値との差が左右差閾値を超えないと判定された場合(ステップS42:N)、故障診断部433は、圧力センサ2-1および圧力センサ2-2が正常と診断し、故障診断処理を終了する。
検出値取得部431が取得した第1検出値と取得した第2検出値との差が左右差閾値を超えると判定された場合(ステップS42:Y)、故障診断部433は、検出値取得部431が取得した第1検出値と検出値保持部432に保持された第1検出値との差が故障閾値を超えるか否かを判定する(ステップS43)。
検出値取得部431が取得した第1検出値と検出値保持部432に保持された第1検出値との差が故障閾値を超えると判定された場合(ステップS43:Y)、故障診断部433は、検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えるか否かを判定する(ステップS44)。
検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えると判定された場合(ステップS44:Y)、故障診断部433は、圧力センサ2-1および圧力センサ2-2が故障と診断し、故障診断処理を終了する。
検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えないと判定された場合(ステップS44:N)、故障診断部433は、圧力センサ2-1が故障と診断し、故障診断処理を終了する。
ステップS43に戻り、検出値取得部431が取得した第1検出値と検出値保持部432に保持された第1検出値との差が故障閾値を超えないと判定された場合(ステップS43:N)、故障診断部433は、検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えるか否かを判定する(ステップS45)。
検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えると判定された場合(ステップS45:Y)、故障診断部433は、圧力センサ2-2が故障と診断し、故障診断処理を終了する。
ステップS44およびステップS45において、検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えるか如何かを判定することにより、診断装置4は、圧力センサ2-2における故障の有無を診断することができる。
検出値取得部431が取得した第2検出値と検出値保持部432に保持された第2検出値との差が故障閾値を超えないと判定された場合(ステップS45:N)、故障診断部433は、ステップS45に至る判定が、1回目であるか否かを判定する(ステップS46)。
ステップS45に至る判定が1回目であるか否かは、ステップS45の処理終了時に所定のフラグを変更するようにしておき、ステップS45の処理開始時にフラグの状態を参照することにより判定することができる。
1回目であると判定された場合(ステップS46:Y)、故障診断部433の処理はステップS41に戻り、新たに第1検出値および第2検出値を取得して同様の判定結果となるかを確認する。
1回目であると判定された場合に検出値の取得と判定とを繰り返すことにより、診断装置4は、偶発的な検出値の誤りを排除した故障診断を行うことができる。
1回目でないと判定された場合(ステップS46:N)、故障診断部433は、圧力センサ2-1および圧力センサ2-2のうち少なくとも1つにおいて異常が発生していると診断し、故障診断処理を終了する。
1回目でないと判定された場合に圧力センサ2-1および圧力センサ2-2のうち少なくとも1つにおいて異常が発生していると診断することにより、圧力センサ2への対処が求められることを、車両1の運転者等に適切に通知することができる。
以上のように診断装置4が処理を実行することにより、診断装置4は、車両に設けられる複数のセンサから故障しているセンサを特定することができる。
1 車両
2、2-1、2-2 圧力センサ
3 エアバッグ
4 診断装置
41 入力部
42 出力部
43 演算部
431 検出値取得部
432 検出値保持部
433 故障診断部
434 通知部
44 記憶部
5 ディスプレイ

Claims (7)

  1. 車両の第1の位置における圧力に応じた第1検出値を出力する第1圧力センサ、および、前記車両の左右方向において前記第1の位置に対応する第2の位置における圧力に応じた第2検出値を出力する第2圧力センサから、それぞれ第1検出値および第2検出値を取得する検出値取得部と、
    前記車両が走行可能状態にある期間に前記検出値取得部が取得した第1検出値および第2検出値を、前記車両が走行不可状態にある期間保持する検出値保持部と、
    前記車両が走行不可状態から走行可能状態に遷移したときに前記検出値取得部が取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、かつ、前記取得した第1検出値と前記保持された第1検出値のうち前記車両が走行可能状態にある期間の最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化しているか否かを判定する故障診断部と、
    前記故障診断部が、前記取得した第1検出値と前記最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、前記第1圧力センサの故障を通知する信号を出力する通知部と、
    を備える圧力センサの診断装置。
  2. 前記故障診断部は、前記第1検出値と前記第2検出値との差または比が所定の閾値を超えている場合に、前記第1検出値と前記第2検出値とが所定値以上異なると判定し、前記取得した第1検出値と前記最後に取得した第1検出値との差または比が所定の閾値を超えている場合に、前記取得した第1検出値と前記最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化していると判定する、請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記検出値保持部は、前記車両が走行可能状態にある期間に前記検出値取得部が複数回取得する第1検出値および第2検出値のうち、前記車両が走行可能状態にある期間の最後に取得した第1検出値および第2検出値を保持する、請求項1または2に記載の診断装置。
  4. 前記故障診断部は、前記取得した第2検出値と前記保持された第2検出値のうち前記車両が走行可能状態にある期間の最後に取得した第2検出値とが所定値以上変化しているか否かを判定し、
    前記故障診断部が、前記取得した第2検出値と前記最後に取得した第2検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、前記通知部は、前記第2圧力センサの故障を通知する信号を出力する、請求項1または2に記載の診断装置。
  5. 前記故障診断部が、前記取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、前記取得した第1検出値と前記最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化しておらず、かつ、前記取得した第2検出値と前記最後に取得した第2検出値とが所定値以上変化してないと判定した場合、前記検出値取得部は、前記第1検出値および前記第2検出値の取得を繰り返し、前記故障診断部は、前記取得した第1検出値および第2検出値と前記最後に取得した第1検出値および第2検出値とに基づく判定を繰り返す、請求項4に記載の診断装置。
  6. 前記故障診断部が、前記取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、前記取得した第1検出値と前記最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化しておらず、かつ、前記取得した第2検出値と前記最後に取得した第2検出値とが所定値以上変化していないと判定した場合、前記通知部は、前記第1圧力センサおよび前記第2圧力センサのうち少なくとも1つの故障を通知する信号を出力する、請求項4に記載の診断装置。
  7. 車両の第1の位置における圧力に応じた第1検出値を出力する第1圧力センサ、および、前記車両の左右方向において前記第1の位置に対応する第2の位置における圧力に応じた第2検出値を出力する第2圧力センサから、それぞれ第1検出値および第2検出値を取得する検出値取得ステップと、
    前記車両が走行可能状態にある期間に取得した前記第1検出値および前記第2検出値を前記車両が走行不可状態にある期間保持する検出値保持ステップと、
    前記車両が走行不可状態から走行可能状態に遷移したときに、前記第1圧力センサおよび前記第2圧力センサからそれぞれ取得した第1検出値と第2検出値とが所定値以上異なり、かつ、前記取得した第1検出値と前記保持された第1検出値のうち前記車両が走行可能状態にある期間の最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化しているか否かを判定する故障診断ステップと、
    前記故障診断ステップで、前記取得した第1検出値と前記最後に取得した第1検出値とが所定値以上変化していると判定した場合、前記第1圧力センサの故障を通知する信号を出力する通知ステップと、
    を含む圧力センサの診断方法。
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