JP7009856B2 - 光書込装置、およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光書込装置、およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は電子写真式の画像形成装置に関し、特に、画像データによる変調光で感光体を露光する光書込装置に関する。
光書込装置は「プリントヘッド(PH)」とも呼ばれ、プリンター、コピー機等、電子写真式の画像形成装置において感光体表面を露光し、すなわち画像データによる変調光を感光体表面の帯電領域に照射し、照射光量の変化に対応する帯電量分布、すなわち静電潜像を形成する。感光体は、画像形成装置の中に回転可能に支持されたドラムまたはベルト等の回転体の外周面を覆っている。光書込装置は感光体表面を、回転体の軸方向(以下、「主走査方向」という。)に伸びる直線状領域(以下、「1ライン」という。)ずつ露光する。各ラインの露光が感光体の回転に同期して繰り返されることにより、感光体表面には回転方向(以下、「副走査方向」という。)に露光済みのラインが連なり、静電潜像が2次元的に拡がる。
発光素子配列方式の光書込装置は、主走査方向に伸びる、発光ダイオード(LED)、半導体レーザー等、発光素子の配列とマイクロレンズアレイ(MLA)とを利用して感光体表面の1ライン全体を同時に露光する(特許文献1-5参照)。したがって、この機種は、光走査方式の機種(レーザー光をポリゴンミラー等の偏向器で周期的に偏向しながら感光体表面の1ラインを連続的に走査する機種)とは異なり、偏向器に起因する騒音がなく、発光素子から感光体までの光路長が小さい。すなわち、発光素子配列方式は光走査方式よりも静音化と小型化とに優れている。それ故、画像形成装置を特にオフィスと家庭とへ更に普及させるには、発光素子配列方式の利用が効果的である。
しかし、その反面、発光素子配列方式では発光素子間における構造、(初期の)特性のばらつき(個体差)が一定の電流量に対する発光量に差を与え、すなわち光量むらを生じさせ、感光体表面の1ラインに露光量のむらを引き起こす危険性がある。したがって、光量むらを相殺する補正が高画質化には必要である。この補正を実現する技術としては、発光量のフィードバック制御が知られている(特許文献1、2参照)。たとえば特許文献1に開示された光書込装置(露光ヘッド)は、発光量の校正において、受光素子(光センサー)を利用したフィードバック制御を行う。この受光素子はマイクロレンズの脇に、発光素子の配列が実装された基板と対向するように設置され、発光素子からの出射光のうちマイクロレンズから外れた漏れ光の一部を検出してその光量を測定する。この測定値が示す光量に基づいて発光素子からの出射光の総量が推定され、その推定値と目標値との間の差から発光素子の電流量に対する補正の割合(ゲイン)が更新される。このような発光量のフィードバック制御は、光書込装置の使用期間中、定期的に行われる。これにより、発光素子間における特性の初期のばらつきに起因する光量むらだけでなく、経年変化のばらつきに起因する光量むらも抑えられる。
特開2010-179464号公報 特開2014-172384号公報 特開2008-152040号公報 特開2008-221807号公報 特開2012-101434号公報
近年、画像形成装置に対する小型化、高画質化の要求が更に高まっている。これに伴って、発光素子配列方式の光書込装置には更なる高性能化が求められている。そのための工夫としては、たとえば有機発光ダイオード(OLED)を光源として利用することが考えられている。OLEDはLEDと比べて、黒レベルが低く、色表現力が高く、消費電力が低く、小型/薄型/軽量化が容易である点で有利である。その反面、OLEDはLEDよりも発光素子間における構造、(初期の)特性のばらつきが大きい。さらに、OLEDはLEDよりも、積算発光時間の増加に伴う発光量の低下(光量劣化)が速い。 この光量劣化の速度は発光量と発光素子の温度とに応じて変動するので、仮に初期特性が揃っていた発光素子間にも使用履歴の違いによって光量劣化に差が生じる。したがって、特にOLEDを光源として利用する場合、光書込装置はその使用期間中、受光素子を利用した発光量の校正を定期的に繰り返すことが望ましい。
しかし、発光素子配列方式には、受光素子を利用した発光量の校正の更なる高精度化、すなわち発光素子からの出射光量の推定値と目標値との間に許容される誤差の更なる縮小が難しいという問題点がある。これは次の理由に因る。発光素子間においては構造のばらつきが大きいので、受光素子までの光路長に差が生じる。この差は、仮に発光素子間で発光量が一律に揃っていても受光素子の測定値にばらつきを与え、その測定値から推定される発光素子からの出射光量に誤差を与える。この誤差により出射光量の推定値と目標値との間の差が真値よりも過大な場合、その差から決定される発光素子の電流量に対する補正の割合(ゲイン)は真に必要なレベルを超える。逆にその差が真値よりも過小な場合、ゲインは真に必要なレベルに達しない。ゲインのこのような誤差は発光量のフィードバック制御を不安定にする。特に、出射光量の目標値が大きい場合には、実際の発光量を許容上限に飽和させる危険性があり、逆にその目標値が小さい場合には、受光素子に届く光量が許容下限を下回り、受光素子を測定不能に陥らせる危険性がある。
本発明の目的は上記の課題を解決することであり、特に、発光素子間の個体差にかかわらず、受光素子を利用した発光量の校正の更なる高精度化が可能な光書込装置を提供することにある。
本発明の1つの観点における光書込装置は、変調光を用いて情報を感光体に書き込む光書込装置であって、複数個の発光素子が行列状に配置された光源パネルと、複数個の発光素子の行列に整合する形の行列状に配置された複数個の光学系の集合体であり、複数個の発光素子から出射した光を光学系ごとに分担して感光体の異なる領域に結像させる光学系配列と、書込対象の情報に従って各発光素子の発光量を変調する駆動部とを備えている。各光学系は、少なくとも光源側レンズと像側レンズとの2枚を含む複合レンズである。駆動部は、各光学系の光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙において、その光源側レンズの透過光のうちその像側レンズへの入射光以外が伝搬する光路で占められる漏れ光領域に配置された受光面を含み、その受光面に入射した光量を検出する受光素子と、各受光素子が検出した光量に基づいて各発光素子の発光量を補正する補正部とを含む。受光素子は各光学系に1個ずつ設置されており、その受光素子の受光面は、各光学系の光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙のうち漏れ光領域において、その像側レンズへの入射光が伝搬する光路を囲むように配置された円環面である。
