JP7010416B1 - エレベータードアの安全装置 - Google Patents

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Abstract

ドアシュー下部の検知範囲を広くすることができるエレベータードアの安全装置を提供する。エレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、を備え、前記下端装置は、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器、を備えた。

Description

本開示は、エレベータードアの安全装置に関する。
特許文献1は、エレベーターのドアシューに設けられた光軸センサを備えたエレベータードアの安全装置を開示する。
日本特開平3-098984号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光軸センサの下端部は、床面から数百ミリ上部に設けられる。このため、ドアシュー下部の検知範囲は、光軸センサの下端部の分だけ狭くなる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、ドアシュー下部の検知範囲を広くすることができるエレベータードアの安全装置を提供することである。
本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、を備え、前記上端装置は、前記光ビームを受信する受光器を備え、前記下端装置は、前記光ビームを発信する投光器と、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器と、を備えた。
また、本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、を備え、前記下端装置は、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器と、前記光ビームが通過し、前記ドアシューから離れるにつれて下方へ傾斜した下部光通面と、を備えた。
また、本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、前記ドアシューに設けられた多光軸センサ投光器と、前記第1かごドアに設けられ、前記多光軸センサ投光器と対向する多光軸センサ受光器と、を備え、前記下端装置は、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えた。
また、本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、前記ドアシューの前縁に設けられ、前記光ビームの一部を遮る第1遮光部材と、を備え、前記下端装置は、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えた。
また、本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、前記第1かごドアに対向する第2かごドアにおいて、かご内部方向の側面に設けられた第1反射防止部材と、を備え、前記下端装置は、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えた。
また、本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、前記第1かごドアに対向する第2かごドアまたは前記第1かごドアに対向する戸当たりにおいて、前記ドアシューに対向する面に設けられた第2反射防止部材と、を備え、前記下端装置は、前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えた。
本開示によれば下端部は、ドアシューの下方に設けられ、受信した光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器、を備える。このため、エレベータードアの安全装置は、ドアシュー下部の検知範囲を広くすることができる。
実施の形態1におけるエレベータードアを示す図である。 実施の形態1におけるエレベータードアの安全装置の下端装置を示す図である。 実施の形態1におけるエレベータードアの安全装置の下端装置と誘導治具とを示す図である。 実施の形態1におけるエレベータードアの第1遮光部材の有無による差異を示す図である。 実施の形態1におけるエレベータードアの閉動作時の第1反射防止部材を示す図である。 実施の形態1におけるエレベータードアの閉動作時の第2反射防止部材を示す図である。 実施の形態1におけるエレベータードアの1組の光軸センサの変形例である。 実施の形態1におけるエレベータードアの誘導治具の設置位置の変形例である。 実施の形態1におけるエレベータードアの変形例である。 実施の形態2におけるエレベータードアを示す図である。 実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置である。 実施の形態2におけるエレベータードアの反射材である。 実施の形態2におけるエレベータードアの安全装置のプリズムの変形例である。 実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置の第1変形例である。 実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置の第2変形例である。 実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置の第3変形例である。 実施の形態3におけるエレベータードアを示す図である。 実施の形態3におけるエレベータードアの下端装置を示す図である。 実施の形態3におけるエレベータードアの鉛直上方向から見た平面図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるエレベーターのかごドアを示す図である。
図示されないかごは、図示されない昇降路の内部に設けられる。乗降方向は、かごから乗降する方向で定義される。図1において、乗方向は、紙面手前側から奥側へ向かう方向を表す。降方向は、紙面奥側から手前側へ向かう方向を表す。
かごドア1aとかごドア1bとは、図示されないかごの出入口に設けられる。かごドア1aとかごドア1bとは、水平方向に移動することで開閉動作を行う。一方向は、水平方向のうち紙面右側方向と定義される。他方向は、水平方向のうち紙面左側方向と定義される。
例えば、ドアシュー2は、多光軸センサ投光器を備える。例えば、ドアシュー2は、光軸を発信する投光部を長手方向に複数備える。ドアシュー2は、前縁2aと後縁2bとを備える。
ドアシュー2は、かごドア1aに設けられる。ドアシュー2は、かごドア1aの一方向側に突出するように設けられる。例えば、ドアシュー2は、かごドア1bに対して多光軸センサの光軸を照射するように設けられる。
前縁2aは、ドアシュー2において、一方向に位置する辺および面を表す領域である。例えば、前縁2aは、多光軸センサの複数の投光部を備える。
後縁2bは、ドアシュー2において、他方向に位置する辺および面を表す領域である。
