JP6335104B2 - 圧力センサの故障検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアに設けられた圧力センサの故障を検出する圧力センサの故障検出装置に関する。
主に、車両の側面への衝突(以下、側突という)を検出するために、車両のドア内に圧力センサを取り付け、ドア内の圧力変化を検出することは、これまで、行われていることである。車両に側突が発生すると、ドア内の容積が変化し、取り付けられた圧力センサによってその圧力変化が検出される。これにより、車両への側突が検出され、乗員を保護するために、エアバッグ装置またはシートベルトプリテンショナー等の乗員保護装置が作動される。
ところで、上述した圧力センサによる検出結果は、乗員保護装置を作動させるトリガとなるため、ドア内の圧力変化を正確に検出したものでならなければならない。したがって、圧力センサに故障が生じた場合には、当該故障を的確に検知して、乗員保護装置の誤作動を防止する必要があった。
この課題に対して、車両の左右のドア内に設けられた一対の圧力センサの検出値を互いに比較し、双方の検出値が所定の程度を超えて異なっている場合に、いずれかの圧力センサの故障と判定する圧力センサの故障検出方法に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。双方の圧力センサが同時に故障することは非常に稀であることからすれば、当該従来技術によって、いずれかの圧力センサの故障を検出することが可能となる。
また、車両が標高の高い地点にある場合においては、周囲の気圧の変化によって、双方の圧力センサが異常値を検出する。このため、上述した従来技術によれば、車両が位置する標高に起因した圧力センサの異常とは区別されて、いずれかの圧力センサの故障の有無を検出することができる。
特表2005−520149号公報
ところで、車両のドアを強い力で閉めた場合、ドアに発生する衝撃によって、ドア内に設けられた圧力センサが圧力変化を検出する場合がある。ドアの閉動作によって発生する圧力センサの異常値は、圧力センサの故障と誤判定される場合が多かった。圧力センサが故障と誤判定されると、乗員保護装置の作動が禁止され、車両の衝突から乗員を保護することができなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両のドア内に設けられた圧力センサの故障の有無を正確に判定することが可能な圧力センサの故障検出装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る圧力センサの故障検出装置の発明は、車両(8)の右側ドア(8a)内に設けられ、右側ドア内の圧力変化を検出する右ドア圧力センサ(3a)と、車両の左側ドア(8b)内に設けられ、左側ドア内の圧力変化を検出する左ドア圧力センサ(3b)と、右ドア圧力センサによる検出値(PSR、Rav)と、左ドア圧力センサによる検出値(PSL、Lav)との差を演算して、左右検出差(|PSR−PSL|、|Rav−Lav|)を算出する検出値比較手段(5c)と、検出値比較手段によって算出された左右検出差が、所定の閾値(Dif)以上である場合に、右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサの故障と判定するセンサ故障検出手段(5d)と、を備えた圧力センサの故障検出装置(1)であって、検出値比較手段によって、初回に算出された左右検出差が閾値以上であった場合に、センサ故障検出手段によって、右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサを故障と判定することを留保させ、右側ドアの閉動作による右ドア圧力センサへの影響または左側ドアの閉動作による左ドア圧力センサへの影響が低減する所定の沈静化時間(Tdm、{(Tdm×2)+(Tde×2)})経過後に、検出値比較手段によって、再度、左右検出差を演算させた後、センサ故障検出手段によって、再度演算された左右検出差を閾値と比較させた結果、閾値以上である場合に、右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサの故障と判定させる外部影響回避手段(5e)を備えている。
この構成によれば、圧力センサの故障検出装置は、検出値比較手段によって、初回に算出された左右検出差が閾値以上であった場合に、センサ故障検出手段によって、右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサを故障と判定することを留保させ、右側ドアの閉動作による右ドア圧力センサへの影響または左側ドアの閉動作による左ドア圧力センサへの影響が低減する所定の沈静化時間経過後に、再度演算された左右検出差を閾値と比較させた結果、閾値以上である場合に、右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサの故障と判定させる外部影響回避手段を備えている。このため、右側ドアまたは左側ドアの閉動作による右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサへの影響が低減してから演算された左右検出差に基づき、右ドア圧力センサまたは左ドア圧力センサの故障の有無を正確に判定することができる。