本発明の別の観点における光書込装置は、変調光を用いて情報を感光体に書き込む光書込装置であって、複数個の発光素子が行列状に配置された光源パネルと、複数個の発光素子の行列に整合する形の行列状に配置された複数個の光学系の集合体であり、複数個の発光素子から出射した光を光学系ごとに分担して感光体の異なる領域に結像させる光学系配列と、書込対象の情報に従って各発光素子の発光量を変調する駆動部とを備えている。各光学系は、少なくとも光源側レンズと像側レンズとの2枚を含む複合レンズである。駆動部は、各光学系の光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙において、その光源側レンズの透過光のうちその像側レンズへの入射光以外が伝搬する光路で占められる漏れ光領域に配置された受光面を含み、その受光面に入射した光量を検出する受光素子と、各受光素子が検出した光量に基づいて各発光素子の発光量を補正する補正部とを含む。受光素子は、隣接する光学系の1群あたりに1個ずつ設置され、各受光素子の受光面はその光学系の1群全体にわたり、各光学系の漏れ光領域を横断している。
各光学系は、光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙に、その光源側レンズの透過光の一部を遮ってその像側レンズへの入射光を制限する絞りを更に含み、受光素子の受光面は絞りの開口部の縁に位置していてもよい。各光学系は、光源側レンズの後側焦点に絞りが配置されることにより、光源側テレセントリックであってもよい。各発光素子は有機発光ダイオードであってもよい。
本発明の1つの観点における画像形成装置は電子写真式の画像形成装置であり、感光体と、その感光体の表面を露光して静電潜像を形成する上記の光書込装置と、その静電潜像をトナーで現像する現像部と、現像部が現像したトナー像を感光体からシートへ転写する転写部とを備えている。
本発明による光書込装置は上記のとおり、光源パネルに配列された発光素子からの出射光を光学系ごとに分担させて感光体の異なる領域に結像させる。各光学系は、少なくとも光源側レンズと像側レンズとの2枚を含む複合レンズである。これらのレンズが対向する間隙のうち像側レンズへの入射光以外が伝搬する漏れ光領域に受光素子は受光面を含み、その受光面に入射した光量を検出する。受光素子のこの配置により、発光素子間で光軸方向における位置にばらつきがあっても、そのばらつきが無視できるほど発光素子から受光素子までの光路長を十分に大きく設計することが、受光素子に検出される光量を十分に大きく維持したままで可能である。その結果、この光書込装置は、発光素子間の個体差にかかわらず、受光素子を利用した発光量の校正の更なる高精度化が可能である。
(a)は、本発明の実施形態による画像形成装置の外観を示す斜視図である。(b)は、(a)の示す直線b-bに沿ったプリンターの模式的な断面図である。(c)は、(b)の示す感光体ユニットの1つの拡大図である。 (a)は、図1の(b)、(c)が示す光書込部の斜視図である。(b)は、(a)の示す直線b-bに沿った光書込部の横断面図である。(c)は、(a)の示す直線c-cに沿った光書込部の縦断面図である。 (a)は、図2が示す光源パネルと光学系配列の含む3枚のアレイとの部分的な分解組立図である。(b)は、その光源パネルの素子面のうち、1つの発光素子を含む部分の断面図である。(c)は、(a)が示す受光素子の断面図である。 (a)は、図3の(a)が示す光学系に共通の光学配置図である。(b)は、図3の(a)が示す発光素子を制御するための電子回路系統のブロック図である。 (a)は、各開口部の縁全体を囲む円環面に受光素子の受光面が設置された絞りアレイの平面図である。(b)は、各行の開口部に1個ずつ受光素子が設置された絞りアレイの平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置の外観]
図1の(a)は、本発明の実施形態による画像形成装置100の外観を示す斜視図である。この画像形成装置100はプリンターである。その筐体の上面には排紙トレイ41が設けられ、その奥に開いた排紙口42から排紙されたシートを収容する。排紙トレイ41の前方には操作パネル51が埋め込まれている。プリンター100の底部には給紙カセット11が引き出し可能に取り付けられている。
[画像形成装置の内部構造]
図1の(b)は、図1の(a)の示す直線b-bに沿ったプリンター100の模式的な断面図である。プリンター100は電子写真式のカラープリンターであり、給送部10、作像部20、定着部30、および排紙部40を含む。
給送部10は、まずピックアップローラー12を用いて、給紙カセット11に収容されたシートの束からシートSH1を1枚ずつ分離する。給送部10は次にタイミングローラー13を用いて、分離したシートを作像部20へ、その動作にタイミングを合わせて送出する。「シート」とは、紙製もしくは樹脂製の薄膜状もしくは薄板状の材料、物品、または印刷物をいう。給紙カセット11に収容可能なシートの種類すなわち紙種はたとえば、普通紙、上質紙、カラー用紙、または塗工紙であり、サイズはたとえば、A3、A4、A5、またはB4である。さらに、シートの姿勢は縦置きと横置きとのいずれにも設定可能である。
作像部20はたとえば中間体転写方式であり、タンデム配置の感光体ユニット20Y、20M、20C、20K、中間転写ベルト21、1次転写ローラー22Y、22M、22C、22K、および2次転写ローラー23を含む。中間転写ベルト21は従動プーリー21Lと駆動プーリー21Rとの間に回転可能に掛け渡されている。これらのプーリー21L、21Rの間には4つの感光体ユニット20Y-20Kと4本の1次転写ローラー22Y-22Kとが1つずつ対を成すように配置され、中間転写ベルト21を間に挟んで対向している。2次転写ローラー23は中間転写ベルト21を間に挟んで駆動プーリー21Rとニップを形成している。このニップには、タイミングローラー13から送出されたシートSH2が通紙される。
各感光体ユニット20Y-20Kでは感光体ドラム24Y、24M、24C、24Kが対向する1次転写ローラー22Y-22Kに、中間転写ベルト21を間に挟んだ状態で接触してニップを形成している。各感光体ユニット20Y-20Kは、中間転写ベルト21が(図1の(b)では反時計方向に)回転する間、その同じ表面部分が1次転写ローラー22Y-22Kと感光体ドラム24Y-24Kとの間のニップを通過する際にその表面部分に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)のうち異なる1色のトナー像を形成する。その表面部分にはこれら4色のトナー像が重ねられて1つのカラートナー像が形成される。このカラートナー像が駆動プーリー21Rと2次転写ローラー23との間のニップを通過するタイミングに合わせて、そのニップへシートSH2がタイミングローラー13から通紙される。これによりそのニップではカラートナー像が中間転写ベルト21からシートSH2へ転写される。