例えば、多光軸センサ受光器3は、かごドア1bに設けられる。例えば、多光軸センサ受光器3は、かごドア1bの他方向側に設けられる。例えば、多光軸センサ受光器3は、多光軸センサの複数の光軸を受信するように設けられる。
多光軸センサ受光器3は、多光軸センサ投光器の複数の光軸を受信する。例えば、多光軸センサ受光器3は、当該複数の光軸のうちいずれかの光軸を受信しない場合、障害物ありの検知信号を発信する。多光軸センサは、ドアシュー2に設けられた多光軸センサ投光器と多光軸センサ受光器3とを備える。
例えば、制御器4は、内部に電子回路を用いた制御機構を備える。例えば、制御器4は、図示されないかご上部に設けられる。例えば、制御器4は、図示されないかごドア駆動装置を介して、かごドア1aとかごドア1bとの開閉動作を制御する。
例えば、制御器4は、多光軸センサ受光器3と電気的に接続される。例えば、制御器4は、かごドア閉動作中に障害物ありの検知信号を受信した場合、かごドア1aとかごドア1bとの開動作を行う。
1組の光軸センサ30aは、上端装置31aと下端装置33aとを備える。1組の光軸センサ30aは、ドアシュー2に着脱自在に設けられる。例えば、1組の光軸センサ30aは、上端装置31aと下端装置33aとの間に光ビーム50aを形成する。1組の光軸センサ30aは、上端装置31aと下端装置33aとの間に光軸50を形成する。光軸50は、1組の光軸センサ30aが形成する光ビーム50aの横断面の中で最も光束密度の高い領域と定義される。即ち、光ビーム50aは、光軸50を包含する。例えば、1組の光軸センサ30aは、前縁2aの近傍に光軸50を形成する。
例えば、上端装置31aは、直方体の形状を備える。上端装置31aは、上部光通面32aを備える。例えば、上端装置31aは、受光器35aを備える。
上端装置31aは、ドアシュー2の上面に設けられる。上端装置31aは、上部光通面32aが下面になるよう設けられる。上端装置31aは、ドアシュー2から前縁2a方向に上部光通面32aが突き出すよう設けられる。例えば、上端装置31aは、制御器4と電気的に接続される。
例えば、上端装置31aは、上部光通面32aを通過した光軸50を受信する。例えば、上端装置31aは、光軸50を受信しない場合、障害物ありの検知信号を制御器4へ発信する。
下端装置33aは、下部光通面34aを備える。例えば、下端装置33aは、投光器36aを備える。
下端装置33aは、ドアシュー2の下面に設けられる。下端装置33aは、下部光通面34aが上方を向くよう設けられる。下端装置33aは、ドアシュー2から前縁2a方向に下部光通面34aが突き出すよう設けられる。下端装置33aは、下部光通面34aが一方向へ向かって鉛直下方向に傾斜するよう設けられる。
例えば、下端装置33aは、下部光通面34aを通過させて光軸50を発信する。
第1遮光部材10は、前縁2aに設けられる。例えば、第1遮光部材10は、光軸50のうち前縁2aに近い領域の一部を遮る。
第1反射防止部材11は、かごドア1bに設けられる。第1反射防止部材11は、かごドア1bの乗方向の側面に設けられる。例えば、第1反射防止部材11は、かごドア1bの鉛直方向中央に設けられる。
第1反射防止部材11は、迷光部がかごドア1bの乗方向の側面に反射することを抑制する。迷光部は、光ビーム50aのうち光軸50から離れた領域を表す。
例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3に設けられる。例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3において他方向の側面に設けられる。例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3の鉛直方向中央に設けられる。
第2反射防止部材12は、迷光部が多光軸センサ受光器3に反射することを抑制する。
例えば、誘導治具13は、傾斜面を備える。誘導治具13は、かごドア1bの下端に設けられる。誘導治具13は、かごドア1bの他方向側に設けられる。誘導治具13は、当該傾斜面が他方向へ向かって鉛直下方向に傾斜するよう設けられる。例えば、誘導治具13は、下面が図示されないかご床になるべく近づくように設けられる。
例えば、エレベータードアの安全装置100は、かごドア1aとかごドア1bとドアシュー2と多光軸センサと制御器4と第1遮光部材10と第1反射防止部材11と第2反射防止部材12と誘導治具13と1組の光軸センサ30aとを備える。例えば、安全装置100は、以下のような動作を行うことで、人と物とがかごドアへの挟まれることを抑制する。
かごドア1a、1bが閉動作を開始してから完了するまでの間に、図示されない利用者がかごの出入口を横切った場合、多光軸センサのいずれかの光軸は、当該利用者によって遮られる。この場合、多光軸センサ受光器3のいずれかの受光部は、光軸を検知しない。
多光軸センサ受光器3のいずれかの受光部が光軸を検知しない場合、多光軸センサ受光器3は、障害物ありの検知信号を制御器4へ送信する。
制御器4は、障害物ありの検知信号を受信する。その後、制御器4は、かごドア1aとかごドア1bとの開動作を行う。このため、安全装置100は、当該利用者がかごドア1aとかごドア1bとに挟まれることを抑制する。
例えば、かごドア1a、1bが閉動作を開始してから完了するまでの間に、紐がドアシュー2の前縁2aと接触した場合、光軸50は、当該紐によって遮られる。この場合、上端装置31aは、光軸50を検知しない。
上端装置31aが光軸50を検知しない場合、上端装置31aは、障害物ありの検知信号を制御器4へ送信する。
制御器4は、障害物ありの検知信号を受信する。その後、制御器4は、かごドア1aとかごドア1bとの開動作を行う。このため、例えば、安全装置100は、紐がかごドア1aとかごドア1bとに挟まれることを抑制する。
次に、図2を用いて、下端装置33aの下部光通面34aに関して説明する。
図2は実施の形態1におけるエレベータードアの安全装置の下端装置を示す図である。
図2に示されるように、下端装置33aは、下部光通面34aが水平方向に対して傾斜するように設けられる。
光軸50は、下部光通面34aを通過して形成される。
例えば、下部光通面34aは、ゴミ61の堆積を抑制する程度の傾斜をもって設けられる。例えば、ゴミ61は、埃、土、糸くず等であることが想定される。
次に、図3を用いて、かごドア1a、1bが閉動作をする際の、誘導治具13の傾斜面と下部光通面34aとの作用に関して説明する。
図3は実施の形態1におけるエレベータードアの安全装置の下端装置と誘導治具とを示す図である。
図3に示されるように、誘導治具13は、傾斜面が水平方向に対して傾斜するようにかごドア1bに設けられる。
例えば、かごドア1aとかごドア1bとが閉動作を行う際に紐60が図示されないかご床に近い位置に存在する場合、誘導治具13の傾斜面は、閉動作に伴って紐60を上方向へ押し上げる。例えば、下部光通面34aは、閉動作に伴って紐60を上方向へ押し上げる。
その後、紐60は、光軸50を遮る位置まで移動される。このため、安全装置100は、かご床に近い位置に存在する紐60を検知する。
次に、図4を用いて、第1遮光部材10の作用に関して説明する。
図4は実施の形態1におけるエレベータードアの第1遮光部材の有無による差異を示す図である。
