JP2018052286A - エアバック制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の初期診断時において、エアバック装置のバックアップコンデンサを充電する充電時間が削減可能なエアバック制御装置を提供する。【解決手段】エアバック制御装置(1)は、複数の乗員保護装置の何れかにそれぞれが関連付けられた複数のスクイブ(130)に電流を供給可能なバックアップコンデンサ(103)の故障の有無を診断するエアバック制御装置であって、車両に乗車する乗員の位置に関連する乗員位置情報に基づいて、バックアップコンデンサ(103)を充電する充電時間を決定する充電時間決定部(33)と、充電時間が経過した後に、バックアップコンデンサ(103)の故障の有無を診断するコンデンサ診断部(34)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、エアバック制御装置に関する。
バックアップ電源としてバックアップコンデンサを備えるエアバッグ制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このエアバッグ装置では、イグニッションスイッチがオンしたときに実行される初期診断において、エアバックの展開等のために通電される全てのスクイブに供給可能な電力がバックアップコンデンサに充電された後にバックアップコンデンサの故障診断が実行される。
特開2003−009422号公報
しかしながら、車両に搭載されるエアバックの数が増加するに従って、バックアップコンデンサを充電する充電時間が長くなり、イグニッションスイッチがオンしたときに実行される初期診断の時間も増加している。
本発明は、このような課題を解決するものであり、エアバック装置のバックアップコンデンサの初期診断の時間を短縮可能なエアバック制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を実現するため、本発明に係るエアバック制御装置は、複数の乗員保護装置の何れかにそれぞれが関連付けられた複数のスクイブに電流を供給可能なバックアップコンデンサの故障の有無を診断するエアバック制御装置であって、車両に乗車する乗員の位置に関連する乗員位置情報に基づいて、バックアップコンデンサを充電する充電時間を決定する充電時間決定部と、充電時間が経過した後に、バックアップコンデンサの故障の有無を診断するコンデンサ診断部とを有することを特徴とする。
また、本発明に係るエアバック制御装置では、充電時間決定部は、乗員位置情報が複数のスクイブの少なくとも1つに通電しないことを示すときに、充電時間を、乗員位置情報が複数のスクイブの全てに通電することを示すときの充電時間よりも短い時間に決定することが好ましい。
また、本発明に係るエアバック制御装置は、乗員位置情報に基づいて、コンデンサ診断部による診断に使用される診断閾値電圧を決定する診断閾値電圧決定部を更に有し、コンデンサ診断部は、充電時間が経過した後に、バックアップコンデンサの充電を停止する充電停止部と、バックアップコンデンサの充電が停止されたときから所定の測定時間が経過した後のバックアップコンデンサの充電電圧を測定する充電電圧測定部と、充電電圧が診断閾値電圧未満であるときに、バックアップコンデンサは故障したことを示すコンデンサ故障信号を出力する故障判定部とを有することが好ましい。
また、本発明に係るエアバック制御装置は、車両の扉が開閉動作したか否かを判定する扉状態判定部を更に有し、コンデンサ診断部は、車両の扉が開閉動作したと判定されたときに、バックアップコンデンサの故障の有無を診断し直すことが好ましい。
また、本発明に係るエアバック制御装置は、バックアップコンデンサの充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いか否かを判定するコンデンサ電圧判定部を更に有し、充電時間決定部は、バックアップコンデンサの充電電圧が充電閾値電圧より高いと判定されたときに、充電時間をゼロに決定することが好ましい。
本発明によれば、エアバック制御装置は、エアバック装置のバックアップコンデンサの初期診断の時間を短縮することができる。
第1実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置を示す図である。 図1に示すエアバック制御装置による診断処理のフローチャートである。 図1に示すエアバック制御装置における充電時間と、バックアップコンデンサの電圧との関係を示す図である。 第2実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置を示す図である。 図4に示すエアバック制御装置による診断処理のフローチャートである。 図4に示すエアバック制御装置における充電時間と、バックアップコンデンサの電圧との関係を示す図である。 第3実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置を示す図である。 図7に示すエアバック制御装置による診断処理のフローチャート(その1)である。 図7に示すエアバック制御装置による診断処理のフローチャート(その2)である。
以下の図面を参照して、本発明に係るエアバック制御装置について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明との均等物に及ぶ点に留意されたい。実施形態に係るエアバック制御装置は、初期診断時に、車両の乗員の位置を示す乗員位置情報に基づいて、衝突時に展開するエアバックに対応するスクイブに供給可能な電力がバックアップコンデンサに充電された後にバックアップコンデンサの故障診断を実施する。実施形態に係るエアバック制御装置は、全てのスクイブに供給可能な電力ではなく、衝突時に展開するエアバックに対応するスクイブのみを供給可能な電力がバックアップコンデンサに充電するので、初期診断時のバックアップコンデンサの充電時間を削減できる。
(第1実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置の構成及び機能)
第1実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置を示す図である。
エアバック装置100は、エアバックECU(Engine Control Unit)とも称されるエアバック制御装置1と、イグニッションスイッチ102がオンするときに、車載電池101によって充電されるバックアップコンデンサ103を有する。また、エアバック装置100は、CAN(Controller Area Network)114を介してエアバック制御装置1と通信可能に接続される表示装置111、シートセンサ112及び後席カメラ113を更に有する。また、エアバック装置100は、エアバック制御装置1と通電可能に接続されたスクイブ130をそれぞれが有する第1インフレータ121〜第9インフレータ129を更に有する。
車載電池101は、鉛蓄電池等の二次電池であり、エアバック制御装置1を含む電気機器に電力を供給する。イグニッションスイッチ102は、オンされる間に車載電池101とバックアップコンデンサ103との間を導通状態とし、オフされる間に車載電池101とバックアップコンデンサ103との間を遮断状態とする。イグニッションスイッチ102は、オンしたときにオン信号をエアバック制御装置1に出力し、オフしたときにオフ信号をエアバック制御装置1に出力する。