定着部30は、作像部20から送出されたシートSH3にトナー像を熱定着させる。具体的には、定着部30は定着ローラー31と加圧ローラー32とを回転させながらそれらの間のニップにシートSH2を通紙する。このとき、定着ローラー31はそのシートSH3の表面へ内蔵のヒーターの熱を加え、加圧ローラー32はそのシートSH3の加熱部分に対して圧力を加えて定着ローラー31へ押し付ける。定着ローラー31からの熱と加圧ローラー32からの圧力とにより、トナー像がそのシートSH3の表面に定着する。定着部30は更に定着ローラー31と加圧ローラー32との回転により、そのシートSH3を排紙部40へ送り出す。
排紙部40は、トナー像が定着したシートSH3を排紙口42から排紙トレイ41へ排紙する。具体的には、排紙部40は、排紙口42の内側に配置された排紙ローラー43を用いて、定着部30の上部から排紙口42へ移動してきたシートSH3を排紙口42の外へ送出して排紙トレイ41に載せる。
[感光体ユニットの構造とそれによる画像形成処理]
図1の(c)は、図1の(b)の示す感光体ユニットの1つ20Kの拡大図である。この感光体ユニット20Kは感光体ドラム24Kに加え、帯電部201、光書込部202、現像部203、クリーニングブレード204、およびイレーサー205を含む。これらは感光体ドラム24Kの周囲に配置され、その外周面に対して電子写真式による画像形成処理のうち定着以外、すなわち、帯電、露光、現像、転写、清掃、および除電を行う。他の感光体ユニット20Y、20M、20Cも共通の構造を含む。
感光体ドラム24Kは、外周面241が感光体で覆われたアルミニウム等の導電体製の円筒部材であり、その中心軸(図1の(c)では、感光体ドラム24Kの円形断面の中心を紙面に対して垂直に貫く軸)242のまわりを回転可能に支持されている。感光体は、露光量に依存して帯電量が変化する素材であり、アモルファスセレン、セレン合金、アモルファスシリコン等の無機材料、または複数の有機材料の積層構造(OPC)を含む。図1の(c)は示していないが、感光体ドラム24Kの中心軸242は、ギア、ベルト等、回転力の伝達機構を通して駆動モーターに接続されている。その駆動モーターからの回転力で感光体ドラム24Kが(図1の(c)では時計方向に)1回転すると、感光体の各表面部分が周囲の処理部201、202、203、204、205に順番に面してそれらの処理を受ける。
帯電部201は、感光体ドラム24Kの外周面241から間隔をおいてその軸方向に伸びるワイヤーまたは薄板形状の電極211を含む。帯電部201はこの電極211に対してたとえば負の高電圧を印加することにより、この電極211と感光体ドラム24Kの外周面241との間にコロナ放電を生じさせる。この放電が、帯電部201に面した感光体の表面部分を負に帯電させる。
光書込部202は本発明の実施形態による光書込装置であり、感光体ドラム24Kの帯電部分のうち軸方向(主走査方向)に伸びる直線状領域、すなわち1ラインを露光する。このとき、光書込部202は感光体ドラム24Kへの照射光量を、画像データが表す階調値に基づいて変調する。感光体ドラム24K上の1ラインでは照射光量が高いほど帯電量が減少するので、画像データが表す階調値分布に対応する帯電量分布、すなわち静電潜像が形成される。1ラインに対するこの露光動作を光書込部202は、感光体ドラム24Kの回転に同期して繰り返す。これにより感光体ドラム24Kの外周面にはその回転方向、すなわち副走査方向に露光済みのラインが連なり、静電潜像が2次元的に拡がる。
現像部203は感光体ドラム24K上の静電潜像をK色のトナーで現像する。具体的には、現像部203はまず2本のオーガスクリュー231、232で2成分現像剤DVLを撹拌し、そのときの摩擦で現像剤DVLの含むトナーを負に帯電させる。現像部203は次に現像ローラー233を用いて、現像剤DVLを感光体ドラム24Kとの間のニップへ搬送する。これと並行して現像部203は、現像ローラー233に対して負の高電圧を印加する。これにより、静電潜像のうち帯電量の比較的少ない領域は現像ローラー233よりも電位が上がるので、現像ローラー233の搬送する現像剤から、帯電量の減少分に応じた量のトナーが分離して付着する。こうして静電潜像がトナー像として顕在化する。
このトナー像は感光体ドラム24Kの回転に伴い、それと1次転写ローラー22Kとの間のニップへ移動する。1次転写ローラー22Kに対しては正の高電圧が印加されているので、負に帯電したトナー像が感光体ドラム24Kの外周面から中間転写ベルト21へ転写される。
クリーニングブレード204は、たとえばポリウレタンゴム等の熱硬化性樹脂から形成された薄い矩形板状の部材であり、その長さが感光体ドラム24Kの外周面241のうち感光体で覆われた部分とほぼ等しい。ブレード204の板面のうち感光体ドラム24Kの外周面241に面した方は、その長辺の1つ(エッジ)が感光体ドラム24Kの軸方向に対して平行な状態でその外周面241に接触し、その外周面241からトナー像の転写跡に残るトナーを掻き取る。こうして、その外周面が清掃される。
イレーサー205は、たとえば感光体ドラム24Kの軸方向に配列されたLEDから感光体ドラム24Kの外周面241に光を照射する。その外周面241のうち照射光を受けた部分からは残存する電荷が消失する。こうして、その外周面241が除電される。
[光書込部の構造]
図2の(a)は光書込部202の斜視図であり、(b)は、(a)の示す直線b-bに沿った光書込部202の横断面図であり、(c)は、(a)の示す直線c-cに沿った光書込部202の縦断面図である。光書込部202は発光素子配列方式であり、光源パネル310、光学系配列321、322、323、およびホルダー330を含む。
-光源パネル-