本発明の実施形態1による車両用乗員保護装置の構成を示したブロック図 図1に示した車両用乗員保護装置が取り付けられた車両の平面図 車両のドア内に取り付けられた圧力センサによる圧力検出値の時間的変化を模式的に示した図 図1に示した車両用乗員保護装置による故障検出方法の制御フローチャートを示した図 実施形態2による車両用乗員保護装置の構成を示したブロック図 図5に示した車両用乗員保護装置による故障検出方法を説明するためのタイムチャートを示した図 図5に示した車両用乗員保護装置による故障検出方法の制御フローチャートを示した図
<実施形態1>
図1乃至図4に基づき、本発明の実施形態1による車両用乗員保護装置1(圧力センサの故障検出装置に該当する)について説明する。図1に示すように、本実施形態による車両用乗員保護装置1は、一対の加速度センサである右前方加速度センサ2aおよび左前方加速度センサ2bを備えている。右前方加速度センサ2aおよび左前方加速度センサ2bは、それぞれ車両8の前面の左右部位に設けられ、車両8の前後方向に加えられた衝撃の大きさを検出している(図2示)。以下、右前方加速度センサ2aおよび左前方加速度センサ2bを総称する場合、加速度センサ2a、2bと言う。加速度センサ2a、2bは、静電容量型加速度センサであっても、ピエゾ抵抗式加速度センサであっても、熱検知方式の加速度センサであってもよい。
右ハンドル車である車両8の運転手席側ドア8a内(右側ドア内に該当する)には、右ドア圧力センサ3aが取り付けられている。また、車両8の助手席側ドア8b内(左側ドア内に該当する)には、左ドア圧力センサ3bが取り付けられている。右ドア圧力センサ3aおよび左ドア圧力センサ3bは、それぞれヒンジドアである運転手席側ドア8a内および助手席側ドア8b内の圧力変化を検出し、車両8の左右方向に加えられた衝撃を検知している。右ドア圧力センサ3aおよび左ドア圧力センサ3bは、半導体歪ゲージ式圧力センサまたは静電容量式圧力センサあるいはその他の圧力センサであってもよい。以下、右ドア圧力センサ3aおよび左ドア圧力センサ3bを総称する場合、圧力センサ3a、3bと言う。
また、車両用乗員保護装置1は、イグニッションスイッチ4を備えている。イグニッションスイッチ4は車両8に設けられ、エンジン(図示せず)のイグニッション装置を作動させるための装置である。
上述した加速度センサ2a、2b、圧力センサ3a、3bおよびイグニッションスイッチ4は、エアバッグコントローラー5に接続されている。エアバッグコントローラー5については、後述する。エアバッグコントローラー5には、エアバッグ装置6(乗員保護手段に該当する)が接続されている。エアバッグ装置6は従前のタイプのものと同様であって、図示しないインフレータ、バッグおよび点火装置により形成されている。エアバッグ装置6には、運転席エアバッグ、助手席エアバッグ、フロントピラー(Aピラー)8c内に収容されたピラーエアバッグ、車両8の右側部および左側部に収容されたカーテンエアバッグ等が含まれる(これらのエアバッグは、いずれも図示せず)。エアバッグ装置6は、車両8の衝突時において展開することにより、車両8に加えられた衝撃に抗して乗員の身体を保護している。
エアバッグコントローラー5は、入出力装置、CPU、RAM等により形成された制御装置であって、運転席前側のダッシュボード下方部に取り付けられている(図2示)。エアバッグコントローラー5は、検出値判定部5a、エアバッグ駆動部5b、左右検出差演算部5c、センサ故障検出部5d、外乱回避部5e、フロア加速度センサ5fおよびイニシャルチェック部5gを備えている。
検出値判定部5a(衝突検出手段に該当する)は、加速度センサ2a、2bによって検出された加速度または圧力センサ3a、3bによって検出された圧力変化に基づき、車両8において、エアバッグ装置6を作動させるような衝突が発生したか否かを判定する。
エアバッグ駆動部5b(保護駆動手段に該当する)は、検出値判定部5aによって、車両8において、エアバッグ装置6を作動させるような衝突が発生したと判定された場合、エアバッグ装置6を作動させるためのスクイブ電流を、エアバッグ装置6に対し印加する。
左右検出差演算部5c(検出値比較手段に該当する)は、右ドア圧力センサ3aによる検出値と、左ドア圧力センサ3bによる検出値との差を演算して、左右検出差|PSR−PSL|(≧0)を算出する。
センサ故障検出部5d(センサ故障検出手段に該当する)は、左右検出差演算部5cによって算出された左右検出差|PSR−PSL|が、所定の閾値Dif以上である場合に、圧力センサ3a、3bの故障と判定する。