バックアップコンデンサ103は、イグニッションスイッチ102がオンするときに車載電池101により充電される。バックアップコンデンサ103は、衝突時等により車載電池101が破損したとき等に、車載電池101に代わってエアバック制御装置1及び第1インフレータ121〜第9インフレータ129のスクイブ130等に電力を供給する。
表示装置111は、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示装置111は、インパネとも称されるインストールパネルを含み、エアバック制御装置1がバックアップコンデンサの故障診断をする間に、エアバックの形状を有するウォーニングランプが表示される。表示装置111は、バックアップコンデンサの故障診断の開始時に点灯指示信号がエアバック制御装置1から入力されると、ウォーニングランプを点灯する。また、表示装置111は、バックアップコンデンサの故障診断の終了時に消灯指示信号がエアバック制御装置1から入力されると、ウォーニングランプを消灯する。
シートセンサ112は、一例では感圧フィルムであり、車両の助手席に乗員が着席していることを検出し、信号値が助手席に乗員が着席しているか否かを示す助手席乗員信号をエアバック制御装置1にCANを介して出力する。後席カメラ113は、CCD又はCMOS等の複数の撮像素子を有し、車両の後席を撮像して、撮像した画像を示す後席画像信号をエアバック制御装置1にCANを介して出力する。シートセンサ112及び後席カメラ113は、車両に乗車する乗員の位置に関連する情報を検出する位置検出装置として機能する。尚、後席カメラ113の代わりに後席にもシートセンサを設け乗員の位置に関連する情報を検出するようにしてもよい。
第1インフレータ121〜第9インフレータ129のそれぞれは、スクイブ130と、スクイブ130の周囲に配置される不図示のガス発生剤とを有する。スクイブ130は、衝突時に、車載電池101又はバックアップコンデンサ103からエアバック制御装置1を介して電流が供給されて発熱する。エアバック用のスクイブ130では、スクイブ130が発熱することによりガス発生剤が加熱されて化学反応することでガスを発生し、発生したガスによってエアバックが展開する。また、プリテンショナ用のスクイブ130では、スクイブ130が発熱することによりガス発生剤が加熱されて化学反応することでガスを発生し、発生したガスによってシートベルトを引き込む。
第1インフレータ121は運転席用エアバックのインフレータであり、第2インフレータ122は助手席用エアバックのインフレータである。第3インフレータ123は運転席用プリテンショナのインフレータであり、第4インフレータ124は助手席用プリテンショナのインフレータである。第5インフレータ125は運転席サイドエアバックのインフレータであり、第6インフレータ126は助手席サイドエアバックのインフレータである。第7インフレータ127は運転席カーテンエアバックのインフレータであり、第8インフレータ128は助手席カーテンエアバックのインフレータである。そして、第9インフレータ129は、後席用のリアプリテンショナのインフレータである。
エアバック制御装置1は、CANトランシーバ11と、記憶装置12と、第1Gセンサ14と、第2Gセンサ15と、昇圧回路16と、降圧回路17と、第1スクイブ通電回路181〜第9スクイブ通電回路189と、演算装置20とを有する。CANトランシーバ11、記憶装置12及び演算装置20は、バス13を介して互いに接続される。エアバック制御装置1は、バックアップコンデンサ103の故障診断を実行する。また、エアバック制御装置1は、車両の衝突を検出したときに、第1インフレータ121〜第9インフレータ129のそれぞれに含まれるスクイブ130に通電して乗員のシートベルトを引き込む共に、エアバックを展開させる。
CANトランシーバ11は、表示装置111、シートセンサ112及び後席カメラ113とCAN114を介して接続される。CANトランシーバ11は、シートセンサ112から助手席乗員信号が入力されると、入力された助手席乗員信号を演算装置20にバス13を介して出力する。CANトランシーバ11は、後席カメラ113から後席画像信号が入力されると、入力された後席画像信号を演算装置20にバス13を介して出力する。CANトランシーバ11は、ウォーニングランプの点灯を指示する点灯指示信号が演算装置20から入力されると、入力された点灯指示信号を表示装置111に出力する。また、CANトランシーバ11は、ウォーニングランプの消灯を指示する消灯指示信号が演算装置20から入力されると、入力された消灯指示信号を表示装置111に出力する。
記憶装置12は、例えば、半導体記憶装置、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも一つを備える。記憶装置12は、演算装置20での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶装置12は、アプリケーションプログラムとして、バックアップコンデンサの故障の有無を診断するコンデンサ診断処理を実行するコンデンサ診断プログラムを記憶する。コンデンサ診断処理プログラム等は、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置12にインストールされてもよい。また、記憶装置12は、コンデンサ診断処理で使用される種々のデータを記憶する。
第1Gセンサ14及び第2Gセンサ15のそれぞれは、加速度センサを有し、車両の衝突に因る衝撃を検出したときに、衝突検出信号を出力する。第1Gセンサ14は信号値「1」を示す衝突検出信号を演算装置20に出力し、第2Gセンサ15は信号値「1」を示す衝突検出信号を第1スクイブ通電回路181〜第9スクイブ通電回路189のそれぞれに出力する。第2Gセンサ15はセーフィングセンサとして機能する。
昇圧回路16は、演算装置20から入力される昇圧信号に応じて、一例では16Vである車載電池101から入力される電圧を25Vに昇圧して、バックアップコンデンサ103に出力する。降圧回路17は、演算装置20から入力される降圧信号に応じて、バックアップコンデンサ103の電圧を降圧して、CANトランシーバ11、記憶装置12及び演算装置等のエアバック制御装置1に含まれる電子装置に電源電圧を供給する。
第1スクイブ通電回路181〜第9スクイブ通電回路189のそれぞれは、NAND素子190と、PMOSFETである第1スイッチ191及び第2スイッチ192を有する。NAND素子190は、信号値「1」を示す衝突検出信号が第2Gセンサ15から入力されると共に、信号値「1」を示す通電指示信号が演算装置20から入力されると、スイッチオン信号を第1スイッチ191及び第2スイッチ192のゲートに出力する。第1スイッチ191及び第2スイッチ192の双方は、信号値「0」を示すスイッチオン信号がNAND素子190から入力されると、車載電池101又はバックアップコンデンサ103からスクイブ130に電流を供給する。
演算装置20は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。演算装置20は、エアバック制御装置1の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。演算装置20は、記憶装置12に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、演算装置20は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行できる。