図4のAは、実施の形態1の安全装置100を示す図である。図4に示されるように、例えば、紐60がドアシュー2に接触した際、紐60は、前縁2aの両端を支点としてたわむことで、一方向へ山型の形状に変形する可能性がある。例えば、第1遮光部材10は、たわんだ紐60と前縁2aとの隙間と同じ広さだけ前縁2aから突出するように設けられる。例えば、第1遮光部材10は、たわんだ紐60と第1遮光部材10によって、光軸50を遮ることができるように設けられる。
図4のBは、比較例として、第1遮光部材10を備えない安全装置100を示す図である。比較例において、たわんだ紐60は、光軸50を一部分のみ遮る。光軸50の遮られていない領域は、上端装置31aに検知される。このため、上端装置31aは、障害物ありの検知信号を送信しない。
次に、図5を用いて、第1反射防止部材11に関して説明する。
図5は実施の形態1におけるエレベータードアの閉動作時の第1反射防止部材を示す図である。
図5のAは、実施の形態1の安全装置100を示す図である。図5のAに示されるように、例えば、第1反射防止部材11は、かごドア1bの鉛直方向中央に設けられる。例えば、第1反射防止部材11は、多光軸センサ受光器3の動作に支障が無いように設けられる。第1反射防止部材11は、第1迷光部51がかごドア1bに反射することを抑制する。第1迷光部51は、光ビーム50aのうち降方向端部の領域である。
図5のBは、比較例として、第1反射防止部材11を備えない安全装置100を示す図である。比較例において、例えば、第1迷光部51は、かごドア1bに反射する。上端装置31aは、反射した第1迷光部51を検知する。このため、障害物の有無にかかわらず、上端装置31aは、障害物ありの検知信号を送信しない。
次に、図6を用いて、第2反射防止部材12に関して説明する。
図6は実施の形態1におけるエレベータードアの閉動作時の第2反射防止部材を示す図である。
図6において、例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3の鉛直方向中央に設けられる。例えば、閉動作によってドアシュー2と多光軸センサ受光器3との距離が近くなった場合、第2反射防止部材12は、光ビーム50aのうち水平方向端部である第2迷光部52が多光軸センサ受光器3に反射することを抑制する。
以上で説明した実施の形態1によれば、エレベータードアは、第1かごドアとして、かごドア1aを備える。エレベータードアは、第2かごドアとして、かごドア1bを備える。1組の光軸センサ30aは、上端装置31aと下端装置33aとを備える。上端装置31aは、ドアシュー2の上端に設けられる。下端装置33aは、ドアシュー2の下端に設けられる。下端装置33aは、上端装置31aとの間に光ビーム50aを形成する。1組の光軸センサ30aが障害物ありの検知信号を送信した場合、安全装置100は、かごドア1aとかごドア1bとを開方向に移動させる。下端装置33aは、光ビーム50aが通過する下部光通面34aを備える。下部光通面34aは、ドアシュー2から離れるにつれて鉛直下方向へ傾斜するように設けられる。このため、下部光通面34aは、閉動作に伴って紐60を上方向へ押し上げることができる。その結果、安全装置100は、床面付近の紐状の障害物を検知できる。また、下部光通面34aは、上面にゴミ61が堆積することを抑制することが出来る。
また、上端装置31aは、受光器35aを備える。下端装置33aは、投光器36aを備える。1組の光軸センサ30aは、下端装置33aから上端装置31aへ向かう光ビーム50aと光軸50とを形成する。このため、光ビーム50aは、下方へ向かうにつれて収束する。その結果、安全装置100は、下方に存在する障害物の検知能力を向上することができる。
また、1組の光軸センサ30aは、受光器35aを下方に備えてもよい。1組の光軸センサ30aは、投光器36aを上方に備えてもよい。即ち、上端装置31aは、投光器36aを備える。下端装置33aは、受光器35aを備える。この場合、下端装置33aは、障害物ありの検知信号を制御器4へ発信する。その結果、安全装置100は、上方に存在する障害物の検知能力を向上することができる。
また、上端装置31aと下端装置33aとは、ドアシュー2に着脱自在に設けられる。その結果、安全装置100は、1組の光軸センサ30aが保守整備される際の作業性を向上することができる。
また、ドアシュー2は、多光軸センサ投光器を備える。多光軸センサ受光器3は、かごドア1bに、多光軸センサ投光器と対向するように設けられる。即ち、安全装置100は、多光軸センサを備える。このため、安全装置100は、障害物に接触することなく、障害物ありの検知を行うことができる。
また、第1遮光部材10は、ドアシュー2に設けられる。第1遮光部材10は、光ビーム50aのうち前縁2aに近い領域の一部を遮る。このため、第1遮光部材10は、紐60がたわんだ場合に通過する光軸50の一部を遮ることができる。その結果、安全装置100は、障害物の検知精度を向上することができる。
また、第1反射防止部材11は、かごドア1bの乗方向の側面に設けられる。即ち、第1反射防止部材11は、かごドア1bのかご内部方向の側面に設けられる。このため、第1反射防止部材11は、降方向の第1迷光部51がかごドア1bに反射することを抑制することができる。その結果、安全装置100は、障害物の検知精度を向上することができる。
また、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3の他方向の側面に、ドアシュー2に対向するように設けられる。このため、第2反射防止部材12は、水平方向の第2迷光部52が多光軸センサ受光器3に反射することを抑制することができる。その結果、安全装置100は、障害物の検知精度を向上することができる。
また、誘導治具13は、かごドア1bの下端に設けられる。誘導治具13は、傾斜面が他方向へ向かって鉛直下方向に傾斜するよう設けられる。このため、誘導治具13は、閉動作に伴って紐60を上方向へ押し上げることができる。その結果、安全装置100は、下方に存在する紐60の検知能力を向上することが出来る。
次に、図7を用いて、1組の光軸センサ30aにおける受光器35aと投光器36aの変形例を説明する。
図7は実施の形態1におけるエレベータードアの光軸センサ30aの変形例である。
図7に示されるように、実施の形態1の光軸センサ30aの変形例において、上端装置31aは、受光器35aと投光器36aとを備える。下端装置33aは、反射体37aを備える。例えば、下部光通面34aは、反射体37aを備える。
例えば、反射体37aは、光再帰性を有する表面を備える。反射体37aは、当該表面において、光が入射する方向に当該光を反射する。
上端装置31aの投光器36aは、光軸50を出射する。その後、光軸50は、下端装置33aにおいて反射される。反射光軸53は、上端装置の受光器35aに受信される。反射光軸53は、光軸50が下端装置33aで反射された後の光軸である。
以上で説明した実施の形態1の光軸センサ30aの変形例によれば、上端装置31aは、受光器35aと投光器36aとを備える。下端装置33aは、反射体37aを備える。上端装置31aから出射された光軸50は、下端装置33aで反射する。反射光軸53は、上端装置31aの受光器35aに受信される。このため、下端装置33aは、実施の形態1の下端装置33aと比べ、小型化することができる。また、1組の光軸センサ30aは、光ビーム50aと反射光軸53とを用いて、障害物を検知することができる。このため、安全装置100は、障害物の検知精度を向上することができる。