光源パネル310は細長い矩形状(たとえば幅数cm×長さ数十cm×厚さ数百μm)の透明なガラス基板または樹脂基板であり、発光領域311、封止部材312、および集積回路(IC)チップ313を含む。発光領域311は、光源パネル310の長手方向(図2ではX軸方向)においてそのほぼ全体にわたって伸びている領域であり、片側の板面314(図2では下面である。以下、「素子面」という。)に直に、LED、OLED等の固体発光素子が複数個、形成されている。これらの素子が生成する可視光または赤外線は、図2の(b)が細い実線LRYで示すように、基板310を透過して反対側の板面(図2では上面である。以下、「出射面」という。)315からその法線方向(図2ではZ軸の正方向)へ出射する。封止部材312は、たとえばガラス、または金属酸化物もしくは窒化物とポリマーとの多層構造体であり、発光領域311の素子面314を覆って外部から気密に隔離する。これにより、外気中の水分、酸素から発光素子が保護される。ICチップ313は光源パネル310の長手方向(X軸方向)に細長い矩形状であり、光源パネル310の長手方向の一端部において素子面314に実装されている。ICチップ313には発光素子に対する駆動回路が組み込まれている。
-光学系配列-
光学系配列は、図2の(b)が示すように、光源パネル310の上方に3枚の平板部材321-323を含む。いずれの平板部材321-323も板面が光源パネル310の板面とほぼ同形の細長い矩形状であり、光源パネル310の板面と平行に、かつ共通の法線方向(図2ではZ軸方向)において互いに、たとえば数cm程度の間隔を空けて配置されている。特に長手方向が光源パネル310の長手方向(X軸方向)に対して平行である。これらの平板部材は、光源パネル310に近い順に、光源側レンズアレイ321、絞りアレイ322、および像側レンズアレイ323である。
光源側レンズアレイ321と像側レンズアレイ323とはいずれも(光源パネル310の出射光に対して)透明なガラス製または樹脂製の基板(厚さ数百μm)であり、絞りアレイ322は不透明な樹脂製の基板(厚さ数-数十μm)である。光源側レンズアレイ321は上下の板面の両方に複数個のマイクロレンズ421、422を含み、像側レンズアレイ323は下側の板面にのみ複数個のマイクロレンズ423を含む。マイクロレンズ421-423はいずれも、たとえば光硬化樹脂製の平凸レンズ(周が直径数百μm-数mmの円形であり、厚さが最大で数百μmである。)であり、片側の平面をいずれかのレンズアレイ321、323の板面に固着させている。各マイクロレンズの凸面はたとえば球面の一部であり、レンズアレイ321、323の同じ板面に並ぶマイクロレンズ421-423の間では凸面の形状が等しい。絞りアレイ322は板面に複数の開口部424を含む。絞りの開口部424はいずれも周が直径数百μm-数mmの円形である。ただし、この直径はマイクロレンズ421-423の共通の直径よりも小さい。マイクロレンズ421-423と絞りの開口部424とは、3枚のアレイ321-323に共通の長手方向(X軸方向)とそれに直交する水平方向(図2ではY軸方向)との両方において光源パネル310の発光領域311と同じ範囲(図2の(b)、(c)参照。)に位置し、同形の行列(図2では、3行×数百列の2次元斜方格子であり、格子間隔は数百μm-数mmである。)を成す。各行列で同じ格子点に位置するマイクロレンズ421-423と絞りの開口部424とはそれらの中心軸(光軸)が、アレイ321-323の板面の共通法線の1つLAXと一致する(図2の(b)、(c)参照)。すなわち、これらのマイクロレンズ421-423と絞りの開口部424とが1つの光学系(複合レンズ)を構成する。このように、光学系配列321-323は、行列状に配置された複数個の光学系の集合体であり、光源パネル310からの出射光LRYを光学系ごとに分担して、感光体ドラム24Kの外周面の異なる領域に結像させる。
-ホルダー-
ホルダー330は光源パネル310の長手方向(X軸方向)に細長い矩形板状の筐体であり、たとえば樹脂から成る。ホルダー330は、片側の板面(図2では底面)には開口部331を含み、反対側の板面(図2では上面)にはスリット332を含む。開口部331とスリット332とは互いに内側の空間を連通させている。ホルダー330は、開口部331の内側には光源パネル310を収容し、スリット332の間には光学系配列321-323を挟んで保持している。スリット332の上端の開口は(光源パネル310の出射光に対して)ガラス製または樹脂製の透明板333で塞がれている。
図2の(c)が示すように、ホルダー330は底面が台部材400によって支えられている。台部材400は剛性の高い素材、たとえばステンレス鋼(SUS)等の板金で構成されている。台部材400の上面401は平面であり、光源パネル310から所定距離を隔てて光源パネル310の素子面314と平行に対向している。この上面401は、長手方向(X軸方向)の両端でホルダー330の両端を支持し、長手方向(X軸方向)に沿って伸びる両縁でホルダー330の両縁を支持している(図2の(c)は示していない)。台部材400は、その長手方向(X軸方向)が感光体ドラム24Kの軸方向、すなわち主走査方向と平行であるように、プリンター100のシャーシ(図は示していない。)に固定されている。したがって、ホルダー330、およびそれに支持された光源パネル310と光学系配列321-323との間で共通の長手方向は台部材400により、主走査方向に対して平行に維持される。台部材400は2本の位置決め部材412、413を含む。各位置決め部材412、413は、金属または硬質樹脂等、剛性の高い素材から成るピンであり、台部材400の上面401を貫通して光源パネル310に向かって(Z軸の正方向へ)突出し、先端で光源パネル310のうち発光領域311の近傍、特に封止部材312に接触している。位置決め部材412、413の突出長に応じて上面401に対する光源パネル310の位置、特に光源パネル310の出射面315から光学系配列の各アレイ321、322、323までの距離が規制される。
[発光素子の構造]
図3の(a)は、光源パネル310と光学系配列の含む3枚のアレイ321-323との部分的な分解組立図である。光源パネル310の素子面314(図3の(a)では底面)には、アレイ321-323の含む各光学系421-424の光軸LAXとの交点CRSを中心とする小領域SARごとに発光素子が一定数ずつ形成されている。すなわち、光源パネル310の素子面314には、発光素子を一定数ずつ含む小領域SARが、光学系421-424の行列と同形の行列(3行×数百列の2次元斜方格子)を成す。図3の(a)は小領域SARの拡大平面図も含む。小領域SARでは、たとえば一辺が数μm-十数μmの矩形状である発光素子316が規則的に(図3の(a)では3行×3列の2次元斜方格子状に)数十μm間隔で配置されている。同じ小領域SARに属する発光素子316が発する光は光源パネル310を透過し、その出射面315(図3の(a)では上面)から直上の同じ光学系421-424へ照射される。