演算装置20は、電源監視部21と、診断処理部22と、通電指示部23とを有する。これらの各部は、演算装置20が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとしてエアバック制御装置1に実装されてもよい。
電源監視部21は、イグニッションスイッチ102からオン信号が入力されると、昇圧回路16に昇圧信号を出力して、昇圧回路16が車載電池101から入力される電圧を昇圧する昇圧動作を制御する。また、電源監視部21は、イグニッションスイッチ102からオン信号が入力されると、降圧回路17に降圧信号を出力して、降圧回路17がバックアップコンデンサ103の電圧を降圧する降圧動作を制御する。
診断処理部22は、表示指示部31と、乗員位置情報取得部32と、充電時間決定部33と、コンデンサ診断部34と、常時診断実行部35とを有し、初期診断におけるコンデンサの故障診断を実施する。
表示指示部31は、イグニッションスイッチ102からオン信号が入力されると、ウォーニングランプを点灯することを示す点灯指示信号を、CANトランシーバ11を介して表示装置111に出力する。表示装置111は、点灯指示信号が入力されると、ウォーニングランプを点灯する。表示指示部31は、コンデンサ診断部34によるバックアップコンデンサの故障診断が終了すると、ウォーニングランプを消灯することを示す消灯指示信号を、CANトランシーバ11を介して表示装置111に出力する。表示装置111は、消灯指示信号が入力されると、ウォーニングランプを消灯する。
乗員位置情報取得部32は、イグニッションスイッチ102からオン信号が入力されると、シートセンサ112から助手席乗員信号を取得すると共に、後席カメラ113から後席画像信号を取得する。
充電時間決定部33は、乗員位置情報取得部32によって取得された乗員位置情報に基づいて、バックアップコンデンサ103を充電する充電時間を決定する。より詳細には、充電時間決定部33は、乗員位置情報から乗員の位置を決定し、決定した乗員の位置に応じて、作動する可能性のあるインフレータもしくはスクイブを決定し、もって充電時間を決定する。例えば、充電時間決定部33は、第1インフレータ121〜第9インフレータ129のそれぞれのスクイブ130の少なくとも1つに通電しないことを示すときに、充電時間を、スクイブ130の全てに通電するときの充電時間よりも短い時間に決定する。
充電時間決定部33は、シートセンサ112から入力される助手席乗員信号の信号値が助手席に乗員が着席していることを示すとき、助手席に乗員が着席していると判定する。また、充電時間決定部33は、後席カメラ113から入力される後席画像信号に対応する画像と、記憶装置12に記憶された後席に乗員が着席していない画像とを比較して、後席に乗員が着席しているか否かを判定する。充電時間決定部33は、後席画像信号に対応する画像と、後席に乗員が着席していない画像とが一致するとき、後席に乗員が着席していないと判定する。充電時間決定部33は、後席画像信号に対応する画像と、後席に乗員が着席していない画像とが一致しないとき、後席に乗員が着席していると判定する。
充電時間決定部33は、助手席及び後席の何れも乗員が着席していないと判定したとき、バックアップコンデンサ103の充電時間を第1充電時間に決定する。第1充電時間は、運転席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。すなわち、第1充電時間は、第1インフレータ121、第3インフレータ123、運転席サイドエアバック及び第7インフレータ127の4つのスクイブ130に供給可能な電力を、バックアップコンデンサ103が充電する時間である。
充電時間決定部33は、助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していないと判定したとき、バックアップコンデンサ103の充電時間を第2充電時間に決定する。第2充電時間は、運転席及び助手席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。すなわち、第2充電時間は、第9インフレータ129を除く第1インフレータ121〜第8インフレータ128の8つのスクイブ130に供給可能な電力を、バックアップコンデンサ103が充電する時間である。
充電時間決定部33は、助手席に乗員が着席しておらず且つ後席に乗員が着席していると判定したとき、バックアップコンデンサ103の充電時間を第3充電時間に決定する。第3充電時間は、運転席及び後席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。すなわち、第3充電時間は、第1インフレータ121、第3インフレータ123、第5インフレータ125及び第7インフレータ127〜第9インフレータ129の6つのスクイブ130に供給可能な電力を、バックアップコンデンサ103が充電する時間である。
充電時間決定部33は、助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していると判定したとき、バックアップコンデンサ103の充電時間を第4充電時間に決定する。第4充電時間は、全てのインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。すなわち、第4充電時間は、第1インフレータ121〜第9インフレータ129の全てのスクイブ130に供給可能な電力を、バックアップコンデンサ103が充電する時間である。
また、充電時間決定部33は、助手席に乗員が着席しているか否か、及び後席に乗員が着席しているか否かを示す着席情報を、通電指示部23に出力する。
コンデンサ診断部34は、充電停止部341と、低下電圧測定部342と、故障判定部343とを有する。コンデンサ診断部34は、充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止して、バックアップコンデンサ103の故障の有無を診断する。
充電停止部341は、充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、昇圧回路16の動作を停止して、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止する。低下電圧測定部342は、充電停止部341によってバックアップコンデンサ103への電力供給が停止されたときから所定の測定時間が経過するまでのバックアップコンデンサ103の充電電圧の低下電圧を測定する。故障判定部343は、低下電圧測定部342によって測定された低下電圧が診断閾値電圧より大きいか否かに基づいて、バックアップコンデンサ103の故障の有無を判定する。故障判定部343は、低下電圧測定部342によって測定された低下電圧が診断閾値電圧以下であるときに、バックアップコンデンサ103は故障していないと判定する。また、故障判定部343は、低下電圧測定部342によって測定された低下電圧が診断閾値電圧より大きいときに、バックアップコンデンサ103は故障していると判定して、バックアップコンデンサ103が故障したことを示すコンデンサ故障信号を出力する。