外乱回避部5e(外部影響回避手段に該当する)は、左右検出差演算部5cによって、初回において算出された左右検出差|PSR−PSL|が、閾値Dif以上であった場合に、センサ故障検出部5dに、圧力センサ3a、3bを故障と判定することを留保させる。その後、運転手席側ドア8aの閉動作による右ドア圧力センサ3aへの影響または助手席側ドア8bの閉動作による左ドア圧力センサ3bへの影響が低減する所定の個別沈静化時間Tdm(沈静化時間に該当する)経過後に、左右検出差演算部5cに、再度、左右検出差|PSR−PSL|を演算させる。次に、センサ故障検出部5dに、再度演算された左右検出差|PSR−PSL|を閾値Difと比較させた結果、閾値Dif以上である場合に、圧力センサ3a、3bの故障と判定させる。
フロア加速度センサ5fは、車両8の前後方向および左右方向の加速度を検出することが可能に形成されている。尚、フロア加速度センサ5fは、車両8の左右方向を検出することができるセンサと、車両8の前後方向の加速度を検出することができるセンサとを独立に有していてもよい。
イニシャルチェック部5g(作動チェック手段に該当する)は、イグニッションスイッチ4がオンされた後、エアバッグコントローラー5によってエアバッグ装置6が正常に駆動されることが可能か否かをチェック(イニシャルチェック)している。
図3に示したように、車両8において、ヒンジドアである運転手席側ドア8aまたは助手席側ドア8bが閉じられると、その衝撃によって、運転手席側ドア8aおよび助手席側ドア8bのうち、その閉作動が行われた側に内蔵された圧力センサ3a、3bが、急激な圧力の上昇を検出する(図3において、t0にて示した時点)。その後、圧力センサ3a、3bによって、圧力変動が継続して検出される。したがって、当該圧力変動の継続中においては、前述した左右検出差|PSR−PSL|に基づいた、圧力センサ3a、3bの故障判定を正確に行うことはできない。
しかしながら、運転手席側ドア8aまたは助手席側ドア8bが閉じられてから、前述の個別沈静化時間Tdmが経過すると、圧力変動は治まって、圧力センサ3a、3bの故障判定が可能となる。上述した個別沈静化時間Tdmの具体的な値については、実際の車両を用いた反復的な実験によって求めることが可能である。
次に、図4に基づき、本実施形態のエアバッグコントローラー5による圧力センサ3a、3bの故障検出方法のフローについて説明する。最初に、車両8のイグニッションスイッチ4がオンされると(ステップS101)、イニシャルチェック部5gによって、エアバッグ装置6が正常に駆動されることが可能か否か判定される(ステップS102)。イニシャルチェックによって、車両用乗員保護装置1のどこかに異常があり、エアバッグ装置6が正常に駆動されないと判定された場合、ステップS111へと進む。ステップS111においては、エアバッグ駆動部5bによるエアバッグ装置6の作動が禁止され、本フローは終了する。
一方、ステップS102において、車両用乗員保護装置1に異常がなく、エアバッグ装置6が正常に駆動されることが可能と判定された場合、カウント時間をリセットした後、エアバッグコントローラー5内のタイマーが開始される(ステップS103)。その後、右ドア圧力センサ3aにより、運転手席側ドア8a内の圧力PSRを検出し(ステップS104)、次に、左ドア圧力センサ3bにより、助手席側ドア8b内の圧力PSLを検出する(ステップS105)。本フローにおいて、右ドア圧力センサ3aによる圧力PSRの検出の後に、左ドア圧力センサ3bによる圧力PSLの検出が行われるとされているが、双方の時間的な差はごく僅かであるため、実際には、双方は同時点において検出されているとすることに支障はない。
その後、検出された圧力PSR、PSLを用いて、左右検出差演算部5cが初回の左右検出差|PSR−PSL|を演算し、センサ故障検出部5dが、左右検出差演算部5cにより算出された左右検出差|PSR−PSL|が、閾値Dif以上であるか否かを判定する(ステップS106)。左右検出差|PSR−PSL|が、閾値Dif未満(閾値未満に該当する)である場合、圧力センサ3a、3bは正常と判定され、本フローは終了する(ステップS109)。
一方、ステップS106において、左右検出差|PSR−PSL|が、閾値Dif以上であると判定された場合、外乱回避部5eによって、今回の運転手席側ドア8a内の圧力PSRおよび助手席側ドア8b内の圧力PSLの検出が、初回の検出であるか否か判定される(ステップS107)。外乱回避部5eは、今回の圧力PSR、PSLの検出が初回の検出である場合、センサ故障検出部5dに、圧力センサ3a、3bを故障と判定させることはない(故障と判定することを留保させる)。
その後、外乱回避部5eは、タイマーによって個別沈静化時間Tdmが経過したことを確認した後、再び、ステップS104へと戻り、2回目の圧力PSR、PSLの検出を実行させる(ステップS108)。その後、左右検出差演算部5cが、検出された圧力PSR、PSLを用いて、再度、左右検出差|PSR−PSL|を演算し、センサ故障検出部5dが、左右検出差演算部5cにより算出された左右検出差|PSR−PSL|が、閾値Dif以上であるか否かを判定する(ステップS106)。
センサ故障検出部5dにより、左右検出差|PSR−PSL|が、閾値Dif以上であると判定された場合、ステップS107において、再び、今回の運転手席側ドア8a内の圧力PSRおよび助手席側ドア8b内の圧力PSLの検出が、初回の検出であるか否か判定される。今回の圧力PSR、PSLの検出が、初回の検出ではないと判定された場合、圧力センサ3a、3bの故障であると判定される(ステップS110)。その後、ステップS111において、エアバッグ駆動部5bによるエアバッグ装置6の作動が禁止され、本フローは終了する。