図3の(b)は、光源パネル310の素子面314のうち、1つの発光素子316を含む部分の断面図である。素子面314は、光源パネルの透明基板310の板面(図3の(b)では下面)に交互に積層された複数の導電層と絶縁層とから成る。導電層は発光素子316を外部の駆動回路に接続する配線を構成している。特に透明な導電物質、たとえばITO(酸化インジウムスズ)またはIZO(酸化インジウム亜鉛)で形成された透明電極317と、アルミニウム等、光反射率の高い金属で形成された反射電極318との間に発光素子316が挟まれている。この発光素子316はOLEDであり、たとえば透明電極317と反射電極318とのいずれか陽極(アノード)である方に近い順に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、および電子注入層を厚さ数百nmの中に含む。これらが透明電極317と反射電極318との間に形成するバンド構造により、アノードとカソードとの間の電位差が閾値以上である場合、アノードからは正孔が、カソードからは電子が、それぞれ発光層へ移動して互いに再結合する。これに伴って放出されるエネルギーにより発光層内の有機物質が励起されて発光する。透明電極317と反射電極318との間を流れる電流量が多いほど、発光素子316の光LRYは強い。この光LRYは透明電極317を透過し、不透明な層の中に設けられた透光窓319を通り抜け、透明基板310を透過して出射面315から放出される。
[光学系の構造]
図3の(a)が示すとおり、光源側レンズアレイ321では上下の板面に平凸マイクロレンズ421、422の平面側が固着しているので、各光学系の光源側レンズは(厚い)両凸レンズと等価である。一方、像側レンズアレイ323では下側の板面にのみ平凸マイクロレンズ423の平面側が固着しているので、各光学系の像側レンズは(厚い)平凸レンズと等価である。
図4の(a)は、光学系配列321-323が含む光学系に共通の光学配置図である。図4の(a)が示すとおり、光源パネル310の1つの小領域SARが発した光は、光源パネル310の出射面315から光源側の両凸レンズLSLに照射される。この光源側レンズLSLは光源側レンズアレイ321の透明基板と上下1対のマイクロレンズ421、422との組み合わせを表す。光源側レンズLSLを透過した光は、その光軸LAXへ向かって進みながら、絞りアレイ322に入射する。この入射光のうち、光軸LAXを中心とする絞りの開口部424を通過した部分は像側の平凸レンズISLの凸面に照射され、絞りの開口部424から外れた部分は絞りの表面に遮られる。像側レンズISLは像側レンズアレイ323の透明基板と下面のマイクロレンズ423との組み合わせを表す。像側レンズISLの透過光は透明板333を通って感光体ドラム24Kの表面に結像する。
図4の(a)が示す光学配置では特に、光源側レンズLSLと絞りの開口部424との組み合わせが物体側テレセントリック光学系を構成している。「物体側テレセントリック光学系」とは、入射瞳を無限遠に位置させた光学系、すなわち被写体からの光が入射する曲面鏡またはレンズの後側焦点に絞りが配置された光学系をいう。図4の(a)では、光源側レンズLSLの後側焦点RFPが絞りの開口部424の中心に配置されている。この光学配置では、光源パネル310の同じ小領域SARに属するいずれの発光素子316からも、光軸LAXに平行な出射光が主光線MLR(絞りの開口部424の中心RFPを通過する光線)となる。したがって、光軸LAXの方向における感光体ドラム24Kの表面までの距離が発光素子316の間でばらついていても、光学系による各発光素子の像点IMPは光軸LAXからの距離が変わらない。
図4の(a)が示す光学配置ではまた、絞りの開口部424と像側レンズISLとの組み合わせが像側テレセントリック光学系を構成していてもよい。「像側テレセントリック光学系」とは、出射瞳を無限遠に位置させた光学系、すなわち被写体からの光を結像させる曲面鏡またはレンズの前側焦点に絞りが配置された光学系をいう。図4の(a)では、絞りの開口部424の中心RFPが像側レンズISLの前側焦点とも一致している。この光学配置では、光源パネル310の同じ小領域SARに属するいずれの発光素子316からの主光線MLR(絞りの開口部424の中心RFPを通過する光線)も、光軸LAXに平行な光線として感光体ドラム24Kの表面に照射される。したがって、感光体ドラム24Kの振動等により、光軸LAXの方向における光源パネル310から感光体ドラム24Kの表面までの距離が変動しても、光学系による各発光素子の像点IMPは光軸LAXからの距離が変わらない。
[受光素子の構造]
図3の(a)が示すように、光源側レンズアレイ321に対向する絞りアレイ322の表面(図では下面)には、各開口部424の縁に受光素子425が1個ずつ埋め込まれている。この受光素子425は、たとえば一辺が数十μm-百数十μmの矩形状の受光面を含む。図3の(c)はこの受光素子425の断面図である。受光素子425はフォトダイオードであり、半導体基板426、P型領域427、N+型領域428、陽極(アノード)429、および陰極(カソード)430を含む。半導体基板426は、シリコン(Si)等の真性半導体、またはそれにリン(P)等のドナーが注入されたN型半導体の基板である。P型領域427は、半導体基板426のうち受光面(図3の(c)では下面)431から内側へ広がる領域であり、ホウ素(B)等のアクセプターが注入されている。N+型領域428は、半導体基板426のうち受光面431とは反対側の板面から内側へ広がる領域であり、基板426の他の領域よりもリン(P)等のドナーの濃度が高く設定されている。アノード429は、受光面431の上に蒸着された導電膜であり、P型領域427を外部の電子回路に接続する配線として利用される。カソード430は、半導体基板426のうち受光面431とは反対側の板面を覆うように蒸着された導電膜であり、N+型領域428を外部の電子回路に接続する配線として利用される。
半導体基板426のうちP型領域427の外側には空乏層432が現れる。半導体基板426が真性半導体である場合、アノード429とカソード430との間に逆電圧が印加されると、空乏層432は更に拡がる。この空乏層432に、発光素子316からの光が入射すると、正孔(ホール)と電子との対が生成され、ホールはアノード429へ、電子はカソード430へ、それぞれ移動する。これらの移動が外部の電子回路には電流として検出される。空乏層432への入射光量が大きいほどホール-電子対は多いので、検出される電流量は大きい。