常時診断実行部35は、第1Gセンサ14及び第2Gセンサ15の電源電圧が規定の範囲であるか否か等の常時診断を実行する。
通電指示部23は、第1Gセンサ14から衝突検出信号が入力されたときに、充電時間決定部33から入力される着席情報に基づいて、第1スクイブ通電回路181〜第9スクイブ通電回路189の何れかに通電を指示する通電信号を出力する。
通電指示部23は、助手席及び後席の何れも乗員が着席していないことを着席情報が示すとき、運転席に関連するインフレータのスクイブ130に通電する。すなわち、通電指示部23は、第1インフレータ121、第3インフレータ123、運転席サイドエアバック及び第7インフレータ127の4つのスクイブ130に通電するように、スクイブ通電回路に通電指示をする。具体的には、通電指示部23は、第1スクイブ通電回路181、第3スクイブ通電回路183、第5スクイブ通電回路185及び第7スクイブ通電回路187に通電指示信号を出力する。
通電指示部23は、助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していないことを着席情報が示すとき、運転席及び助手席に関連するインフレータのスクイブ130に通電する。すなわち、通電指示部23は、第9インフレータ129を除く第1インフレータ121〜第8インフレータ128の8つのスクイブ130に通電するように、スクイブ通電回路に通電指示をする。具体的には、通電指示部23は、第1スクイブ通電回路181〜第8スクイブ通電回路188に通電指示信号を出力する。
通電指示部23は、助手席に乗員が着席しておらず且つ後席に乗員が着席していることを着席情報が示すとき、運転席及び後席に関連するインフレータのスクイブ130に通電する。すなわち、通電指示部23は、第1インフレータ121、第3インフレータ123、第5インフレータ125及び第7インフレータ127〜第9インフレータ129の6つのスクイブ130に通電するように、スクイブ通電回路に通電指示をする。具体的には、通電指示部23は、第1スクイブ通電回路181、第3スクイブ通電回路183、第5スクイブ通電回路185及び第7スクイブ通電回路187〜第9スクイブ通電回路189に通電指示信号を出力する。
通電指示部23は、助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していることを着席情報が示すとき、全てのインフレータのスクイブ130に通電する。すなわち、通電指示部23は、第1インフレータ121〜第9インフレータ129の全てのスクイブ130に通電するように、スクイブ通電回路に通電指示をする。具体的には、通電指示部23は、第1スクイブ通電回路181〜第9スクイブ通電回路189に通電指示信号を出力する。
(第1実施形態に係るエアバック制御装置による診断処理)
図2は、エアバック制御装置1による診断処理のフローチャートである。図2に示す診断処理は、予め記憶装置12に記憶されているプログラムに基づいて、主に演算装置20によりエアバック制御装置1の各要素と協働して実行される。図2に示す処理フローは、イグニッションスイッチがオンしたときに実行される。
まず、イグニッションスイッチ102がオンして、オン信号が入力されると、表示指示部31は、点灯指示信号を、CANトランシーバ11を介して表示装置111に出力する(S101)。表示装置111は、点灯指示信号がエアバック制御装置1から入力されると、ウォーニングランプを点灯する。
次いで、乗員位置情報取得部32は、シートセンサ112及び後席カメラ113から乗員の位置に関連する乗員位置情報を取得する(S102)。具体的には、乗員位置情報取得部32は、シートセンサ112から助手席乗員信号を取得すると共に、後席カメラ113から後席画像信号を取得する。
次いで、充電時間決定部33は、後席に乗員が着席しているか否かを判定する(S103)。充電時間決定部33は、後席画像信号に対応する画像と、後席に乗員が着席していない画像とを比較して、後席に乗員が着席しているか否かを判定する。
充電時間決定部33は、後席に乗員が着席していないと判定する(S103−NO)と、助手席に乗員が着席しているか否かを判定する(S104)。充電時間決定部33は、シートセンサ112から入力される助手席乗員信号の信号値が助手席に乗員が着席していることを示すとき、助手席に乗員が着席していると判定する。充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席してないと判定される(S104−NO)と、演算装置20は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第1充電時間が経過するまで待機する(S105)。第1充電時間は、運転席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。一方、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席していると判定される(S104−YES)と、演算装置20は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第2充電時間が経過するまで待機する(S106)。第2充電時間は、運転席及び助手席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間であり、第1充電時間より長い時間に設定される。
充電時間決定部33は、後席に乗員が着席していると判定する(S103−YES)と、助手席に乗員が着席しているか否かを判定する(S107)。充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席してないと判定される(S107−NO)と、演算装置20は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第3充電時間が経過するまで待機する(S108)。第3充電時間は、運転席及び後席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間であり、第1充電時間より長い時間に設定される。尚、第3充電時間と第2充電時間との大小関係は、作動させる必要のあるスクイブの数によって決まる。即ち、運転席と後席に乗員が着席しているときに作動させるスクイブの数と運転席と助手席に乗員が着席しているときに作動させるスクイブの数に応じて、前者の数の方が大きい場合は第3充電時間の方が第2充電時間より長い時間に設定され、前者の数の方が小さい場合は第2充電時間の方が第3充電時間より長い時間に設定される。本例実施形態では、前者の数の方が小さいため、第2充電時間の方が第3充電時間より長い時間に設定される。一方、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席していると判定される(S107−YES)と、演算装置20は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第4充電時間が経過するまで待機する(S109)。第4充電時間は、全てのインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間あり、第1〜第3充電時間より長い時間に設定される。