本実施形態によれば、車両用乗員保護装置1の外乱回避部5eは、左右検出差演算部5cによって、初回に算出された左右検出差|PSR−PSL|が閾値Dif以上であった場合に、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bを故障と判定することを留保させる。その後、外乱回避部5eは、運転手席側ドア8aの閉動作による右ドア圧力センサ3aへの影響または助手席側ドア8bの閉動作による左ドア圧力センサ3bへの影響が低減する所定の個別沈静化時間Tdm経過後に、再度演算された左右検出差|PSR−PSL|を閾値Difと比較させる。その結果、閾値Dif以上である場合に、圧力センサ3a、3bの故障と判定させる。このため、運転手席側ドア8aまたは助手席側ドア8bの閉動作による圧力センサ3a、3bへの影響が低減してから演算された左右検出差|PSR−PSL|に基づき、圧力センサ3a、3bの故障の有無を正確に判定することができる。
また、左右検出差演算部5cは、車両8のイグニッションスイッチ4がオンされた時に、初回の左右検出差|PSR−PSL|を演算している。これにより、圧力センサ3a、3bの故障検出を常時行うことがなく、故障検出にともなうエアバッグコントローラー5および車両用乗員保護装置1全体の負担を低減することができる。
また、車両用乗員保護装置1は、加速度センサ2a、2bおよび圧力センサ3a、3bによる検出値に基づき、車両8が衝突したことを検出する検出値判定部5aと、車両8に加えられた衝撃に抗して、乗員の身体を保護するエアバッグ装置6と、検出値判定部5aによって車両8が衝突したことを検出した場合に、エアバッグ装置6を作動させるエアバッグ駆動部5bと、エアバッグ装置6が正常に駆動されるか否かを判定するイニシャルチェック部5gとを備えている。検出値判定部5aは、イニシャルチェック部5gによって、エアバッグ装置6が正常に駆動されると判定された後に、初回の左右検出差|PSR−PSL|を演算している。これにより、圧力センサ3a、3bの故障検出の前に、車両用乗員保護装置1の異常状態を排除することができるため、圧力センサ3a、3bの故障に起因した異常状態を正確に検出することができる。
また、エアバッグ駆動部5bは、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bの故障と判定された場合、エアバッグ装置6の作動を禁止する。これにより、圧力センサ3a、3bの故障に起因したエアバッグ装置6の誤作動を防止することができ、安全で信頼性の高い車両用乗員保護装置1にすることができる。
<実施形態2>
以下、図5乃至図7に基づき、本発明の実施形態2による車両用乗員保護装置1A(圧力センサの故障検出装置に該当する)について、実施形態1に対する相違点のみについて説明する。図5に示したように、本実施形態によるエアバッグコントローラー5Aは、実施形態1によるエアバッグコントローラー5が有している構成に加えて、平均値演算部5h(平均値算出手段に該当する)を備えている。平均値演算部5hは、検出時点が互いに異なる2点(複数の点に該当する)における右ドア圧力センサ3aによる検出値を平均化して、右検出平均値Ravを算出する。また、当該2点における左ドア圧力センサ3bによる検出値を平均化して、左検出平均値Lavを算出する。
本実施形態による左右検出差演算部5cは、平均値演算部5hによって算出された右検出平均値Ravと左検出平均値Ravとの差を演算して、左右検出差|Rav−Lav|(≧0)を算出する。
以下、具体的に説明する。図6に示したように、本実施形態において、右ドア圧力センサ3aは、時間Tde((Tde×2)が所定期間に該当する)が経過するごとに運転手席側ドア8a内の圧力Data(nR)を検出している。また、左ドア圧力センサ3bは、時間Tdeが経過する(所定期間経過に該当する)ごとに助手席側ドア8b内の圧力Data(nL)を検出している。ここで、圧力Data(nR)およびData(nL)のうち、nは検出回数を表している。また、圧力Data(nR)およびData(nL)は、互いに同時点の圧力が検出されている。
前述した平均値演算部5hは、初回において、運転手席側ドア8a内の圧力Data(nR)について、右ドア圧力センサ3aによる検出値Data1RとData2Rとを平均化し、その時の右検出平均値Ravを算出する。また、平均値演算部5hは、助手席側ドア8b内の圧力Data(nL)について、左ドア圧力センサ3bによる検出値Data1LとData2Lとを平均化し、その時の左検出平均値Lavを算出する。
左右検出差演算部5cは、検出値Data1RとData2Rとを平均化して算出された右検出平均値Ravと、検出値Data1LとData2Lとを平均化して算出された左検出平均値Lavとに基づき、左右検出差|Rav−Lav|を算出する。
