JP7012486B2 - 橋梁の施工方法 - Google Patents
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また、移動作業車を使用して主桁および床版を施工ブロックごとに一体に構築するため、前の施工ブロックの主桁および床版の施工を完了し、移動作業車を移動させないと次の施工ブロックの主桁および床版の施工を開始することができず、工期が長くなるという問題がある。
これにより、主桁に移動作業車を設置するために必要となる主桁に設けるPC鋼材などの量を少なくすることができる。
また、床版の施工に移動作業車を使用しないことにより、施工ブロックごとに移動作業車を移動させるサイクルを短くすることができ、工期短縮を図ることができる。
このような構成とすることにより、各施工ブロックの床版施工工程がクリティカルパスから外れるため、工期短縮を図ることができる。
このような構成とすることにより、床版をプレキャストコンクリートおよび現場打ちコンクリートのいずれかで施工することができる。これにより、本発明の橋梁の施工方法を床版の形態にかかわらず幅広く適用することができる。
このような構成とすることにより、主桁をプレキャストコンクリートおよび現場打ちコンクリートのいずれかで施工することができる。これにより、本発明の橋梁の施工方法を床版の形態にかかわらず幅広く適用することができる。
まず、本実施形態による橋梁について説明する。
図1に示すように、橋梁1は、広幅員の斜張橋で、橋梁1が延設される橋軸方向に間隔をあけて立設された複数の橋脚(不図示)と、橋脚の上部に立設された複数の塔(不図示)と、橋軸方向に隣り合う橋脚の間に橋軸直角方向に間隔をあけて架設されたプレストレストコンクリート製の一対の主桁2,2と、塔に支持され一対の主桁2,2をそれぞれ吊り支持する複数の斜材3,3…と、一対の主桁2,2間に架設されたコンクリート製の複数のクロスビーム4,4…と、複数のクロスビーム4,4…の上部に配置されるプレキャストコンクリート製の床版5と、を有している。
施工ブロックのうち、橋脚と接続される施工ブロックを第1施工ブロックとし、第1施工ブロックから橋脚から離間する方向に向かって第2施工ブロック、第3施工ブロック…とする。
本実施形態では、第n施工ブロックの主桁構築工程と、第n-1施工ブロックの床版構築工程と、を並行して行っている。
移動作業車6は、既に構築された前の施工ブロック(第n-1施工ブロック)の主桁2の上部に設けられたレール61と、レール61を走行可能な走行部62と、走行部62に支持され第n-1施工ブロックの主桁2からこれから構築する施工ブロック(第n施工ブロック)の主桁2側に突出した上側フレーム63と、上側フレーム63に吊り支持された下側フレーム64と、下側フレーム64の上に設けられた作業足場65および1つの施工ブロック分の主桁2の型枠66と、を有している。移動作業車6は、走行部62がレール61に沿って移動することにより、レール61以外の部分がレール61に沿って移動するように構成されている。このレール61に沿って移動可能な部分を移動部67とする。
移動作業車6は、構築される一対の主桁2,2のそれぞれに1台ずつ使用される。
門形クレーン7は、既に構築された施工ブロック(第n-1施工ブロック)の一対の主桁2,2の上部に設けられた一対のレール71,71と、一対のレール71,71のそれぞれを走行可能で上方に延びる一対の脚部72,72と、一対の脚部72,72に架設される梁部73と、梁部73に設けられたクレーン74と、を有している。一対の脚部72,72は、施工される第n-1施工ブロックの床版5の橋軸直交方向の両側に配置され、梁部73は、施工される第n-1施工ブロックの床版5の上部に配置されている。
門形クレーン7は、一対の脚部72,72がレール71,71に沿って移動することにより、レール71,71以外の部分がレール71,71に沿って移動するように構成されている。このレール71,71に沿って移動可能な部分を移動部75とする。
図2および3に戻り、クロスビーム4が一対の主桁2,2と連結されたら、門形クレーン7を使用して第n-1施工ブロックの床版5を吊り上げてクロスビーム4の上に設置する。第n施工ブロックに設置されるクロスビーム4および床版5の部材は、予め工場などで製作されてから現場に搬入されている。