充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、コンデンサ診断部34は、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止して、バックアップコンデンサ103の故障の有無を診断する(S110)。具体的には、充電停止部341は、充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止する。低下電圧測定部342は、充電停止部341によってバックアップコンデンサ103への電力供給が停止されたときから所定の測定時間が経過までのバックアップコンデンサ103の充電電圧の低下電圧を測定する。故障判定部343は、低下電圧測定部342によって測定された低下電圧が診断閾値電圧より大きいか否かに基づいて、バックアップコンデンサ103の故障の有無を判定する。コンデンサ診断部34は、バックアップコンデンサ103の故障があると判定した(S111−NO)とき、バックアップコンデンサ103は故障したことを示すコンデンサ故障信号を出力する(S112)。
一方、コンデンサ診断部34によってバックアップコンデンサ103の故障がないと判定された(S111−YES)とき、表示指示部31は、消灯指示信号を、CANトランシーバ11を介して表示装置111に出力する(S113)。表示装置111は、バックアップコンデンサの故障診断の終了時に消灯指示信号がエアバック制御装置1から入力されると、ウォーニングランプを消灯する。
次いで、常時診断実行部35は、第1Gセンサ14及び第2Gセンサ15の電源電圧が規定の範囲であるか否か等の常時診断を実行する(S114)。次いで、電源監視部21は、イグニッションスイッチ102がオフしたか否かを判定する(S115)。具体的には、電源監視部21は、イグニッションスイッチ102からオフ信号が入力されると、イグニッションスイッチ102がオフしたと判定する。電源監視部21がイグニッションスイッチ102がオフした判定する(S115−YES)まで、常時診断実行部35は、所定の周期毎に常時診断を実行する(S114)。電源監視部21によってイグニッションスイッチ102がオフした判定される(S115−YES)と、処理は終了する。
(第1実施形態に係るエアバック制御装置の作用効果)
第1実施形態に係るエアバック制御装置は、乗員の位置を示す乗員位置情報に基づいて初期診断時のバックアップコンデンサを充電する充電時間を決定するので、バックアップコンデンサの充電時間を乗員の位置に応じた時間とすることができる。
図3は、第1実施形態に係るエアバック制御装置における充電時間と、バックアップコンデンサの電圧との関係を示す図である。図3において、横軸はイグニッションスイッチ102がオンしてからの経過時間を示し、縦軸はバックアップコンデンサ103の充電電圧を示す。図3において、実線はエアバック制御装置1によって助手席及び後席に乗員が着席してないと判定されたときを示し、破線はエアバック制御装置1によって助手席及び後席に乗員が着席していると判定されたときを示す。
図3において破線で示されるように、エアバック制御装置1は、助手席及び後席に乗員が着席していると判定したときに、第4充電時間が経過した後に、車載電池101からの充電を停止する。第4充電時間は、全てのインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。そして、エアバック制御装置1は、測定時間が経過する間のバックアップコンデンサ103の低下電圧ΔVC4を測定する。
一方、図3において実線で示されるように、エアバック制御装置1は、助手席及び後席に乗員が着席していないと判定されたときに、第1充電時間が経過した後に、車載電池101からの充電を停止する。第1充電時間は、運転席に関連するインフレータのスクイブ130に供給可能な電力をバックアップコンデンサ103が充電する時間である。そして、エアバック制御装置1は、測定時間が経過する間のバックアップコンデンサ103の低下電圧ΔVC1を測定する。
図3に示すように、第1実施形態に係るエアバック制御装置は、乗員の位置がスクイブの少なくとも1つに通電しないことを示すときに、全てのスクイブに通電するときよりも、バックアップコンデンサの充電時間を短くする。第1実施形態に係るエアバック制御装置は、乗員の位置に応じてバックアップコンデンサの充電時間を短くすることで、初期診断の時間を短くすることができる。
(第2実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置の構成及び機能)
図4は、第2実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置を示す図である。
第1実施形態では、バックアップコンデンサの充電後一定時間の電圧低下量を一定の診断閾値電圧と比較することでバックアップコンデンサの故障を診断したが、第2実施形態では、電圧低下量ではなくバックアップコンデンサの充電後一定時間経過したときのバックアップコンデンサの充電電圧により故障を診断するものである。
エアバック装置200は、エアバック制御装置2がエアバック制御装置1の代わりに配置されることがエアバック装置100と相違する。エアバック制御装置2は、演算装置40が演算装置20の代わりに配置されることがエアバック制御装置1と相違する。演算装置40は、診断処理部42を診断処理部22の代わりに有することが演算装置20と相違する。診断処理部42は、コンデンサ診断部44をコンデンサ診断部34の代わりに有することが診断処理部22と相違する。また、診断処理部42は、診断閾値電圧決定部36を有することが診断処理部22と相違する。診断閾値電圧決定部36及びコンデンサ診断部44以外のエアバック装置200の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたエアバック装置100の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
診断閾値電圧決定部36は、乗員位置情報取得部32によって取得された乗員位置情報に基づいて、コンデンサ診断部34による診断に使用される診断閾値電圧を決定する。より詳細には、診断閾値電圧決定部36は、充電時間決定部33によって決定された乗員の位置に応じて、コンデンサ診断部34による診断に使用される診断閾値電圧を、第1閾値電圧〜第4閾値電圧の何れか1つに決定する。
診断閾値電圧決定部36は、充電時間決定部33によって助手席及び後席の何れも乗員が着席していないと判定されたとき、診断閾値電圧を第1閾値電圧に決定する。第1閾値電圧は、バックアップコンデンサ103が第1充電時間充電されたときのバックアップコンデンサ103の充電電圧における診断閾値電圧である。第1閾値電圧は、助手席及び後席の何れも乗員が着席していないときに使用される第1インフレータ121、第3インフレータ123、運転席サイドエアバック及び第7インフレータ127の4つのスクイブ130に供給可能な電力を充電した電圧に対応する診断閾値電圧である。
診断閾値電圧決定部36は、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していないと判定されたとき、診断閾値電圧を第2閾値電圧に決定する。第2閾値電圧は、バックアップコンデンサ103が第2充電時間充電されたときのバックアップコンデンサ103の充電電圧における診断閾値電圧である。第2閾値電圧は、助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していないときに使用される診断閾値電圧であり、第1閾値電圧よりも高い電圧である。第2閾値電圧は、第9インフレータ129を除く第1インフレータ121〜第8インフレータ128の8つのスクイブ130に供給可能な電力を充電した電圧に対応する診断閾値電圧である。