センサ故障検出部5dは、検出値Data1RとData2Rとを平均化して算出された右検出平均値Ravと、検出値Data1LとData2Lとを平均化して算出された左検出平均値Lavとの差である左右検出差|Rav−Lav|に基づき、第1回目(初回)の圧力センサ3a、3bの故障判定を行う。
外乱回避部5eは、初回に演算された左右検出差|Rav−Lav|が閾値Dif以上であった場合、センサ故障検出部5dに、圧力センサ3a、3bを故障と判定することを留保させる。その後、平均値演算部5hに、検出値Data3RとData4Rとを平均化させ、その時の右検出平均値Ravを算出させるとともに、検出値Data3LとData4Lとを平均化し、その時の左検出平均値Lavを算出させる。次に、左右検出差演算部5cに、検出値Data3RとData4Rとを平均化して算出した右検出平均値Ravと、検出値Data3LとData4Lとを平均化して算出した左検出平均値Lavとの差による左右検出差|Rav−Lav|を演算させ、センサ故障検出部5dに、第2回目の圧力センサ3a、3bの故障判定を行わせる。
以下、同様にして、外乱回避部5eは、途中で圧力センサ3a、3bが正常と判定されない限り、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}(沈静化時間に該当する)が経過するまで、左右検出差演算部5cに、沈静化時間よりも短い時間(Tde×2)経過ごとに、左右検出差|Rav−Lav|を繰り返して演算させる。また、左右検出差|Rav−Lav|の演算の都度、外乱回避部5eは、センサ故障検出部5dに左右検出差|Rav−Lav|を閾値Difと比較させる。そして、外乱回避部5eは、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}が経過する以前に演算された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif以上であった場合に、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bを故障と判定することを留保させる。また、外乱回避部5eは、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}が経過する以前に演算された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif未満であった時点において、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bは正常と判定させる。
本実施形態においては、外乱回避部5eが、運転手席側ドア8aの閉動作による右ドア圧力センサ3aへの影響または助手席側ドア8bの閉動作による左ドア圧力センサ3bへの影響を回避するために経過しなければならない相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}を設定するために、最も厳格な状態を想定している。すなわち、本実施形態においては、助手席側ドア8bの閉動作があり、その左ドア圧力センサ3bへの影響が低減した直後に、運転手席側ドア8aの閉動作があった場合を考慮している(運転手席側ドア8aと助手席側ドア8bの閉動作の順序は入れ換わってもよい)。
以下、図6に基づいて、本実施形態において、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}を算定するために想定された状態について詳述する。本実施形態においても、実施形態1の場合と同様に、運転手席側ドア8aの閉動作による右ドア圧力センサ3aへの影響または助手席側ドア8bの閉動作による左ドア圧力センサ3bへの影響が低減するために、それぞれ前述した個別沈静化時間Tdmを必要するとしている。また、個別沈静化時間Tdmが経過する間に、圧力センサ3a、3bによる(n−2)回の運転手席側ドア8a内および助手席側ドア8b内の圧力の検出が可能に設定されている(Tdm/(n―2)=Tde)。
最初に、左ドア圧力センサ3bによって検出値Data1Lが検出されてから、Data2Lが検出されるまでの間に、助手席側ドア8bの閉動作が行われたとする。この場合、助手席側ドア8bの閉動作による左ドア圧力センサ3bへの影響が、検出値Data2LからData(n−1)Lまで及ぶ。したがって、センサ故障検出部5dによって、第1回目から第N回目までの圧力センサ3a、3bの故障判定は正確に行うことができない。
さらに、その後、右ドア圧力センサ3aによって検出値Data(n+1)Rが検出されてから、Data(n+2)Rが検出されるまでの間に、運転手席側ドア8aの閉動作が行われたとする。この場合、運転手席側ドア8aの閉動作による右ドア圧力センサ3aへの影響が、検出値Data(n+2)RからData(2n−1)Rまで及ぶ。したがって、センサ故障検出部5dによって、第(N+1)回目から第2N回目までの圧力センサ3a、3bの故障判定は正確に行うことができない。図6において、圧力センサ3a、3bによる検出値Data(nR)、Data(nL)を表すシンボルのうち、ハッチングが施されているものは、その検出値が、運転手席側ドア8aまたは助手席側ドア8bの閉動作による影響を受けているものを示している。