なお、ドアシュー2は、機械式でもよい。例えば、かごドア1aは、ドアシュー2がかごドア1aに対して閉方向に相対移動することで、開動作を行う。
次に、図8を用いて、誘導治具13の設置位置の変形例を説明する。
図8は実施の形態1におけるエレベータードアの誘導治具の設置位置の変形例である。
図8に示されるように、誘導治具13は、かごドア1bの下端に設けられる。誘導治具13は、かご敷居の溝の領域に、下部が存在するように設けられる。誘導治具13は、かごドア1bが移動した場合、かご敷居の溝の領域を移動する。
図示されないかごドア1aの下部は、図示されない切欠を備える。当該切欠は、かごドア1aとかごドア1bとが全閉である場合、誘導治具13を内部に格納する。
以上で説明した実施の形態1における誘導治具の設置位置の変形例において、誘導治具13の下部は、かご敷居の溝の領域に存在する。かごドア1bが移動した場合、誘導治具13は、かご敷居の溝の領域を移動する。このため、誘導治具13は、床面に接する障害物を上方向に押し上げることが出来る。その結果、安全装置100は、障害物の検知能力を向上することができる。
なお、誘導治具13は、かごドア1bに設けられるものに加えて、かごドア1aに設けられてもよい。
例えば、安全装置100は、2つの誘導治具13を備える。2つの誘導治具13のうち一方は、かごドア1bに設けられる。図9には図示されない2つの誘導治具13のうち他方は、かごドア1aの下端の一方向側に設けられる。2つの誘導治具13のうち他方は、傾斜面が一方向へ向かって鉛直方向に傾斜するよう設けられる。2つの誘導治具13のうち他方は、かごドア1aとかごドア1bとが全閉状態の場合、2つの誘導治具13のうち一方と物理的に干渉しない位置に設けられる。
このため、2つの誘導治具13は、下方に存在する障害物を上方向に押し上げることができる。その結果、安全装置100は、下方に存在する障害物の検知能力を向上することができる。
次に、図9を用いて、片開きドア方式における安全装置100の設置例を説明する。
図9は実施の形態1におけるエレベータードアの変形例である。
図9に示されるように、エレベータードアは、片開き方式である。例えば、エレベータードアは、2S方式である。エレベータードアは、かごドア1cと戸当たり5とを備える。
かごドア1cは、図示されないかごの出入口に設けられる。かごドア1cは、水平方向に移動することで開閉動作を行う。かごドア1cは、ドアシュー2を備える。かごドア1cの一側端は、全閉状態において、エレベータードアの収容空間に格納される。
例えば、戸当たり5は、棒状部材である。例えば、戸当たり5は、戸当たり柱によって、かごに接続される。戸当たり5は、収容空間に設けられる。戸当たり5は、かごドア1cに対向するよう設けられる。例えば、戸当たり5は、かごドア1cが全閉状態の場合、ドアシュー2に接する。
例えば、ドアシュー2は、多光軸センサ投光器を備える。例えば、ドアシュー2は、光軸を発信する投光部を長手方向に複数備える。
ドアシュー2は、かごドア1cの一方向側に突出するように設けられる。例えば、ドアシュー2は、戸当たり5に対して多光軸センサの光軸を照射するように設けられる。
例えば、多光軸センサ受光器3は、戸当たり5に設けられる。例えば、多光軸センサ受光器3は、戸当たり5の他方向側に設けられる。例えば、多光軸センサ受光器3は、多光軸センサの複数の光軸を受信するように設けられる。
1組の光軸センサ30aは、上端装置31aと下端装置33aとを備える。1組の光軸センサ30aは、ドアシュー2に着脱自在に設けられる。
第1反射防止部材11は、かご側面の収容空間乗方向に設けられる。第1反射防止部材11は、戸当たり5よりも他方向側に設けられる。例えば、第1反射防止部材11は、かごドア1cの鉛直方向中央と同じ高さに設けられる。
例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3に設けられる。例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3において他方向の側面に設けられる。例えば、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3の鉛直方向中央に設けられる。
誘導治具13は、傾斜面が水平方向に対して傾斜するように、戸当たり5の下端に設けられる。例えば、誘導治具13は、戸当たり5の他方向側に設けられる。誘導治具13は、当該傾斜面が他方向へ向かって鉛直下方向に傾斜するよう設けられる。例えば、誘導治具13は、下部が図示されないかご敷居の領域に存在するように設けられる。例えば、誘導治具13は、傾斜面がかごの出入口の一部に存在するように設けられる。例えば、誘導治具13は、かごドア1cが全閉状態の場合、かごドア1cの下部に設けられた切欠に格納される。
以上で説明した実施の形態1のエレベータードアの変形例において、エレベータードアは、戸当たり5を備える。第1反射防止部材11は、かご側面の収容空間乗方向に設けられる。このため、第1反射防止部材11は、図9には図示されない第1迷光部51がかご側面に反射することを抑制することができる。その結果、安全装置100は、障害物の検知精度を向上することができる。
また、第2反射防止部材12は、多光軸センサ受光器3の他方向の側面に、ドアシュー2に対向するように設けられる。このため、第2反射防止部材12は、水平方向の第2迷光部52が多光軸センサ受光器3に反射することを抑制することができる。その結果、安全装置100は、障害物の検知精度を向上することができる。
また、誘導治具13は、戸当たり5の下端に設けられる。誘導治具13は、傾斜面が他方向へ向かって鉛直下方向に傾斜するよう設けられる。このため、誘導治具13は、閉動作に伴って、障害物として、図9には図示されない紐60を上方向へ押し上げることができる。その結果、安全装置100は、下方に存在する紐60の検知能力を向上することが出来る。
なお、ドアシュー2は、機械式でもよい。例えば、かごドア1cは、ドアシュー2がかごドア1cに対して閉方向に相対移動することで、開動作を行う。ドアシュー2が機械式である場合、第2反射防止部材12は、戸当たり5に設けられる。
なお、誘導治具13は、戸当たり5に設けられるものに加えて、かごドア1cに設けられてもよい。
例えば、安全装置100は、2つの誘導治具13を備える。2つの誘導治具13のうち一方は、戸当たり5に設けられる。図9には図示されない2つの誘導治具13のうち他方は、かごドア1cの下端の一方向側に設けられる。2つの誘導治具13のうち他方は、傾斜面が一方向へ向かって鉛直方向に傾斜するよう設けられる。2つの誘導治具13のうち他方は、かごドア1cが全閉状態の場合、2つの誘導治具13のうち一方と物理的に干渉しない位置に設けられる。
このため、2つの誘導治具13は、下方に存在する障害物を上方向に押し上げることができる。その結果、安全装置100は、下方に存在する障害物の検知能力を向上することができる。
実施の形態2.