診断閾値電圧決定部36は、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席しておらず且つ後席に乗員が着席していると判定されたとき、診断閾値電圧を第3閾値電圧に決定する。第3閾値電圧は、バックアップコンデンサ103が第3充電時間充電されたときのバックアップコンデンサ103の充電電圧における診断閾値電圧である。第3閾値電圧は、助手席に乗員が着席しておらず且つ後席に乗員が着席しているときに使用される診断閾値電圧であり、第1閾値電圧よりも高く且つ第2閾値電圧よりも低い電圧である。第3閾値電圧は、第1インフレータ121、第3インフレータ123、第5インフレータ125及び第7インフレータ127〜第9インフレータ129の6つのスクイブ130に供給可能な電力を充電した電圧に対応する診断閾値電圧である。
診断閾値電圧決定部36は、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していると判定されたとき、診断閾値電圧を第4閾値電圧に決定する。第4閾値電圧は、バックアップコンデンサ103が第4充電時間充電されたときのバックアップコンデンサ103の充電電圧における診断閾値電圧である。第4閾値電圧は、助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席しているときに使用される診断閾値電圧であり、第1閾値電圧〜第3閾値電圧の何れよりも高い電圧である。第4閾値電圧は、第1インフレータ121〜第9インフレータ129の全てのスクイブ130に供給可能な電力を充電した電圧に対応する診断閾値電圧である。
コンデンサ診断部44は、充電停止部441と、充電電圧測定部442と、故障判定部443とを有する。コンデンサ診断部44は、充電時間決定部43によって決定された充電時間が経過した後に、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止して、バックアップコンデンサ103の故障の有無を診断する。
充電停止部441は、充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、昇圧回路16の動作を停止して、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止する。充電電圧測定部442は、充電停止部441によってバックアップコンデンサ103への電力供給が停止されたときから所定の測定時間が経過した後のバックアップコンデンサ103の充電電圧を測定する。故障判定部443は、充電電圧測定部442によって測定された充電電圧が、診断閾値電圧決定部36によって決定された診断閾値電圧より大きいか否かに基づいて、バックアップコンデンサ103の故障の有無を判定する。故障判定部443は、充電電圧測定部442によって測定された充電電圧が、診断閾値電圧決定部36によって決定された第1閾値電圧〜第4閾値電圧の何れかの診断閾値電圧以上であるときに、バックアップコンデンサ103は故障していないと判定する。また、故障判定部443は、充電電圧測定部442によって測定された充電電圧が、診断閾値電圧決定部36によって決定された第1閾値電圧〜第4閾値電圧の何れかの診断閾値電圧未満であるときに、バックアップコンデンサ103は故障していると判定する。故障判定部443は、バックアップコンデンサ103が故障していると判定すると、バックアップコンデンサ103が故障したことを示すコンデンサ故障信号を出力する。
(第2実施形態に係るエアバック制御装置による診断処理)
図5は、エアバック制御装置2による診断処理のフローチャートである。図5に示す診断処理は、予め記憶装置12に記憶されているプログラムに基づいて、主に演算装置40によりエアバック制御装置2の各要素と協働して実行される。図5に示す処理フローは、イグニッションスイッチがオンしたときに実行される。
S201〜S204の処理は、S101〜S104の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席してないと判定される(S204−NO)と、診断閾値電圧決定部36は、診断閾値電圧を第1閾値電圧に決定する(S205)。演算装置40は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第1充電時間が経過するまで待機する(S206)。一方、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席していると判定される(S204−YES)と、診断閾値電圧決定部36は、診断閾値電圧を第2閾値電圧に決定する(S207)。演算装置40は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第2充電時間が経過するまで待機する(S208)。
S209の処理は、S107の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席してないと判定される(S209−NO)と、診断閾値電圧決定部36は、診断閾値電圧を第3閾値電圧に決定する(S210)。演算装置40は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第3充電時間が経過するまで待機する(S211)。一方、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席していると判定される(S209−YES)と、診断閾値電圧決定部36は、診断閾値電圧を第4閾値電圧に決定する(S212)。演算装置40は、イグニッションスイッチ102がオンしてから第4充電時間が経過するまで待機する(S213)。
充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、コンデンサ診断部44は、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止して、バックアップコンデンサ103の故障の有無を診断する(S214)。具体的には、充電停止部441は、充電時間決定部33によって決定された充電時間が経過した後に、車載電池101からバックアップコンデンサ103への電力供給を停止する。充電電圧測定部442は、充電停止部441によってバックアップコンデンサ103への電力供給が停止されたときから所定の測定時間が経過した後のバックアップコンデンサ103の充電電圧を測定する。故障判定部443は、充電電圧測定部442によって測定された充電電圧が、診断閾値電圧決定部36によって決定された第1閾値電圧〜第4閾値電圧の何れかの診断閾値電圧以上であるか否かに基づいて、バックアップコンデンサ103の故障の有無を判定する。