図4の(a)では、受光素子425は絞りの開口部424の縁に受光面を含み、その受光面に入射した光量を検出する。このように、受光素子425の受光面は、光源側レンズLSLの透過光のうち絞りの開口部424を通過する光以外、すなわち像側レンズISLへの入射光以外が伝搬する光路で占められる漏れ光領域LLR(図4の(a)の示す点状領域参照。)に位置する。これにより、受光素子425は、光源パネル310の1つの小領域SARからの出射光のうち漏れ光領域LLRへ逸れた光の一部DVRを検出する。この一部DVRの光量は、光源側レンズLSLから逸れた光量、または光源側レンズLSL等で反射されて光源パネル310の上へ戻ってきた光量よりも十分に大きい。さらに、小領域SARから絞りの開口部424の縁までの光路は、小領域SARから光源側レンズLSLの外側までの光路と、光源側レンズLSL等で反射されて光源パネル310の上へ戻ってくるまでの光路とのいずれよりも長い。したがって、光源パネル310の同じ小領域SARに属する発光素子316の間で光軸LAXの方向における位置にばらつきがあっても、そのばらつきが無視できるほど小領域SARから受光素子425までの光路を十分に長く設計することが、受光素子425の検出する光量を十分に大きく維持したままで可能である。
図4の(a)の示す光学配置では更に、光源側レンズLSLと絞りの開口部424との組み合わせが物体側テレセントリック光学系を構成している。この場合、発光素子316の間では、光軸LAXの方向における位置がばらついていても絞りの開口部424の縁RMPまでの光路長が理論上共通である。したがって、その縁RMPに受光素子425の受光面を十分に接近させることにより、その受光面までの光路長のばらつきが十分に小さく抑えられる。
これらの結果、漏れ光領域LLRに配置された受光素子425は、光源側レンズLSLの外側または光源パネル310の上に配置された従来の受光素子よりも信号対雑音比(S/N比)が高い。すなわち、受光素子の検出する光量に対し、発光素子316の間での位置のばらつきに起因する誤差が十分に小さい。
[光源制御用の電子回路系統]
図4の(b)は、発光素子316を制御するための電子回路系統のブロック図である。この系統は、発光素子316と受光素子425とに加え、選択回路510と駆動回路520とを含む。選択回路510は、光源パネル310の表面に直に形成された薄膜トランジスタ(TFT)回路であり、発光素子316を順番に駆動回路520に接続する。駆動回路520は特定用途向け集積回路(ASIC)またはプログラム可能な集積回路(FPGA)で構成され、光源パネル310の表面に直に実装されたICチップ313(図2の(c)参照。)の中に組み込まれている(chip on grass:COG)。駆動回路520は、デジタル-アナログ変換部(DAC)521、補正部522、および出力部523を含む。
DAC521はフレキシブル印刷回路基板(FPC)531を通してプリンター100内の光源制御部540に接続されており、そこからデジタルの画像データを受信する。この画像データをDAC521はアナログの輝度信号に変換して出力部523へ送る。
補正部522は各発光素子316の発光量の補正値を定期的に、たとえば、プリンター100の電源投入直後に行われる起動処理の間、または画像安定化処理の間に更新する。具体的には、補正部522はまず、絞りアレイ322の導電層とホルダー330に設置されたケーブルとで構成された配線532を通して各受光素子425から電流信号を収集する。各電流信号のレベルは、送信元の受光素子425が検出した受光量を表す。この受光量に基づいて補正部522は各発光素子316の出射光の総量を推定し、推定値と目標値との間の差から発光量の補正値を算定して出力部523へ伝える。
出力部523は、補正部522から受けた補正値に基づいて、DAC521から受けた輝度信号のレベルに対応する電流量を加減する。たとえば、補正値が電流の増幅率(ゲイン)を表す場合、出力部523はこの補正値に等しいゲインで、輝度信号のレベルに対応する電流量を増幅し、増幅された電流量を、選択回路510により接続された発光素子316へ供給する。
通常の露光動作においては、たとえば、選択回路510は光源パネル310の発光素子316を、主走査方向に並ぶ1列ずつ駆動回路520に接続し、駆動回路520はこれら1列の発光素子を同時に発光させる。選択回路510が駆動回路520への接続対象の発光素子列を副走査方向に並ぶ順番で切り換えることにより、これらの列がその順番で発光する。
発光量の補正値の更新動作においては、たとえば、選択回路510は光源パネル310の発光素子316のうち、各小領域SARから同じ格子点に位置する1個を選択してこれらを同時に駆動回路520に接続し、駆動回路520はこれらの発光素子を同時に発光させる。選択回路510が駆動回路520への接続対象の発光素子を、各小領域SARにおいてその中の配列の順番で切り換えることにより、各小領域SARに属する発光素子316がその順番で1個ずつ発光する。各小領域SARに対して受光素子425は1個ずつ設置されているので、補正部522は、小領域SARの総数と同じ個数の発光素子に対する光量の補正値を並列に算定可能である。
[実施形態の利点]
本発明の実施形態によるプリンター100では上記のとおり、各光学系が、光源側レンズLSLと像側レンズISLとの2枚を含む複合レンズであり、両レンズが対向する間隙に設置された絞りアレイ322と共に、物体側と像側との両方でテレセントリック光学系を構成している。したがって、光源パネル310の同じ小領域SARに属する発光素子316の間で光軸LAXの方向における感光体ドラム24Kの表面までの距離がばらついていても、感光体ドラム24Kの振動等により光軸LAXの方向における光源パネル310から感光体ドラム24Kの表面までの距離が変動しても、光学系による各発光素子の像点IMPは光軸LAXからの距離が変わらない。このように光書込部202は、発光素子316の間の個体差にも、光源パネル310または感光体ドラム24Y-24Kに対する振動等の外乱にも抗して、感光体ドラム24Y-24Kの表面に形成される静電潜像の歪みを抑えられる。これはプリンター100の高画質化に有利である。
光書込部202では更に上記のとおり、受光素子425が絞りの各開口部424の縁に1個ずつ配置され、光源パネル310の1つの小領域SARから出射して光源側レンズLSLを透過した光のうち漏れ光領域LLRへ逸れた光の一部DVRを検出する。この一部DVRは、光源側レンズLSLの外側への漏れ光と光源パネル310の上への戻り光とのいずれよりも十分に強く、辿った光路が十分に長い。したがって、発光素子316の間で光軸LAXの方向における位置にばらつきがあっても、そのばらつきが無視できるほど小領域SARから受光素子425までの光路を十分に長く設計することが、受光素子425の検出する光量を十分に大きく維持したままで可能である。更に光源側レンズLSLと絞りの開口部424との組み合わせが物体側テレセントリック光学系であるので、発光素子316の間では受光素子425の受光面までの光路長のばらつきが十分に小さい。これらの結果、漏れ光領域LLRに配置された受光素子425は、光源側レンズLSLの外側または光源パネル310の上に配置された従来の受光素子よりもS/N比が高い。こうして光書込部202は、発光素子316の間の個体差にかかわらず、受光素子425を利用した発光量の校正の更なる高精度化が可能である。