以上より、助手席側ドア8bの閉動作があり、その左ドア圧力センサ3bへの影響が低減した直後に、運転手席側ドア8aの閉動作があった場合においても、第(2N+1)回目において、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bの故障判定を正確に行うことができることが分かる。したがって、本実施形態において、運転手席側ドア8aの閉動作または助手席側ドア8bの閉動作による圧力センサ3a、3bへの影響が低減する相互沈静化時間は{(Tdm×2)+(Tde×2)}となる(図6示)。
次に、図7に基づき、本実施形態のエアバッグコントローラー5Aによる圧力センサ3a、3bの故障検出方法のフローについて説明する。尚、図7に示したフローチャートにおいて、Ntrは、図6に示した圧力センサ3a、3bの故障判定の回数を表している。最初に、車両8のイグニッションスイッチ4がオンされると(ステップS201)、イニシャルチェック部5gによって、エアバッグ装置6が正常に駆動されることが可能か否か判定される(ステップS202)。イニシャルチェックによって、車両用乗員保護装置1Aのどこかに異常があり、エアバッグ装置6が正常に駆動されないと判定された場合、ステップS211へと進む。ステップS211においては、エアバッグ駆動部5bによるエアバッグ装置6の作動が禁止され、本フローは終了する。
一方、ステップS202において、車両用乗員保護装置1Aに異常がなく、エアバッグ装置6が正常に駆動されることが可能と判定された場合、Ntr=0とした後(ステップS203)、Ntrが1だけインクリメントされる(ステップS204)。その後、右ドア圧力センサ3aにより、運転手席側ドア8a内の圧力Data1R、Data2Rを検出する(ステップS205)。次に、左ドア圧力センサ3bにより、助手席側ドア8b内の圧力Data1L、Data2Lを検出する(ステップS206)。平均値演算部5hは、検出値Data1R、Data2Rを平均化し、右検出平均値Ravを算出するとともに、検出値Data1L、Data2Lを平均化し、左検出平均値Lavを算出する(ステップS207)。
その後、検出された右検出平均値Rav、左検出平均値Lavを用いて、左右検出差演算部5cが左右検出差|Rav−Lav|を演算し、センサ故障検出部5dが、左右検出差演算部5cにより算出された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif以上であるか否かを判定する(ステップS208)。左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif未満である場合、圧力センサ3a、3bは正常と判定され、本フローは終了する(ステップS212)。
一方、ステップS208において、左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif以上であると判定された場合、外乱回避部5eによって、今回の圧力センサ3a、3bの故障判定回数Ntrが、Npd以上であるか否か判定される(ステップS209)。前述した内容から分かるように、Npdは(2N+1)に設定されている。外乱回避部5eは、今回の故障判定回数Ntrが第(2N+1)回目まで至っていない場合、センサ故障検出部5dに、圧力センサ3a、3bを故障と判定することを留保させる。
外乱回避部5eは、再び、ステップS204へと戻り、Ntrを1だけインクリメントした後、再度、圧力Data(nR)、Data(nL)の検出を実行させる。検出された圧力Data(nR)、Data(nL)をそれぞれ平均化した右検出平均値Ravおよび左検出平均値Lavを用いて、左右検出差演算部5cが再度、左右検出差|Rav−Lav|を演算し、センサ故障検出部5dが、左右検出差演算部5cにより算出された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif以上であるか否かを判定する(ステップS208)。
ステップS209において、今回の圧力センサ3a、3bの故障判定回数Ntrが、Npd(=2N+1)以上であると判定された場合、圧力センサ3a、3bの故障であると判定された後(ステップS210)、ステップS211において、エアバッグ駆動部5bによるエアバッグ装置6の作動が禁止され、本フローは終了する。
本実施形態によれば、車両用乗員保護装置1Aは、検出時点が互いに異なる2点における右ドア圧力センサ3aによる検出値Data(nR)を平均化して、右検出平均値Ravを算出し、当該2点における左ドア圧力センサ3bによる検出値Data(nL)を平均化して、左検出平均値Lavを算出する平均値演算部5hを備えている。左右検出差演算部5cは、平均値演算部5hによって算出された右検出平均値Ravと左検出平均値Lavとの差を演算して、左右検出差|Rav−Lav|を算出している。これにより、検出時点が互いに異なる2点における圧力検出値Data(nR)、Data(nL)をそれぞれ平均化して、右検出平均値Ravおよび左検出平均値Lavを算出しているため、圧力検出値のばらつきを低減することができる。したがって、圧力センサ3a、3bの故障検出の精度を向上させることができる。