故障判定部443は、充電時間決定部33によって助手席及び後席の何れも乗員が着席していないと判定されたときに第1閾値電圧を使用して判定処理を実施する。故障判定部443は、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していないと判定されたときに、第1閾値電圧よりも高い第2閾値電圧を使用して判定処理を実施する。故障判定部443は、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席しておらず且つ後席に乗員が着席していると判定されたときに、第1閾値電圧よりも高く且つ第2閾値電圧よりも低い第3閾値電圧を使用して判定処理を実施する。故障判定部443は、充電時間決定部33によって助手席に乗員が着席し且つ後席に乗員が着席していると判定されたときに、第1閾値電圧〜第3閾値電圧の何れよりも高い第4閾値電圧を使用して判定処理を実施する。S215〜S219の処理は、S111〜S115の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
(第2実施形態に係るエアバック制御装置の作用効果)
第1実施形態に係るエアバック制御装置は、バックアップコンデンサに充電した充電電圧の大きさにかかわらず所定の測定時間が経過する間に低下する低下電圧を、単一の診断閾値電圧と比較することで故障診断している。第1実施形態に係るエアバック制御装置は、バックアップコンデンサに充電した充電電圧の大きさにかかわらず単一の診断閾値電圧を使用して故障診断を実施するため、充電電圧に応じて電圧低下量が異なる場合は誤判定するおそれがある。第2実施形態に係るエアバック制御装置は、単一の閾値電圧ではなく充電電圧のそれぞれに対応する閾値電圧を使用して診断するため、第1実施形態に係るエアバック制御装置よりも判定精度が向上する。
図6は、第2実施形態に係るエアバック制御装置における充電時間と、バックアップコンデンサの電圧との関係を示す図である。図6において、横軸はイグニッションスイッチ102がオンしてからの経過時間を示し、縦軸はバックアップコンデンサ103の充電電圧を示す。図6において、実線はエアバック制御装置2によって助手席及び後席に乗員が着席してないと判定されたときを示し、破線はエアバック制御装置2によって助手席及び後席に乗員が着席していると判定されたときを示す。
エアバック制御装置2は、助手席及び後席に乗員が着席していると判定したときに、第4充電時間が経過した後に、車載電池101からの充電を停止する。このときのバックアップコンデンサ103の充電電圧は、VC4である。一方、エアバック制御装置2は、助手席及び後席に乗員が着席していないと判定されたときに、第1充電時間が経過した後に、車載電池101からの充電を停止する。このときのバックアップコンデンサ103の充電電圧は、VC4も低いVC1である。
エアバック制御装置2は、助手席及び後席に乗員が着席していると判定したときに診断閾値電圧として第4閾値電圧Vr4を使用し、助手席及び後席に乗員が着席していないと判定されたときに診断閾値電圧として第1閾値電圧Vr1を使用する。エアバック制御装置2は、助手席及び後席に乗員が着席していると判定したとき、測定時間が経過した後の充電電圧V´C4が第4閾値電圧Vr4以上であるときに、バックアップコンデンサは故障していないと判定する。また、エアバック制御装置2は、助手席及び後席に乗員が着席していないと判定したとき、測定時間が経過した後の充電電圧V´C1が第1閾値電圧Vr1以上であるときに、バックアップコンデンサは故障していないと判定する。エアバック制御装置2は、バックアップコンデンサ103の充電電圧に応じた診断閾値電圧を使用することで、バックアップコンデンサ103の故障の有無をより精度高く判断することができる。
(第3実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置の構成及び機能)
図7は、第3実施形態に係るエアバック制御装置を含むエアバック装置を示す図である。
第3実施形態は、車両の扉が開閉動作したと判定されたときに、バックアップコンデンサの故障の有無を診断し直すことで、扉の開閉動作により乗下車した乗員の位置に応じた充電電力におけるバックアップコンデンサの故障診断を実行するものである。
エアバック装置300は、エアバック制御装置3がエアバック制御装置2の代わりに配置されることがエアバック装置200と相違する。また、扉センサ115が配置されることがエアバック装置200と相違する。エアバック制御装置3は、演算装置50が演算装置40の代わりに配置されることがエアバック制御装置2と相違する。演算装置50は、診断処理部52を診断処理部42の代わりに有することが演算装置40と相違する。診断処理部52は、扉状態判定部37及びコンデンサ電圧判定部38を有することが診断処理部42と相違する。また、診断処理部52は、充電時間決定部53及び診断閾値電圧決定部56を充電時間決定部33及び診断閾値電圧決定部36の代わりに有することが診断処理部42と相違する。扉センサ115、扉状態判定部37、コンデンサ電圧判定部38、充電時間決定部53及び診断閾値電圧決定部56以外のエアバック装置300の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたエアバック装置200の構成要素の構成及び機能と同一である。したがって、扉センサ115、扉状態判定部37、コンデンサ電圧判定部38、充電時間決定部53及び診断閾値電圧決定部56以外のエアバック装置300の構成要素の構成及び機能は、ここでは詳細な説明は省略する。
扉センサ115は、乗員が車両に乗車可能な扉のそれぞれに配置された複数の開閉センサを含む。扉センサ115に含まれる複数の開閉センサのそれぞれは、CANを介してエアバック制御装置3と接続され、対応する扉が開いたときに、車両の扉が開いたことを示す扉開信号を、CANを介してエアバック制御装置3に出力する。また、扉センサ115に含まれる複数の開閉センサのそれぞれは、対応する扉が閉じたときに、車両の扉が閉じたことを示す扉閉信号を、CANを介してエアバック制御装置3に出力する。
扉状態判定部37は、車両の少なくとも1つの扉が開閉動作したか否かを判定する。扉状態判定部37は、扉センサ115に含まれる複数の開閉センサの何れかから扉開信号が入力された後に、当該開閉センサから同じ扉に対する扉閉信号が入力されたときに、車両の扉が開閉動作したと判定する。
コンデンサ電圧判定部38は、バックアップコンデンサ103の充電電圧を検出して、検出したバックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いか否かを判定する。充電閾値電圧は、バックアップコンデンサ103によって全てのスクイブ130に電流を供給可能な充電電圧に対応する閾値電圧である。すなわち、バックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いとき、バックアップコンデンサ103によって全てのスクイブ130に電流を供給することができる。
充電時間決定部53は、コンデンサ電圧判定部38によってバックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いと判定されたときに、充電時間をゼロに決定することが充電時間決定部33と相違する。充電時間決定部53は、バックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いと判定されたときに充電時間をゼロに決定すること以外は、充電時間決定部33と同様な処理を実行する。