[変形例]
(A)図1の示す画像形成装置100は、タンデム配置の感光体ユニット20Y-20Kと中間転写ベルト21とを備えた中間体転写方式のカラープリンターである。本発明の実施形態による画像形成装置はその他に、直接転写方式のカラープリンター、モノクロプリンター、ファクシミリ機、コピー機、または複合機(MFP)であってもよい。
(B)図1の(c)が示す感光体ユニット20Kの構造は一例に過ぎない。たとえば、帯電部は、電極211を利用するコロナ放電式のもの201に代えて、ローラー等を利用する近接放電式のものであってもよい。また、クリーニングブレード204よりもイレーサー205が1次転写ローラー22Kに近くてもよい。
(C)図1の(c)ではドラム24Kの外周面241が感光体で覆われている。その他にドラム24Kに代えてベルトの外周面が感光体で覆われていてもよい。このベルトはドラム24Kと同様、帯電部、現像部、クリーニングブレード、およびイレーサーに囲まれるように配置される。ベルトが1回転すると、これらの処理部に順番に感光体の各表面部分が対向して、帯電、露光、現像、転写、清掃、および除電の各処理を受ける。
(D)図2の示す光源パネル310と光学系配列の3枚のアレイ321-324とでは、小領域SAR、マイクロレンズ421-423、および絞りの開口部424のいずれの配列も同じ3行×数百列の2次元斜方格子を成す。これらの配列はサイズ(行数、列数、間隔)が自由に変更可能であり、正方格子であってもよい。同様に、光源パネル310の各小領域SARでは発光素子316が、図3の(a)の示す3行×3列の2次元斜方格子とはサイズ(行数、列数、間隔)の異なる斜方格子状に配列されていてもよく、正方格子状に配列されていてもよい。
(E)図2の示す2枚のレンズアレイ321、323ではマイクロレンズ421-423の凸面が球面である。凸面はその他に非球面であってもよい。また、光源側レンズアレイが、片面にのみマイクロレンズを含む平凸レンズであっても、像側レンズアレイが、両面にマイクロレンズを含む両凸レンズであってもよい。さらに、レンズアレイは3枚以上であり、各光学系が3枚以上の複合レンズであってもよい。この複合レンズには凹レンズが含まれていてもよい。いずれの場合においても、光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙における漏れ光領域に受光素子の受光面が配置されていればよい。
(F)図4の(a)の示す光学配置では、光源側レンズLSLと絞りの開口部424との組み合わせが物体側テレセントリック光学系を構成している。すなわち、光源側レンズLSLの後側焦点RFPが絞りの開口部424の中心に配置されている。この配置に限らず各光学系では、光源側レンズアレイ321と像側レンズアレイ323とが間隔を空けて対向しており、それらの間隙に受光素子が配置可能でさえあればよい。この場合、受光素子に検出される光は、光源側レンズの外側への漏れ光と光源パネルへの戻り光とのいずれよりも十分に強く、辿った光路が十分に長い。したがって、発光素子間で光軸方向における位置にばらつきがあっても、そのばらつきが無視できるほど発光素子から受光素子までの光路を十分に長く設計することが、受光素子の検出する受光量を十分に大きく維持したままで可能である。
(G)図3、図4では、受光素子425の受光面は絞りの各開口部424の縁の一部に1枚ずつ設置されている。特に、図3の(c)が示すように、受光素子425の半導体基板426が絞りアレイ322の中に埋め込まれている。
その他に、絞りの各開口部424の縁の一部に矩形状の切り欠きが設けられ、その切り欠きを受光面で像側から塞ぐように受光素子が設置されてもよい。すなわち、この受光素子は、光源側レンズLSLの透過光のうち、絞りの開口部424の内側からは外れたが切り欠きは通過した光を検出する。この場合でも受光素子は、光源側レンズLSLと像側レンズISLとが対向する間隙において、光源側レンズLSLの透過光のうち像側レンズISLへの入射光以外が伝搬する光路で占められる漏れ光領域LLRに配置されていることに違いはない。
受光素子はまた、絞りの各開口部424の縁の一部に限らず、その全体に設置されてもよい。図5の(a)は、各開口部424の縁全体を囲む円環面545に受光素子の受光面が設置された絞りアレイ522の平面図である。この場合、円環面545の全体が単一の受光素子の受光面であってもよい。すなわち、円環面545の全体に図3の(c)が示す半導体基板426が埋め込まれ、かつ円環面545の全体から内側に向かってP型領域427が広がっていてもよい。その他に、円環面545に比べて十分に小さい受光面を備えた受光素子が複数個、開口部424の縁に沿って円形に並べられていてもよい。さらに、絞りアレイ322の円環面545に代えて、図4の(a)の示す光源側レンズLSLと像側レンズISLとが対向する間隙において、絞りアレイ322よりも光源側レンズLSLに近い位置で、像側レンズISLへの入射光が伝搬する光路を囲むように漏れ光領域LLRに配置された別の円環面に受光素子の受光面が設置されていてもよい。この場合も、その円環面の全体が単一の受光素子の受光面であってもよく、その円環面に比べて十分に小さい受光面を備えた受光素子が複数個、その円環面の内周に沿って円形に並べられていてもよい。いずれの場合でも、漏れ光領域LLRへ逸れた光量のうち受光素子に検出される部分が多いので、この受光素子ではS/N比が高い。その結果、受光素子の検出する光量から推定される発光素子316からの出射光の総量は精度が高い。
(H)図3の(a)の示す絞りアレイ322には、各開口部424の縁に受光素子425が1個ずつ埋め込まれている。これにより、各受光素子425は、光源パネル310が含む発光素子316のうち、1つの小領域SARに属する一定数から同じ光源側マイクロレンズ421、422を透過した光を検出する。すなわち、受光素子425は各光学系に1個ずつ備えられている。その他に、受光素子は、隣接する光学系の1群あたりに1個ずつ備えられていてもよい。
図5の(b)は、各列の開口部601、602、603、すなわち隣接する3個の開口部あたりに1個ずつ受光素子が設置された絞りアレイ622の平面図である。各列の開口部601-603は絞りアレイ622の長手方向、すなわち主走査方向(図5の(a)では左右方向)に対して傾斜した方向(図5の(a)では左斜め方向)に並んでいる。これらの開口部601-603の脇に受光素子625が設置されている。この受光素子625の細長い矩形状の受光面は、その長辺を3個の開口部601-603の縁の共通接線と一致させた状態で、3個の開口部601-603の全体にわたって絞りアレイ622を横断している。したがって、この受光素子625は、いずれの開口部601-603の内側からも外れた漏れ光の一部を検出する。