図10は実施の形態2におけるエレベータードアを示す図である。なお、実施の形態1の部分と同一または相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図10に示されるように、安全装置100は、1組の光軸センサ30bを備える。1組の光軸センサ30bは、上端装置31bと下端装置33bとを備える。1組の光軸センサ30bは、上端装置31bと下端装置33bとの間に光ビーム50aを形成する。1組の光軸センサ30bは、上端装置31bと下端装置33bとの間に光軸50を形成する。
例えば、上端装置31bは、実施の形態1の上端装置31aと同様の構成を備える。
下端装置33bは、下部光通面34bと投光器36bと導光器40とを備える。
例えば、下端装置33bは、ドアシュー2の下面に設けられる。例えば、下端装置33bは、ドアシュー2の下面と後縁2bとに接続される。下端装置33bは、下部光通面34bが上方を向くように設けられる。例えば、下端装置33bは、下部光通面34bが水平面から45度以上の角度を持つように設けられる。
例えば、投光器36bは、後縁2bに接続される。
例えば、導光器40は、ドアシュー2の下方に位置する。例えば、導光器40は、下部光通面34bに接続される。導光器40は、受信した光ビーム50aの進行方向を鉛直上方へ変化させる。
次に、図11を用いて、下端装置33bにおける投光器36bと導光器40とを説明する。
図11は実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置である。
図11に示されるように、投光器36bは、後縁2bに接続される。例えば、投光器36bは、鉛直下方向に光ビーム50aを照射する。
例えば、導光器40は、レンズ41と反射材42とを備える。導光器40は、ドアシュー2の下方に設けられる。
例えば、レンズ41は、凸レンズである。レンズ41は、凸型面が投光器36bと対向するように設けられる。例えば、レンズ41の光軸は、光軸50と一致するように設けられる。例えば、レンズ41は、焦点が投光器36bの光源と一致するように設けられる。
例えば、反射材42は、プリズムを備える。反射材42は、内部に光を通過させる。反射材42は、内壁で光を反射させることで、光の進行方向を変える。
例えば、反射材42は、下端装置33bの内部に設けられる。例えば、反射材42の他方向の端部は、レンズ41の下方に設けられる。例えば、反射材42の一方向の端部は、下部光通面34bに接続される。反射材42は、光軸50が直上へ出射されるよう設けられる。
投光器36bから出射された光ビーム50aは、レンズ41と反射材42と下部光通面34bとを通過する。その後、光ビーム50aは、下端装置33aから出射される。
投光器36aは、鉛直下方向へ光ビーム50aを出射する。投光器36aは、光ビーム50aを放射状に出射する。
光ビーム50aは、レンズ41に入射する。例えば、光ビーム50aは、レンズ41にコリメートされる。「コリメートされる」とは、複数の光線の角度を平行に揃えられること、と定義される。従って、光ビーム50aは、レンズ41から下方向に平行に出射される。その後、光ビーム50aは、反射材42に入射する。
光ビーム50aは、反射材42の内部において、進行方向を変えられる。光ビーム50aは、反射材42の内部を前縁2aの方向へ進行する。その後、光ビーム50aは、鉛直上方向へ進行する。光ビーム50aは、反射材42から鉛直上方向へ出射される。
光ビーム50aは、下部光通面34bを通過して、下端装置33bから鉛直上方向へ出射される。
次に、図12を用いて、1組の光軸センサ30bにおける導光器40の備えるプリズムの形状を説明する。
図12は実施の形態2におけるエレベータードアの導光器である。
図12に示されるように、例えば、反射材42は、プリズム42aを備える。
プリズム42aは、台形の形状を備える。プリズム42aは、等しい2つの底角を備える。例えば、プリズム42aの下底は、底角θbを備える。
プリズム42aは、上底と下底とが水平方向に平行になるように設けられる。プリズム42aは、他方向側の脚に光軸50が入射するよう設けられる。プリズム42aは、一方向側の脚から光軸50が出射されるよう設けられる。
光軸50は、入射角θ1でプリズム42aに入射する。光軸50は、出射角θ2でプリズム42aから出射する。図10に示されるように下底の2つの底角がθbで等しい場合、出射角θ2は、プリズム42aの屈折率に依らず入射角θ1に依存する。例えば、出射角θ2は、プリズム42aの屈折率に依らず入射角θ1に等しい。
以上で説明した実施の形態2によれば、エレベータードアは、第1かごドアとして、かごドア1aを備える。エレベータードアは、第2かごドアとして、かごドア1bを備える。1組の光軸センサ30bは、上端装置31bと下端装置33bとを備える。上端装置31bは、ドアシュー2の上端に設けられる。下端装置33bは、ドアシュー2の下端に設けられる。下端装置33bは、上端装置31bとの間に光ビーム50aを形成する。1組の光軸センサ30bが障害物ありの検知信号を送信した場合、安全装置100は、かごドア1aとかごドア1bとを開方向に移動させる。下端装置33bは、導光器40を備える。導光器40は、ドアシュー2の下方に設けられる。導光器40は、受信した光ビーム50aの進行方向を鉛直上方向へ変化させる。このため、投光器36bは、ドアシュー2の前縁2a付近以外の部分に設けられることができる。即ち、下端装置33bの突き出した部位は、小型化されることができる。ドアシュー2は、より下方に設けられることができる。その結果、安全装置100は、ドアシュー下部の検知範囲を広くすることができる。
また、上端装置31bは、受光器35bを備える。下端装置33bは、投光器36bを備える。1組の光軸センサ30bは、下端装置33bから上端装置31bへ向かう光ビーム50aと光軸50とを形成する。このため、光ビーム50aは、下方へ向かうにつれて収束する。その結果、安全装置100は、下方に存在する障害物の検知能力を向上することができる。
また、導光器40は、ドアシュー2から後縁2bの方向へ突き出すように設けられる。投光器36bは、後縁2bに設けられる。投光器36bは、鉛直下方向に光ビーム50aを発信するよう設けられる。このため、下端装置33bにおいて、ドアシュー2の下方に位置する領域を小さくすることができる。その結果、安全装置100は、ドアシュー2の検知範囲を広くすることができる。
また、下端装置33bは、下部光通面34bが水平面から45度以上の角度を持つように設けられる。このため、光ビーム50aの進行方向が鉛直方向に変化される場合、光ビーム50aは、水平方向に集光される。光ビーム50aの水平方向の幅は、狭くなる。その結果、安全装置100は、障害物の検知能力を向上することができる。
また、導光器40は、プリズム42aを備える。プリズム42aは、内壁で光ビーム50aを反射させることで、光ビーム50aの進行方向を変化させることが出来る。このため、投光器36bは、受光器35bの直下でない場所に設けられることができる。その結果、安全装置100は、下端装置33bのうち前縁側へ突き出た領域のサイズを小さくすることができる。
また、プリズム42aは、下底の2つの底角が等しい台形の形状の断面を備える。光軸50は、当該台形の一側の脚と他側の脚とを通過する。このため、光軸50において、プリズム42aの偏角は、プリズム42aの屈折率に依存しない。プリズム42aの偏角は、プリズム42aへの入射角によって定まる。その結果、安全装置100は、温度変化による屈折率の変化に関わらず、光軸50の位置を一定に保つことができる。
また、導光器40は、レンズ41を備える。レンズ41は、凸レンズの形状を備える。レンズ41は、投光器36bに対向する。レンズ41は、焦点が投光器36bの光源に一致するように設けられる。このため、光ビーム50aは、レンズ41にコリメートされる。その結果、安全装置100は、光ビーム50aの迷光を抑制することができる。