診断閾値電圧決定部56は、コンデンサ電圧判定部38によってバックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いと判定されたときに、診断閾値電圧を第4閾値電圧に決定することが診断閾値電圧決定部36と相違する。診断閾値電圧決定部56は、バックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いと判定されたときに診断閾値電圧を第4閾値電圧に決定すること以外は、診断閾値電圧決定部36と同様な処理を実行する。
(第3実施形態に係るエアバック制御装置による診断処理)
図8はエアバック制御装置3による診断処理のフローチャート(その1)であり、図9はエアバック制御装置3による診断処理のフローチャート(その2)である。図8及び9に示す診断処理は、予め記憶装置12に記憶されているプログラムに基づいて、主に演算装置40によりエアバック制御装置2の各要素と協働して実行される。図8及び9に示す処理フローは、イグニッションスイッチがオンしたときに実行される。
S301の処理は、S201の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。コンデンサ電圧判定部38は、バックアップコンデンサ103の充電電圧を検出して、検出したバックアップコンデンサ103の充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いか否かを判定する(S302)。コンデンサ電圧判定部38によってバックアップコンデンサ103の充電電圧が充電閾値電圧以下であると判定される(S302−NO)と、処理はS303に進む。S303〜S314の処理はS202〜S213の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
コンデンサ電圧判定部38によってバックアップコンデンサ103の充電電圧が充電閾値電圧より大きいと判定される(S302−NO)と、フル充電が完了していることを示すため、診断閾値電圧決定部56は診断閾値電圧を第4閾値電圧に決定する(S315)。次いで、演算装置50は、待機することなく(S316)、コンデンサ診断部34は、バックアップコンデンサ103の故障の有無を診断する(S317)。S317〜S321の処理は、S214〜S218の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
扉状態判定部37は、車両の少なくとも1つの扉が開閉動作したか否かを判定する(S322)。扉状態判定部37によって車両の少なくとも1つの扉が開閉動作したと判定される(S322−YES)、又は電源監視部21がイグニッションスイッチ102がオフした判定する(S323−YES)まで、S321〜S323の処理が繰り返される。
扉状態判定部37によって車両の少なくとも1つの扉が開閉動作したと判定される(S322−YES)と、処理はS301に戻り、S301〜S323の処理が繰り返される。即ち、乗員の人数や乗車位置に変更が生じた可能性があるため、診断をやり直す。少なくとも1つの扉が開閉動作したと判定された(S322−YES)ときに、イグニッションスイッチ102がオンしてから充分に長い時間が経過しているとき、バックアップコンデンサ103の充電電圧が充電閾値電圧より大きいと判定される(S302−YES)。バックアップコンデンサ103の充電電圧が充電閾値電圧より大きいと判定される(S302−YES)ことで、待機時間なく(S316)、コンデンサ診断部34によってバックアップコンデンサ103の故障の有無を診断される(S317)。
(第3実施形態に係るエアバック制御装置の作用効果)
第3実施形態に係るエアバック制御装置は、車両の扉が開閉動作したと判定されたときに、バックアップコンデンサの故障の有無を診断し直すので、扉の開閉により乗下車した乗員の位置に応じた充電電力におけるバックアップコンデンサの故障診断を実行できる。
また、第3実施形態に係るエアバック制御装置は、バックアップコンデンサの充電電圧が充電閾値電圧より大きいときに、充電のための待機時間をゼロとするので、遅滞なく、バックアップコンデンサの故障診断を実行できる。
エアバック装置100等では、第1インフレータ121〜第9インフレータ129のそれぞれは単一のスクイブ130を有するが、実施形態に係るエアバック装置では、複数のスクイブが単一のインフレータに関連付けられていてもよい。また、実施形態に係るエアバック装置では、複数のインフレータが単一のエアバックに関連付けられていてもよく、単一のスクイブが複数のインフレータに関連付けられていてもよい。
1〜3 エアバック制御装置
20、40、50 演算装置
22、42、52 診断処理部
31 表示指示部
32 乗員位置情報取得部
33、53 充電時間決定部
34 コンデンサ診断部
35 常時診断実行部
36、56 診断閾値電圧決定部
37 扉状態判定部
38 コンデンサ電圧判定部
100,200、300 エアバック装置
101 車載電池
102 イグニッションスイッチ
103 バックアップコンデンサ
130 スクイブ

Claims (5)

  1. 複数の乗員保護装置の何れかにそれぞれが関連付けられた複数のスクイブに電流を供給可能なバックアップコンデンサの故障の有無を診断するエアバック制御装置であって、
    車両に乗車する乗員の位置に関連する乗員位置情報に基づいて、前記バックアップコンデンサを充電する充電時間を決定する充電時間決定部と、
    前記充電時間が経過した後に、前記バックアップコンデンサの故障の有無を診断するコンデンサ診断部と、
    を有することを特徴とするエアバック制御装置。
  2. 前記充電時間決定部は、前記乗員位置情報が前記複数のスクイブの少なくとも1つに通電しないことを示すときに、前記充電時間を、前記乗員位置情報が前記複数のスクイブの全てに通電することを示すときの前記充電時間よりも短い時間に決定する、請求項1に記載のエアバック制御装置。
  3. 前記乗員位置情報に基づいて、前記コンデンサ診断部による診断に使用される診断閾値電圧を決定する診断閾値電圧決定部を更に有し、
    前記コンデンサ診断部は、
    前記充電時間が経過した後に、前記バックアップコンデンサの充電を停止する充電停止部と、
    前記バックアップコンデンサの充電が停止されたときから所定の測定時間が経過した後の前記バックアップコンデンサの充電電圧を測定する充電電圧測定部と、
    前記充電電圧が前記診断閾値電圧未満であるときに、前記バックアップコンデンサは故障したことを示すコンデンサ故障信号を出力する故障判定部と、
    を有する、請求項1又は2に記載のエアバック制御装置。
  4. 前記車両の扉が開閉動作したか否かを判定する扉状態判定部を更に有し、
    前記コンデンサ診断部は、前記車両の扉が開閉動作したと判定されたときに、バックアップコンデンサの故障の有無を診断し直す、請求項1〜3の何れか1項に記載のエアバック制御装置。
  5. 前記バックアップコンデンサの充電電圧が所定の充電閾値電圧より高いか否かを判定するコンデンサ電圧判定部を更に有し、
    前記充電時間決定部は、前記バックアップコンデンサの充電電圧が前記充電閾値電圧より高いと判定されたときに、前記充電時間をゼロに決定する、請求項4に記載のエアバック制御装置。
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