図5の(b)が示す絞りの開口部3個あたりに1個ずつ配置された受光素子625の配列は、図4の(b)が示す絞りの開口部1個あたりに1個ずつ配置された受光素子425の配列よりも、補正部522への接続に必要な配線の付設面積と部品点数とが少ない。これは光書込部202の製造工程の簡単化と製造コストの削減とに有利である。
ただし、発光量の補正値の更新動作は次のように行われる。たとえば、選択回路510は光源パネル310の発光素子316のうち、小領域SARの各列、すなわち隣接する3個の小領域SARあたりに発光素子を1個ずつ選択してこれらを同時に駆動回路520に接続し、駆動回路520はこれらの発光素子を同時に発光させる。これにより、異なる受光素子625には異なる1個の発光素子からの光が検出される。選択回路510が駆動回路520への接続対象の発光素子を小領域SARの各列において順番に切り換えることにより、小領域SARの各列に属する発光素子316がその順番で1個ずつ発光する。その結果、補正部522は、小領域SARの列数と同じ個数の発光素子に対する光量の補正値を並列に算定可能である。
本発明は、電子写真式の画像形成装置が備える光書込装置における発光素子の光量制御に関し、上記のとおり、各光学系を光源側レンズと像側レンズとの組み合わせで構成し、それらのレンズの隙間に受光素子を配置する。このように、本発明は明らかに産業上利用可能である。
100 プリンター
20Y、20M、20C、20K 感光体ユニット
24Y、24M、24C、24K 感光体ドラム
202 光書込部
310 光源パネル
311 光源パネルの発光領域
312 封止部材
313 ICチップ
314 光源パネルの素子面
315 光源パネルの出射面
316 発光素子
317 発光素子の透明電極
318 発光素子の反射電極
319 発光素子の透光窓
SAR 光源パネルの小領域
LAX 光学系の光軸
321 光源側レンズアレイ
322 絞りアレイ
323 像側レンズアレイ
330 ホルダー
421、422、423 マイクロレンズ
424 絞りの開口部
425 受光素子
426 受光素子の半導体基板
427 受光素子のP型領域
428 受光素子のN+型領域
429 受光素子のアノード
430 受光素子のカソード

Claims (6)

  1. 変調光を用いて情報を感光体に書き込む光書込装置であって、
    複数個の発光素子が行列状に配置された光源パネルと、
    前記複数個の発光素子の行列に整合する形の行列状に配置された複数個の光学系の集合体であり、前記複数個の発光素子から出射した光を光学系ごとに分担して前記感光体の異なる領域に結像させる光学系配列と、
    書込対象の情報に従って各発光素子の発光量を変調する駆動部と
    を備え、
    各光学系は、少なくとも光源側レンズと像側レンズとの2枚を含む複合レンズであり、
    前記駆動部は、
    各光学系の光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙において、当該光源側レンズの透過光のうち当該像側レンズへの入射光以外が伝搬する光路で占められる漏れ光領域に配置された受光面を含み、当該受光面に入射した光量を検出する受光素子と、
    前記受光素子が検出した光量に基づいて各発光素子の発光量を補正する補正部と
    を含み、
    前記受光素子は各光学系に1個ずつ設置されており、
    前記受光素子の受光面は、各光学系の光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙のうち前記漏れ光領域において、当該像側レンズへの入射光が伝搬する光路を囲むように配置された円環面であることを特徴とする光書込装置。
  2. 変調光を用いて情報を感光体に書き込む光書込装置であって、
    複数個の発光素子が行列状に配置された光源パネルと、
    前記複数個の発光素子の行列に整合する形の行列状に配置された複数個の光学系の集合体であり、前記複数個の発光素子から出射した光を光学系ごとに分担して前記感光体の異なる領域に結像させる光学系配列と、
    書込対象の情報に従って各発光素子の発光量を変調する駆動部と
    を備え、
    各光学系は、少なくとも光源側レンズと像側レンズとの2枚を含む複合レンズであり、
    前記駆動部は、
    各光学系の光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙において、当該光源側レンズの透過光のうち当該像側レンズへの入射光以外が伝搬する光路で占められる漏れ光領域に配置された受光面を含み、当該受光面に入射した光量を検出する受光素子と、
    前記受光素子が検出した光量に基づいて各発光素子の発光量を補正する補正部と
    を含み、
    前記受光素子は、隣接する光学系の1群あたりに1個ずつ設置され、各受光素子の受光面は当該光学系の1群全体にわたり、各光学系の漏れ光領域を横断していることを特徴とする光書込装置。
  3. 各光学系は、光源側レンズと像側レンズとが対向する間隙に、当該光源側レンズの透過光の一部を遮って当該像側レンズへの入射光を制限する絞りを更に含み、
    前記受光素子の受光面は前記絞りの開口部の縁に位置する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光書込装置。
  4. 各光学系は、光源側レンズの後側焦点に前記絞りが配置されることにより、光源側テレセントリックであることを特徴とする請求項に記載の光書込装置。
    光書込装置。
  5. 各発光素子が有機発光ダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載の光書込装置。
  6. 電子写真式の画像形成装置であり、
    感光体と、
    前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する、請求項1から請求項までのいずれかに記載の光書込装置と、
    前記静電潜像をトナーで現像する現像部と、
    前記現像部が現像したトナー像を前記感光体からシートへ転写する転写部と、
    を備えた画像形成装置。
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