また、下端装置33bは、下部光通面34bを備える。下部光通面34bは、光ビーム50aを通過させる。下部光通面34bは、ドアシュー2から離れるにつれて鉛直下方向へ傾斜するように設けられる。このため、下部光通面34bは、閉動作に伴って紐60を上方向へ押し上げることができる。また、下部光通面34bは、上面にゴミ61が堆積することを抑制することが出来る。
次に、図13を用いて、プリズム42aの形状の変形例を説明する。
図13は実施の形態2におけるエレベータードアの安全装置のプリズムの変形例である。
図13に示されるように、例えば、プリズム42aは、六角形の形状を備える。プリズム42aは、角度θの向かい合う2つの角を備える。プリズム42aは、最も下方の辺において、角度θの隣り合う2つの角を備える。
光軸50は、入射角θ1でプリズム42aに入射する。光軸50は、角度θの角と角度θの角と間の2つの辺において、プリズム42aの内部に反射する。光軸50は、出射角θ2でプリズム42aから出射する。
以上で説明した実施の形態2におけるプリズムの変形例において、出射角θ2は、プリズム42aの屈折率に依らず入射角θ1に依存する。例えば、出射角θ2は、プリズム42aの屈折率に依らず入射角θ1に等しい。その結果、安全装置100は、温度変化による屈折率の変化に関わらず、光軸50の位置を一定に保つことができる。
次に、図14を用いて、1組の光軸センサ30bにおける下端装置33bの第1変形例を説明する。
図11は実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置の第1変形例である。
図14に示されるように、第1変形例において、下端装置33bは、投光器36bと導光器40とを備える。
投光器36bは、後縁2bに接続される。例えば、投光器36bは、鉛直下方向に光ビーム50aを照射する。
導光器40は、レンズ曲面付プリズム43を備える。
レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aと出射面43bとを備える。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aが投光器36bに対向するように設けられる。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aの焦点に投光器36bの光源が位置するように設けられる。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、出射面43bが下部光通面34bの下方に位置するように設けられる。
曲面43aは、凸型曲面を備える。
光ビーム50aは、曲面43aにおいてレンズ曲面付プリズム43に入射する。例えば、光ビーム50aは、曲面43aにおいてコリメートされる。その後、光ビーム50aは、レンズ曲面付プリズム43の内部を経て、出射面43bから出射する。
以上で説明した実施の形態2の第1変形例によれば、導光器40は、レンズ曲面付プリズム43を備える。レンズ曲面付プリズム43は、凸型曲面を備える。レンズ曲面付プリズム43は、凸型曲面が投光器36bと対向するように設けられる。レンズ曲面付プリズム43は、光軸50を内部で反射させることで、光軸50の進行方向を変化させる。このため、導光器40は、光ビーム50aをコリメートすることができる。その結果、安全装置100は、光ビーム50aの迷光を抑制することができる。
次に、図15を用いて、1組の光軸センサ30bにおける下端装置33bの第2変形例を説明する。
図15は実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置の第2変形例である。
図15に示されるように、第2変形例において、下端装置33bは、投光器36bと導光器40とを備える。
投光器36bは、後縁2bに接続される。投光器36bは、水平一方向に光ビーム50aを照射する。
例えば、導光器40は、レンズ曲面付プリズム43を備える。
例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aと出射面43bとを備える。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aが投光器36bに対向するように設けられる。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aの焦点に投光器36bの光源が位置するように設けられる。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、出射面43bが下部光通面34bの下方に位置するように設けられる。
例えば、曲面43aは、凸型曲面を備える。
光ビーム50aは、曲面43aにおいてレンズ曲面付プリズム43に入射する。例えば、光ビーム50aは、曲面43aにおいてコリメートされる。その後、光ビーム50aは、レンズ曲面付プリズム43の内部を経て、出射面43bから出射する。
なお、導光器40は、レンズ曲面付プリズム43を備えなくてもよい。例えば、導光器40は、曲面を持たないプリズムを備える。
以上で説明した実施の形態2の第2変形例によれば、投光器36bは、後縁2bに接続される。投光器36bは、導光器40へ向けて水平方向に進行する光ビーム50aを発信する。このため、下端装置33bは、ドアシュー2の下方に投光器36bを備えなくてよい。下端装置33bのドアシュー2の下方の部分は、小型化されることができる。その結果、ドアシュー2は、より低い位置に設けられることができる。
次に、図16を用いて、1組の光軸センサ30bにおける下端装置33bの第3変形例を説明する。
図16は実施の形態2におけるエレベータードアの下端装置の第3変形例である。
図16に示されるように、第3変形例において、下端装置33bは、投光器36bと導光器40とを備える。
投光器36bは、ドアシュー2の下方に設けられる。例えば、投光器36bは、一方向に光ビーム50aを照射する。
例えば、導光器40は、レンズ曲面付プリズム43を備える。
レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aと出射面43bとを備える。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aが投光器36bに対向するように設けられる。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、曲面43aの焦点に投光器36bの光源が位置するように設けられる。例えば、レンズ曲面付プリズム43は、出射面43bが下部光通面34bの下方に位置するように設けられる。
例えば、曲面43aは、凸型曲面を備える。
光ビーム50aは、曲面43aにおいてレンズ曲面付プリズム43に入射する。例えば、光ビーム50aは、曲面43aにおいてコリメートされる。その後、光ビーム50aは、レンズ曲面付プリズム43の内部を経て、出射面43bから出射する。
以上で説明した実施の形態2の第3変形例によれば、受光器35bは、ドアシュー2の下方に設けられる。受光器35bは、導光器40へ向けて光ビーム50aを発信する。受光器35bは、水平一方向へ光ビーム50aを発信する。このため、投光器36bは、受光器35bの直下でない場所に設けられることができる。その結果、安全装置100は、下端装置33bのうち前縁側へ突き出た領域のサイズを小さくすることができる。
なお、導光器40は、レンズ曲面付プリズム43を備えなくてもよい。例えば、導光器40は、曲面を持たないプリズムを備える。例えば、導光器40は、反射鏡を備える。
実施の形態3.