また、外乱回避部5eは、左右検出差演算部5cによって初回に算出された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif以上であった場合に、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}が経過するまで、左右検出差演算部5cによって、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}よりも短い時間(Tde×2)経過ごとに、左右検出差|Rav−Lav|を繰り返して演算させ、その都度、センサ故障検出部5dによって、演算された左右検出差|Rav−Lav|を閾値Difと比較させる。そして、外乱回避部5eは、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}が経過する以前に演算された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif以上であった場合に、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bを故障と判定することを留保させる。また、外乱回避部5eは、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}が経過する以前に演算された左右検出差|Rav−Lav|が、閾値Dif未満であった時点において、センサ故障検出部5dによって、圧力センサ3a、3bは正常と判定させる。これにより、圧力センサ3a、3bが正常である場合、早期に故障検出を終了させることができ、エアバッグコントローラー5Aおよび車両用乗員保護装置1Aの負担を軽減することができる。
また、外乱回避部5eは、運転手席側ドア8aおよび助手席側ドア8bのうちの一方の閉動作による右ドア圧力センサ3aまたは左ドア圧力センサ3bへの影響が低減した後に、運転手席側ドア8aおよび助手席側ドア8bのうちの他方の閉動作が行われた場合を想定し、相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}を設定している。これにより、運転手席側ドア8aおよび助手席側ドア8bの閉動作が連続し、長い相互沈静化時間{(Tdm×2)+(Tde×2)}が発生した状況においても、右ドア圧力センサ3aまたは左ドア圧力センサ3bの故障の有無を正確に判定することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明において、乗員保護手段として、プリテンショナ付のシートベルト装置を使用し、加速度センサ2a、2b、圧力センサ3a、3bのうちのいずれかによる検出値が所定の閾値以上の場合に、シートベルトにテンションを与えて乗員を保護するようにしてもよい。
また、圧力センサ3a、3bが取り付けられる部位は、運転手席側ドア8aおよび助手席側ドア8bのみではなく、車両8の後部席ドアであってもよい。また、圧力センサ3a、3bは、車両8のスライドドアに取り付けられてもよい。
また、車両8において、エアバッグ装置6を作動させるか否かを判定するために、加速度センサ2a、2bおよび圧力センサ3a、3bに加えて、ジャイロセンサを用いてもよい。
また、実施形態2において、検出時点が互いに異なる3点以上における圧力センサ3a、3bによる検出値Data(nR)、Data(nL)をそれぞれ平均化して、右検出平均値Rav、左検出平均値Lavを算出するようにしてもよい。
また、実施形態2において、時間Tdeが経過するごとに、圧力センサ3a、3bによる検出値PSR、PSLを用いて(右検出平均値Ravおよび左検出平均値Lavを算出せずに)、左右検出差|PSR−PSL|を算出し、左右検出差|PSR−PSL|を閾値Difと比較することにより、圧力センサ3a、3bの故障を検出するようにしてもよい。
図面中、1,1Aは車両用乗員保護装置(圧力センサの故障検出装置)、3aは右ドア圧力センサ、3bは左ドア圧力センサ、4はイグニッションスイッチ、5aは検出値判定部(衝突検出手段)、5bはエアバッグ駆動部(保護駆動手段)、5cは左右検出差演算部(検出値比較手段)、5dはセンサ故障検出部(センサ故障検出手段)、5eは外乱回避部(外部影響回避手段)、5gはイニシャルチェック部(作動チェック手段)、5hは平均値演算部(平均値算出手段)、6はエアバッグ装置(乗員保護手段)、8は車両、8aは運転手席側ドア(右側ドア)、8bは助手席側ドア(左側ドア)、Difは所定の閾値、PSRは右ドア圧力センサによる検出値、PSLは左ドア圧力センサによる検出値、Ravは右検出平均値(右ドア圧力センサによる検出値)、Lavは左検出平均値(左ドア圧力センサによる検出値)、(Tde×2)は時間(所定期間)、Tdmは個別沈静化時間(沈静化時間)、{(Tdm×2)+(Tde×2)}は相互沈静化時間(沈静化時間)を示している。

Claims (7)