このようにして、第n-1施工ブロックの床版5が構築される。
上述した本実施形態による橋梁の施工方法では、一対の主桁2,2と床版5とは別々に施工され、一対の主桁2,2は移動作業車6,6を使用して施工し、床版5は移動作業車6,6を使用せずに既に施工された施工ブロックの一対の主桁2,2に設置された門形クレーン7を使用して施工している。これにより、移動作業車6,6を使用して一対の主桁2,2および床版5を一体に施工する場合と比べて移動作業車6,6の耐荷重および大きさを小さくすることができるため、移動作業車6,6の軽量化を図ることができる。
これにより、一対の主桁2,2に移動作業車6,6を設置するために必要となる一対の主桁2,2に設ける鋼材などの量を少なくすることができる。
また、床版5の施工に移動作業車6を使用しないことにより、施工ブロックごとに移動作業車6を移動させるサイクルを短くすることができるため、工期短縮を図ることができる。
また、第n施工ブロックの床版構築工程は、第n+1施工ブロックの主桁構築工程と並行して行われていることにより、第n施工ブロックの床版構築工程がクリティカルパスから外れるため、工期短縮を図ることができる。
例えば、上記の実施形態では、第n施工ブロックの床版構築工程は、第n+1施工ブロックの主桁構築工程と並行して行われているが、並行して行われていなくてもよい。
また、上記の実施形態では、一対の主桁2,2の間に床版5が設けられているが、主桁2および床版5の数や配置、形態は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、移動作業車6は、主桁2の上側の上側フレーム63に吊り支持された下側フレーム64の上に作業足場65が設けられている吊り支持式のものであるが、図5に示す移動作業車6Bのように、主桁2の下側において支持されたフレーム64Bの上に作業足場65Bが設けられている下支え式のものであってもよい。
複数のプレキャスブロックを連結して主桁2を構成する場合は、プレキャストブロックに突起部と凹部とを形成し、このプレキャストブロックの突起部を接着剤を塗布した状態で隣接するプレキャストブロックの凹部に嵌め込み、互いに隣接するプレキャストブロックをPC鋼材で締め付けるようにしてもよい。なお、斜材3は、主桁2を構成するプレキャストブロックがPC鋼材で締め付けられた後に取り付けるようにしてもよい。
2 主桁
3 斜材
4 クロスビーム
5 床版
6 移動作業車
7 門形クレーン
Claims (4)
- 斜材に吊り支持されたプレストレストコンクリート製の主桁と、該主桁に支持されるコンクリート製の床版と、を有する橋梁の施工方法において、
橋軸方向に分割された施工ブロックごとに前記主桁を順次施工する主桁施工工程と、
前記施工ブロックごとに前記床版を順次施工する床版施工工程と、を有し、
同一の前記施工ブロックにおける前記主桁施工工程と前記床版施工工程とは、前記主桁施工工程が前記床版施工工程よりも先行して行われ、
前記主桁施工工程では、既に施工された前記施工ブロックの前記主桁に支持された移動作業車を移動させながら新たに施工する前記施工ブロックの前記主桁を施工して、前記斜材に吊り支持させ、
前記床版施工工程では、既に施工された同一の前記施工ブロックの前記主桁に設置された門形クレーンを使用して前記床版を施工することを特徴とする橋梁の施工方法。 - 連続する前記施工ブロックのうちの後に施工される前記施工ブロックの前記主桁施工工程と、先に施工される前記施工ブロックの前記床版施工工程と、を並行して行うことを特徴とする請求項1に記載の橋梁の施工方法。
- 前記床版は、プレキャストコンクリートまたは現場打ちコンクリートにより施工されることを特徴とする請求項1または2に記載の橋梁の施工方法。
- 前記主桁は、プレキャストコンクリートまたは現場打ちコンクリートにより施工されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の橋梁の施工方法。
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