図17は実施の形態3におけるエレベータードアを示す図である。なお、実施の形態1または実施の形態2の部分と同一または相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図17に示されるように、安全装置100は、1組の光軸センサ30cと第1反射防止部材11と第2遮光部材14とを備える。1組の光軸センサ30cは、上端装置31cと下端装置33cとを備える。
1組の光軸センサ30cは、上端装置31cと下端装置33cとの間に光ビーム50aを形成する。1組の光軸センサ30cは、上端装置31cと下端装置33cとの間に光軸50を形成する。例えば、1組の光軸センサ30cは、前縁2aの近傍に光軸50を形成する。例えば、1組の光軸センサ30cは、ドアシューの端面に沿って光軸50を形成する。例えば、1組の光軸センサ30cは、前縁2aに対して降方向かつ一方向の位置に光軸50を形成する。
例えば、上端装置31cは、直方体の形状を備える。上端装置31cは、上部光通面32cを備える。例えば、上端装置31cは、受光器35cを備える。
上端装置31cは、ドアシュー2の上面に設けられる。上端装置31cは、ドアシュー2から降方向へ突き出すように設けられる。上端装置31cは、ドアシュー2から前縁2a方向に上部光通面32cが突き出すよう設けられる。上端装置31cは、上部光通面32cが下面になるよう設けられる。例えば、上端装置31cは、図示されない制御器4と電気的に接続される。
例えば、上端装置31cは、上部光通面32cを通過した光軸50を受信する。例えば、上端装置31cは、光軸50を受信しない場合、障害物ありの検知信号を図示されない制御器4へ発信する。
下端装置33cは、ドアシュー2の降方向の側面に設けられる。下端装置33cは、ドアシュー2の下方に設けられる。下端装置33cは、光軸50が下部光通面34cを通過するように設けられる。
例えば、下端装置33cは、下部光通面34cを通過させて光軸50を発信する。
例えば、第2遮光部材14は、直方体の形状を備える。例えば、第2遮光部材14の乗降方向長さは、下端装置33cの乗降方向長さに等しい。
第2遮光部材14は、ドアシュー2の降方向の側面に設けられる。第2遮光部材14は、上部光通面32cと下部光通面34cとの間に設けられる。例えば、第2遮光部材14の一方向の側面は、前縁2aと同一平面上に設けられる。例えば、第2遮光部材14は、光軸50のうち他方向側の一部の領域を遮る。
次に、図18を用いて、下端装置33cの構造を説明する。
図18は実施の形態3におけるエレベータードアの下端装置を示す図である。
図18に示されるように、下端装置33cは、下部光通面34cと投光器36cと導光器40とを備える。
投光器36cは、取付部62と金型63と基板64と光源65とを備える。例えば、投光器36cは、ドアシュー2の他方向に設けられる。
取付部62は、ドアシュー2の他方向に設けられる。取付部62の一端は、後縁2bと接続される。
例えば、金型63の断面は、水平方向に線対称の形状を備える。
金型63は、ドアシュー2の他方向に設けられる。金型63の乗方向の側面は、取付部62の他端に接続される。
例えば、基板64は、光源65を発光させるための回路を備える。基板64は、金型63の内部に設けられる。
光源65は、基板64に接続される。光源65は、基板64に制御されることで発光する。
例えば、導光器40は、レンズ41と反射材42とを備える。導光器40は、ドアシュー2の降方向の側方に設けられる。導光器40は、一端が下部光通面34cに接続される。導光器40は、他端が投光器36cに接続される。
例えば、レンズ41は、凸レンズである。レンズ41は、凸型面が投光器36cと対向するように設けられる。例えば、レンズ41の光軸は、光軸50と一致するように設けられる。例えば、レンズ41は、焦点が投光器36cの光源と一致するように設けられる。
例えば、反射材42は、プリズムを備える。反射材42は、内部に光を通過させる。反射材42は、内壁で光を反射させることで、光の進行方向を変える。
例えば、反射材42は、ドアシュー2の他方向の側面に設けられる。例えば、反射材42の他方向の端部は、レンズ41と対向する。例えば、反射材42の一方向の端部は、下部光通面34cに接続される。反射材42は、光軸50が直上へ出射されるよう設けられる。
次に、図19を用いて、安全装置100が紐60を検知する場合について説明する。
図19は実施の形態3におけるエレベータードアの鉛直上方向から見た平面図である。
図19に示されるように、例えば、紐60が図示されないかごの出入口を横切った状態でかごドア1aとかごドア1bとが閉動作を行う場合、ドアシュー2は、紐60と接する。
例えば、第2遮光部材14は、紐60と接する。このため、光軸50は、第2遮光部材14と紐60とに遮られる。図示されない受光器35cは、光軸50を検出しない。受光器35cは、障害物ありの検知信号を図示されない制御器4へ発信する。
以上で説明した実施の形態3によれば、1組の光軸センサ30cは、上端装置31cと下端装置33cとを備える。上端装置31cは、ドアシュー2の上端に設けられる。下端装置33cは、ドアシュー2の降方向の側面に設けられる。1組の光軸センサ30cは、上端装置31cと下端装置33cとの間に光ビーム50aを形成する。1組の光軸センサ30cは、ドアシュー2の端面に沿って光ビーム50aを形成する。このため、安全装置100は、ドアシュー2を取り換えることなく、1組の光軸センサ30cを設置することができる。その結果、エレベータードアの安全装置100は、既存のドアシュー2を用いて光ビーム50aを形成することができる。また、安全装置100は、1組の光軸センサ30cを安価に備えることができる。
また、上端装置31cは、受光器35cを備える。下端装置33cは、投光器36cを備える。1組の光軸センサ30cは、下端装置33cから上端装置31cへ向かう光ビーム50aと光軸50とを形成する。このため、光ビーム50aは、下方へ向かうにつれて収束する。その結果、安全装置100は、下方に存在する障害物の検知能力を向上することができる。
また、下端装置33cは、導光器40を備える。導光器40は、光ビーム50aを水平方向から鉛直上方向へ変化させる。このため、下端装置33cは、投光器36cを受光器35cの直下でない場所に設けることができる。
また、第2遮光部材14は、ドアシュー2の降方向の側面に設けられる。第2遮光部材14は、光軸50の一部を遮るよう設けられる。このため、安全装置100は、ドアシュー2に接する紐60の検知精度を向上することができる。
なお、実施の形態2または実施の形態3において、安全装置100は、かごドアの形態に依らず適用される。例えば、安全装置100は、実施の形態1と同様に、片開きドア方式のエレベーターにおいて用いられる。例えば、安全装置100は、両扉ドアシュー方式のエレベーターにおいて用いられる。
なお、実施の形態2または実施の形態3において、レンズ41は、光軸50をコリメートする働きを備えれば、凸レンズに限らない。例えば、レンズ41は、コリメータレンズである。
なお、実施の形態2または実施の形態3において、導光器40は、レンズ41を備えなくてもよい。例えば、投光器36cが指向性の高い光源を備える場合、導光器40は、レンズ41を備えない。具体的には、指向性の高い光源は、砲丸型のLED素子を使用した光源、レーザ光源などである。
以上のように、本開示に係るエレベータードアの安全装置は、エレベーターのシステムに利用できる。