  1. 車両(8)の右側ドア(8a)内に設けられ、前記右側ドア内の圧力変化を検出する右ドア圧力センサ(3a)と、
    前記車両の左側ドア(8b)内に設けられ、前記左側ドア内の圧力変化を検出する左ドア圧力センサ(3b)と、
    前記右ドア圧力センサによる検出値(PSR、Rav)と、前記左ドア圧力センサによる検出値(PSL、Lav)との差を演算して、左右検出差(|PSR−PSL|、|Rav−Lav|)を算出する検出値比較手段(5c)と、
    該検出値比較手段によって算出された前記左右検出差が、所定の閾値(Dif)以上である場合に、前記右ドア圧力センサまたは前記左ドア圧力センサの故障と判定するセンサ故障検出手段(5d)と、
    を備えた圧力センサの故障検出装置(1)であって、
    前記検出値比較手段によって、初回に算出された前記左右検出差が前記閾値以上であった場合に、前記センサ故障検出手段によって、前記右ドア圧力センサまたは前記左ドア圧力センサを故障と判定することを留保させ、
    前記右側ドアの閉動作による前記右ドア圧力センサへの影響または前記左側ドアの閉動作による前記左ドア圧力センサへの影響が低減する所定の沈静化時間(Tdm、{(Tdm×2)+(Tde×2)})経過後に、前記検出値比較手段によって、再度、前記左右検出差を演算させた後、前記センサ故障検出手段によって、再度演算された前記左右検出差を前記閾値と比較させた結果、前記閾値以上である場合に、前記右ドア圧力センサまたは前記左ドア圧力センサの故障と判定させる外部影響回避手段(5e)を備えた圧力センサの故障検出装置。
  2. 前記検出値比較手段は、
    前記車両のイグニッションスイッチ(4)がオンされた時に、初回の前記左右検出差を演算する請求項1記載の圧力センサの故障検出装置。
  3. 検出時点が互いに異なる複数の点における前記右ドア圧力センサによる検出値(Data(nR))を平均化して、右検出平均値(Rav)を算出し、前記複数の点における前記左ドア圧力センサによる検出値(Data(nL))を平均化して、左検出平均値(Lav)を算出する平均値算出手段(5h)を備え、
    前記検出値比較手段は、
    前記平均値算出手段によって算出された前記右検出平均値と前記左検出平均値との差を演算して、前記左右検出差(|Rav−Lav|)を算出する請求項1または2に記載の圧力センサの故障検出装置。
  4. 前記外部影響回避手段は、
    前記検出値比較手段によって初回に算出された前記左右検出差が、前記閾値以上であった場合に、前記沈静化時間({(Tdm×2)+(Tde×2)})が経過するまで、前記検出値比較手段によって、前記沈静化時間よりも短い所定期間(Tde×2)経過ごとに、前記左右検出差を繰り返して演算させ、その都度、前記センサ故障検出手段によって、演算された前記左右検出差を前記閾値と比較させ、前記沈静化時間が経過する以前に演算された前記左右検出差が、前記閾値以上であった場合に、前記センサ故障検出手段によって、前記右ドア圧力センサまたは前記左ドア圧力センサを故障と判定することを留保させ、前記沈静化時間が経過する以前に演算された前記左右検出差が、前記閾値未満であった時点において、前記右ドア圧力センサおよび前記左ドア圧力センサは正常と判定させる請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の圧力センサの故障検出装置。
  5. 前記右ドア圧力センサおよび前記左ドア圧力センサによる検出値に基づき、前記車両が衝突したことを検出する衝突検出手段(5a)と、
    前記車両に加えられた衝撃に抗して、乗員の身体を保護する乗員保護手段(6)と、
    前記衝突検出手段によって前記車両が衝突したことを検出した場合に、前記乗員保護手段を作動させる保護駆動手段(5b)と、
    前記乗員保護手段が正常に駆動されるか否かを判定する作動チェック手段(5g)と、
    を備え、
    前記検出値比較手段は、
    前記作動チェック手段によって、前記乗員保護手段が正常に駆動されると判定された後に、初回の前記左右検出差を演算する請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の圧力センサの故障検出装置。
  6. 前記保護駆動手段は、
    前記センサ故障検出手段によって、前記右ドア圧力センサまたは前記左ドア圧力センサの故障と判定された場合、前記乗員保護手段の作動を禁止する請求項5記載の圧力センサの故障検出装置。
  7. 前記外部影響回避手段は、
    前記右側ドアおよび前記左側ドアのうちの一方の閉動作による前記右ドア圧力センサまたは前記左ドア圧力センサへの影響が低減した後に、前記右側ドアおよび前記左側ドアのうちの他方の閉動作が行われた場合に基づいて、前記沈静化時間({(Tdm×2)+(Tde×2)})を設定している請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の圧力センサの故障検出装置。
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