1a,1b,1c かごドア、 2 ドアシュー、 2a 前縁、 2b 後縁、 3 多光軸センサ受光器、 4 制御器、 5 戸当たり、 10 第1遮光部材、 11 第1反射防止部材、 12 第2反射防止部材、 13 誘導治具、 14 第2遮光部材、 30a,30b,30c 光軸センサ、 31a,31b,31c 上端装置、 32a,32c 上部光通面、 33a,33b,33c 下端装置、 34a,34b,34c 下部光通面、 35a,35b,35c 受光器、 36a,36b,36c 投光器、 37a 反射体、 40 導光器、 41 レンズ、 42 反射材、 42a プリズム、 43 レンズ曲面付プリズム、 43a 曲面、 43b 出射面、 50 光軸、 51 第1迷光部、 52 第2迷光部、 53 反射光軸、 60 紐、 61 ゴミ、 62 取付部、 63 金型、 64 基板、 65 光源、 100 安全装置

Claims (20)

  1. エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、
    前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、
    を備え、
    前記上端装置は、前記光ビームを受信する受光器を備え、
    前記下端装置は、
    前記光ビームを発信する投光器と、
    前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器と、
    を備えたエレベータードアの安全装置。
  2. 前記投光器は、前記ドアシューの下方に設けられ、前記導光器へ向けて水平方向に進行する前記光ビームを発信する請求項に記載のエレベータードアの安全装置。
  3. 前記投光器は、前記ドアシューの後縁の方向の面に接続され、前記導光器へ向けて水平方向に進行する前記光ビームを発信する請求項に記載のエレベータードアの安全装置。
  4. 前記導光器は、前記ドアシューの後縁の方向へ突き出すように設けられ、
    前記投光器は、前記ドアシューの後縁の方向の面に設けられ、前記導光器へ向けて鉛直下方向に進行する前記光ビームを発信する請求項に記載のエレベータードアの安全装置。
  5. 前記導光器は、
    内壁に反射させることで、前記光ビームの進行方向を変化させるプリズムを備えた請求項から請求項のいずれか1項に記載のエレベータードアの安全装置。
  6. 前記プリズムは、下底の2つの底角が等しい台形の形状の断面を備え、前記光ビームが前記台形の一側の脚と他側の脚とを通過するよう設けられた請求項に記載のエレベータードアの安全装置。
  7. 前記導光器は、
    前記投光器の光源が焦点に一致するよう設けられた凸レンズを備えた請求項から請求項のいずれか1項に記載のエレベータードアの安全装置。
  8. 前記導光器は、
    前記投光器に対向する凸型曲面を備え、内部で反射させることで前記光ビームの進行方向を変化させるレンズ曲面付プリズムを備えた請求項から請求項のいずれか1項に記載のエレベータードアの安全装置。
  9. 前記下端装置は、前記光ビームが通過し、前記ドアシューから離れるにつれて下方へ傾斜した下部光通面を備えた請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
  10. エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、
    前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、
    を備え、
    前記下端装置は、
    前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器と、
    前記光ビームが通過し、前記ドアシューから離れるにつれて下方へ傾斜した下部光通面と、
    を備えたエレベータードアの安全装置。
  11. 前記上端装置と前記下端装置とは、ドアシューに着脱自在に設けられた請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
  12. 前記ドアシューに設けられた多光軸センサ投光器と、
    前記第1かごドアに対向する第2かごドアに設けられ、前記多光軸センサ投光器と対向する多光軸センサ受光器と、
    を備えた請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
  13. エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、
    前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、
    前記ドアシューに設けられた多光軸センサ投光器と、
    前記第1かごドアに対向する第2かごドアに設けられ、前記多光軸センサ投光器と対向する多光軸センサ受光器と、
    を備え、
    前記下端装置は、
    前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えたエレベータードアの安全装置。
  14. 前記ドアシューの前縁に設けられ、前記光ビームの一部を遮る第1遮光部材を備えた請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
  15. エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、
    前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、
    前記ドアシューの前縁に設けられ、前記光ビームの一部を遮る第1遮光部材と、
    を備え、
    前記下端装置は、
    前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えたエレベータードアの安全装置。
  16. 前記第1かごドアに対向する第2かごドアにおいて、かご内部方向の側面に設けられた第1反射防止部材を備えた請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
  17. エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、
    前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、
    前記第1かごドアに対向する第2かごドアにおいて、かご内部方向の側面に設けられた第1反射防止部材と、
    を備え、
    前記下端装置は、
    前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えたエレベータードアの安全装置。
  18. 前記第1かごドアに対向する第2かごドアまたは前記第1かごドアに対向する戸当たりにおいて、前記ドアシューに対向する面に設けられた第2反射防止部材を備えた請求項1から請求項17のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
  19. エレベーターの第1かごドアに設けられたドアシューの上端に設けられた上端装置と、
    前記ドアシューの下端に設けられ、前記ドアシューの端面に沿って前記上端装置との間に光ビームを形成する下端装置と、
    前記第1かごドアに対向する第2かごドアまたは前記第1かごドアに対向する戸当たりにおいて、前記ドアシューに対向する面に設けられた第2反射防止部材と、
    を備え、
    前記下端装置は、
    前記ドアシューの下方に設けられ、受信した前記光ビームの進行方向を鉛直上方へ変化させる導光器を備えたエレベータードアの安全装置。
  20. 傾斜面を備え、前記傾斜面が前記第1かごドアに近づくにつれて下方へ傾斜するように前記第1かごドアに対向する第2かごドアの下端または前記第1かごドアに対向する戸当たりの下端に設けられた誘導治具を備えた請求項1から請求項19のいずれか一項に記載のエレベータードアの安全装置。
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